大悟への道 (旧名・名作漫画ブルース)

名作漫画の紹介 ・・・個人的な旅の記録

旅行・紀行・街(8) フランス・パリ-FRANCE PARIS 4

9月28日は、いよいよパリで丸一日動ける最後の日です。

もういい加減飽きたホテルでのパンの朝食後、メトロに乗ってLedru-Rollin駅へ。
しかしパリに来たこんな特別な日も雨、雨、雨。
ついに諦めて、折りたたみ傘を買ってしまいました。しかも観光客向けの店で、こんなエッフェル塔のプリントされたヤツ。
midori-cyan.jpg
ついでに、このT-シャツも紹介しなくてはなりませんが、前日と同じく丸尾末広先生の「少女椿」より、みどりちゃんT-シャツの別バージョン。

この駅を降りると、この近辺の人々が集まって新鮮な果物や野菜等を買っていく活気ある市場(マルシェ)を抜けて、アリーグル広場(place d’Aligre)。
ここは蚤の市…というよりガラクタ市といった感じで、小さい規模で物を売ってます。

庶民的な市ですが、古着や古本、汚い食器やおもちゃ、誰かの写真…。
そんな中から私が必死で物色するのはレコード。やはりここでもEP(シングル)狙いです。
数が少ないから10分で全部見終わりましたが…やりました。ゲンズブール「L'Ami Caouette/Le cadavre exquis」を1ユーロでゲットしましたよ!
LAmi-Caouette.jpg

ここまでいて、まだフランスのサンドイッチを食べていない事に気づき、慌ててこんな普通のお店で食べました。
Ledru-Rollin.jpg

店でフランス雑誌をいくつか見てたら、ジェーン・バーキン(Jane Birkin)の記事を発見。ほとんど意味理解できないフランス語の文字を、頑張って追って読みました。
JaneBirkin.jpg


パリは東京以上に細かく便利なメトロ線が網の目のように張り巡らされているのですが、コースというかラインは1号線から14号線まであります。
古い物ばかり目立つパリにおいて、これの一番新しい14番線は、早いし未来っぽい感じが好きでしたよ。
14.jpg

その14番線に乗ってMadeleine駅へ。
降りてすぐの花市場の所に可愛いのが立ってました。写真を撮ると…
Madeleine1.jpg

うわっ、裏に人が隠れていました。ビックリしたぁ。
Madeleine2.jpg


マドレーヌ寺院(Eglise de la Madeleine)をバックに、先ほど仕入れたゲンズブールのEPと写真撮り。
20071023234957.jpg

この古代ギリシャ風神殿は、数多い円柱がカッコいいですよね。
似合いすぎるパイプオルガンによるコンサートなんかも時々催されているそうで、次回は是非行ってみたい。
「キン肉マン」のゼブラチームで、確か副将だったパルテノンを思い出します。あのモデルはアテネのアクロポリスにある方でしょうけど。
20071023235107.jpg


今更ですけどフランスのパンは美味い。基準点が高いというか…味が違いますね。
毎日いろんな種類のを食べたくなり、女の子みたいに街のパン屋さん前で立ち止まって指をくわえて『ぼくもぽっちい』とかつぶやいたり。
boulangerie1.jpg
boulangerie2.jpg

とにかく雨が続き、『ダメだこりゃ』って長さん(いかりや長介)風につぶやきながら一旦ホテルに帰っちゃいました。

駅からホテルまでの間に次のサンドイッチやキッシュ、チーズ等を買って、昼からワインを楽しんだのですけどね。
私は酒さえあれば、そこまでキレイな景色がなくても妄想で生きて行けるな。
このパリに来てるバカンスだって、何が楽しいって昼間から酔っ払ってられるその環境であるのかもしれません。
sandwich1.jpg

sandwich2.jpg


次はSt-Michel駅へ。
東京で毎週毎週中野に通ってしまうように、パリではやはりここに何度も来ていましたが…。
こんな短い旅行でもやっぱりここにまた来て、しかも長居してしまいます。
そして今回は"Aaapoum _Bapoum"へ。
パリでサブカルチャーの店と言えば前に紹介した"un regard moderne"ですが、ことBD(バンドデシネ)や漫画に絞ったらここ"Aaapoum _Bapoum"にかなう店は見当たりません。
20071024001350.jpg

もちろんMANGA世界一である日本の作品もかなりありますし…
20071024001529.jpg

そして私は、前日に続いてまたも日野日出志先生の傑作をゲットしました!
今度は「赤い蛇」のフランス版で6ユーロ。
20071024001200.jpg

前日ブックオフにて中古で買った「地獄変」も新品でも同じく6ユーロで置いてあったので、損した気分です。

この二作以外には出てないのかな。
ちなみに
「赤い蛇」のフランス版タイトルは「SERPENT ROUGE」
SERPENT-ROUGE.jpg

「地獄変」のフランス版タイトルは「PANORAMA DE L'ENFER」
PANORAMA-DE-LENFER.jpg

でしたが、サイズも日本より大きい本だし、どちらもまぎれもない傑作ですので、こういう作品がフランス人の目にも触れてると思うと嬉しい限りです。

他の店では…何と!
高橋ヒロシ先生の「WORST(ワースト)」がフランス語訳されていて、つい最近の巻まであったりするんです。
質が高いとヤンキー漫画さえも外国でも評価され始めてるとしたら、嬉しいですね。
worst-france.jpg


もう一度"Boulinier"のレコードや、本屋"Gibert Jeune"の前の日と違う店舗にておみやげ用にヒトラーの本を買ったりして…
次は"Cine Corner"
Cine-Corner.jpg

中古DVD専門店のここでは、BRUCE LEEの主要5作品を大人買いしました。
当然かつて住んでいた時にもBRUCE LEE映画はジャケ違いからニセ者映画まで買って揃えていたのですが、当時はまだまだVHSのビデオでしたからね。
今回DVDに買い直して、ようやく日本の自室プレイヤーでもBRUCE LEE映画のフランス版が観れるようになったわけです。
つまり以前の私は、日本で再生も出来ないのにBRUCE LEEビデオを買いまくってたわけですが。
皆様、観た事ないんじゃないですか?BRUCE LEE映画のフランス版。
BRUCE LEEが吹替えでフランス語を話すのが面白いだけでなく、作品によっては編集で話を変えられてる所なんかもあり、よりマニアックに楽しむ事ができるのです。

この建物は何だったのか。
P9290103.jpg


さて、次は歩いて行けるリュクサンブール公園(Le Jardin du Luxembourg)に少しだけ寄って…
Le-Jardin-du-Luxembourg.jpg


現地パリ在住のフランス人友達との再会。
すぐ近所に住んでるのにパンテオン(Pantheon)と一緒に写真に入ってくれた彼はTomoji。日仏ハーフの仲良しです。
Pantheon.jpg

Tomojiは何度も日本に来てて、その度に会ってるから懐かしい感じはしませんが、今宵は彼の家に10人くらい(トモジの家族も含めて)が集まっての晩餐をセッティングしてくれました。

そのTomojiの家はパリ大学のあるラテン地区、つまりカルチェ・ラタンにあるのですが、ここら辺は品のいいお洒落地区。静かだし、行くまでの道が楽しい。
P9290114.jpg

ムフタール通り(Rue Mouffetard)は有名ですね。そうそう、ここも「アメリ」の舞台。アメリが大昔の子供の宝物を見つけて、持ち主に返す場所、つまりドミニク・ブルトドーが住んでた場所。
Rue-Mouffetard1.jpg

Rue-Mouffetard2.jpg

シャンゼリゼ通りのようにうるさくないのに、いいショップが立ち並んでいて嬉しいですよ。
映画館までがショップのよう。
Rue-Mouffetard5.jpg

しかしムフタール通りだけでゴスロリの店が二軒あったのですが…
これも日本から発信した文化ですよね、多分。ロリが付かないゴスならこっちが本場でしょうけど。
Rue-Mouffetard3.jpg
Rue-Mouffetard4.jpg

カフェ・エジプシャン(Le cafe Egyptien)と言われる物を楽しめる店。
こういう日本には一軒も無い店をこそ紹介すべきでしょう。
カフェ・エジプシャン…まぁ水タバコなんですけどね。
Le-cafe-Egyptien1.jpg

ここではないですが、私も類似の店に行ってみた事があります。
なのですが、入店すると地下の怪しい部屋に通され、ソファで吸う…
隣にいた黒人が、ハシシはどうだとかマリファナはどうだとかって、商売してきたものでした。
Le-cafe-Egyptien2.jpg

↑トモジ画

さてさて、7年前に一度お邪魔したきりだからここも凄く懐かしいトモジの家に到着しました。
迎えてくれたのはkenjitomojiの仲良し兄弟、
chez-ose1.jpg

他にその母や友人達。

部屋の窓からこんなのが見えます。
fenetre.jpg

天井と鏡。
chez-ose2.jpg
chez-ose3.jpg

古い家って、そのまま歴史的な物ですよね。
そしてパリには古い家があまりに多い。すぐに建て替えて、新しいものを有難がる日本人とは感覚が違います。

彼らのBD=バンド・デシネを中心にしたコレクションを見せてもらいました。
chez-ose4.jpg
chez-ose5.jpg

そういえば昔、フランスの漫画オタクイベントにも連れてってもらって一緒にサイン貰いましたが、彼らは著者サイン入りBDもそうとう数所持してます。

これなど、メビウス(MOEBIUS)と宮崎駿の共演ですね。
chez-ose6.jpg


そして、特に会うのが楽しみだったのは、ホームステイ先の子供だったバティストですよ!
Baptist2.jpg

すごくセンスのいいオタクな奴だったので、すぐに仲良くなっていろいろ遊びに行きましたから!
七年前…
Baptist3.jpg

この↑写真で私の隣り、つまり真ん中にいるのが彼です。
ちなみにそのさらに隣りは兄のピエール。これ↓は兄弟写真だ!
Baptist4.jpg

パリの屋根上で遊んでた我々、
Baptist8.jpg
Baptist9.jpg

まるでパトリス・ルコント監督作品「仕立て屋の恋」におけるラストのように…
パリの屋根といえばルネ・クレール監督の古典映画「巴里の屋根の下」も思い出します。セット撮影なので実際のパリではないのですが、このパリの屋根と煙突の感じはそのままでした。
Baptist10.jpg

そのバティストが今はアゴヒゲはやしてインド思想にはまり、私の実の妹のようにヒッピー文化的思想を持って、涅槃だ覚醒だって言ってるのだから…そんなら私を崇めなさい。こちとらあだ名は大悟、つまり悟りの人ですからね。
Baptist5.jpg

同じく一緒に遊ぶメンバーだったニコラ。彼は来れませんでした。
Baptist11.jpg

まぁそんなあまりに懐かしい再会をした奴らと、かつてと同じようにケタケタ笑いながら話し、呑み、一時の幸せを噛み締めたと言えるでしょう。
会いたかったのにこの日は来れなかった友人も何人かいて残念でしたが、私が前もってどの日に誰と会えるとか計画してれば良かったんですよね。

でもとにかく今回のパリ最後の夜は、他にも何人もいましたが皆で呑み、食べ、しゃべりながら楽しみました。
chez-ose10.jpg

chez-ose12.jpg

フランスでは通常、段階を追って何皿も料理が出されるので、出た物を全部食べてたら最後の方は食べれなくなるのです。
chez-ose7.jpg
chez-ose8.jpg
chez-ose11.jpg
chez-ose13.jpg
chez-ose9.jpg
chez-ose14.jpg
実際たった一夜に次々と料理やらを出してきて、その上で『今日は仕事だったからロクな物出せなくてごめんね』とか言ってくる、友達のお母さん…ありがとう。
私はこういう友達、それにもう二度と会う事が無いとしても知り合った人達全てに感謝し、思い出を大事にして生きていきたい。

この夜はタクシー代まで渡されて、贅沢にタクシー帰宅しちゃった。
正体も何も分からないような奴かもしれない、ただの日本のBRUCE LEEに対して、皆親切すぎるぜ!!

