先月、建設中の
楳図かずお邸へに訪ねた時の模様は
「ココ」でアップしましたが、その時のブログを見た友人達から連れてってくれと頼まれまして、今月も再び行きました。
そんなわけでまた武蔵野市吉祥寺本町へ。
例の、
楳図かずお邸は街の景観を壊すと訴えた近隣の住民達(おばちゃん2人)の件ですが、ちょうど私が前回訪れた次の日のニュースで伝えていた事によると、既に外壁は完成しているため『壁を撤去するまで毎月10万円(2軒に毎月5万円ずつ)払え』と訴え出したそうです。
こういう住人が近隣にいたのでは、
楳図かずお先生は安心して下見にも来れないでしょう。
不振人物がいないか、私がきちんと周辺をパトロールしなくては…
って、ウロウロしてたらどう見ても私の方が不振人物だ。
とにかく着きました。

前回から一ヶ月ちょっと…ほとんど工事は進んでないように見えますが、前回無かった階段と門を発見。


よく見ると
"ぐわし"の形になっているのが分かりますか?!
キャッキャ、キャッキャと、興奮気味にはしゃいで順番に記念撮影。





当然、友人達にも
楳図先生トレードマークである赤白ボーダー(楳図ボーダー)シャツを持参してくれと通達していたのですが、誰も持ってなくて…前回も使った私のシャツを着回しです。
楳図先生はたいていもっとボーダーの幅が広いシャツを着ておられますので、これだと少し不満が残るのですが…
でも中で一人だけ、ちゃんと持参してくれた友人もいました。半袖ですね。


続いて行きましょう。
「覚悟のススメ」・・・こんな感動的なまでの素敵Tシャツを着ていた彼も、

平等に楳図ボーダーへ。

最後に、この香港の映画プロデューサーのような風貌の男。


実はこの人こそが私、BRUCE。
さて。忘れられがちですが、実は"緑"も楳図カラーとして重要です。
赤白ボーダーの隣りにちゃんと緑の部分があるし、その緑服で来てくれた彼の手に持つ雑誌では楳図先生の服も緑ではないですか。

さらに今回は裏からも
楳図かずお邸を見るべく、住宅街をかきわけて進みました。そして見えるポイント発見!
間に民家が入ってしまうので遠いのですが、こちらからのはレアショットと言えるでしょう。

これで楳図邸観光ツアーは終了。
------------
しかしせっかく人数も集まった事だし、ついでに近くの
"井の頭公園"で昼間からビールを飲みました。
買物は当然
"MISHIMA"。
ここは昼からビールやワインを楽しめ、しかも外国の珍しいのも置いてるので重宝しているのです。

この日はテイクアウトでSHIMAYビール等を買い込み、井の頭公園へ。



広い井の頭公園の中でも、ここに見覚えある方がいるのではないでしょうか。

そう、
森田まさのり先生の
「ろくでなしブルース」で、
前田太尊と
葛西という"東京四天王"最強対決の時に舞台となった場所ですよ!
なのでポーズも
「ろくでなしブルース」風に。

この友人などは、その対決で前田太尊が放った、壁から返ってきての飛びフックを再現してくれました。

しかし
楳図先生のファン達と
「ろくでなしブルース」の話をする事になるとは…皆、漫画の趣味は幅広いなぁ。
そのうち雨がザーザーと振ってきまして…

すぐ近くにある、焼き鳥の超有名店
"いせや"に移動しました。



さきほどの"MISHIMA"はこの向かい側です
酒の他に頼んだのは、餃子とシュウマイ、焼き鳥各種。


店を出て、ここは吉祥寺駅。

まだ楳図ボーダーTシャツを着ている友人ですが、背後の時刻表もボーダーである事は注目すべきでしょう。
それから吉祥寺を離れて、高円寺の行きつけの店にて…
いつも通り彼のボディペインティングによるアートなパフォーマンスが始まったのですが、それはまた別の話。

また折をみて
楳図かずお邸の様子は見てこようと思います。
それでは、サバラ!
- 2008/05/31(土) 23:54:16|
- 古本 番外編
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0
今夜で
大場つぐみ原作、
小畑健作画
「DEATH NOTE(デスノート)」は今夜で最後です。

13日の金曜日に発売された、13巻にも触れておきましょう。
本編は12巻まで終わっているのに、このガイドブックというかファンブック的な内容の本をあたかも続編のような扱いの13巻として発売するとは、さすが少年ジャンプ。掴んだ金づるを簡単には離しません。
人気あったのに12巻で終わらせたあたりは、ジャンプにしては偉いと感心していたのですが…
しかも本編ではついに出てこなかったLの本名が記されたカードを袋とじのオマケとして付けているのですが、これが数種類あるんですよ。
つまり熱狂的なファンは一人で複数冊買うように、とのメッセージが
集英社から伝わってきます。

私の本についてたカードはこれ。
Lの本名は
エル=ローライト(L Lawliet)なわけです。ええっ!?L(エル)って本名だったのですよ!!
でも何でわざわざ本編で出さなかった本名を、必要もないのに明かすのか…
あまり問い詰めちゃいけませんか、当然それを売りにしてお金を稼ぐためでしょうね。
うーん、資本主義社会の大人達って凄い。
そもそもこんな
「DEATH NOTE(デスノート)」ガイドブックみたいなのは私には必要ないのです。徹底的に解析した努力は買いますが…
しかし特筆すべきは、本編連載開始前にジャンプで掲載されていた"読み切り版"の
「DEATH NOTE(デスノート)」がここで単行本初収録されている事。
そしてこれが面白いので、幻の作品にしてしまわなかったのはエライ!
連載版とは登場人物が全然違いますが、ノートのルールなんかも読み切り一話のために既にここまで作られていたのかと感心します。
---------------
主人公は
鏡太郎で、まだ13歳の中学生。
いじめられっ子で、死神の
リュークが落としたデスノートを日記として使って、偶然その効果を知ります。
自分をいじめてた奴らが二人死んで、『たしかによかった』わけですが、また他の奴らが代わりにいじめてきて…そいつらの名前もノートに書いて殺して、というのが最初の展開。
これって
藤子不二雄先生の
「魔太郎がくる」の1,2話目にそっくりですね。
そういえば主人公の名前(ウラミマタロウとカガミタロウ)もよく似ているではないですか。
もう一人出てくる鏡のクラスメイトも
三浦という名前で、つまり魔太郎の名字を引っくり返した名前になってます。
…まぁそういう事はどうでもいいのですが。
疑う刑事や、もう一冊のデスノートや登場し、次が気になってあっという間にページをめくってしまいます。
ホラー的な要素もあっていいのですが、ノートに名前を書くだけで殺人できちゃうわけだから、アクションシーンは無くて地味な印象も残ります。
それでもジャンプ読者の指示を得て、あの連載になったのだから嬉しいものです。
既に人気漫画家になっていた
小畑健先生が作画担当になったからでしょうか。確かに盛り上げるの上手いですしね。
そして連載版と一番違う部分は、何といっても
"デスイレイザー"なる消しゴムの存在。
これでデスノートに書かれた名前を消すとと、まだ遺体を焼かれていない者は生き返るというのです。
ますます有り得ない話になるのですが、これがこの読み切り話では上手くまとめる要因になるのです。
もちろん、連載だとしたら生き返ったり死んだり簡単にできるのでは緊張感を保てるわけがなく、それでカットしたのでしょう。
他にも
「DEATH NOTEにラクガキ4コマ」なんてギャグ漫画も載っていて作者の懐の深さを見せてくれますし、作者二人のインタビューや対談では貴重な逸話も知る事ができました。
この
「DEATH NOTE(デスノート)」。
また何年後かにでも読み直して、どう印象が変わるか…今から楽しみにしています。
- 2008/05/26(月) 23:53:56|
- 週刊少年ジャンプ
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0
今夜も
大場つぐみ原作、
小畑健作画
「DEATH NOTE(デスノート)」の続きですが、前回で
"キラ"である
ライトの記憶が復活した所でした。

