大悟への道 (旧名・名作漫画ブルース)

名作漫画の紹介 ・・・個人的な旅の記録

楳図かずお×TOKYO解放区『Summer border's ~夏と、楳図かずおと、ボーダーと~』

おはこんばんちは!
私がこのブログを書いております、BRUCEでございます。
summer-borders-horror2.jpg

先日は東京都新宿区の"伊勢丹新宿店"へ行ってきました。
summer-borders-horror1.jpg

目当ては伊勢丹新宿店本館 2階センターパークにある『TOKYO解放区』で、見て下さいこの赤白ボーダー、つまり…楳図ボーダー!店内に「まことちゃん」の目を使ったブツも見えますね。
summer-borders-horror5.jpg

私が着ているTシャツも、かつて楳図かずお作品の名作「おろち」とビームスがコラボしたMANGART BEAMSのやつですね。はい、今回は楳図かずおイベントなのでした。
summer-borders-horror3.jpg
summer-borders-horror4.jpg

その名も、『Summer border's ~夏と、楳図かずおと、ボーダーと~』
summer-borders-horror19.jpg
summer-borders-horror20.jpg

最近は楳図かずお作品がアパレルのブランドでモチーフに使われる事も珍しくなくなりましたが、ついにMILKBOY(ミルクボーイ)が楳図先生と組んで限定コラボラインを展開するとの情報を得た私、駆けつけたわけですよ。よってパンツはMILKBOYで、そして楳図作品のイメージも意識してドクロ柄で合わせて行ったのです。
summer-borders-horror6.jpg

このMILKBOY×KAZUO UMEZZ、
summer-borders-horror7.jpg
summer-borders-horror8.jpg

Tシャツのバックプリントを見ても分かるように本イベントのためだけに製作しているんですよね!
summer-borders-horror10.jpg

楳図かずお先生といえばでトレードマークの赤白ボーダーを用いているのは安易な考えと思われるかもしれませんが、これもある一工夫がされていました。
summer-borders-horror9.jpg

そしてこれが見たかった、グラフィックTシャツは3色。
summer-borders-horror11.jpg
summer-borders-horror12.jpg
summer-borders-horror13.jpg

もう一度、SACRIFICE!!
summer-borders-horror14.jpg
summer-borders-horror15.jpg

その他、楳図先生の私服をモチーフにした本イベント限定のスカジャン、
summer-borders-horror22.jpg
summer-borders-horror23.jpg
summer-borders-horror24.jpg

まだまだ素敵な楳図かずおコラボのファッション・アイテム、雑貨等があって...しかし基本的にレディースばかりなので、私も女子に生まれれば良かったと羨ましくなる瞬間でした。
summer-borders-horror25.jpg

こちらは、ネイリストのなかやまちえこさんによる楳図ネイル作品。ネイルの事を私が知っているわけもないのですが、好きそうな女性に聞いたらこの方、メチャクチャ有名らしいですね。
ところで楳図マンガでネイル(つまり爪)といえば赤んぼう少女・タマミの鋭いそれが思い浮かびますが、あんな形のは無くて安心しました。
summer-borders-horror26.jpg
summer-borders-horror27.jpg
summer-borders-horror28.jpg

あとはこれ、「神の左手悪魔の右手」のキャラアート製複製原画も販売していました!『HORROR/5 影亡者』がスタートした5巻の表紙に使われた、あのイラストですね!
summer-borders-horror16.jpgsummer-borders-horror17.jpg

これを買った人に特典で付くという『楳図かずお降臨Tシャツ』が、これ!
summer-borders-horror18.jpgsummer-borders-horror21.jpg

そのうち会場に『ぐわし!』が出てきて…
summer-borders-horror29.jpg
summer-borders-horror30.jpg

この日(8月12日)はトークショーも開催されました。
summer-borders-horror31.jpg

おお、となるとゲストは御大が!?と期待された方も多いと思いますが、実は楳図かずお先生にもお声かけしたものの体調不良のため来れなかったとの事。それは心配ですが、大丈夫なのでしょうか…実際に来れたゲストは、この方達。
summer-borders-horror32.jpg

今回ネイル作品を展示しているなかやまちえこさん、今回の会場に展示しているポップでモデルをしているTORICOさんです。
summer-borders-horror33.jpg
summer-borders-horror34.jpg

