大悟への道 (旧名・名作漫画ブルース)

名作漫画の紹介 ・・・個人的な旅の記録

劇画(83) 上村一夫 7 戸川昌子 1 「高橋お伝」

高橋お伝は稀代の毒婦であったと人は言う
だが そもそも「毒婦」とは何であるか?
この世に存在するすべての女が毒婦ではないのか?
あらゆる女が毒婦であるというこの見地に立てば…

高橋お伝はただの女にすぎない



今夜の上村一夫作品は、原作に戸川昌子、脚色に岡崎英生を迎えた「高橋お伝」(K&Bパブリッシャーズ刊)です。
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今度は"上村一夫完全版シリーズ/淫花伝"として、実在した悪女の真の姿を描いたノンフィクション作品を2005年に単行本として復刻したシリーズ。その全てが戸川昌子原作、岡崎英生脚色です。
この「高橋お伝」はシリーズ第2弾で、1976年から漫画エロトピア(KKベストセラーズ刊)にて連載されました。

ここで描かれた高橋お伝は、何度も映画化されている有名な悪女…毒婦。
しかしそれも江戸時代最後の戯作者の一人仮名垣魯文「高橋お伝夜叉譚」でモデルとなったために作られたイメージが大半でもあるようです。

幕末の時代に上州で博徒の娘として生まれ、生後すぐに養子に出されてわずか14歳で最初の結婚をしながら逃げ出して…その輝かしい肉体ゆえに男絡みの騒動も多発しながら、ついに運命の高橋浪之助と出会い、結婚。
故郷へ舞い戻ってきたお伝の実の父親である博徒・鬼神の清吉と肉体関係が生まれてしまう衝撃の一夜から…今度は浪之助がハンセン病(癩病)を発病して、始まった看病生活。

とにかく上村一夫先生の時に芸術的に美しい絵が、丹念に一人の女を描いていきます。

浪之助が壮絶な自殺をしたその後は、お伝も浪之助と同じハンセン病にかかりたくて悪行を重ねます。
ハンセン病というのは天刑病とも言うから、罪を犯せばかかるはずだという一念から…

ついには後藤吉蔵の首を切って腹上死させて逮捕され、日本の女性死刑囚最後の斬首刑に処されました。
斬首後のお伝は警視第五病院にて遺体解剖されて、その一部…って性器(女陰)ですが、現在もなお東京大学に保存されているそうです。それも、『異常性欲者の見本』として。
この作品のラストページは、お伝のホルマリン漬け標本にされたその部位の描写で終わるのです。

作者が高橋お伝に対して強い愛情を持って描いているために、この作品に関してはどこがそんな毒婦なのか、むしろ一つの愛に殉じた女の鑑ではないのか、と思わされる部分もありますが…
死後性器がホルマリン漬けにまでされて現在も研究者に見られ続けている高橋お伝、その運命を辿った傑作でした。


あきらめちゃだめだよ波さん……
焦らず 自分が病気だなんてこと忘れてしまうのよ
今は夢なんだって そう思って気持ちを楽にするの………
下牧村を捨てて旅に出たことや
浮草みたいに東京や横浜に転々としたことなんか みんな夢なのよ波さん…
ここは あたしたちの家なのよ……
目が覚めたらあんたは病気なんかじゃないし あたしたちはまた野良へ出かけていって
一日中おてんとう様と一緒に働くことができるのよ
米を作ったり野菜を作ったりして……ね? そうでしょう?波さん……
一文無しで 米びつはもう空っぽで……
それなのに働き口もまだ見つからないなんて そんなことは……
そんなことはみんな夢なのよ 波さん!



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  1. 2009/03/31(火) 23:58:18|
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旅行・紀行・街(59) 東京都小金井市 1 小金井公園…等

今回の旅は、東京都小金井市です。
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小金井市といっても閑静な住宅地であり、ほとんどの人が地味な印象しか持っていないでしょうが、昨年にスタジオジブリ宮崎駿監督デザインによるイメージキャラが話題になりましたね。
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ひどい、適当なやっつけ仕事であると…。

それはともかく世界のスタジオジブリ本社も、「新世紀エヴァンゲリオン」ガイナックスも小金井市にあるそうですから、アニメ製作の拠点としてはかなり重要な土地ではあります。

漫画家でも「沈黙の艦隊」「ジパング」「太陽の黙示録」など、壮大な舞台の大河ストーリーを描いているかわぐちかいじ先生、かたや月刊漫画ガロ青林堂社員で編集長も務めたようなアングラなヘタウマ漫画家でありながら、笑っていいとも!へレギュラー出演する快挙も成し遂げた渡辺和博先生も小金井市在住。

さらに芸能人では中山美穂&中山忍の姉妹に元FAIRCHILDのYOUというポップなスター、そしてあの"風船おじさん"こと、鈴木嘉和氏の出身地でもあるのだから、何だか小金井市に懐の深さを感じてきますね。

で、今回の私が小金井市に行った目的は…ズバリ"小金井公園"でのお花見。
武蔵小金井駅から、
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バスで10分ばかり行くと小金井公園に到着するのです。

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まずはそこのSL展示場。

『国鉄C57形蒸気機関車186号機と国鉄スハフ32形客車2146が連結された状態で静態保存されている』
のだそうですが、この文章で既に私には難しい。
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ここにいた子供達が蒸気機関車の部品はどうとかワケの分からない事を言っていて、でも聞けば松本零士先生のアニメが好きで詳しくなったような事でしたので、それなら分かると「宇宙戦艦ヤマト」「銀河鉄道999」「宇宙海賊キャプテンハーロック」等の代表作の話をして仲良くなりました。
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『男の子が、若者が、一生に一度は迎える旅立ちの日が来たのね。 負けることなど考えてもみない。そして、生涯忘れることの出来ない旅立ちね。
鉄郎、あなたの旅は今、始まったのよ。』
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いい天気だ・・・
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一つの旅が終わり、また新しい旅立ちが始まる。

さらばメーテル。
さらば銀河鉄道999。
さらば少年の日よ。


…と、そんなわけでそろそろ腰を落ち着けて、花見しながら呑みましょう。
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ちっちゃい子を連れてきてくれた友人もいます。
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実は桜の時期にはまだ早かったのですが、小金井公園は広くて素晴らしい。
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桜の木の下で・・・・
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そして小金井公園を後にして、
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小金井市在住の友人宅にて2次会となりました。
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"居酒屋 ときわ"でも一杯。
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いろいろ話してくれたオヤジよ、サバラ。
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〆のラーメンは"鶴亀屋"で。
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次の日、早朝には"百花庵"で朝のそば。
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武蔵小金井駅前の通りには、イイ顔した地蔵がいっぱいいます。
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あとここ。何と石井輝男監督のカルト映画「江戸川乱歩全集 恐怖奇形人間」のポスターを飾ったギャラリーらしき所がありました。
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こんな小金井市はまたいつか、もっとじっくり回ってみたいと思います。
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  1. 2009/03/30(月) 23:05:39|
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劇画(82) 上村一夫 6 コナン・ドイル 1 「名探偵ホームズ全集」

今夜は上村一夫先生の仕事としては異色な、20数年前に出ていた児童向けの「名探偵ホームズ全集」(小学館刊)を紹介しましょう。

探偵・シャーロック・ホームズ(Sherlock Holmes)…アーサー・コナン・ドイルの推理小説の主人公にしてあらゆる名探偵達の元祖。
相棒のジョン・H・ワトスン医師と共同生活をしながら様々な事件を解決する。
いやシャーロック・ホームズを知らない人などこの世にほとんどいないでしょうが、私の中でホームズの顔を思い浮かべる時、それは上村一夫先生の描くそれになるのです。

上記の「名探偵ホームズ全集」は全15巻が刊行されていて、当然ながら全部集めて読破している私…
やはりシャーロック・ホームズ自体も大好きですが、ここでホームズについて語るまではさすがにやってられません。
せめて上村一夫先生が描いた全巻のジャケを観てもらいましょう。

ちなみに上村一夫先生は、表紙のイラストだけでなく、最初に出てくるカラーページ、それに中にも1冊あたり10ページ以上の内容に合わせたオリジナルイラストを描いています。


●1巻「まだらのひも」(「空家の冒険」「運命の指紋」「白い吸血鬼」「金ぶちの鼻めがね」を併録)。
●2巻「のろいの魔犬」
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●3巻「赤毛連盟」(「六つのナポレオン」「ボール箱」「オレンジの種五つ」を併録)。
●4巻「古城の怪宝」
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●5巻「赤の怪事件」(「地底の王冠」を併録)。
●6巻「消えた銀星号」(「くちびるの曲がった男」「死人の手紙」「ボヘミア王の秘密」を併録)。
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●7巻「ぶな屋敷の謎」(「プライオリー学園事件」「エメラルドの宝冠」を併録)。
●8巻「悪魔のダイヤ」(「消えた花むこ」「ボスコム谷の怪事件」「技師の親指」を併録)。
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●9巻「恐怖の棺桶」(「悪魔の足」「潜水艦秘密設計図」「死にそうなホームズ」を併録)。
●10巻「ねらわれた男」(「恐怖の赤い輪」「皇帝密書事件」を併録)。
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●11巻「恐怖の谷」
●12巻「踊る人形暗号」(「三つのグラス」「孤独なサイクリスト」「盗まれた試験問題」を併録)。
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●13巻「最後の地獄船」(「消えた花嫁」「ギリシア語通訳」「曲がった男」「犯罪王対ホームズ」を併録)。
●14巻「消えた名選手」(「ブラック・ピーター事件」「黄色い顔」「裏切り者を消せ」を併録)。
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●15巻「幻のスパイ」(「サン・ペドロの猛虎」「株式仲買店員」「最後のあいさつ」を併録)。
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上村一夫先生の素晴らしいイラストを観てもらうために帯は外しましたが、本当はそれぞれにこんな帯が付いています。
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上村一夫先生がイラストを描いているという理由で昔に「名探偵ホームズ全集」を全巻読んだ私ですが、おかげでコナン・ドイルの小説の面白さにも出会えたわけですし、本の最後にはそれぞれの巻ごとに違う訳者による解説も付いていて、全部読んだらちょっとしたホームズ博士にもなれるでしょう。
シャーロック・ホームズの話題は全世界共通ですからね。少年達には是非とも読んでもらいたいものです。


  1. 2009/03/29(日) 23:13:55|
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劇画(81) 上村一夫 5 「蛇の辻」

今夜の上村一夫作品は、「蛇の辻」(ソフトマジック刊)。
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例のソフトマジックから出た、単行本未発表作品の復刻シリーズ"怪奇エロス傑作選"の第3弾にして、最後を飾る作品になります。

この本には2作品が収録されていて、昨夜の「おきせの乳房」と同じく週間漫画TIMES(芳文社刊)にて掲載された「怨霊十三夜」のうち、『その四夜』として描かれた「蛇の辻」、そして『その九夜』として描かれた「蝦蟇」です。

