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大悟への道 (旧名・名作漫画ブルース)

名作漫画の紹介 ・・・個人的な旅の記録

旅行・紀行・街(240) 静岡県静岡市 1 富士市 1 御殿場 1 駿東郡小山町 1 掛川市 1

今夜は静岡県への旅です。
思えば私の若かりし頃、雪国の田舎生活で不満や怒りが爆発しそうだった頃に出会った昔の友人が静岡県は冬は温暖で夏は涼しい、しかも晴れが多い…なんて楽園なのだと教えてくれたために私にとって住みたい土地として記憶に残っていながらも、失礼ながら旅行対象としては若干地味な印象もあり旅行時の通り道として何十回も素通りしていた静岡県。
でも近年は秘密結社員が移住した事もあって何度も訪れていますので、そろそろ振り返ってみましょう。まずは県庁所在地の静岡市へ行きましょう。ちなみに、日本の都道府県庁所在地で最大の面積なのがここ静岡市らしいですよ。

そんなわけで静岡駅へ。
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早速、ホームで見つけた"富士見そば"で、きつねうどんを頂きましょう。
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静岡県は日本本州のほぼ中央に位置していて東日本と西日本の境目であり、どっちなんだと言われる事が多い土地だと思いますが、この黒いうどんつゆを見ると少なくとも静岡市は東日本の味で出しているのが分かります。

静岡市、一歩出ればそこはさくらももこ先生、そして「ちびまる子ちゃん」の街…今年の8月15日、つまり終戦の日にさくらももこ先生が急逝されたニュースが日本中を駆け巡りましたが、私が静岡に行ったのはそれより前。東京都内に居ても大騒ぎでしたが、静岡はどうなっているのかな。
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夜の静岡駅前、まる子ちゃん横断幕…ああ、ここで知ったかぶりしてもしょうんがないので書いておくと、この通り10年以上漫画紹介のブログをやっている私ながら彼女の作風にちぃとも興味なくてスルーしていました。だから急に追悼どうのと言うつもりもありませんが、逆にこんな私でも大昔から知っているほどの凄い才能を失くし、日本中が悲しみに暮れています。
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(ちなみに静岡市は、他にも偉大な漫画家だとしりあがり寿先生を輩出していますね)

当地では、つい最近も話題になりましたが不祥事続きのスルガ銀行もあるし、
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こちらは静岡銀行。
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ところで昔、富士銀行ってあったじゃないですか。富士山のイメージが強い静岡県の銀行かと思いきや、あれは東京都の物だし現在は合併してみずほ銀行になっているのですけどね、私の世代で洋楽好きだと確実にスコットランドのモグワイが残したファーストアルバム「モグワイ・ヤング・ティーム」(Mogwai Young Team)のジャケットを思い出すのではないでしょうか。
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日本盤では富士銀行の看板を塗りつぶして販売されたし、
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リマスター盤から知った近年のリスナーだと、そもそも富士銀行じゃなくてこのジャケでしか知らないか。
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さて、夜の静岡駅北口駅前広場へ出てみましょう。
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このパルコ脇から商店街が伸びていく感じですかね。
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ところで静岡市には徳川家康像が3体ありますが、そのまま幼年期・壮年期・晩年と3度の期間を静岡市(駿府)で過ごした事にちなんでいます。
まずここに幼年期の竹千代君像、
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壮年期の徳川家康公像、
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足元の説明書き。
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最後のはここから歩いて行ける距離にある駿府城に、晩年の徳川家康公銅像があるのです。
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静岡駅北口駅前広場では他に久能山東照宮関係の記念碑や、
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愛。
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続いては徳川慶喜公屋敷跡・浮月楼を見て、
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静岡市の商店街に目を向けてみましょう。
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通りかかったライブハウス、Sunash。ある程度の規模の都市になるとライブハウスがあるものだと思いますが、音楽好きがたくさんいる街は良いですよね。
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静岡市はポピュラー系だとピンク・レディーや、石野卓球とピエール瀧(人生→電気グルーヴ)を輩出していますが、近年はどうなんでしょうか。