TORICOさんは私のブログ読者だとご存知の方も多いと思いますが、昨年になって突如丸尾末広先生の名作漫画「少女椿」を実写映画化した監督でもあります。
MARUO-syojo-tsubaki16.jpg

でも、それってどういう事ですかこの方…モデルを職業にしてこれだけの美貌とスタイルというスペックを持っていながら、少なくとも楳図作品や丸尾作品が好きで、商業映画を撮れるほどの人脈やお金もあるというね。素敵すぎる『楳図かずお痛ネイル』もしていたし。
私は男女ともに極端に恵まれた容姿を持っている者は、本を読んだり映画を観たりしなくて良いのにと思っているのです。それはほら我々サブカル者に任せておいて、普通にサッカーだのトレンディドラマだのAKBの総選挙がどうだのってクソダサく俗っぽい事で騒いでいてくれませんかね。だってこんな人がその趣味でいられると、うちの秘密結社員達が持つせめてものプライドが…ええ、この日は秘密結社の女子部達が不憫になりました。
summer-borders-horror35.jpg
でも人には色々あります。この素敵すぎるTORICOさんだってその正体は「洗礼」の影響で娘の体に自分の脳を移植した、顔に醜いアザのあったおばさんかもしれないのだし。

トークショーなので色々と話も聞けたのですが、ゲストのお2人の好きな楳図キャラは…なかやまちえこさんがまことちゃんと猫目小僧。TORICOさんはタマミですって。しかも人生で最初に読んだ作品がそのタマミが登場する「のろいの館」であったためにその後の趣味趣向とか人生に影響を受けてしまったとの事…うんうん、羨ましい。でも今回もタマミはグッズ化だってされていましたし、今となっては同作のヒロインなのに忘れ去れられている葉子が一番かわいそうなのではないでしょうか。
あとは霊についての話でも、全く霊感がないというなかやまちえこさんに対してTORICOさんは色々あって…これは楳図作品じゃないけど死者との関わりを描いた川口まどか先生の超名作漫画「死と彼女とぼく」のヒロイン・時野ゆかり並ですよ。名刺を差し出してきた死者の話とか、同じエピソードも同作にあるし。

はいこちら、会場に展示されていたMILKBOYの楳図ボーダーグッズを着用したTORICOさんの写真。他にも何種類か素敵写真があったので現地に行ってもらえれば良かったのですが、このイベント会期は2017年8月9日~21日、まごまごしているうちに今日で終わってしまいました。 イベントの宣伝にも興味を持つ方へのお薦めにもならなくて申し訳ない。
summer-borders-horror36.jpg



スポンサーサイト
  1. 2017/08/21(月) 23:59:07|
  2. 古本 番外編
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

梶原一騎 絶筆30年 ~SO!一騎集会~

比類なき功績を残した偉大すぎる梶原一騎先生の没後30年の今年、『梶原一騎絶筆30年 SO!一騎集会』に行ってきました!
kajiwara-so-ikki1.jpg
この題字を書いたのも、私の大好きな漫画家である平松伸二先生!

イベントが開催されたのは8月6日...つまり72年目にアメリカ合衆国による原爆投下で広島の一般市民が大虐殺された日に当たりますが、会場が東京都千代田区の靖國神社に近い"科学技術館 サイエンスホール"だった事は、戦没者を参拝してから行きやすいようにとの配慮でしょうか。
kajiwara-so-ikki29.jpg
kajiwara-so-ikki6.jpg

さらにこの2017年は、日本に国産アニメーションが誕生して100周年にも当たるらしいので、漫画とアニメを結んだ功績も高すぎる梶原一騎先生を称えるには最高の年でもあると言えましょう。
梶原一騎先生を語るゲストとして、ちばてつや先生と川崎のぼる先生が呼ばれていまして…いや片方なら私も複数回見ていますが、この両者が揃うのってレア過ぎませんか。それでチケット代が4,000円(+システム利用料216円+店頭発見手数料108円)なら安い。発売と同時にすぐさま購入しました。
kajiwara-so-ikki20.jpg

さて梶原イベントという事で、今回はどのTシャツを着ていこうか…ちばてつや先生も来るので結局は定番ながら何度も商品化されている「あしたのジョー」でいいか。
ジョーのTシャツは私が持っているだけで10種類以上ありますが、そういえばずっとタンスの肥やしになっていて未着用だった2002年の『第5回 アジアマンガサミット 横浜大会』時のTシャツを引っ張り出してきました。
kajiwara-so-ikki2.jpg