まずは「蛇の辻」
先日の「鹿の園」では架空の映画企画として登場した、上田秋成「蛇性の淫」をモチーフに構成されています。

舞台は府外渋谷村。辺りが湿地帯となっていて蛇の群れが辻を横切るために"蛇の辻"と呼ばれている、そんな辻の近くに住んでる兄妹が主人公。
さる武家のお嬢さまとの婚姻の話が出た頃から、寝込むようになってしまった病弱な兄に対していけない想いを寄せる妹の小雪
美人なのですが、兄の留守中に兄を慕って自慰行為にふけるような、いけない娘です。

しかし兄の性癖には、とある秘密がありました。
要はホモであるという事なのですが、病弱なのも結婚が嫌でしていたポーズだったのですね。
その兄が隣りに越してきた米次郎という…葛飾北斎の弟子である蛇好きの絵師と恋仲になってしまいました。
北斎の弟子といえば、上村一夫先生の代表作にして日本の劇画が生んだ大名作でもある「狂人関係」捨八を思い出だしますが、米次郎も捨八と多少キャラがかぶる所があって嬉しいですね。
北斎自身の風貌はほぼ同じだし、娘のお栄も一応登場します。

で、兄と米次郎の男同士の絡みを目撃してしまった小雪は、裸になって米次郎にせまったあげくに拒否されて刺し殺してしまいました!
死体を隠してしまうと、空き家になった隣りに北斎の娘・お栄を名乗る女が引っ越してきて、今度は小雪がこの女によって女と女の肉体の快楽を教え込まれる。
上村一夫先生はタブーな愛の形を描くのが得意で、多用もする方ではありますが、ここでは近親相姦→ホモ→レズときてしまいました。それに嫉妬や殺人も絡めているのだから、盛りだくさんです。

この後で葛飾北斎その人と本物のお栄が引っ越してきて、あのレズを仕込んだお栄は偽者だったと分かるのですが、この直後に小雪は蛇の大群によって無残な最期を遂げます。
あの偽のお栄は蛇の化身で、米次郎の敵を討った、という話だったのでしょう。
兄の方も米次郎を失ってからすっかり狂ってしまい、女装して客引きなんかするようになってしまいました…
怪奇エロス傑作選なだけあって、怪奇の要素も見事に表現された怪談の傑作でした。


次の「蝦蟇」は今度は母親に異常な愛情を持つ変態息子・進之介が蝦蟇に似た主人を殺す話でした。
しかしその行為は裏目に出て…最後の死体を伴った登場シーンまで、短編ながらかなり良く出来たミステリー作品になっていて、個人的に大好きな作品でもあります。


あいつは…米次郎はきさまらとは比べものにならぬほど やさしさも思いやりも持っている……!
それに比べておまえら女の醜さときたらなんだ!
その醜いかたちをした肉体は ただ男を喰らうためだけにしか用立たずだッ!
豚め!肉体しか持てぬ豚と同じだっ!



  1. 2009/03/28(土) 23:24:06|
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劇画(80) 上村一夫 4 「おきせの乳房」

続いての上村一夫作品は、「おきせの乳房」(ソフトマジック刊)です。
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昨夜の「鹿の園」に続く、ソフトマジックから単行本未発表作品の復刻で上梓された"怪奇エロス傑作選"の第2弾で、表題作は週間漫画TIMES(芳文社刊)にて1976年11月から掲載された作品になります。
さらに言うと、実はこれは「怨霊十三夜」のタイトルで同誌に連載されていたもので、つまりタイトルの通り十三編の独立した怪談作品の中の『その二夜』として描かれた作品でした。

怨霊十三夜…その二夜「おきせの乳房」です。
女ざかりのおきせが、鳥を描かせたら当代随一という絵師・菱川重信という夫と息子の真与太郎と共に、絵のために江戸を離れて山里で暮らしている時に、偶然出会った逞しい猟師の男と出会い、許されぬ関係に走っていく話。

おきせが真与太郎に乳を吸わせていた、その乳房を見た猟師はすっかり心を奪われて鈴鹿神社の"乳房祭り"の時におきせを手篭めにし、おきせの方も男の肉体が忘れられなくなってしまった…
『強い男に抱かれてこそ はじめて女にはやすらぎが訪れるものだったのね………』
そうして背徳の愛で性の喜びに目覚めたおきせ。

しかし菱川が飼いならしたキツツキがおきせを監視し、果ては襲い…
そして猟師は菱川を殺してしまうのですが、キツツキが傷付けたおきせの乳房からは、鳥の大群が皮膚を突き破って飛び出してくる。
そんな不条理モノの怪談として終わりましたが、人間の嫉妬や妄執を描いた傑作でありました。


さらにこの本には同じ「怨霊十三夜」の『その十一夜』にあたる短編「刺青心中」も収録されています。
こちらも人妻の身である志野が、蛇の刺青を持つ男と出会って結ばれてしまったために知った愛と、待ち受ける終末を描いた悲しい作品でした。


そして…何故か幻のデビュー作品である「カワイコ小百合ちゃんの堕落」と、その続編「カワイコ小百合ちゃんの昇天」も収録されています!
これは1967年に月刊タウン(アサヒ芸能刊)の創刊号にて発表した作品で、イラストレーター志望だった上村一夫先生が、その本名ではなくカワイコ・プロという名義で描いたアメコミ風の画風を用いてオールカラーで掲載したもの。
当時の政治・風俗を皮肉った時事漫画で、もちろん上村一夫作品の持つ特徴はまるでないし、あまりにもつまらないのですが…それも歴史として、貴重な作品ではありました。


こいつを彫った彫り師が言ってやした…
この蛇は人間の業を嘆き悲しんでいる蛇なんだと……
それがわかるあんたも きっと淋しい女(ひと)なんでしょうねぇ……



  1. 2009/03/27(金) 23:29:18|
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劇画(79) 上村一夫 3 鈴木則文 1 「鹿の園」

次なる上村一夫作品は、映画監督・脚本家の鈴木則文氏を原作者に迎えた作品「鹿の園」(ソフトマジック刊)です。
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これはソフトマジックが2002年に"怪奇エロス傑作選"と題して、上村一夫先生の単行本化されていなかった作品を3作連続のシリーズで刊行してくれたモノで、これ以降また再評価と復刻が進んだ事を考えても、有難い企画でした。

当然私も飛びついて買った、まず第1巻となる「鹿の園」は映画監督としても個人的に大好きな鈴木則文監督が原作なのですが、この監督は何といっても菅原文太主演の超名作「トラック野郎」シリーズのコミカルなイメージが強いでしょう。
しかしこの作品は上村一夫先生の退廃的な絵柄と作風に合わせた内容になっていて、また何ともエロく、変態な全1巻ですね。
1976年の漫画ジョー(廣済堂刊)にて連載スタートして、6回の掲載で終わらせています。

タイトルは18世紀のフランス王ルイ15世のためにヴェルサイユ宮殿に開設した娼館の名で、またノーマン・メイラーの小説でも同タイトルの作品がありますが…
舞台はまだ華やかだった頃の映画界。一人の美少女を通じてその内幕をスキャンダラスに暴く内容になっています。

京都に降り立った主人公の綾小路若葉
彼女の母・綾小路芙美は、かつて梓ふみ子という名で映画女優をしていましたが、ある日撮影所の中で謎の自殺を遂げていました。

撮影所に現れた若葉を、村瀬高之という映画監督志望の助監督がいきなりやっちゃって話が始まります。
若葉を見て心を動かされたのは他にもいて、かつての大監督・牧口建造、それに東旺映画社長の中田松之助らは乱交しながら上田秋成「蛇性の淫」を若葉主演で撮る相談をしますが…

村瀬高之と牧口の妻・真弓が共謀して牧口をガス中毒させますが、そこに若葉が入ってきて三人が共犯となり、牧口を口のきけない廃人にして家に飼う事となるのです。
この老人を鎖でつないで庭の散歩し、その目の前で乱交したりとヤバい描写が続きます。
そして若葉の母・梓ふみ子の自殺の謎が分かり、現在の登場人物達に待ち受けている運命も分かるのですが…
最後の最後に綾小路若葉にまつわるもっと大きな謎が出てきて終わる作品でした。

映画の撮影所に現れる白蛇や、他にもいろんな要素が合わさって見事にエロスとホラーを融合させ、傑作中篇に仕上がりました。
巻末に上村一夫先生のアシスタント出身である岩明均先生や、本作の原作者である鈴木則文監督の貴重な話も収録していいて、ファンには嬉しいサービスです。


お前の作品も お前の主演女優も お前の女房も 今は俺のものだ!
十五年も俺を犬畜生扱いしてきやがって!
何が世界的巨匠だ!貴様は才能なぞひとかけらも持ち合わせちゃいない俗物だ!



  1. 2009/03/26(木) 23:11:41|
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劇画(78) 上村一夫 2 「凍鶴」

そろそろ私が最大級に敬愛する、そして熱心に著作を集めてきた上村一夫先生の作品群も少しずつ紹介していきましょう。

上村一夫先生といえば芸術性の高い美しく叙情的な絵と内容の名作を数多く上梓してきた"昭和の絵師"で、45歳の若さで夭逝した天才であるわけですが…

レアな単行本が多い中から、まずは手に入りやすい所を選んで「凍鶴」(小学館刊)。
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女性が主人公の作品ですが、上村先生得意の美しい女の絵ではなく鶴の写真がジャケですね。

ビッグコミックに1974年から1980年までという長い期間、断続的に掲載されたもので、1992年の上村先生が亡くなった直後に初めて小学館叢書で単行本化されたのですが、雑誌掲載全16回のうち14回分しか収録されていないのが残念です。
こちらは、同内容で1996年に刊行された文庫版。
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主人公はつると呼ばれる少女です。
30円(米一俵の値段)で"松乃屋"に売られてきて、芸者見習いで使い走りの"仕込っ子"として働きながら、一人前の芸者を目指す…つまり舞台は花柳界。
多くの人には全く馴染みのない、そして既に失われた華やかな世界についての勉強にもなりますよ。
華やか、とは言っても外からそう見えるだけで本当はその陰に暗さがあって、上村一夫先生が描くのは当然ながらその暗い部分が中心になります。

時代はスタートが昭和初期あたりで、満州事変等の時代の流れと平行して進んで行きます。

さて、つるが何故つると呼ばれているのか。
それは売られる前、寒い故郷で子守をしていた時から凍えた足を温もらすために、いつも鶴のように片足で立っていたから。花柳界へ売られてきてからもその癖は直らなかった、と。
そのつるの貧しい故郷というのは、どうやら新潟らしいです。
糸魚川から来た若者に、『わたしもそこから近い所で生まれ育ったんです。』と話すシーンがあるので。

最初の仕込っ子時代は、第1話目からして届け物に行った先で寝たきりになっている男の子に頼まれて裸を見せてあげて、喉に詰まった痰を全裸で吸い出してあげる…という初めての接吻から、最後のオチまでショッキングなのエピソードで幕を開けます。