小梳神社。
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静岡県庁、
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静岡市役所。ここは『あおい塔』とも呼ばれており、静岡市のシンボルのようです。
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そのためマンホール蓋にもなっており、かつて静岡市の鳥とされていたヒメアマツバメが周りを飛ぶデザイン、
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そのカラー版…ですが、点字ブロックで覆われてしまったやつ。
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ついでに静岡市のマンホール蓋で見かけた物を紹介していくと、市の花タチアオイ、モノクロと、
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カラー版。
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仕切弁小型蓋 で、駿府城の巽櫓。
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消火栓蓋で、徳川家康関連のがカラーで2種類。
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静岡ガス
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量水器、富士山のやつ。
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駿府城近くの堀で、毒虫小僧みたいなヤツのオブジェがあるのかと一瞬驚いたのですが、
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何だワサビか。確かに静岡県はワサビの産地で有名です。
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堀には鯉や亀が泳いでおり、
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この橋で堀を渡ると駿府城公園。
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駿府城は南條範夫の小説「駿河城御前試合」の舞台として有名であり、もちろんそれを原作としたとみ新蔵先生の漫画「無明逆流れ」や、同原作で山口貴由先生の漫画「シグルイ」でもおなじみなので、嬉しい。
それもちょうど桜の時期だったので、
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城内の桜を見て歩いて。
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ここにある徳川家康公銅像。
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駿府城天守閣発掘調査とかやってて、見学も出来るみたいです。
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駿府城の内外を見て回り、
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堀沿いにある家康公の散歩道、
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ここの弥次喜多銅像と記念撮影しましたが、「東海道中膝栗毛」の十返舎一九が静岡市出身なんですね。
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あとはハトちゃんと遊び、
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また鯉と亀を愛でて、
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城を後にしました。
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少林寺の修行僧みたいな銅像…これは静岡市立城内中学校の『大地に立つ』なる像。
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さて一休みしますか…この可愛いのは、静岡でよく見かけるトミヤコーヒーの看板。
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ここはランチ入店で地元民にお薦めされた、"ココッチ"(CoCotch)です。
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珈琲とサラダ、
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洋食店らしいメニューを色々と頂きました。
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夜の静岡市。これは『出会い』像で、
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愛のライオン像、地球、そして…
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静岡おでん(しぞーかおでん)店だらけの青葉横丁へ。東京都では近年、わざとレトロっぽい雰囲気で作る横丁が乱立していますが、ここは明らかに大昔からやってるホンモノな感じ。
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まずは"おでんや おばちゃん"へ。
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最初に出されたこれは何かのお茶だったか、おみくじ付きので、
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静岡割り焼酎。
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あとは瓶ビールで攻めながら、
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静岡おでん、
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それに付き物の青海苔とだし粉(ここではかつお粉末)は、セルフでかけられるのか。
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美味い、おでん追加。
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揚げもの。
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その他の酒とつまみ。
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店内には来客が何か書いて残していく年季の入ったノートがあるのですが、これは各出身都道府県ごとになっていて、私の新潟の実家の近所から来ている人も居ました。
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続いて、"一心"
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男味(ちんみ)。栄養。女点(まんてん)…
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久住昌之著&谷口ジロー作画の漫画「孤独のグルメ2」(扶桑社刊)にて登場した店ですね!
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瓶ビールから、
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日本唯一の樽焼酎だという朝立誉(あさだちほまれ)を頂きながら、
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つまみですが、ここはいわゆる静岡おでんは出しておらず。漫画で出てきた、つまり井之頭五郎が食べた物…名物が汁おでんなんですね。
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そして、焼き海苔黒はんぺん。
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他に、カマ焼き。
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あとは人気の"三河屋"も行きたかった所ですが、常に満席でダメでした。
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見てきた店だけで言えば個性あり、かつレベルの高い店で良かった『青葉横丁』でしたが、近くにもう1つ、『青葉おでん街』というのもありました。