カーロス、ジョー、ホセと並ぶイラスト部分はプリントではなく、縫い付けてある凝った仕様です。
kajiwara-so-ikki3.jpgkajiwara-so-ikki4.jpg
kajiwara-so-ikki5.jpg

会場に到着して地下サイエンスホールへ。
kajiwara-so-ikki7.jpg

川崎のぼる先生は出演者なのに、花束を進呈しています。
kajiwara-so-ikki8.jpg

そして、梶原一騎先生の巨大パネル!
kajiwara-so-ikki9.jpg

ここではもちろん記念撮影をして。
kajiwara-so-ikki10.jpg

その横では、梶原一騎原作でテレビ化された番組のテーマ曲が映像と共に繰り返し流れていました。
kajiwara-so-ikki11.jpg
kajiwara-so-ikki12.jpg

どれも胸が躍ったり悲しくなったりする、名曲揃い。没後10年の年に真樹日佐夫監修で出たあのCD、「梶原一騎の世界」でも久々に引っ張り出してみましょうか。
kajiwara-so-ikki30.jpg

会場でチラシを配っていましたが、アニメ版の「空手バカ一代」が初のHDリマスター化されてアニマックスで放映されるようですね。
kajiwara-so-ikki28-.jpg

物販。このTシャツの数々!今回限りのイベントロゴがバックプリントされた物の他に…
kajiwara-so-ikki14.jpg

ハードコアチョコレートからの新作で、これら素敵なTシャツが並べられていました。
LEGEND(梶原一騎)、
kajiwara-so-ikki15.jpg

WARU(真樹日佐夫)、
kajiwara-so-ikki16.jpg

そして、BROTHER(梶原一騎・真樹日佐夫兄弟揃い踏み!)。
kajiwara-so-ikki17.jpg
同行した秘密結社員は、これら全てを即買いしていました。

また、喜久盛酒造の日本酒でもこんな企画が!
kajiwara-so-ikki27-.jpg

私は梶原一騎先生の写真入りの方だけ購入しましたが、辞世の句ラベルのもありました。そーれイッキ(一騎)、イッキ(一騎)、と…この酒ばかりは一騎飲みで頂きましょうか。
kajiwara-so-ikki18.jpgkajiwara-so-ikki19.jpg

このお酒を販売していた藤村さんは、まんだらけが「男たちの星」を復刻した時に作られたこのTシャツを着ていました。
kajiwara-so-ikki13.jpg

ロビーには梶原一騎年表があったのですが、6歳の所で『担任教師を闇討ちしにて退学させられる。』とあったのが強烈でしたね。
kajiwara-so-ikki23.jpg

梶原一騎先生が愛飲したI.W.ハーパー。他に、使用していたサングラス等の私物も展示されていました。
kajiwara-so-ikki22.jpg

さて、会場入りしましょう。これが科学技術館 サイエンスホールの座席表なんですけどね、うちの秘密結社員で『い列 7番~い列 9番』という最前列の3席を取っていたのです!私は…い列 9番、最前列のど真ん中で見させて頂きました。
kajiwara-so-ikki21.jpg

いよいよイベントが開始されましたが、梶原一騎原作アニメ作品のオープニング・エンディング集をスクリーンで大音量にて上映。
それから最初の挨拶に登壇したのは梶原一騎先生の長男で梶原作品の著作権管理をしている会社"A・Tプロダクツ"の代表取締役である高森城さま、そして真樹日佐夫先生の長女・高森翠さま。
高森翠さまは極度の緊張でか声が震えていましたが、最前列なので手もブルブル震えているのが見えて、頑張れと心の中で応援し続けました。
そしてゲストに、つい先月「弔花を編む 歿後三十年、梶原一騎の周辺」(文芸社刊)を上梓したばかりの高森日佐志さま。もちろん、梶原一騎・真樹日佐夫という強烈な兄を持つ3兄弟の末弟。
TAKAMORI-chouka.jpg

次兄の真樹日佐夫自身が監修・脚本した映画「すてごろ 梶原三兄弟激動昭和史」のDVDでも引っ張り出して、これもたまには観直してみましょうか。
sutegoro.jpg

高森家の家族で主催するイベントであり、家族写真などを交えて親族3人で話すこのコーナーが梶原一騎先生についての初めて聞く話が多かったし、彼らの人柄も知れて良かった。
サプライズ・ゲストにアニメ「タイガーマスクW」のプロデューサーであるギャルマト・ボグダンさまが来て話していき、『丹下段平芸人』を自称するガンリキの佐橋大輔がパフォーマンスをして…
それからメイン・ゲストのちばてつや先生と川崎のぼる先生が登場。司会進行が、私も30年ほども読み続けている「はじめの一歩」の森川ジョージ先生!