それから身請けする旦那との初床の前に逃げ出して、処女を捨ててきちゃった美人芸者・花千代の話、格式の高い深川芸者・桃千代が松乃屋で働きたいと申し出てきたその目的と悲劇があり、それからつると同じ片足立ちをする鶴千代という姐さん。
この人につるも片足立ちを見せて、すぐに自分も同じ寒い故郷で子守をやっていた事を分かってもらえるのですが、その時のつるの表情がいい。鶴千代はその晩に血を吐いて倒れますが。

それから男のイジメっ子達に囲まれて無理矢理に性器を見られたり、いろいろありながら成長して…
一人前の、それも花柳界に名を残すほどの美しい名妓になったつるは、鶴菊と名を改めてお披露目の日を迎えました。

それからも続いていくのですが、つる以外の登場人物は、1話ごと消えていく芸者や男達ばかり。
いや悪知恵の働く松乃屋のお女将さんと、後半はつるに仕込っ子として付いたが周りで動き回っています。

こんなに抒情的で素晴らしい絵でありながら、人間の内面的な心情描写も素晴らしくて、その上ちゃんと面白い。
少女時代からの成長をじっくり見ているから感情移入しやすくて、売れっ子になってからもまた世の中の辛さを味わったり…どうせなら続きを読んでその生涯を最後まで見届けたかったものです。


つるちゃんは自分がなんにももっていないと思ってるでしょう。
お金も………お家も………それから…きれいな着物も………
だけど、もっているのよ…女の…女だけの肉体を…
いくら売れてきたからって……
自分の肉体と心までは売ってはだめよ……
気がついたときには、もう遅いんだから。



  1. 2009/03/25(水) 23:46:34|
  2. 劇画
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楳図かずお邸 4

ちょっと古い話になりますが、楳図かずお邸を巡る一連の裁判は、無事に楳図かずお先生が勝訴しましたね。
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もう一年半くらい前に、近隣住民2人が『周囲の景観を損ねる』と楳図邸の建設中止を求めた時は大きなニュースになりましたが却下され、昨年赤い塔付き赤白縞の邸宅が完成したら今度は外壁の撤去を要求してきて、撤去するまで2人に毎月10万円ずつ支払えと求めてきたのでした。
金を掠め取るのが目的だったと、ついに本音を現したこの訴えた2人…どうやら有名なクレーマーみたいな人だとか言われてますが、まぁ楳図かずお先生という著名人が変わった家を建てると知って甘い画策をしたのでしょう。恥ずかしくないのでしょうか…とにかくファン達は訴えが棄却されてホッとしたでしょう。

私も「ココ」「ココ」「ココ」と3回に渡って建設中の楳図邸の様子を赤白ボーダーTシャツ着て紹介してきましたが、完成してからは楳図かずお先生がもう中に住んでらっしゃるのでしょうし、その姿をサッと確認するだけで去るようになりました。
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とはいえもはや観光名所化しているようで、いつ通りかかっても写真撮ってる人はいますけどね。
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とにかく今回は完成後の報告をしてなかったのを思い出したためにする、簡単な楳図かずお邸紀行、でした。


  1. 2009/03/24(火) 23:09:30|
  2. 古本 番外編
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藤子不二雄(21) 「新オバケのQ太郎」

藤子不二雄先生の「新オバケのQ太郎」(小学館刊)です。
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ご存知、藤子不二雄…つまり藤子不二雄A先生と藤子・F・不二雄先生による最後の合作作品がこれ、「オバケのQ太郎」の続編である「新オバケのQ太郎」です。

まず「オバケのQ太郎」ですが、1964年に週刊少年サンデーで初めて登場したコンビ初の大ヒット作で"藤子不二雄作品の原点"とまで呼ばれるほど重要な作品でもあり、3度のアニメ化もされている正に国民的な存在ですね。通称オバQ。
しかし、二人の藤子不二雄先生はおろか石森章太郎先生や赤塚不二夫先生やつのだじろう先生等の"スタジオ・ゼロ"メンバーまでもが作画協力しているために版権の問題が複雑になり、単行本が全部絶版になったまま20年以上が経ってしまいました。
いや絶版になっている理由としては、他にも諸説あるのですが、とにかく現在は新刊では入手できず、古本市場でも高値で取り引きされているのです。

実際に初期「オバケのQ太郎」は、今でいう藤子・F・不二雄先生がQ太郎藤子不二雄A先生が正太を描き、赤塚先生が背景、石森先生がよっちゃんゴジラを描いているのだから…豪華すぎます。だからこそ、これでは今後も復刻は難しいと予想されます…

そして今回紹介する「新オバケのQ太郎」は、「オバケのQ太郎」の連載終了から5年後に読者の要望に答えて小学館の学年誌上で1971年から1973年まで連載された作品で、単行本はてんとう虫コミックス版で全4巻。
今度はほぼ藤子・F・不二雄先生が描いているように見えるのですが、こちらの方が作品の完成度が高いのです。
いつの時代になっても面白く読める普遍性があって、微笑ましく、やさしい気持ちになって可愛いキャラ達を見守ってしまいます。

誰もが知ってるとは思いますが、一応簡単にキャラクターのおさらいをしますと…

主人公のオバケがQ太郎ことQちゃんで、竹藪で生まれて普通の家庭(大原家)に居候し、そこの息子である正太と親友になりました。
とにかく無芸大食で、犬が苦手。空を飛べるし消える事も出来ますが、化けるのが苦手。
あの姿ですが一枚布の服を着てますので、3本の毛と目と口、そして足の一部だけしか見えてないんですよね。

他のオバケはアメリカ・テキサス出身の出来るヤツ・ドロンパ、口が可愛い柔道の達人で乱暴な女オバケのU子、Q太郎の妹で美少女オバケのP子、その下の弟が「新オバケのQ太郎」から登場した『バケラッタ』のO次郎ですね。

そのオバケ達がそれぞれの家に居候しているわけですが、そこにはほとんど子供がいて、QちゃんとO次郎がいる大原家は弱虫だけど優しい正太とその兄の伸一、ドロンパだけ子供がいないカミナリ親父の神成雷蔵と住んでいて、U子は人間ではヒロイン役のよっちゃんこと小泉美子の家、P子はユカリちゃんちなのですが新オバQではユカリは出てきません。
この全て家の主人達はオバケの事も実の子供のように扱っていて、なかなか泣けます。

他にジャイアンの原型キャラとなった乱暴者がゴジラこと西郷強、その子分のキザオ、イナリ、タヌキ、発明好きでダブダブの服を着ているハカセは新オバQでは眉毛左目右目でハ、カ、セの字になっていて受けます。
河伊伊奈子という伸一が憧れるクラスメートは新オバQのみの登場でした。

FUZIKO-ghost-Qtaro3-4.jpg

さて「新オバケのQ太郎」は続編という事で、Qちゃんが5年ぶりに大原家に帰ってくる話から始まりますが、この1話目がいきなりいいのです。
懐かしの皆に弟のO次郎も連れて会いに来たのに、何故か皆は冷たくあしらう…喜んでくれたのが神成さんだけだったのですが、それはドロンパが頻繁にQちゃんに化けて皆を騙していたからで、本物だと思われなかったのです。
ドロンパの居候先の神成さんだけはそれを受けて無いから喜んだと。
ショックを受けたQちゃんはあわやオバケの国に帰ってしまう所でしたが、とにかく無事に再会を涙流して喜び合えました。

そして例によって藤子不二雄先生お得意の、いやこの作品から得意になる生活ギャグ漫画が続いていくのです。
F先生が描いているので、特に絵の可愛らしさに胸キュン間違いなしですよ。

新オバQにおいては、新オバQのみ登場のO次郎が重要ですが、この子は本当に可愛い。
赤ん坊オバケなので『バケラッタ』、または『カエラッタ』『ハテラッタ』『ドコラッタ』『ナニラッタ』『バカラッタ』…等とにかく○○ラッタしか言えないのですが、実は『バケラッタ』一つ取ってもニュアンスの違いがあって、これで多分全ての日本語くらいは話せてるのです。ただ、Qちゃんしか理解できないのですが…
しかし既にばけるのはQちゃんよりはるかに上手で、タヌキが弟子入りするエピソードもありました。

絵もお話も完成度が高いから、描かれた時代が古いのも子供向けなのも関係なく、普通におっさんが読んでても吹き出してしまいます。何て面白いんだ…

Qちゃんのマヌケぶりったら完全に白痴の域に達していて、やる事なす事面白い。
U子には柔道の稽古相手にされたり、家事をやらされたりしてばかりなのに一途に愛し続け、
『あの美しさは、この世のオバケともおもえないもんねえ
ギョロッとしたあのひとみ。ぶあついくちびる。ふとめのほっぺた。はげた頭。』

…と褒めています。

大飯ぐらいが個性と言えるQちゃんですが、正太達が子供ばかりのくせに"やみじるパーティー"として…つまり闇鍋をする話では、靴下や草履なんかも喜んで全部食べてしまいました。
そこまで何でも食べると早く知っていたら、ママも家のご飯をいつも全部食われなくても良かったのに。

F先生の絵だから気付かないかもしれませんが、実はかなりブラックなネタもあったりしながら進むこのドタバタ劇の最終話は…
Qちゃんが一人前のオバケになるためにオバケ学校へ入ろうと決意したため、また正ちゃん達と別れてオバケの国へ帰る話でした。
この悲しい悲しいお別れの日も、最後までうっかり者のQちゃんが帰る日を一日勘違いしていて、でもそのおかげで正ちゃんとゆっくり話が出来る事になりました。
『今夜はねないでしゃべりあかそう
ずうっと今夜だといいね。いつまでも いつまでも。』

そうして二人が語り合うシルエットで終わり。


いや~、愛すべき名作です。
古本コレクターは普通、レアな本を自分が持っていたら再発されるのは絶対反対するわけですが、こればかりはそんな小さい事ではいけません。是非とも次の世代にも広く読み継いでもらいたいと思います。

ちなみに、この「新オバケのQ太郎」のさらに続編に当たる作品もあるのですが…
それは1976年に月刊少年ジャンプで掲載された読み切り作品「劇画・オバQ」
オバQ最後の作品となったこれが、別れから15年後のエピソードで…もはや完全に大人になった正ちゃん達に、相変わらずのQちゃんはすれ違い、来なきゃ良かったと今度は本当にすぐオバケの国へ帰って行く、シリアスで切ない作品になってしまいました。
まぁこれに関しては続編というよりあくまでパロディであり、ギャグ漫画を劇画にして遊んでみただけ…だと思いたいですね。
いや、大人になって社会で苦労している身としては「劇画・オバQ」の正ちゃん達の方がよほどリアルで気持ちも分かるし、劇画として面白いのですが…やはりあのオバQとは別物と考えたい。


オバQは他の漫画家の様々な作品や別ジャンルにも影響を与えていますね。
これはただ名前使われただけですが、あの「ジョジョの奇妙な冒険」の第三部で、空条承太郎がエンヤ婆の宿に泊まった時に警戒して名前を『空条Q太郎』と書いたエピソードが妙に嬉しかったのを思い出しました。


