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大悟への道 (旧名・名作漫画ブルース)

名作漫画の紹介 ・・・個人的な旅の記録

週刊少年ジャンプ(71) 武論尊 2 原哲夫 2 「北斗の拳」 2

武論尊原作・原哲夫作画による「北斗の拳」(集英社刊)紹介の続きです。
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一子相伝の暗殺拳・北斗神拳の正統伝承者である主人公のケンシロウは、婚約者のユリアを奪った上に胸に七つの傷を付けた南斗聖拳のシンを倒し、コソ泥だった少年のバット、そしてケンを慕う心美しき少女リンを連れて旅を続ける。
その道中ではどこの土地でも必ず、暴力で他者を蹂躙し奪う側の奴らと、虐げられ続ける弱者たちがいます。

シンが率いたKING、大佐(カーネル)のゴッドランドに続いて、ケンシロウが討伐するのは​ジャッカル一味。
ボスのジャッカルが狡猾な奴で、拳法よりもダイナマイトを使い『自分より強い人間とは戦わない』などとうそぶいてケンとの闘いは避ける。バットの育ての親でたくさんの孤児を面倒見ている老女・トヨの村でケンが拳で水脈の障害となっている岩盤を叩いて湧き水を出す(!!)と、ケンらが去ったのを確認した上で村を襲撃してトヨを殺し、怒ったケンは地獄の果てまでも追い詰めると、決意。
ここからの悪党を追い詰めていく様は痛快そのもので、ジャッカルの右腕で跳刀地背拳を使うフォックスは『人を殺した後は小便がしたくなる!!』とか言って死体に小便をひっかけるような真性のクズを駆除し、次は奴…という所でジャッカルが放った切り札が、地底特別獄舎(ビレニィプリズン)に収監されていた死刑囚・悪魔の化身(デビルリバ-ス)
こいつを見ると誰もがさすがにやりすぎと思うでしょうが、本作で最も巨大なキャラクター。いや、人類滅亡の危機にある世紀末を舞台にした「北斗の拳」なので生き残っているモヒカンとかの悪党達もデカいのですが、それはあくまで2mとかで一応は人間レベルじゃないですか。しかしこのデビルは、簡単に言うとビルくらいの大きさというかね。しかもそいつが古代インド拳法の殺人拳・羅漢仁王拳を体得しているのですが、それすら上回る強さを持ち、ジャッカルも始末するのは我らがケンシロウでした。

この次は本作屈指の人気キャラである南斗水鳥拳のレイや、ユリアにそっくりな女性・マミヤとの出会いから、野獣のような牙一族との闘い。
ああ、レイがマミヤは戦士ではなく女だと認識させるために服を破り、おっぱい丸出しのパンティ1枚姿にしたのを1ページ丸々の大コマ使って描く様はラオウの最後並に伝説です(笑)

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次はいよいよ、北斗四兄弟編。先代のリュウケンは男児に恵まれなかったので四人の養子を取り…つまりケンシロウに血のつながらない兄弟達がいて、共に北斗神拳の修行をさせていた事が判明しました。ケンは、その末弟なんですね。またここで、北斗神拳は血筋が必要なわけではなく、特別な修行さえすれば誰でも一応は身に付けられる事が分かります。
三男たる1つ上の兄貴は↑の5巻表紙で見えるジャギ。北斗神拳の伝承者に選ばれたのがケンシロウになった事で狂い、逆恨みからケンに挑むも返り討ちにあって顔が醜くなったため常にヘルメットで素顔を隠しているのですが、その後は自ら胸に七つの傷を刻んでケンシロウと名乗り、要は背乗りして悪行の限りを尽くす男。
『おまえら~~~~ おれの名を言ってみろ!!』
は本作有数の有名台詞でもありました。

このジャギは北斗神拳の腕は未熟で悪知恵しかなくいわばザコキャラに近いのですが、その風貌や振る舞いから強烈なインパクトを残し、後に様々な所でパロディネタにされたりもしています。
ケンがジャギにお仕置きする時に、こいつに運命を狂わされた被害者の怨みを上乗せして
これはシンの分!!
そして…これは!! ユリアの分だ!!
三人目はあの幼い兄弟の分!!
最後にこれは…きさまによって すべてを失った おれの…おれの…このおれの怒りだあ!!

と言いながら攻撃してぶち殺す。

カッコいいですよね。この主人公が悪役を殴りながらこれは〇〇の分!』とやっていくのは同じジャンプにおける後の大ヒット作「ドラゴンボール」「SLAM DUNK」「幽☆遊☆白書」「ジョジョの奇妙な冒険」などでも見られるし、何が元ネタか論争をかつてネットのどこかで読んだ事があるのですが、そこでは雁屋哲原作・由起賢二作画の「野望の王国」じゃないかという結論になっていました。
それに関してはちょっと待てと言えるのが、私も「ココ」でこのブログにて紹介している「丈八しぐれ」「野望の王国」より何年も前です。さらに言えば「丈八しぐれ」は笹沢左保の小説が原作だし、漫画以外の作品もあさればまだいくらでも遡れそうな気がしますが…
少なくとも本作におけるケンVSジャギで使われたこのシーンに関しては武論尊先生が「丈八しぐれ」まで読んでいるかは謎だし、逆に系統も近く確実に読んでいるであろう「野望の王国」にインスパイアされたと想像します。

で、弱かったジャギと違って問題は上の兄貴達。
長兄が拳王と呼ばれ、本作のほぼ最強キャラであるラオウ。次兄のトキは、剛の者すぎるラオウとタイプが違い一見優男ですが、華麗な技の使い手で強さも互角と言えるでしょう。このラオウとトキは、ケンシロウやジャギと違って本当に血縁関係のある兄弟でもあります。
ケンはまずトキと再会しますが、彼は救世主から殺人鬼へと変貌していた…見てくださいよ↑の単行本6巻で見えるトキの邪悪な顔!!しかも善良な村人達を木人形(デク)と呼んで集めて新秘孔究明の実験台にしています。そんな兄の姿を見てショックを受けるケンは全然気付かずにやられそうになるのですが、闘いの場にレイが登場して実はそいつはトキではなくアミバという偽者だと明かしました!
ちょい前のジャギに続き早くもまた『北斗の拳・背乗り事件』が起きたわけですが、これに関してはその展開の不自然さから明らかに途中から路線変更してトキを偽物という事にし、本物のトキの登場を先延ばしした感が強すぎますね。アミバ自身も南斗聖拳を学んでいながら北斗神拳もあっさりと習得するような自称天才ではあるのですが、最期はあまりにも哀れな死に方で『うわらば』と叫びながら散っています。