さらに通りかかった、『静岡ゴールデン横丁』も覗いてみましょう。
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今度は東京的な、昭和レトロな雰囲気だけ再現した新しい横丁です。
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次は昔からあったであろう渋い横丁だ、『入船横丁』…
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ここでは"静岡おでん居酒屋 桂都"に入店。
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瓶ビールと串物、
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ホッピーと、バイスサワー、
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豚ヒレ串カツ、
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もつカレー、
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これ何だったか…とにかく、火の如くブラックやMellow Habanero Heavenといったホットな調味料と共に頂きました。
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その他のつまみ。うーん、静岡で入る店、どこに行っても当たりです。
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今度はさらに、もっと渋すぎる横丁というか飲み屋ビルで…
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"居酒屋ひろちゃん"、カウンター数席のみでママとおしゃべりしながら呑む狭い店です。
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酒とつまみ…
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これは、うなぎ肝焼き。メチャうまだった…
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他にこの店は『韓国メニュー』が充実していたのですが、満腹で頼めず残念でした。
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やはり地方へ呑み出張するなら、地域密着型のこういう店に入りたい。
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もっと、夜の街へ。
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飲み屋街にジュラシックビルという所があったのですが、
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ああなるほど、恐竜のいるビルです。
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"大衆酒場 餃子研究所"の南町店に入店。
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瓶ビールがご当地モノの『一番搾り 静岡に乾杯』なのは嬉しいですね。
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選べるお通し、
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わさび餃子、
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麻婆餃子(激辛)。
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観光客なら特にこういう店に来れば良いのか、静岡モノに特化して出すのがその名も"静岡おいしん坊処 しずおかばっかぁ"
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入口近くに、ピチピチした魚たちが泳いでいます。
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店内へ…
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ドリンクも静岡の富士伏流水サワーから選んだのだったと思います。
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あとは日本酒。
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つまみは串焼きと、
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沼津産のさば刺身を、遠州栄醤油で。
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そしてある日、満腹の帰り道でしたが"レストラン みよ志"という店が…
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猫で我らを呼んできた。まさに招き猫!
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うおっ、
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うおおー!
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猫バーみたいになってる店で、
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もうちょっと呑んで。
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ここでは言えない本当はINU派の私、ぬいぐるみながら犬も一匹見つけました。
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カウンターも、こんな状態ですよ。
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本棚も猫モノばかりで、おお、小林まこと先生の名作「What's Michael?」(ホワッツ マイケル?)もありました。
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地元民たる静岡の猫達と遊べて良かった。
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ニャー!
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静岡駅を発つ前に通った、駅とパルコの方を結ぶ地下通路だったかな、"サスケ"というラーメン屋があって入りたかったのですが時間が足りなくて諦め、
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ASTY静岡内の"東海軒"で駅弁、幕の内を買って出発しました。
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静岡茶を飲みながら…
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涙の静岡ラーメンは東京に帰ってから、ヤマダイのニュータッチ 凄麺 静岡塩ラーメンで頂きました。
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静岡土産は人気のスイーツ、銘菓 こっこがお薦めです。
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…静岡駅は出ましたが静岡市巡りはまだ続き、次は清水区へ。
今は静岡市になっていますがかつては清水市だった土地、清水駅で下車です。
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こちらこそが、さくらももこ生誕の地であり、ちびまる子ちゃんランドなんて所もあるのですね。
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ちびまる子ちゃん旗を横目に外に出て、
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東口・多目的広場、
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ここのモニュメントで西野康造作の『空のむこう』。この輪っかの中に富士山が見えるはずだったのですが、天気が悪いとダメですね。
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どれより清水駅は歩ける距離に『清水魚市場 河岸の市』ってのがあるので、そちらを目指しましょう。
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海沿いの立地にあるのも良いですね。
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魚市場内を歩き回り、
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海鮮丼の店..."のっけ家"に入店。
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そこで一番人気だとメニューに書いてあった、ねぎとろ温泉玉子丼がこちらです。
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清水港マグロまつりのキャラクターだという、まぐまぐ。
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2階の店舗では、
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18,000円の赤富士なんてのも出していました。
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清水区のマンホール蓋は…
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やっと見つけた絵柄のが、旧清水市の市章+きりしまつつじのデザインでした。
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ここでは、
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清水区の猫に挨拶してお別れです。
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次、隣の富士市へ移動です。富士駅で降りてみて、
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駅前モニュメントはこちら、黎明と飛躍の像。
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『いただきへの、はじまり』という富士市…さぞや日本一の富士山がよく見えるかと思ったら、天気悪くてダメでした。
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富士山は東京の我が家からでもこんなによく見えるのに、ここまで近くに来ておきながらね。
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富士山、偉大なり。
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街に出てみましょう。
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何か、人が居ないし開いてる店も無い。実はうちの秘密結社員で富士市出身者もいるのであとで聞いてみたら、えー、あんな所は何も無いよ!みたいにしか言われませんでした。
当地は望月あきら先生や、すがやみつる先生といった偉大な漫画家を輩出した土地なんですけどね。
あと私の大好きな映画で小林勇貴監督の「孤高の遠吠え」という作品があるのですが、キャストが富士市と富士宮市に住む本物の不良達なんですよ。あれの舞台という事で感慨深いものはありましたが、少なくとも駅周りは全然イメージと違う。