本当に…有難う、みんな。
今これを書いてる私の状態は、仕事帰りに友達と呑んできた上に部屋で晩酌しているので酔っ払いもいい所なのですが…酔うと特に最近涙もろくなっちゃってね、グス。

これはバティストと最後の別れのシーンか。またいつか…絶対会おう(泣)
Baptist7.jpg


9月28日。愛しのパリと、いよいよお別れしなくてはならない日です。
しかも昼すぎには空港でチェックインしなきゃならないのですが…早起きして早朝のモントレイユ蚤の市へ。

私は蚤の市(marché aux puces)大好き人間なのですが、今回は月曜に着いて土曜に発つプランなため、土日に開催される蚤の市にはほぼ行けなかったのですよ。

パリの三大蚤の市といったらクリニャンクール、モントレイユ、ヴァンブなんですけど、そのうちクリニャンクールだけは月曜もやっているので到着日に行けました。
そしてモントレイユは…ホテルから歩いて行ける距離なので、出発前の土曜早朝に急いで行ったのです。
なので今回のパリ旅行は、文字通り蚤の市に始まり蚤の市にに終わる結果となりましたね。
(一番好きだったヴァンブに行けなかったのは悔しいですが)

そして、このモントレイユ蚤の市を訪れて驚愕だった事実が一つ!!
この入口近くに、両手と片足が無い男が座っています。
まぁ物乞いではあるのですが、凄く陽気な方なんです。
日本人である私を見ると、
『ナカタ ヒロシマ ナガサキ』
『ナカタ ヒロシマ ナガサキ』
『ナカタ ヒロシマ ナガサキ』

・・・と、でかい声で連呼してきたのですよ。
まぁただ日本関係で知ってる単語を並べただけでありましょう。
ナカタはおそらくサッカーの中田ヒデなんとかで、ヒロシマ ナガサキはアメリカに原爆を落とされて30万人の非戦闘員の命が奪われた、あの都市の事でしょうね。
それはいいのですが、この人…

6、7年前、私がパリに住んでた時から確かにいた!!

彼を見て、セリフを聞いて初めて思い出しましたよ。
BRUCE LEE映画を別にしたら、トッド・ブラウニング監督の映画「フリークス」を半生のベストに挙げ、異形や奇形に愛を感じる私とした事が、彼の存在を忘れてたなんて!

するとやはり私が住んでたずーっと以前からあそこに座っているのだろうし、これからも日本人を見つけると
『ナカタ ヒロシマ ナガサキ』
と叫び続けるのでしょう。

韓国人顔だと
『ヨンさま キムチ チョゴリ』
でしょうか。
ドイツ人なら
『マイケル・シェンカー ナチス ソーセージ』
とか、
スウェーデン人なんて
『カーディガンズ シナモンロール フリーセックス』
とか言われなきゃならんのか…
いや、超適当でごめんなさい。

私も彼がフランス人であると想定して、
『フランスパン ワイン エッフェル塔』
とか返してあげれば良かったかな、なんて思いましてね。

おっと、蚤の市の話でした。
このモントレイユ蚤の市は、他より古着が多めでしょうか。ボロ山みたいなのから、お洒落なセレクト古着の店まであります。
Montreuil1.jpg
Montreuil2.jpg

ここでは掘出し物をゲットするための物色をするのですが、かなり広い市を見て回るだけでもかなり楽しいです。
今回は時間が無いので急いで回りましたが、KRAFTWERKのフランス版EP「TRANS EUROPE EXPRESS」を1ユーロでと、みやげ用DVD等をゲット。
Montreuil3.jpg

このコップは4個セットで5ユーロでした。古い品ですが可愛いし材質も良い。当然日本だと高いですから、嬉しい記念品です。
verre.jpg


今回パリの街で一番良く見かけた日本のアニメは「はじめの一歩」。フランスで初めてアニメが放映されたのは1974年の「リボンの騎士」らしいのですが、その後日本アニメが人気を博して子供番組を独占する事態になり、1980年代にはフランス政府が日本からの『文化侵略』を警戒して様々な手を打ったのですが、結局は現在でも日本アニメの人気が圧倒的であり、凄い数の『オタク』も生まれています。さらに今や、フランスで一番発行点数が多い書籍も漫画なんだとか。
とりあえずこのアニメDVDの宣伝ポスターで、フランスにいるため少年マガジンで連載中の「はじめの一歩」立ち読みを一週分飛ばしてしまった事を思い出しました。
Ippo.jpg


さよならホロホロ鳥、
horohoro-tori.jpg

さよならホテル近くに住んでた猫ちゃん、
Le-chat1.jpg
Le-chat2.jpg


毎日何往復かしたホテルの前の道とも、最後のお別れ。
chemin1.jpg
chemin2.jpg

早朝に外へ出てると↑こういう人達が犬のウンチ掃除をしているんですね。

電車に乗って…
RATP1.jpg
RATP2.jpg

いよいよパリを去る電車に乗り、見えてきたシャルル・ド・ゴール空港
RATP3.jpg

来た時と違い、去る時は何と悲しく見える空港でしょうか。

空港でくだらない菓子とか買って残ったユーロを消化して、さらばパリ。
おっ、ディオールのポスターはゴシック・クィーンでカッコいい。
Dior.jpg

パリだけに絞って、しかも観光地を巡るだけの旅行なら一週間で十分なのでしょうが、心残りといえば住んでた時のような夜遊び…ライヴや映画に行ったりはできなかった事ですね。
おたくイベントとかもあれば行きたかったかな。

いや、考えればまだまだあります。
例えばこのダリ髭を付けて"ダリ美術館"に入館してみたかった。
Jardin-de-la-gare-de-charonne.jpg

『行った事あるからいいか』という気持ちが働いて、今回はパスしちゃいました。
ちなみにこの撮影場所はホテル近くのJardin de la gare de charonneという公園。

それと「死亡遊戯」のトラックスーツを着てヴェルサイユ宮殿(Château de Versailles)に入る計画も頓挫しました。
実行できれば恐らくは世界初になったでしょう(当たり前だ)。
7年前には、遊びに来た妹と二人でカンフー着で行きましたが、やはりインパクトはトラックスーツが100倍上ですからね。
Chacirc;teau-de-Versailles.jpg



あとはやはりBRUCE LEEグッズをDVDしかゲットできなかった事ですね。
私は海外に行くとその国のBRUCE LEE物、全部集めを目標に頑張ってたのです。
以前フランスでは、武道雑誌の出版社まで訪ねてBRUCE LEE表紙本を全部買ったりした…


とにかく今回の旅はこれまで。

無事にまたタイ航空の飛行機に乗れて、あとは読書と機内で上映してる映画でも観て、飽きれば寝てるだけで日本に着く…はずだったのですが、同乗した団体に邪魔されまくりでした!!
こいつらが白人、黒人、アジア人等の入り乱れた若者集団なのですが、まず異様なのは全員同じT-シャツを着ている事。

それと彼らの『僕達、人種の差もなく活動しているいい人』って信じきってる顔でしょうか(これは私の思い込みかもしれませんが)。
多分彼らも善人ではあるのでしょうし、ラブ&ピースもけっこうです。
でも、boy達が立って後ろの席で座ってるgirl達と向かい合い、ずっと機内で何かのゲームをしてるんですよ!
後ろの席の人は映画やってる画面が見えないんだって!!
(まぁつまらない話題作しか上映してなかったからいいけど)

彼らのような世界平和を唱えながら(これも私の想像)、近くの人達の迷惑には全く気づかない厚顔さを見て、何かが分かった気になりましたね、うん。
何の口実でも、結局"出会い"とか求めて集まってるだけなんでしょうね。


帰りの機内食。
Thailand9.jpg
Thailand10.jpg



そして日本に帰国し、既に一ヶ月が経とうとしています。
すぐにまたやりたくもない仕事に追われる辛い日々が始まったのもあり、早くもフランスが恋しくなってますよ。

萩原朔太郎の詩篇「旅上」の気分です。

ふらんすへ行きたしと思へども
ふらんすはあまりに遠し
せめては新しき背広をきて
きままなる旅にいでてみん
汽車が山道をゆくとき
みづいろの窓に寄りかかりて
われひとりうれしきことをおもはむ
五月の朝のしののめ
うら若草のもえいづる心まかせに

ってね。

当時のように一ヶ月以上の船旅と膨大な金額が必要だった時代とは違いますが…
それでもやっぱり、一人暮らしの貧乏人にはフランスは遠い。

でも、きっとまたいつか。


スポンサーサイト
  1. 2007/10/25(木) 01:00:38|
  2. 旅行・紀行・街
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:3

旅行・紀行・街(7) フランス・パリ-FRANCE PARIS 3

続いて9月27日。
朝からスーパーに行ったり、近くの靴屋でいいの見つけて買ったりしてからまたホテルに戻ってゆっくりして…遅めの外出です。
この日の私のイメージは、自分では映画「タクシードライバー」のデ・ニーロのつもりです。ダメ?
Taxi-Driver.jpg