全てライトの計画通り進んでいた事が分かるのですが、その種明かしがあり、そして
Lや他の捜査本部メンバーにも、初めて…死神の存在を見せてしまいます。
『所有権に関わらず デスノートに一度でも触れれば誰でも それ以降はそのデスノートに憑いている死神を見ること 話すことが出来る』というルールがあるのです。
でも本当に死神が存在し、デスノートに名前を書くと人が死ぬ事を、他でもないLの頭脳にばらしたらまずくないか…
それも先読みしているライトは、既にリュークを使ってデスノートに嘘のルールを書かせていて、ノートの存在がバレる事を逆手に取ったトリックがネックで誤魔化し切るのです。そして、
『ルールとはいつの世界も 神とされる者によって創られるものだ
おまえは僕のつくった嘘のルールに平伏し 新世界の神に逆らおうとした罪で死ぬんだ』というライトの思惑通りに、死神であるレムの命を利用してL、そして
ワタリも始末するのです。
・・・おお、これでライトが本当に新世界の神になっちゃうのか。新世界の創生はどうなるのか面白そうだな〜、結局は腹黒いライトのせいで元通りに犯罪が起こっていって世界も元に戻りそうだけど…
なんて思ってたらですね、ここで何と!!
あのワタリが本名
キルシュ・ワイミーという偉大な発明家だったと発覚し、彼の発明資金で創設していた
"ワイミーズハウス"という孤児院から、"第二のL"が登場してくるのですよ!!
ズココーッ!って、これずっこけるしかないというか、やはりジャンプだな、というか…しかもLより若いガキだし。
代わりが他にいる事で最初のLの価値も下げ、しかもそれじゃあ次々Lが出てきて終わらないでしょうに…
ただ、第二のLは二人いて、二人なら世界一の探偵であったLを超えられるかも、といった工夫はあります。
この後は
「DEATH NOTE(デスノート)」の第二部と言うべきなのでしょうか。
舞台は2009年。つまり未来に移り、そこではライトが23歳で警視庁に入庁していて、キラの裁きを続けていると共に死を隠したLの役も演じ、つまりはいつか言っていた
『Lと同等の地位を得て警察等も自由に動かせる立場にあり 裏ではキラ 最強だな…』という地位に本当になっていて、着実にキラが法になる時代へと向かっているのです。
それに対抗するのがSecret Provision for KIRA。
略してSPKという、Lと関わりを持たないアメリカ合衆国独自のキラ対策機関で、
ニアを中心にFBIやCIAを中心に抜擢した人員で結成されています。
二人いると書いた第二のLのもう一人は
メロで、こちらはニアと仲が悪く、正反対の道であるマフィアと手を組んで、先にキラを捕らえるべく戦います。
それからライトの妹・
粧裕がメロに誘拐されちゃったり、ハイジャックに地下通路からのミサイル、別の死神・
シドウも人間界に関わってきたり…
とにかく推理・サスペンス物というよりはアクション物といった展開になってきます。

キラ信者が世界中に増え、ついにはアメリカ合衆国が国としてキラに逆らわないと宣言しますが(おいおい!)、ライトの父・
夜神総一郎は殺されるし、ライトが現在のLでありキラであるとニアに見破られてピンチを迎え…
というより、第二部以降はライトの頭脳がどんどん落ちてる感じが、いや明らかに別人のようにダメダメなんですが、これどういう事なんでしょう。
社会経験も無い高校時代からあれだけ人々の目を欺いてきたのに、理由もなく能力が落ちてメッキが剥がされていきますよ。
作者が、これではライトが強すぎてキラが本当に神になってしまうと思って弱くしたのでしょうか…
この後も
魅上照、
高田清美といったキャラが強くからんできて…
そうそう、私は物語後半では、ミサミサが高田清美に対して
『死刑』って
「がきデカ」の
こまわり君のモノマネして言う所が一番印象深いかな(笑)
で、最後の対決。
この内容と結末についてはここでは語らないでおきましょう。
後半も突っ込み所満載なのですが、そりゃないだろって所が多くなってケチつけてるだけなように思われちゃいますからね。
そして私は、名作漫画はストーリーがバレたってその価値は半減しないし、何度でも再読に耐えられるものだと思っているので、このブログでもネタバレ承知で全部書いちゃったりしていましたが、この
「DEATH NOTE(デスノート)」に関してはね…
『この後どうなるんだろう』という楽しみを未読の方に取っておくという事で終わりましょう。
ただ最後(2011年)の
松田桃太の推理はひっどいな〜。それを許したらライトも全く同じような事を書いてれば逆の立場だったわけだし。これに関しては作中で真相を明らかにしてませんが。