富士宮市の方ですが、私はB級グルメで有名な富士宮やきそば好きです。
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ついでにこれ、サッポロ一番の富士郎 豚骨醤油ラーメン。逆さカップで富士山に見立てたビッグサイズのカップ麺、これが数年前に発売された時はけっこう気に入って食べていました。
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そんなわけで富士市に来ておきながら富士山を見れなかったので、せめてマンホールで富士山を見るとしましょう。
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他には、亀甲模様に市章のやつ、
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升目模様蓋に市章のやつ。
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静岡ガス。コンパスにGのマークとか、フリーメーソンのシンボルを組み合わせて考案したデザインでしょうか。
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またその隣、この時は伊豆方面から車で景色が綺麗な伊豆スカイラインを通って…
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富士山のふもと、御殿場市へ。
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『フットゴルフ 高橋陽一CUP 2018』てのが開催される直前だったので、これの宣伝してて…まぁ私も高橋陽一漫画の読者なのでチラシを貰ってきました。
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週刊少年ジャンプを読んでた少年時代、私の世代だと「キャプテン翼」は連載中期くらいスタートになりましたが大好きで完結まで楽しみ、もちろんJCの単行本全37巻は揃えていましたが、まさかずっと経ってから続編を描き始めて、2018年現在に至るも続けているとは想像出来ませんでした…
もちろんキャプテン翼が食えるネタだという大人の事情もあるのでしょうが、ジャンプで翼の終了後も「翔の伝説」「エース!」「CHIBI」とサッカー以外のスポーツ漫画にも挑戦していた姿を見ていた者としては寂しい気持ちもあります。それらの作品も大好きだったし、翼に戻ったためにこうなっては、もうサッカー漫画しか描かないのだろうなと想像出来ますからね。

さて御殿場市。ここに何があるって、多分誰に聞いてもまずは"御殿場プレミアム・アウトレット"が出てくるのではないでしょうか。
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日本で最大規模のアウトレットモールでもありますが、花沢健吾先生が描いたゾンビ漫画の傑作「アイアムアヒーロー」で登場しているので聖地巡礼にもなります。
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(他に、当地は日本一の大監督である黒澤明監督が別荘を持っていたそうで、市内や周辺で映画撮影もしていたそうです)

しかし今やアウトレットに来ても欲しい物が無くなったなぁ…もう20年以上前から着用しているヴィヴィアン・ウエストウッド(Vivienne Westwood)すら買う物は無く、
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カンペール(CAMPER)で靴だけ買いましたが、いくら割引とはいえ交通費を考えたらマイナスです。いや、今回は「アイアムアヒーロー」の聖地に観光に来ただけだ、と思えば大丈夫。
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食事はまず、"ウェストパークカフェ"(west park cafe)の御殿場アウトレット店。
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車を運転するのでドリンクは無念のコーラ、
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コブサラダ、
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アボカドバーガー、
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御殿場ポークバーガー。
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美味いバーガー屋で良かったのですが、店員さんと話してたらもうすぐ閉店すると言っていたので、もうこの店は無いでしょう。