正ちゃんがそんなことするわけないじゃないか。
日本の人口が一億として
九千九百九十九万九千九百九十九人が正ちゃんをうたがったとしても、
ぼくだけは信じるよ。



  1. 2009/03/23(月) 23:40:05|
  2. 藤子不二雄
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ホラー漫画(46) 三原一晃 1 「恐怖バラ屋敷」

今夜は三原一晃先生の「恐怖バラ屋敷」(立風書房刊)です。
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この方も、このレモンコミックスの後ろにプロフィールが書いてあるので、それを書き写すのが早いですね。

●国籍 満州生まれの大連育ち。昭和50年4月13日=日本にやって来て、まもなく帰化。
●性別 男性
●年齢 24歳とも66歳ともいわれるが、はっきりした年齢は誰も知らない。
●住所 東京近郊のある森のツタの絡みついた古い洋館に、ひとり淋しく住んでいる。しかし、正しい住所を知っているものは誰もいない。ただ、洋館の中には、いつもロウソクの火がともり、黒豹のように大きくて黒い猫が一匹飼われているという。
●素顔 つねに仮面をかぶっている。これまでに七種類の仮面をつけていたので、人は、「七つの顔を持つ紳士」とか「仮面紳士」と呼んでいる。

だそうです。
この自作自演して雰囲気作っている通りのゴシック・ホラー(と呼んであげましょうね)作品が「恐怖バラ屋敷」

荒れたバラ屋敷に怖い顔のばあやと共に引っ越してきた少女・野原由紀が本作の主人公です。
由紀のひいあばあさまはエレン・タスラーといってイギリス貴族の出であり、そのタスラー家の五百年前の当主が、国王に召しかかえられていたバラ係りのクレオ家を卑怯な手段で追い落として王宮入りし、しかもクレオを拷問して殺した事から怨念を受けて呪われた血筋となっているのだとか…

引っ越してきて初めて友達になったと、その弟のが数少ない登場人物なのですが、由紀の血を輸血した豊が呪いにかかって体中からバラのトゲが生えてしまい、その後バラ屋敷のバラに吊るされて死んでしまいます。
この間に豊のトゲに触れて倒れた(死んだ?)看護婦の事は無視されています。

実はばあやがクレオ家の子孫であり、全てはタスラー家の血筋を絶やすために母親の代からメイドとして潜入していたというのですが…この回りくどい復讐に感服しました。

そして動物のように襲ってくる赤いバラを操ってタスラー家最後の一人である由紀を殺そうとしますが(何故今までそれをしなかったのかは謎)、既にばあやに殺されていた由紀の母の死体から生えていた白バラが助けてくれる…という話。
最後はアクション漫画のようにバラが戦い出し、ついにはばあやを倒すのですが、由紀も死んでしまうラストでした。

なんじゃこりゃー…と、レモンコミックスの作品に言っても虚しいのですけどね、ムッシュー・田中先生をさらに下手にした劇画的な絵でいくつか見所あったかもしれません。


由紀!
お前が最後の一人じゃ
私はお前を殺すために悪魔に身を捧げた
復讐の鬼となってお前を地獄の底へつきおとしてやる!
思いっきり苦しんで死ぬがよい!



  1. 2009/03/22(日) 23:55:55|
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SF漫画 (11) 鬼頭莫宏 1 「なるたる 骸なる星珠たる子」

今夜は鬼頭莫宏先生の「なるたる」(講談社刊)です。
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まずは作者の鬼頭莫宏先生から紹介すると、1966年生まれの愛知県出身で、デビューは1987年に週刊少年サンデー(小学館刊)にて「残暑」でしているそうです(当時は鬼頭知広名義)。
しかしその後は泣かず飛ばずで会社勤めやアシスタントをしながら再起を目指し、時を経て1995年に月刊アフタヌーン「ヴァンデミエールの右手」を描き再デビューした方。

次の「なるたる」は無事にヒットしましたが、他に代表作となったのは現在も月刊IKKI(小学館刊)で連載中の「ぼくらの」でしょう。
後者はあのジョージ秋山先生の名作「ザ・ムーン」に範をとったと公言しているのだから、嬉しいものです。この2作品は共にアニメ化もされていますね。

さて今回は「なるたる」
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月刊アフタヌーンで1998年から5年と少しをかけて連載された作品で、単行本は全12巻です。

気になる変なタイトルは、小さくサブタイトルになっている『骸なる星 珠たる子』のひらがな部分を取ったもの。
そんあの訳分からないですよね…そんな所からも想像が付くでしょうが、表紙絵だけ見られると思われるであろうアニメっぽいキャラの顔や雰囲気とはイメージが合わない、意外とシリアスで大人向けの内容となっているのです。
特に物語後半の暴力描写、性描写は激しいものがあり…文字通りセックス&バイオレンスでシリアスな作品に仕上がりました。

主人公は当初小学6年生だた玉依シイナという少女で、祖父母の住む島でおぼれた時に助けてくれたのが、星の形をした異生物"ホシ丸"
この生き物が限られた少年少女だけが使える、そして持ち主の意識とリンク(チャネリング)してそれぞれの能力を発揮する竜の子竜骸等と呼ばれるモノだった…
こう言ってしまうのも何ですが、正に荒木飛呂彦先生の「ジョジョの奇妙な冒険」におけるスタンドみたいなモノです。

『竜 鬼 妖怪 妖精 天使 悪魔 人魚 化物 そして神仏
これら形而上の存在として語られてきたものの依拠するところは「竜の子」に一元化される
彼らの繁殖のイメージの希薄さ その理由もここにある
彼らは繁殖などしない 生物などではない 生命を持たない』

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シイナの本名は漢字表記のなのですが、何故カタカナ表記にしているのか…それとこの名前にまつわるいい話も物語終盤で明かされます。
明るい性格でスポーツチャンバラの名手、パイロットの父親俊二と二人暮らしで料理も上手、やってみれば勉強も誰より出来る…そんな少年漫画の主人公らしい少女。

しかし出来すぎてる感じがイマイチという読者も多いでしょう。
そこで佐倉明という内向的な対人恐怖症のイジメられっ子が登場するのです。
このアキラちゃんと呼ばれる少女も竜の子"エン・ソフ"とリンクしていて、守ってあげたい的な可愛いキャラ。
しかし父親を殺害して少年院に入る…という、暗い展開を見せてきます。迎える最期も衝撃的。

さらに「なるたる」において、竜の子を用いるのはシイナ達や味方と呼べる鶴丸丈夫古賀のり夫らだけではなく、他の一派…要は敵側の者たちも登場してきてまた面白くなります。

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"黒の子供会"なる須藤直角をリーダーとした竜の子保持者たちの思想は、世界をリセットして自分たちの理想である、賢者は生きて愚者は死ぬ…差別がつくる平等な社会を造ろうと夢見ています。

『僕達はこの疲弊した社会を変えることができる
因習や慣習や社会通念や常識や そんなものに縛られない 自己の批判と改革のできる
自ら考えられる人間で構成された社会 自ら考えることのできない人間は滅び去る そんな社会
それは痛みを伴う社会だ 痛みは思考を明晰にする』
と。

彼らと対立し、また国家機関や在日米軍とその竜の子までもが登場して物語が膨らんでいくのですが、何しろ時にオムニバス形式になりながら予想が付かない衝撃的な展開が凄く、何度もシイナの危機を救う"イカツチの乙姫"や他にも謎も多い作品ですので…それぞれの顛末を書くのは止めておきましょう。

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1巻の時点からしっかり構成されたSF物語で、何と宇宙…太陽系以外の惑星も関わってくるし、これだけ言っちゃうと地球はほぼ破壊され尽くし、人類も2人だけしか生き残りません。
そこまで話の規模が大きくなるラストは付け足し、というかあらかじめ決まっていた結末でしかなくて、そこに至る過程の描写が凄いのです。

次々と死んでいく登場人物。
壮大な力への畏怖の念に襲われた時の人間達の行動とは…ってこの最終話で見える民衆の狂気は数十年前に描かれた「デビルマン」そっくりですけどね。
単純に竜の子のデザインや描写を楽しみに読むのも良いでしょう。

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それでは、物語が終焉を迎えて最後になったセリフでお別れしましょう。


大丈夫
気に入らない世界なら わたしがまた潰してあげるから
竜たちの乙姫は様々な思考の回路
それを使ってあんたはやりたいようにやればいい
命は代替がきくから 命たりえるんだから



  1. 2009/03/21(土) 23:43:14|
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月刊漫画ガロ(64) 福満しげゆき 6 「カワイコちゃんを2度見る」

福満しげゆき作品をもう一冊続けて、次は「カワイコちゃんを2度見る」(青林工藝舎刊)です。
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福満しげゆき先生の2冊目の単行本で、アックスや他のもっとマイナーな雑誌で発表した作品、または未発表(ボツ)作品の16編で構成されています。
ボツ作品も含めてかなり面白く、福満先生の欲望とか妄想とか強迫観念とか少しフェチ入ったエロさとか諸行無常の世の中とか、丁寧に描き込まれた絵柄の中で表現されていますね。そして私は、こんな素敵なイラスト入りサイン本で所持しています。
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この本で唯一、3話に渡る連作になっているのが「日本のアルバイト」で、これはジョージ・A・ロメロ監督によるゾンビ物の設定を下敷きにしておきながら、例の冴えない青春を送る主人公を描く…傑作。
まだ若い主人公が部屋に置いてあったギターをじゃまだと押入れに片付け、
『ホントはもう…とっくにあきらめてたじゃないか……』
とつぶやいて終わる2話目は寂しすぎます。
3話目、つまり描きおろしになるこのシリーズの完結編なのですが、このラストも襲ってくる不安を表現したものでした。
実は上手いアクションも描いてるし、まさに福満色が全開の名作。

他に福満しげゆき作品では初の映像化もされた「景色のキレイなトコに行こう」や、福満版ドラえもんなのか「飼ってはいけない居候」は吹き出しちゃうくらい面白いし、ガロ入選作品となったデビュー作と同じくカニバリズムネタを使っている「事情聴取」にラストの表題作でシュールな悪夢みたいな「カワイコちゃんを2度見る」・・・
他の作品も含めて、基本的にはどれも面白いと自信を持って薦められる作品集でした。


夢をみて生きた人のなれのはてか…
僕もか…



  1. 2009/03/20(金) 23:07:58|
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月刊漫画ガロ(63) 福満しげゆき 5 「まだ旅立ってもいないのに」