これだけ言っておくとラスト近くの会話では、かなり正義とは何かといった主題が強調されていきます。
というか世の中どいつも自分が正義だと疑ってないのですからね、当然正義と正義の闘いになるし、現実世界と同じく勝った方が正義という結論になるしかないのでしょう。
大場つぐみ先生曰く、この
「DEATH NOTE(デスノート)」に善悪論やイデオロギー的な意図は全く考えていないのだそうです。
最初にリュークが意味深に言っていた言葉、『デスノートを使った人間は天国にも地獄にも行けない』というのは、ただ単に『天国も地獄も存在せず、死んだ奴のいくところは同じ(無である)。死は平等だ』っていうのはどうでしょう。
これが作者の思想のようですが、つまりデスノートでも銃器でも何人殺しても死ねば同じという事ですよね。
あと・・・最後に1ページ使って出てくるキラ信者の人物が、今までに一度も出てきてない、名前もないキャラだってのはありなのか!?
まぁ
「DEATH NOTE(デスノート)」はエンターテイメント作品でありながら、いくつかの要素で実験的な作品とも言えるものでしたからね、これは最後にまたやってくれたのでしょうか。
いいえ あなたはただの人殺しです
そしてこのノートは史上最悪の殺人兵器です
- 2008/05/25(日) 23:50:33|
- 週刊少年ジャンプ
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0
大場つぐみ原作、
小畑健作画
「DEATH NOTE(デスノート)」の続きです。
"キラ"こと
ライトと、探偵
Lによる、それぞれの正義を掲げた正体探りの知能戦は続きます。
少年ジャンプでは珍しい形ですが、これもバトル漫画なんですね。
そうこうするうちに高校生であるライトは、センター試験の日になりました。
この
「DEATH NOTE(デスノート)」では、犯罪に関わる内容だからか実在しそうな名前の登場人物とか、施設の名前なんかもほとんど出てこないのですが、ライトが受ける大学は東応大学。当然東京大学のもじりですね。略して"東大"というのは同じだし。
その試験会場に、何とLが来ています。それも受験生として。
物語の完結後に公式ガイドブックとして発売された13巻によれば、Lはライトより6つも上なのですが、
小畑健先生の絵柄だと誰もがキレイな顔すぎて細かい年齢分からないので、いいでしょう。
ただ、全世界の警察をも意のままに動かせるLが、捜査員として潜入するのに本当に試験をわざわざ受けなくちゃならないって…何で。
まんまとこの二人は主席、それも全教科満点(という噂)で東応大学への入学を決めます。
Lはキラが殺しをするには顔の他に本名も知る必要があると掴んでますし、そうじゃなくても誰も名前を知らない存在でありますので、当然偽名、それも人気アイドルと同じ名前で入学しています。
そしてキラではないかと疑うライトに対して、先手を打ってLと名乗って仕掛けてくるのです。
これからは二人が直に接しての騙し合い知恵比べ。
テニス勝負で性格判断から、話し合っての探り合い…ジャンプの漫画でこんなに会話シーンや活字が多くても許されているのが驚きです。さすが大人気漫画。
そしてライトとLは捜査を共にするようになるのですが、これが全て偽りの協力。騙し合いが面白い。
次にライト以外にデスノートを持つ者が現れて、ビデオをTV局に送りつけて急展開です。
それはキラの殺人予告ビデオなのですが、この"第二のキラ"は熱狂的な"本物のキラ"信者にして可愛い少女の"ミサミサ"こと、
弥海砂。↑画像の4巻表紙の子です。
ファッションはゴスロリで、頭の方は少しおバカ。目立っちゃまずいだろうにタレント活動もやっちゃってます。
もちろんライトに憑いてる
リュークとは違う死神を連れていて、その死神・
レムもカッコいいですよ〜。
キラ崇拝に加えてライト自身に惚れしてしまい、何と突然ライトの家に訪ねてきて、ライトに協力するから『彼女にしてください』なんて言い出しました。
女性に対する恋愛感情は一切持たないライトも、それを利用するためにミサミサと付き合うふりをするのですが、あまりのバカさゆえに生まれて初めて女を殴りたいと思ったり。
そして証拠を残しすぎたミサミサは第二のキラ容疑で逮捕され、拘束されるのですが…この時の拘束衣がリアルですね。
L達の激しい追及から逃れる為に策を弄したライトとレムは、デスノートのルールを利用してミサミサのデスノート所有権を放棄させ、デスノートに関する全ての記憶を飛ばしました。
そしてライト自らの提案で自分の手足を縛って監禁させます。
続いてライトもデスノートを放棄して自身の元からリュークを去らせ、自分のデスノートに関する記憶を飛ばすのですが、これでこの後どうやって記憶を戻すのか…
実はこの前にリュークとレムの間でノートを一周させて、後にミサミサに憑く死神をリュークにさせたりといった策を練り、下準備を終えていたのです。

それから"第三のキラ"としてヨツバグループという大企業の人間にデスノートが渡るのですが、持ち主はライトがレムに出していた条件通り私利私欲の為にデスノートを使う者。
ライトとLは心理戦で戦いながらも、ここの8人の候補の中から誰が第三のキラなのかという推理遊びで読者を楽しませる展開があるのですが…
これは書いちゃうと正体は
火口卿介で、ライトは記憶を失くす前の計算通りに、そうあまりにも上手くいきすぎなのですが、とにかくいくつか展開があってライトが計算通りに全てを取り戻して、また
"新世界の王"への道を歩んで行く事となり、そしてLは…
続きはまた次回。
おまえが僕に友情を求めてくるなら快く受け入れてやろう
僕はおまえを信じ込ませ そして全てを引き出しおまえ達を殺す
- 2008/05/24(土) 23:51:38|
- 週刊少年ジャンプ
-
| トラックバック:1
-
| コメント:0
今夜も
大場つぐみ原作、
小畑健作画による
「DEATH NOTE(デスノート)」です。