さらに移動し…ああ、渓谷を切り開いてここを作った事が分かりますね。
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フードバザー 御殿場プレミアムアウトレットという所も有り、
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ここでは"御殿場カリー"にしようか…
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いや、"新嘉坡鶏飯"の御殿場プレミアムアウトレット店にして、シンガポールチキンライスを頂きましょう。
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買った物を食べる食堂では、
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鹿の壁掛けオブジェ。ツノ、カッコいい…
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土産に買った足柄温泉まんじゅう、これは御殿場の"レストイン時之栖"で買った地元産のやつです。
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あと、御殿場市は富士山最大の側火山である宝永山がある土地でもあるので、登山杖羊かんを。
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東名高速道路で御殿場プレミアム・アウトレットの最寄りとなる御殿場インターチェンジの近くにはEXPASA足柄というサービスエリア(SA)があり、ここはそのまた隣町で駿東郡小山町になるのですが、立ち寄ってみましょう。
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"足柄麺宿"のEXPASA足柄下り店で、かけうどんです。
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…さて、本日は静岡市から東側に進んで紹介してきましたが、今度はずっと離れて静岡県西部の都市、掛川市で〆ましょう。
当地は私が少年時代に読んでた月刊少年マガジンの中でも特に楽しみの一つだった所十三先生の漫画「名門!多古西応援団」の舞台であり、モデルとなった高校も実在する土地です。
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掛川駅前の二宮金次郎像。
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彼の提唱した報徳思想が盛んな地らしいですね。
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他にヌードの女性像、
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お、分かってますね…ハダカよりもそこにシャツ一枚だけ着た姿の方がそそる事を!
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そして行為が行われて、赤子の誕生か。
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ここで掛川市のマンホール蓋を見てみると、まずは旧掛川市章の周りに毘沙門亀甲地模様、
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掛川城。
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そうです、掛川城に向かいましょう。
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掛川城は↑の静岡市で見た駿河城と同じく名作漫画「シグルイ」で舞台になった遠江国・掛川…よってやはり聖地であり、この城下にはあの舟木一門が!
そして、井伊直虎ゆかりの地でもあります。
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甲冑・武具等を扱う"遠州掛川 鎧屋"なんて店があったりしますが、
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店先には萌え系アニメのキャラが…「勇者になれなかった俺はしぶしぶ就職を決意しました。」(略称「勇しぶ。」)なる作品のキャラだそうです。
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『お茶のまち 掛川』顔ハメして、
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近くに山内一豊と妻・お千代の顔ハメもありましたが、土佐藩主の山内家…ずっと後の子孫で幕末大名の15代藩主山内容堂が嫌い過ぎて、これはハメるのを控えました。嫌いなのは100%、武田鉄矢原作&小山ゆう作画の漫画「お〜い!竜馬」の影響ですけどね。
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掛川本陣通りも見てみましたが、屋台街みたいな所で夜に来なきゃ意味ないですね。開いてれば昼間でも酒を呑みたかったのですが。
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唯一開いてた"麺屋RiQ"、担々麺・汁なし担々麺の店で気になりましたが、すみません、ちょっと食える腹具合じゃなくて…
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せめて地元の食べ物を何かと、"掛川アンデルセン"の連雀店ではパンを買って後で食べましたよ。
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メロンパン、
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そしてカレーパン!おおチーズ入りだ。
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近くに居酒屋の"醍醐"って店も発見。当然まだ開店していませんでしたが、このブログ名と同じDAIGOつながりでシンパシー。
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ああ、寄り道ばかりしてないで掛川城に行かなきゃ。緑橋を渡ると、
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いよいよ掛川城のお目見えです!
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…ここまでで今回の静岡県への旅は終わりにしますが、次回はうちの秘密結社の重要拠点の一つでもある、伊豆地方を久々に紹介しましょう。


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  1. 2018/10/06(土) 23:12:41|
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劇画(197) かとりまさる 1 安藤慈朗 1 「しおんの王」

もう1つ将棋漫画で続けますが、今夜はかとりまさる原作・安藤慈朗作画の「しおんの王」(講談社刊)。
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2004年から2008年まで月刊アフタヌーンにて連載された作品で、単行本は全8巻。
よく見ると副題が付いていて、実際は『しおんの王 The Flowers of Hard Blood』になるのかな。連載後期の2007年に何とテレビアニメ化、2008年にはゲームソフト化もされていますが、わずか10年ちょい前とはいえこの当時まだ将棋がテーマの作品でメディアミックス展開なんて珍しくて嬉しかった覚えがあります。

作者を紹介しますと、まず作画の安藤慈朗先生はあるまじろう名義でイラストレーターをしていた方だと思うのですが、当時は全然知らなくて…でも本作の後は「武士道シックスティーン」「GUY〜移植病棟24時〜」「ストレイジ -警視庁眼球分析班-」と順調に連載作品を持っていましたし、ついこの間まで週刊漫画ゴラクで連載していた「ヘルハウンド」まで、私も読んでいます。
そして原作者のかとりまさる先生は…言わずと知れた、林葉直子さまが漫画原作者として書く時のペンネームです!元女流棋士界の大スターで、米長邦雄永世棋聖の弟子にして中原誠十六世名人の愛人というか不倫関係だった方、となればこれほど将棋界をよく知る方も少ないでしょう。
一般的には上記の不倫問題やヘアヌード写真集の出版、自己破産などのニュースでスキャンダラスな存在として有名かもしれませんが、将棋の方は幼い頃から天才の呼び声高く14歳で女流王将になり女流名人も何期か経験している実力者。負のイメージで有名になる前からその世界のアイドル的存在で将棋好きなら誰でも知っていたし、いやテレビCMにも出ていたので将棋に興味ない方々にまで知名度はあったと思います。おっさん色しかない閉鎖的とも言える将棋界で輝く一凛の花というか…現在の女流将棋界でスターの座にある里見香奈女流名人は凄い実力者ですが、人気の方では当時の林葉直子さまの方が上でしょう。
また元より少女向け小説をたくさん執筆していた方でもあるので、かとりまさる名義での漫画原作にもかなりの実力を感じます。ホント、先の展開が読めない見事なストーリー。