今夜は久々に福満しげゆき作品で、初の単行本でもある短編集の「まだ旅立ってもいないのに」(青林工藝舎刊)です。
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福満しげゆき先生といえばデビュー前からガロの読者投稿コーナーである"4コマガロ"(4ガロ)の常連投稿家だったわけですが、本名の福満茂之名義で本誌にも入選してデビューしたのが1997年2月号の「娘味」
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この時は嬉しかったですよ~。4ガロで大ファンだった福満しげゆき(福満茂之)先生の記念すべきデビューに加え、あの超名作「Palepoli」の連載を終了させてしばらく休んでいた古屋兎丸先生がさらなる問題作「エミちゃん」の連載を初めてますし…
この漫画マニア達の間で異常に騒がれた「エミちゃん」はガロの問題で連載中断しましたが、後に二冊目の単行本「Garden」に収録されています。
そして超蛇足ながらですね…この号の4ガロに、この私の投稿漫画も載っています!そう、私も実は投稿漫画部門の4ガロに何度か載せてもらっていたのです。今度から、あの福満しげゆき先生や古屋兎丸先生とガロで共演した事を自慢のネタにしよう。
(あまりにもひどい漫画なので、見せてと言われたら困りますが…)

さて単行本「まだ旅立ってもいないのに」に話を戻しますが、何故かこれにはデビュー作「娘味」は収録されていません。
カニバリズムや親殺しを題材に使われている作品だからまずかったのでしょうか。

収録されているのは11編で、そのほとんどは確実に福満しげゆき先生の自伝的作品であると思える、ネガティブ思考あふれる傑作揃いです。
暗い青春の悩みを描く名手の福満作品、確かにどれもそうなのですが、その設定はシュールな夢のような話だったりSFだったりする事もありますが、共通しているのは気の弱い主人公のネガティブ思考と言えるのではなしでしょうか。
その声があまりにもリアルで、いやそれは不特定多数ではなくて思春期にガロなんか読んでたような奴(絶対モテない)だけが対象なのでしょうが、響くのです。

しかもよく分からない芸術作品なんか一つも無く、ちゃんと読者の目を意識したエンターテイメント作品としても面白い…と、私は思います。
読んだ事が無い方は勘違いするかもしれませんが、こんなテーマながらも本気で暗いわけではなくて、むしろ笑える…と、私は思います。
初期作品にして、これらの絶妙なセンスや目の付け所は素晴らしい。

表題作「まだ旅立ってもいないのに」のような幻想作品を始め、ハズレなしと言えるほどいい作品ばかりなのですが…
ラストに収録されている「知らないトコロの知らないロボット」。これはデビューしてすぐ後のガロに載っていた作品でしたが、たった8ページの短編で夢と現実を交互に、そしてその位置を間違えている少年の話の傑作で、感動したものでした。
これはずっと前に紹介した「10年たって彼らはまた何故ここにいるのか・・・」(幻堂出版刊)という、
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デビューの前に描いて初めてガロに持ち込み、ボツを喰らっていた作品と同じく少年とロボットの話で、空想や妄想という世界を描いた内容も共通しています。

そう、後にこの「10年たって彼らはまた何故ここにいるのか・・・」が限定500部とはいえ本になった時も驚いたものでした。
これはカバーを外すと出てくるバージョンの表紙↓
FUKUMITSU-junen2.jpg

本当に好きで、しかも同世代であるためデビュー前から見れている思い入れもある漫画家で、ずっと売れて欲しいと願っていた福満しげゆき先生は順風満帆に…
とまではいかずにマイナー誌やエロ本を中心にして描いていて、見かけると買うようにはしていましたが、モーニング(講談社刊)で「僕の小規模な失敗」の続編「僕の小規模な生活」の掲載開始した辺りからでしょうか。
徐々に徐々に名前を巷で見かける事が多くなってきて、今年はついに少年誌、しかもド級のメジャー誌である週刊少年マガジンにも進出して「東村山あたりの夕日」を掲載しましたからね。
この歴史的な日は私、一人で祝杯を上げた(大勢でワイワイは福満しげゆき先生に似合わないし)ものでした。

「あしたのジョー」「巨人の星」「空手バカ一代」「愛と誠」も「デビルマン」「ゲゲゲの鬼太郎」「天才バカボン」「釣りキチ三平」も、少年マガジンから生まれた…
「翔んだカップル」とかの'80ラブコメ路線こそ全く興味ないので知りませんが、私の世代だと「コータローまかりとおる!」「湘南純愛組!」「カメレオン」「疾風伝説 特攻の拓」「金田一少年の事件簿」「GTO」「サイコメトラーEIJI」あたり…
現在でも「はじめの一歩」とか「ゼロセン」なら読んでる方も多いでしょう。

そして今、福満しげゆき先生の「東村山あたりの夕日」ですよ。
エロ本で修行していたキャリアを生かして、今やセクシーな女性を描かせても第一人者となった福満先生!
今後の活躍にも大いに期待したいと思います。でも敗北感あふれるのが魅力の作風はあまり失わずに…


何で僕はいつもこうなんだ…
世間はいつだって華やかじゃないか…
それに比べて僕は何なんだ…
恋人もいない……
…と言うか友だちもいないじゃないか…
味方はどこにもいないのか…



  1. 2009/03/19(木) 23:27:44|
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月刊漫画ガロ(62) 秋山亜由子 2 「虫けら様」

今夜は秋山亜由子先生の「虫けら様」(青林工藝舎刊)です。
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つい先日2冊目の単行本になる「こんちゅう稼業」を紹介したばかりでしたが、やはり単行本デビューに当たる「虫けら様」も紹介しなくてはならないと思い直しまして。

何といってもこちらには1992年の月刊漫画ガロに載せたデビュー作「一人娘」が収録されていて、これが名作なのです。
嫁入り前の一人娘を亡くした父親が、死んで虫(魂を運ぶ存在)の花嫁行列に加わって蝶になって巣立っていく娘と最後の会話を交わす…悲しいファンタジーの短編でした。
70年代のガロに載っていてもおかしくないような雰囲気を持ち、ちょっとだけ難しくて自分で意味を考えさせるような…こんな作品が個人的に大好きなのです。

そして単行本のトップに収録されているのが「瓢箪虫」という、法師と瓢箪に住みついた虫のやり取りの話で、これもいきなり名作ですのでね。
一番長いのが表題作の「虫けら様」で、ガロで5回に分けて掲載した力作。
擬人化されて登場する虫たちは妖怪のようだと思えますが、「稲虫」「土蜘蛛草紙」などは完全に妖怪漫画。
もちろん他のも全て虫か、または人間以外の生物がメインで登場してきます。
そして巻末には近藤ようこ先生との対談も収録されている!

虫の生態に詳しくない私のような読者は、それを細かく描かれた秋山亜由子作品で勉強でき、幻想物語と共に美しい絵を楽しめる…凄いです。
貴方も是非、大人のための昆虫メルヘンを楽しんでみてくださいね。


この中に多分 奴らをだまくらかすニオイが詰ってんだよ
あたしゃね 何でこんなモンが頭の上に乗っかってんのか、実はずっと疑問だったんだ
でもやっとわけがわかったよ
あたしら始めから ここに住むように出来てたんだね
苦労しておマンマ集める暮らしなんて考える方が間違ってたんだ



  1. 2009/03/18(水) 23:17:47|
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「忍者ハットリくん」のニンニングラス、「笑ゥせぇるすまん」の魔の巣(居酒屋 ペルル)

こんばんは。
今夜は久しぶりに漫画関連のグッズを紹介します。

このブログでは先日、三回に渡ってアップしたばかりでもある藤子不二雄先生の「忍者ハットリくん」"三ツ矢サイダー"のコラボレート品で…

ニンニングラスです。
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幼少時代からハットリくんを大好きな私、実家には他に置時計や子供用茶碗なんかも残ってますし、このレアな組み合わせの下敷きの写真は前に載せた事もありますが、
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とはいえ別にハットリくんグッズを集めているわけではありません。

ただ、このニンニングラスだけは私には格別な思い入れがあり…
辛くてどうしようもなく、暗い部屋で一人で泣きながら安焼酎をあおり、空の星でも見ようと窓を開けたら都会の空は汚くてそれすら見えない、そんな時にこのニンニングラスへ酒を注ぐと、ハットリくんの
『辛抱するでござる。忍(ニン)、忍(ニン)。』
という声が聞こえてきて励まされ、またもうちょっと頑張る決意をしたものでした。
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ところでこのニンニングラスの箱には、
『冷たい三ツ矢サイダーを注ぐと絵の色が変わる不思議なグラス』
と表示されています。

で、実際に入れてみると…
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まだまだ忍、つまり忍ぶ心が足りない程度の冷たさでは変わってくれません。

もっとギンギンに冷やしてから入れると…
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いや、やはりよく分かりませんかね。ハットリくんは忍びの者ゆえ、目立ってはいかんのでござる…か。


続いてはこの写真を見てもらいましょう、居酒屋 ペルル・・・・
saginomiya-perle1.jpg
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ここが何かと言うと、同じく藤子不二雄先生が生んだ名作「笑ゥせぇるすまん」に出てくる店のモデルとなった店なのです!!
となると…そう、喪黒福造行きつけのバー"魔の巣"ですね。

場所は東京都中野区鷺宮。先日この付近に住んでいる友人と近くで呑んでいて、そしたらこの店の存在を聞いて案内してもらったわけです。
しかし、見ての通り既に閉店している時間でした。
saginomiya-perle3.jpg
それでも外観見ただけで感動しましたが、今度はちゃんと入店すべく今夜一人で行ってみたら…
土地勘の無い私が一人だし、前回は酔っててどの道を通ったのか全く覚えていない、交番でポリス君に聞いても分からない。
しばらく鷺宮駅周辺をウロウロしましたが、ついに辿り着けずに諦めて、ラーメン食べて帰りました。

ただ話を聞いた範囲では、何と!
魔の巣のマスターといえば『見ザル、聞かザル、言わザル』の、原作では一度しかしゃべった事がないキャラだというのに、居酒屋 ペルルのマスターは風貌こそ似ているそうですが、かなりのおしゃべり好きで駄洒落を連発したりするのだとか。

常連ばかりいて敷居も高そうと予想ができますが、意外と値段も安いそうだし、『ココロのスキマ、お埋めします』なんて書かれた名刺を渡してきて最後には人の顔を指差して『ドーン!!!!』なんてやってくる常連客はいないそうだし、いつか入店してみなくてはなりませんね。

こういう場なので、ついつい藤子不二雄作品について熱心に語りすぎたりして白い目で見られないよう注意しなくてはなりませんが…

それでは今夜は、伊賀流の忍者犬・獅子丸のぬいぐるみを抱いて寝るとします。
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  1. 2009/03/17(火) 23:13:21|
  2. 古本 番外編
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ホラー漫画(45) 岬マヤ 1 「恐怖!ゾンビのいけにえ」

岬マヤ先生の「恐怖!ゾンビのいけにえ」(立風書房刊)です。
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ご覧の通りの素晴らしいジャケ、そしてタイトルからしてB級ホラー映画的でいいですよね。そして…本当に変な作品です。

この岬マヤ先生、私は他には同じくレモンコミックスの「恐怖!呪いの鍾乳洞」しか持っていないのですが、プロフィールは単行本の後ろに書いてあるので、それをそのまま公表するのが早いですね。

