今夜は久々のSF漫画で、
佐藤史生先生の
「ワン・ゼロ」(
小学館刊)。
佐藤史生…『さとうしお』と読みまして、つまりこのペンネームは"砂糖と塩"の語呂合わせですよ。佐藤は本名ですが。
その
佐藤史生先生は1952年生まれで宮城県出身です。宮城県出身といえば、思い出す漫画家に
石森章太郎先生、
大友克洋先生、
荒木飛呂彦先生…って、この三人の名前を挙げるだけでとんでもない県だというのが分かりますね。
石森章太郎先生と
大友克洋先生が同じ
"宮城県立佐沼高校"を卒業している事は確か以前にも書きましたが、何と
佐藤史生先生も同窓生!
一体どんなバケモノ学校なんだ、宮城県立佐沼高校とは…
佐藤史生先生が世に出るきっかけとなったのは、
萩尾望都先生にファンレターを書いた事。
それから大泉に招かれて
竹宮惠子先生、
木原敏江先生らの
"24年組"とも親交を持ち、会社を辞めて彼女らの肉筆回覧誌
「魔法使い」に参加したり、
萩尾望都先生宅へ居候して専属アシスタントをやりながら自身の作品も執筆し…
1976年に別コミこと
別冊少女コミック(小学館刊)の新人賞に
「星の丘より」で佳作入選、翌年に同誌にて
「恋は味なもの!?」でデビューを飾りました。
それから
"ポスト24年組"の一人として数えられ、理知的なSF作品を描き続けるのです。
代表作としては
「ワン・ゼロ」の他には
「夢みる惑星」が挙げられるでしょうか。
元々が寡作な方なのに、2000年以降作品を描いていないのでだんだん忘れていた今日この頃、ちょっと
「ワン・ゼロ」を読み直してみたらこれが面白くて、ここでアップする事にしたのですが…
単行本は小学館の
PF(プチフラワーコミックス)で全4巻。

90年代後半の近未来(もちろん2008年まできてしまった現代かたらしたら過ぎた過去ですが)の日本を舞台とするSF中篇で、全3章構成です。
さらに
「ワン・ゼロ」前史の
「夢喰い」だとか、こちらは後日譚になる番外編
「打天楽」というのもあります。

そして、今回はここで細かく物語の紹介なんかはしません。
ちょっと哲学的な物語なので手間がかかるという、単純な時間の関係もありますが…
これは予備知識も無しに読んでみてもらいたいですからね。
そんなわけで未読の方は、機会がありましたら
佐藤史生先生が描く、ちょっと変わった神と魔の対決をお楽しみください。
心霊的な要素も面白いですよ。ああ、私は
"瞑想マシン"が欲しいな〜。
悪魔が神に対抗する時はたいがい人間を標的にすると相場が決まっているぜ
それは人間の問題だからさ
"神"も"魔"も人間を抜きにしては意味をなさない
- 2008/06/30(月) 23:43:52|
- SF漫画
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今夜の
藤子不二雄作品は、
「大長編ドラえもん VOL.5 のび太の魔界大冒険」(
小学館刊)です。

映画原作シリーズの第5作ですが、この作品は映画27作目としても昨年
「映画ドラえもん のび太の新魔界大冒険 〜7人の魔法使い〜」のタイトルでリメイクされてもいます。
今回の舞台は何と、最強の秘密道具
"もしもボックス"で作られた世界が舞台。
得意の昼寝で夢を見ていた
のび太は、その世界でカッコよく魔法を使って
ジャイアン、
スネ夫扮する魔王達をやっつけ、囚われている
しずかを救うのですが…
そんな憧れの魔法世界を実現させるべく、"もしもボックス"に
『もしも……。魔法の世界になったら!!』と電話をかけ、その空想の世界を現実にしてしまいます!
ドラえもんが未来の科学である秘密道具の
"タケコプター"を使ったら、しずちゃんに珍しがられて
『科学なんて迷信を信じてるの?
この魔法文明の世の中に。』
と言われる…つまり本当にどこかでひっくり返った世界なのが分かります。
その前に物知りの
出木杉くんから、占星術だとか錬金術なんかの話にからめて科学も魔法も根は一つだという説明を受けるシーンがありまして、ここらへんは
藤子不二雄先生の学説好きな面が現れていて、そして子供達にも知識を授けてくれる重要な所ですね。
そして現実になった魔法の世界は…のび太が期待した、簡単に魔法を使えて何でも解決できる世界ではなく、魔法を学ぶために学校に通わなくてはならなかったり、"魔法の絨毯"は高額だし免許が必要といった、まぁいろんな制約、その世界のルールがあって期待を裏切られるわけです。
もちろんのび太は現実と同じように魔法の学校でも落ちこぼれで…
頑張って、やっと初めて使えた魔法が
『チンカラホイ!!』のかけ声でされるしずちゃんのスカートめくり。
まさか劇中何度もしずちゃんのパンツを見れる事が、この作品の人気の秘密でしょうか?
それからのび太は魔学博士の
満月博士と出会うのですが、彼は魔界の悪魔たちが地球侵略を企てるという"魔界接近説"を唱え、世界のピンチだと言います。
もうこんな世界から元の世界に帰ろうするのび太とドラえもんですが…もしもボックスがママに捨てられてしまいました!
もうこの魔法世界から戻れなくなった二人がもう一度満月博士に会いに行くと、満月邸が消えていて、満月博士の1人娘である
満月美夜子は呪いでネコに姿を変えられています!
月光を浴びている間だけは人間に戻れる美夜子はのび太達に一緒に魔界へ乗り込んで
大魔王デマオンを倒すよう頼みます。
水晶玉の占いで魔王を倒す勇士としてドラえもん、のび太、スネ夫、ジャイアン、しずかといういつもの5人が見えていたのですね。
科学の道具である
"ヒラリマント"なんかは魔法世界でも通用し、悪魔を倒せる事が分かった5人は、ついに魔界へ乗り込むことを決心します。
秘密道具のみならずジャイアンの音痴な歌も活躍して魔物を避け、ついに大魔王デマオンとも対決しますが倒せずに一度敗れ、ジャイアン達はやられたけどドラえもんとのび太だけは逃げ切り、しかしデマオンの手下である
メジューサに時空間の中まで追いかけられて石にされました!
これは敵が強すぎて、ついにドラえもん達が負けちゃう話になってしまいましたが、
「大長編ドラえもん」では初めて登場したドラえもんの妹、
ドラミが二十二世紀から飛んできて助けてくれて、元の世界にも戻っておわり。
…と思ったら、元の世界とは関係ないパラレルワールドながら魔王が勝利したままの、のび太が作った魔法世界を放ってはおけず、
"タイムマシン"で助けに行って…
最強と思われた大魔王デマオンも"デモン座のアルファ星"にある心臓に銀のダーツを撃ち込んでついに勝利。
今までの作品のように、泣きの感動シーンが無いのですが…
それでも冒頭に登場する石にされたドラえもんとのび太がラストに結びつくし、子供向け漫画としては複雑と言えるパラレルワールドを扱った世界観、さすがの構成力にうならされる作品でした。

