十回に渡って続けた
平松伸二先生の
「ブラック・エンジェルズ」紹介も、いよいよ今回で最後です。

亜空間に閉じ込められていた
雪藤洋士は金貨の力で復活し、船上で
「ブラック・エンジェルズ」最強にして最後の敵である
勇気と超能力対決。
悪に目覚めた勇気の超能力は凄まじく、まず船のエンジンを爆発させて…沈没は秒読み状態。
部下達にも生きのこった奴だけを認めると言います。
勇気は殺そうと思えば誰でも殺せると言い、その理由は…
『おれが神だからよ!!
この地上で唯一ただひとり!
人の生死を自由にあやつることをゆるされた全能の神だから〜〜〜!!』と、いつも異常な自信に満ちた勇気でしたが、ついに自分を神だと宣言しました。
そして勇気はチェーンデスマッチで雪藤に電撃を浴びせ続けるのですが、超能力の使いすぎで一時的に老化して、まるで
大友克洋先生の
「AKIRA」に出てくる老人の顔した子供みたいになってしまうのです。
ここでは決着がつかずに勇気と雪藤、そして
神霊士、
運命、
牙亮と
ジュディ…それぞれバラバラの小船で漂流し・・・
--------
話は三年後に飛び、既に日本の首領(ドン)としての地位も定着している勇気の力で世の中はすっかり変わってます。
ベートーベンそっくりの運命が、ピアノでベートーベン作曲の
「運命」を弾きながら一人説明セリフ入れてくれる所によると…
国民総背番号制が定着して、全ての国民情報が細かく国家のコンピューターにインプットされていて、そのデータをもとにして学校、職業、結婚、宗教、居住区域まで国家に指定されるようになったそうです。
個人の意思による自由選択なんかしようとしたら、不平不満分子として反逆罪で簡単に処刑されてしまう、恐怖による管理社会が90%以上完成していると言うのです。
ブラックエンジェルの生き残りである牙亮とジュディは共に行動していて、しかもジュディは生き別れた雪藤の事を思いつつ、どうやら牙と恋人関係になっているようですね。
戦う時にいつも着ていたあの迷彩服も、
北条司先生の
「キャッツ♥アイ」のようなレオタード衣装に変わってます。
運命に『このままやつをさがさず ふたりでひっそりくらすという方法もあるんじゃないのか…』とも言われますが、それでも二人は
『おれたちがブラックエンジェルでなかったらな……だが…』と言って背を向け、あくまで雪藤を探す使命を感じていますね。
雪藤を探すためにスポークを使った同じ殺し方で仕置人をやったりもして、どうにか見つけようとしています。
狂った社会の、
「ブラック・エンジェルズ」っぽい嫌な話を挟んで…
ついに見つかった雪藤は、何と記憶を完全に失っていました!!
しかもあれから三年間、わけもわからず追ってくる敵と戦い続けた結果、手負いの獣のように豹変していました。
それでも自転車のスポークを武器にしているのは代わらないのですが。
しかしこれだけ最初の設定と変わって超能力合戦の凄い戦いを繰り広げるようになった「ブラック・エンジェルズ」ですが、それでも最後まで一貫して武器がスポークなのは凄い。
雪藤はその動きも完全に獣となり、あの霊士すらも圧倒されて逃げて行くのですが、また恐ろしい勇気の手下が登場しました。
幽魔という、赤ん坊の時からお乳の代わりに毒を飲まされ続けて、自分ぉ血そのものが毒になった殺し屋の少年。
そしてその兄である
幽鬼と
幽岩。
この兄二人は弟と全く違う外見で、というかアメリカのプロレスタッグチームである
ロード・ウォリアーズそのままメイク。
さらにさらにこいつらの母親がいて、名は
幽姫。通称
ビッグ・ママです。
その風貌は、女なのにまんま
アンドレ・ザ・ジャイアントなんですよ!
この全員が体内の血は毒であり、そのせいで急所もマヒしているから心臓刺されても死なない!
家族の絆を強調した攻撃方法で、自分達の血が混ざると毒性と共に燃焼性も増すのです。
しかし、前から出ていた運命が実はこの家族の一員であり、ビッグ・ママの元夫、幽鬼・幽岩・幽魔の父親でして、運命の血だけは彼らの毒血を打ち消す事ができるのだとか。
ブラックエンジェル側も、こんなに連載終了にさしかかって最後のメンバーが入るのですが、反政府ゲリラの兄妹である
紅林雄と、
紅林嵐。
兄の雄の方は出会った時から胸に十字架の傷があり、しかも外見が飛鳥に瓜二つなんですけど、この設定は何か意味があったのでしょうか?
確かに後で飛鳥の霊が乗り移るんですけどね、外見が同じ必要は…?
ボクシングの腕はチャンピオン級ですが…って、この超能力合戦ばかりになった後半の
「ブラック・エンジェルズ」でボクシング?
いやいや、ただのボクサーではなく、空気との摩擦で拳が発火する炎のパンチを打ちます。
妹の嵐の方は性格が男勝りなだけで、特殊能力無し。
しかも多少おバカで、たった一人でビッグ・ママの一家を倒しに向かい…
『小娘だからってなめるんじゃねえぜオバン!』なんて言ってダイナマイトで攻撃しますが、そんなものは通用するわけもなく消され、ビッグ・ママに
『オ〜ッホッホッホホホ〜〜ッ!!
これがオバンと小娘のパワーのちがいだわさー!」』と何だかコントみたいなやり取りがありました。
ここで雪藤がブラックエンジェルとして復活し、ビッグ・ママ達を倒すのですが、途中で嵐は形見の十字架ペンダント形に火傷して、ブラックエンジェルの定めを背負う事になりました…って、実はもう完結まで残り少なく、な〜んの力も発揮しなかったのですが。
残る強敵、ホワイトエンジェルのリーダー神霊士は、もうブラックエンジェル達が強くなったためにその強さが目立たなくなってましたね。
しかもずっと美形キャラだったのに、雄の炎のパンチで肉がただれて鼻と顎の骨がむき出しになり、髪もほとんど抜け落ちた醜い顔に変貌します。これで女性ファンが減りました。
成長した勇気もついに姿を現しますが、体の大きさも成長しています。
それよりも超能力の成長が凄いわけですが、念波だけで敵の体中から血を流させて殺したり、イメージした物を実体化する創造主にまでなってますからね。
勇気と霊士VSブラックエンジェルの最終決戦の場は、キリストが十字架にはりつけになった場所である、ゴルゴダの丘。もちろん勇気の超能力で再現させた場です。
あの強者である運命、そしてせっかく生き残った幽魔もここで殺されてます。
霊士は自らが巨大ロウ人形に乗り移って戦いますが、ついに牙と勇とで仕留めました!
残る敵は勇気一人ですが、こんなに強大な超能力を持つ悪魔を倒す事ができるのでしょうか。
ブラックエンジェル最後の生き残りは、雪藤の他には牙、ジュディ、勇、嵐の四人がいますが、雪藤以外の四人全員から十字架の傷を奪い、これでブラックエンジェルは地上にただ一人。
十字架は雪藤一人で背負って勇気に向かって行くのです。
そして…最後に泣きながら雪藤の名を呼ぶジュディに対し、初めて見せる笑顔…
向きが変わって最後の敵、勇気に対しては…何と目と眉毛の間にスクリーントーンの、悪の勇気顔になっているのです!!
そして最終決戦はどうなるか、ご自身の目で確かめてみてください。
ただ一つ言える事は、勇気は最初純粋な子供(正義)で、後天的に悪に目覚めたわけですが、最後まで正義の心に戻る事なく
「ブラック・エンジェルズ」は終わりましたよ。
嗚呼、何て名作なんでしょう。
幸運にも子供の頃に出会ってずっと愛し続けたこの
「ブラック・エンジェルズ」は、大人になって読んでも最高です。
一人の敵に長々と時間かけて間延びさせて楽な原稿料稼ぎをする事もなく、テンポ良く進むストーリーも含めて、あの手この手で読者を喜ばせようとするプロの姿勢が生んだエンターテイメント漫画の傑作だ。
何しろ最初はスポークで悪徳警官とかを殺してたのが、
「バイオレンスジャック」に戦国時代を合わせたような世界になったり、果ては味方だった勇気が悪に目覚めて日本の首領になり、スケールでかい超能力合戦を繰り広げる漫画に豹変していったのですからね。
しかも本のレア度はゼロなので、ブックオフでも何軒か回れば105円コーナーだけで全巻揃うと思います。
私は繰り返し同じ本ばかり読んでた子供の時から数えると、軽く100回以上は読んでますし、もうこれを未読の方には是非!是非読んで貰いたい作品なのです。
長くかかりましたが、もういいでしょう。まだ未読の方は何としても読んで貰いたいと強く望んで、
「ブラック・エンジェルズ」紹介を終わりにします。
黒い天使(ブラックエンジェルズ)とは悪に対する怒り……
その怒りがある限り たとえ肉体は滅しても 魂だけは生き続ける!
地獄へおちろ〜〜!!
- 2008/01/31(木) 23:53:11|
- 週刊少年ジャンプ
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平松伸二先生の
「ブラック・エンジェルズ」紹介も、残す所あと4冊分。このブログではあと2回の予定です。
もうこの頃になると
週刊少年ジャンプでの連載は終わっていて、単行本が出るのを楽しみにしつつも、確実な終わりに向かっていくのを悲しみながら発売日を待っていたものです。