いわく、
『東京・八王子の奥深い山中に、ひっそりとただ一人で住んでいる。
いつも仮面をつけていて、人前で素顔をさらしたことがない。長くのばした紫色の爪は、先が三つに割れていて不気味
つねに無言で物静かである。子供の頃、大きなショックにあったため、過去の記憶はすべて失っている。』

という凄いものでした。これは期待できるぞ…

「恐怖!ゾンビのいけにえ」はタイトルの通り"ゾンビ漫画"です。

そこで他にゾンビ漫画と呼べる物を思い出してみると、やはり日野日出志作品だけでかなりの数があるし、他にも私のブログで既に紹介した物だとムッシュー・田中先生の「死人(ゾンビ)の足音が近づく」や、浅井まさのぶ先生の「恐怖!マリア学園の地下室に…」、さらにホラーじゃないけど小室孝太郎先生の「ワースト」や、花くまゆうさく先生の「東京ゾンビ」あたりがありますね。

あとは古泉智浩先生の「ライフ・イズ・デッド」だとか、玉井たけし先生の「魔界ゾンべえ」三家本礼先生の「ゾンビ屋れい子」福満しげゆき先生の「日本のアルバイト」だってゾンビの設定がロメロ映画にわりと忠実で嬉しいし…と、簡単にこれだけ思い出せるくらいだから、忘れてる作品や知らない作品もまだまだあるのでしょう。

それらの有名作品と比べてみても決して引けを取らず、ナチュラルなぶっとび具合や狂い方、絵柄にも技術が無いからこそ出た勢いがあり、もうゾンビ漫画のチャンピオンに推したいくらいなのが岬マヤ先生の「恐怖!ゾンビのいけにえ」であると思うのです。

咲山中学ワンダーフォーゲル部の5人組がF県の"鬼神が岳"山中で嵐に合い、迷っていると見つけた家、そしてその村にはゾンビがいた…という話。

リーダーの神島健二が主人公で、5人組のうち真っ先に被害者となったのはヒルの大群にやられた小野サチコ。顔がブクブクになり、臭い土や腐肉にたかる蛆虫を食べたりして狂ったようになりました。
そして助けを求めて行った家で出されたの鍋の具が人肉!
『ぬば~っ』と箸で目玉をつまんだり…この食事シーンはなかなかの見ものです。

家の主人は明らかにバケモノなのですが、それと対立している村長達もまた同種の奴らで…
なんて読者の心配をよそに、怖いのを口実に神島を連れ出した野村まゆみは『キスして』とか呑気に、そして生々しくせがんでいます。

当然5人組以外は全員ゾンビなのですが、そのボスが行方不明になっていた神島の父でした!しかし迷いもなく父の頭にガラスを突き刺した神島は、
『死なない………!に、日本にも……日本にもあったのか!?
日本のゾンビ伝説!父が…父がそのおぞましいゾンビになっていたというのか!?』

そう驚く事になります。

それから新鮮な体と脳や臓器を入れ替えるシーンがあったり、対立するゾンビ達同士で殺し合い(死なないのに)を始めたり、いくつかの見所を経てラスボスであるゾンビの長老と対決するのです。

ちなみにこの作品におけるゾンビは吸血鬼と混ざっているような風貌で、ゾンビ化すると鋭い牙と爪が生えるようです。あとジャケを見ての通り長い舌も。
神島に蹴りを入れられてお湯をかぶったゾンビが、
『アチチチ くそっオレだってやけどするんだぞ!まて~~っ』
となったのは笑いました。

ギャグで描いてるわけではない、むしろ怖がらせようとして描いてるのに自然な笑いがこぼれるし、また変な絵の魅力は文字では伝わらないのが残念ですが…面白いです。
もちろんゾンビの設定とかはメチャクチャだし、あまり漫画を真面目に読む人には向きませんよ。


くれぇ~~
新しい脳と生ギモが欲しい~~っ



  1. 2009/03/16(月) 23:06:17|
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劇画(77) 氏賀Y太 1 「女体解剖授業」「淫虐監獄島」「真・現代猟奇伝」

今回はエロ漫画家、氏賀Y太先生の紹介です。

エロ漫画家…私は今まで、何度か描いてるだけとかじゃなくて専門的にエロ漫画だけを描いてる人は一度も紹介してないと思います。
あ、早見純先生はエロ漫画家なのかな?
というのも私自身がエロ漫画を好きじゃなくて、もちろん読んだ事はありますが、ほぼ全員絵が下手すぎるのと、女性を性的玩具並に扱うその内容が苦手で…
いやそう言うとキレイ事みたいで嫌なのですが、とにかく本屋に行ってもそのコーナーは見てません。

しかしこの氏賀Y太先生は友達に薦められまして、その時に丸尾末広先生や花輪和一先生や大越孝太郎先生等の大ファンである私なら好きなはずだ、と言われたのです。
それなら早速と購入してみたのですが…いくら何でもコレをそれらの漫画家と比べるな、と思いつつもインパクトは絶大でした。
何しろ絵が下手で、それに丸尾末広先生らのような美学や耽美要素は持ち合わせてなくて、ただグロいだけ…なのですが、でもグロさもここまで極めているとそりゃ残ります。
毒にならない代わりに何の薬にも栄養にもならない、健康なだけの漫画ばかりが溢れている世の中にあって、氏賀Y太作品は必要なのかもしれませんよ。

氏賀Y太先生の経歴ですが、どうやら新潟県長岡市出身。古葉美一名義でゲームを題材にした漫画でデビューして、初単行本もゲームのコミカライズ版だったそうです。
それから成年向け漫画に転向して御堂ソラヲ名義になり、氏賀Y太名義で猟奇漫画も描くようになったのだとか。
読み方はもちろん『うじがわいた』、つまり『蛆が湧いた』だからひどい…
一文字違いの氏賀湧太名義も使っていましたが、他にもいくつかの名義を使い分けて猟奇的でない漫画も描いているみたいですよ。

それでは、氏賀Y太名義の単行本を新しい方から2冊だけ紹介しましょう。

まずは「女体解剖授業」(松文館刊)。
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これは絶版になっていた「デスフェイス」(ティーアイネット刊)の復刻に、描き下ろしカラー作品を加えた本ですけどね。

10編収録の短編集になっていて、短い血と内臓のスプラッターなカラー漫画に続いて「芥虫」
白痴のような男に監禁された幼女が、広げられた性器にゴキブリの大群を突っ込まれた上にスタンガンを…そして内臓を引っぱり出して何と体を"裏返し"にして、
『う……裏返じだら み…みんなおんなじなのに』
とか言ってます。どうやら前に『気持ち悪い』と言われたからのようですが…ギャー!!

他に「四時間目 生物」では、学校生活を舞台にして『生物』の解剖の時間に先生ぐるみで生きたままの女子高生を解剖する話です。
あくまでホラーではなくコメディタッチに、まぁ女の裸は出るけどエロではなくサイコな授業を描きます。
子宮を開けたら胎児が出てきて、それを潰して…ラストの記念撮影なんて、生徒全員が完全に狂ってる!

「マテリアル」「デスフェイス」「ぶたまん」「Calling You」と続く連作では、ヒロインがあっさり手足を切り取られてダルマの"道具"にされるし、親友は肉体改造されて生きた便器に…

ひどいから次に行きましょう、「淫虐監獄島」(同じく松文館刊)です。
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6話に渡って続く「アイスクリーム」という長編で始まります。
舞台は某国特別犯罪者収容施設で、囚人番号11492番の皆川愛澄…通称アイスが主人公です。
男の凶悪犯の中にぶち込まれた女囚アイスは、後ろ手に縛られて足に鉄球付けた状態でも全力で抵抗し、しかもかなり強いのですが、結局は陵辱の限りを尽くされるのです。
それも毎日責めに責め抜かれて…という話なのですが、アイスが投獄された理由と本当の身分、所長の正体等の謎もからんでくる、一応マトモなストーリー物仕立てのアクション・エロ漫画なりました。

あとは短編が3つですが、またいつもの手足切断…いやそれ以上の猟奇描写が続きます。
意味も無い悪意の暴力で蹂躙される肉体(特に女体)を見るのは本当に辛い。
話の内容は少年漫画みたいな物もあるのですが、とにかく誰かのピンチに助けに来てくれるヒーローは氏賀Y太作品においてはいないのです。
単純な勧善懲悪話に飽き飽きしてる人も、でも本当に悪が勝ってしまうとどうなるかを知るのにいいかもしれませんね。


やっぱりもう1冊も、少しだけ。
全ての氏賀Y太作品の中でも、今の所1番の"問題作"という意味では「真・現代猟奇伝」(オークラ出版刊)になるのでしょう。
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"猟奇事件ファイル"として実在した事件を基に漫画化した物で、中でも足立区綾瀬で起きた"女子高生コンクリ詰め殺人事件"を題材にしているために話題になりましたが、酷くて当たり前の氏賀Y太先生の猟奇描写も、半ノンフィクションであると知って読むこれは特に辛い…
41日間にわたって監禁し、レイプと暴行を繰り返した悪魔の所業を坦々と描かれています。
こればかりは氏賀Y太先生もふざけたユーモアを廃して、現実に起きた凶悪犯罪の悲劇と痛みを忘れないように力を込めて描いているのですが、現在絶版です。

そんなわけで、嫌な気分を味わいたい方は漫画におけるグロと暴力の極地・氏賀Y太作品をどうぞ。
しかしその作品で抜く、つまりエロ漫画本来の機能を果たしている者がいると想像すると、それが一番怖い…


人類は害悪だ 地球の為に消えゆくべきなのだッ
私はそれを見届ける!!
地球に謝罪するために!!
さあ終末の鐘を鳴らすのだ!!
アイムソーリー地球!!