↑今回の
藤子不二雄先生です。
- 2008/06/29(日) 23:52:11|
- 藤子不二雄
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今回も
藤子不二雄先生のてんとう虫コロコロコミックス、
「大長編ドラえもん」シリーズを続けて…
「大長編ドラえもん VOL.4 のび太の海底鬼岩城」(
小学館刊)です。

前にも触れた通り、実はこの作品が映画原作である
「大長編ドラえもん」で単行本化された最初の作品。
コロコロコミックに連載されていた当初のタイトルは
「のび太の海底城」だったのですが、連載4回目から
「のび太の海底鬼岩城」となったものです。
おなじみの
ドラえもん、
のび太、
ジャイアン、
スネ夫、
しずかという5人が、暑い夏にキャンプへ行こうと相談すのですが、行き先を山にするか海にするかでもめてしまいます。
そこでドラえもんが
『両方いけば、もんくないだろう。海で泳ぎながら山へのぼろうじゃないか』と提案し、海底山へ行く事になりました。
海底には千メートルを超える山や、一万メートルの谷などいっぱいあり、秘密道具
"テキオー灯"があれば、二十四時間は海底でも地上と変わりなく行動できるのです。
次に必要な秘密道具は
"水中バギー"という、心を内蔵していて会話もできるが水陸両用のバギーカーです。
こいつは性格があまりよくなく、へそ曲げて逆らったりもして、まぁ誰よりも人間臭いのです。
のび太の夏休みの宿題が終わればキャンプに行っていいとママから許可を得て、のび太にとっては難関であるその作業を他のみんなに応援、協力してもらって…ついに終わり、太平洋海底の山へ出発!
秘密道具
"テントアパート"で海底のキャンプ、しかもそれぞれの個室や、みんなで遊ぶ部屋なんかもあって…憧れたなぁ。
さらにここでは、海に浮いてるプランクトンを加工して何でも好きな食べ物を本物そっくりに作る事ができます。
皆が頼んだ料理を見てみると…
のび太・・・・お子さまランチ
しずか・・・・パンケーキ
ジャイアン・・・・カツどん大盛り
スネ夫・・・・フィレミニョンのステーキをレアで
とあるのですが、それぞれの性格を現してますね。
しかし、何だフィレミニョンのステーキって。絵もあるけど分かりません。
海底生活…それはそれは幻想的で美しい風景。
『夢みたいにきれい……。』というセリフが違う場面で二度も使われている所に、のんびりと夢の光景を描きたかったであろう
藤子不二雄先生の意思を感じます。
これまで人間が一番深く潜ったのは、深海調査船トリエステ号の一万九百十六メートルという記録なのですが、それをあっさり超えて
"地球の底の底"で記念撮影するドラえもん達が羨ましい。
しかし実際の人間は、地球外まで行ってるくせに海の一番深い所がどうなっているか未だに調査できてないんですよね…
それから巨大イカに襲われて、何と伝説の
ムー連邦の
"海底人"に助けられます。
決して海底人の世界では、陸上人(のび太達)に好意的ではないのですが、エルという少年兵士とは仲良くなります。
近年の大ヒット作
「DEATH NOTE(デスノート)」で主要人物にエルというのが出てきて、私は真っ先にこの海底人を思い出したのですが…まぁそれはどうでもいいですね。
このエル達のムー連邦は、核実験の失敗で人間が滅びてもなお残り、敵を攻撃するだけの機能を持ったロボット達が生き続ける
アトランチスと敵対していて…
そのロボットのみの世界となったアトランチスは、海底火山の爆発を敵の攻撃と認識して、そこの
"鬼岩城"が七千年ぶりに臨戦態勢に入りました!
鬼岩城の自動報復システム・
ポセイドンが稼動したら、鬼角弾がばらまかれて海底ばかりか全地球が虫一匹、草一本残らない死の世界になってしまいます!
ついに秘密道具を駆使してついにバミューダ海域のアトランチス鬼岩城へ着き、戦うのび太達でしたが、そこのロボット鉄騎隊はあまりに強く…全滅。
そしてしずかの首が刎ねられるその時、性格悪いくせにしずかだけは好きで甘えていた水中バギーのバギーちゃんが自らの意志でドラえもんのポケットより飛び出し、復習の神ポセイドンに特攻して果て、同時にポセイドンを爆発されて地球の危機を救うのでした。
自らの死を省みずに愛する者のために死んでいく…
大長編にだけ出るゲストキャラクターで味方側としては初めて、しかもこんなにカッコよく命を落としたのは、人間ではなく秘密道具のバギーちゃんでした。
ドラえもんの声優
大山のぶ代さんが、一番印象に残ったキャラクターだと言っていたのもうなずける涙のお別れです。
海に沈んだ伝説の2大大国の他にも、バミューダトライアングル、マリアナ海溝、生物の進化論…
海底に関する伝説や情報が盛り込まれていて、少年達がこのジャンルに興味を持つきっかけにもなったであろう名作でした。

↑今回の
藤子不二雄先生です。
- 2008/06/28(土) 23:28:41|
- 藤子不二雄
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藤子不二雄先生の
「大長編ドラえもん」シリーズ、今回は…
「大長編ドラえもん VOL.3 のび太の大魔境」(
小学館刊)です。