梶原一騎先生といえば仕事で組んだ漫画家達とも後に悶着があって晩年は避けられていたり、死後の葬儀関連も
『ちばてつや、つのだじろう、川崎のぼるなど兄貴と組んでヒットを飛ばした連中の多くは示し合わせたように欠席だった。』
と、真樹日佐夫先生が「兄貴 梶原一騎の夢の残骸」(ちくま文庫刊)で書いていました。さらに
『この者たちの恨みつらみは相手が鬼籍に入ってもなお忘れかねるほど根が深いものか、それはそれでまた人間の真実なんだろうよ。』
と続いていて、単純に作品のファンとしては悲しい気持ちが残っていたのですが…さすがにこれだけの時が経ち、現在のちば・川崎先生は共にこのようなイベントに出て、梶原先生の事も良い思い出として語るようになりました。真樹日佐夫先生にも、この姿を見てもらいたかったですね。
つのだじろう先生だけは未だに梶原一騎先生について語る所さえ見た事がないし、今後も無理かもしれませんが…

貴重な大御所揃い踏みで梶原一騎先生を語るトークは続きましたが、少しだけ残念なのは作品については「あしたのジョー」「巨人の星」のだけに絞っていた事か。梶原一騎先生はけっしてこのような代表作だけの人ではないし、まして川崎のぼる先生は他にも複数の梶原一騎原作を描いているのだから!だいたい、それら有名作品についてのエピソードは、あまりにも様々な場で語られすぎているのでマニアが知らない話なんてそうそう飛び出さないのです。まぁ、単純に時間の都合でそうなっただけでしょうけどね。森川ジョージ先生の突っ込みが見事でお話はかなり面白かったですし。

そして、ほとんど人間国宝レベルの漫画家が揃ったわけですから、パフォーマンスとして生で絵を描く所を見せてくれました。しかも、お互いの代表作を入れ替えて川崎のぼる先生がジョー(矢吹丈)を、ちばてつや先生は星一徹と飛雄馬を描くという物でした!
さらに森川ジョージ先生の呼びかけで来場していた平松伸二先生も登壇し、むちゃぶりで大御所と共に絵を、それも難しい「タイガーマスク」を描いてくれたのです。

興味深い話ばかりなので約3時間のステージがあっという間に終わり、
kajiwara-so-ikki24.jpg
kajiwara-so-ikki25.jpg

日中に始まったイベントでしたが、終わって出てみたらこのように暗くなっています。行ってよかった素晴らしいイベントに満足し、今度は秘密結社員のカジワラー達で酒を呑みながらのマンガ夜話へとなだれ込んだのでした。
kajiwara-so-ikki26.jpg

ところで本イベントでも触れていた、ファンの間では軍艦御殿として知られる東京都練馬区にある梶原一騎先生の自宅。
梶原巡りの最重要スポットでもあるので、私も目の前まで行って見た事はあり…
kajiwara-house1.jpg
kajiwara-house2.jpg

三協映画音楽城北支社、という看板が残っています。
kajiwara-house3.jpg

今まで何度かインタビュー記事や映像などでこの軍艦御殿の内部も少しだけ見ていますが、今回も高森城さまのコメントフィルムで見させて頂きました。
遺品や原稿などそのまま残っているそうで、遺族は公開したい意向を持っている事は以前から聞いていましたし、それはファンとして切望する事でもあるのですが、その話はなかなか進んでないみたいですね。その功績や後続に与えた影響などを考えると、梶原一騎先生ほどの方の記念館や資料館が作られていないのもおかしいと思うのですが。とにかく吉報を待ちましょう。