  1. 2009/03/15(日) 23:50:35|
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旅行・紀行・街(58) 埼玉県さいたま市 1 ラーメン七福人、さいたま市立漫画会館…等

今回の旅は、彩の国…埼玉県さいたま市です。
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それも浦和市、大宮市、与野市、岩槻市が合併して編成されている県庁所在地。
私は10年以上前に短期間ながら埼玉県熊谷市に住んでた事があるので、懐かしい想い出ある地なのですが…中でも今回は当時の大宮市時代によく遊びに来ていた、大宮駅周辺のみに絞っていきましょう。
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こちらは夜の大宮駅。
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特に旧浦和市はサッカーの盛んな地として有名で、梶原一騎原作、園田光慶深大路昇介作画のサッカー漫画「赤き血のイレブン」や、高橋陽一先生の「キャプテン翼」の舞台として使われています。
さらにあの古谷実先生の出身地であり、「行け!稲中卓球部」の稲豊中学校のモデルになった校舎もあるというから、いつか見てみたいものですが…
今回はとにかく旧大宮市のみ。


一番の目的となったのは、大宮駅東口にあるREX大宮の4階に有名ラーメン店が7店舗も集まって構成された"ラーメン七福人"
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…しかし既に3店舗は撤退して、現在も経営しているのは4店舗のみ。ラーメン七福人の名前はそのまま残っていますが。
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まずは"旭川らあめん こもり"へ。
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醤油ラーメンは細麺。
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潮ラーメン(こう表記しています)は太麺でした。
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他にカレー丼と餃子も!
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次は"風来居"
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塩ラーメンと味噌ラーメン、
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そして大人気な、絶品卵ご飯が最高。
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続いて"焦がしねぎらーめん 葱坊主"。うん、美味い。
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残る"中華そば 青葉"は、実は2年くらい前にここへ訪れた時に入店もしていますし、東京都中野区の本店や他の店舗も何度も行っているので今回はパス。
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ちなみにラーメン七福人から撤退した3店舗というのは、近年まで入ってたのだと"熊本ラーメン ひごもんず"、"尾道らーめん 柿岡屋"、"元祖じゃんがららあめん" だったようなので、もっと早く来て行っておけば良かった…

今回のさいたま市旅行はこういう目的でしたので、東京から何度も往復して通いましたよ。
ここはある種、観光客向けのテーマパークみたいな場所でしたが…今度は他の、通りかかった渋い店とかも訪れてみようと思います。

唯一行けたのは、"オリーブ台南市場"なる炒め物はオリーブオイル100%使用と公言している店のみ。私はスーラータンメンにしましたが、ここは安いです。
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立ち蕎麦屋は"つくば本店"で、かけそば。
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仕事で続けて早朝の大宮駅乗り換えした時は、駅内の朝マックを食べました。
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カッコいい"カフェ&デリ 伯爵邸"も24時間営業なので便利です。
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他に気になっているのは、あの"日高屋"の隣りにある"立ち飲み 日高屋"
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日高屋はこんな店もやってたのか…


さて。次は"さいたま市立漫画会館"へ行ってみました。
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ここはさいたま市ゆかりの人物にして、明治時代から活躍した日本近代漫画の祖にして日本初のプロ漫画家と言われる北沢楽天先生の作品や遺品を中心に展示されていますよ。
この方は幼少期の手塚治虫先生に影響を与えた人物でもあるのですが、手塚治虫以前という事はまだストーリー漫画ではなく政治風刺漫画なので、今見てもそんなに面白い物ではないのですが…
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1階の常設展示室の片隅には松本零士先生、ちばてつや先生、水島新司先生、犬木加奈子先生、里中満智子先生…他、現代の大物漫画家のサイン色紙もありましたし、2階の特別展示室では企画展等を開催されるのだそうで、今回は『北沢楽天と「東京パック」 前期』でした。
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このさいたま市立漫画会館があるのは"大宮盆栽村"と呼ばれる日本屈指の盆栽郷の一角で、周辺の散歩をするのもいいですよ。

大宮駅近くのオブジェ、等。
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"埼玉県立歴史と民俗の博物館"の周辺…
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"護国神社"は日本のほぼ全県に建立されているはずですが、埼玉県はここ大宮にあります。
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オバケの木。
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"大宮公園"の中を歩いていたら、これがありました。
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木馬30円からですよ!そして寝ている、係のおじさん。

私は上にある車に乗ってみました。
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あとは孫悟空と記念撮影して立ち去りましたが、入園無料の小動物園もありました。
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ここは"モンサンミシェル"
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外に真っ黒い造花が並んでいるため、怖い、と思ったら何とケーキ屋さんでした。

あと大宮といえば"鉄道博物館"があるわけで、実は私も行こうかと思ったのですが…定休日の火曜に行ってしまい、駅だけ見て引き返しました。
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さらに歩いて…
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東京の原宿にはオシャレスポットとして有名な表参道通りがありますが、さいたま市も負けずに"裏参道通り"があります。
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そしてこれらの、文化財のような素敵な建物は・・・
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全てソープランドなのでした。

さいたま市には、また何度も行く事になるでしょう。
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今夜はこれでサバラ。


  1. 2009/03/14(土) 23:30:37|
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藤子不二雄(20) 「劇画 毛沢東伝」

今夜の藤子不二雄作品は、「劇画 毛沢東伝」(実業之日本社刊)です。
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1970年から1971年の週刊漫画サンデーにて連載された作品で、タイトルの通り"中国の紅い星"こと毛沢東の生涯を描いたもので、単行本は全1巻。

上記の本は2003年にオリジナルタイトル・デザインで復刻された版で、実はこの前の1990年にも「毛沢東の長征 中華人民共和国の青春」徳間書店刊)のタイトルで単行本化されていました。
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二人の藤子不二雄のどちらかというと、もちろん大人向け作品を得意とする方、つまり藤子不二雄A先生で、私はこの時期の藤子A先生が描いていた、毒々しい絵柄がとにかく大好きなのです。
世界的に見ても東洋人としてはBRUCE LEE(李小龍)の次に有名な、毛沢東という歴史的な人物を描いているのですから、当然ながら藤子A先生は膨大な資料を紐解いて描いたようですね。

1893年に湖南省で生まれ、厳格な父によって商人になるべく育てられた少年時代とその反抗。貧しい時代の滅びかけている中国が呼ぶ不幸を目の当たりにして、
『こんなことがいつまでつづくんだ! こんな無残な非道なことが!!
彼らを助け 彼らを救ってやれるものが この広い中国にだれ一人いないのかっ!!
水滸伝の宋江は いまの世にはいないのかっ!!』

と叫んで勉強に打ち込み、教師時代を経てマルクス主義に出会ってついに信条が揺らぐ事もなくなり…"中国共産党"の創立です。

貧農の出身で後に中華人民共和国元帥となる軍人の朱徳との出会い、政治家としては大物になっていながら愛する妻が処刑され、また蒋介石との対立…
しかし満一年、一万二千キロにわたる軍隊の長征を成功させます。ここらへんは得意の骨太な筆致で、特に感動的に描いてますね。
そして1949年の北京天安門前広場での、中華人民共和国建国宣言までがこの本の内容となっています。

この「劇画 毛沢東伝」は歴史書として、また毛沢東思想(共産主義思想)の勉強をする事もできるでしょうが、その後の独裁化や文化大革命での大量殺戮や迫害等のネガティブな部分については一切触れてないので、あくまで英雄としての側面だけですね。
執筆当時はまだ毛沢東も生きてましたし、悪の実態が明らかになっていなかったのでしょうが、何しろ現在ではヒトラースターリンと共に、"世界三大大量殺戮者"などと言われているのですから…

あと、この時はまだ日本と中国の国交も樹立されていなかったのですよね。毛沢東は面会して後に国交を結ぶまでになった田中角栄首相を高く評価していたと聞いた事があります。
そして82歳で死去しますが、10年近く前に生誕100周年とかで毛沢東グッズが大量にあふれましたね。私も買った事あるのを思い出しました。
私も含めてですが、さほど毛沢東やその思想のファンじゃない方々でも、この「劇画 毛沢東伝」藤子不二雄A先生の絵だけでも十分楽しめる事は確かでしょう。


戦争ー人類がたがいに殺しあうこの怪物は、人類社会の発展を遠くない将来に消滅させることになる。
人類の戦争生活の時代はわれわれの手で終わらさねばならぬ。人類の社会が階級を消滅し、国家を消滅させるとき、すべての戦争はなくなり、人類の永遠の平和の時代がくる。われわれの戦争の目的は戦争を消滅することにあるのだ!!

毛沢東 1936年 12月



  1. 2009/03/13(金) 23:30:18|
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藤子不二雄(19) 「超兵器ガ壱號」

今夜も藤子不二雄先生の短編集で続けて、「超兵器ガ壱號」(双葉社刊)です。
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昨夜の「藤子不二雄SF短編傑作劇場 SFシアター」と同じ双葉社のアクションコミックスになりますが、こちらの方が先に出た本です。
藤子・F・不二雄側のSF(すこしふしぎ)短編集である事も同じですね。ジャケの装訂はイラストレーター、絵本作家福田隆義

9編が収録されていて、まずは表題作の「超兵器ガ壱號」
ジョナサン・スウィフトの風刺小説「ガリヴァー旅行記」を基にし、大東亜戦争における大日本帝国軍とからめた作品です。
日本の領土である無人島に、宇宙のどこかから不時着した巨人を捕獲し、ガリバと自称する彼を軍は"ガ壱号"と名付けて対米軍用の超兵器としました。
そしてまんまと、あのB29すらも撃退して搭載していた原爆はロサンゼルスに投じて大日本帝国勝利で戦争が終わる…
そんな日本人にとっては痛快な作品でもあるのですが、主題はそこではなく、ガ壱号とその言葉の解読役に抜擢された海堂少尉との奇妙な友情に涙し、何故か母星に帰りたがらないガ壱号の可笑しい秘密を知って笑える話。

次の「あいつのタイムマシン」はタイトルの通りF先生得意のタイムトラベル物ですが、己の一生をかけて鬼気迫るまでにタイムマシンを研究している男と、その目的、そして結果は…
それはばらさずにおきましょう。とにかく私の大好きな作品です。

「神さまごっこ」は、上居というふがないサラリーマンが"神様セット"を授けられて、異世界の神となって世界を創造していくのですが…
信仰心は持たないのに都合よく神様を利用する現代人を皮肉りながら、上居は可哀想な事になって終わるオチが大人向けなギャグ漫画です。

「テレパ椎」は、テレパシイと椎の実をかけた駄ジャレがタイトルながら、人間の心の声を読む事が出来ると起こる不幸を描いた、そしてオチもなかなかブラックな作品でした。

「ぼくの悪行」は、有川布礼夫という…ひどい名前の通りありふれたサラリーマン31歳が主人公。
彼はパラレルワールドを見つけて行き来できるようになったものの…同じ顔であるあちらの世界の有川に嫌がらせをされ、こちらもあっちでやり返して。
ラストはお互いが今まで生きてきたのと反対の世界で生きる事になるのですが、ユニークなアイデアを使って人間心理もさらっと描いた作品ですね。

そして「いけにえ」。これは昔初めて読んだ時、全然意味が分からなかった作品です。
これは地球に君臨した恐るべき力を持ったUFOが、何故かさえない日本人の浪人生である池仁平を差し出すように指名してきて、彼一人をよこせばおとなしく立ち去ると宣言します。
政府は池仁平一人の命より国民、いや全世界を守るために彼を差し出そうとして…
ラストはいきなり宇宙人が考えをひるがえして、池仁平の裏口入学を斡旋して立ち去るのです。
…やはりこのオチ、今読んでみても意味が分かりませんでした。

次は悲しい雰囲気の流れる「旅人還る」
"フダラク計画"なる、移動速度と人間の寿命をウラシマ効果で超越した…説明は難しくなりますが、地球への帰還を考えずにコールドスリープを併用しながら極限まで宇宙航行し、宇宙の果てを人類の目で見るという夢を叶える斬新な計画が実行されました。
その宇宙の果てを見るのは一人のパイロットのみで、地球に残る者達にその感激を伝える事すらできないわけですが…この壮大な物語の主人公となった男と、地球に残した恋人との結末は!?
凄い。ひねったオチも素晴らしくて、感激する事間違いなしのエンターテイメント作品でした。