これもタイトルを聞いただけで子供時代を思い出して胸キュンな作品だ…
早速あらすじ紹介にいくと、例によって夏休みの大冒険を求める
のび太、
ジャイアン、
スネ夫が、地球の隅々まで人間に探検しつくされて謎や神秘のかけらも残されていない事を憂き、
ドラえもんなら穴場を探せるだろうと頼みます。
何だかんだ言っても
"自家用衛星"という秘密道具を使って魔境探しに協力してくれるドラえもん。
そして捨て犬を飼う事を上手くママに認めさせて、そいつにペコと名付けて(腹ペコだったから)喜ぶのび太でしたが…
このペコが勝手に膨大な衛星写真の中から謎の石像が写る写真を見つけます。
ついに大探検旅行の行き先になる魔境を見つけたと喜ぶのび太達。
今回の舞台はその謎の石像が写ったアフリカはザイール、コンゴ盆地の奥に存在する秘境ヘビー・スモーカーズ・フォレスト(煙草好きの森)とNASAが名付けた場所。
常に霧で覆われて衛星写真でも撮影できない現代の秘境なんだそうです。
最初だけいろいろ知恵を貸す役割として、大長編には珍しい
出木杉くんが出てましたが、やはり冒険には同行しません。
いつも通りヒロインの
しずちゃんは行くというのに。
そして、最古の人類を生んだ、そして未だに人類の支配が及ばないジャングルが広がる野性の王国・アフリカへ出発!!
ジャイアンばかり猛獣に襲われて、秘密道具に助けられた後で強がって丸太を持ってみたらそれが大蛇で…『スミマセン』なんて謝ってるジャイアンとか、コメディー部分が他の大長編より多く、そして面白い。
一度日本に戻り、それから思う所あったジャイアンが
"桃太郎印のきびだんご"、
"スモールライト"、
"タケコプター"、
"ショックガン"、
"スーパー手ぶくろ"といった戦闘で役立つ大長編の定番秘密道具を集めて空き地にしまい、改めて秘境に向かいます。
しかもいつでも冒険から日本の現実に戻れる便利な
"どこでもドア"が、空き地に置きっぱなしにしておいたら
神成さんにゴミと勘違いされて焼かれて、使えなくなってしまいます!
つまり今回は、あまりドラえもんの秘密道具に頼れなくなって自分達の力で謎に挑戦する設定になっているのです。
ワニに襲われて危ない所を土人の集落に助けられ、それからも数々の危機を何とかしのいでいくと…
連れてきた捨て犬のペコが、しゃべります!しかも自分を犬の国である"
バウワンコ王国"のバウワンコ百八世の子、
クンタック王子だと名乗るのです!!
もう物語りも半分以上過ぎてから突然の告白に驚くのですが、まぁ読者はペコがタダの犬じゃない事は知っているのでいいか。
バウワンコ王国とは、ヘビースモーカーズフォレストの奥で周囲を深い谷に囲まれた地形によって外界から遮断されている所で、犬が進化して人間界以上の王国を築き上げた所。
そこは
ダブランダー大臣によるクーデターが起きて、ペコも抹殺されそうになって逃げた所を、日本に辿り着いてのび太に会ったわけだったのです。
ダブランダー大臣は軍事政権が誕生させ、火を吐く車や空飛ぶ船等の新しい兵器で人間の世界にも攻め込もうとしている…
そこでバウワンコ王国に伝わる古の予言で、
『悪者がそむき重大な危機にさらされる。その時、十人の外国人が…、
巨神心を動かし、国を救う』というのが出てきます。
何だか
「風の谷のナウシカ」チックに重厚な雰囲気が出てきましたが…
のび太達は当然五人しかいないわけで、ではあと五人の外国人とは何者なのか。
種を明かすと、
"先取り約束機"という秘密道具を使って近未来から来たのび太達五人自身だったのですが、子供の頃はこんなネタにビックリ感心だったなぁ。
今作ではずっとジャイアンの孤立があり、秘密道具を勝手な考えで置いてきたために招いたピンチの責任を感じています。
そしてダブランダー大臣の軍勢によって負けが見えた時、ペコは犠牲になって外国人であるのび太達を逃がそうとするのですが、ジャイアンは責任を取る形として、自らも死にに行くごとくペコの後に続き…
のび太達もやはり後を追って
『これからなにがおこるにしても、ぼくらはず〜っといっしょだよ。』なんて言うのです!
もう、登場人物達と一緒に私も泣いています。
それから闘い、ピンチを乗り越えた後のハッピーエンドがあるのですが…
『アレを忘れてないか?』と思う読者のためでしょうか?
ちゃんと最後の最後になって、しずちゃんの全裸シーン、入浴シーンも披露されていますのでご安心を!
うーん、今回もまんまと
「大長編ドラえもん」に感動させら、涙を流す私でした。

↑これはこの単行本に載っている
藤子不二雄先生です。
- 2008/06/27(金) 23:06:37|
- 藤子不二雄
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藤子不二雄先生の
「大長編ドラえもん」(
小学館刊)シリーズ紹介を続けて、今回は…
「大長編ドラえもん VOL.2 のび太の宇宙開拓史」です。