メトロに乗ると、おおっ!
ゲンズブールだ。DVDの宣伝ですね。
metro-Gainsbourg.jpg

この日最初の目的地として、Hotel de ville駅へ。
地上に出る前に、本日のT-シャツ紹介。出た!丸尾末広先生の「少女椿」より、みどりちゃんです。
HOTEL-DE-VILLE1.jpg

ここを降りると、そこは駅名にもなっているパリ市庁舎(HOTEL DE VILLE)。
HOTEL-DE-VILLE2.jpg

約120年前に大火災で消失したものの、17世紀当時のまま細部にいたるまで復元した新ルネッサンス様式の建物だという事ですね。前の広場は昔は死刑場だったそうで、そんな禍々しい場所に市庁舎を建てるセンスが驚きですよね。

この裏側にダリダ(DALIDA)の大きな看板がありました!
HOTEL-DE-VILLE3-DALIDA.jpg

日本ではも一つ知名度が低いダリダですが、アラン・ドロンとデュエットした「甘いささやき」(Paroles,paroles)くらいは、大人なら聴いた事があるでしょう。
ここで歌謡曲好きが、「甘いささやき(パローレ・パローレ)」って中村晃子細川俊之のデュエット曲だよねって言ってくるでしょうが、そんなのは無視。

ちょうど今年はダリダが自殺して20年目であり、"ダリダ展"が催されていたのです。
彼女の壮絶な人生を覗いてしまうと、今の私などはくじけそうなので…あえて無視しました。

vespa.jpg

そのまま懐かしい道を散歩してみましょう。
何度か行った、美味しいイタリア料理屋のチャオ(Ciao)があった!
CIAO.jpg

この写真で向こうに見えるポンピドゥー・センター(Centre Pompidou)にも後で行きましょう。
同じ通りには小さいながらレアなフレンチ物レコード・CDの宝庫であるEcoute ce disqueがあります。
Ecoute-ce-disque1.jpg

Ecoute-ce-disque2.jpg

値段が高いので買い物はしないのですが、ここでレア物情報収集と目の保養を兼ねて時々訪れてました。
特にここは、私も大好きなミレーヌ・ファルメール(Mylene Farmer)のコレクションが凄いんですよ。
ここに置いてた、タンゴのイベント宣伝らしきポストカードにも、ファルメールの懐かしいジャケ写真が使われてました。
Ecoute-ce-disque3.jpg

近くにBDの店"FANTASMAGORIES"があって…
FANTASMAGORIES1.jpg

おおっ、エンキ・ビラル(Enki Bilal)のオブジェ。
FANTASMAGORIES2-bilal.jpg


そしていよいよ、ポンピドゥー・センターへ。
むき出しパイプとガラス面で出来た建物は前衛的で、大昔の建物だらけのパリにあっては異色すぎますね。
Centre-Pompidou1.jpg
Centre-Pompidou3.jpg
Centre-Pompidou2.jpg

この中には国立近代美術館、産業創造センター、音響音楽研究所IRCAM、公共図書館等が入ってます。
Centre-Pompidou4.jpg
昔、よくこの前の広場でダラダラしてた。

よって、こうしてパニーニを買って食べる、この感じも懐かしいです。
Centre-Pompidou5.jpg


次はBlanche駅へ。
この近くにはカフェ・デ・ドゥ・ムーラン(Cafe des 2 Moulin)があります。
Cafe-des-2-Moulin1.jpg

この外観は見覚えある方も多いのではないでしょうか。
そう、あの日本でも大ヒットしてムーブメントが巻き起こった映画「アメリ」(Le Fabuleux Destin d'Amélie Poulain)の主人公、オドレイ・トトゥ(Audrey Tautou)演ずるアメリが働いていたカフェ。

そう、あれは実在のカフェなんですよ。
まだ私がパリに住んでた時は「アメリ」が公開されてなかったのでね、今更ながら訪ねてみたのです。
店内の作りも映画とほぼ同じでしたよ。
経営者も嬉しかったのでしょう、映画「アメリ」の写真を飾っていたり、
Cafe-des-2-Moulin2.jpg
Cafe-des-2-Moulin3.jpg

アメリの名を冠した朝食メニューもありました!
Cafe-des-2-Moulin4.jpg

未だに「アメリ」ファンと思われる客が多くて、隣の席を見ても原宿から来たようなお洒落日本人でした。
腹はいっぱいだった私は、無難にエスプレッソしか頼まなかったのが今となっては悔やまれる所です。
Cafe-des-2-Moulin5.jpg


--------
さて。ここで凄い発表があります。

まず私、BRUCEはあの楳図かずお先生と道ですれ違った事があるというほどの人物なのはご存知の通り。
しかし今回も凄い。

何と!!
問題なのはこの写真ですよ。
Jean-Pierre-Jeunet.jpg
このオッサン…いや、紳士は誰だ!?

ジャカジャカジャカジャカジャカ・・・

何と、正に「アメリ」ジャン=ピエール・ジュネ(Jean-Pierre Jeunet)監督その人でありますよ!!
私も一緒にフレームに納まりました!!
Jean-Pierre-Jeunet2.jpg

しかも向こうから入ってきてくれたのです。

このジャン=ピエール・ジュネ監督。
世界的な映画賞も取っていて、売り上げもフランス映画としては異例の額で…
って、まぁ知名度だとかデータ的な話になっちゃうとスピルバーグみたいな監督の方が偉いって事になっちゃうので注意が必要ですね。
もちろんコアな映画ファンからの評価も高い人物ではありますが、私にとっても表現されてる世界が自分の好みにピッタリで、大事な存在なんですよ。 初期の短編である「回転木馬」(Le Manège)、「最後の突風の砦」(Le Bunker de la dernière rafale)、「ビリー・ブラッコに休息なし」(Pas de repos pour Billy Brakko)、「僕の好きなこと、嫌いなこと」(Foutaises)も観てるし、当然ヒット作「デリカテッセン」(Delicatessen)、そして「ロスト・チルドレン」(La Cité des enfants perdus)は最高傑作でしょうか。
もっと言えば彼が1998年に作ったBNPのフランス国内用CMだってDVDでゲットしてますし、間違ってハリウッドに行っちゃった「エイリアン4」(Alien: Resurrection)・・・だけは厳しいけど、続く「アメリ」(Le Fabuleux Destin d'Amélie Poulain)だって大好き。次の「ロング・エンゲージメント」(Un long dimanche de fiançailles)も、世間的な評価はイマイチだったけど私はツボを押されました。
まぁそんな大好きな監督とツーショット写真を撮ったというわけです。彼はこのエリアの住人であり、実際にここに通ってる事実も知ってましたけどね…まさかこんな風に写真を撮れるなんて。

はい。ジャン=ピエール・ジュネ監督とは別れても「アメリ」ロケ地巡りは続きます。
次はAbbesses駅ですね。
Abbesses1.jpg
Abbesses2.jpg

続いても重要なのが、モンマルトルの丘を登ると出てくるサクレ・クール寺院(BASILIQUE DU SACRE-COEUR)。
BASILIQUE-DU-SACRE-COEUR1.jpg

カフェ・デ・ドゥ・ムーランの向かいにあった店で買ったハムをここで食べ。
BASILIQUE-DU-SACRE-COEUR2.jpg

このロマネスク・ビザンチン様式の、丸い聖堂が特徴の白亜の寺院が名残惜しくて、しばらくブラブラしながら眺めてしまいました。
BASILIQUE-DU-SACRE-COEUR6.jpg
BASILIQUE-DU-SACRE-COEUR3.jpg

こちら↓は7年前の写真です(変わらないか)。
BASILIQUE-DU-SACRE-COEUR4.jpg

かなりの高台に建っているので、ここから見渡すパリ市街もキレイです。
BASILIQUE-DU-SACRE-COEUR5.jpg


この辺はちょっと下りるとパリの歌舞伎町というか…昼夜問わず営業している"SEX SHOP"が多い場所であるのですが、以前よりは減ってるかな。
「アメリ」の劇中で、自身が大監督なのに俳優として主演していたマチュー・カソヴィッツ(Mathieu Kassovitz)が働いてた店はどれだろう…

確か近くに素敵な博物館もあったはずなのですが、その名もエロティズム博物館(Musee de l'Erotisme)。
地下1階から地上6階まである建物に世界中のエロを詰め込んだ素敵博物館だったのですが、今回は通りませんでした。まだあるのでしょうかね。
日本で言う秘宝館のような物よりは、もっとアート色が強かった覚えがあります。

もう一つこの近くで、私にとっては重要な所があります。
私がプログレという音楽を愛する事をご存知の方もいるかもしれませんが、フランスにもプログレ(le progres)という店が存在すると聞き、見てこなきゃと思ったわけです。レストラン・バーですね。
le-progres.jpg

プログレなんて名前の店は、私も通う東京は高円寺の"喫茶プログレ"(↓参照写真)だけかと思ったら…
progres.jpg

その音楽ジャンルの名の元になった『進歩的な』の意味は、英語ではプログレッシヴですが、仏語ではちゃんとプログレなんですよね。

ついでにプログレ関係でもう一枚。
メトロで大々的に宣伝してた、70年代フランスのプログレを代表するカトリーヌ・リベロ+アルプ(Catherine Ribeiro+Alpes)のライヴ広告です。
今回は残念ながら時期が合わなかったけど、まだ生で観た事ないし、いつかは観たいライヴですね。
カトリーヌ・リベロは、私がよく聴いたフランス人歌手のベスト3には入るくらい大好きなんです。シャンソン+プログレといった趣で、暗いんですけどね。
Catherine-Ribeiro+Alpes.jpg


その後も歩き回っていたのですが、道間違えたりして…ジャンコクトー通り(Rue Jean Cocteau)などという、いい名前の通りにぶつかりました。
Rue-Jean-Cocteau.jpg

しかし、ここいらは危険な匂いがプンプンする地帯。
でかい黒人達のグループがいっぱいで、やはりいつもの癖で大山倍達総裁ばりに"もし戦わば"をイメージするのですが…正直私のJKD(ジークンドー)では勝てる気がしない!
でも黒人達も私のオーラに怖気づいたのか結局は襲われずに済み(黒人集団がいると『襲われそう』とか考える自体すっごい偏見ですが)、無事に生還して…

次は前日夜にも行ったPyramides駅へ。
もちろん、前日は閉店していたブックオフへ、今度こそ入店するためです。
日本のイメージと違って、はっきり言って値段が高すぎです。日本からの空輸代が加算されてるのでしょうね。
二店舗ありまして、片方はフランスの古本や中古CD等を扱ってます。