さてストーリーを続けて追ってみましょう。
まずは白い
天使(ホワイトエンジェル)内部にて、
魔導沙が霊魂を呼び出した事が仇になって
黒い天使(ブラックエンジェル)を強力化させてしまった罪で、罰として
神霊士によって視力を奪われます。
これで
天冥と
妖婆も
『われら神の子に三度のチャンスはないと思え!!』と脅しつけられ、ブラックエンジェルを倒しに向かいます。
まずは火炎で出来た竜を自在に操る天冥と
雪藤洋士が戦っていると、
飛鳥が
水鵬の霊魂によって得た能力で助けてくれて、ブラックエンジェルの勝利。
水鵬は技も自分の身を削って発揮されるような物が多かったのですが、その性格の方も常に身を挺して仲間を守るような奴でした。
飛鳥は水鵬の能力を得てから、しっかり性格も水鵬のようになってしまい…
雪藤が幻影を自在に使う妖婆を倒すと、次の同じく
"ホワイトエンジェル7人衆"である
次元との戦い中にまた現れた飛鳥は、自分の命を犠牲にして雪藤を救い、トランプ一枚残して砕け散って死んでしまいました。
-------
こうしたブラックエンジェル達の戦いの別場面では、恐ろしい超能力を持っていながら気の弱い少年でブラックエンジェル達に協力していた
勇気が、ホワイトエンジェル側の策にはまります。
いや、勇気を味方につけようとして一度力を封じ込めたホワイトエンジェルでしたが、次にその力を自由に使おうとして失敗!
何と勇気は一度封印された超能力と一緒に、潜在していた邪悪な心まで全面に押し出されてしまったのです。
顔も変わって…耳が尖り、目と眉毛の間にスクリーントーンを貼られたのが特徴でしょうか。
あの凄い超能力を悪用したらそれは大変な事になり、あのチャップリン服の祖父(老師の双子の弟)も杭で刺されて瀕死の重態を負ってしまいました。
そこで
風魔と
風剣という、元ホワイトエンジェルながら霊士の老師に対する裏切りを許せずに組織を抜けた双子が仲間になります。
とはいえ、現れた霊士の
"念写ロウ呪殺"によって、いきなり兄の風魔は殺されて、頼もしい味方だった勇気の祖父までがブラックエンジェル達をかばって殺されてしまいました…
一方の勇気は新政府国会議事堂の地下牢へ老師を訪ね、8枚の金貨を聞き出して殺してしまいます。
この時に最初は前の勇気の顔で優しく訪ねるのですが、門番を殺した事を老師に攻められると…
『ガ〜〜タガタうるせえんだよ くそじじい!!
たかが二、三人殺しただけじゃねえか!!』と、顔も含めて豹変するんだから面白い。
それから続くホワイトエンジェルのスカウトに、自分を日本の首領(ドン)にする事を条件として、本当にホワイトエンジェルの味方になってしまいました。
その前にホワイトエンジェルのリーダーである霊士とどちらの超能力が上なのか、超能力合戦でケリをつけるのですが…
『てめえらが神の子だと わらわせるぜ!
この地上に神の子として生まれてきたのはおれしかいねえ!
おれよりすぐれた人間なんざいやしねえんだよ!
ま おれのいう神っていうのは悪魔のことだがな……!フフフ…!』なんて言う勇気、人が変わるにもほどがありますよ。
ここまでの自信を持つ勇気ですが、しかしまだ幼いために超能力は完全に開花しておらず、勝負は意外にも霊士の勝ちでした!!
しかし最終的には勇気の邪心の影響を受けた霊士が、超能力も強化されながら顔も声も勇気に近づき、更に忠誠を誓うようになるのです。
そう、他のホワイトエンジェルも含めて、彼らはこれからは耳が尖って目と眉毛の間にスクリーントーンを貼られた、あの悪の勇気顔になります。
その勇気の力を加えて襲ってきたのは、まず
知念。
襲われるのは一人でいる
牙亮です。
この知念は、
ゆでたまご先生の
「闘将!!拉麵男」に出てくる
シューマイのような髪型して、外見は小さな子供だったのですが…
雨水を吸収してその分だけ肥大する特異体質を身に付けて巨大化し、
「ブラック・エンジェルズ」全編を通しても一、二を争うでかさの化物キャラにまでなってしまいました。
しかし巨大化の限界点である体重十トンまでいくと、水ぶくれのようにブクブクになります。
十トン…一万キロの足で踏み潰そうとしてくるのですが、牙は
松田鏡二の霊魂の力で百倍化してるはずです。ならば!
『だとしたら百キロをもちあげられるおれが……
一万キロのてめえを………
もちあげられねえわけが…わけがねえ〜〜!!』と、本当に持ち上げて放り投げ、おあつらえ向きに上を向いて尖っている杭に刺して倒しました。
いいですね、これ。
何がって、百キロをもちあげられるんだからパワーが百倍化した牙は一万キロを持ち上げられるという計算が。
パワーがちょうど百倍化という数字の根拠も無いだろうに。
次の敵は、一度魔方陣を破られている
魔導沙です。
彼女は勇気の影響を受けた後、髪の毛が蛇のようになって目を見た者を石化させるという、つまりギリシャ神話のメドゥサの能力を身に付けてます。
魔導沙=メドゥサ。
平松伸二先生はちゃんと計画してこの名前を付けていたのですね。
ホワイトエンジェル唯一の美人だった彼女は醜くなり、かつて恋人だったという風剣と共に石像と化したて相打ちしました。
なかなかロマンチックな殺し合いでした…
そして雪藤を襲うのは
薔薇貴。
元々薔薇を使って相手を襲う奴でしたが、勇気の影響を受けた後は…
『悪魔の力で薔薇貴の貴は…鬼となった!!』と説明します。
いや、これは読者は分かるけど、このセリフ言われた雪藤には意味が分かりませんから!
薔薇に雪藤の血を吸わせて、しかも木に吊るして…
『首がしまればしまるほど 体中の穴がひらいていく!!
小便もクソもたれながして もだえ死ね〜〜!!』なんてセリフを言う下品な奴になっちゃいましたが、雪藤が8枚の金貨の力も引き出して勝利。
ずっと能力が謎だったこの8枚の金貨には生命があり、物を考えて超能力を発揮するのです。
これは超能力が全盛の時の老師が命を吹き込み、悪を駆逐するように働くのだとか。
この金貨が雪藤を最も持つにふさわしい人物と判断し、胸の十字架と結合しました!
でも結局雪藤VS勇気の亜空間での戦いで、雪藤はここに閉じ込められてしまいました。
ジュディが、ホワイトエンジェル7人衆の最後の一人になった
童夢に壁に張り付けにされて乳首をクリクリされ、さらには乳をむき出しにされると…
この童夢によってブラックホールに閉じ込められてた牙が復活し、童夢の心臓を握り潰しました。
『ギュベレェェ〜〜〜ッ!!』の叫び声で絶命した童夢ですが、これで安心した松田の霊魂は空に帰って行ってしまいました…
(そういえば牙には、松田の他に
羽死夢の霊魂も入り込んだはずですが、完全に無かった事になってますね)
ここらで人の運命を知る男、
運命というのが登場してブラックエンジェルにいろいろ力を貸してくれます。
彼はベートーベンのような風貌をしていてこの名前、しかもピアノを弾く素敵なキャラです。
この運命が勇気と問答するシーンで、救世主によって悪は滅びると言われた勇気は、
『かつてキリストという救世主がいたな〜!
だがやつがなにをまねいた…
キリスト教が全世界にひろまっていくとき迫害によって どれだけの血がながされたと思う…
中世の魔女狩り 異教徒との対立 ユダヤ人虐殺 宗教戦争
それらすべての戦いの血が救世主キリストの教えをめぐってながされたんだぜ〜〜!
それを考えればキリストってのは悪魔だったんじゃねえのか〜〜!』と言います。
しかし子供のくせに良く知ってるし、セリフがいちいちカッコいい。
---------
フゥ、そんな所で今夜はここまで。
↓の雪藤のセリフで〆て、次回で
「ブラック・エンジェルズ」紹介は終わりです。
キリストは十字架にはりつけになり
人間の罪をひとりでせおったという……
どうやらおれの胸の十字架も血をながすことで
おれの罪を 過去のおもさをやわらげてくれるらしい……
- 2008/01/29(火) 23:57:03|
- 週刊少年ジャンプ
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平松伸二先生の
「ブラック・エンジェルズ」。

前回はいきなり
「バイオレンスジャック」の世界に突入したかと思ったら、すぐに壁を越えてまた現代社会に戻って、何だかんだあって…
黒い天使(ブラックエンジェル)の証である"胸の十字架の傷"が、
牙亮と
飛鳥にも出来た所まででした。
現代社会に見えても、この世界を支配する新政府は完全に狂気の政府。
しかし飛鳥はブラックエンジェルだって同じ人殺しだと、宿命を受け入れようとしません(普通に考えて当たり前ですが)。
話もここまでくると、
雪藤洋士は悟りきった人物のようになっていて、
『だが それでも飛鳥は黒い天使(ブラックエンジェル)にならざるをえない…
胸の十字架にさからうことはできない!』と、断言しています。
そういえば、あの眼鏡かけて昼間はマヌケだった頃の雪藤は、もう遠い昔の事ですね。
それから血生臭い事件の後に、やはり飛鳥もブラックエンジェルとしての宿命を受け入れ、共に戦って行く事になります。
飛鳥はすぐに情緒的な怒りを爆発させるタイプで、熱くてカッコいい奴です。
牙と飛鳥が雪藤に、
『黒い天使(ブラックエンジェル)はおまえもいれて全部で八人だといってたな……
どんな連中がいたんだ……?』
と訪ねる場面があります。
そして雪藤の他には
鷹沢神父、
亜里沙、
羽死夢、
エルス、
麗羅、
水鵬、
ジュディ、
松田鏡二がいたのだと説明しますが…
あれ?それじゃあ九人では…あっ!エルスは"何人"ではなく"何匹"としてカウントされてるから数に入ってないのですかね。ひっどいな〜。
それはいいとして、ここで何と牙と飛鳥は、あの松田さんと警察学校で同期だったと知ります。凄い因縁ですよね。
同じ元刑事の牙と松田は警察学校時代は空手の腕で一、二を争うライバルだったそうで、つまり牙は松田亡き後のブラックエンジェルにおける、松田の役回りを継いだ形のキャラとなるのです。
さて、ここでブラックエンジェルを狙う新政府と
妖姫は、最強の戦士達三人を差し向けます。
この三人というのが妖姫の実の弟達なのですが、またこれが化物揃いなんです。
何しろ体をスポンジのようにしたり鉄のようにしたりできる
憎魔(ぞま)、催眠術の使い手…なのはいいのですが、誰の顔にでも完璧に変装できる
肉塊坊(にくかいぼう)、そしてこいつは完全にあの月を見ると変身する狼男である
飢流夫(うるふ)。
肉塊坊は人質になっているジュディに化けて連続殺人をしてブラックエンジェルをおびき寄せるのですが、どうやら集英社の編集者らしい二人連れが編集長に悪態つきながら酔っ払って歩いてる所を殺されるシーンでは、各自首を切られながら『ジャ……』『ンプ……』なんて断末魔をあげてるのが笑えます。
あとはブヨブヨ体の化物である憎魔が少年時代を回想するシーンがまた可哀想ではありながらも、ありえなくて笑えたりして。
ランドセル背負った小学生達から本気ででかい石を投げつけられながら、
『憎魔のばけもの!! ブヨブヨ体の憎魔ー!
人をにくむだけの悪魔の子〜〜!!』とか言われてるんですよ。
ここで初めての人殺しをしたとか少年院でもって話が出るのですが、こいつが小学校に通ってたのがありえないですって!!
とにかくエキサイティングな戦いを繰り広げて雪藤、牙、飛鳥は何とかこの三兄弟全員に勝ちました。
"8枚の金貨"も手に入れて・・・
さぁこれからです。
-----------
今までもとんでもない展開で別漫画のようになってきた
「ブラック・エンジェルズ」ですが、ここへきてまず、サブタイトルに"黒き○○"と黒の文字を冠するのを止めました。
その記念すべき最初のタイトルが
"白い天使(ホワイトエンジェル)"だからビックリするでしょう。
今までの"黒"に対抗する"白"がとうとう出てきた感じです!!
ついにジュディも取り戻して、ある地下道に逃げた妖姫を最後まで追いつめると…こいつは既に殺されていて、ブランブランと吊るされて揺れています。
これからは新しい、そしてより強い敵の出現が予測されますね。
そして登場した雪藤の背筋を寒くするほどの敵は…
眩しい光と共に現れた
神霊士(じんれいじ)。
キリスト教の白衣にロザリオを下げた姿で、
『わたしは神の意志を この世につたえる使者…!
おまえたちが黒い天使(ブラックエンジェル)と名のるなら
わたしは白い天使(ホワイトエンジェル)とでも名のっておこうか!』などと言っています。
激高した飛鳥がトランプを投げますが空中で落ちてしまい、牙が空手で攻めれば霊士のまわりの空間が一瞬真空になって飛ばされて…
この不自然な能力は、そう。霊士は超能力者なのです。
竜牙会の殺し屋達も超能力者みたいなものでしたが、今度はこの霊士自身が内閣最高顧問という権力者でもあります。
このピンチは雪藤達の胸の十字架が共鳴して雷を呼んでくれて逃げ切りますが、こちらも超能力ですね。
ところでこの世界の新政府。
彼らは一般人を奴隷化して支配しようとしているのですが、反対する人間は"人間がり"にやられて、問答無用でガス室へ送られ処刑されるという恐い体制なのですが…
ここで殺された一組の夫婦に、
勇気ちゃんという子供がいました。
何故か彼だけはホワイトエンジェルの
薔薇貴(ばらき)という奴に連れていかれたのですが、実はこの勇気がおそるべき超能力の素質を持っていたのです。
さらわれた勇気が吹くオカリナの音に呼ばれてブラックエンジェルは彼らがいる教会に行き、霊士や薔薇貴のサイコキネシス(精神動力)にやられ続けるのですが…
ここで雪藤の何度か出ているあれ、剣の上に乗って
『わが心 すでに空なり 空なるが故に無!』と言う状態。
これがレビテーション(空中浮揚能力)だった事が判明。剣が落ちても雪藤はそのまま浮いてますよ!
雪藤も超能力者だとは分かりましたが、でもしょせん霊士の能力の前では赤子同然でやられかけますが、ここで勇気が超能力を暴発して教会を破壊し、ブラックエンジェルは勇気を連れて逃げ出す事ができました。
…主人公達、逃げてばかりだな。
霊士と薔薇貴は新政府国会議事堂へ。
法務大臣(『デヘヘ………』とか言ってエロパンチを読んでました)を訪ね、地下室へ案内してもらうと、そこには地下牢があり、老師が幽閉されていました。
この老師は霊士や他の超能力者達の師であり、内閣の相談役だったのですが、霊士達が反乱を起こしてこの地下に幽閉したのです。
霊士は勇気の強力な超能力を見て老師の孫なのかと疑い、その質問をするために訪ねてきたのでした。
老師は若い頃、勇気に匹敵する程強大な超能力を持っていて、彼こそが謎の8枚の金貨(超能力を完全に封じ込める力がある)の作り主だったとか。
霊士はホワイトエンジェルを結集させる事を告げ、老師は『ホワイトエンジェル結集………い いちばんおそれていたことが…………』などと恐れます。
あれ?霊士が初めてブラックエンジェルと対峙した時に、『おまえたちがブラックエンジェルと名のるなら わたしはホワイトエンジェルとでも名のっておこうか!』とか言ってましたよね。
霊士も人が悪いな〜、昔からホワイトエンジェルを名乗っていたんじゃないですか。
ところで勇気は、老師の孫ではありませんでした。
両親は新政府にあっさり殺される普通の人でしたし、では誰が祖父なのかというと、老師の双子の弟。
この弟の方のじいちゃんは、チャップリンみたいな格好して登場するのですが、通行人の兄ちゃんに
『なんだあのじじい だっせえかっこしやがって どこの田舎もんだ…!』
なんて言われるのですが、しかしその言ってる兄ちゃんは大きく
"千葉"とプリントされたダサいTシャツを着ているという…
小さいコマで、
平松伸二先生のさりげないギャグでしたね。
それからこのじいちゃんもブラックエンジェルの味方になってくれます。
一方のホワイトエンジェルは、霊士と薔薇貴の他にホワイトエンジェル七人衆も集結されて、ブラックエンジェルと8枚の金貨を目指して向かってきます。
まずは
魔導沙(まどうさ)。
墓に描いた魔方陣の上で自分の血を流しながら
『エロイム エッサイム われはもとめ うったえたり
エロイム エッサイム われはもとめ うったえたり』と呪文を繰り返して…
何と死んだはずの松田鏡二と水鵬の霊魂を呼び出して、味方だったブラックエンジェル達を襲わせるのです。
これは勇気が魔方陣を狂わせて、しかも麗羅、羽死夢、エルスの霊魂まで味方として登場してきます!
あれ?実は竜牙会の
切人だった鷹沢神父はともかく、亜里沙がいませんね〜。まぁいいか。
勇気に魔方陣を消し去られて帰る場所を失った松田と水鵬、そして麗羅、羽死夢、エルスの霊魂は、牙と飛鳥の体内に入り込んで二人の力が百倍化しました!!
振り分け方は、
松田と羽死夢→牙へ。
水鵬と麗羅とエルス→飛鳥へ。
なのですが、弱いジュディにも入ってくれれば良かったのに…
ただ、これで一気にホワイトエンジェルにも対抗できる力が付きました。
次に
泥露(どろろ)、
天冥(てんめい)、
妖婆(ようば)の三人が襲ってくるのですが、水鵬の能力が加わった飛鳥が二人の合体技で泥露を殺します。
この泥露は作品
「ブラック・エンジェルズ」全編を通して一番の化物キャラではないでしょうか。
泥のような体は地面に同化もできるし、伸縮も分離も自由自在で、もはやこれで人間っていう方が無理がありすぎですからね。
天冥と妖婆は取り逃がし、続きはまた次回。
(どうしてこんなにまでして戦わなくちゃいけないの………)
おれたちが黒い天使(ブラックエンジェル)だから……さ……
- 2008/01/25(金) 23:52:19|
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先日は
水木しげる先生のキャラで埋め尽くされた
"鬼太郎茶屋"レポートをしましたが、今度もその
水木しげる先生が電車の中吊り広告等で画を描いているので有名な、
"平和祈念展示資料館"へ行ってまいりました。
私も心から世界平和を望みながら、しかし地球に生物が誕生して以来一度も大きい意味では叶った事がない"平和"という物を考えるために。
まぁそんなモノは人間が存在する限り実現しない…いや人類滅亡後の未来にも、取って代わって支配者になった何らかの生物も平和な存在ではない事は容易に想像がつきます。
でも日本人が一番近い過去に戦った戦争の記録を見て、そして決して学校で習ったりニュースで流れたりしない事実についても、考える事くらいはした方がいいのかもしれません。
いや、この日本ではそんな事なーんにも知らなくても平気で生きていけるし、知ったから得する事も無さそうですけどね。
とにかく行ってみましょう、平和祈念展示資料館へ。
場所は西新宿の
"新宿住友ビル"48階で、入場無料です。
新宿駅の西口出てそのまま地下道でこいつ、
新宿の目
を通り過ぎてそのまま進むと…出てきました!この看板。