では今夜は軍艦御殿の門の鷲。ナチスやショッカーにも影響を与えた古代ローマ帝国の旗(双頭の鷲)を使用した、この写真でお別れです。
kajiwara-house4.jpg



  1. 2017/08/13(日) 23:00:00|
  2. 古本 番外編
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

上村一夫原画展「劇画狂人フラグメント」

本日、2017年5月20日より…上村一夫原画展「劇画狂人フラグメント」が開催されています!
setagaya-nostos-books2.jpg

会場は東京都世田谷区世田谷、鉄道だと世田谷線松陰神社前駅の近くにある古書店"ノストスブックス(nostos books)"です。
setagaya-nostos-books1.jpg

上村一夫先生の原画が東京で観れるのは、けっこう久しぶりなので楽しみにしていて、私も早速駆けつけました。
setagaya-nostos-books3.jpg
setagaya-nostos-books4.jpg

まず、とても素敵な街と店で良かったのです。小さい店の中の一角で行なわれている原画展なので作品数が少ないのは難点ですが、しかし6月11日まで続く3週間の会期中、1週ごとに展示作品を入れ替えるそうなんですね。店員さんにも確認しましたが、本日のスタートが土曜日だから、来週、そして再来週の土曜日にはまた次の作品が観れるのですね!こりゃ最低でも3回は行く必要があります。

店を出るとたまたま上村一夫先生の一人娘である上村汀さまがいらして、過去の展示で何度か顔も合わせているため声をかけてくださいました。汀さまは現在『上村一夫オフィス』の代表で、名刺を頂いたのがこれですが、素敵すぎる…
kamimura-migiwa.jpg
手に持った時のサイズ感、紙質にもこだわっているのが分かります。裏面には住所等が書いてあるのですが、上村一夫オフィスは今回の展示会場のすぐ近く、世田谷区代田なんですね。
店の前で30分くらい立ち話してしまいましたが、上村一夫先生の色々な事や現在残っている原稿の事や今後の事、汀さま自身の事なんかも色々と聞いてしまいました。ああ、今思うと私なんかが1人で聞くのは勿体無かった!
汀さまが上村一夫オフィスを運営しているおかげで、こうして原画を展示してもらえたり本が復刻されたりされているのですから、ファンとしては感謝してもしきれません。

店の前には株式会社 阿久悠からの花があり、これまた阿久悠さん一人息子・深田太郎さんも会場にいらっしゃいました。
お互いが売れる前から、生涯に渡って親友だった上村一夫&阿久悠の仲は有名ですが、その娘さんと息子さんも同い歳で、父親の死後仲良しになったのだといいます。
setagaya-nostos-books5.jpg

さて没後30年が過ぎた現在、ヨーロッパでますます評価が上がっている上村一夫先生の功績や原稿を未来に残すためにも、いつか上村一夫記念館の設立が出来るといいですね。


  1. 2017/05/20(土) 23:59:45|
  2. 古本 番外編
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

超絶入魂!時代劇画の神 平田弘史に刮目せよ!

最近の漫画(劇画)イベントを、もう一つ…『超絶入魂!時代劇画の神 平田弘史に刮目せよ!』です。
yayoi-yumeji-museum21.jpg

このブログでも何度も著作を紹介している平田弘史先生ですが、こんな展覧会は初ですね。あの凄い絵の原画が観れるなんて!
会場に近い根津駅付近にはこのポスターも貼ってあって、盛り上がります。迫力あり過ぎて通行人も素通り出来ないでしょ!ちなみにこの絵は、「信長絵巻2 桶狭間出陣」の織田信長ですね。下級武士の生活を描き続けた平田先生には珍しい、歴史のスター武将・信長を描いた物。
yayoi-yumeji-museum22.jpg

会期は2017年1月3日~3月26日と、紹介するタイミングを逃したまま先月終わってしまいましたが…平田弘史先生はこの期間中に80歳を迎え、またちょうど画業60年目の年でもあるとの事。
会場は、弥生美術館・竹久夢二美術館
yayoi-yumeji-museum24.jpgyayoi-yumeji-museum25.jpg