私はこちらでやっと一つ買うものを見つけたのですが、それは何と…
日野日出志先生の「地獄変」をフランス版で!!
中古価格で6ユーロでした。
Paris-Book-Off1.jpg

Paris-Book-Off2.jpg

日本のブックオフで買物すると、会計後に店員さんが必ず
『お売りいただける本やCD等がございましたら、是非お持ちください』
とかって言うじゃないですか。
あれと同じのセリフをフランス語でも言ってましたよ。
日本人の店員さんなのに、明らかに純日本人顔の私に。
Paris-Book-Off3.jpg


他に特筆すべきは、"大勝軒"が出来てた事!!
taisyoken1.jpg

日本では東京だけでも凄い数ある大勝軒ですが、私もいくつか好きな店舗があって頻繁に食べに行ってますので、これはネタのためには食べないわけにはいきません。
ここは大勝軒なのに味噌ラーメンまであり、逆につけ麺はありません。

このラーメンとチョーフツーな小さい餃子四つのセットが…10.5ユーロ。
taisyoken2.jpg

餃子の盛り付けの適当さにビックリしましたが、値段も現在1ユーロ=166円だから…1743円!
ギャッ!
taisyoken3.jpg
肝心の味は、とても日本のと比べられるレベルではないのに…でもチャーシューは美味しかった。食べた後で聞いたら、まだオープンして一週間だったそうで、これから研究を重ねてもっと良くなっていくかもしれませんね。

次はPlace d'Italy駅まで行き、ここから少し歩くとあるチャイナタウンにも行きました。
ここら辺のスーパーは本当に良く活用していましたが、今回は夜遅いので食事のみ。
二食続いてしまいますが、"Le Prestige D'asie"で麺の細い中国ラーメンも食べました。
北京ダック入りのもので、これは美味い。
Le-Prestige-Dasie1.jpg
Le-Prestige-Dasie2.jpg


次はOberkampf駅からBarが立ち並ぶ通りを歩き…
当時友達に連れてきてもらって以来何度か通った人気店CHARBONを見て懐かしさにひたりました。相変わらずの大盛況でしたね。
CHARBON.jpg


夜の散歩を少しして、この日は終わり。
ホテルに帰ってワインの晩酌してる間もずっと、ジャン=ピエール・ジュネ監督に会えた嬉しさでニヤニヤしてましたよ。

嗚呼、しかしパリにいられる時間も残りわずか。
  1. 2007/10/23(火) 23:59:46|
  2. 旅行・紀行・街
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:4

旅行・紀行・街(6) フランス・パリ-FRANCE PARIS 2

フランス・パリで迎えた9月25日。
ホテルでの朝食の後、朝からペール・ラシェーズ墓地(Cimetiere du Pere Lachaise)へ。正式名称は東墓地(cimetière de l'Est)ですが…超有名墓地。
Cimetiere-du-Pere-Lachaise1.jpg


私はかつてパリに住んでいた時、大好きだったのがお墓参り。
日本の感覚ではおかしいでしょうが、パリの墓地は散歩コースとしても最適なのです。静かで広いし、墓石はカッコいい上に、好きな芸術家に近づけるのです(故人ですが)。
Cimetiere-du-Pere-Lachaise2.jpg
Cimetiere-du-Pere-Lachaise4.jpg
Cimetiere-du-Pere-Lachaise6.jpg


見知らぬ方々に祈りを捧げて。
Cimetiere-du-Pere-Lachaise5.jpg
Cimetiere-du-Pere-Lachaise3.jpg
Cimetiere-du-Pere-Lachaise7.jpg
Cimetiere-du-Pere-Lachaise8.jpg
Cimetiere-du-Pere-Lachaise9.jpg
Cimetiere-du-Pere-Lachaise10.jpg


ペール・ラシェーズ墓地はパリ中で最も大きいだけに、眠っている偉人の数も凄い。本当に日本ではありえない大きさですから!!
音楽関係では現在映画「エディット・ピアフ~愛の讃歌~」がヒット中なので話題でもあるエディット・ピアフや、他にも各ジャンルの大物そしてイブ・モンタンマリア・カラスショパンまでもがここにいますが…
何といってもロック好きにはドアーズ(THE DOORS)のジム・モリソンが重要です!
おそらく来訪者の数もこの広大な墓地で一番ですが、私も洋楽ロック聴き始めの頃からお世話になってきてるし、実際に'60sロックで一番聴いてたのがドアーズでした。

これは以前住んでた時に撮った一枚なのですが、
Jim-Morrison1.jpg

今回7年ぶりに訪れたら…何と柵が出来てて、近づけなくなってました!
Jim-Morrison2.jpg

仕方なく遠くから祈り、
Jim-Morrison3.jpg

墓石だけをもう一度撮ってサヨウナラ。
Jim-Morrison4.jpg


他に画家のドラクロワミュッセ、作家や詩人でもオスカー・ワイルドレイモン・ラディケマルセル・プルースト
まだまだ他にもいっぱいいるので、好きな人を墓参りがてら行ってみるのは如何でしょうか。

私が好きなのは怪奇小説作家でもあるギヨーム・アポリネール。でも今回は行けかったので、写真は7年前の物。
Cimetiere-du-Pere-Lachaise11.jpg


出るとジム・モリソンの墓があるのに便乗してT-シャツとかポストカードを売ってる花屋もまだあったし、そしてそうだ、ここは近くのこの路を行くと…
やっぱりまだあったぞ、カフェ&レストランのLa Mere Lachaise
ここも墓地の名前がPere Lachaiseであるのに便乗して決めた店名でしょう。
Mere-Lachaise1.jpg


かつてここではARAKI、つまりアラーキーこと荒木経惟氏の写真を飾っていましたが、現在は写真は無くなってました。
トイレがオレンジで、これは覚えあるなぁ。
Mere-Lachaise2.jpg

外の席で優雅にカフェを呑みながら読書して。
Mere-Lachaise3.jpg
ちなみに愛すべきトイポップデュオ、ドラジビュス(Dragibus)の二人がペール・ラシェーズに住んでいるらしいです。

続いてはかつて私がパリで最初に住んだ14区の家の最寄駅、Denfert-Rochereau(ダンフェール・ロシュロー)へ。
そうそう、駅を降りると道路にライオン像があって…あ、ここも「アメリ」のロケ地。マチュー・カソヴィッツがバイクで回ってました。
Denfert-Rochereau1.jpg


それから近くにカタコンブ・ド・パリ(Les Catacombes de Paris)!
地下通路いっぱいに埋葬されたホネホネ(骨骨)ロック♪な墓所です。
20071012004232.jpg

暗くて長い通路を、人骨だけ見ながら歩き続ける事になります。かつて私はこのすぐ近くに住んでいて、しかも十度のホラー好きなのに一回だけで満腹という感じになり、二度とは行こうとしなかった…
でも今回は懐かしくなり、2回目として行っちゃいました。
20071012004449.jpg

こんな古い螺旋階段で地下深くまで下りて、こんな通路をズンズンと進んで行くと…
20071012004537.jpg
20071012004650.jpg

出てきました!
20071012004810.jpg

様々な教会から集められた人骨は約600万体分と言いますが、どれが誰の骨かは全く分かるようになってなくて、ただ運んできた教会ごとに表札が付いているだけです。無縁仏ばかりなのでしょう。
骨を積む奴がふざけたのか、頭蓋骨をハート型に並べてたり、
20071012004920.jpg

あとこれなどは、銃で撃ち抜かれた痕でしょうか?
20071012005116.jpg


もういいよ、とか思っても引き返せません。人骨に囲まれた長い通路をさらに進んで行きましょう。
20071012005247.jpg
20071012005423.jpg


フランスはとてつもなく凄いブラックメタルバンド、デススペル・オメガ(Deathspell Omega)を輩出した国であり、私の頭の中ではここに合う音楽として鳴り響いてましたが…実際にはシーンと静かな所。
20071012005347.jpg
20071012005453.jpg


人骨をいっぱい見て『人間なんて死ねば皆同じ』と確認し、心を落ち着けたら…

さぁ次は私がかつて住んでた家に行ってみますよ。
おおっ!!通り道のこの商店街も変わってない!
Denfert-Rochereau2.jpg
Denfert-Rochereau3.jpg

記憶のそのまま残ってるので、またうっすら涙がにじんできました。

この古本屋も前からこんな風に本を山積みしてた!この一番下の本を見せてくださいって言われたらどうするんでしょうね。
Denfert-Rochereau4.jpg


そして…ここに住んでた!
エレベーターも無い建物の最上階にあるLota家!!
charles-divry1.jpg

charles-divry2.jpg

ここはアパートではないのですが、語学学校に通った一ヶ月だけの間ホームステイ契約したのです。

それでホストファミリーの家族と仲良くなったので、アパートも見つからないしで延長してしばらく住んでた。
今回はここの家族とは連絡を取っておらず、眺めるだけで失礼しました。Lota家には息子が二人いて、特に弟・バティストの方がアニメや日本漫画、BD(バンドデシネ)の大ファンだったから、まんまと私のようなのが入っていって喜ばれ、本当によく一緒に遊んだ…

彼が紹介してくれた友達も含めて、このフランスの地でやっと親友を得たと喜んでいた私でしたが、当時は二人ともネットもやってないし国際電話なんかしないから、帰国して間が開きすぎちゃうともう連絡取っらなうなってたのですが…共通の友達が声かけてくれて、彼とはこの旅の後日に再会します。

これ↓が当時の彼とその部屋ですね。漫画、BDコレクションや彼のデザイン(キャラクターデザイナー志望でしたので)なんかも当時カメラに収めていれば良かった。
Baptist1.jpg


そうだ、家の前にはこんな広場と公園、学校とかあったね。見たら思い出しましたよ。
charles-divry3.jpg


さて先ほどの商店街の引き返してベトナム料理屋"Gourment Daguerre"でランチ。
Gourment-Daguerre.jpg

パリにはベトナム料理屋もいっぱいあるのですが、特に安くて気軽に持ち帰りで買って食べながら歩けた、揚春巻き(写真左の皿)が大好きでした。
移民が多いパリでは、フランス料理だけじゃなくて各国の料理もかなりレベル高い本物を味わえるのです。

さて次はモンパルナス墓地(Cimetière du Montparnasse)へ。
Cimetiegrave;re-du-Montparnasse1.jpg

本日の墓地は二つ目(カタコンブ入れたら三つ目)ですが、我ながらどうかと思うセレクトですね。
でもここには、あのセルジュ・ゲンズブール(Serge Gainsbourg)のお墓がある。
そりゃフランスに来てここを素通りするわけには行きません。