死神界で
リューク、そして人間界で
ライトという、退屈する二人のキャラが本編の主人公。
リュークのデザインは
ティム・バートン監督映画
「シザーハンズ」からヒントを得ているそうなのですが、そういえば後に出てくる他の死神も
ティム・バートンっぽいです。
リュークが退屈しのぎに人間界へ、
"デスノート"という物を落としたのですが、これはノートに名前を書かれた人間は死ぬという、死神の黒いノートだったのです。
たまたま拾った人間がライトという、私立大国学園高等学校の生徒。そして日本でトップの成績をキープし続ける秀才にして、父親が警察庁刑事局局長の
夜神総一郎。
こんな有り得ないと思われる偶然も、少年漫画では誰も突っ込まなくていいのです。
デスノートのルールとして、最初から
『デスノートに名前を書かれた人間は死ぬ。』
『書かれる人物の顔が頭に入っていないと効果は無い ゆえに同姓同名の人間に一遍に効果は得られない』
『名前の後に人間界単位で40秒以内に死因を書くと そのとおりになる』
『死因を書かなければ すべてが心臓麻痺となる』
『死因を書くと更に6分40秒 詳しい死の状況を記載する時間が与えられる』・・・等々が書かれていたのですが、これが回が進むにつれて次々と新しいルールが付け足されていって複雑化していくのです。
さらにライト自身も、デスノートから切り取ったページの切れ端に名前書いてみても効果が有効か確かめたりする性格ですし、嘘のルールなんてのも出てきます。
デスノート所有権のルールもあるし、設定を複雑しくしていくから、単純なストーリーなのに勝手に深読みして難しい事を語りたがる人々も出てくるのでしょうね。
とにかくデスノートを拾ったライトは、その効果が本物である事を確かめると次々と犯罪者の名前を書いていきます。
そしてそれをただ傍観して退屈しのぎをしている死神のリューク。
『世の中腐ってる 腐ってる奴は死んだ方がいい』と断じるライトは、犯罪者が存在しない理想の新世界を作り、その新世界で神となって長く君臨する事を夢見るのです!
日本一の秀才が何と幼稚な!!と思われる方も多いでしょうが、その突っ込みも無しにしましょうね。
大量の犯罪者達が全て心臓麻痺で葬られていくのだから、当然その裁いてる者の存在に気付いた某先進国のICPO(国際刑事警察機構)会議で、
L(エル)に解決してもらう事にします。
このLとは、誰も名前も居場所も顔すら知らない謎の探偵で、かつて手がけた事件は必ず解決に導いていて、全世界の警察を意のままに動かせる唯一の存在だそうです。
そのLとコンタクトを取れる唯一の存在が
ワタリという者。
このワタリという名前から、作者は
白土三平ファンではないかと推理できます。
世界中で起こっている犯罪者への裁きを知った大衆も、一部はKiller(殺し屋)から付けた愛称の
キラ (KIRA)として崇拝し始めていますよ。
こんな風に、ノートに名前を書くだけで殺人を犯しているライトを捕らえる事など不可能だと思うでしょうが、それでもLがいかにしてキラ(=ライト)が関東地区にいる事を突き止め、その力を見極めていくか…
ここら辺の知能戦は面白くて、サスペンス要素も加わって白熱してきますよ!
あの少年ジャンプでサスペンス作品をやったのも凄いですが、見事に成功しているでしょう。
Lは日本に捜査本部を設け、ライトの父を始めとしたメンバーに初めてその姿を現し、協力してキラに挑む事になります。
そして今まで誰も見た事がなかった世界一の探偵にしては、わりとあっさり姿を出しました。
(今回アップした画像の左(1巻)がライトで、右(2巻)がLです)
FBIの
レイ・ペンバーと、その婚約者である元FBI捜査官の
南空ナオミにわずかながら追い込まれますが、ライトの機転が買って共に始末しました。
ここで、ライトはキレイ事言って正義の味方だと思わせても、自分の邪魔する者は善人でも殺す事が分かります。
しかしこれが原因でついにライトは私生活を見張られ、部屋に監視カメラを全部で64個も付けられるのですが…
それに気付いて、疑いを晴らすやり口も見事。とても高校生とは思えない所も、やはり特別な存在だからでしょう。
・・・それでは、続きはまた次回です。
そのノートを使った人間にしか訪れない苦悩や恐怖…
そして おまえが死んだ時…俺がおまえの名前をノートに書く事になるがー
デスノートを使った人間が天国や地獄に行けると思うな
それだけだ
- 2008/05/23(金) 23:24:08|
- 週刊少年ジャンプ
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0
今回は
大場つぐみ原作、
小畑健作画の
「DEATH NOTE(デスノート)」。
週刊少年ジャンプ(
集英社刊)にて2003年から2006年まで連載され、ものすごい大ヒットを記録して映画化、アニメ化、ゲーム化…社会現象にまでなった超有名作品ですね。
まず読み切り漫画として掲載して、それが人気を博したために連載開始したという、ジャンプでよくあるパターンの始まりでした。
全12巻なのですが、その読み切り作品も収録した公式ガイドブックとして、13巻も発売されています。
ところでこのポップな作品を、私のようにサブカルチャー好きと思われがちな人間が書くと変な批判がきたりするのですが、まぁいいですよね。
それに他の作品のように思い入れがあるわけではなく、友人に名作だと薦められて購入はしたものの、他にも読む本はいっぱいたまってるから部屋で一年間以上も手付かずのまま眠っていた後に、先月ようやく読んだくらいのもんです。
なので最初に断っておきますが、一度普通に読み通しただけで、特別深く読んだりしてません。
ただあまりに多い会話や活字で難解な内容に見せているものの、大して深い話でも複雑な話でもないですよ。
でもジャンルは私の好きなサイコサスペンスだし、予想してたくらいには面白くて、引き込まれる場面もけっこうありました。
私のブログを読むような人は
「DEATH NOTE(デスノート)」未読者も多いでしょうから、ここで軽く紹介しておきましょう。
まず作者ですが、作画担当は
小畑健先生。
1969年生まれの新潟県出身で、1985年に手塚賞へ準入選してから
にわのまこと先生の元でアシスタント経験を積んだのだとか。
そして1989年、ジャンプにて
土方茂名義で
「CYBORGじいちゃんG」を連載開始。

このデビュー作は、私もリアルタイムで読んでいたので覚えてます。
主人公の農作業用サイボーグ・
壊造時次郎(サイボーグじいちゃんG)の必殺技は、
"Gメガトン"…はいいとしても、もうろくした手足の震えをプラスして破壊力を増幅させる
"猛烈もうろくキック"とか、今思うとヤバイネタが結構ありましたね。
その後もジャンプでいろいろ描いてましたが、私はその頃になるとジャンプがいくつか立ち読みするだけの雑誌になっていたので、もう読んでませんでした。
ついに生まれた大ヒット作
「ヒカルの碁」も、
「CYBORGじいちゃんG」と同じ漫画家だとは知らず、聞いた時にビックリしたものですが、まぁ興味も無くてその場限りで忘れてました。
のちに
「DEATH NOTE(デスノート)」を買う事になるまで…
ペンネームを
土方茂から
小畑健に改名してからは、原作者を付けて絵(作画)に専念するようになり、イラストレーターとしても活躍しています。
もちろん絵は上手いけど、今風で小奇麗な感じが
"劇画"好きの私からしたら好みではないのですよ。
それは現代のジャンプ漫画家全員に言える事ですけど、漫画がビジネスになった時代に出てきた人達だからなのか、どれを読んでも作者の血や汗が飛んでこないのです。
ジャンプは読者の葉書に左右されるシステムなので極端にウケ狙いに走るのも分かるし、そもそも彼らが漫画を"商品"として計算して描いてるのも別に批判するべき事ではないのでしょう。
主人公が2ヶ月近く縛られたまま監禁されていても、一切糞尿にまみれず、もちろんイケメンのままですが…子供向けなんだから当たり前だと。
その
小畑健先生が、
「DEATH NOTE(デスノート)」で初めて組んだ原作者が
大場つぐみ先生で、全然聞いた事ない名前だと思ったら、集英社の公式発表ではこれでデビューの新人なのだとか。
『公式発表では』なんて言い方をしたのも、正体としていろんな説があり、
「とっても!ラッキーマン」の漫画家である
ガモウひろし説が最有力候補と言うから面白いですね。
-------------
「DEATH NOTE(デスノート)」の基本設定を簡単に書いてしまうと、主人公の
夜神月(月=ライトと読みます)が、名前を書かれた人間は死んでしまう死神のノート(デスノート)を拾い、それを使って犯罪者を次々と粛清していきます。
そのライトを大量殺人犯として追うのが名探偵
L(エル)。彼らの闘いを描いた物語です。
今回アップした画像の左(1巻)がライトで、右(2巻)がLですね。
後半はまた別の展開があるのですが、それはまだ先の話。
ただ、どうですか。
水木しげるファン、つまり"シゲラー"ならニヤッと笑っちゃいますよね。
そう、
水木しげる先生の
「不思議な手帖」におけるノートの設定と酷似しているんですよ。
私の友人では
えんどこいち先生の
「死神くん」との類似性を語る人もいましたが、まぁだからといって
「DEATH NOTE(デスノート)」の価値が下がるわけではありません。
それに補足すると、
大場つぐみ先生自身は、インタビューで『アイデアはどこからきました?』と聞かれて、『特に何かをヒントにした、というのはありません』と答えています。
では細かいストーリー紹介を…といきたい所ですが、今夜は時間なのでまた次回に続きます。
- 2008/05/22(木) 23:59:47|
- 週刊少年ジャンプ
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0
今夜は
松本充代先生。
やっときました、
松本充代先生は東京都出身の1962年生まれで、1982年に20歳にして
ガロで
「糸口」という短編を発表してデビューしています。
その後もガロに、いいペースで短編を発表し続け、単行本もガロの
青林堂から
「お・あ・い・そ」「健康不良の学生」「記憶のたまご」「青のマーブル」「ダリヤ・ダリヤ」の5冊、他の出版社からも数冊出しています。
ガロ以外に描かれて近年上梓された本も、ずっと少女漫画的な絵柄なのにヤバい世界が見える、あの独自の世界のままなので安心して好きでいますが…
私は当然全著作を持っていますが、好きすぎて、軽く扱いたくなくて紹介が遅れました。
今回はまず、一番のお気に入りかもしれない
「青のマーブル」(青林堂刊)を紹介しましょう。