この日はそれにふさわし服装を用意して行った私です。


どちらがいいか決めかねて、この二つの帽子を用意して行きましたが…
手袋も種類が違うのにお気づきでしょうか。
これ↓の上が航空自衛隊、下が陸上自衛隊の物になります。


地上に出ると、既に新宿住友ビル内ですね。ここから上を見上げるのがいい。


で、48階へ…


入口に、やはり
水木先生の手による表紙のパンフレットが二種。


当時の資料、人形や模型、写真、映像…ここでつづられるいろいろな部分で胸が熱くなりました。
この平和祈念展示資料館は、戦争が終わった日を1945年8月15日とはとらえず、戦時中より敗戦後の恩給欠格者、戦後強制抑留者、引揚者の方々らの労苦についての方に重点が置かれている所が特徴でしょうか。
そうです、8月15日の翌日からは平和になるどころか、アメリカによる日本支配が始まったのであり、それから火事場泥棒のごとく条約違反したソ連軍が侵攻してきたり、国内もアメリカ人のみならず他国の人達も日本を我が物顔で荒らし続け…
抵抗が許されず、日本婦女が暴行されていても、それを助けるために戦ったのは後の極真会館館長・
大山倍達(
マス大山)ただ一人という状況(これはおなじみの
「空手バカ一代」より)でした。
そして国内の問題以上に、諸外国に駐留していた日本人の引き揚げ問題です。
アジア諸国ではいきなり現地民の百姓までが殺人鬼と化して追ってくるし、シベリアでは強制労働させられるために抑留を強いられた日本人が約60万人。
そう、既に大東亜戦争自体では敗戦が決まってボロボロの状態だった日本軍は、さらに侵略しようと攻め込んできたソ連に対して防戦のみに徹してソ連領内には一発の弾丸も撃込まなかったのですが、戦闘後はそれほどの数が強制連行されたのです。
過酷な条件下で課せられる強制労働にバタバタと死んでいった人達と、それでも生き残って帰国できた人達の人生を考えると、我々の世代では絶対に体験しえない壮大なドラマばかりだと思います。
しかも、このシベリア抑留の60万人は、あの
遠藤ミチロウ率いる
スターリン(THE STALIN)…
じゃなかった、あの独裁者
ヨシフ・スターリンに北海道占領をあきらめる引き替えとして残された貢ぎ物だったとまで言われているのだから、悔しい話ではないですか。
歌手・
三波春夫氏もソ連軍に拉致された強制抑留者の1人だったそうです。
そして私のような者には物凄く嬉しいのが(ここは嬉しがる場でもないでしょうが)、凄い漫画家達による、ここだけでしか観れない戦争体験に基づく"絵"の原画も飾られてる事。
水木しげる先生の広告ポスターやパンフレットの他にも、まさかここで
ちばてつや先生、
赤塚不二夫先生、
北見けんいち先生、
バロン吉元先生…すごいっ、
林静一先生までの原画を鑑賞できるとは思いませんでした。
他にも数人の方々が作品や体験談を寄せてましたし、
森田拳次先生による
「満州からの引揚げ 遥かなる紅い夕陽」という漫画作品も無料配布してました。

私の胸を打った当時の実物資料もレプリカも、本当は写真付きで紹介したかったのですが…館内撮影禁止でしたので残念ながら叶わなかった事をお伝えします。
ただ実際にレプリカに触れたり着る事もできる"体験コーナー"だけは撮影可能でしたので、また私の写真になりますが載せておきましょう。

ここで予想外の着替えをしたわけですが、まさか上着を脱ぐとは思わずに下には寝間着に使っていた
ザ・スミス(THE SMITHS)プリントの服を着てて、この空間でこれは異常に恥ずかしかった…


ちなみにここは48階ですので、景色が良いです。

帰り道はもう、国を憂いてバカな頭で考えすぎて頭が痛くなりましたよ。

私は若いお友達に、手始めに平和祈念展示資料館へ行ってきて真実を報道しないメディアによる情報以外に少しでも触れて欲しいなぁ。
もちろん、日本の戦後史から悲惨な所だけ見て自虐したり他国を批判したり、アジアのあの二カ国みたいに執拗な恨み節だけで大人気ない活動ばかりしたり(日本人は基本的にそういう性質ないか)ではなくて、現在の日本の外交を考えたり、これから自分がどうすべきかを考える指針の一つとしてですね…
って、私みたいなのが偉そうな事言うギャップを使ったギャグは、会った事ない方が見てたら通じないんだから止めておきましょう。
今夜はここまで。
- 2008/01/22(火) 22:18:15|
- 古本 番外編
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東京都調布市へ行ってきました。
ここは都心に近くて便利な住宅地というイメージはあるけど、調布市自体がどう面白いのか。
ここにある"味の素スタジアム"も"神代植物公園"も、まぁ私には無縁であります。
かろうじて"武者小路実篤公園"という、まんま
武者小路実篤の名を冠した公園があるのに興味をそそられながらも、忙しい日々の中わざわざそのために行くほどではないでしょう。
しかし
"深大寺"。
歴史も古く名物である"深大寺そば"の名はそこらのスーパーでも見るし、"深大寺だるま市"という
日本三大だるま市があって興味はそそられるますね〜。
いや、でも私は食べ物のためだけに遠くまで行く性格ではないし、後者は年に二日しかやらない市ですので、それ以外の日は関係ない。
では何で今の時期に調布市なんて行ったのか。
前置きはこれくらいにして、お答えしちゃいましょう。
あの他の追従を許さず、それが証拠にあれだけのビッグネームになりながら、全然似た作風の後達が現れていない漫画家・
水木しげる先生が第二の故郷として40年余も調布市在住であり、もちろん
水木プロがあって、そして…
「ゲゲゲの鬼太郎」をテーマにした
"鬼太郎茶屋"というお店が深大寺にあるからなのです。

JR吉祥寺駅からさらにバスで揺れる事20分…
最寄のバス停で降りましたが、たしかに至る所にそば屋だらけの街ですね。
おおっ、水木ポスターが普通に貼ってある!うれしいな〜。

で、肝心の"鬼太郎茶屋"へ着きました!!



(屋根に
鬼太郎の下駄!)
それから憧れの
ねずみ男さんとのツーショット写真を撮ってもらいましたが、彼の匂いまでは再現されてなかったです(当たり前)。

とにかく私、キャッキャキャッキャ言いながら目に入った妖怪達の写真を撮りまくり…




車もこんな素敵なのでしたが、


横と後ろの写真はあるに、何故か前方のショットが失くなってる・・・
ライトが目玉親父の目玉になってるデザインだったのですが、残念。
当然みやげ物コーナーは目の色変えて物色しましたが、品揃えの充実ぶりはなかなか凄くて、鬼太郎や他の妖怪グッズを見てるとワクワクしてきます。
でも経済的な余裕がなくて、ネタのための大人買いは出来なかった…



あっ、これは懐かしい!
"ココ"で書いた鳥取県境港市のみやげ物、
ふりかけばばあじゃないですか。あの時書いた他にも種類がありました。

この鬼太郎と
ネコ娘のイラストは可笑しいですね。


鬼太郎ビールとか、付いてくるお椀が目当てでのクッキーとか、いくつかだけ選んで買いました。
甘味喫茶コーナーなんてのもありましたが、今回は入りませんでした。
書籍はですね、現在刊行されている本ばかりですので、古本好きな仲間達には物足りないかな。
で、二階は入場料百円の
"妖怪ギャラリー"。


これを開けると・・・

こういうのがいたり、

屋根裏にも何かいます。

ブロンズ像にはマイナーな妖怪が多くて、
キジムナーとか…

妖怪じゃないのに、
サラリーマン山田までいました。

障子の覗き穴。

覗くとこういった妖怪たち、


デッキへも出れるのですが、ここはその名も
"癒しのデッキ"。
持って行った
水木しげる本を読みながら休みました、記念撮影もしました。




私が着ている可愛いイチゴシャツはですね、イチゴ狩りに行った時のネタ用に入手した
MILK BOYのシャツでして、まぁあくまでネタですのでって事でこれ以上突っ込まないで頂きたい。



この妖怪ギャラリーを後にして・・・

次は
"目玉のおやじまん"を買ってみました。



甘い物が苦手な私がネタのためとはいえまんじゅうなんか買っちゃって…
昔、きなこ餅を食べた時の事を思い出す味でした。
休日でもあり、人々で賑わっていた"鬼太郎茶屋"でしたが、中に誰も近づかない所がありまして、それは…日本の観光地の定番でもある、顔をはめるパネル。
そりゃ人には羞恥心がありますからね、こんな大勢で賑わう中でこれに顔を入れるという行為は、指差して笑われる事かもしれません。
…でも私はやりましょう。



ふー、満足しました。
---------
さて、ちなみに
ガロ好き達のカリスマ・
つげ義春先生も
水木しげる先生のアシスタント時代をきっかけに、以降調布市内に住んでいるそうです。
そういえば
「無能の人」で舞台となった河原は多摩川がモデルですしね。
そして
松本清張の
「波の塔」も深大寺が舞台でした。
水木プロの近くに
"鬼太郎ストリート"なる通りもあったそうなのですが、そちらはまた次の機会に回しました。
観光は完全に終わらせないでおく事が、また次に訪れる楽しみを作る秘訣ですからね。
名物の深大寺そばも食べなきゃなりませんが、数ありすぎる店の中から
"青木屋"を選び、もりそばを。



私もそばが名物な土地で育ったわけですが、ここの硬麺そばも気に入りました。
次に地名の元になっている深大寺へも、数分だけ寄ってみて・・・



"そば守観音"なんてのまでいたのは驚きました。きっとこれも妖怪なんでしょうね。
---------
帰り道でもあるので、三鷹市のなじみのお店
"一圓"へ寄って特注の激辛味噌ラーメンを食べてると…
おおっ!店員さんの一人が目玉おやじのストラップを携帯につけてましたよ!