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それでは本物のトキは!?
カサンドラ監獄に捕われの身となっていました。ケンシロウが曲者の獄長ウイグルを倒して救出に向かいますが、途中で仲間になった二身一体のライガとフウガの犠牲に涙し、ようやく辿り着いたトキの牢獄。ついに対面したトキの風貌は、長髪にヒゲの細身で絵で見るイエス・キリストそっくり。凄まじく強い彼が何故こんな牢に入っていたのかといえば、病に侵されて旅を続ける事が出来ないためにあえて捕われながらケンを待っていたのです。

ケンシロウが語る所によれば、トキは心・技・体の全てに優れており本来ならば北斗神拳の伝承者になるべきはずの男でした。それがあの核爆発の日、ケンとユリアと共に行動しておりシェルターに間に合ったものの中は子供で満杯になっていてピッタリ2人しか入れない為、そこをケンとユリアに譲って自らはシェルター内に入らず死の灰に被爆するのでした…
ここのシーンは当時小学生読者だった私でもあんまりな設定ふだと思ったもので、そんなもん子供を持ち上げるなりすれば全員入れたんですよ。トキのような男が生き残れば核の嵐が去った後の世界でそこの何百倍もの人々を救う事が出来たでしょうし。アニメ版では制作スタッフがこれはさすがにひどいと思ったのか、別の設定に変更していました。
とにかく欲しかった設定としてのトキは、最強にして優しき心を持ち、しかし不遇にも被爆により不治の病に侵された悲劇の男。

ついにケンシロウ・レイ・マミヤの一行とトキが合流して世紀末覇者を名乗る拳王、その正体はケンらの長兄であるラオウが持つ野望を阻止するために彼の元を目指す流れですが、途中でマミヤが拳王偵察隊のシーカーに襲われた際、ケンに長い舌をかみ切らさせたそいつが『ぷぺぺぺ~~~!!』とか言っていますが、これは地味に小林よしのり先生の「東大一直線」におけるギャグ『すぺぺっ』のパロディだと思います。 「おぼっちゃまくん」や他のよしりん漫画で登場するギャグなので、ご存知の方も多いでしょう。

バットやリンも死にかけた、拳王侵攻隊らによる村人虐殺の現場にギリギリ間に合ったレイによる
『てめえらの血は なに色だーーーーっ!!』
の怒りの叫びから、ザコ共を倒していったものの、ついにラオウ本人の登場!
レイはケンに借りを返したいからと戦いを挑み、南斗究極奥義 断己相殺拳を使うもラオウに指一本触れる事も出来ず秘孔を突かれて敗北してしまいました。
それからケンとトキの到着からラオウとの対決。ここではトキVSラオウ、ケンシロウVSラオウ共に名勝負が繰り広げられますが、引き分け的な結果で全員が一旦生き残ったまま勝負はお預けになりました。

ところで北斗神拳は一子相伝の拳法であり、継承者となった1人以外は拳を潰されたり記憶を奪われるはずなのですが、本作では北斗神拳の使い手が複数登場します。
その理由は、北斗神拳継承者争いでケンシロウに敗れたラオウが1代前の伝承者であるリュウケンの手で拳を封じられそうになった時に逆に返り討ちにし、つまりリュウケンを惨殺してしまったから。ちなみにそこまで強いラオウが何故正当な継承者にならなかったのかは、リュウケンが修行時代のケンシロウとラオウの前に虎を連れてきた時の、あるテストの結果によります。

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ここでラオウとの決着は先送りとなり、北斗神拳が陰なら陽の拳法・南斗聖拳の話を中心に移行。
南斗聖拳は一子相伝ではない事が多いので広く伝承され分派もされているのですが、総派のトップにあたる六つの流派があり、各々の伝承者は『南斗六聖拳​』と呼ばれています。
そのうち1人は最初のライバルとして登場した南斗孤鷲拳のシン。それからケンと行動を共にする南斗水鳥拳のレイ。3人目として次に登場するのが南斗紅鶴拳のユダで、こいつは強烈でした…自分の美しさにこだわるオカマみたいな奴ですが、強い上に裏切りを得意とする狡猾な男。
こいつをラオウに新血愁の秘孔を突かれたため全身から血を吹き出して死ぬ運命を持つレイが始末するのですが、その後に死亡。南斗六星のうち半分が死に絶えてしまいました。その後も南斗は同門争いで数を減らしていきます。

その後も盲目の拳法家である南斗白鷺拳のシュウ、そして南斗鳳凰拳の聖帝サウザーが登場。
後者のサウザーは南斗聖拳最強の男であり、権威を誇示するため巨大なピラミッド型の聖帝十字陵を造らせている最中。これの建立に関わる労働者として従順な子供達をさらってきて奴隷労働させているので、そのヤバさが際立ちます。しかもラオウですら戦いを避けたとされる強さを持ち、早速戦いを挑んだケンシロウも何と秘孔が通じない不死身の肉体を持つサウザーの前に惨敗し、囚われの身になりました!
シュウの方はといえばそのサウザーに対抗するレジスタンスを組織して民を率いており、盲目なのも北斗と南斗の他流試合で敗れた少年時代のケンシロウの命を救うために自ら両目を潰したものでした。本作において究極の良い奴ですが、しかもその息子・シバという少年がケンシロウを救出した上に逃がすためダイナマイトで自爆するのです。
私も少年時代に読んでいた本作ですが、大人になりまして人の親となって読み返すとまた別の想いも湧き出てきますが、子供が殺されたり酷い目に遭う描写はきついですね…
このシュウとサウザーのエピソードでは北斗側の兄達、つまりラオウとトキも登場してケンシロウVSサウザー、つまり北斗神拳VS南斗聖拳の決着が見守られる事になるのですが、この時のオールスター勢ぞろいのワクワク感と強すぎる敵などあって小学生だった私はもう、文字通り目が離せなくて先の展開が気になってしょうがなかった事を今でも覚えています。

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シュウはサウザーの陰謀によって聖帝十字陵の生贄のような形で死にますが、その十字陵でのケンシロウとサウザーの決戦。
しかし憎い悪役ですがサウザーの魅力は大きく、まず帝王の血が流れる彼の南斗鳳凰拳は構えなどという防御の型は必要なくただ制圧前進のみの拳。
『退かぬ!媚びぬ!省みぬ!』
の思想といい、正に筋の通った最強の敵でした。
それでも何故に彼がそこまで非情に徹するのか、過去が語られた時に明らかになり最後は彼も哀しい男だったと読者に印象付けて死んでいきます。