日本では、特に私くらいの世代にはカヒミ・カリィゲンズブールを広めた感があるので、私の苦手なオシャレ系扱いされるかもしれませんが…全然オシャレじゃないエロオヤジなんですよ!?
私はゲンズブールに出会わなければ、多分フランス文化にもそこまで興味を持たず…いやフランス映画は好きでしたけどね、渡仏するまで追いかけなかったかもしれません。それほどゲンズブールを敬愛してるのです。
自身が素晴らしい歌手だったゲンズブールですが、作曲家や作詞家としての女性歌手への提供曲(時にエロな言葉遊びを多用してます)や、監督して作ったつまらない映画、俳優として出ている映画も大好きです。
もちろん小説や写真集等も持ってますし…と、そういった表面的な事より、もっとイイのはあの反体制的な姿勢でしょうか。

日本でも雑誌で特集されたりするとその都度購入している私ですが、あまりレアな本や雑誌は勿体無いので今回はこれ、レコードコレクターズ(ミュージック・マガジン社刊)で特集された時の号を持っていき・・・
Cimetiegrave;re-du-Montparnasse2.jpg

献上してきました。
Cimetiegrave;re-du-Montparnasse3.jpg
Cimetiegrave;re-du-Montparnasse4.jpg

嗚呼、でも毎日雨が降るパリですから、せめてビニールカバーくらい付けておけば良かったなぁ…本なんてすぐ水でダメになるんだから。

ここに埋葬されている方で他に私が興味あるのは、私の好きな作家トップ10指にも入るギ・ド・モーパッサン、それに詩人シャルル・ボードレール、アウトサイダー小説の傑作「嘔吐」をモノにしたジャン=ポール・サルトルくらいですが、ここモンパルナス墓地も綺麗で、相変わらず"いい墓出して"ました。
Cimetiegrave;re-du-Montparnasse5.jpg
Cimetiegrave;re-du-Montparnasse6.jpg
Cimetiegrave;re-du-Montparnasse7.jpg

「アニーとボンボン」(Les sucettes)をエロく歌いながらここを去り・・・

次はすぐ近くにあるモンパルナスタワー(Tour Montparnasse)。
ビルの背が高すぎてパリの町並みに全然溶け込めないでいる、異質な建物です。
Tour-Montparnasse1.jpg

Tour-Montparnasse2.jpg


またメトロに乗り、Rue du Bac駅から少し歩くと…またセルジュ・ゲンズブール関連ですが、今度は彼が住んだ家です!
chez-Gainsbourg1.jpg

chez-Gainsbourg4.jpg

何とここは落書き自由の壁で、数多くのファン達がここを訪れては何か書いていきます。
定期的に白ペンキで上塗りするのでしょう、次々新しい落書きになっていくので、当然私が7年前に書いた物は残ってません。
今回書いたのは・・・
chez-Gainsbourg2.jpg

コレ!このブログ名でもある、いい言葉ですね。
chez-Gainsbourg3.jpg


中には日本語の落書きでこんなのもありました↓
chez-Gainsbourg5.jpg

ゲンズブールに興味ない…いや、知らないのに、フレンチ好きな彼氏か誰かに連れてこられたのでしょうか、安藤綾さん…。
ふざけんな!と怒ってみたら気付きました、私が書いたのもゲンズブールとは関係無いか。てへっ。

このまま歩いてサン・ジェルマン・デ・プレ(Saint-Germain-des-Prés)方面へ歩くと…
おお、セルジュ・ゲンズブールの娘であるシャルロット・ゲンズブール(Charlotte Gainsbourg)がモデルに使われてる店があるではないですか!
Charlotte-Gainsbourg.jpg

当然私は娘のシャルロットも大好き。女優としても歌手としても、ツボなんですよ。

さて、次は好きな店がいくつかあって、良く通ったSt-Michelへ。
St-Michel.jpg


まずはこの小路に入って映画館の隣の…あった!
フランスのタコシェこと"un regard moderne"ですよ。こんなマニアックな店が健在で嬉しいな。
un-regard-moderne1.jpg

un-regard-moderne2.jpg


大通りを歩いて…よし!"Boulinier"もあった!
レコードのみならず、本、CD、DVD等も安くて掘り出し物率が高いので、かつて私がパリで通った回数の多い方から三指には入ります。
Boulinier.jpg


ここにも良く来てました。新本古本の両方を扱う本屋"Gibert Jeune"
今回はミレーヌ・ファルメール(Mylene Farmer)の、写真集のような豪華本(新品)を安売りの10ユーロでゲットしました。
Gibert-Jeune.jpg


私は好きなフレンチ歌手といえば、カナダのケベック州出身である彼女・ミレーヌ・ファルメールも挙げますね。
実際にフランス語圏では絶大な人気を誇ってますし、私がフランス在住時に物凄いヒットしていたアリゼ(Alizee)の「Moi Lolita」ファルメール作詞!

次は正にパリ観光の定番、メトロのシャルル・ド・ゴール駅(Charles de Gaulle Etoile)へ。
降りるとすぐにエトワール凱旋門(Arc de triomphe de l'Etoile)が視界に飛び込んできます。
Arc-de-triomphe-de-lEtoile1.jpg

Arc-de-triomphe-de-lEtoile2.jpg

Arc-de-triomphe-de-lEtoile3.jpg


誰でも知ってるでしょうが、ここは1806年にナポレオン・ボナパルトの命によって建設が始まったものの、そのナポレオンは凱旋門が完成する前に既に死んじまって、実際に門をくぐったのは1840年にパリに改葬された時でだったんですよね…
しかも第二次世界大戦ではナチスのパリ占領に際してナチス・ドイツ国旗が掲げられ、アドルフ・ヒトラーが戦車で凱旋した場所になったとも聞きます。

この門自体はシャルル・ド・ゴール広場にあり、ここから延びるはシャンゼリゼ大通り(Av. des Champs-Elysee)。
パリでも最も華やかと言われる超有名通りであり、数々の歌でも舞台にもなっていますね。
私はもちろん筋肉少女帯の名曲「パリ・恋の都」を歌いながら歩きました。

まぁ東京で言う表参道のような通りです。
ルイ・ヴィトン本店があったりもするので日本人観光客が行列になっていて、ますます東京みたい(って、どっちが模倣してんだ)。
道が広いからマシではありますが、凄く混んでるしカフェは値段が高いし…
ここで売っている物も私とは無縁の高級品が多いので疎外感を受けるし興味無いのですが、ただ大型CD店のFNACがあったから、たまに来てました。

そのままこの直線の通りを進んで行くとコンコルド広場(Place de la Concorde)なのですが、やはり雨は定期的に降ってくるし、多少疲れたので途中のカフェバー"Le Montaigne"へ入店。
当然ビールを呑むわけですが、ユーロ高の影響でここら辺で呑むと今や日本円で一杯1300円以上するよ…
Le-Montaigne1.jpg

Le-Montaigne2.jpg


コンコルド広場に着くと、まずはエジプトから4年もかけて運ばれ、贈られたという巨大なオベリスクを見る。
Place-de-la-Concorde1.jpg

フランス革命によってマリー・アントワネット(Marie Antoinette d'Autriche)をはじめとした1343人がギロチンによる処刑を受けた広場です。
そんな事を言ったら、まだ行った事ない方はさぞ忌々しい場所なのかと思うでしょうが、今や能天気な雰囲気だし観光客で溢れてます。
キラキラと派手に光る大観覧車があって、
Place-de-la-Concorde2.jpg

その下にはこんなわけの分からない鳥さんがいますからね。
Place-de-la-Concorde3.jpg

前回乗ってみた事もあるこの大観覧車には、今回は乗らず。
こいつは観覧車なのにスピードが速くて、スリル系の乗り物なのかと思いますよ。

あとはいくつかある噴水。これはイイですね。
「ダビンチ・コード」のファンにもたまらないかな?
Place-de-la-Concorde4.jpg

Place-de-la-Concorde5.jpg


はい、これでホテルに帰りましたよ。
でもLYLOがまだ出てるのを見つけて、昼間の活動で疲れきってる自分を反省しました。
このLYLOは、パリの映画にライブ、クラブ等の情報を満載していて、しかもタダという冊子でして、私が住んでいる時もかなり重宝してたわけです。
LYLO.jpg


貴方もこのブログを読んでたら、私が過去を懐かしむだけのクズになりかけてるのは察していると思いますが…
かつて私も胸を熱くしながら何でも見てやろうという気概を持ってた時代があったのだ。それをLYLOの情報読んでて思い出しましたよ。
当時の私は、まさか自分が30歳になっても「死亡遊戯」のトラックスーツ着て凱旋門と記念撮影してるとは思わなかったでしょう。

今回も含めて、このブログなんて毎回毎回酔っ払いながら書いてるし…
これはこの日にHOTEL TAMARIS PARISに帰って、存分にワインを楽しんでる画像ですね。
いやホントにいくらユーロ高だって言っても、ここの酒類の安さ(日本は酒税が高いのです)とワインの美味さにはとてもかないませんからね。

パジャマ代わりはBRUCE LEEのボーリングシャツ。
tamaris.jpg


翌日、9月26日。

そうそう、ホテルでの朝食は欠かさず食べてましたよ。毎日クロワッサンと硬いパン一つずつに、オレンジジュース。それプラス、量がたっぷりのコーヒーかお茶を貰えます。
petit-dejeuner.jpg


この日は朝からホテル近くのスーパーマーケット"FRANPRIX"へ。
FRANPRIX.jpg

FRANPRIX2.jpg

桃のマークのこの店はパリ中にあって、しかも安いです。
ここでおみやげや夜に自分で呑むワイン等を物色してまた戻ったりしたあと、お出かけ。

フランスではビン類をこの緑のボックスに入れて分別します。
当月30歳を迎えた今こそもう一度10代のDT魂(Teen Spirit)を思い出すため、この日の私のT-シャツは当時頑張って買ったヴィヴィアン・ウエストウッド(Vivienne Westwood)のパンク物ですね。
Boys be Sid Vicious!!
ordures.jpg


メトロでMenimontant駅へ。
んっ?歩いていたら見覚えのある国旗が見えてきたぞ。
DAISUKE-ICHIBA1.jpg

もっと近づいてみましょう。
DAISUKE-ICHIBA2.jpg

意思馬様って何の事でしょう?
意思馬様…イシマ様…はっ、イチバ様!?この画風は間違いない!!
DAISUKE-ICHIBA3.jpg


そうです、ここの"le monteen l'air"というギャラリーで、我らが美人画家・市場大介先生の個展を開催していたのです!!
DAISUKE-ICHIBA4.jpg