このタイミングに驚いて、鬼太郎茶屋のパンフレットを一部置いて帰りました。
で、帰宅したら久々にゲームウォッチの
「ゲゲゲの鬼太郎 妖怪大戦争」をプレイしましたとさ。

- 2008/01/20(日) 23:26:06|
- 旅行・紀行・街
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平松伸二先生の
「ブラック・エンジェルズ」紹介はまだ続きます。

この
"黒き野獣たちシリーズ"に入ってからというもの、前回(12巻)までの時点でブラック・エンジェルズが次々と殺されていき…生き残ってる(と思われる)のは
雪藤洋士と
松田鏡二の二人だけになってしまいました。
13巻を開くとすぐに、殺された
麗羅の花嫁姿、そして松田の花婿姿も…ストーリーと関係ない扉ページとはいえ見れるってのは、作者からのせめてものお詫びでしょうね。
いや、読者より自作のキャラに対して。嗚呼…泣けるなぁ。
さて。薬物でほぼ不死身の体になった見張り達をも全員倒した雪藤と松田は、ついに洞窟に仕掛けられた核爆弾の信管を抜いて壊し、ついに
竜牙会の
"M計画"を阻止しました!
ここで安心して防具を外し、やっと一息ついた松田が…
背後からの銃弾を頭に受けてしまいました!!
何発撃たれても戦い続けた松田ですが、今度は頭部にモロに喰らっていて、ここでついに死亡。
撃ったのはこの見張り部隊の一人で、一応海賊眼帯をしてるのが特徴ですが、もちろん名前も出ない雑魚キャラの一人ですよ!!
撃ってすぐに例の薬の副作用で消滅しちゃうし…何とも悔しい。
しかも無骨な松田が、恋人の麗羅に贈るために花なんか手折っちゃって、それを握って立ったまま死んじゃうのですから、泣いてしまいますね。ウ、ウエーン!!
いや、泣いていられません…ここからは、雪藤の怒りが今までに見た事ないくらい爆発し、松田のバイク(HONDAのCBX)に乗って凄まじい勢いで竜牙会に反撃していきます。
自転車しか乗ってなかった雪藤が、ここで初めてバイクに乗るのですよ。
鷹沢神父を射殺した凄腕スナイパー(名前無し)。
彼は一度は雪藤達を出し抜いて竜牙会創立メンバーの一人を殺したほどの奴ですが、今回の雪藤は怒りの力が頂点に達してます。
さほどページ数もかけずにをバイク攻撃だけで轢殺しました。
次は当然竜牙会創立メンバーの二世達で、現在組織のトップに立っている四人。
このうち名前も出てない二人は、あっけなく死にました。
ちなみに片方は、
「いなかっぺ大将」の西一に似てましたね。
そして水原英行。
雪藤は今まで、どんな外道も死の苦しみは味あわせずに一瞬で殺していましたが、こいつだけは、いつもの
『地獄へ おちろ〜〜〜!!』のセリフの合間に突き刺したスポークを、さらに十字架印に走らせる残虐な殺し方でやりました。
水原も『グゲブュルルルルル………』とか言いながら死にました。
もちろん四人の最後には卑怯な玲子も殺して・・・・
残りは
切人と
卑弥子ですね。
薬師丸ひろ子そっくりな卑弥子が、『おとうさまのちからをわけていただいた』とかぬかしながらオールヌードで近親相姦して布団から出てくるシーンは当然
角川春樹事務所からクレームがきたわけですが(嘘です)、とにかくこの状態になった雪藤は、卑弥子すらもスポークでやってしまいました。
さぁ、次はいよいよその父にして正体不明のボス、切人の登場です!
…て、『やはり神はわれら親子をおゆるしにはならなかった』とか言って卑弥子の死体を抱えるその姿は!!
鷹沢神父なんですよ。
確かに彼は竜牙会の発足メンバーでもありますが、考えの違いから会を脱退して、竜牙会の計画を止めるべくブラック・エンジェルズを結成したわけですよね。
しかも、あのスナイパーに射殺されたのが仮面を付けた偽者だったと言います。
いやいや、しかしブラックエンジェル達の手で埋葬され、しかも亜里沙にかかった強力催眠を解くために後から死体を掘り出してまで使われた鷹沢神父が"偽者"だったなんてオチはどうかと思います……少年漫画のご都合主義ってやつですよ!!
でもそうなんです。
これは何週間前に決めたのか知りませんが、雪藤が心から信奉する鷹沢神父が、実は敵対する竜牙会のトップでもあったという衝撃的な話になったんですよ!!
それから何でこうなるに至ったかの最もらしい説明があるのですが、ここでは省略して…
いよいよ切人が死んで竜牙会も消滅し、しかし結局は自然の大地震によって関東は壊滅します…
---------
それから二年後。
「ブラック・エンジェルズ」のサブタイトルも
"黒き野望編"と付くようになり、急展開を見せます。
これからは大震災で破滅した関東を舞台に起こる…今までの全てをひっくり返した新シリーズに突入するわけです。
いや、本当に当初は
"必殺シリーズ"の現代版だったこの
「ブラック・エンジェルズ」が、
永井豪先生の
「バイオレンスジャック」そのままな世界に突入するのだから、これは凄いですって。
この新たな展開にはドキドキしますねー。
ベルリンの…ならぬ"関東の壁"によって天国と地獄に分けられた世の中で、地獄の側に自ら行く男達…
ここでまず登場するのが、
牙亮という元刑事。
彼は同じ
平松伸二先生の
「ドーベルマン刑事」ファンには嬉しい存在ですよ〜。
だって、顔が
加納錠治と同じなんですから。まぁ一応違いとして眉間に傷がありますが。
しかも空手の達人なのに拳銃も
"ルガー・ニュースーパー・ブラックホーク・44マグナム"なんてごついのを武器としてます。
この世界でも当然登場する雪藤洋士は、何と銃も上手く使うようになってますね。
そしてこの"破滅地帯"における八人の王のうち一人の
神魔を牙が倒す時に手を貸します。
この八人の王ってのがそれぞれ、ある金貨を持っていて、その金貨がこれからの重要アイテムになっていくのです。
そもそも牙が刑事の職まで捨ててこの破滅地帯に飛び込んできたのは、眉間の傷を付けた
妖姫という女を追い続けての事だったのですが、他にも刃を仕込んだトランプ投げを武器とする
飛鳥、力自慢のごつい
金剛、剣術の達人
武蔵の三人も牙を追ってきて、行動を共にする事になりました。
それからは、この荒唐無稽すぎる展開になった世界で、正に戦国時代のような争いが続いて…
おおっ!
何とあの時、卑弥子の毒蛾に襲われて滝つぼに飲まれたジュディが生きて登場するのです!!
と、思ったらいきなりここでは
神霊と名乗る妖姫によって人質にとられました…
何回人質になるんだよ、ジュディ。
それから雪藤、牙と他三人も壁を越えて"天国"側へやってきました。
そしてら早くも武蔵が裏切りキャラとして憎い事をしてくれて、金剛と相討ちで二人共死亡。
『ゆるさねえ!! あの外道らゆるさねえ!!』と涙を流しながらも一時撤退の牙と飛鳥、そしてクールな雪藤ですが…
ここで彼らを追うパトカーが平気で子供をひき逃げします。
実はこの1ページ6コマ使ったシーンが私のトラウマでもあり、小学生時代の自分は『可哀想』の感情で落ち込んだものでした。
だって飛び出した子供は
「ウイングマン」(ここでは"WING肉MAN"ですが)のプラモを持っていて、それを組み立てる事無く殺されたんですよね。
隣町に住む飛鳥の家族を見に行けば全員殺されていて、ただジュディを助けるために雪藤、そして怒りの牙と飛鳥は"霊獄寺 五重棟"へ向かいます。
『ド外道が〜!! でさらせ〜〜!!』と、怒り心頭の飛鳥は
卑瑠(ひる)という河童みたいな奴を倒し、雪藤は
閻魔球(えんまきゅう)という変な球に入って回転してる奴を余裕で倒すのです。
閻魔球の死に際の声なんて
『デベェッ……… ベッ……! デ…デビ〜〜〜』
だから面白い。
それから雪藤達三人は妖姫の罠にはまって、霊獄寺で百八人の敵と戦う事になるのですが、この話は…
敵を殺すと108のカウンターが『チィーン』と減っていく仕掛けになっていて(笑)、敵を殺せば殺すほどカウンターの数が減って行き…
しかしこの戦いで牙と飛鳥の胸にも十字架の傷が出来るのでした。
はい、これからさらに"8枚の金貨"を巡って話が繰り広げられるわけですが、今夜はここまで。
………神だと………
そ そんなものが………
そんなものが存在するか〜〜!!
- 2008/01/18(金) 23:59:15|
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平松伸二先生の
「ブラック・エンジェルズ」は全20巻ですので、やっと前回で半分まできた所でした。
とにかく続けていきましょう。
竜牙会がブラックエンジェル達を殺すべく、
シュラ、
ソドム、
ガイという
"地獄の三匹"を送り込み…
シュラの強力催眠を受け帰ってきた
亜里沙が、仲間の
羽死夢を刺した所からでした。
憧れの亜里沙の手によって悲劇の死を遂げた羽死夢。彼はほっぺにはうずまき描かれてる明るいキャラですが、死ぬ時はあくまで深刻です。
このブラック・エンジェルズ二人目の仲間の死を迎えた
雪藤洋士は、人前で涙を流します。
そのまま操られて走っていった亜里沙を追った
松田鏡二と
エルスは、待ち構えていたソドムに出くわします。
彼は何と、ずっと前に倒した不動王の兄です!さらに見た目も力も、化物度ではるかに上。
彼もシュラの強力催眠を受けていて、そのシュラに説明してもらうと
『人間は自分の持っている能力を30%しか つかいきることができない…
おれの強力催眠をもってすれば のこりの70%の潜在能力をひきだし 100%の力をつかうことができる!』のだそうで、そんなわけで戦うモンスターになっているソドムには松田も手も足も出ずにやられて、エルスも殺されてしまいました…
ブラック・エンジェルズは亜里沙にかかった強力催眠を解くために、
鷹沢神父の死体を使おうと墓場へ行くと、既に死体は掘り出された後。
それは単独行動していた水鵬が掘り出していたと分かるのですが、とにかくその場へ現れたのが…
卑弥子(ひみこ)。
平松伸二漫画としては珍しいくらいのカワイ子ちゃんで、その顔は…
薬師丸ひろ子そっくりなのです!
こんな見た目の娘が実は
切人の娘で、"魔界からうまれたキラー・ドール(殺人人形)"を自称する女。
人の心や近い未来をも読む事ができ、しかも毒蛾の大群を操って人を殺す恐ろしい能力もあります。
しかしこの卑弥子は、ブラック・エンジェルズが地獄の三匹と戦ってる時点では高みの見物だけ。
そんなわけでブラック・エンジェルズVS地獄の三匹です。
鷹沢神父の死体を持ち出してきた水鵬が亜里沙を半ば正気に戻して…
あ、水鵬は斬血鬼に切られた左腕を特殊合金の義手にしてるのですが、これにマシンガン機能を付けていて、まず骸骨顔と骸骨コスチュームのガイを撃ちまくり、とどめは雪藤のスポークでまず一匹殺しました。
次のソドムですが、こいつの鋼鉄の体には、頭が硬すぎて雪藤のスポークも刺さらないし、水鵬のマシンガンも麗羅のナイフも全然通じません。
まだ生きていた松田が登場したものの、ソドムは力でビルを倒したり、もうとんでもない化物ぶりを見せてくれます。
しかしシュラの強力催眠で引き出した人体の100%の力も、人間の体の限界がきてパワーが衰え…松田は体の中を狙って口から杭を突き刺して勝利。
あ、その前に正気に戻った亜里沙は、自ら雪藤のスポークに身をさらして自殺。
死ぬ間際に
『わたしが…羽死夢を………こ 殺してしまった………わたしが〜〜っ』と叫んでシュラに攻撃し、シュラの仮面をかけた顔左半分をあらわにしました。
うわっ、シュラ気持ち悪い!4歳の時の大やけどで顔を半分失ったのだそうです。
そんなわけでブラック・エンジェルズが次々死んでいき、緊張感が続きます。
地獄の三匹のラスト一匹、シュラを倒したのは雪藤。あの、
『わが心 すでに空なり 空なるが故に無!』という状態でシュラの幻覚が全く通用せずに、あっさりと勝ちました。
しかもこの時の雪藤の状態は
"無の境地"として、戦いを傍観している次の強大な敵、卑弥子にすら心を読まれないのだから頼もしい限りです。
竜牙会の"M計画"決行日は9月26日と決まり、西暦1250年の富士山大噴火でながれだした溶岩が作った洞窟に核爆弾を仕掛けて富士の大噴火を再び呼び起こそうとするのですが、それを阻止すべく富士山へ向かうブラック・エンジェルズ。
次は卑弥子が、今度は本気モードで毒蛾の群れと
悪魔憎涅巣(アマゾネス)という女5人の兵隊を率いて襲ってきます。
薬師丸ひろ子そっくりな卑弥子ですが、戦いの衣装はボンテージルックでして、これは
角川春樹事務所からクレームがきたとか(嘘です)。
箱根の関所にある湖でブラック・エンジェルズは二手に分かれてしまいますが、それぞれで悪魔憎涅巣と戦い、何とか倒していきます。
最初の
悪夜(あや)は吸血コウモリを操り、自分も相手の血を吸う恐ろしい奴でした。
黄泉(よみ)は間欠泉に潜んで摂氏100度の熱泉を操る奴で、一時的に雪藤を失明までさせたのに、雪藤は『わが心 すでに空なり 空なるが故に無……! 無をもってすれば 火もまた涼なり!』ってわけで全く平気で勝っちゃいました!
刺魔(しま)は棘付きの草葉や毒針の吹き矢を操るし、
妖火(ようか) は火炎地獄を作って頑張るものの、どれもブラック・エンジェルズが辛勝。
これで悪魔憎涅巣はあと一人!
ラストはでかい丸ノコのヨーヨーを繰る奴なのですが、負けを認めると自爆しちゃうし、こいつだけ名前がどこにも出てこないですよ。
麗羅はこんな時に松田の子を身篭った事が発覚し、これ以上進むのが無理。
ジュディと一緒に残して男達だけで最終決戦に向かう事にします。
…が、これが仇になり、雪藤、松田、水鵬がいない状態の非力な女二人を卑弥子の毒蛾が襲い、麗羅は赤子もろとも無念にも殺され…ジュディも滝つぼに飲まれました。
ああ、ジーザスクライスト。
そんな事も知らずに、男三人は溶岩洞窟にたどり着きました。
そして核爆弾の見張り達を殺そうとしますが…
しかし
水原英行いわく、見張りの彼らは特殊な薬品の注射で確実に命令を実行する殺人兵器になっています。
その薬品を打たれた者の生命力は超人的で、細胞 器官 筋肉 あらゆる機能が人間の限界点までたえられるようになっているのだとか。
実際に雪藤のスポークで喉をつらぬいても死なず、心臓が止まっても筋肉だけは動いているという化物達になっています。
さらには自衛隊特殊科学班が極秘開発した近代兵器のヘリコプター、空飛ぶ悪魔"ブラック・サタン"はあまりにも強大で…
水鵬が最も危険な技である
"水流霧幻塵"を使います。
これは湖のと自分の体の水分を使って霧を発生させるもので、ブラック・サタンが起こした火災を全て消し去り、さらに命がけで機内に乗り込んで墜落させますが…さすがに水鵬本人も死んでしまいました。
最後まで仲間のために自分を犠牲にした水鵬は、
『ま 松田………麗羅を………麗羅をたのむ……!』
と言って死んでいきましたが、実は麗羅は既に死んでいるのだから悲しいですね。
さらにブラック・サタン墜落現場から、松田が涙を流しながら水鵬の首を片手に持って現れるのですが…衝撃の死です。
あとは残った二人、雪藤と松田が洞窟に攻め入りますが、何しろ相手は機関銃をかまえた化物集団。
それでも松田の不死身の体は弾を何発喰らっても立ち、はてはバズーカ砲の弾を手で受け止めてしまいました!!
(↑の12巻単行本カバー参照)
敵の見張り達も不死身でしたが、薬物による無理に人体が耐えられなかったらしく、時間が切れて限界を超えると頭から灰状の粉を吹いて消滅してしまいきます。
さあ、いよいよ全員を殺し…
続きはまた次回です。
- 2008/01/17(木) 23:55:17|
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さあ、どんどん読み進めてみましょう、
平松伸二先生の
「ブラック・エンジェルズ」。