料金を払って入場。ここはもうイベント変わる度にけっこう来ているので、この入場券はおなじみ。
yayoi-yumeji-museum23.jpg

貴重な原画や単行本など約300点、展示の仕方が素晴らしくてさすが弥生美術館でしたが、さらにこの構成をした学芸員によるギャラリートークがある日に伺ったので、通常時に一人で観るより勉強になりましたね。今まで平田弘史作品は読める限り読んできたし、ご本人の人柄を見れるエッセイ漫画「平田弘史のお父さん物語」も愛読していましたが、まだまだ知らない事はたくさんありました。
他にも会期中、寺田克也先生を招いてのトークショーだとか、あとは何と平田先生ご自身が来館されてのサイン会もあったのですが、これはどちらも日が合わなくて行けなかったのは残念でした。

平田弘史絵に案内されて1階右から回って2階へと順路があるのですが、撮影可能なのはその途中の踊り場部分だけでした。
yayoi-yumeji-museum26.jpg

ここで並んでるペーパーフィギュア(紙人形)が何かというと、
yayoi-yumeji-museum27.jpg

訪問者が武者に顔と応援メッセージを書いて作り、この台に置くと我々も『平田弘史応援隊』の一員になれる、という趣向の物でした。
yayoi-yumeji-museum28.jpg
yayoi-yumeji-museum29.jpg

いつも本では味わっていた凄まじい画力を生の原画で順を追って堪能するという黄金経験した後、弥生美術館を出ると"夢二 カフェ港や"がありますね。
yayoi-yumeji-museum30.jpg

いつもはここには入らずさっさと帰って根津で呑んだりしていたのですが、今回は入口に『平田弘史先生公認・弘史カプチーノ』の紹介がされていたのです。
yayoi-yumeji-museum31.jpg

展示に合わせてこういうの出すのは良いですね。これは素通り出来ないぞと、入店。
yayoi-yumeji-museum32.jpg
yayoi-yumeji-museum33.jpg
yayoi-yumeji-museum34.jpg

ここの可愛いショップカードは、この他にもあって4種類ほど存在するようでした。
yayoi-yumeji-museum35.jpg

もちろん注文は弘史カプチーノ!
yayoi-yumeji-museum36.jpg

弘史の文字を大事にキープしながら飲む者、アメリがクリームブリュレを食べる時みたいに上の文字をまずグチャグチャにしちゃう者...
yayoi-yumeji-museum37.jpg

私は最後まで大事にして、最後の最後で『弘史』部分を飲み干しました。
yayoi-yumeji-museum38.jpg

ちなみに昨年末にはこのイベントに合わせた『祝! 生誕80年&劇画家60年特別記念出版』という事で、「鬼才! 時代劇画家 平田弘史 その軌跡」(ラピュータ刊)が上梓されたのも記憶に新しい所ですが、
HIRATA-kisai1.jpg

私はこれを某所でサイン本にて入手していました。平田弘史先生の直筆サインって、凄いですよね!でも、同じ物がこの弥生美術館でも売られていました…
HIRATA-kisai2.jpg
HIRATA-kisai3.jpg

最後に80歳という事で、平田弘史先生おめでとうございます!
今後のご活躍も楽しみにしておりますので、くれぐれもお体にお気をつけくださいませ。


  1. 2017/04/03(月) 23:00:47|
  2. 古本 番外編
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

ビッグ錠のわが町とマンガ展

先月の26日の事ですが、神奈川県藤沢市へ行ってきました。藤沢市はずっと前に「ココ」で書いた江ノ島に行った時以来ですが、今回は初めての湘南台へ。
目的は、当地在住で私も子供の頃から大好きだった漫画家・ビッグ錠先生の作品展『ビッグ錠のわが町とマンガ展』です。
shonandai1.jpg

そもそもビッグ錠先生は、ここ湘南台に45年も前から住んでいるのだそうです。という事は今まで生んできた様々な傑作のことごとくはここ湘南台で描かれていたのですね。
会場は湘南台駅地下イベント広場で、
shonandai16.jpg
shonandai3.jpg
shonandai5.jpg

新旧のビッグ錠作品がズラッと並んでいるのですが…
shonandai10.jpg
shonandai20.jpg

代表作の生原稿もこの通り…「包丁人味平」「スーパーくいしん坊」
shonandai6.jpgshonandai8.jpg

「一本包丁満太郎」「釘師サブやん」…と、たまりません。
shonandai7.jpgshonandai9.jpg

これ、満太郎の『全日本おにぎり選手権』のやつだ。こんな変態コスプレ集団が真面目に料理に取り組んでいる、大好きな話の原画を一部でも観れて嬉しいです。
shonandai52.jpg
こうして原画を目にすると、今度はもっと大きな会場で1話丸々まとめて観れる場を作って頂けないものかと思ってしまいます。