市場大介先生の作風がフランスでも人気を博してる事実は嬉しい限りです。
DAISUKE-ICHIBA5.jpg

二部屋のギャラリー内にけっこうな作品数を展示してまして、この様子だと市場先生は快調に新作を描かれてるようですね。
パリのTV局から取材を受けて、放映もされるんだそうです。

FRANCK STOFER氏の『SONOREレーベル』が出した「JAPANESE INDEPENDENT MUSIC」の表紙絵で使われた事も記憶に新しいですが、とにかくフランスと市場大介先生はなじみが深い。
ICHIBA-japanese-independent-music1.jpg
ICHIBA-japanese-independent-music2.jpg

次はChatele駅へ。
ここは東京で言うと新宿か。パリの中心的な役割でしょうが、何といっても大好きなレコード・CD店が数軒あるため、よく通ってました。
まず"Cafe Caevr Cournne"でオムレツを昼食に。
Cafe-Caevr-Couronne1.jpg

Cafe-Caevr-Couronne2.jpg


おおーっ!この店とまた会えた!!
かつて通いに通ってバカみたいな枚数のレコードを買っていた店、"GILDA"ですよ。
GILDA.jpg

すぐ近くの兄弟店が"PARALLELES"
PARALLELES1.jpg


"GILDA"の方はDVDやEPが中心で、"PARALLELES"はLPとCD、本類は両方で扱ってます。
フランスの大御所BD(バンドデシネ)作家にまぎれて、谷口ジロー先生の作品もガラスケースに入れられていたのは嬉しい。
PARALLELES2.jpg


ここも懐かしい、"Monster Melodies"です。
Monster-Melodies.jpg

値段が高いけど、各国からレア盤を集めて置いてるコレクター向けショップであり、もちろん日本の帯付きレコードなんかも珍しがられて高値で売られています。

お洒落なお店やカフェが多い事で知られるSt-Germain des pres駅で降り、まずはサン・ジェルマン・デ・プレ教会に立ち寄りました。
ここはパリ最古のロマネスク様式の教会。パリにの教会はゴシック様式ばかりなので、ロマネスク様式というだけで珍しいですね。
St-Germain-des-pres1.jpg
St-Germain-des-pres3.jpg
St-Germain-des-pres2.jpg
ああー、自分も一緒に記念撮影なんてしてるから、建物の外観がちゃんと見える写真を撮り忘れてる…

向かいにあるこのカフェは超有名なカフェ・レ・ドゥーマゴ(Les Deux Magots)です。
Les-Deux-Magots.jpg


ちなみにここの地名は、"不死の人"と呼ばれたサン・ジェルマン伯爵を思い出しますね。18世紀ヨーロッパで最初に現れたというサン・ジェルマン伯爵は、いろんな小説や漫画等の題材になっていますが、私は石森章太郎先生の「サイボーグ009」で初めて知ったのかな。
しかしここはかつて新しい文化・芸術などの発信地であった事で知られています。数々の文献や映像に当時の模様は残っていますが、毎晩トミー・ラニエやマイルス・デイビスらがセッションし、サルトルやベケットが"カフェ・フロール"で議論し…より私の好きな所では、詩人で歌手のピエール・バルーがフランシス・レイと飲んでいたという…

次はJussieu駅へ。
この辺りもたまに来てました。"Mangatec"は、日本のオタクカルチャーを伝える貴重なお店。
秋葉系が中心なので私にはちょっと厳しいですが、道路に面したディスプレイにはジャパニメのDVDや漫画(「闇金ウシジマくん」のフランス語版が見えます!)が並んでます。
MANGATEC.jpg


中古CDの"JUSSIEU MUSIC"も懐かしいなー。
JUSSIEU-MUSIC.jpg


たまたま入った"L'Arbre a tannelle"はベジタリアンの店だったのかな。キッシュを食べたのですが、どれにも肉が一切入ってなかった…
LArbre-a-tannelle1.jpg
LArbre-a-tannelle2.jpg


物足りないから同じ通りにあったベトナム料理屋で、また揚春巻を少し購入して歩きながら食べました。
harumaki.jpg


次は、でかい植物公園内にある"国立自然史博物館"(le Muséum national d'histoire naturelle)へ。
le-Museacute;um-national-dhistoire-naturelle1.jpg

le-Museacute;um-national-dhistoire-naturelle2.jpg

中に"進化大陳列館"、"比較解剖学と古生物学陳列館"、"鉱物学陳列館"と、3つの展示館があるのですが、自然史系博物館としては世界有数の凄さらしいです。

今回行ったのは"進化大陳列館"(Grand Galerie de L'Evolution)。生命の多様性を紹介する展示館です。
Grand-Galerie-de-LEvolution1.jpg

Grand-Galerie-de-LEvolution2.jpg
Grand-Galerie-de-LEvolution3.jpg


入場料の8ユーロを払うと貰える入場券はこれで、自動改札機に入れて通ります。必ず何かの動物がプリントされていて、何種類もあるようです。
Grand-Galerie-de-LEvolution1.5.jpg


入るといきなりシロナガスクジラの骨が迎えてくれるのですが、とにかくでかい!
それからは3層構造の建物内を埋め尽くすのが剥製!剥製!また剥製!でその数は実に数千体とか!
Grand-Galerie-de-LEvolution4.jpg
Grand-Galerie-de-LEvolution5.jpg
Grand-Galerie-de-LEvolution6.jpg
Grand-Galerie-de-LEvolution8.jpg
Grand-Galerie-de-LEvolution7.jpg


ああ、何か写真にコメント付けていった方が良かったかな。
じゃあ…かってにシロクマ。
Grand-Galerie-de-LEvolution9.jpg

ハイエナと子供。
Grand-Galerie-de-LEvolution10.jpg


もちろん海の生物もたくさんいまして、
Grand-Galerie-de-LEvolution11.jpg

Grand-Galerie-de-LEvolution12.jpg

他に空飛う生物や、地中を這う生物達なんかも完備されてました。

この規模の建物で動物の進化の過程を眺められるのは圧巻です。
…が、実はこれでも展示されている剥製はコレクション全体のたった5%にすぎず、残りは倉庫に保管されているのだとか。なんてこったい。
それと見ていて思い出したのですが、ここってあのクリス・マルケル監督のSF映画「ラ・ジュテ」(La Jetée)で重要な舞台として使われた『剥製であふれた博物館』ですかね~。あの映画は大好きなのですが。
ちなみに大山倍達(マス大山)総裁なら、これらの動物達と"もし戦わば"いかに倒すかしか考えないのでしょうね。

この係員さんが私に何度も話しかけてきました。
Grand-Galerie-de-LEvolution13.jpg

記念撮影しましたが、館内が薄暗い上に色黒な方でしたので、顔が見えませんね。けっこう話したのに名前を聞き忘れました。

この後は、すぐ近くのムフタール通りとかにも寄りたかったのですけど、ドシャ降りの雨になってるからホテルに戻りましたよ。毎日毎日雨ばっかり・・・

いつも乗り換えで使うBASTILLE駅、映画「地下鉄のザジ」でザジが地下鉄に乗れなくて泣いたのがこの駅でした。
ここにはシャルル=ルイ・フィリップ(Charles-Louis Philippe)による大好きな短編小説「再会」でも出てきたバスティーユ広場があり、この写真でも小さく見えているてっぺんに人形がいる塔が目印なのですが…今回は降りるのパス。
BASTILLE.jpg

ちなみにフランスの独立記念日みたいな日、7月14日を『バスチーユの日』と呼ぶのですが(これはレイ・ブラッドベリの短編小説「ニコラス・ニックルピーの友はわが友」から得た知識)、日本では何故かパリ祭と呼ばれています。軍事パレードがメインだと思いますが、私は実際に見に行った事がないので、昔観たブリジット・バルドー主演映画「セシルの歓び」(A COEUR JOIE)の冒頭シーンにおけるパリ祭、あれは映画用のロケでしょうが…花火と踊りまくる男女のイメージしかないかな。
私の好きなイタリアの映画監督、グァルティエロ・ヤコペッティによる世界の女性の珍習を追った映画「世界女族物語」では、パリ祭で男女がキスをしまくる所に焦点を当てて描いていました。

ホテルに一番近い肉屋、オアシス(L'oasis)で鳥を一匹購入して夕食にしました。
Loasis1.jpg

どこの肉屋でもこういう鳥が一匹丸々、回転しながら焼かれているのです。
Loasis2.jpg

昔良く飲んでたフランスのビール、1664と共に頂きました。
Loasis3.jpg


雨が小降りになってきたのでぶらっと散歩がてらホテルを出てメトロに乗り、Pyramides駅へ。
この周辺は日本人経営の店が多いです。
私が働いていた日本食レストラン・まつだもここが最寄ですしね。

ラーメン屋も何件かあるのですが、以前からあった"ひぐま"がフランス人で行列になってるのにビックリしました。
HIGUMA.jpg


そして…何とブックオフ(Book-Off)がパリにも出来てましたよ!!

記憶によるとここは、以前新刊の本屋があった場所ですね。
私がブックオフ徘徊に費やす時間は凄いもので、
ドラえもんから"どこでもドア"を一日借りられたらどこに行く?』
の質問に、
『もちろん日本中のブックオフを巡る!』
と答えるような男。
ハワイだとかにもあるらしいし、次からは
『世界中のブックオフを巡る!』と言わなくてはなりませんね。

ただ日本のように遅い時間まで営業してないのでこの日は入店出来ず、指を加えて中を覗きながら素通り。次の日また必ず来る事を決意!
Book-Off-Paris1.jpg

見覚えのある札にユーロ表示の値が付いてて、何かおかしい。
Book-Off-Paris2.jpg


さて、またメトロに乗って次はJavel Andre Citroen駅へ。
もうここで降りたら、また懐かし涙が込み上げてきましたよ。

すぐに出てくるミラボー橋(Le pont Mirabeau)を渡るとすぐ、私がホームステイの後に借りて一人暮らしをしていた16区のアパートがあるります。
Le-pont-Mirabeau.jpg

ちなみにこの橋は、ギヨーム・アポリネール
『ミラボー橋の下をセーヌ河が流れ われらの恋が流れる』
で始まる、詩集「アルコール」所収の有名な詩で舞台になった事で知られてますね。
あのアポリネールがこの橋を、画家のマリー・ローランサンとの逢瀬を楽しむために毎日渡っていたのです!