ここで疑問に思うのが、サウザーは南斗聖拳最強なのに南斗六聖拳はまだ5人しか出ていない。では最後となる6人目は…
それは一旦お預け。

いよいよ北斗兄弟の因縁を終わらせるためラオウとの決着に進んでいきます。
まず北斗神拳で学んだ経絡秘孔を医療に役立てて弱き市民を救う活動をしているトキ、北斗二千年の中でもっとも華麗な技を持つ男の本能が動き、ラオウを倒しに向かいました。
血のつながりは無いと言われていた北斗兄弟の中でもラオウとトキだけは血縁上でも兄弟だと判明し、彼らの少年時代エピソードと約束も必見。読者は知っておかなくてはならない所ですが、ここでは説明を省略して…
トキVSラオウの再戦です。神にすらこの宿命の対決の勝敗は見えず、2人共空に死兆星が見えている状態で戦う柔のトキと剛のラオウ。これが格闘漫画史上に残るベストバウトの1つと言えましょう。
ただ力比べして強い方が勝ったなんているものでなく、過去の約束やトキの病など折り重なって盛り上がる、涙なしには読めない対決。
『せめて 奥義で葬ろう ラオウ!!』
という伝説の名台詞と共にラオウを仕留めに行くトキですが、死兆星はトキの頭上に落ちる。勝ったラオウも生涯で最後の涙を流して、死ぬゆくトキをねぎらいました。

ラオウはケンシロウに『拳王 恐怖の伝説は今より始まる』と宣言して去り、留守にしていた支配下の村で悪行の限りを尽くしていた部下たちを粛正したりしつつ城へ戻りました。
ああ、ラオウが『無抵抗主義の村』でマハトマ・ガンジーをモデルにした村の長が出てくるエピソードは印象に残りますね。無抵抗は弱者が自分を守る唯一の武器だとかのたまう奴に、それでは子供1人守る事は出来ないし意思を放棄した人間は人間にあらず、戦えというわけでを頭ぶっ潰して殺す。

はいそれでは、ケンシロウVSラオウの再戦と決着、南斗六聖拳最後の将の事…など、次回に回します。


トキよ これがオレが この生涯で流す 最後の涙となろう!!
さらば わが生涯 最強の敵!!
さらば!! わが最愛の弟!!
これがきさまがめざした 兄ラオウの拳だーーーっ!!



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  1. 2020/06/30(火) 23:59:26|
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週刊少年ジャンプ(70) 武論尊 1 原哲夫 1 「北斗の拳」 1

199X年 世界は核の炎につつまれた!!
海は枯れ地は裂け…………
あらゆる生命体が絶滅したかに見えた………………
だが…人類は死滅していなかった!!



こんばんは、BRUCEです。
こんなブログでも15年近くやっているので、けっこうな数の漫画を一応は紹介してきたはずなのですが、この日本少年漫画史上で有数の名作であり個人的な思い入れも大きい、そして現在に至るも甚大な影響を与えている大物作品を紹介していないなかった!
武論尊原作・原哲夫作画による「北斗の拳」(集英社刊)です。
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まず、どんな漫画でもその作品に出会う時期や自分の状態によって、その印象も全く異なる事は、皆さんもよくご存知でしょう。少年漫画の名作をリアルタイムで、しかも作者が想定する読者である10代の頃に読めていたらと、悔しくなる作品がありますよね。
誰もが知ってる有名な作品で言うと「あしたのジョー」「デビルマン」のような…私もこのような超名作には間に合うように生まれたかった。
しかし、1980年代に少年時代を過ごした我々の世代にはこれがある!そう言える数少ない作品の一つが、「北斗の拳」ではないしょうか。

週刊少年ジャンプの歴史でも一番の黄金期を支えた作品であり、アニメやゲームやパチンコ等でも有名なので知らない人はいないでしょう。私もまさに小学生一年生の頃から、連載終了まで読み続けましたよ。
しかしこれについては哀しい思い出がありまして…何度も何度も読み返していた大事な宝物だった本作の単行本は、何か些細な事でキレた父親によってある時、炎の燃え盛る焼却炉にぶち込まれ、燃やされました。同じく集めていた「キン肉マン」の全巻や、ファミコンなんかも全部一緒に、幼い私の目前で!
今でも私は力関係の圧倒的に強いものが、一方的な暴力で弱者を踏みにじる事に異常なまでの義憤を燃やしてしまうのですが、それもこの時に限らず虐待されて育った幼少期の経験に起因されるのかもしれません。大人になって自分のお金で本をいくらでも買えるようになるとコレクターになり、物を大事にしてるのもそのせいでしょう。当然「北斗の拳」も買い直しました。
実家にはテレビが無かったので当時何よりも観たかった「北斗の拳」アニメ放送は見れなかったのですが、祖父の家に泊まりに行くと好きなアニメを見せてもらえるのが嬉しく、本作も第1回目か2回目の放送を見た覚えはありますよ。アニメでは漫画には居ないキャラが出てきたり独自の編集をしていてこれも傑作ですが、ここでは漫画のみ触れる事にしましょう。

私に限らず周りの子供達みんなが熱狂していた「北斗の拳」
始まった当初の作品舞台は、核戦争後の世界という設定からキャラクターの風貌まで、まさにメル・ギブソン主演のオーストラリア映画「マッドマックス2」(Mad Max2:The Road Warrior)のほぼ完全コピーであります。しかし、オーストラリア人に北斗神拳なんて考え付かないでしょうし、映画では身長20mの巨人も登場できないでしょう。やはり「北斗の拳」が最高なのです!
掲載誌が週刊少年ジャンプでしたので、例によって人気作品の強制的な連載延長命令のせいもあって後半は設定が波状し、作品全体としての完成度は下がったのが勿体ない。でも原哲夫先生の絵の魅力は後半も凄くて…もう1コマコマ、原先生の絵が見れるだけで話の内容に関係なく興奮できます。
いずれにしろ長きに渡って絶大な人気を持つ超有名作品ですので、物語やキャラクターは知れ渡っている上に、もう様々な所で語りつくされていると思うので、新発見だとか深読み、細かいトリビアなども抜きにして…今夜は簡単にあらすじを簡潔に振り返るくらいにしようと思います。