湘南台は街中でもビッグ錠先生がデザインを手がけたキャラクターがたくさん使われていて、こちらはゆめまるです。
shonandai2.jpg

ただの掲示板も、ビッグ錠ファンにとっては撮影対象となります。
shonandai13.jpg
shonandai11.jpgshonandai12.jpg

ああ、ここは「ピンボケ写太」ばりのポーズで撮影するべきでしたね。
shonandai18.jpg
shonandai19.jpg

地元の『レインボータウンわくわくマップ』って、丸々ビッグ錠先生が描いているのだから湘南台の人達は贅沢すぎる!
shonandai14.jpg

近くに大学が5つもある、とか地元自慢の情報もいっぱいです。
shonandai15.jpg

これらは、駅の壁沿いに展示されていた大きめの絵。
shonandai21.jpg
shonandai22.jpg

歴代の湘南台のために描いてきた絵を集めたのかな。1970年代~1980年代くらいの全盛期の絵しか見てない方には一見してビッグ錠先生の絵なのか分かりにくいと思いますが、ちゃんと署名もあります。
shonandai23.jpg
shonandai24.jpg

この絵の鯉の尻尾の方にはビッグ錠先生が生んだ湘南台のマスコットキャラクターですね、ゆめまるだよーー、
shonandai26.jpg

ゆめみんでえ~す。
shonandai25.jpg
『でえ~す』ってのがお爺ちゃんっぽいセンスで良いですね。

着ぐるみがのゆめまる・ゆめみんもステージ上に居ました。
shonandai27.jpg
shonandai28.jpg

私が行った2月26日はイベント最終日で、このステージでトークショー「昭和マンガのあれこれ」が行なわれたのですね。
これにビッグ錠先生だけでなくゲストに川崎のぼる先生と南波健二先生も来るという事で、遠い湘南台まで駆けつけたのです。
shonandai4.jpg
shonandai17.jpg

これ以前にもイベントがいくつかあったので、その時に来た漫画家さん達が会場のテントにサインしていったようす。
ビッグ錠先生の絵、そして料理漫画仲間でしょうか…「江戸前の旬」のさとう輝先生、「味いちもんめ」の倉田よしみ先生、
shonandai29.jpg

「ミスター味っ子」「将太の寿司」等の寺沢大介先生、そして…
shonandai30.jpg

おお、ビッグ錠先生へのリスペクトを込めて「包丁人味平」の『カレー戦争編』で出てきたカレー将軍・鼻田香作を描いたりしています!…が、これって寺沢先生の絵じゃないような。署名が無いのですが、どなただったのでしょうか。
shonandai71.jpg

早く着きすぎてトークショーの開始まではかなりの時間があったので、一旦会場を出て湘南台の街を歩いたりもしてみました。で、いきなり何だここ!
『ババアーが焼いて ジジイが売る店
 居酒屋 次郎長』
だって。夜まで居られたら、絶対ココに入って呑んでましたね。
shonandai31.jpg

田舎の歓楽街みたいな所がちょいちょい見受けられてスナックが多い街でした。
shonandai32.jpg

それより昼飯を食べられる所は…"らーめん 麺の月"。よほど美味しいのかもしれませんが、こんな行列に並んでられるかバカらしい。
shonandai33.jpg

あまり店の数が無いしな...と、ブラブラ探し歩いていたら出てきたのが"ラーメンショップ 食いしん坊"という店。おお、これはきっと当地に住むビッグ錠のファンで「スーパーくいしん坊」から取った屋号だ。ここに決まり!
shonandai34.jpg
shonandai35.jpg
shonandai72.jpg
shonandai36.jpg

本棚にボロボロの漫画が置かれていましたが、残念ながらビッグ錠作品は見当たりませんでした。
shonandai37.jpg

手作り餃子、
shonandai38.jpg

大盛ラーメン、
shonandai39.jpg

おお激辛メニューもありますぞ…はい、激辛ラーメン。
shonandai40.jpg
shonandai41.jpg
ああ、一応厨房内を確認しましたが、「スーパーくいしん坊」の『特急ラーメン!!の巻』のように洗濯機で麺を茹でたりはしてなかったので、ご安心ください。