人生の断片、しかし重要な時代の部分を抜き取ったかのような作品ばかりで14話を収録した短編集です。
ああ、読み返すと甘酸っぱい…ちょっと涙すら浮かんできた私です。
絵柄だけ見ると、私が読んでたら笑われるような"少女漫画の絵"なんですけどね。
主人公は内向的な女学生の場合がほとんどで、やはり作者である
松本充代先生の反映でしょうね。
恋愛に狂う周りの学生や、上辺だけクリーンで人を所有しようと画作する大人達を"汚い"と言い切り、苦しみ、独白する。
一話目の
「清めのプール」だけで
『夏があついのは節操のない 男と女どものせいよ』
『男が嫌い大嫌い 身のほど知らぬ男は宇宙へ放りたい程大大大大大嫌い』
『男に声をかけられるなんて そんな立場の女に生まれ育ったことを 一生恨んでやる』といった感じに名言が次々飛び出す、病んだ作品。
次の
「所有物」は、親からの援助を絶たれたら明らかに路頭に迷う事を知っていて偽の笑顔を作り、そして両親が他人の悪口を言ってると『ふぅん あなた方はそういう子供だったのね』と結論付ける子供の話。
他の作品を見ても、
松本充代先生は明らかに恋愛だけじゃなく、いやその根底の問題として親子関係のコンプレックスを持っています。
他のもわずか数ページの短編の中で鋭すぎる思春期の思想を表現していまして、でもこれは体育会系とかヤンキー系といった奴らには絶対分からないだろう世界なんですよね。
陰気で変わり者扱いの少女が
『女は悪口が得意 しゃべる事といえば他人のうわさ話ばかり
そうして人にうらぎられてゆくんだわ』
『王子さんは木村くんが好きよ 木村くんもそうなんでしょう?
バカみたい さっさとおつきあいすればいいのに
そうして汚れてゆけばいいんだわ…』と思う
「この世の女子」あたりで、学生で女子と話した事も無い童貞だった私は、熱く拍手したものでした。
大抵恋愛だの性欲だので生きる思春期の奴らを"きたならしい"と断じて見守り、他にも子供をおぞましい、生む人間の気が知れないと思う女の
「死んでゆくものたち」とか、そういう話で私も考え方の幅が広がったりしたのだと思います。
単行本一冊まるまるがそういった空気で埋め尽くされ、いや一冊どころか著作のほとんどが共通する世界で通している
松本充代先生ってすごい。
そして、この世界を応援して発表の場を与え続けたガロが凄い。
シュールな寸劇みたいな作品もあったりします。
カバーを取ると本体にギッシリ文が書いてあるのも
松本充代先生っぽいかな。
封入葉書も手書きのプリント物だし。

(裏面もイイですよ)
本当に私のダメ時代、病気時代、学生時代にお世話になった
松本充代先生です。
今でも意見の対立とか何とかくだらない事で人と争うくらいならいつでもこちらから謝るし、面倒は避ける気の弱い私ですが、それでも
松本充代漫画を分からず批判する奴を殴りに行くくらいの気概は、まだ持っています。
…って批判以前にそもそも
松本充代漫画を読んだ事のある人自体が少ないだろうけどね。
ふーん なーにがパンクよ
みんな親の金でチャージ払って
「DOLL」なんか愛読してるくせ丸井のカードもしっかり持ってて
将来なんかもちゃーんと計算しちゃってる学生のくせに
- 2008/05/21(水) 23:08:02|
- 月刊漫画ガロ
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0
今夜は
ダークマスター原作、
泉晴紀作画の短編集
「オトナの漫画」 (
エンターブレイン刊)です。
泉晴紀先生は、当然あの
久住昌之先生とのコンビ・
泉昌之で作画を担当している漫画家。イラストレーターとしても活躍してますね。
ではダークマスターって?
これは何と…あの
狩撫麻礼先生の別名なんですよ!
いや〜、これは嬉しいコンビです。
ここで気付いたのですが、
狩撫麻礼先生についてはこのブログで未だに触れていませんでした…
ボブ・マーリーのレゲエにインスパイアされた作品が多いのですが…
そうです、
狩撫麻礼→まりぶまれい、つまり"カリブ"海の"マーレィ"からきたペンネームなんですね。
デビュー作は1979年の
「シリーズ輪苦の長い旅 ザ・リミット」で、これは私も大好きな劇画家・
園田光慶先生が作画を担当しています。
骨太でハードボイルドな作風で知られていまして、
松田優作が映画化した
「ア・ホーマンス」、そして名作
「迷走王 ボーダー」でたなか亜希夫先生、
「ナックル・ウォーズ 」「青の戦士」「LIVE! オデッセイ」で
谷口ジロー先生、
「ハード&ルーズ」で
かわぐちかいじ先生等、現代の劇画第一人者達と多く組んで男臭い作品を上梓しています。
そんな中で意外にも
いましろたかし先生とも組んでいるのですが、その作品
「タコポン」以降は
狩撫麻礼名義を捨てているようです。
そして作品ごとに個のペンネームを使用しているのですが、今回の
「オトナの漫画」で使用した
ダークマスターの他にも、
カリブ・マーレィ、
ひじかた憂峰、
土屋ガロン、
椿屋の源、
marginal…等、全く関連の無い名前なんですね。
それなのに"
狩撫節"と呼ばれる、その独特の作風から、『これは狩撫麻礼作品だ』とすぐに特定されてしまう所が、漫画マニア達の間で語り草になっています。
さてその
ダークマスター名義の
狩撫麻礼原作を、
泉晴紀先生が描くとどうなるか…
これが凄い傑作なんですよ。
12話収録の短編集になっていまして、いきなり原作者名そのままの
「ダークマスター」という作品にしびれます。
対人関係が苦手なマスターが経営する"キッチン長嶋"で、プータローの若者が高給で雇われ、天井裏から小型カメラでモニターして料理の全てを指示するのです。
一度も天井裏から降りてこないマスターは、そのうち腹が痛いから正露丸を飲めとか、セックスの指示までするようになる…という話。
ちなみにこれだけまだ
狩撫麻礼名義を使っていた時代の作品で、他の11編は
ダークマスター名義です。
そして次の
「カウントダウン」は、ある若者が彼女を連れて不動産屋に部屋探しに行ったら、そこのオヤジが彼女に対して『そんな男とは早く別れちまえ』と警告した上で、
『許せねェんだ
芸術家になる根性もなけりゃホームレスになる度胸もねェ腰抜けが
そのくせしっかり"女ったらし"の甘ったれ野郎め』などと説教するのです。
その時の事をずっと引きずったまま15年経ち、今は現在建築デザインの仕事をしてるあの若者は、興信所を使って当時の不動産屋を突き止め、
『あなたが言ったようなハンパな男じゃない』と言ってやります。
そこで不動産屋に再び…
『俺の娘はおめーみてえな男にひっかかって 自律神経やられて くたばった』
ビョーキを移されたんだ ………オレはそう思っている
おめーのように"自意識"がどーたら悩んでる奴は
女ひとり幸せに出来やしねえのさ
額に汗してちゃんと働けバカヤロ!!』と説教され、自殺へのカウントダウンをしてもらう話。私も身につまされる。
ストーリー紹介はこれだけにしておきますが、他のもくだらなくて笑っちゃうギャグ作品からシリアスまで、いい漫画揃いです。
それでもギャグなのかシリアスなのかすらもよく分からない雰囲気があって、作品に漂うこの味はまさに
"オトナの漫画"。
ストーリーを追うだけが漫画だと思って楽しんでいる"コドモ"には分かるまい。
泉晴紀先生のポップな画風だと『名作!』って扱いはされにくいかもしれませんが、これはもっと大騒ぎするべきな作品でしょう。
- 2008/05/20(火) 23:46:29|
- 劇画
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0
こんばんは、BRUCEです。
今回の私の旅は、
杉並区阿佐ヶ谷です。