連載期間は1983年から1988年までで、単行本は様々な出版社と版型で刊行されていますが、基本となるジャンプ・コミックスでは全27巻。
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いきなりですが、皆さんが知っている本作の連載開始以前の1983年に、フレッシュジャンプで読み切り漫画として2回掲載された「北斗の拳」「北斗の拳II」をご存知ですか。
そうです、元々は原哲夫先生が原作者なしで描いたこの作品が好評だったために後の連載スタートとなったのですが、連載するにあたって原作者として武論尊先生が起用されたのです。ここで1つ特筆すべき重要な事に気付くと思いますが、つまりは北斗神拳というアイデアを考えたのは連載時の原作者である武論尊先生ではなく、原哲夫先生なのです!!
この読み切り版「北斗の拳」の主人公・霞拳四郎…って、そうですこの時はケンに苗字と漢字がありましたが、彼が北斗神拳を使って悪と闘う所は同じながら、舞台は普通に核戦争が起きていない現代社会でした。この偉大すぎる作品の原型となった読み切り版「北斗の拳」を読むのは、原哲夫先生1人名義の作品「鉄のドンキホーテ」(集英社刊)の2巻に収録されているので当時はこれを古本屋で探すのが主な手段でしたが、私は忘れもしない1986年の週刊少年ジャンプ特別編集によるムック本の『北斗の拳SPECIAL ALL ABOUT THE MAN』でした。
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このB4判という大判仕様で読んだ読み切り版の再録、興奮しました。他にもワイドサイズで見るケンシロウらのカラーグラビアにうっとりし、折り込みポスターも付いていましたがボロボロになるまで読んでいたので思い入れでかすぎですね…当時は新潟県の片田舎に住んでいたのですが、長岡市の大きな本屋に連れて行ってもらった時に見つけて購入した嬉しさも鮮明に覚えています。

続いてはこの「北斗の拳」を作った両先生を紹介しますが、まず作画担当の原哲夫先生は1961年の東京都生まれで、小池一夫先生の劇画村塾出身です。
とにかく緻密な描き込みによる絵のカッコ良さから外見的な強さを描いている部分が目立つのですが、精神的に豪快で優しい漢(おとこ)な主人公を描くのが得意です。ええ、そんな原先生が描き続けてる主人公達は当然私の憧れであります。 劇画村塾で勉強している事もあり、小池一夫先生と関わりの深い池上遼一先生直系な劇画作家と言えるかもしれません。池上先生ほどデッサンに凝ってない、というより人物の大きさとかは漫画的なデフォルメを多用しているのでメチャクチャですが、それがまたいい味になっています。
上記の「鉄のドン・キホーテ」で1982年に連載デビューし、次作がいきなり世紀の名作たる「北斗の拳」ですよ。その後の作品もずっと追っていましたが、隆慶一郎原作の「花の慶次 -雲のかなたに-」「影武者徳川家康」(とその続編「左近SAKON」)などでまだヒットを飛ばしているのだから凄いですよね。もちろん他にもまだまだ描いている作品はあるので、そのうち紹介したいと思います。

そして原作担当の武論尊先生は、1947年の長野県生まれ。面白い話として、あの本宮ひろ志先生と航空衛隊時代の同僚というのがありますね。おっと、これは読み方を分からない人もいるかもしれないので一応書いておくと、『武論尊』でブロンソンと読みまして、中国人ではありません(と、北斗の拳の一巻で弁解してます)。
自称チャールズ・ブロンソン似だからだとか。他の作品で特に私が好きなのは「ドーベルマン刑事」(平松伸二画)が金字塔扱いですが、池上遼一先生と組んだ「サンクチュアリ」とか「HEAT-灼熱-」も有名だし、さらに史村翔という別ペンネームでも漫画原作を書いて売れている凄い方です。

そんな偉大なる「北斗の拳」の物語は、冒頭に挙げた199X年…云々のナレーションで言われている通りに核戦争後の荒廃した土地を舞台に始まります。
大地が汚染されほぼ砂漠化しながらもまだ人間は生きているのですが、そこは力の強い者が生き残り、支配する生存競争が激しい世界。つまり暴力が支配してキレイ事など通用しない、文明と秩序が失われた環境。悪役側として徒党を組んで暴徒となり生き延びているような奴らが終始登場するのですが、同様に集落を築いて細々と暮らすもう一種類の人々も居ます。
当然後者はいつも搾取される側、被害者・弱者として描かれ、たいてい資源を奪われ無残にも虐殺されるのですが、そこで主人公・ケンシロウの怒りの北斗神拳(※)が炸裂するのがお決まりパターンです。

※北斗神拳…一子相伝の暗殺拳であり、第一話目にでる村の長老(出た!村の長老!)によれば、中国から伝わってきたという。普通の人間は通常30%の力しか使う事が出来ないが、眠っている残り70%の能力を全て活用できるようになり、人体に708(?)あるという"経絡秘孔"(ツボみたいなもんです)を突くことで、人の体を内側から爆発させたり、逆に治療したりできる。

後の展開を知っている読者は改めて驚くかと思いますが、第1話目ではフラフラと水を求めて流れてきた主人公で北斗神拳の正統伝承者であるケンシロウが、何と弱者側である集落の普通の人々に捕らえられ、牢にぶち込まれますよ!
その中でコソドロの少年・バットと、両親を目の前で殺されたショックで喋れなくなり村に引き取られていた少女・リンと出会います。全27巻の「北斗の拳」全編に渡って登場する事になるのはここで一同に会した3人のみです。
彼らの事は後で簡単に紹介していきますが、今はこの第1話目について語りましょう。出てきたZ(ジード)というボスを持つ一団が最初の敵になります。でかくて怖すぎる顔のモヒカン集団が幅をきかせる世界には絶滅感が漂いますが、ザコ達は頭に『Z』の、そしてボスであるジードの頭には『Z-666』の刺青があります。悪魔崇拝者なのでしょうか!?
そのジードが村人を虐殺し、リンの首をへし折ろうかというその時、牢から出てきたケンシロウが真の姿を見せる。凄まじく強いだけでなく、ケンの攻撃を受けた者は前述の経絡秘孔を突かれて頭が爆発して死んでいく!本作では北斗神拳の秘儀が次々と出てきますが、最初に出たのは『北斗百裂拳』。猛烈に早い拳で当てていくものの意外と痛くないっぽいのですが、しかし…あの…
『おまえは もう死んでいる』
のセリフと共に時間差で来る死!身体が内部から爆発しまくって脳味噌も腸も飛び出して死ぬのです。