ここからは前作と違って、最初から映画化を前提として描かれていますし、シリーズとしては重要な2作目ですので、かなり力を入れたであろう名作ですね。
タイトルは
藤子不二雄先生も大好きな
ジョン・フォード監督(他二人)の
「西部開拓史」から取っているのでしょうが、やはり西部劇映画の
「シェーン」と
「ブリガドーン」を作品のヒントにしているとも、
藤子先生自らが語っていました。
ご存知もう一人の
藤子不二雄先生が描いた自伝漫画
「まんが道」作中で、
手塚治虫先生と一緒に
ゲイリー・クーパー主演の
「ヴェラクルス」を観て感銘を受ける話があるのですが、重要な部分でこれのそのままオマージュと思えるシーンもあります。
そんなわけで、この
「大長編ドラえもん VOL.2 のび太の宇宙開拓史」は
藤子不二雄先生の西部劇。
すると"SF…すこし・ふしぎ"が入ってくるわけで、舞台を西部ではなく宇宙に移しての冒険が始まるのです。
重要にして便利な事に、何をやってもダメと思われる
のび太には二つの特技があって、一つはあやとり。
そしてもう一つが…射撃。これは西部の世界では生きる上で必要不可欠なのですから、唯一のび太が肉体的に活躍できる舞台とも言えるのではないでしょうか。
---------
それでは、あらすじを追ってみると・・・
地球から遠く離れた
"コーヤコーヤ星"に住む
ロップルという少年と、
チャミーという毛むくじゃらのぬいぐるみみたいな可愛い動物が宇宙飛行していると、敵(
"トカイトカイ星"の
ガルタイト鉱業社員)に襲われて無理なワープをして超空間の事故を引き起こしてしまいます。
これによって偶然にも、のび太の部屋の畳とロップルの宇宙船の倉庫という、遠く離れた二つの場所がくっついてしまいました。
出会ってすぐに友達になった、地球ののび太&
ドラえもんと、コーヤコーヤ星のロップル&チャミー。
ロップルがのび太にワープ航法について分かりやすく説明をするシーンは、このSFの基本知識について勉強になると同時に、のび太ののんきなバカさが可笑しくて、いいですね。
それからコーヤコーヤ星まで遊びに行くようになったのび太は、
ジャイアン、
スネ夫、
しずちゃんも連れてって遊ぶのです。
しかしこの惑星は重力が地球に比べて軽すぎて、野球もできません。怒って帰っていくジャイアン達でしたが…
しかしそれは、逆にこちらの人達に比べて地球人はるかに早く動けて強い、スーパーマンになれるという事でした。たとえのび太でも。
コーヤコーヤ星もこの島宇宙の中心で大都会のトカイトカイ星も、地球に比べると人も建材すらもかなり弱いのだから、いいですよね〜。
自分が突然変異で強くなる事がなくても、自分の周りが貧弱な世界でスーパーマンになれたら…という
藤子先生の夢、空想が描くこの設定!子供の心そのままで素敵ですよ。
実際に地球では…転び、ジャイアン達に笑われ、犬に噛まれ、車に水かけられてドブにはまり、帰宅して母親にガミガミ怒られて、という日々なのに、コーヤコーヤ星へ行けば大歓迎されるので、涙を流して感激するのび太です。
そしてロップルやチャミー達の敵であり、鉱脈の独占を企んでコーヤコーヤ星人を追い出そうとするトカイトカイ星の大企業・ガルタイト鉱業を撃退して活躍するのですが…ガルタイト鉱業よりもっと手ごわい敵は地球にいました。
ママの監視の目が光り、机から一歩も離れては行けないと命令されるのです。
のび太がコーヤコーヤ星に行けないうちに、ガルタイト鉱業からさらなる追い立てを食らうロップル達は、"コア破壊装置"を星に取り付けられて、強制的に追い出されようとしています。
胸騒ぎして気になっていても、しずちゃんを見張りにまで付けられて動けないでいると、泣きながら飛び込んできたチャミー。
話を聞き、超空間のつながりが外れかかっていて地球へ戻れるかも怪しくなったコーヤコーヤ星へと飛び込む、男らしくなったのび太とドラえもん。
しずちゃんもママへ言いつけるどころかジャイアンとスネ夫に助太刀を頼んで、一緒に後から駆けつける…
ロップルのピンチに間に合って友情と涙の再会を果たしたのび太達ですが、ガルタイト鉱業は
ギラーミンという用心棒を雇っています。この男は
『わたしはどんな強い相手もおそれない。同時に、弱い相手もみくびらない主義です。
爆発寸前まで この警戒態勢は続けるつもりです。』などと言って頭も切れる恐ろしい腕利きですね。
結局追いつめられたのび太達の所へ、今度はジャイアン達が助けに来てくれて、また友情の涙。
最後はのび太とギラーミン、射撃の腕利き同士で西部劇風に一対一の早撃ち勝負で決闘です!!
お互いの力を見ぬいた迫真の勝負は、何とのび太の実力で勝利。
コア破壊装置で爆発寸前だったのコーヤコーヤ星は、風で飛んだ
"タイムふろしき"が偶然にもひっかかっていて、装置の働きを逆戻りさせたために無事で済みました!
もう二度と会えないロップル達とのお別れでは、ロップルの妹・
クレムから
"雪の花"まで貰って、つまりスーパーマンになって大活躍した上に女子にまでモテちゃって…
「大長編ドラえもん」においてだけはカッコいいのび太なわけですよ。
見事に、夢の余韻も持たせて一冊で完結させる、この
「大長編ドラえもん VOL.2 のび太の宇宙開拓史」よ読んで…また子供の頃、それも小学低学年くらい依頼のアニメ映画版も観直したくてしょうがなくなりました。

↑これはこの単行本に載っている
藤子不二雄先生です。
- 2008/06/26(木) 23:43:38|
- 藤子不二雄
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5月30日…タイ王国で、一日通して遊べるのは早くも最後という日を迎えてしまいました。
そして、この日だけ丸々自由行動が出来ます。
初めて使ってみたパッケージツアーでしたが、やはり私には合わない事がよくわかりましたので、それだけに嬉しい日です。
まずは泊まっている
"ツインタワーズ ホテル"(THE TWIN TOWERS HOTEL)の外観とやっと記念撮影して…

ところでタイでは街を走るタクシーやバスやトゥクトゥク…全て原色をふんだんに使った派手な車が多いですね。
おおっ!これは我らが日本の誇りとも言える漫画、アニメーションの
「ドラゴンボール」バスだ!

さて、歩いて向かったのは、ワット・ラシャナダという寺の脇にある長屋。
そこらへんが本格的な仏具街になっているとの事を
「見仏記 海外篇」に書いてあったので、何か買おうと思ったのです。
そして泊まりはしなかったけど、安宿ばかりでバックパッカーに超有名な
"カオサン通り"も見るつもりでそっちの方面に向かいました。

しかし暑い…
そして地図見ても迷いながら歩いていると、『まだどこもやってないよ』と教えてくれた親切なトゥクトゥク(TUKTUK)運転手さんがいました。
しかも、彼が言うには本日が年に一回だけの特別な日で(天国の扉が開かれているとか何とか)、トゥクトゥクの料金はたった10バーツで、お薦めスポット数箇所の観光に連れてってくれると言います。
10バーツって…日本円にして35円ですけど!
(トゥクトゥクというのは東南アジアや南アジアで普及している軽便な三輪タクシー↓)

それならお願いしようかと、あっさり仏具街も安宿街も諦めて、親切トゥクトゥクで走りました。
ちょうどトゥクトゥクも一度乗りたかったし…で、まず連れていかれたのは高さ40mの立仏像が有名なお寺、
"ワット・インドラウィハーン"(Wat Indrawiharn)。
それからちょっとマイナーな二つの寺。まずここと…