…いや、ここは現在私が住んでいる土地でして、個人的なお気に入りのお店、最近行ったお店の夕飯ブログにしかならないでしょうが。
前回
「ココ」で紹介してからちょうど半年近くが経っていますが、毎週必ず外食している阿佐ヶ谷と
高円寺くらいは半年に一回を目処にアップして、自分用の記録・記憶用に使わせてもらいます。
毎回カメラ持ってるわけじゃないので、中途半端になりますが…写真撮った日の分だけでも。
----------------
うちが北口なのもあって、近頃は
スターロードのお店ばかり行ってるかな。
おなじみのお店は
"JAMB JAMB"(ジャンブ ジャンブ)。



ハートランドビール飲みすぎ。


カレーなんかも美味いです。

"木菟"(みみずく)。




そして
"ラジオ屋"。
ここ最近のお気に入りは、まだ新しいお店の
"忍び豚"ですね。


上質な国産豚のみを使用した豚料理店です。







私の定番は串かつと角煮かな…いや他のもどれも美味かった。
しゃぶしゃぶもお薦め。



具がなくなったら、もちろん雑炊。

値段も手頃で、しかも朝までやってるのがありがたい店です。
この店員さんは、私と同じ新潟出身にしてバンドマン。

DOWN-HAN'Zのベース&ボーカルです。
私は
『翔丸組はヤワじゃねえ』とかつぶやきながら朝まで酒を飲むタフガイであるからして、当然朝までやってる店を重宝します。
となると、まず
"大八"。










そのうち胃がバカになって腹減りだし、朝飯も食べちゃったりね。
そして
"暖流"。





花見の時期に30周年祝いをやってまして、ミニボトルワインを頂きました。


他にスターロードでは、奥の目立たない位置にあるけど、店が高円寺にあった時代からよく行ってた
"最後の2$"。



高円寺時代はお好み焼き屋だったのですが、今は居酒屋です。
毎日疲れちゃってる人には、
"8 1/2"がお薦めです。


ここの"スタミナ野郎丼"は、大盛りのご飯に肉、カツ、温泉卵ドーンで150gというボリューム。

いろんな定食もあるし、

松屋をオシャレにした感じの定食屋で、GUINNESSビールなんかも飲めます。

店名で分かる通り、店内はまさに
フェデリコ・フェリーニ(Federico Fellini)監督の世界にして、自分の体が空中を落下する夢を見せてくれる。
そして自分が温泉で余生を過ごしている老人達の中にいるという幻覚を見はじめる……
なんて事はありません。
でもフェリーニ好きではあるのだろうから、そろそろ店員さんにフェリーニ話ふってみようかしら。
"よるのひるね"に…

"喫茶のばら"って何かイベントでしょうか、昨日やってました。
ホルモン焼肉の
"ぶち"。

喫茶の店
"プチ"。

パスタの
"南欧食堂 デルソル"。

バー
"りとる"。

遅くなれない日に酒の〆ラーメンを不健康に楽しんでから帰るなら、その場合もちゃんとスターロードにいい店があります。
"らあめん 龍"。


今までカレー、味噌、醤油味を食べました。



ずっと奥まった場所だけど、タイ料理好きには重要な
"ピッキーヌ"もあるのですが…ここが改装中で長らくお休みしてます。
スターロードから出て、代わりに行ってみた
"サワディー"とか
"ダオタイ"あたりもいい店でした。
スターロードは終わりにして、次は高架下の
ゴールド街。

『おしゃれとグルメの散歩道』ってキャッチコピーが嘘くさくて笑えます。
何か暗い雰囲気のする場所だからか広くは知られてないながらも、隠れた名店が並んでいるのは事実。
天ぷらの
"江戸竹"。

とんかつとうなぎの
"和幸"。

スパゲティ&ハンバーグの
"クロンボ"。ここはQちゃんのニセキャラが『みんなできてね。』と呼んでくれてます。しかも安いですよ〜。


とんかつの
"鉄路"。

次は、私が必ず毎日通る事になる
阿佐谷新進会商店街(SHIN SHIN KAI)です。
阿佐ヶ谷駅北口を出て右を向き、ゴールド街と平行して(反対側は一番街)進む道です。
ここのゲートの所に、いつも若い子がタイ焼きとかタコ焼き食べてる
"茶々丸亭"。

ちょっと気になって、甘い物を食べれる友人がいた時に買ってみて、少しだけ食べてみました。

ゲートくぐってすぐ右手にあるのは、喫茶店
"ギオン(gion)"。



ここにはブランコの席があって、空いてる時は必ずここを取る私。



さらに超有名和菓子屋の
"うさぎや"を通り過ぎて、ずっと歩くと…
うちから一番近い居酒屋
"だいこん屋"です。


店名の通り、まずだいこんが美味い。



もちろん他のも美味い。

そして・・・・鯨の刺身!