あまりにも鮮烈にしてカッコよすぎる第1話が終わり、それからはケンシロウの旅を描きます。ケンについていけば食いっぱぐれがないかと思って同行するバットとの2人旅は当然波乱続きとなるのですが、第2話目でも同様に無力な村人たちが襲われるのを目の当たりにしたケンシロウは、怒りが爆発して筋肉が膨張して服を破く…この服破り描写も「北斗の拳」を代表する印象的なシーンになります。
この時に倒した敵はスペードという奴でしたが、こいつがKINGという巨大組織の4大幹部だったためにケンはKINGから的にかけられる事になります。しかしそのKINGのボスこそが、ケンの目的だと分かります。ダイヤも倒し、KINGの町サザンクロスに着いたケンは、クラブも倒して自分の胸に七つの傷を付けた男であるKINGことシンの所へと向かいました。

この宿敵・シンはかつて、北斗神拳伝承者となったケンシロウが婚約者のユリアと旅立とうとした時に襲ってきて、決闘でケンに勝ってユリアを連れ去った相手でした。
シンの方は北斗と対極を成す南斗聖拳の継承者で、北斗が敵を内部から破壊する陰とするならばこの南斗は全てを外部から破壊する陽。
ケンはシンの目前でまずKINGの4大幹部で圧倒的に1番強いハートと戦ってちょいと苦戦するのですが、それでも北斗神拳で殺されるハートの断末魔が『ひでぶっ!!』です。これはもう『あべし』などと共に本作における説明不要の名台詞、というか名断末魔ですね。

今ではここまで有名作になっている「北斗の拳」ですが、もちろん初期のジャンプ掲載時はイチ作品なわけで…人気次第でいつ打ち切られるか分からないし延命する必要がないからこそのテンポの良さやテンションの高さがあります。
過去編であれだけ強く、最強の敵として描かれたシンとの闘いも週刊誌のほんの数話程度で決着が着きます。戦闘中、大人になった今になって読み返せばすぐに映画「燃えよドラゴン」におけるブルース・リー(Bruce Lee、李小龍)の影響だと分かる、出血箇所の血を舐める仕草もありながら。
しかしユリアは既に自死しており、取り返す事は叶わなかったのですが…倒したシンを『同じ女を愛した男だから』と丁重に葬るケン。

当初はラスボス的に描かれたシンのエピソードは、大人気連載となった事でプロローグにすぎなくなり、読者はこれからまたあまりにも面白いこの世界を読める幸運にありつけるわけですが…
たった1人でKINGを壊滅させた男として有名になったケンシロウは、次にゴッドランドと呼ばれ選民思想を持つGOLANという奴らと闘うのですが、そのGOLANがリンをさらっていた事でリンも本戦復帰。ああ、リンを助けに行く事にケンはヌンチャクを武器に使って『ほあ~~~っ!!』とか言っていますがこれはもちろんブルース・リーの影響。そもそもケンのかまえとか、まぁ本作は仮にブルース・リーという存在が無ければ魅力の何%かは減っていたかもしれません。
あとは単身、狂信者集団・GOLANを潰しに行くのですけどね、こいつらはレッドベレーという軍事であり、北斗だの南斗だのって拳法家集団ではないのに強いし超能力者ですらありますが、それを跳ね返すケンシロウの闘いをお楽しみください。


執念!!
おれを変えたのは きさまが教えた執念だ!!



  1. 2020/06/15(月) 23:59:52|
  2. 週刊少年ジャンプ
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週刊少年ジャンプ(69) 堀越耕平 1 「逢魔ヶ刻動物園」

今夜は堀越耕平先生の「逢魔ヶ刻動物園」(集英社刊)。
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まず、作者の堀越耕平先生は1986年生まれの愛知県出身で、現在も週刊少年ジャンプで連載中の代表作『ヒロアカ』こと「僕のヒーローアカデミア」があまりにも有名な方。
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大ヒット作のヒロアカはテレビアニメ化や舞台化もされているのですが、さらに今年に入ってある話題にもなったので、漫画を読んだ事がない人でも名前を聞いているのではないでしょうか。その話題とは…志賀丸太という登場人物の名前が、大日本帝国陸軍にあった731部隊で人体実験の被検体をマルタと呼んでいたとされる事を想起させるという、トンデモ批判でした。こんな批判をしてくる出所は、言うまでもなく韓国でした。
こじつけとしか言いようがない難癖に対し、少年ジャンプ編集部はそのような意図はないとしながらも該当キャラの名前を変更すると発表しました。悪質クレーマーに対しては毅然とした対応しなくてはならないし、まして相手が韓国となれば、これまでの日韓関係を見ても分かるように、例えば現実の人体実験も推奨している作者なんだとか捏造された事を、しかも永続的に蒸し返されていつもの反日に利用されたりしそうじゃないですか。
そもそも731部隊の悪名すらも森村誠一が書いたプロパガンダ小説と言われる「悪魔の飽食」によって広まったわけで、実際はどうだったのか議論が分かれる所でもあります。そういえば香港映画「黒い太陽七三一」は、酷い反日映画ですが若き日の私は何度も観ていました。もちろんカルトなスプラッター映画として楽しんでいたわけですが、例の「悪魔の飽食」を元ネタにしたと思われる残酷描写がこれでもかと続くのです。
ここで初代731部隊長の石井四郎という人物についてきっちりと調べてみると…って、いやいや!悪質なクレーム被害に遭っただけの堀越先生の話題から、どんどん離れてしまうので話を戻します。

堀越耕平先生のデビュー作は赤マルジャンプ2007 SUMMERに載せた読切の「テンコ」ですが、この「逢魔ヶ刻動物園」は2010年から翌年まで描いた、連載作品としては第1作目に当たります。
実際には連載決定前に週刊少年ジャンプで同タイトルの読切作品を掲載後、それを連載作品に昇格させた形になりますが、その読切版は単行本4巻の巻末に収録されているので容易に読む事が出来ます。連載化に当たりどのように設定を変えたかなど、比べて見るのは楽しいですね。