次でも、親切トゥクトゥク運転手さんとも記念撮影。


地図を見てwat mong khutとwat Benchamabophitって所かと思ったのですが、二つ共マイナーな場所な上、他にもたくさん寺院がある辺りなので確かではありません。
事前情報が全く無かったのはともかく、運転手さんに一方的に連れて行かれただけですからね…
まぁそこらへんはマイペンライ(ま、いいか)気質のタイ王国での事ですので、分からなくても、ま、いいか。
それより問題はですね、これらの所に行く間にわざわざ寄り道して、そのせいでもう嫌になったJTBパッケージツアーみたいに高級みやげ店へ運ばれるのですよ。
私はシルクも宝石もいらないと伝えたのですが、お願いだからと言われて入店だけしてすぐ出てたのですが…
またも連れて行かれた3軒目のジュエリー店。
ここの入口で、ここ行かないから車出せと言ったら!
トゥクトゥクを少し移動して、態度を一変させた運転手さんに怒鳴り声で
『買物してもらわないと、これだけ案内してるのに2ℓのガソリンしかもらえない、しかし買物してもらえれば50ℓもらえるんだ!だから買ってくれよ!!』
とか言われて…
そんな事を後から言ってきて、しかもそのように脅す態度なら、こいつは悪者だ…ついに私が対ムエタイのために鍛えた技術を見せる時がきたのか?!
なんて思いつつ、あぁなるほど、記念日とか何とか言ったって観光客にそこまでサービスしても得はないよねと、むしろ10バーツで観光案内という安さの謎が解けて、変に納得してしまいました。
私の大好きな
福本伸行先生の
「無頼伝 涯」で、自分と組む人間が"金目当て"だと知ってやっと相手を信用する、あの名シーンのようなものでしょうか。
『善意なんて・・・・・・・・・・
そんなもん 信用できねえっ・・・・・・・・・・! 金 金言ってる方が・・・・・・・・
ずっと信用できる・・・・・・・・! はるかに頑張ってくれる・・・・
なんせ自分の為だからな・・・・・・!』と。ちょっと違うか、でも本性知れて良かったのかもしれません。
これが欧米なら、絶対初対面の人間なんて信用してなかったのに、このタイ王国の敬虔な仏教徒である国民ならもしや、とも思っていた自分の甘さに喝を入れる事もできました。
だいたいそこまで熱心な仏教徒ばかりの国なら、先の大戦でした日本とイギリス両者に対して演じたあの二重外交だって説明がつかないじゃないか。
そうだ、これこそがタイ国民の気質なんだ!
…とにかく、分かったからとジュエリー店に入店して、そしたら意外とアホな"いやげもの"なんかも見つけたので買物して、こいつには大型ショッピングセンター
"ロータス"(lotus)で降ろしてもらいました。
このロータスの中なら最後に買物するべき物が何でもあるかな。
でも、まずは食事です。もう、大好きなタイ料理もあと2食くらいしか食べられない…
ところで、街を歩いてたり屋台で食事とかしてると、タイ国民が『こんにちは〜味の素(あじのもと)』とか言ってくる場面が二回ほどありました。
何で味の素!?と思って後で詳しい人に聞いてみると、今やタイ料理にはどれにも味の素が入れられてるのだそうです。
味の素って当然日本製品ですから、日本が持ち込んだ事によってタイの食文化が破壊された面もあるのだとか。
そんなのは、じゃあ受け入れ、喜んで使っているのは誰だって話ですが。
今回はロータス内にあるフードコート(食券式のセルフサービス食堂)にて、いろいろ物色して…
そうだ、まだカレーを食べてなかったと美味そうな店のを選んで購入!


ンマーイ!こりゃ感動で、やっぱりタイに来て良かったよ〜。
DVDを売ってる店もいっぱいあって、しかも安い!
いの一番に探すのは、タイ語ジャケの
BRUCE LEE映画なのですが…残念ながらどの店にも一枚たりともない!
タイ映画買っても日本語字幕がないし…
トニー・ジャー主演の大ヒット映画
「マッハ!」(ONG-BAK)とか、あと
オキサイド・パン監督の映画とかも好きなんですけど、ジャケ違いを集めるほどではないので映画は諦めました。
CDでも買うかと、ちょっと時間かけて物色したのに、タイ国内の歌手やバンドは一つも知らないし、となるとジャケで選ぶしかないのに…ちょっとセンス合わない…
映画は輸入されやすい文化なのでいくつも見てるけど、音楽シーンは入ってこない国のは東京にいても一切目にしないですからね。 結局何も買わず。
では漫画は!
これは
唐沢俊一著
「アジアンコミックパラダイス」(
KKベストセラーズ刊)を持ってる私ですので、かなり期待してたのですが…こんな綺麗なショッピングセンターでは扱ってないし、古本屋も全く行けなかったので、これも何も買えず(泣)
そういえばレコード屋なんかも一軒も見かけなかったなぁ…
みやげにする食料品だけけっこう大量に買って、ホテル帰ってまた汗でベタベタの体をプールで冷やしました。
少し休んでから、ホテル内にあった
"Ten-Ten suki"という店でタイスキの食事。


この可愛い子が作ってくれたのですが、かなりツンデレ…いや、ツン。

次はホテルが専属で雇っているトゥクトゥクに乗って、"ルンピニ公園"の中にある
"スワンルムナイトバザール"へ。

凄い数の店があるのですが、しかし新しいものばかりで買う物はありませんでした…

ここのフードコートでもタイガービールとか飲み、これをつまみに食べて。

外の席でしたが、座るとかわい子ちゃんが注文をとりに来ます。美人だなぁ…って、ゲッ!おかまだった!!
ステージもあって、こちらのバンドがライブしていたのですがそれがボーカルが音痴で耳痛し!
帰りは電車です。

ホテルに帰る前に晩酌用として、またセブンイレブンでビール、そして屋台でつまみを購入。

…しかしこれがどちらとも問題ありました!
まずこの写真を見てください。飲み物の方は…

LEOビールともう一つ、見た事ないのビールがあったから買ったんです。"Siam Sato"っての。
ワクワクして飲もうとしたら、このSiam Sato…白ワインでした!それならそれでいいんですけど、またこれが激マズなんですよ!
ビールと一緒に並んでて、栓抜きで空ける式の同じ大きさの瓶なのに…
次はつまみの魚!