両親と長岡市に買物に行った時に、本屋でこの9巻を買ってもらい、昼食のレストランでわくわくしながら読んだのを今でも思い出せます。
「ブラック・エンジェルズ」を読むと、未だにそんな小学2,3年の時の記憶が思い起こされるのだから凄い。
そんなわけで今日は9巻からですが…
『力のない者が強大な敵にいどむとき 守りにまわっていては不利だ!!
攻撃あるのみ!!』と言って、前回で一堂に会したブラックエンジェル達が横一列に並んで登場します。
カッコいい〜。
右から順に
麗羅、
松田鏡二、
鷹沢神父、
雪藤洋士、
亜里沙、
羽死夢、
エルス…
この場にはいない人質に取られてる
ジュディと、個人行動ばかりの
水鵬を入れると、これが現時点でのブラック・エンジェルズ全メンバー。
竜牙会の一つの支部を雪藤と松田だけで潰すのですが、それを高みの見物するのが…竜牙会のニューリーダー、
切人。
支部を全滅させた後に雪藤と切人は対面して戦うのですが、雪藤がまるで子ども扱いされてしまい、しかも無力な雪藤の面前でジュディとキスしながら去っていくのだから、切人は憎い奴です。
この切人は日本刀の達人で、今まで特殊能力みたいな物を使う奴らがほとんどだった竜牙会の殺し屋に比べると正統派。
雪藤は、次に差し向けられた名は名乗らない殺し屋で、
フェンシングの元全日本チャンピオンさんとの戦いにもピンチの所を仲間に助けられたくらいで、今の力では竜牙会という組織にはまるで歯が立たないのではと心配ですね。
このフェンシングの元全日本チャンピオンさんには、亜里沙も催眠術が破られてナマス斬りにされてしまうのですが、後に『敵がおおきければおおきいほど成長する』雪藤が、無事に敵を討ちました。
久しぶりの鷹沢神父には
『今のおまえの目は 殺人鬼の目とかわらん!
黒い天使(ブラックエンジェル)がみずから血をもとめることはない!!』と目つきを咎められて叱られますが、この敵を倒して
『おれは必要とあらば 鬼になります!
いやそうならなければ 竜牙会を 悪をたおせるわけがない!』と宣言し、一本勝ち。
ところで人質になりっぱなしの可愛いジュディですが…
少年漫画とはいえ、切人にやる事はやられちゃってます。
裸でベッドに横たわりながら
『け けだもの〜〜〜!!』と言って泣くジュディ…
こんな切人の奴は早く雪藤に殺ってもらいたいのですが、切人の側近である
卍という奴が、また化物!
凄い巨体と怪力で、雪藤のスポークが額に命中しても刺さらず、平気でいるんですよ!!
もう通じないのが定番になっている麗羅のナイフなんて、軽く刺さってもニヤッと笑われてゴミでも払うように落とされただけ。
松田のブーメランも素手で受け止められちゃいますが、最後はバイクと杭を使った攻撃とチョップで松田が仕留めてくれました。
切人の方は、雪藤が仕込み目潰しなんていう初めての汚い戦法まで使ってやっと倒すのですが…切人の刀の上に乗り、
『わが心 すでに空なり 空なるが故に無!
無をもって 術の極みに達す!』と言ってとどめを刺すのです。
ここらから雪藤の神懸かった強さが開眼しますね。
ところで…
今まで戦ってた日本刀の達人である切人は、何と影武者、かえ玉でした!!
あれだけの実力とカリスマ性を持ってたのに…
そんなわけでブラックエンジェル達は全員が竜牙会の拠点、東京へ向かいました。
途中、ジュディは雪藤に『わたしが切人にだかれたこと どうおもってるの〜〜!!』と詰め寄りますが、あの偽切人のさらに偽物が出てきて、それをジュディが自ら殺して切人の影を殺し、雪藤にも
『これでもうわすれるんだ………
ジュディは前とおなじだ……なにもかわっちゃいないよ…』と、優しい目で言われるのです。うん、男はこうでなくちゃいけませんね。
(となりで犬のエルスも優しい目をして見守ってます)
例によって、この東京でもしばらく合間の単発話、一般人の外道を仕置きする話が挿入されますが、けっこう重いテーマが続くんですよ。
校内暴力の吹き荒れる学校で用務員になった雪藤は、久々にめがねの昼間バージョンを見せて不良学生ごときにボコボコにされますが、この不良学生達は善良な教師の住居に忍び込んで夫婦を惨殺するし…
あ、ここで一応
佐々木という竜牙会の人間も出てきますが、今まで雪藤が戦ってた殺し屋達に比べたらザコ。一応トンファーを使うカンフー屋でしたが。
次は現在でも問題になってる、サラ金屋(消費者金融)の無理な取立てでソープに監禁される女とそのせいで死んでしまう娘。
このサラ金屋の壁に貼ってある"金貸しの条件"10ヵ条は凄いので、機会があったら是非目を通しておいてください。
問題はその次!
私は今でも
「ブラック・エンジェルズ」全編を通して一番嫌な話だと思っているのですが、不良中学生三人が公園の浮浪者を追い回して殺し、それを見ていた一般人のばあさんのアパートに上がりこむようになり、凄惨なリンチを加えて自殺に追い込むんですよ。
当然雪藤が仕置きするわけですが…殺されるのは一瞬ですからねぇ。
百鬼夜行の世の中…
鬼が走る! 邪が走る! 悪が走る!
黒い天使(ブラックエンジェル)が………
で、次も嫌な話が続きます。
ここでの仕置き人は雪藤ではなく、松田と麗羅の組。
まず麗羅がクラブで歌う仕事をしている事に驚かされますが、この歌が認められて"立花芸能プロダクション"にスカウトされるんです。
しかしここの売れっ子アイドル・愛崎純子はシャブづけにされて働かされていて、しかも夜は作曲家で歌謡界の大御所・美杉俊一先生の性奴隷。
ついには『みんな………みんな………ウソっぱちよ〜〜〜っ!!』と叫んでビルの屋上からダイヴしてしまいました。
アイドルの飛び降り自殺と言えば、誰もが
岡田有希子を思い出すでしょうが、
「ブラック・エンジェルズ」の連載は彼女の自殺より前です。
こういう似た事例が何かに描かれてると、すぐに『この作者はそれを予言していた』とか騒ぎ出す者がいるものですが、
平松伸二先生も言われたのかな?
この話のオチは、もちろん"立花芸能プロダクション"の全員を松田と麗羅が皆殺しにして終わりです。
麗羅が命乞いする社長に放った台詞はこう↓でした。
『わたしの歌はスポットライトをあびてうたうしろものじゃない!
地獄の底できかせる歌よ!』さて、次からはいよいよ竜牙会との戦いも大詰めに入ります。
今までこの
「ブラック・エンジェルズ」には"黒き○○"という感じで、必ず"黒"の文字を冠したサブタイトルが付いていたのですが、これからはでかく
『黒き野獣たちシリーズ』というシリーズのタイトルが付いた上で、さらに一話ごとに細かくサブタイトルも付きます。
竜牙会も創立メンバーが老いてしまい、今の地位に甘んじて
"M計画"を実現させる気概を無くしている事を憂う息子達。
彼らは切人(今度は本物)の命の下、世代交代のために実の親達を殺して竜牙会トップとなります。
『無知無能の大衆を奴隷とし われわれのおもいどおりの国家をきずきあげる』
という野望に燃える次世代の竜牙会トップ達とは…
まだ正体不明の切人はもちろんですが、他に
水原英行、
玲子、そして名前すら出ない二人。
それが竜牙会では無いと思われますが、雇われ(多分)でM16ライフルを使いこなす凄腕スナイパーがいて…
彼によって、あろう事かブラック・エンジェルズのリーダーである鷹沢神父が、あっさり射殺されてしまいました!
しかも次にブラック・エンジェルズを殺すために送り込まれた奴らが、竜牙会の殺し屋仲間すらも誰も近づこうとしなかった、あまりに凶暴すぎて牢につながれている三人…いや三匹です。
この
"地獄の三匹"は
シュラ、
ソドム、
ガイの三匹で、見た目の化物っぷりは今までの登場人物で群を抜いています。
まずはシュラの強力催眠で亜里沙がやられて、ガイが口から吐いた毒液で羽死夢は目の神経を破壊されました。
勝負は一旦おあずけになり、廃ビルで雑魚寝をしているブラック・エンジェルズでしたが…
シュラの強力催眠をくらった亜里沙は、その暗示によって寝ている羽死夢を刺してしまいました!
・・・ここで10巻が終了。続きはまた後日です。
最後にこの10巻のカバーに書かれている作者、
平松伸二先生の言葉で、
『花火が終わった後の寂しさは、一層心にこたえます。パーッと読まれてすてられる漫画雑誌、それを毎週神経をすりへらしてかく漫画家、我われはある意味で花火職人と同じかもしれません。』
とセンチメンタルに書かれているのですが、とんでもありません。
掲載誌の
週刊少年ジャンプだけを見るとそういう印象もあるかもしれませんが、印刷物である漫画は、いい出来なら確実に後世に残りますからね。
(花火も『人の心に』とかは言われるかもしれませんが)
現に
「ブラック・エンジェルズ」は現在でも単行本として多くの人々に愛され、そして少なくと私の心は、出会った小学低学年時代以来ずっと雪藤洋士と共にありますから。
おれたちの命は すでにないものとおもっている!
おれたちは今まで法では裁けない悪を殺してきた……
だがそれもしょせんは人殺し………
正義などとはおもっていない!
おれたちもいずれ滅びる運命にある!
それが黒い天使(ブラックエンジェル)の宿命だ!
- 2008/01/12(土) 13:15:43|
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まだまだ続く
平松伸二先生
の「ブラック・エンジェルズ」紹介。