時間まで街をブラついた後、再び湘南台駅構内のイベント会場へ戻った所、凄い…座席は間然に埋まって立ち見もいっぱい!
shonandai42.jpg
shonandai43.jpg

もちろん私も立ち見ながら近くに行き、貴重な話をたくさん拝聴させて頂きました。
shonandai44.jpg
shonandai45.jpg
shonandai58.jpg
shonandai46.jpg

イベントの主役、ビッグ錠先生、
shonandai47.jpg

ゲストの川崎のぼる先生、
shonandai49.jpg

南波健二先生。
shonandai48.jpg
ゲストのお二方は、もう一昨年になりますが「ココ」で紹介した川崎のぼるイベントでも拝見させて頂いています。

トークショーは『昭和のマンガあれこれ』なので、それぞれの戦時中の話から漫画(劇画)黎明期・創成期の色々な話が当事者達から飛び出しましたね。内容は会場に来た方々と自分の胸だけに秘めておきますが、皆様の『好きな漫画家』だけメモったのを載せておきましょう。
川崎のぼる先生の好きな漫画家=瀬越憲と太田二郎、南波健二先生の好きな漫画家=関谷ひさしと福井英一、ビッグ錠先生の好きな漫画家=手塚治虫、との事でした。
shonandai57.jpg

トークショーが終わってからは先着100名にサインが当たる抽選券を配布するというので、10番目にもらいました。10番といえばヤツの背番号じゃないですか。そんなわけで会場にあった「巨人の星」のレコジャケ絵から花形満を見つけ、記念撮影。大リーグボール1号に対抗した時のあの構えですね。
shonandai54.jpg

無事に抽選券まではゲットしたわけですが、その後のこれ、ガラガラくじでスカを引いてしまいました。
shonandai55.jpg

ただしサインは皆の前で描いていたため、漫画界のレジェンド達がペンを走らせる姿をしっかり目に焼き付けてきました。
shonandai56.jpg
shonandai59.jpg
shonandai60.jpg

御三方でどんどん絵を回しているのですが、南波先生の描いた絵に川崎先生が色を塗ったり、仲良し漫画家達の共同作業に胸が熱くなりました。彼らの共同生活の話とか、様々なエピソードはトキワ荘組に比べて語られる事があまりにも少ないですよね。
shonandai61.jpg
shonandai62.jpg
shonandai63.jpg
shonandai64.jpg

↑のテントで空いてた面には、ビッグ錠先生とゲストの川崎のぼる先生、南波健二先生の絵が加えられました!
shonandai50.jpg
shonandai51.jpg

これで3面全部が偉大な漫画家達のイラストで埋まったわけです。
shonandai53.jpg

さらに↑の時点では寺沢大介先生の絵しか描かれていなかった面に、平松伸二先生による雪藤洋士の絵が描き加えられています!
shonandai65.jpg
shonandai66.jpg

これは凄いぞと『地獄に落ちろ!!』とか、黒い天使(ブラックエンジェル)ごっこをしていたのですが、これってこの会場のどこかに平松先生が来られてたって事じゃないですか!
shonandai67.jpg
shonandai68.jpg

私が少年時代に一番読んでいた「ブラック・エンジェルズ」の作者が…ええ、いらっしゃいましたよ!平松先生は「巨人の星」が生涯のナンバー1作品だとどこかで発言されていましたが、今回少しだけお話を伺った所『川崎のぼる先生の追っかけです』とまで仰っていました!
そして昨年の「ココ」で紹介したイベント以来になる記念撮影をお願いして。ありがとうございました!
shonandai69.jpg

そして最後にもう一度、左から川崎のぼる先生、ビッグ錠先生、南波健二先生…ありがとうございました!
shonandai70.jpg


  1. 2017/03/31(金) 23:59:43|
  2. 古本 番外編
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
次のページ

プロフィール

BRUCE

Author:BRUCE
BRUCEです。あだ名は大悟(DieGo)です。
大悟…つまり悟りを開くに至る道程にある事を表し、かつ神の映画「ドラゴンへの道」から頂いてのブログタイトル。同名の秘密結社も運営しています。

名作漫画紹介の形を借りて、自分の記録用に使っています。

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

カテゴリー

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する