物語は、想像を絶するレベルのドジッ娘である女子高生の蒼井華が、自分を変えるためにも初めてのアルバイトをする所から始まります。
本作はこの娘の成長物語という側面が重要なテーマとしてあるのですが、そのバイト先は逢摩市の郊外にある"逢摩ヶ刻動物園"での飼育員であり、この動物園の園長はウサギでした!
正確には頭部がウサギになってしまった人間なんですけどね、彼の名は椎名。下の名は出ません。ある呪いによってウサギの姿に変えられてしまった椎名は、呪いを解くために造った動物園を『天下一の動物園』にするため尽力する…はずですが、ほとんど遊んでいるだけ。
それもそのはず、椎名の好きな事は面白いモノで、面白い事のみを追求する。幼少の頃に呪いを受けてしまったのでガキ大将のまま、純粋にこれが1番の行動原理になっています。彼の思想は、憧れの職業が公務員・理由は安定しているから、なんて言っちゃう近年の子供たちに衝撃と共に影響を与えてくれたら嬉しいですね。そもそもジャンプ漫画は、ためになるとかでなく実現可能かどうかなんて関係なく読者に夢を与えてくれる作品が多かったはず。

で、これからこの逢摩ヶ刻動物園最大の特徴を書きますが、閉園時間の午後4時44分に看板にある逢摩の『摩』の字が『魔』に化け、つまり作品タイトルである"逢魔ヶ刻動物園"になると、椎名が呪いを受けた際に得た魔力を使って檻の中の動物を全部人間のように姿を変えて喋らせる、ファンタジー・ワールドが出現するのです。
それから園内の揉め事、外敵との戦いやらあれこれが描かれるのがこの作品。ここで動物の擬人化をしていく堀越耕平のセンスを楽しむ事になるのですが、メス蛇のウワバミ、オス狼の大上、オスライオンのシンド、オスチーターの知多…その他いっぱい、キャラが立っていて良いです。

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ジャンプ漫画の自然な流れでバトルシーンも多いのですが、椎名はウサギのイメージとはうらはらに、メチャクチャ強いです。ラビットピースやその他、脱兎のごとく…必殺技も持っています。
もう1人の主人公なのか、蒼井華もドジだけど動物に対する愛情と知識は高くて、それが役立つ場面は多々あります。天下一の動物園にするためのアイデアも出しますが、ちょうど私が今月「ココ」で紹介もした旭山動物園の行動展示を例に出して改変していこうとしたり。あと、読者目線で言わせてもらえれば可愛い娘なので作中の扱いは不当過ぎると思いますね。

で、その遊んでばかりの椎名がバトルの方で活躍する展開になるためには強敵が必要で…
まずは椎名と同様に呪いでマッコウクジラに姿を変えられた人間・伊佐奈が館長の"丑三ッ時水族館"とは全面バトルみたいになりますが、相手は擬人化した海の生物たちじゃないですか。それに陸上の動物たちがどう戦うのか、ワクワクしますよね。
その次も呪いでヒグマに姿を変えられた人間・志久万が率いる"ヤツドキサーカス"と戦うはめになりますが、敵方はちゃんとこわ~い奴らが設定されていてね、少年漫画の鑑みたいな所もありますよね。

で、最終巻の第5巻。
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「逢魔ヶ刻動物園」は擬人化しているとはいえ元の動物が持つ技能を活かした戦いをするため、貴家悠原作・橘賢一作画による青年向けバトルアクション漫画の傑作「テラフォーマーズ」を思い出す方も居るかと思いますが、本作の方が少し早い事を明記しておきましょう。
ヤツドキサーカス編も無事に終わって37話で物語は完結しますが、単行本では後日談の描下ろし作品5210(ごじつ)話も収録されていてですね、こういうのはリアルタイムで掲載誌を読んでいた人にも単行本を買わせる付加価値を付けて素晴らしい。

そして何より!この単行本5巻末には2008年の読切作品「僕のヒーロー」が収録されているんですけどね、これはタイトルでもう丸分かりでしょうけど「僕のヒーローアカデミア」の前身、プロトタイプとなった作品なのです。もちろんメチャクチャ面白い作品なのですが、単行本の空きページで作者自身が
『この読切は僕の中では最高傑作。ピークであると自負しております。隙あらば、もう一回描き直したいくらい思い入れの強い漫画です』
と公言していた事が6年ほども間が空いた後に実現してあのヒットになるのだから、面白いものです。

このように振り返れば連載1作目のこの時点から堀越耕平先生は画力が高くて、随所にジャンプの大先輩である鳥山明先生だとか尾田栄一郎先生なんかの影響も見え隠れするポップな絵なんですよね。
当然ヒロアカの大ヒットもなるべくしてなったものだし、今後もずっと期待出来る事は間違いありません。


何が来ようと…
面白くない事は ワシが全部……
面白く変えてやら!



  1. 2020/05/31(日) 23:59:35|
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週刊少年ジャンプ(68) 諸星大二郎 2 「徐福伝説」

今夜は諸星大二郎先生の「徐福伝説」(集英社刊)。1979年発行の短編集です。
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実は若い時に物すご~く熱中していた諸星作品。得意のダークな伝奇・奇想と、独特過ぎる絵も全部大好きで何度でも読み返していました。
単行本はちょいレアなのも含めて全て集めており、新書やら文庫やら装丁を変えての再発本も出れば必ず買っていたので…人気はあるけど寡作で過去作品も少なめな漫画家の常でしょうか、つげ義春作品のように、コレクション本の冊数だけ増えていくものの内容はモロかぶり作品ばかりだった覚えがあります。
が、2000年代くらいからか新作にどうしてもなじめなくなってきて熱が冷めてからこのブログを始めたので、扱いがほぼ無かったわけです。
しかしここら辺の初期作品、ジャンプスーパーコミックス(JCS)の諸作品も人生で最も熱中していた学生時代に入手したものなので、思い入れの深さが半端じゃないです。

唐突に徐福を描いたこの作品を出したのは、現行の連載作品で私が大好きな原泰久先生の「キングダム」が3週の休載に入っているからというのもあります。今日は木曜なので発売日でしたが、キングダムが載っていない週刊ヤングジャンプなんてね…という「キングダム」ロスの話はさておき、いずれも司馬遷の『史記』を題材にして紀元前の古代中国を舞台にしているじゃないですか。
厳密にはこの表題作『徐福伝説』の方は秦王政が始皇帝になった後の話であり、しかも始皇帝は出ずに不死の薬をエサに始皇帝から金品をせしめた徐福を描いています。ただし諸星先生の解釈は徐福を詐欺師としては描いておらず、実際に妖術師としての能力を持ち本当に不死の薬を求めている感じで描いていますけどね。
さらにオリジナル要素を入れ、絵を描く都合もあったのかも分かりませんが徐福が連れていく童子は3000人とされる所をたったの46人(男子23人・女子23人)。しかもこの中の男女を主人公にした目線で描いているのだから変な事になります。
徐福らの一行は海を越え…倭人の国、つまり古代の我らが日本を舞台にある物を追い求めて行く、そんな話。でも話より、この当時の諸星先生による描き込み絵の魅力を堪能して欲しい。