私はゲリラ外人達の圧力にも負けずに鯨を食べ続けてますが、今や鯨肉は東京では築地でしか手に入らないそうです。
しかしお花を愛する私は植物全体を大事にしているため、野菜を食べないようにしています。
かわいい野菜を食べるような外道が、他人の鯨食や肉食を批判する資格などない!
ミート・イズ・マーダーじゃない、ベジタリアン・イズ・マーダーの精神こそ大事なのだ!
(あ、本気にしないでね)
あと北口方面では、
松山通り商店街にある安くて美味い名店
"川名"にたまに行くくらいかな。

こんなくだらなすぎる名言集を店中に貼っておきながら、

その店主は寡黙なオヤジというギャップが不思議です。


南口方面では、昼間はパール商店街の
"せい家"でラーメン食べたり、
"サンマルクカフェ"でコーヒー飲んだり、
"ブックオフ"で掘り出し物探したりするのですが、最近飲み屋は全然開拓してません…

あ、ちょっと大人数の飲み会に誘われて
"坐・和民"なんて行ってしまいましたが…
まぁ普段なら阿佐ヶ谷では絶対入らない店だし、趣味も分からない初対面の人も含めていたので、こういう個性の無い店が楽なのかもと、無理矢理納得。
メニューの写真のイメージと全然違う物が出てきたりする、この感じも懐かしい。


しかし激狭な席に通された上、二時間制とかで追い出そうとして、頼んだ物も届いて無いのに伝票を持ってくる坐・和民はどうかと…
他にいい店が周りにいくらでもあるのに、何でこんなに客入ってるんですかね。別に安くもないし。
あと
"さくら水産"も南口か。

ここはチェーン居酒屋の中ではダントツで一番好きで、ランチ(500円で卵と海苔喰い放題、ごはんと味噌汁おかわり自由! )の利用も含めると確実に毎週入る店です。
夜は仕事帰りに一人でも寄って、夕食がてら軽く飲んだりしてます。美味しい刺身類、時期イベントメニューも毎月楽しみにしてますよ。







東京に住んでるとどこに行ってもあるイメージですけど、地方にはほとんどないのが勿体無い。
でもいつも頼んでたかにクリームコロッケが、世間の値上げブームに便乗して100円上がっててショック!
次は南阿佐ヶ谷になりますが、青梅街道沿いにある店に行くと…
いや、冗談です!!
いくらなんでも長くなりすぎたので、南阿佐ヶ谷までやってられません。
今夜の飲食店紹介はここまでにしておきましょう。
最後に近所の面白スポットで、この洒落た建物を見てください。

これは
"杉並区阿佐ヶ谷区民事務所"。
こういう公的な建物で、この斬新なデザインは珍しい。
入口付近にこういうのがあるのですが、


これは単なるオブジェではなく、"香楽器"という装置で、ボタンを押すと数種類の花の香りを楽しめる物なのです!!
"香卓"という、お香で時間の経過を知るらしき装置もあり(使い方分かりません)、さらにこういうのもあります。

私はこうやって腹筋鍛える物かと思って使っていたのですが、

実は鼻の機能を高めるツボを押せる装置なのだと、先日聞きました。
このすぐ近くにあり、そしてデザインも少し似ている個性的な映画館
"ラピュタ阿佐ヶ谷"。

現在は何と、脚本家の
白坂依志夫特集で上映しているのですが、どんだけマニアックなんですか!!
増村保造監督と組んだいくつかの作品で有名ですが、脚本家ですからね。普通の人は名前も見ないでしょう。
これは先日撮った、うちの近所の変な物、そして屋根の上の猫。



長くなりすぎて疲れました。でも、またそのうち阿佐ヶ谷特集やりますね。
- 2008/05/19(月) 23:23:23|
- 旅行・紀行・街
-
| トラックバック:0
-
| コメント:2
先日は
神奈川県川崎市へ行きました。
神奈川県と言えば東京の隣りだからか地味なイメージもありますが、実は県庁所在地の横浜市は大阪市より人口がはるかに多くて全国二位だし、県で二番目に大きいこの川崎市も市の人口が全国第9位という大都会。
当然名所、観光スポット等もいっぱいあります。
そう、"川崎大師"の通称で知られる
平間寺、"まんが寺"こと
常楽寺、
岡本太郎美術館…
さらには大好きな映画
「トラック野郎」シリーズでほぼ毎回舞台になってたし、漫画でも
雁屋哲原作、
由起賢二画
の名作「野望の王国」で出てくるのがまぁ記憶に残ってます。
しかし私がこの川崎市を特別視、いや正直神聖視しているとも言えるのですが、その理由は偉大な人物が住んでいるから。
まずは孤高の歌手、
友川かすき(現在は
友川カズキ)様。
そして…二人の
藤子不二雄先生、つまり
藤子・F・不二雄(
藤本弘)先生と
藤子不二雄Ⓐ(
安孫子素雄)先生ですね。
こんな偉大な人達が、いずれも出身地と関係ない川崎市を住居に選んだ理由は何でしょうか。
いずれにしても、この地に降り立っただけでドキドキしてしまいました。
もちろん出身有名人もいっぱいいすぎるのですが、今回は
藤子不二雄先生の跡を追うだけに徹した川崎市の旅です。
川崎市在住の友人に案内をお願いして、まずは
藤子・F・不二雄先生の墓参りへ。
既に
石森章太郎先生、
手塚治虫先生のお墓に行ったのは
「ココ」でアップした通りですが、大御所漫画家の最後にどうしても
藤子・F・不二雄先生へ挨拶に行きたかったのです。
いや、まぁ他にも亡くなっている大御所漫画家はいっぱいいますが…そこは突っ込まないで頂きたい。
東京から何度か電車乗り換えて津田山駅へ。

ここの
"川崎市営緑ヶ丘霊園"に
藤子・F・不二雄先生の眠るお墓があるのです。

う〜ん、広い墓場です。

この日は暑く、しかもかなり歩いたり坂登ったりしたので上着を脱いでお茶ばかり飲んでいたのですが…
ハッ!
藤子先生と関係無い漫画家のTシャツ着てた!(
「デビルマン」…)

それに気付いて、急いで上着を着ました。
墓場ではしゃぐ友人をたしなめながら…

巨大な霊園の中からついに目的の103区を探し出し、

ついに見つけた
藤子・F・不二雄先生のお墓!!
石森先生や
手塚先生のお墓と比べると地味だし、交通の便の違いからか、さびれて忘れられてる感じすらして悲しくなりましたが、少しだけゴミ払ったりして…お祈りしました。

名刺受はドラちゃんの四次元ポケット!

花瓶もドラちゃんです。

しばしここで
「のび太の恐竜」を読んだ後、


タバコをお供え。


いや、このタバコを置く事に関しては二人で賛否両論ありました。
無頼派漫画家ならともかく、その正反対に位置する子供漫画の巨匠である
藤子・F・不二雄先生だし、そもそもタバコ吸ってたのかと…
しかし、ポートレートではよくパイプを持っていた事を思い出し、決行したわけです。
記念撮影も終わり、



もう一度ご冥福をお祈りした後は、また電車とバスで移動して…
このおうちへ。

よく見ると・・・
藤子不二雄Ⓐ先生のおうちなのです!!