うおーっ、ここ、ここ!Quai Louis Bleriot通りですよ。全然変わってない!!
Quai-Louis-Bleriot1.jpg
Quai-Louis-Bleriot2.jpg


ここを開けて、1階の狭い部屋で料理している時の姿を撮った写真がこちら。
Quai-Louis-Bleriot3.jpg

フランス文学の偉大な作家モーパッサンの中でも特に大好きだった怪奇小説「オルラ」(Le Horla)の主人公と同じ、道を一つへだてた向こうにセーヌ川が流れる立地に住んでいる事に興奮したものでした。
あとここいらでは頻繁にウンチを踏んでいたのも、ウンチだらけの国・フランスを体験して味わう上で、必要不可欠だったと言えましょう。今ではいい思い出です。

すぐ近くに自由の女神(Statue de la Liberté)もいます。
Statue-de-la-Liberteacute;1.jpg

アメリカのよりずっと小さいですが、アメリカのだってフランスが贈った物であり、フランス製ですからね。
このパリの自由の女神は、ミラボー橋から見るには遠すぎるし、一番近くで見れるこの橋からは背中向けてます。
Statue-de-la-Liberteacute;2.jpg
一応降りて行く階段もあり、昔はよくブラブラ散歩して足元まで行ってました。そこはロマン・ポランスキー(Roman Polanski)監督の「フランティック」(Frantic)でクライマックスシーンの撮影がされた場所ですね。

この周辺をさらに歩き回り、友達が住んでた家の前やら、たまに入ってた映画館やらを見て懐かしさに浸った後で、またホテルに帰りました。
street.jpg


ホテルでは本日ChateleのGILDAでゲットしたシングルレコード(EP)の数々を、ニヤニヤしながら広げてみました。
record-9.26.jpg

時間に限りがあったため、値段が安くて軽い上にレア物の多いEP(シングル)だけに絞って物色してきたのですが、これらは一つが0.5~8ユーロくらいまでの物で、これ全部で52ユーロでした。
ゲンズブール関連で普通に手に入る物はフランス在住時にほとんど入手しているのですが、おみやげ用にしても喜ばれますからね。
ジェーン・バーキン(Jane Birkin)の「Je t'aime moi non plus」「Quoi」は一瞬同じ物があるように見えますが、ちゃんとジャケ違いですよ。念のため。

疲れてても美味しいワインで晩酌し、あとは寝るだけの所でホテルのTVを付けてみると、そう、こっちは普通の民放でもエロチャンネルやってるんですよね。
さすがに深夜だけでしょうが、日本と違ってモザイク無しのポルノで…
いや、私はそういう物は見ませんけどね。ホントですってば!そう、ポルノはモザイク有りが良いのです。

それでは、おやすみなさい。
  1. 2007/10/11(木) 23:55:36|
  2. 旅行・紀行・街
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2

旅行・紀行・街(5) フランス・パリ-FRANCE PARIS 1

『おフランスに行ってきたザンス』

そう、あの「おそ松くん」に出てくるミスターイヤミのモノマネしながら自慢する私は、今の時点では既に日本へ帰国していて…
また厳しく辛い、陰鬱で悲痛で猥雑な日常に戻って部屋でインスタントラーメンすすりながらこれを書いてるのです。
って、そこまで言わなくてもいいか。

冷たい街の情景で太陽と戦慄、船乗りの話で偉大なる詐欺師と放浪者に憧れる暗黒の世界。再び赤い悪夢から神の導きを得て風に語りて…待ってください!
今の文は意味も無くKING CRIMSONの曲名(邦題)を羅列しただけですね、それも10曲も。

それほどフランス・パリにいる私は夢だったのでしょうね。
だから家賃や生活費を払うために毎日辛い仕事に通わなくてはならない、この現実に戻った事を直視できていない…
これはファンタジー・クライシスってやつですか?とにかく、気を取り直してフランスを振り返ってみましょう。

そうです、今回はパリ紀行です。

おフランス。
世界で唯一国名の前に"お"を付けられちゃったりする、エレガンスな国です。
ミーは過去に一年間だけここに住んでいたので、思い出深いんです。
最初は南仏はニースに住み、残りの半分はパリ。あの時は本当にいろいろあった…

もう帰国して7年くらい経ってますが、その後の私は海外旅行に行っても初めての国にばかり向かってしまい、そして『やっぱりフランスに行けば良かった』と後悔を続けたものです。
今回はわずか一週間の旅行でありまして、行った事ない場所に行こうとは考えず、思い出の地をなぞるだけの観光旅行に終始しました。それともちろん、現地の友人達との再会も目的でした。

それでは、今回改めて観光してきた所を紹介していきましょう。またしばらく、個人的な"記録"以外の何物でもないブログが続きますので、興味の無い方ごめんなさい。
ちなみに現在、銀行でフランスの通貨であるユーロを買うと…1ユーロ=166円。

海外旅行に詳しい友人達は、こぞって今のヨーロッパは止めた方がいいと言うんですよ。
でも安いからって今のところ興味の無いアフリカだとかアジアに行ってもねぇ。
それに近年何度か他の国に行ってて、次こそはまたフランスに行く…いや、帰るんだ!と決めてたわけですよ。
で、9月23日(日)の午前中にいよいよ東京のアパートから出発しました。

サラバ日本。私はさすらいの旅に出るロンリーガイ。
tyuousen.jpg

成田駅のハムみたいな椅子。
narita1.jpg

成田空港…
narita2.jpg

コーヒー飲みながら時間待ち。
narita3.jpg


飛行機の窓から観る景色ほど夢がある所は、地上ごときのどこにもないでしょう。雲の大陸があるんですよね。
kumo.jpg


ところで今回使用した航空会社は、初めてのタイ航空
つまりフランスに着く前にバンコクでの乗り換えがあります。
タイといえば…
年間数十人の死者を出すという、恐るべき格闘技…その名もムエタイ(タイ式キック)というキック重視の国技があり、そして美人の産地でもある。
というのが、私がタイに関して知り得る全てでして、当然ソースは全て梶原一騎先生の漫画からなる正しい知識。

バンコクでムエタイの達人集団に襲われた時、はたして私のJKD(ジークンドー)が通じるであろうか。かつてマス大山(大山倍達)は勝ちこそしたものの、そのマス大山をして『体重さえあれば明らかに世界最強』と言わしめたムエタイが相手ですから、タイ国に近づくにつれ緊張が高まります。

いきなり襲われたりしないよう、「ゴルゴ13」のように背後に気を付けながら歩き…このカフェでひと休みしながらも落ち着けませんでした。
Thailand1.jpg

Thailand2.jpg


しかし、さしものムエタイの達人も結局は私に怖気づいたのか、誰にも勝負を挑まれる事無くすんなりとバンコク航空を後にしました。
Thailand3.jpg


フランスへ向かう途中で楽しみなのは、やはり機内食。バンコクまでの間も含めてちゃんとした食事は三回。
Thailand4.jpg
Thailand6.jpg
Thailand5.jpg


それに何度もビールやワインも運んでくれる。
Thailand7.jpg
Thailand8.jpg
長い時間を過ごす機内では、もうすぐ映画化もされる京極夏彦「魍魎の匣」を再読。今回文庫版で買っておいたのですが、これは最初に読んだの10年前になるから、小説の出来が良くて面白いという以前に懐かしい。読んだ当時の情景まで浮かんできました。

それにしても飛行機の中では、丸一日ほとんど動く事無く、ずっと椅子に座っているのに食べ物は次々運んでこられますよね。
何だか自分が動けないように土に埋められながら無理矢理餌を詰め込まれる北京ダックになったような気分になるわけですよ。
映画「地獄のモーテル」とか、藤子不二雄漫画「魔太郎が来る!!」の話まで思い出しちゃうのです。

くだらない事を考えてるうちに、ついにフランスはパリ、シャルル・ド・ゴール空港に到着!!
日付は24日(月)になってます。
CDG.jpg


うおおおーっ!!
シャルル・ド・ゴール空港に到着。うわー、懐かしいなぁ。
昔撮った写真で確認すると、エッフェル塔(La tour Eiffel)に『2000』の文字が見えます。
La-tour-Eiffel2000.jpg

やっぱりもう、あれから7年経っているのですね…
しかも今回はわずか数日の滞在だから、行きたい所にどれだけ回れるか。

こちらはその頃に日本で発売された友沢ミミヨ先生の「せしぼん! ミミヨの「お答え」」(宝島社刊)。
TOMOZAWA-cest-si-bon1.jpgTOMOZAWA-cest-si-bon2.jpg

さてさて、空港から電車(RER)に乗って有名なパリ北駅まで行くと早速カルト・オランジュ(メトロ定期券)を一週間分買って16ユーロ。随分値上がりしたもんだなぁ。
午前に到着しているので着いてすぐに行動できるのですが、まずは荷物を置きに予約してあるホテル(HOTEL TAMARIS PARIS)へ。

着替えたらすぐにまた出発です。
HOTEL-TSMARIS-PARIS.jpg

向かった先、つまり今回最初の目的はクリニャンクール蚤の市

ここはパリの蚤の市としては出てる店がイマイチなのですが、でかい蚤の市で月曜もやってるのはここくらいなので。
これだ、駅を降りると見える飲食店や皮製品の店!街の雰囲気も全然変わってないなぁ。ルイ・マル監督の映画「地下鉄のザジ」では、ザジがここの中にあるレストランでムール貝を食べていましたが、実際にそういうレストランもあります。
Clignancourt1.jpg
Clignancourt2.jpg


そのまま私の記憶通り残ってて、というか忘れてたけど見たらすぐ思い出せて…懐かしい。ちょっと泣けてきた。
paris.jpg


で、やはりパリに来たら食べたかったのが、当時の主食だったケバブ。GALATASARAYで4.3ユーロのこれにしました。
普通こっちではケバブにポテトも付けるのですが、そのポテトがまた美味い。
GALATASARAY.jpg
Kebab.jpg


パリはほぼ毎日発作的に激しい雨が降るのですが、それにやられながらも『そうだったなぁ』と思い出して懐かしさを感じ…

さあさあ、またメトロに乗って次はオペラ座(l'Opéra)へ。
lOpeacute;ra1.jpg
lOpeacute;ra2.jpg


かつてここで上演されたバレエを観に行った事があります。高い券をタダで頂いちゃったからなのですが…見事に寝ましたね。ただし中の内装やシャガール作の天井絵も素晴らしかったですよ。
lOpeacute;ra3.jpg

lOpeacute;ra4.jpg
今回は、外観をぐるっと見て回ったのみ。

すぐ近くにある豪華なデパート、ギャラリー・ラファイエット(Galeries Lafayette)にも行ってきました。
Galeries-Lafayette1.jpg