さらにこの単行本「徐福伝説」はバラエティに富んでいて、古代の中国・日本の話で幕を開けたかと思えば次は現代のパプア・ニューギニアと日本が舞台ですよ…そう、今や代表作的なシリーズ物となった『マッドメン』の
「マッドメン」「鳥が森に帰る時」
という重要エピソードが収録されています。人類学者の父を持つヒロインが篠原波子で、パプア・ニューギニアの少数民族ガワン族の酋長の息子・コドワが主人公。彼等の数奇な運命を見れる、どのエピソードも面白すぎます。ン・バギ!
ちなみにマッドメン(精霊)の風貌は、そのままイギリスのポストパンク・バンド、ザ・ポップ・グループ(The Pop Group)の「Y(最後の警告)」のジャケを思い出して頂ければ良いと思います。
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最後に『マンハッタンの黒船』。サブタイトルが、アメリカ開国秘話。
今度は、架空の未来のアメリカ合衆国を描いた作品。そもそも諸星大二郎先生は一般的に思われるような、小難しいイメージとあえて逆行したライトなユーモア作品も定期的に手掛けていますが、これもそのうちの1つ。
鎖国政策をしているアメリカと条約を結ぶために日本が黒船で迫る、まぁ日本の幕末を立場入れ替えてパロディにした作品で、坂本龍馬の立場の者がアメリカ人なのでリオ・サカモンドだったり、新撰組のアメリカ版や何やらと、アメリカの象徴が…
これら収録作品のセレクトからして、諸星大二郎先生の多才さに驚かされる単行本でした。


わしのもとめる不老不死とはな…単に人間の体を長もちさせるだけの まやかしの術ではない
この大宇宙を統轄する根源 道(タオ)と合一し 人間の限界をこえることを目的とするものだ



  1. 2020/05/21(木) 23:59:14|
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旅行・紀行・街(256) 北海道旭川市 1

前回の札幌市から道北地方へと移動し…北海道旭川市です。
日本一寒いとも言われる極寒の地なのに、道内で札幌に次いで人口第2位の都市。そんな真冬の旭川に行ってきたのです。
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まず今回の旅は、今まで使っていたカメラの調子が悪くなったために別のカメラを買い直して行ったのですが、Olympusのカメラだと拡張子がORFとかいうRAW画像ファイル形式で保存されちゃってて、それをブログで使えるJPEGに変換するのに苦労しまして、それでもどうにか出来たと思ってORFファイルの方は削除。
しかし後で確認したら全ての変換が終わる前に削除しちゃってたみたいで、多くの写真が消失してしまいました。よく確認しなかった自分が悪いというだけなのですが、不完全なデータだしやる気もなくなり、今回の北海道旅行は書かなくてもいいかとも考えたんですけどね、このブログは作品でもなんでもなくただの雑記なので…細かい事はいいか。

札幌市からずーっと車で走り、旭川市を目指すし途中の立ち寄りは砂川市の『砂川ハイウェイオアシス館』。
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北菓楼のソフトクリームが美味しいというので戴いて、
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こちらのトトロが居る店、
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ここにHTBグッズショップがあったので、「水曜どうでしょう」のロゴスマートフォンリングとか買って。
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旭川市に着きました。
陸上自衛隊北海道補給処を通り過ぎ、
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旭川市といえば、というより北海道を代表する最強観光名所、"旭山動物園"を目指します。
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着いた!こちらは西門。
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入園料は820円で、
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これが旭山動物園の冊子。
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日本最北の動物園にして、行動展示を実現した事で多くの尊敬と商業的な成功を収めたここで、さぁどこから見て行きましょうか…
これだ、『あざらし館』でゴマフアザラシを見ましょう。
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あ、イガラシだぁ…って堀越耕平先生の漫画「逢魔ヶ刻動物園」ネタです。いや実際、堀越先生がこの動物園に取材に来てアザラシの可愛さにやられたと単行本で告白していましたよ。
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もぐもぐタイムを見たら、次に行きましょう。
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『ほっきょくぐま館』は、
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かってにシロクマ、愛らしくてヤバいです。
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『ぺんぎん館』から、
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冬期限定の名物であるキングペンギンの散歩。
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美しい…アムールヒョウ、
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それはもう、様々な角度から見させて頂きました。
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私の好きな猛獣の代表格、ライオン…
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しかし百獣の王も、南国に住む動物なのにこのような極寒の地で見世物にされているからか、あまりにも辛そうな声を出していました。
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トラ…虎、Panthera tigris!存在自体が自然の芸術ですね。こやつをモチーフにした漫画「タイガーマスク」は私のバイブル。しかもこちらはライオンと違って寒さにも強いぞ。
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他にシマフクロウ、
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マヌルネコ、
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両生類・は虫類舎では、私の蛇拳を極めるためにヘビ類を中心に見ましたが、
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アオダイショウ。こやつは故郷の新潟でもよく見てたやつだと思います。たまにバカでかい個体もいてるので慣れてない人は路上で出くわすと驚くかもしれませんが、大人しくてすぐに逃げていきますよ。
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エゾシカの森。
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私が角(ツノ)を持つ生物に憧れを抱いている事はどこかで書いていたかと思いますが、やはり素敵すぎますね。
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そしてオオカミの森で…シンリンオオカミ。
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狼、やはり犬好きとしてもグッとくるそのフォルム。
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オオカミを題材として扱った漫画は数多くあれど、私には少年時代の良き想い出…高橋よしひろ先生の「銀牙 -流れ星 銀-」ですね。
いや、この作品の名前が出ても巨大熊の赤カブトを倒すまでしか知らない者が多すぎて辟易する毎日ですが、その後に『八犬士編』というのがあって抜刀牙合戦を繰り広げるんですよ。それがメッチャクチャ面白かったんですよ!

旭山動物園は全国にその名を轟かせているわりに規模は意外と狭く、後半は狼ばかり見ていましたが…冬季は閉園が何と15:30と早い!で、その閉園音楽である蛍の光が流れると、狼たちが呼応して一斉に遠吠えを始める現象が起こった!