魚を炒めてその腹の中にご飯を詰めてある物なのですが…ご飯の方が完全に傷んでて、嫌な匂いを発していました。
まぁこんな暑い国の、外にある屋台から買ってるんだから、こんなのよくある事で諦めるしかないのでしょうが…
翌日は早朝に日本行きの飛行機で帰らなくてはなりませんので、最後の最後、残りの手持ちバーツを使いたいのもあって、ホテル一階に入ってる日本のラーメン店"大穀"で食事をしました。

オロチョンらーめんと、

しょうゆらーめんです。

では、この日もさようなら。

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翌、5月31日…
この日は何と、朝の5時にホテルを出て空港へ向かいました。
つまり4泊5日のこの旅でしたが、最終日はただ帰るだけ。
タイ国民がいかに尊敬しているかは分かりますが、観光客である私までがこんな…
後光が差したタイ国王の写真を使われた物を通って、飛行機に乗らなくてはなりません。

これが機内食。

そしてタイ王国とお別れして、日本に帰ってまいりました。
タイの通貨は"バーツ"の下に"サタン"という素敵な単位の硬貨があるのですが、一度も目にすることができませんでした。
東京に着いたら、寒い!何とこの時期タイとの温度差20度でした!
早速長袖Tシャツを着て、まずカフェに入ってコーヒー飲んだら…ああ、何かやっぱり日本は落ち着く。

さらに公園でもリラックス写真。いや、フィルムを全部使い切るために無駄に撮ってただけですが…

はい、これで私のタイ王国への旅は終わりです。
またしばらく、タイ王国を思って東京のタイ料理屋に通う事にはなるのでしょう。
またいつか…行きタイな。
- 2008/06/18(水) 23:59:47|
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タイ王国でまた一夜明けて5月29日。
この日も凄い早起きしてホテルのビュッフェで朝食後、ツアーガイドさんが迎えに来てくれるのを待ちました。
そして車で連れて行かれた先は、フェリー乗り場。フェリーが出るまで近くで時間を潰し、


それからこのフェリーに乗って出発。

"River Sun Cruise"というやつで、

3時間半をかけてチャオプラヤー川を下り、55キロ先のアユタヤを目指しました。
長い時間ずっと川からの景色をボーっと眺めていました。




おおっ、前日に訪れた
"ワット・アルン(暁の寺)"も出てきました。


そのままずーっと進んで…






船内でもビュッフェを出されて昼食。そしたらこれが…今までのビュッフェでは一番美味い!これは嬉しい誤算でした。


やっとパッタイも食べれたし…
船の女子トイレマークが可愛い。

船のお姉さん、2人。


噂通り、タイ王国は美人の産地です。
で、ようやくアユタヤに到着しました。

かつて栄華を極めながら、ミャンマー(ビルマ)の軍勢によって滅ぼされたアユタヤ王朝。
その遺跡を見てくるのは今回の旅の楽しみの一つでした。
うわー、いきなり野良INUが多いです!


野良INUがウロウロしている光景なんて日本国内ではもはや見る事ができませんが…

可愛いチビちゃんに追いかけられました。
それからさらにバスに乗り、まずは
"バーンパイン宮殿"(Bang Pa-In Palace)を目指します。
今日のガイドさんは昨日と変わってアンポーンさん。

『アンポンタンじゃありませんよ』という一言で笑いを取っていました。
バーンパイン宮殿に到着。



入口にやたらトカゲが多いのが目に付きましたが、中には…
こんなでかい爬虫類もいましたよ!!



集団で一緒に案内される…


日本人のこういう光景は海外ではよく目にしてましたが、自分がその中に入る事になるとは!
バーンパイン宮殿は数多くの宮殿からなる宮殿群ですが、中国風の宮殿が目立って面白くない部分もあります。ま、とにかく見て回りました。




象の形に剪定された植木や、

他のも
ティム・バートン映画の
「シザーハンズ」を思い出してグーですね。


次は"アユタヤ日本人町"の跡地に連れて行かれましたが…


ここもまた日本語を話す店員さんが土産買えと迫ってきて、もう前日のも既に嫌な思い出になってるのに…
すぐに店を出て、ヤシの実ジュースを飲んで他の人の買物が終わるのを待ちました。


飲み終わるとスプーンで身をすくって食べるのですが、これはトロシャケのような味ですね。


次は
"ワット・ヤイチャイモンコン"(Wat Yai Chai Mongkon)。

受付の所に、猫が…

この姿勢のまま寝てました!

ここはミャンマーとの戦争の勝利記念で作られたとか言ってたかな。





ちゃんとペディキュアも塗られているんですよ。

その周辺の見仏なんかもして。






次は希望者のみ別料金での象乗り。


実はこの時点で手持ち金がほとんどなくなっていて心配だったし、そもそも象乗りが私には魅力ある物でもなかったので遠慮して、また他の人が楽しんで帰ってくるのを暑い所でボーっと待ちました。

↑みやげ屋にあった変な象の像。
さて次は
"ワット・プラシーサンペット"(WAT PHRA SRI SANPHET)。



アユタヤ王の遺骨を納めた仏塔がある所なのだそうです。
破壊された仏の姿が、
「天空の城 ラピュタ」チックでいいです。



物凄い暑さなのにこういう塔にも昇り降りしてたら、大汗かいて体はすぐにベタベタになりました。


どんどん移動しますが、次は
"ワット・マハタート"(Wat Mahathat)。

やはりここもミャンマー軍によって激しく破壊された跡が残り、ほとんどの仏像の頭も切り取られてます。
既に見たいくつかの遺跡と比較しても、特にやられ方が酷かったですね。

ちなみにワット・マハータートとは、仏舎利ないし貴人の遺骨のある所を指す言葉なんだそうで、つまりタイ王国全土の各地にあるのですが、ここアユタヤのでは…
何といっても樹の根で覆われた仏頭が有名です。

う〜ん、自然と歴史って凄い。
もちろん私もお祈りした後、一枚記念撮影させて頂きましたが…

大きな信仰の対象となっているここでは、観光客でも写真を撮る時に、自分の頭が仏頭より高い位置にあってはダメで、つまり立ったまま撮るのは禁止。違反していないか常に見張る警備員もいます。
他にも、仏にはほとんど頭が無いわけですが、そこに自分の頭を乗せて写真なんか撮ったりしたら大変な事になるそうです。
他も一通り回って…