まず
ジュディの父が残した遺産を求めて、サンダースおじさんと
ウィリーという黒人の傭兵が来日しました。
このウィリーが悪人で、他の悪役と同じく無法の限りを尽くすのですが、こいつの殺し現場のホテルでボーイをやってた主人公の
雪藤洋士(本当にどんな仕事でもやりますね)が、容疑者として捕まりました。
新聞やTVにも顔写真入りで出て、警察には酷い取調べで責められるのですが…
雪藤は容疑が晴れた時も
『警察がこんなもんだってのは しってますから………』
と、シラケてます。
そりゃそうだ、冤罪で責め立てられた姉は獄中死して、自分も警察が当てにならないのを知っているから必殺仕置人みたいな事をやってるわけで。
ウィリーは動物園の猛獣達を野に放ち、しかもアアアアアアアーーとか声出してターザンのごとく操るのですが…
ブラックエンジェルと猛獣との興味深い戦いです。
松田鏡二は熊を倒し、次は踏み潰そうと狙ってきたゾウの足を持ち上げて吹っ飛ばすんです!
雪藤は寝技に入った状態でしぶといトラに勝ち、もちろんウィリーも雪藤がとどめをさしました。
こういう宿敵・
竜牙会と戦うメインのエピソード以外の回も実は重要で、このウィリーの回ではブラックエンジェルの超人ぶりや雪藤のジュディへの愛を示すシーンもありましたし、次の今更ながらヤクザや詐欺師を殺す回では、ジュディも雪藤と同じく落雷によって胸に十字架の火傷を負います。
戦う運命を背負ったブラックエンジェル達全員にある、胸の十字架の役割がだんだん分かってきましたよ。
これはただのブラックエンジェル印というだけでなく、殺さなくてはならない悪人が近くにいる時にはあたかもレーダーのように胸の十字架が疼き、時に血が流れるのです。
他にも危険を予知して傷跡がうずいたり、ずっと後ではもっと奇蹟を見せるようになりますから。
ジュディも自転車で雪藤に付いてくるようになって…
さて、待ってました。次は竜牙会の殺し屋達と戦います。
その舞台は、名前も出ない竜牙会末端幹部の
サングラスの男が建造した、仕掛けいっぱいの四階建てのビル。
ジュディはあっさりと人質になってしまうのですが、ここで戦うブラックエンジェルのメンバーは雪藤、松田、
麗羅、そして…
水鵬も久々に出てきました!
水鵬が水道管を破裂させて水浸しにした一階から、まずは二階に上がると…
部屋全体が鏡張りで迷路のように入り組んでるのです!
当然これはブルース・リー主演映画
「燃えよドラゴン」でリーとハンが戦う、あの鏡の部屋を模してますね。
そういえばこのビルを登って行くとそれぞれの階で強敵が待ち構えてる図式も、同じくブルース・リー映画
「死亡遊戯」からいただいてるわけで、このビルだけでブルース・リー映画ネタを二本楽しめる、嬉しいサービスがあったわけです。
鏡の二階で待つ敵は
酔鬼。
酔えば酔うほど動きがするどくなる、あの"酔拳"の使い手です。私(BRUCE)もこの拳法だけは得意で、毎晩やってます。
『のむほどに〜! 酔うほどに〜!くるうほどに〜!』
と叫んで凄い威力の手刀や蹴りを出してくるのですが、必殺技の"酔拳 十文字殺"で松田の胸に十字の傷をつけちゃいました。
同時に麗羅と水鵬も鏡の間のガラスで十字の傷が付いて、ここで初めてこの三人はブラックエンジェル印ができたのです。
松田は何とか酔鬼に勝ちましたが動けずに二階で麗羅と待機し、三階には雪藤と水鵬が進みます。
この三階は真っ暗闇の空間で、武器を使う機械仕掛けの仏像と赤外線レンズ眼鏡をかけた敵が待ち構えてました。
ここのボスは
斬血鬼で、切れぬものは何もないと言う斬血刀で襲ってきて…暗闇の中でも目が利く、そして私の大好きな水鵬の左腕を切り落としやがった!!
水鵬は水だけでなく自分の血も自在に操れるそうで、それを利用して何とか斬血鬼に勝ちますが、これはダメージでかいですね。
最後の四階は、でかくて鋭利な刃や鉄球が振り子のように舞う部屋で、人質になったジュディが壁の十字架に磔にされています!
ここの敵は
妖鬼で、妖拳筋呪縛という技は体のツボを順に突いて動けなくするもの。
いや、そんな事よりこいつの口は異常ですよ!!
開くと顔の半分くらいの大きさになる口の中には、ノコギリ状で鋭利な仕込み歯があって、敵の心臓を食いちぎるんだとか。カッコいい…
仲間ワレでサングラスの男を殺した妖鬼でしたが、こいつは雪藤がやってくれました。
一分後にビルがくずれるというボタン(おおっ、これぞ少年漫画)を押されてましたが、ブラック・エンジェルズは無事なのか?
いや、ジュディがそのままどこかへ連れ去られました。ここにいた竜牙会は全員殺したと思ったのに、そんな早業を一体誰が。
あと水鵬は、片手になってしまいましたが、また一人で去って行きました…
その後も竜牙会との戦いが続きます。
残った雪藤、松田、麗羅の三人は山奥の天然温泉で湯治してますが、何とここにも竜牙会の手は伸びていました。
松田は炎を自在に操る
陽炎と戦って何とか勝ちますが、雪藤と麗羅は、猿の集団を操る
猿楽師に…勝てませんでした!
しかも猿楽師はすでに殺し屋を引退して猿達とのんびり暮らしていたのに、竜牙会が恐くてもう一度戦わされた老人ですよ。
猿達がスクラムを組むと人間の形に折り重なり、その人型の頭部には猿楽師が登って襲い掛かる"猿楽死"という必殺技で雪藤は負け決定で殺されるはずでしたが…雪崩に巻き込まれ、運で雪藤達の方が助かったにすぎない、腑に落ちない戦いでした。
その雪山へ鷹沢神父、亜里沙、羽死夢、エルスが現れてブラック・エンジェルズがほぼ集合。松田と麗羅は彼らとは初対面ですね。
ここで初めて鷹沢神父の口から、竜牙会について詳しく説明があります。
20年前の日本が高度経済成長に突入した頃(1960年頃?)に、鷹沢神父の他は財閥の息子、政府の高級官僚、社会評論家、自衛隊幹部…等の当時30歳前後の人々8人で発足され、理想に酔いすぎて現実とのギャップに苦しみ、ついに究極の方法
"M計画"が成立したのです。
"M計画"ってのは前にも名前だけ出てましたが、MORTALITY(死ぬべき運命)という意味で、富士山の地下で巨大な核爆発を起こして東京を死の街にしてから、混乱に乗じて竜牙会の反対勢力の政府の要人を大量虐殺していき、新たに自分たちの理想の都を作る…というもの。
この計画に反対したために鷹沢神父は竜牙会を離脱したのですが、そして作ったブラック・エンジェルズの目的は、現代の必殺仕置き人だけでなく、このM計画を阻止する為でもあったわけですね。
しかもM計画提唱から10数年経ち、発足メンバーの誰かの息子としか分からない男・
切人(きりひと)をニューリーダーにしてついにM計画は実行されようとしている…
この切人なる男は8巻の最後で登場し、まだ人質に取られているジュディを奪って行きました。
これで単行本二冊分か。では、続きはまた次回。
おれだけじゃねえ……
おれの傷が…………
"死の掟"がゆるさねえんだ!
(む 胸に十字の傷…そこから血が……)
- 2008/01/11(金) 00:04:53|
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どんどん行きましょう、
平松伸二先生の
「ブラック・エンジェルズ」紹介続きです。
雪藤洋士の自転車と
松田鏡二のバイクが並んで走っていると…
(雪藤の自転車は時速90キロ出ますからね)
血痕を発見。その血を追って行くと、何と傷を押さえる全裸の美女(けっこう巨乳)が沼に入ってます!!
・・・おとぎ話な何かのような展開ですが、その女が実は恐ろしい。いきなりナイフを投げつけてきました。
そのナイフには竜の模様があったために宿敵・
竜牙会かと疑う雪藤ですが、女を追ってきた二人の殺し屋のセリフですぐにわけが分かりました。
彼女の名は
麗羅(れいら)といって、
"黒水仙"の異名を持つナイフ使いで竜牙会の殺し屋…だったのですが、竜牙会を裏切りって逃亡中なのです。
追っ手側の竜牙会の殺し屋二人は、
不動王と
邪鬼。
不動王は麗羅のナイフを大量に喰らってもダメージ無いほどに鍛えた筋肉野郎で、巨大ブーメラン使い。
邪鬼は猿みたいに身のこなしが早い奴で、両手に熊手を装備してます。
雪藤と松田は麗羅を助けて戦い、何とか不動王と邪鬼に勝ちましたが…これからも次々と出てくる竜牙会の殺し屋達は個性派揃いでワクワクしますよ!
ちなみに不動王の巨大ブーメランは、今後松田が使って行きます。
一度出た武器や技も使いまわす所が、ロールプレイングゲームさながらで面白い。
この
「ブラック・エンジェルズ」は、でかい戦いの合間に読み切り的な単発の話が挿入される構成になっているのですが、数話使って麗羅をクローズアップしますよ。
後に麗羅はブラック・エンジェルズに加わる事になるのですが、その以前にも自ら悪党を始末する仕置人をやってましたからね。
ただブラック・エンジェルズと違って、その殺しの報酬として死万(4万円)とか死百(4百円)といったお金を一応受領していたのですが…
何と領収書を置いて行くのですよ!!
『怨み様 金 死万
上記正に領収いたしました 黒水仙』とかって。
そんな領収書を作っている姿を想像すると笑っちゃいます。
土建屋に地上げされてる孤児院を救うためにポンと百万円を寄付する話では、『なにものだ てめえー!』と問われて…
『タイガーマスク… とでもいっておこうかしらね!』なんて答えます。
これ、小学生の時の私には意味不明なセリフでしたが、
梶原一騎原作&辻
なおき作画の名作
「タイガーマスク」を読んだ今なら良く分かります。
「タイガーマスク」の主人公である
伊達直人は孤児。
そして孤児に試練を与えて勝ち残ったものだけを育てる
"虎の穴"という恐ろしい組織で鍛えられながら、孤児のために裏切って命を狙われ続け、しかし孤児達を匿名の無条件で支援し続ける話なのですから。
麗羅も孤児で、その孤児院が竜牙会の末端組織だった事から無理矢理殺し屋に仕立て上げられ、しかも裏切って命を狙われる…そっくりじゃないですか。
しかも竜牙会の"殺し屋養成所"の描写が、まさに虎の穴。
平松伸二先生、竜牙会のモデルは虎の穴だという事で納得してもいいでしょうか。
麗羅は自分を捨てた母親(かもしれない人)を殺された事で竜牙会を裏切った事になっているのですが、実はいつかシャバで読んだのであろう
「タイガーマスク」も原因の一つにあったのかもしれませんね。
ところでその孤児院を狙う土建屋ですが、放火という汚い手で子供達を殺して土地を手に入れます。
当然麗羅、そして雪藤と松田の怒りを買って戦闘開始。
で…土建屋の社長がキャタピラとマシンガンの付いた装甲車に乗って現れ、町で発砲しまくるのですよ!!
大人になった今の目で見ると、どうしても『そんなバカな』という考えが出てきてしまって情けないです。
小学生時代は何の違和感もなく読んでたわけだし、この位常識外れてもらわなきゃ漫画なんて面白くないのですよね。
さて。息つく暇もなく、また竜牙会の殺し屋達が三人で襲ってきました。次の奴らも凄いですよ〜。
まずは雪藤の学生時代にも登場した
魔木。
当然前回より強くなっていて、鋭利な刃物のような糸(ワイヤー)を使って
"死斬・魔糸地獄"という技を使います。
次の
蛇皇院(じゃこういん)は、笛を使って毒蛇の軍団を操ります。
根っから殺しを楽しむ快楽殺人者で、自分自身の体も蛇のようにグニャグニャになって巻きつき、噛み付いてくる恐ろしい奴です。
そして
水鵬(すいほう)。
彼は水を自在に操る能力があるのですが、完全にこれは超能力ですね。
雪藤達の絶対的なピンチの時に、何と好きだったらしい麗羅を守るために彼も竜牙会を裏切ります。
ブラックエンジェル二人が何とか魔木と蛇皇院を殺し、麗羅は安堵して松田(すでに好きになってますね)に抱きついてると…助けてくれた水鵬が海からヨロヨロと上がってきました。
そのシーンを見て、竜牙会を裏切ってまで麗羅を助けた自分がピエロにすぎなかったと納得し、一人で去って行く水鵬。
私は大好きですよ、彼みたいなタイプ。
今後も単独行動しながら、いざという時だけ現れて助けてくれるのですが、いつも自分の身を盾にして他者を守る、真の漢(おとこ)ですね。
竜牙会の追っ手がくるまでの間は、また合間の読み切りエピソード。
雪藤がバイト先のレストランを見つけて腰を落ち着け、自転車を磨きながら
『しばらくおまえも休息だな………』
なんて思ってると、そのレストラン一家に強盗が押し入って子供を含む家族全員を惨殺。
いつも通り雪藤が犯人を殺すのですが…こうなるともう、雪藤が犯罪者を呼んでると考える以外ないですよ。
さぁ次は超重要人物、ジュディの登場です。
アメリカ人の傭兵と、日本人で後に修道尼になる母の間に生まれた可愛いハーフの娘で、迷彩服で鎗付きムチを操ります。
母の仇討ちのためにヤクザを殺しまくっていたのですが、危ない所を雪藤に助けられ、出会いが生じました。
その後町を出て行く前に、お世話になった家にもう一日泊まると…その家庭の東京に行ってた息子が帰ってきます。
こいつ、春男ちゃんが、この悪人だらけの
「ブラック・エンジェルズ」の中でも酷さが目立つクソ野郎で、ジュディもビリビリ服を破かれて危ない目に合います。
翌日春男ちゃんが新聞(作者の名を冠した"平伸新聞")を読んでると、凶悪犯罪の記事が載っていて、それは自分がやったと楽しそうに話し、全ては親のせいにする。
しかもそれから両親共に刺し、最後は息を引き取る前の母親の眼前で雪藤に殺されるのですが…
ここで『なぜ母親がみてる前で殺したのよ〜〜!?』と責めるジュディに対しての雪藤による返事が名言。
『親がみていようがいまいが 外道は殺す!!』でした。
今日はここまでにして、春男ちゃんのセリフでお別れしましょう。
おれが悪いんじゃねえ! てめえらの教育が悪いんじゃねえか〜〜!!
ガキのころからあまやかしてそだててよ
そのくせやれ一流会社にはいれだのぬかしやがって!
おれがこんなになるのもあたり前だぜ〜〜!!
- 2008/01/10(木) 08:47:27|
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平松伸二先生の
「ブラック・エンジェルズ」紹介の二回目です。
松田鏡二が吹雪の中をバイクで走っていると、超人だと思われた主人公の
雪藤洋士が熱でぶっ倒れているのに出くわして助けるのですが、脱走した凶悪な死刑囚二人に
『や やめてくださいー!そんなことしたらぼくまで殺されちゃうよー!!
おねがいします!命だけは…命だけは助けてください〜っ!!』
なんて情けない命乞いをして、松田の足を引っ張る事までする、酷い姿を見せる回があります。
いくらめがねかけた昼間バージョンの雪藤とはいえ、これは…
おそらく同じ場所にいた松田の同期である刑事に、
黒い天使(ブラックエンジェル)としての姿を見せないための配慮だったのでしょうが、相手は銃を持ってるし、松田が殺されてたらどうするの。
次は"天誅"の名の下にヤクザ達を殺しまくる、弁護士がボスの自警団みたいな連中と戦う話で、そこで出てくる対立する暴力団の名前が、集英組、講談組、小学組。
つまりジャンプ(集英社)、マガジン(講談社)、サンデー(小学館)の名を冠してるわけですよ。
これで
「ブラック・エンジェルズ」を連載する集英組が、他の二組(二社)をメチャクチャにやっつけまくる展開とかしたら笑えましたが、まぁ普通に名前を借りただけでしたね。
さてさて。
次の話からが重要で、そもそもブラックエンジェルとは何なのか?
それを知るために欠かせない、雪藤の過去を明かす話になり、他の
"ブラック・エンジェルズ"メンバーも登場します。
雪藤は幼い時に両親を失い、姉と共におじ夫婦の家へ引き取られるのですが…
強盗におじ夫婦を殺された上に、姉がその罪をなすり付けられて警察に連日責め立てられて獄中死するのです!!
雪藤のいる所、凶悪犯罪だらけ。それは子供の時から変わらないのですね。
子供時代の雪藤は目つきの鋭さもなく、可愛い顔してますよ。
事件の夜に両親の形見である十字架ペンダントに落雷が落ち、その熱で胸に十字の火傷を負うのですが、後にブラック・エンジェルズ全員にこの"胸の十字架"が存在する事が分かります。
さて、雪藤はおじ夫婦殺害事件の真犯人を見ているのに警察には全く信用されず、姉が死んだ。
自分で敵をとるしかないと分かって悪徳警官を付け狙っていると、いろいろ助けてくれていた教会の
鷹沢神父が…
何と、その標的を
『汝に神の裁きを!!』と言ってロザリオの鎖で絞殺しました!!
そのシーンを目撃して震える雪藤。
実はこの鷹沢神父こそがブラック・エンジェルズを結成した人物で、法で裁けない外道を専門に暗殺する人物だったのですね。
鷹沢神父は
"死の掟"というのを定めていて、ブラック・エンジェルズはそれを守らなければならない。
この過去の時点でブラック・エンジェルズのメンバーは、他には同じ教会に住むシスターの
亜里沙(ありさ)と
羽死夢(はしむ)のみ。
亜里沙の殺人方法は催眠術でビルの屋上へ連れて行き、自殺に見せかけて殺すというもの。
決め台詞は
『罪ぶかき悪魔の使途よ! 地獄の淵へかえれ!!』です。
羽死夢の方は、その小太りで頬にうずまきがある愛らしい(?)見た目の通り…あまり強くない。
握力は強いのでしょうが、殺人方法は急所を握り潰すというもの。
決め台詞は
『聞け、地獄の鐘の響きを〜!』と、カッコいいのですけどね…相手が女性だったらどうするのか。
"女にもてる法"とかタイトル付けたノートにメモ取ってるし、ほぼ全員暗いブラック・エンジェルズのユーモア係でしょうか。
とにかくこのブラック・エンジェルズ、オリジナルメンバーが教会関係者という事が分かり、聖書の言葉が引用されたりもして、作品にキリスト教的なモチーフが増えていきます。
雪藤はこっそりワイヤーを削って作った武器(後に使うスポーク型)投げを練習し、ついにおじ夫婦殺害事件の真犯人を自ら裁き…晴れてブラックエンジェルの一員となりました。
七歳にして初の殺しをやったわけです。
これからしばらくは、雪藤の過去編が続きます。
教会で暮らしながら学生になって学校にも通っている十六歳の雪藤も、当時から外道を殺してますね〜。
この時代に
エルスというドーベルマン刑事…じゃない、犬のドーベルマンもブラック・エンジェルズに加わります。
飼い主の老人、親犬エルと共に旅していたのですが、やはり陰惨な事件で飼い主は殺され、狂犬になったエルも雪藤が殺さざるを得ませんでした…
エルスにはもちろん他のメンバーのような決め台詞はなく、殺しの方法も当然噛み付きのみ。
-------
それから、"竜牙会"という巨大な組織の登場です。
これがついに出た、雪藤達ブラック・エンジェルズと敵対することになる組織で、鷹沢神父は竜牙会の発足メンバーの一人でもありました。
しかし当初の『自由と平等を主義とし、大国に頼らない独立した国家』を作るという理想から、『大衆をブタと化し 無個性のまま支配する』という思想に組織が変わり、鷹沢神父は組織と両極端の考えになったため脱退し、ブラック・エンジェルズを作ったわけですね。
敵の竜牙会がどれだけでかく強く、異常な思想を持った組織かはおいおい分かってくるのですが…
まず鷹沢神父と同じく発足メンバーの
大友健三郎という社会評論家と、表向きは大友の運転手だがプロの殺し屋である
魔木。
殺し屋集団を抱える竜牙会の中でも初めて出てきたこの魔木は、頭上からワイヤーを垂らして首にからめて吊るすという、"必殺仕事人"ネタの暗殺方法。このワイヤーを使う技は、後に雪藤が継承します。
恐ろしい敵でしたが、大友が鷹沢神父に殺されると、みずから炎上している教会の中に飛び込んで行きました…
(実は生きていて、後に能力もグレードアップして再登場しますよ)
教会は燃やされ、竜牙会がこの町で
"M計画"というのを実行する事も分かったため、鷹沢神父はこの日から町を出て全員ちりぢりになる事を宣言し…
『仲間をあつめよ 黒き羽をもった同志を!』という命令を下しました。
その仲間探しの旅に出てからが、この
「ブラック・エンジェルズ」開始時点の雪藤なのですね。
しかし学校は?学生だった雪藤はともかく、亜里沙は先生もやってたのだから大人の責任があるはずなのに…って、まぁそれどころじゃないか。
久々に現在編に戻り、松田と二人で映画の
「マッドマックス2」に出てくる暴走族そっくりな無法者達を倒して・・・
つづきはまた次回。
死の掟に例外なし…
たとえそれが 自らの羽を 傷つけることになろうとも
ひとたび抜きし 裁断の剣は ふりおろすべきものなり……
死の掟とは"黒い天使"存在の源なり………
- 2008/01/08(火) 23:59:37|
- 週刊少年ジャンプ
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今日、1月6日で私の冬休みも最後です。
また明日から、週末だけを待ちながら耐えるだけの平日が続くのだから、嗚呼・・CYBERブルー。
まぁ休みの分は休んだだけ給料出ない、厳しい雇用形態で働く私ですのでね、これ以上休みが続いたら来月からコレクションを売っていかなきゃ家賃が払えなくなるのです。
みなさんはいかがお過ごしだったのでしょうか。
一人暮らしの部屋で寝正月していた私は9連休でしたが、普通に休み中もバイクや電車で古本屋を回り、夜は酒を呑む生活で…
でも目覚まし時計をかけずに思う存分寝れる所だけが違います。 それが大事(大事MANブラザーズバンド)なんです。
あとたまった映画のビデオやDVDも一日三本ペースで消化でき、寝る前には読書をゆっくりできるのが嬉しい所でした。
これが私の薔薇色の日々!!
---------
とにかくその冬休み最終日の1月6日ですが、新宿エルタワー内にある
"アートスクエア新宿"で催された
『天野喜孝来場展<飛天2008>』ってのに行ってきましたよ。
神田神保町の古本屋でこのチケットを貰って、行く事を決めたのでした。