狼の声で哀しくなりながらも旭山動物園を後にして、次は北海道名物のセイコーマートで軽食です。
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セコマのオリジナル商品である北海道ミルクの紅茶で温まりながら、
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おにぎり…これが手巻きおにぎり山わさび醤油だったかな?ブホッ!と物凄くむせるやつ。
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他に鮭ほぐし、
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温かいおにぎりシリーズが…って、都民からしたら温にぎりというだけでも衝撃的な感じですが、すじこ、三陸の塩さば。
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値段も高めだったとはいえ、すじこの量は凄いし共に美味い。
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他に愛別産舞茸のおむすびとか、美味しかったので覚えていますが冒頭で書いたように写真は失われています。

日本中で北海道だけでは定番の、ちくわパン、
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細切り鮭、
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それからこれだ、100円ちょいでサイズも良いセコマの麺類シリーズ!チキンたっぷりペペロンチーノ、
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和風豚焼きうどん、
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他にもいくつかあったのを全種類食べ、特にお気に入りとなったチーズ入りクリームチキンパスタは複数回食べたりのですが、写真を消失したのは重ね重ね惜しい。

デザートにアイス
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セコマのオリジナルカップ麺では、
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山わさび 塩ラーメン…これはおにぎりに輪をかけてむせる、凄い商品だ。
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しょうゆヌードル、
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カレーヌードル、
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ニンニク辛味噌ラーメン、
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道産昆布だしうどん。
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他に立ち寄ったアモールショッピングセンター。ここはかつてあったというスーパーマーケットが無くなっていたのですぐに出たのですが、
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それより、その近くの家で狂気を感じるレベルの人形を外に向けて並べていたのが目に付いた。
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旭川市はあまり観光する時間もなかったのですが、気になって冊子だけ貰ったのが…
アイヌ人、いやそれ以前の古代人から近代になって入植してきた和人たち、それぞれの時代の住居を復元しているのが見れるのだという"旭川市博物館"、
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歴史だ何だより、酒好きにはこちら"男山酒造り資料館"、
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おっと旭川の男山はカップ酒のアニマル缶で買って呑んでいます。
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可愛い!
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酒ともう一つ私が好きな物はラーメンであり…となれば"あさひかわラーメン村"。ラーメンのフードテーマパークで、冊子を見ると『旭川ラーメン』8名店の味を頂けるらしいです。その旭川ラーメンで東京都内でも1番よく見かけるのは"らーめん山頭火"でしょうか。
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他には…北海道繁盛店の乾麺セットで戴いた事がありますが、
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"旭川らぅめん青葉"、
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"らーめんや天金"も同様に入っていましたが、おお…現地でその実店舗を見れると嬉しいですね。
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そろそろ夜の旭川市に移行しましょう。
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商店街の、『希望』像。
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この辺りの居酒屋で有名なのが"炉端のユーカラ"、
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そして向かい側にある"居酒屋 天金"らしいです。
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店構えショットも含めてここでの想い出写真もかなり消えてしまいましたが、ビールはサッポロクラシックの瓶だったかな。
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道民が大好きなガラナ、
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つまみは釧路産ババガレイ唐揚、
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他にも色々、どれも北海道なので素材が良いのは当たり前。その上でもう一工夫ある感じの物を出して頂きました。人数も集まって、相当に美味い物を色々と食べたのです。
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牡蠣、
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寿司、
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特にこれ、山わさび寿司!
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〆汁。
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もちろん上記のらーめんや天金とグループ企業であり、他に海鮮居酒屋 天金 東支店もお薦めだそうです。
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次、"旭川MOSQUITO"へ。
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こちらはライブハウスモスキート(LIVEHOUSE MOSQUITO)としての営業がメインだのだと思いますが、
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別スペースでバーの営業もしています。この男、グラインドコアバンド・PUNISHMENT FOR BARBARIANのボーカルが店員として迎えてくれました。
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えー…ここで色々と頂いた酒やつまみの写真は消えてしまいましたが、何故かこのポップコーン写真だけ残っていました。そう、今回は全部消えたわけではなく、しかも消え方がランダムなのです。
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彼とは別に店長さんが居ました。で、このレコードを見てあの時のキング・クリムゾンの来日に行っている事が分かるじゃないですか。それからクリムゾン他のプログレ話とかになって、
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これなんてディープ・パープル(Deep Purple)の名曲「ハイウェイ・スター」のEPですが、「高速道路の星」という曲名でカバーした日本語直訳ロックの王様が来訪した時にサインを入れてもらったそうです。
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ここではリクエストして好きな曲をかけて頂いていたのですが、
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そのうち、勝手にレコードを物色して自分で好きに回して良いよ、となって…
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札幌出身のメタルバンド・ELIZA、
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プログレバンドはEP自体が珍しいぞ…エマーソン・レイク・アンド・パーマー(ELP)の「ストーンズ・オブ・イヤーズ」(Stones Of Years)、
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こちらは先日フローリアン・シュナイダー逝去のニュースが流れましたが…クラフトワーク(Kraftwerk)の「ザ・モデル」(The Model)、
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特撮ドラマ「超人バロム・1」のオープニングテーマにして名曲『ぼくらのバロム・1』とか、
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これも珍しい、頭脳警察のEP「夜明けまで離さない」だ。
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ちなみにシングル盤はほぼ出さない頭脳警察が、このEP以来で30年以上ぶりに「時代はサーカスの象に乗って」をリリースした事があったじゃないですか、寺山修司の詩を歌にして。あれのスタイリングは、実は我が秘密結社員が行っております。しかし今のご時世、頭脳警察より自粛警察が流行る事態になってしまいましたね…

他にも色々とかけたのですが惜しみながらこの店を去った夜は、大型温泉施設"万葉の湯"で温泉を楽しんで、大部屋で雑魚寝して云々とあったのですが、写真は完全に消失しています。本棚にあった漫画「進撃の巨人」をこっそり読んだりしていました。

さらに北海道では、また他の土地に行っているので…そのうちアップします。
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  1. 2020/05/19(火) 23:59:03|
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BRUCEです。あだ名は大悟(DieGo)です。
大悟…つまり悟りを開くに至る道程にある事を表し、かつ神の映画「ドラゴンへの道」から頂いてのブログタイトル。同名の秘密結社も運営しています。

名作漫画紹介の形を借りて、自分の記録用に使っています。

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