さて帰ろうとバスの位置に行ったら、勝手に撮った写真を皿に焼き付けて、それを売ろうと待ち構えてるガキ共がいました。
確かに遺跡に行く前に、こっそり写真撮られたのは分かったのですが…私の事を世界のBRUCE LEEだと思って憧れの気持ちから撮っただろうと見逃しておいたら、こんな商売にされるなんて!
ガイドさんもこの行為を見逃しているのは、貧しい少年達の生活を憂いての事でしょうか。
これで今日の観光ツアーは終わり、後はバスでバンコクへ送ってもらい、有名なタイスキ屋
"COCA"での夕食です。


ビールは1本した飲んでないのにこの後吐いてしまったのは、食後に出てきたパパイヤのせいでしょうか?ドラゴンフルーツは美味しかったけど…

うーん、ごちそうさまでした。

ツアーなので最後にちゃんとホテルまで送ってもらえたのですが、外はまたも、そして今まで見た事もないくらいの酷いスコールになっています!
とてもこの後は外出できず、ホテル内にあるタイ式マッサージ屋の
"BORAN"へ。

BRUCEも30歳。やっとこういうリラックス施設なんかでお金を使うようになりました。
その後、やはり飲み足りないし雨の降りも少しはおさまってきたので、近くの屋台へ走って買物。


屋台で買物する時は日本語はもちろんの事、フランス語もドイツ語も、国際語であるはずのエスペラント語さえ通じません。なので身振り手振りのみで買うのですが…美味そうな鳥をフライにされ、野菜もいくつか指差したら生でそのまま出来立てフライドチキン袋の中に入れられました。
そしてセブンイレブンでは、ビールを多めに購入。

ビールが安いのはかなり助かります。それだけでいい国だと思えますね。
この日はこれで部屋に戻って夜食とビールで終わり。

タイ王国を一日中楽しめるのは残り一日だけになった所で、続きはまた次回。
- 2008/06/17(火) 23:03:27|
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タイのバンコクに着いて二日目の5月28日。
早起きしてまずは、泊まっている
"ツインタワーズ ホテル"(THE TWIN TOWERS HOTEL)で朝食。



やはりビュッフェで、こういうのってすぐ飽きるけど、まぁ一日目は美味しく食べられます。
ホテルの窓から見た景色。


ちなみに私、ムエタイ戦士にいつ闘いを挑まれてもいいように、服の下にはムエタイ用のトランクスを履いて準備していました。

そして朝早いうちから、ツアーガイドのジャリンさんが迎えに来てくれました。
そうです、今回はわりと海外旅行によく行く方である私が、今更初めて使う旅行会社のパッケージツアーなのでした。
車でバンコクの町並みを見ながら進み…

おおっ、見えてきました。
黄金に輝く巨大な涅槃仏がいる超有名な王室寺院、
"ワット・ポー"(Wat Pho)。

入ってみましょう。



そしてこの中に…

いたー!全長46メートル、高さ15メートルの涅槃仏ですよ!!










↑最後の写真はアップで分かりにくいかもしれませんが、これ枕です。
このスケールにやられ、ただただ黙って見入ってしまいました。
これは涅槃仏、つまり釈迦が入滅する様子を仏像としてあらわした仏のはずですので、死を描写しているのでしょうが…目がはっきりと開いているのが印象的でした。
外へ出て…

寺院の涅槃仏以外も見学。

↑左の赤い服着てる人がガイドのジャリンさん。立っている塔は、それぞれ誰かの墓のようです。




これは古くから残る、人体のツボ教室。



最後にここの輝く仏も拝んで、ワット・ポーを後にしました。



↑この下の写真のように、金箔が剥がれて皮むけみたいになっている仏も随所で目にしました。
さて、次はフェリーも使って移動して…





見えてきたのは、
"ワット・アルンラーチャワラーラーム(暁の寺)"(Temple of Dawn)です。通称ワット・アルン。



そういえば船着場の近くで干物とか売ってたおばちゃんが、何と
シド・ヴィシャス(Sid Vicious)のTシャツを着てたのですが…うん、こんな所にもパンクの精神があったという事でしょうか。


さて暁の寺です。

あの
三島由紀夫の小説
「暁の寺」の舞台ともなった寺ですので、
三島愛読者の私(こう言っておけば他人から頭良さそうに思われる)には有難味も大きいですね。
この階段は坂が急な上に不安定な感じで、怖いのですが…


見事な造りに感動しつつ、見学。






ここ暁の寺は、10バーツ硬貨にも描かれています。
さらにガイドさんに連れて行かれるまま、次は王宮と、その敷地内にある仏教寺院
"ワット・プラケオ(エメラルド寺院)"(Temple of the Emerald Buddha)へ。




そんでまた仏像や建物や人々を見て回り…










日本だと古い物は古いまま残して有難がりますが、タイは金ぴか仏像のメッカ。
本当にどこに行っても修復を繰り返して新しく光りすぎの仏像ばかりで、目が眩しくなります。
ここ、本堂にはエメラルド仏が安置されていまして、

その手前にある水を、この花使って悪い所にかけると良くなるというので、早速頭にかけてみました。

これは
テリー伊藤似の石像。

王宮前で、そして兵士さん達と記念撮影。




エメラルド寺院に別れを告げて…

次は昼食のために
"バンコクセンターホテル"(Bangkok Centre Hotel)に連れて行かれまして、ここでまたビュッフェ。

…さて難関はこれから。
免税店みたいな所に連れて行かれたかと思うと、

いきなり宝石ができるまでのビデオを見させられ、次に店舗へ案内されてジュエリーやみやげ物を買うよう、強くすすめられるのです。
私がこんな店で買う物あるわけないのですが、下手な日本語を話す店員が付きまとって追ってくる!
店員は下手とはいえ全員日本語を使えるようだし、場内アナウンスも日本語。
完全に日本人観光客目当てでやっているお店のようでした。
旅行会社のツアーってこんな所と癒着しているのですか…JTBさん!!
まぁお金も余裕がある年配の人達だったら、いろいろいらない物買っちゃうんだろうなぁ。
買わない人は追ってくる店員によって外に出され、他の人達が買物してる間を暑い所で待ちました。
で、もう解放して欲しかったのですが…何とさらに、次も高級なブランド品等を販売する免税店。


日本で買うよりは安いのかもしれないけど、私はこうい店で買う物ありませんって!
ここは中にカフェもあったので、ビール飲んで時間潰ししてましたが…何で海外旅行の貴重な時間をこんな風に過ごさなきゃならないの…とほほ…


ここで見つけた、タイ王室と各国の要人の集い写真。
我らが天皇陛下、皇后陛下もいい位置にいましたよ。


タイ王室は古くから日本の天皇家との親交が深いのは有名な話。
ツアーってやっぱり辛い…なんて思って他の人達が買物している間をずっと待ち、ようやくこの日の観光案内は終わり。
一度ホテルに帰ってプールで汗を流し、それから繁華街の
"サヤーム"(Siam)へ歩いて向かいました。


中心地に日本の東急デパートがあり、

その前のステージで歌うイケメンのアイドルグループが、何と日本語の歌を歌っていました!