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で、「しおんの王」の内容ですが、オープニングのカラーページでいきなり血まみれの殺人事件が起こり…え、将棋漫画だよね!?と驚く事になります。
そうです、本作は将棋+ミステリー作品。単純に将棋の棋譜とか勝負を楽しむだけでなく、犯人探しの推理モノ要素もあるので2度美味しいわけですね。

主人公は紫音という少女で、4歳にして自宅で両親を殺された上にその事件は迷宮入り。さらにショックで事件の記憶、それと言葉を失くします。よって本作は主人公が失語症でしゃべれず、会話はノートに文字で書いて行う事になります。
紫音は隣の部屋の住人であるプロ棋士の安岡信次家養子となり、このため名前は石渡紫音→安岡紫音。それから7年後、11歳に成長した紫音の物語が始まります。
まずは女流棋士になりますが、ここで本作の中心人物となる2人のライバル女流棋士を紹介すると、まずは黒髪ロングでモデル体型の二階堂沙織。この世界では神…つまり名人である羽仁真(↑単行本4巻表紙の劇画調な人物)の妹弟子です。それと眼鏡美人の斉藤歩。彼女は…実は彼なのです。母の入院費を稼ぐため、プロ将棋の世界でははるかにハードルが低い方で賞金を稼ぐべく女装して女流棋士の道に参加。可愛い女子姿で公衆トイレの個室に入り女装を解いてブリーフ姿になる描写で読者に実は男だと知らせるのですが、これは凄い画だ。この斉藤歩の設定、さすがに無理があると思いますが、そこはあまり真面目に考えずにおきましょう。
それと紫音で10代の女流3人娘としてマスコミの注目も浴びるようになっていくのですが、紫音が将棋の世界で脚光を浴びると同時にあの殺人事件の犯人かもしれない人物からの殺人予告が届くようになり、勝負の世界に身を投じながら両親殺しの犯人を捜していく事となる…そんな話。

他に羽仁真名人の弟である青年実業家の羽仁悟という人物が物語のキーを握り、紫音の夫妻殺害犯人なのかそれとも…という形で関わり、また将棋界を揺るがす男女混合混合でプロもアマも関係なく参加出来る『アマプロ完全実力制オープントーナメント』を企画。今の最強を決める前代未聞のこの大会が本作を通しての肝でもあり、優勝賞金は五千万円!
プロのA級棋士から小学5年生男子の凄い奴まで多彩な顔ぶれで進む大会の裏には羽仁名人の陰謀や悟の狙いもあり、紫音も殺人事件当夜の記憶を取り戻してきて真相に迫って行く!

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オープントーナメントで話題の3人娘は強敵に当たって惨敗しますが、紫音と斉藤歩は敗者復活戦で本戦に上がれました。
ああ、まず奨励会の厳しい生存競争を勝ち抜いてきたわけでもない女流棋士が、一流プロ棋士の中に入って普通に活躍出来るとは考えにくいですが、その辺は原作者が女流棋士だから、というより主人公が女性なのでリアリズムよりは物語を良くするためにした事でしょう。
続いていく対局の展開も面白いのですが、もっとハラハラするのが同時に紫音の両親殺害事件の真相が徐々に明らかになってくる事で、初期は犯人が将棋に関わる人物である事くらいしか分からなかったのですが、犯人自身が再び具体的に動きを見せ始めて…
あと、単行本では物語の合間に『対局CHRCK!』という棋譜解説ページが挿入されています。これが将棋の勉強になると同時に、原作者のかとりまさる先生は人物設定上こういう将棋を指すタイプだとかまで考えて書いている事が分かります。

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いよいよ決勝を迎えたオープントーナメント。勝負するのは羽仁名人VS安岡紫音!
最終決戦だけあって指し手や勝負の駆け引き描写も凄いのですが、冒頭の殺人事件の真相がいよいよ明らかになるのもこの対局中。犯人は何故それをしたのか…つまり殺人の動機がなかなかトンデモない話ですが、ミステリーで犯人が誰か書いちゃったらまずいかとも思うので、色々書きたい所ですがその気持ちは抑えておきましょう。
オチは書かずとも本作は傑作である事をお伝えし、また絵が綺麗だし女流棋士が主人公なだけに女性読者にもお薦めしたい。おっと心配する方がいるかもしれませんが、この内容なら将棋が分からない方でもしっかり楽しめますのでご安心ください。