Galeries-Lafayette2.jpg

もちろん、こんな高い所で買い物するわけもないのに。
日本で言う伊勢丹(ISETAN)みたいなもんなのですが、中央のステンドグラスと逆エッフェル塔を見て、
Galeries-Lafayette3.jpg

Galeries-Lafayette4.jpg

それから屋上に上ってパリの展望を楽しみました。
Galeries-Lafayette5.jpg

Galeries-Lafayette6.jpg


街のそこら中で売ってるクレープ(もちろん甘くないヤツ)を喰いながら散歩し、名前も知らない教会前で記念撮影。
crepe-church.jpg


次はPyramides駅方面へ歩き…おおっ、懐かしい。この教会が見えてきたら、
church1.jpg

この道曲がると日本食レストラン・まつだ(MATSUDA)があるはず。

でも何で、パリに付いて初日に日本食屋に行かなきゃならんのだ?
もちろん理由があり、ここは私がちょっとの期間ながらバイトしていた店だったのだ!!
残念ながら休み時間で店は暗く、誰もいなかったですが…
MATSUDA.jpg

寿司を握ってた店主とホール係の息子、この親子は仲が悪い上に真面目すぎて、私は近寄りがたかったし、結局仲良くなれなかった。
焼き鳥を焼いてた日仏ハーフのダビッドも、今はいないだろうなー。彼の家にお邪魔してジャパニメのビデオ見せてもらったりもしてましたが、もうとっくに連絡取らなくなってた。

しかしPyramides駅周辺は、どこを向いても懐かしい!

何か私、パリ到着一日目の日記にして『懐かしい、懐かしい』ばかり言ってすっかり後ろ向きの男になってますが、今回は過去を懐かしがる事に終始するセンチメンタルな旅なんです。

この後回る所も含めて、パリは東京と違って景色が変わらずに保存される街なんだと改めて分かりました。
無名な建物でも何百年も建ってるのがゴロゴロしてる街です。
歴史的な物なんかは当たり前かもしれませんが、普通の店とかもよく潰れたりしないで残ってるもんですね。

さて、そのままセーヌ川方面に歩いて、LE CARROUSELでコーヒー。
LE-CARROUSEL1.jpg


ここはすぐ目の前にジャンヌ・ダルク(Jehanne Darc)の像があり、
Jehanne-Darc.jpg

その先に見えるのは有名なホテル・レジナ(Hotel Regina)。マット・デイモン主演のパリ舞台映画「ボーン・アイデンティティー」では重要なポイントになってました。
Hotel-Regina.jpg


さぁどんどん次に行って…
ここは近年ブームになった「ダ・ヴィンチ・コード」関連でもあるし、いやまぁ大昔からパリの大定番であるルーブル美術館(Musée du Louvre)ですが…今回は外だけ。
Museacute;e-du-Louvre1.jpg
Museacute;e-du-Louvre3.jpg
Museacute;e-du-Louvre4.jpg
Museacute;e-du-Louvre5.jpg
Museacute;e-du-Louvre2.jpg


サヨナラ、ルーブル。そのまま歩いて…
church2.jpg
rest1.jpg
rest2.jpg
church3.jpg
church4.jpg


次はポンヌフ(Pont Neuf)です。
うおー、ポンヌフ!!ポンヌフって日本語で"新しい橋"の意味なのに、パリで現存する最古の橋。
Pont-Neuf1.jpg

やはり皆さんも、思い出されるのはレオス・カラックス監督によるアレックス三部作の一作である映画「ポンヌフの恋人」(Les Amants du Pont-Neuf)ではないでしょうか。
お洒落系達にもてはやされた映画ですで、『Fuck お洒落映画』を公言していた私には敵のような映画であり、誰にも言えなかったのですけど…
実は私も当時「ポンヌフの恋人」が…大好き…だったのです。お洒落なだけで内容が無いよう、とも取れるでしょうけど、映画なんてその客個人からどうしても忘れられない印象的なシーンが作れたら勝ちですからね。なので、初めてポンヌフを歩いた時は嬉しかったな~。

当時の写真も一枚出てきました。
Pont-Neuf2.jpg


で、これは今回。
Pont-Neuf3.jpg


はい次。
このまま歩いてすぐのシテ島に行きました。
cite.jpg


シテ島のノートルダム寺院(Cathédrale Notre-Dame de Paris)はゴシック建築の、かっちょいい建物。
普通にヴィクトル・ユーゴーの文学ファン、それに映画好きや、せむし好きにも外せない建物でありましょう。
Catheacute;drale-Notre-Dame-de-Paris1.jpg
Notre-Dame-de-Paris2.jpg
Notre-Dame-de-Paris3.jpg


内部も観てきました。
Notre-Dame-de-Paris4.jpg
Notre-Dame-de-Paris5.jpg


さぁ次はまたメトロに乗って…
そうそう、この電流注意マークは当時も好きだったからまた見れて嬉しいなぁ。
danger.jpg


あとBAKA。
BAKA.jpg


タイルが可愛いから一緒に記念撮影しちゃいました。
tile.jpg


そしてDIR EN GRAYのライヴ宣伝が!
DIR-EN-GRAY.jpg

しかも会場はあのZENITHでだって、大丈夫なのかよ!!
もちろん音楽性には興味無いけど、こんな冒険してるのを知ってしまったら同じ日本人としてDIR EN GRAY様を応援したい。

さぁ地上に出て…そうだ、こっちの普通に信号機にも懐かしさがこみ上げてくるんだ。
signal.jpg


おっ、パリで「魔女の宅急便」が使われてました。
majo.jpg

他にもそういうのはいっぱいあったし、TVでも未だにかつての日本作品が放映されている状況です。
日本のアニメーションは最高ですからね!

普通にどこを向いてもバイクや車は日本車だらけだし、ゲームも電気製品も日本の一人勝ち状況。カメラも凄い。
そして特に私には、世界漫画シーンにおける日本の漫画の凄さを語らせたら長くなりますよ!

あんなアジアの小さい島国でここまで大国に浸透せしめ、脅かしてる民族が他にあるのでしょうか?
かつては武力でも大国中の大国・ロシアにも勝って、白人支配が当たり前だった世の中から唯一勝ち星をあげている日本(ベトナム戦争は別にして)。
いや…まぁこれは一度戦争に負けたら"アジア解放"を目論んで戦った誇りを忘れ、その後延々と肩身狭く謝り続けてるのだからダメか。

ただ逆説のようですけど、海外に行った方が日本が良く分かり、日本の魅力にはまるんですよ。
でも私自身は日本の功績に何も関わっていないというのが、この話のオチなんですけどね。

おっ、次は何だっ?
カッコいい鮫車に乗ってるおっさん発見!!
sameotoko1.jpg

sameotoko2.jpg


はい次はLes Halles駅へ。
広場にいるこいつは当時スプレーの落書きで汚くなってたけど、驚くべき事にキレイになってる。
Les-Halles1.jpg

Les-Halles2.jpg


さて夜には…私がパリに在住していた時の友人であり、フローリストの斎藤由美さんとの再会晩餐です。約7年ぶりになるんですね。
私もフランス在住時、現地在住の日本人とも何人も出会いましたが、多分現在まで帰国せずにフランスで住み続けているのは、彼女一人!
この由美さんは、かつて信州でフラワーアレンジメント界で世界の第一人者のクリスチャン・トルチュに憧れ、ラジオでフランス語を独学した後、実際に彼の元を訪ねて数ヶ月通い…
ついに日本人で初めてトルチュのスタッフに加わったという人物。
現在はあのホテルリッツの花装飾やらの、私みたいな東京の中央線人間からは別世界な仕事をこなしているんですよ。
こんな凄い人が周りに友人にいたりしてるのに、何やってんだ自分…

私など由美さんと出会う前は、フラワーアレンジメントといえば日野日出志漫画「赤い花」しか思い出せない不届き者でしたが…
ああ、「赤い花」とはですね。
まぁタイトルの文字からして血みどろなんですけど、殺した美しい女の体の血液や骨粉、それに男が人肉を刻んで喰らった上で出した排泄物、それらを混ぜ合わせて花の養分とした世にも美しき花を開花させるというヤバイ話なわけですよ。

♪赤い花が咲いたよ 血のしたたるような赤い赤い花が~♪
とか歌ってね。
ヒヒヒヒ
…って、そんな変態ぶりをアピールするのはもういいでしょう。

とにかくですね、当時お祝いの飲み会なんかで何度か彼女の作品を観たり頂いたりして、すっかり現実のお花アレンジに魅せられた私なのです。
やはり美しい花と技術が融合するといいですね。
え?信じられないって?まぁいいじゃないですか、私みたいなのがお花LOVE宣言したって。
そんなわけで斎藤由美さんと一緒にお食事です。

使ったお店は、彼女のお薦め店であるla grille montorgueil
la-grille-montorgueil1.jpg

で、メニューは凄い。
まぁ赤ワインと肉料理を中心に食べたんですけどね、美味かった~。
la-grille-montorgueil2.jpg

la-grille-montorgueil3.jpg


東京では貧しいアパートで
『ああっキャベツが一欠けら落ちちゃった、勿体無いから洗って食べるね』
とか独り言いいながら食事してる私が、
『ああ、トリュフはもう飽きたから残していいや』
とか言ってるの!!
いや本当の話で、まぁ珍味は量いらないですからね。

由美さん写真。
yumi1.jpg
yumi2.jpg


ちなみに由美さんは、昨年11月に「二度目のパリ」(ダイヤモンド社刊)という、パリへのリピーターに向けたガイドとエッセイからなる本を上梓しております。
nidomeno-paris.jpg

もちろんサインを頂いちゃいました。ありがとうございます!

この後すぐ近くにあるレザールカフェという素敵な店に案内されてからお別れして、ホテルで熟睡しました。
本当にありがとうございました!
  1. 2007/10/07(日) 23:46:24|
  2. 旅行・紀行・街
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:3

プロフィール

BRUCE

Author:BRUCE
BRUCEです。あだ名は大悟(DieGo)です。
大悟…つまり悟りを開くに至る道程にある事を表し、かつ神の映画「ドラゴンへの道」から頂いてのブログタイトル。同名の秘密結社も運営しています。

名作漫画紹介の形を借りて、自分の記録用に使っています。

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

カテゴリー

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する