全く聞いた事無い上につまらない歌でしたが、完璧な日本語だったので、口パクかな?
それを見ているお客の中に、これも日本の秋葉原から発信されたのであろうメイドファッションのカワイ子ちゃんもいました!(うしろで立ってる2人)

ここは
"マーブンクロン・センター"(MBK)。

普通にめちゃくちゃでかいショッピングセンターなのですが、それだけにタイならではの面白味とか異国情緒はありませんね。
入口にはやはり国王の肖像。


伝統的に崇敬を払うよう教えられているのもあるでしょうけど、王室が本当に国民から高い人気を得ている事は、実際に行ってみるとよく分かります。
国民が王室を敬うのは強制的なものではないそうですし、現国王である
ラーマ9世と
シリキット王妃は特に人気が高いのだとか。
次は電車に乗って、


"パッポン・ナイト・バザール"という夜市に向かいました。
このコインみたいなのが、乗車券。

パッポン・ナイト・バザール…ここへ来て、やっと東南アジア色を感じました。



しかしSUPER PUSSYって…いかがわしい店もいっぱいあって面白いです。


雑踏の中を手足の無い物乞いの方が、口で金入れる帽子をくわえて蠢いていたのは凄いインパクトでした…
変な
いやげものとか、いろいろ買物して、それから屋台で30B(100円くらい)という安いラーメンを、汁有りと無しの二種類頼んで喰ってると、




突然の凄い雨!スコールってやつですか。
当然ラーメンの中にもバシャバシャと雨が入ってきます。
急いで店をたたんで移動する屋台の群れ。

私も急いで食べて避難した先は…外国まで来てマクドナルド(McDonald's)。


↑タイ語ではこういう表記です。
ポテトと茶で時間潰して…

なかなか雨が止まないので知らないサッカーチームの顔はめパネルで写真撮ったり。

タイではロナルド・マクドナルド(Ronald McDonald)君も合掌しています。

ようやく雨が止んできたら地下鉄に乗り、またホテル近くの前日と同じ屋台にて、あのカエルの兄さんに挨拶して…

別のタイ料理2種と、またシンハの瓶ビール。



それにしても屋台は安いです。
それから帰りましたが、まだ若干飲み足りないので、ホテルのバーにも行ってみました。
ここはずっと歌手が歌も歌っているような上品な場所なので、私もとびっきりのオシャレをして行きましたよ。



はい、今夜はここまで。そしてタイ旅行はまだ続きます。
- 2008/06/16(月) 23:07:12|
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こんばんは、BRUCEです。
「ココ」で
"タイフェスティバル"レポをしつつ予告した通り、先月はタイ王国へ旅行に行きました。

小学生の時に
ゆでたまご先生の
「蹴撃手(キックボクサー) マモル」、中学生になると
梶原一騎(
高森朝雄)&
中城健による
「紅の挑戦者(チャレンジャー)」、そして
大槻ケンヂ氏の旅行記
「のほほんと熱い国へ行く」を読み、タイに憧れたものでした…
それからある時期には旅本をよく読んでいたので
蔵前仁一、漫画だと
グレゴリ青山先生や
堀田あきお先生等のアジア系旅本も通ったのですが、やはり落ちぶれても元上流家庭の私ですので、虫が多くて熱すぎ、そして汚いイメージのあるアジア発展途上国の国々より、エレガンスなヨーロッパの国々ばかりに目が行ってアジアは後回しになっていました。
自分が住んでる日本国が既にアジアだし…
そんなわけで随分遅くなりましたが、ついに東南アジアのタイ王国へ行ったのです。去年、飛行機の乗り換えで空港だけは行ってましたけどね。
出発日は5月27日。
前日夜は新橋の映画試写会に招待されて、
「クライマーズ・ハイ」を観てました。
原作は
横山秀夫の小説作品で、筆者が上毛新聞記者時代に遭遇した日本航空123便墜落事故をもとに、事故時の群馬県の架空の地元新聞社を舞台にしたあれです。
飛行機に乗る前日に飛行機墜落事故を扱った映画を観のもどうかと思いましたが…。
とにかく出発すべく、まずは成田空港へ行くために乗り換える必要がある上野駅へ。
平日昼間でしたので、
「ココ」で紹介した日は凄い行列のため諦めた有名な丼屋の
"若狭屋"へすんなり入店できました。



これから仏だらけの国に行くからか、ウニ、ネギトロ、イクラの素敵丼を持つ私も仏のような表情です。
腹ごしらえ後は、上野発のスカイライナーで成田空港へ。
出た、このハム椅子!

変なオブジェ!

早く着きすぎて一時間以上、ただ飛び去る飛行機を眺めて過ごしましたが…

ついに出発!!

私は空の上から見る、雲の大陸が大好きです。


機内ではビールを飲みながら、まず取り出した本が…
いとうせいこう&
みうらじゅん共著の
「見仏記 海外篇」(
角川書店刊)です。

これには一部ですが、タイで見仏している箇所があるため読み直しておこうと持って行きました。
そして、
梶原一騎先生に加えて
大山倍達総裁も原作者としてクレジットされてる名作漫画
「空手戦争」(
講談社刊)。劇画は
守谷哲巳先生。

この2巻では、空手で世界ケンカ旅行をする…つまり
大山倍達総裁をモデルとした主人公・
大神達矢が、タイにてタイ式キック、ムエタイ(この時代は"モイ・タイ"表記)と戦う話があるのです。