そういうのは嫌いじゃない……少年としてなら
だが 棋士としては愚かなだけだ
俺達には 心を乱されるほど 愛する者など必要ない



  1. 2018/09/30(日) 23:59:10|
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劇画(196) 貝塚ひろし 8 「あばれ王将」

今夜は貝塚ひろし作品で、「あばれ王将」(サン出版刊)です。
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1966年から翌年の週刊少年サンデー(小学館刊)で1967年にかけて掲載され、単行本は全2巻。
虫プロ商事の虫コミックスでも単行本化しているのですが、やはり貝塚ひろし作品の中でもカルトな人気を誇る「ロボット長島」と同じサン出版の『コミックペット異色名作シリーズリスト』で読んでみましょうか。

本作は表紙にもある通り『熱血将棋COMIC』であるのですが、そうですつまり『将棋漫画』であり、掲載年を見るとあれですよね…将棋漫画のパイオニア的に扱われるつのだじろう先生の「5五の龍」より10年以上も早いんですよ。もしかして、これが日本漫画史における最初の将棋漫画でしょうか。
今では一般的にもプチ将棋ブームみたいなのもあり、将棋漫画もそこら中に溢れている現状となりましたが、その50年以上前にこうして将棋を描いていた先達へのリスペクトを忘れないようにしたいと思います。

本作の舞台はスタートが昭和二十八年…いきなり火事の中から始まるのですが、大工の嵐留作は自宅での出産日に大火事に遭ってしまい産まれた子供は救ったものの妻のお光を失ってしまう。その母親は将棋の駒で有名な山形県天童市の出身だったためか、自分の死と引きかえに誕生した赤ん坊に王将の駒を握らせてこの世を去る。
残された子供は『王将にまけないでっかい名まえ』という事で大吾…嵐大吾とし、貧乏長屋で『将棋きちがい』と言われながらも将棋の才能を見せる逞しい子供に育っていくのでした。

大吾が誕生して火事から助け出された時の様子は単行本2巻のカバー袖の部分に載っていて、それがこちら。『大悟』と、このブログと同じ漢字に誤植されています。
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ちなみに1巻のカバー袖にもイラストが載っていますが、このように村田英雄の「王将」を歌っているのが父親の留作。同じく漢字を大悟と間違えられています。
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母親の形見である王将の駒をお守り袋に入れて片時も話さず大事にしている大吾は、城北中学校に進学するとすぐさま3年の教室に乗り込んで将棋の挑戦に行き、対局すれば先輩もやっつける実力者になっています。
しかし、たまたま長屋で出会った酔っ払いと指したらまさかの敗北!その酔っ払いの正体こそはかつて将棋のプロ棋士の中でも鬼才と呼ばれた鬼頭八段だったのです。初めて全然かなわない将棋相手を見つけた大吾はますます将棋の面白さを知りますが、ちょうどその頃に死んだ母親の弟という人物が現れ、これまたプロ棋士で棋界の毒蛇と呼ばれる荒巻雷太八段。
実は二人は因縁のライバルでもあり憎み合う同士ですが、大吾はといえば酔っ払いで暴力的でも鬼頭を慕って弟子になり、叔父である荒巻の方はサングラスをかけているものだから『あんなむなくそわりいニセめくら』とか言っちゃって嫌います。が、大吾は事情により嫌いな荒巻の家に養子として入る事になり…

と、人間模様を破天荒なキャラクターと共に描く本作でも特にこの二人の因縁、それに大吾が絡むの構成になっています。人情モノの要素が強くて盤面や棋譜はほとんど出てこない、これが将棋好き目線では残念ですが、将棋の面白さを伝えるというよりは人間ドラマに主題を置いている少年漫画なので仕方ないか。プロ棋士の監修とか付いていなかったでしょうし。
それと本作では目隠し将棋(将棋盤と駒は使用せずに棋譜を読み上げて対局する)の事をまだメクラ将棋と呼んでいて何度も出てきますが、そういう時代の作品です。

荒巻家入りした大吾は性格悪い奥さんや内弟子達とケンカし転校先の金星学圓では、新たな出会いがあり…と続きますが、とにかくクライマックスでは棋界最強を決める名将戦(つまり現実世界の名人戦)を大吾と関わりのある鬼頭VS荒巻で争う事になります。
将棋のプロの世界、将棋会館という伏魔殿を扱っておいて、本作で他に棋士といえば前名将の椿洋晴くらいしか出ないし、大吾の周囲だけで世界が動いてるマクロな感じに単純化しているのが良いですね。
しかもまだ中学生でプロ棋士でもない大吾自身まで名将位決定戦に出場する事が決まって、あと家庭の方も良い事があって本作は幕を閉じるのでした。