まだまだ現役漫画家として活躍されてる
藤子不二雄Ⓐ先生ですので、チャイム押してサインをお願いする事も考えないではなかったのですが、それはやっていいものなのか分からず断念。
わずかに数軒だけはさんで、次は…これが
藤子・F・不二雄先生のおうちです!!




ここで読む
「のび太の宇宙開拓史」がまた良かったわけです。



川崎市育ちの彼いわく、川崎の子供達は全員
「ドラえもん」の作者が当地に住んでいた事は知ってるとの事。

しかしそのわりには、街を歩いても全然そんなの関係ないって顔した人ばかりです。
どれだけ偉大な方が同じ市の住人だったか、分かっているのでしょうか?
この日、目にした藤子キャラはこんな小さなステッカーだけ。

でも私は重要な所とはいえプライベートすぎる地しか見てないわけで、大都会である川崎市街には行ってません。
そちらでは扱いが違うのかもしれませんね。
駅中、そして街中が
藤子不二雄Ⓐ作品、
藤子・F・不二雄作品の垣根も越えて、
「ドラえもん」「怪物くん」「忍者ハットリくん」「パーマン」「オバケのQ太郎」「プロゴルファー猿」 「魔太郎がくる!!」「少年時代」「エスパー魔美」「ウルトラB」「21エモン」「キテレツ大百科」「ウメ星デンカ」「チンプイ」「T・Pぼん」「笑ゥせぇるすまん」…
こういった代表作のキャラクターで埋め尽くされていたら、私にとって天国ではありませんか!
もしそういう情報を掴んだらすぐにでも駆けつけますが、まだそれは私の想像だけなので、この日は川崎市街へは行かずに…最寄り駅である京王稲田堤駅前で、赤ちょうちんにひかれて焼き鳥屋"酉将"へ。

打ち上げがてら、まだ日が昇っているうちからビールで乾杯です。
ただの焼鳥居酒屋でも、ここが
藤子不二雄先生が住んだ街だと思えば輝いて見えます。
「まんが道」でおなじみのチューダー(焼酎をサイダーで割った物)とかがメニューにあれば合格だったのに…
それで『ンマーイ!』をやりたかった。
やたら甲斐犬好きをアピールした店だったのですが、別に
「ビリ犬」は甲斐犬じゃないし…


でも好感の持てる美味しいお店でしたよ。






幼少の頃から楽しませてくれた
藤子不二雄先生、そして案内してくれた友人、ありがとうございました。


神奈川県川崎市。ここにはまたいつか来ると思います。その時まで、サヨウナラ。
- 2008/05/18(日) 23:48:16|
- 旅行・紀行・街
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0
今夜の
日野日出志作品は、
「THE ART OF HIDESHI HINO」(
PRESSPOP GALLERY刊)です。

今回は画集!!
つまり
日野先生の芸術家としての部分を男気を前面に出した作品にして、漫画家としてはベテランである
日野先生初の画集。
B5判の大きいサイズが嬉しく、しかもオールカラー!
反対側も表紙になっていて、

こちらから開くと漫画が始まる仕様になっています。
その漫画というのが、いずれも未発表短編の
「人魚残影」「赤い実」「雪の華」という三作品。
もちろん漫画もオールカラーで、怪談風の作品なのですが、これがまた美しい。
モノクロでも色彩感覚の素晴らしさを感じる
日野日出志先生の作品を、本当のオールカラーで観れるのですから嬉しいものです。
画集の方は過去作品の表紙等で使われたイラストばかりなのですが、私は二枚観た事のない絵がありました。どちらも
「無題」となってるけど、何で使われた作品なのだろうか…
もちろんこの大きさで観れるイラストには、感動を覚えました。
画集を包装していたビニールにはこういうシールが貼ってあったのですが、

その文を読むと…
『! サム・ライミもビックリ?!
世界のキング・オブ・カルトホラー漫画家、日野日出志、初の画集!
「怪奇」と「叙情」を見事に融合させ、日本ホラー文化の真髄を世界中に知らしめた天才漫画家の傑作選!!』とあります。
"?!"というのが微妙ですが、本当に
サム・ライミにも見せたのでしょうかね…
そもそも何で
サム・ライミ??
日野日出志ファンを公言していたのかな。
ちなみに私が持つこの本はサイン本。
2006年の発売時に
銀座スパンアートギャラリーで行われたサイン会を訪ね、
日野日出志先生ご本人から頂いたのです。
(この日は
「蔵六の奇病」にもサインを頂いてます)
これがサイン会の宣伝ポストカード。

サイン会の模様は当時
「ココ」でアップしてました。
そのギャラリー前で撮った写真と、

同行した友人、そして
日野日出志先生の写真。

さて、ここのところ長々と続けてきた
日野日出志作品紹介ですが、次がいよいよ50冊目…というこのタイミングで、一旦止めておきます。
次からはまた、他の漫画もどんどん紹介していきますので!
日野日出志好きを公言する人でも、聞けば
「蔵六の奇病」「地獄の子守唄」「地獄変」あたりしか読んでないという人がほとんどで、誰も他のマイナーな傑作については語っていないし、ほとんどの人が知らない現状でしたので…急いでながらもここまで紹介できた今、私は自己満足に浸っています。
もちろんまだ紹介してない
日野日出志作品はありますので、またそのうちやるつもりです。
少年は空を見上げました
群青色の中にあの人魚の姿が
一瞬浮かんですぐに消えていきました
その日以来
人魚少女が残した鱗は
少年の宝物になったのです………
- 2008/05/17(土) 23:42:56|
- ホラー漫画
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0
今夜の
日野日出志作品は、
「日野日出志傑作選 怪奇のはらわた」(
講談社刊)です。

↑画像右は台湾で買った、あちら版の同本。
そう、タイトルの通り傑作選でして、ここで収録されているのは
「蔵六の奇病」「幻色の孤島」 「はつかねずみ」「水の中」という、有名作ばかりを4作。
私の
日野日出志作品紹介も、ここへきて初めて既にここで紹介した作品の再録だけという単行本を紹介してしまいます。
しかし、これは私の学生時代に出版されたのですが、当時はこれだけしか新本で読める
ひばり書房時代の
日野作品は無かったのです。
人に貸したり薦めたりする時には、この素晴らしい内容の本は重宝しました。
それぞれの内容は既にこのブログで紹介済みなので、軽く復習するだけにしましょう。
「蔵六の奇病」は、
日野日出志先生という天才が、この短編のために描き直しを重ねて一年間という時をかけた大傑作ですね!
頭の弱い主人公、
蔵六の悲しい悲しい物語。
体が腐っていく主人公なので、確かにグロテスクな描写は多いのですが…この泣ける話を、とてもただの"ホラー"とは括れないですね。
そしてどのページも、何と芸術的なのでしょう。この作品は細かい