その名の通り、私も敬愛する
天野喜孝様や、その作品を生で観れるイベントです。
天野喜孝様を知らない方もまだいますかね?
15歳にしてあのアニメーション製作会社
"タツノコプロダクション"に入社、
「タイムボカン」等のキャラクターデザインを手掛けてきた方であり、何といってもあのRPGゲーム
「ファイナルファンタジー」シリーズのキャラクターデザインとして素晴らしく幻想的な作風を発表し続けた方であります。
世界の
「ファイナルファンタジー」の宣伝力もあるのでしょうが、欧米でも大人気であり、画家、イラストレーター、デザイナーとしても天才的な仕事を続けていますね。
・・・おっ、ここだ!!

持ってった
天野喜孝様の美しい画集
「魔天」(
朝日ソノラマ刊)と共に記念撮影。
この本には文章で
栗本薫、
夢枕獏、
菊池秀行といった方々も参加しています。


それで実際に入場してですね、版画や絵画のレアな実物を目の当たりにできたのは貴重な体験だったと思います。
だけど…ここは会場が美術館ではなく、展示即売会みたいなスタンスだったので、じっくり見てるとすぐにスタッフが飛んできて売りつけようとしてくるのですよ!
一生物の芸術作品ではあるだろうし、購入を考えないでもないですが…
いやいや、最低値の小さい作品でも30万円からの世界、私の生活レベルではとても無理でした。すみません。
今年の早々にまともな収入目指しての転職も考えてるので、それ以降ならあるいは。
会場内の写真撮影は禁止という事でしたので細かいルポはできないのですが、実際に見た
天野喜孝様は…画集の写真で見てた人物そのままでした。
そして、会場でこのようなポスターをいただきましたよ!

ありがとうございました。
- 2008/01/06(日) 23:58:22|
- 古本 番外編
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2008年最初の漫画紹介は、
平松伸二先生の名作
「ブラック・エンジェルズ」。
週刊少年ジャンプで1981年〜1985年わたって連載された作品で、オリジナル単行本は全20巻(
集英社刊)。
これはいつ紹介しようか迷いながら遅れてしまいました。
私は小学校低学年の時にこれに出会い、以降はずっと『私の好きな漫画ベスト10』のランクに入っているし、これからもそうであろう、とにかく大好きな作品で、漫画界での評価や作品の完成度なんかはともかく、こと個人的な思い入れで言ったら、
「あしたのジョー」(単行本は同じ全20巻)をも超える作品です。
作者の
平松伸二先生は1955年生まれで岡山県出身。
ジャンプ作家というイメージが強いですが、ほぼどの作品もが暗くていい感じなんですよ。
高1で既にデビュー作
「勝負」を物にしてますが(もちろん週刊少年ジャンプで発表)、当初は
中島徳博先生のアシスタントを勤めていました。
他の代表作と言えば当然、アホな映画化もされた
「ドーベルマン刑事」(
武論尊原作)や
「マーダーライセンス牙」などが挙げられるでしょうが、少年時代にジャンプで何度も読み返した
「ラブ&ファイヤー」「キララ」も好きでしょうがない。
初期の
「リッキー台風」、わりと近年の
「どす恋ジゴロ」(続編に
「嗚呼どす恋ジゴロ」 があります)も小ヒット作でしょうか。
「マーダーライセンス牙&ブラックエンジェルズ」なんていう、代表作二つを合わせて焼き直ししちゃった作品も上梓してますが、これについては今回の
「ブラック・エンジェルズ」紹介では触れません。
ちなみに現在連載中の最新作は
「外道坊」で、掲載誌の
週刊漫画ゴラクも毎回チェックしますが、もはや自分の過去作品のパロディが当たり前になってます…
----------
さて
「ブラック・エンジェルズ」です。
時代劇"必殺"シリーズの大ファンである
平松伸二先生が、もうあからさまなパクリ…いやオマージュを多様しながら、現代('80sですが)の必殺仕置人である主人公・
雪藤洋士が、
黒い天使(ブラックエンジェル)と名乗り、
『地獄へおちろ!!』と言いながら悪人を殺していく話です。
(後に展開が変わっていくのですが…)
その殺される奴らがまさに時代劇的な悪役というか、斬られても死んでも誰も悲しまない、いやむしろ拍手が起きるような完全無欠の絶対的悪人なのがいいです。
血も涙もなく、同情の余地も無い非常無慈悲の悪の権化・・・つまり勧善懲悪の単純な構図からこの
「ブラック・エンジェルズ」はスタートします。
初期は一話完結で、自転車で日本一周の一人旅をしているらしい雪藤が、毎回別の街の別シチュエーションで悪人を殺して進むのです。
その行為は"正義"ではないと自覚してまして、常に悲しさや暗さが付きまといます。
彼は普段はめがねをかけた気弱なキャラで、ラーメン屋、学校の用務員、銭湯の番頭、喫茶店…各地であらゆる職種のバイトをしています。
その時はあきらかにダメな青年を演じているのですが、彼のいる所には必ず"外道"の犯罪者がいて、そいつらに"仕置"する時だけは、夜に黒い上下の服と黒い皮手袋、そして黒いコンバースの靴に着替え、目も鋭い冷酷な殺人者に変わると。
基本的な殺しの武器は乗っている自転車のスポークで、これを自転車から抜くと『ピキーン』の音と共に鋭く尖った針状の刃物になるのです。
そのスポークで
「必殺仕事人」の様に相手の頭や喉等を刺して絶命させるのが殺しの基本パターン。
他にも自転車のサドルを外すと吹き矢が仕込まれてるし、自転車の車輪をブーメランのように投げつけると人が切れるし、さらにハンドルにはワイヤーが仕込まれていて…
と、かように雪藤の自転車は武器と夢がいっぱい。
ちなみに黒服になった雪藤が自転車で標的を追う時は時速90キロ出るし、バックもできます…
毎回悪人を殺すと書きましたが、昼間のダメ雪藤が好きになり"浜野省吾コンサート"に誘った女性が、実は暴力団のチンピラ達に暴行された上にシャブ(覚醒剤)をうたれて中毒にさせられていて、金目当ての連続通り魔になっていたと分かり…
悲しい目で『サヨウナラ…………』と言って殺す、泣ける回もありました。
二巻から登場する
松田鏡二という刑事は凄い空手の使い手で、モデルは明らかに
「太陽にほえろ!」出演時の
松田優作。
上司の
山さんに『ケッ!手錠のはめ方だけは"太陽にほえろ"なみだな』と言われる回想シーンや、手に付いた血を見て『な なんだこりゃ〜!』と言うシーンまであります。
彼は暴力団の集英組と、手を組む悪徳警官の罠にはまって刑事を懲戒免職になり、後に雪藤と共に戦うブラックエンジェルになるのです。
ブラックエンジェルとしては大先輩の雪藤が何故か『松田さん』と呼び、松田も普通に先輩顔です。
もちろん彼も決め台詞の『地獄に落ちろ!』を多用します。
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はい。まだほんの最初の部分だけですが、今夜はここまで。
この後は凄い展開になっていきます。
(ちなみに雪藤という名と青白くめがねをかけた風貌は、高校の先輩で全国の模試試験でベスト10に入るような秀才からとったのだと、単行本のカバーに書いてます。
そのモデルになった雪藤さん本人は、未だに気付いてないのでしょうか。)
黒い天使(ブラックエンジェル)………!!
地獄に落ちろ!!
- 2008/01/05(土) 23:55:23|
- 週刊少年ジャンプ
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元旦のブログで、井の頭自然文化園内の動物園へ行ったら猛獣が一匹もいなくて欲求不満が残ったという事を書きました。
それで早速、1月2日という2008年最初のオープン日を狙って
東京都台東区の
上野動物園へ行ってきましたよ。
東京でも西側に住む私にとって、上野がある東側の台東区はそれほどなじみもないのですが…
さすがに有名な下町の浅草だとか、門前町あたりも何度も行った事はあります。ブックオフあるし(笑)
とにかく歴史ある下町なので見所もたくさんあるでしょうが、今回は台東区の中心駅でもある上野にしぼって観光してきました。
ここは新幹線も停車するので、田舎者の私にも昔からなじみがあります。子供の時に初めて東京に連れてきてもらった時にも、当然観光してるわけです。
まぁ
♪上野発の夜行列車 降りたときから〜♪の、あの
石川さゆりの名曲でも歌われてるくらいの土地ですからね。
大人になった目線で見ると、東京にしては自然環境が良くて…