印象深いシーンはいくつかあるのですが、あるショックな事があった直後に東京タワーの展望台に登った主人公たち師弟のセリフで、今夜はお別れしましょう。


大吾 車も人も豆つぶみたいだろう
こんな光景を見ていると…………
ちょっとしたことに いちいちハラをたてているのだアホラしくなってくる…………
そう思わんか

よくわかんねえけどさ
もっとたかーい人工衛星からだったら おれたちゴミみてえなもンだね



  1. 2018/09/21(金) 23:00:04|
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劇画(195) 深谷陽 4 塚本晋也 1 「鉄男 THE BULLET MAN」

今夜は深谷陽作画・塚本晋也原作の「鉄男 THE BULLET MAN」(エンターブレイン刊)です。
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深谷陽先生は原作付きでコミカライズの仕事もけっこうしていますが、本作は日本が世界に誇れる塚本晋也監督の「鉄男 THE BULLET MAN」を漫画化したものです。月刊コミックビームで映画公開翌年の頃でもある2011年に連載されていた作品で、単行本は全1巻。
これは他の仕事で受けたコミカライズとは少し違うと思える事に、まず深谷陽先生は、世界中のカルト映画好きを唸らせ…それこそ私も20年以上前に興奮したあの超名作映画「鉄男II BODY HAMMER」で塚本組の一員として特殊メイクを担当していた方なんですよね。主演の田口トモロヲの代演として造形スーツに入って鉄男を演じたりもしたといいます。
本作はそれから20年近くも経ってから突如出てきた何故か全編英語の関連作品で、東京で働くアンソニーが息子のトムを『ヤツ』に殺されてから、身体に変化が起き始める話。徐々に明らかになる『鉄男プロジェクト』とは…ストーリーは基本的に映画を忠実に再現しています。その中で映像と漫画の表現方法の違いなどを楽しめて面白いですし、塚本晋也監督自身が演じた『ヤツ』がにそっくりな似顔絵的人物で描かれている事にも注目。
巻末に深谷陽先生と塚本晋也監督、さらにアンソニーを演じたエリック・ボシックまで交えた対談が載っており、塚本晋也監督ファンにもマストアイテムとなった本でございます。


これが僕だ…変態親父と愛玩人形(ダッチワイフ)の間に生まれた…"化物"…
僕も…トムの所に行くよ…
…それが一番いい…



  1. 2018/09/15(土) 23:00:22|
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劇画(194) 深谷陽 3 「踊る島の昼と夏」

今夜は深谷陽先生の「踊る島の昼と夏」(エンターブレイン刊)です。
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東南アジアネタが得意な深谷陽先生が、インドネシア共和国はバリ島を舞台に描く作品なので、面白いに決まっています。読むと行きたくなる、異国の雰囲気描写が上手いんですよね。バリだからってイメージ通り楽園なだけじゃない…主にセックス絡みですが恐い部分もリアルに見せてくれます。
バリ島で"KAMAKURA"という和食居酒屋を経営する日本人のヨリトモは、女好きの軽い男でありますが不思議な力で困っている日本人旅行者を助けてあげる事もある…
深谷陽作品は相変わらず描かれる女性が魅力的ですが、そんな日本人女性達をカモにする現地のジゴロとか呪術医(バリアン)の婆さんとか、それに謎の美女・サトミサンも絡んで人間ドラマは進むのでした。

主に月刊コミックビームを初出とするこのヨリトモのシリーズは5話で完結しますが、他に収録されているベトナムのサイゴン(ホーチミン)を舞台にした2話の短編が恋愛漫画としてが傑作です。


ここは俺の生まれた国で
何年住んでもビザは要らない 友達もいる 見たいテレビも読みたい本もいっぱいある
…なのに なんで…
……何がこんなに物足りないんだろ
何を置いてきた?



  1. 2018/09/08(土) 23:59:47|
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Author:BRUCE
BRUCEです。あだ名は大悟(DieGo)です。
大悟…つまり悟りを開くに至る道程にある事を表し、かつ神の映画「ドラゴンへの道」から頂いてのブログタイトル。同名の秘密結社も運営しています。

名作漫画紹介の形を借りて、自分の記録用に使っています。

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