やはり住みやすいのかKOJIKIの方々が多くいるので、そちらの文化も拝見する事ができますし、私のような者には高級感が無い所が親しみを持てます。
ついでに上野をいろいろ見てきましたが、まずは今回のメインである上野動物園こと、
"東京都恩賜上野動物園"。多分5、6年ぶりになります。
今更ここの細かい紹介とかはいいでしょう。日本で最も古く(1882年開園)、有名な動物園ですからね。
飼育動物の種類も日本一、年間入園者数も日本一の動物園であるとだけ言っておきましょう。
おっと、その恩賜上野動物園を擁する
"上野恩賜公園"という日本初の公園には、

動物園の他に博物館、美術館、他にも各種文化施設を抱えてまして、このスケールは凄いです。
上野動物園の敷地は西園と東園に分かれていて、両園を結ぶモノレールは日本初のモノレールだとか。
昔に行った時の写真を見ようと探してみたら、たった数枚しかなかったのですが…
確か何人かの仲間達を集めて行って、同じパンダのシールを貰ったので皆で携帯に貼ったのでした。

まぁこういう青臭い所もいいとして、当時いた生物達はまだみんな存命かな?
そうそう。昨年末の酔ったある日、次の日にイタリアで買って気に入っていたGUCCIのサングラスが壊れている事に気付いてショック!!

'80sモノですがH.R.ギーガー風のデザインが気に入っている、このサングラスをはめていきました。

動物園へ向かいます。


おっ、近いぞ。


そして到着です。

入場料は大人600円。チケットはクマさんのプリントでしたが、

以前行った時のはアイアイだったのですよ。

動物園ガイドを貰い、

正月だからと特別に、これを貰うと中にホッカイロが入ってました。

さらに実は先着でおしるこを配ってたのですが、おいおい大の大人の男におしることは何だよ。いや子供向けなんでしょうけど…
しかも私は二日酔いが酷くて上野駅でも吐いたばかりでしたので、おしるこなんて聞いただけでまた吐き気がもよおしてきました。
あとはスタッフの方々が入ってすぐの所でいろいろ触らせてくれたり、着ぐるみの動物達がいっぱいいたのも正月スペシャルでしょうか。





一応この有名動物園でも一番の名物野郎はこのジャイアントパンダなのでしょうが、彼はこの体勢のまま動かないから面白くないし、そもそも私はあまり興味がない。

レッサーパンダもいたけど、私は一瞥しただけで去りました。
ワシは鳥としてはかなり強そうで、カッコいいですね。


それよりもっと見たかったのがこいつ、百獣の王・ライオンキング。



もし私がこいつと戦うならば、何とか背中に乗って牙と爪の届かない位置から後頭部を殴打する攻撃が一番か…
いやしかし、ライオンにはトラ等にもない部分が武器になる。
それはでかい尻尾です!!あれで叩かれてしまうわけだ。
うーん、悩みます。あ、一応メスも↓

次なる強敵は、当然トラ。こいつの俊敏さについていく事は可能だろうか…それこそアルプス山中にある"虎の穴"本部で修行を積まなくては。



トラの背中に乗りました。


次はゴリラーマンですが、「空手バカ一代」によれば
マス大山はこいつとも手合わせしているのだから凄い…うーん、ちょっと私では勝てないかな。




こいつらも強いのでしょうが、
高橋よしひろ先生の名作
「銀牙 -流れ星 銀」における赤カブトみたいな凶暴さは全く感じなくて、むしろかわいいクマの三種類です。






次なる敵は…アメリカバイソン。
今は大人しいふりしてますが、だまされないぞ。
このでかさが凄い勢いで突進してきたら、まともに正拳突き喰らわせてもこちらの拳が砕ける。やはり巴投げで倒してから柔らかい腹を攻撃して…うん、まずは柔の技が有効そうですね。

あっ、こいつはカピバラですよ!!
ほら古谷実先生の
「僕といっしょ」でほら、吉田あや子が『カピバラに似ている』って言われてたじゃないですか。


夢枕獏先生。


イヌのような鳴き声を発するリス科の変な奴、プレーリードッグ。

結局素手ではこいつが最強なのか…ゾウさん。一枚目にはどでかいウンチも写ってます。



ここではウシさんに触れます。待てよ…触れるって事は、ウシ殺しのマス大山なら正拳で殺しちゃうんじゃないのか。


ここは、やぎやま。


私も可愛い彼らと触れ合ってきました。


しかしヤギと言えば、何と言ってもイイのはオス。見てくださいこの邪悪な顔つき。悪魔崇拝者がもてはやすわけです。
しかも気が荒いため、オスは檻に入れられてます。

こいつは目が絶対おかしい生物。

ペンギンクラブ。


集団の全員が細い片足で立ってて異様なピンクフラミング。ディバインはどこだ〜。


カメさん達ですが、二枚目の写真の方は
「ドラゴンボール」で亀仙人が背負ってたやつくらいのサイズです。


このカメや爬虫類系が飼育されてる暑い施設は、外壁がカッコ良かった。

バカ。


サイ。


(おっと、二枚目には首の長いキリンさんが隣りから覗いてます)
キン肉マン・ゼブラ。

オカピという、手足だけゼブラの不思議な動物もいます。

ナマケモノが通り道の真上にぶら下がり、

ペリカンやらがいっぱいいる池もあった。


正月スペシャルの人達。

これでこの上野動物園巡りは一応終了です。
強そうな動物がいる度に勝てるかどうかの基準でイメージトレーニングしながら歩くものだから、多少疲れました。
そうそう、動物園を出てすぐに、パンダ焼きやみやげを売ってる店がありまして、

ここのラスポテト(300円)が美味いのです。


近くに小学生時代に伝記を読んで憧れた、野口英世の銅像もあります。
彼は少年時代、私と同じく農村で生活し、"てん○う"のハンデを持っていつもバカにされる少年時代を過ごしながらも、あれだけの功を成したのですから。
私もダメなわが身を省みてやってやろうと思ったはずですが…何をやればいいのかも分からず、結果はこれだけの差です…
福島県会津若松市の野口英世記念館にも行った事がありますよ。
定番の西郷どんの像では、
「まんが道」によると富山県から上京してきた
藤子不二雄の両先生が記念撮影してたらカメラを盗まれそうになったのでしたね。

上野でいい古本屋のイメージは全くありませんが、ここ
"上野古書のまち"を降りて行くと多少は古い本も置いてます。
アメ横こと、大規模商店街の
"アメヤ横丁"も大の名物ですね。

次は食べ物屋を探そうとここら辺を歩き回ったら、手頃な店は全部満員…というか、行列ですよ。
何で東京の人はこんなに行列が好きなのでしょう。いつも人が多いので食事一回にも並ぶのが当たり前なのでしょうか。私は無理だなぁ。
これは有名な丼屋の
"若狭屋"ですが、食べるまでに二時間くらいかかりそうな行列具合でした。

それで私は御徒町あたりまで歩いて(まぁすぐ近くですが)、最近東京中に勢力を伸ばしまくっている、坦々麺がメインの
"陳麻家"に初入店ました。


辛い物大好きな私でもまぁ納得できる辛さでしたし、二日酔いもだんだん良くなって美味しく頂けました。
これは上野恩賜公園の西側にある
"不忍池"。

その近くでは
"上野初春牡丹祭と骨董市"なるものをやってて、

当然覗いたら規模は小さいし、気になった玩具は高くて買えなかったけど…
何とこれ、
沢渡朔氏によるレアでロリータな写真集
「少女アリス」をゲット!
しかも1973年の初版本が…500円。相場を考えたらありえない値段で、こんな掘り出しも久しぶりです。

さすがに上野動物園はいい動物がいっぱいいるから、写真もいっぱい撮りすぎて長くなってしまいました。
おやすみなさい。
- 2008/01/03(木) 04:24:20|
- 旅行・紀行・街
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あけましておめでとうございます。
正月というのに私は今年も実家に帰らず東京に残り、大晦日はでかいTVを持つ友達の家で
ピーター・ジャクソン監督の
「ロード・オブ・ザ・リング」三部作をぶっ続けで観る上映会したら…
9時間半もあるのを呑みながら観てるから、三作目全然覚えてなかったりしてました。
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さて、今年最初になる
大悟への道(旧名・名作漫画ブルース)は、
東京都武蔵野市紹介の二回目として、
"井の頭公園"の、とある場所に絞っていきましょう。
個人的には定期的に東京に遊びに来るようになった高校時代から井の頭公園はなじみがありましたが、漫画でも
諸星大二郎先生の
「栞と紙魚子」で出てくる胃の頭公園のモデルになり、
森田まさのり先生の
「ろくでなしBLUES」では頻繁に舞台として使われていましたね。
私は1994年に発覚した"井の頭公園バラバラ殺人事件"の直後にも通ってますので、あの時の異様な物々しさを覚えてます。
そんな井の頭公園の、正式名称は
"井の頭恩賜公園"。
武蔵野市から三鷹市にまでまたがる都立公園で、恩賜と言うくらいですから天皇家から頂いた土地…なんだと思います。
"三鷹の森ジブリ美術館"も、ここにありますね。
出てきたこの写真は、まだ施工中のジブリ美術館。

かなり都会な吉祥寺の中にあって、自然がいっぱいの広大な土地は有難い物ですが、しかも無料で24時間開放しているのが嬉しい場所です。
しかしその井の頭公園内には
"東京都井の頭自然文化園"という有料の部分がありまして、ここは今まで一度も行った事が無かったのです。
別にあまり気にしてなかったのですが、中に動物園があると聞いてこれは行かなきゃと改めて昨年末に思い立ったわけです。
入場料は大人400円。これで逞しい猛獣を見れるのなら安いか、行ってみましょう。

最初に分園の方から入りました。

自然文化園の中でも本園と分園に分かれてて、やはり東京都心としてはかなり広い土地を使っているのですが…
猛獣なんていないんです!!
大型動物自体もメインの老ゾウ・
はな子ちゃんだけで(しかもこの時間は屋内飼育でした…)、


他にいるのは鳥さん達、



"水生物館"というミニ水族館みたいな所には、美味しそうな魚さん達…


正直ここはショボすぎだろう…あっ、ジンメン。

他にはサルとヤギとヒツジとリスとモルモットとニホンカモシカと…地味だ。


私はヤギ好きなので、レア感は低くともヤギがいるのは嬉しかったのですが、でもこのヤギ、あの悪魔の頭イメージではなくて、ギャグ漫画的なヤギですね。

疲れたら可愛いこのキノコに座って休憩。

あとは"彫刻園"もありまして、博物館みたいな中のと屋外放置の彫刻を合わせたらかなりの数があります。



あの長崎平和祈念像の作者・
北村西望氏の作品が数多く展示されていて、ここにあるアトリエで原型も鑑賞できますよ。
ちゃんとスタンプも押してきました。

はい、終わり。
広くて公園としてはいい場所なのですが、それなら無料のスペースでも十分なわけだし、動物園目当てで行くと肩透かしを喰らいますね。
大山倍達総裁の著作
「大山カラテ もし戦わば」を読んで以来、私も自分の
JKD(ジークンドー)で猛獣と戦う姿をイメージするのですが、ここではその楽しみもなく欲求不満が残る。
よし、こうなったら次は上野動物園に行こう!!
次回の旅行・紀行・街は、上野動物園報告になる事でしょう。
それでは、2008年(平成20年)もよろしくお願い致します。
- 2008/01/01(火) 03:37:42|
- 旅行・紀行・街
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