「メフィスト惨歌」は、人生に絶望しかけた高木健が現れた悪魔と死後に魂を渡す契約をしてしまう話なのですが、契約書に記した内容は巧妙に魂を取られないようになっていた。
ここで記した内容を覚えておけば、貴方の前に悪魔が現れた時にも使えるので、作品を読んでよく覚えておいてくださいね。

ラストは「白亜荘二泊三日」で、白亜紀の別荘旅行に当選した未来の一家を描いてます。
この一家の子供達が人類の祖先である哺乳類の小動物にある事をし、図らずとも人類進化の道に関わる、という話。恐竜好きにもたまらないでしょうね。

こうして見ていくと、藤子・F・不二雄先生はいろんな小説や映画からアイデアを持ってくるのが非常に多いのですが、さらに何かを足していかに自分のオリジナル作品に仕上げているか見るのも面白い。
いや私は石森章太郎先生のよう諸作品のように、そのままパクってるようなのも好きなんですけど。


昔は良かった
すべて人間が神を信じていたもんだ わしも生き生きと活やくしたよ
やつらが悪いのだ!!
コペルニクスやダーウィンなど 科学という名の屁理屈が神を否定した!!
たしかに教会神社仏閣 数多くあるが……
今の世にまことの信仰をもった者がはたして何人いるか!?
それも世代を重ねる内には減る一方だろう
神を信ずる最後の一人が死んだ時…
わしも消滅するのだよ



  1. 2009/03/12(木) 23:45:32|
  2. 藤子不二雄
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藤子不二雄(18) 「藤子不二雄SF短編傑作劇場 SFシアター」

今夜は藤子不二雄先生の「藤子不二雄SF短編傑作劇場 SFシアター」(双葉社刊)です。
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ジャケは何故か松下日出男というイラストレーターの手によるもので、タイトルに『シアター』と付く事でも分かるように"映画"を意識しているのでしょう。
内容は全て1980年代に描かれた11編収録の短編集ですが、それぞれMOVIE.1、MOVIE.2という風にこれも藤子・F・不二雄監督の映画を11本上映していく…というコンセプトだったのでしょうね。
おっとそうです、A先生とF先生どちらの藤子不二雄作品かといえば、絵を観ると全てが藤子・F・不二雄作品である事が一目瞭然です。

藤子・F・不二雄先生の言う"SF"とは『SUKOSHI FUSHIGI』、つまり『すこしふしぎ』という意味である事はご存知でしょう。
この「藤子不二雄SF短編傑作劇場 SFシアター」収録の作品も、SFとは言っても『サイエンス・フィクション』の方の花形である壮大なスペース・オペラも無ければサイバー・パンクも無く、奇想ネタ一発勝負といった感じ。


まずは主人公の浪人生鷲塚与太三郎を通してアイドルに憧れるダメな少年達に夢を与えてくれる「有名人販売株式会社」で幕を開けます。
クローン人間を生む技術を開発した有名人販売会社が、人気アイドルの亜伊ドールのクローンを間違って与太三郎に配達し、その子に恋をした与太三郎は!
…ちょっと胸キュンな濡れ場もあり、クローン人間の問題にも触れた名作でしょう。

続いて地球を征服するために来て少年に憑依した、宇宙最高の智性体オーバーロードがマヌケな結末を迎える「侵略者」、土地不足の不動産問題とタイムとラベルを絡めた「マイホーム」、宇宙人に"需要探知機"を売りつけられた無能なセールスマンの話は「求む!求める人」で、恵まれすぎた現代人のもとへ来てしまった福の神の話は「福来たる」、核爆弾の恐怖に怯える人とそれを上から調査している宇宙人の話は「マイシェルター」

そして続く「倍速」は、藤子不二雄ファンと話す時にたまに語り草にもなる作品。
暗豚(クラブタ)などというあだ名を付けられているノロマな倉札速雄が、狂気の天才 町の発明家・魔土災炎に"倍速時計"を手渡された事によって素早い男に変身する話。
魔土災炎…そう、「パーマン」全悪連の依頼を受けて数々の発明をする、あのマッドサイエンティストが出ているのです!もうちょっと詳しい人は名作短編「換身」にも出ている事を指摘するでしょうね。
しかも!この「倍速」での倍速時計を手渡すシーンでは、手が何とドラえもんの手になっているのです!確かに「ドラえもん」のひみつ道具的ではありますが…これは藤子先生のうっかりミスだったのかな。
ちなみに速度を制するようになって成功人生を歩むクラブタのオチも最高で、憧れの桜田さんも手に入れて、
『おれは結婚した 誰のじゃまも入るスキのない早技だった
クラブタなどと呼ばせないぞ おれは今や世界一素早い男なのだ!!』

そう意気込んで行った新婚旅行、迎えた初夜に…
『あなた早いのね』
と言われて終わるのです!意味は分かりますよね!?

続いての「裏町裏通り名画館」は、公開されたばかりの「南極物語」と「スターウォーズ」が2本立てで公開されていると思ったら…それは「北極物語」と「ヌターウォーズ」というヒドイ映画だった、というだけのうらめしい話なのですが、『ウラ』という語をラップのように韻を踏む部分が見所でしょうか。

「昨日のオレは今日の敵」はタイムトラベルに関わるコメディで、ラストに収録の「征地球論」は宇宙人達が会議で地球を滅ぼすべきかどうか討論する話なのですが…
この本一冊通しても異色なのが残る「殺され屋」で、つまり全くSFが絡まないタネありのペテン師の話なのでした。

そんなわけで皆様も、くだらない流行の映画を観によりこちらの映画…
「藤子不二雄SF短編傑作劇場 SFシアター」をいかがでしょうか。


この少年の心は爆発寸前にある
他の者は誰一人気づかないが
追いつめられ絶望的になって
大きく軌道をふみ外そうとしているのだ



  1. 2009/03/11(水) 23:12:37|
  2. 藤子不二雄
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月刊漫画ガロ(61) 星園すみれ子 1 「創世記」

今夜は星園すみれ子先生の「創世記」(青林工藝舎刊)です。
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キリスト教とユダヤ教の聖典である「創世記」をタイトルにしたこの作品集はアウトサイダーアート好きな作者の手による物で、アングラにして耽美系美少女好きにも好かれるであろう内容です。
とにかく絵が良くて、漫画というより連続する絵画を見る感じで楽しめます。
加えて狂気が目立つストーリー展開は…ドラッグでキマってる時に見た世界を描いてるようなもので、基本的に美しい少女達が陰惨で残酷な目にあって死んでいく…という内容なのですが、それをギャグ漫画として描いているのが素晴らしい。

しかもこの星園すみれ子先生は元々同人誌を描いていて、コミックマーケットに出品していた漫画家だというから驚きます。
良かった…後に青林工藝舎のアックスに描いてくれて。こんな漫画家に出会える事は人生の幸運の一つであるのですから。


さようなら!私と同じ顔の天使様たち…
まさに落ちる刹那 天使様の一人が気の毒そうに こちらを見た顔が忘れられません
私は深い闇の中へ落ちていきました…



  1. 2009/03/10(火) 23:36:21|
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月刊漫画ガロ(60) 秋山亜由子 1 「こんちゅう稼業」

今夜は秋山亜由子先生の「こんちゅう稼業」(青林工藝舎刊)です。
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1964年生まれ東京都出身の秋山亜由子先生は、1992年に月刊漫画ガロにて「一人娘」でデビューしてまして、漫画の単行本は他に「虫けら様」があります。
さらに秋山あゆ子名義で絵本作家としても活躍していますが、絵本の方が出版した本の数は多いですね。

特徴は何と言っても『虫』を題材とした作品が多すぎる事で、ここまで偏執狂的に虫ばかり描き続ける漫画家は他にちょっと見当たりません。
それもあんなに気持ち悪い(?)虫を、愛情持って愛らしく描くから、秋山亜由子作品を読んでから虫嫌いが治った、なんて人もいるかもしれません。

この「こんちゅう稼業」は短編集ですが、ほとんど全てが虫にまつわる話で、人間が見る虫ではなく虫目線で進むストーリーが多いです。つまり、虫も話すし結婚もする。
緻密な描き込みで美しい絵の、幻想的な雰囲気で…
不気味な怪談風の作品もあるし、ロマンチックな作品もある。虫が主人公ではなくて、人間や動物が主人公で虫に関わる話もある。
あの忌まわしき蚊さえも許す気になれる「虫目検校」や、日本の昔話を漫画にした「うぐいすの里」、猫と鳥の会話で進む異色作「十三夜」は素晴らしいし、ラストだけ虫モノじゃないながら名作で、どもりの少女と少年と鳥の話が「ピーちゃん」…他、全14話収録です。

収録作品一つだけなら気付かなかったかもしれませんが、ここまで虫の話ばかり描いて集められると病的で、秋山亜由子先生の異常なほどの虫好きが分かるだけでなく、虫と人の世界に境界線なんて引いていないのではないか、と思わされます。

うん、キレイな絵で描き出される愛らしい虫の幻想世界…こういう本を本棚に一冊置いておくと、もっと優しい気持ちで日々を過ごせるのでしょうね。
いかんな~、熱烈な日野日出志好きである私は、『虫』と聞けばすぐに○○の虫地獄とか、そんなイメージで思い浮かべてましたから…


何のために仙術の修行を積んで 今日に至ったと思ってるんだ
理想の美の世界を築くためじゃないか
きれいでなくっちゃ 全然意味ないんだよ
きれいだってことは そこにいるだけでいいってことなんだぞ
それだけで人を幸せにできるんだ
ヘナチョコのチンチクリンは なにをどうやったってだーめなの
わかった?



  1. 2009/03/09(月) 23:59:44|
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旅行・紀行・街(57) 新潟県十日町市 2 小千谷市 1

前回は新潟県魚沼市に帰省した時の模様をアップしましたが、今回はその時に行った近隣の街です。
まずは十日町市へ。

ここではちょうど開催していた"十日町雪まつり"へ。
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この冊子に第60回と書いてある通り、何と昭和25年から開催されている日本で一番の歴史を持つ雪まつりがこれ。

ただし雪像があったり、催し物が行われている会場はかなり広い範囲に及んでいるようなので、ほんの一部だけしか見てこれませんでした。
しかも時間は昼間でイベントが無い時間、それも雪が降っている中でしたのでかなり早足で見てきただけですが…
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雪神苑…ここに入ると、雪で造られた日本庭園が!
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この広場だけで焼き魚や、
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熊や猪まで喰えて、
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美人を見る事もできる(これは去年のミスコンの覇者でしょうか)。
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ここは出て、道端にある雪像も見てきましょう。
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私は龍(ドラゴン)と呼ばれる男…やはり龍のヤツは好きですね。
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着てる服も合ってるし。
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ここはメイン会場。雪で造られたステージが凄いし、夜はライトアップされてかなり綺麗なのですが…歌手が登場するまでにはまだまだ時間があり、しかもゲストはバブルカムブラザーズだなんて聞いたら、とてもじゃないけど雪の中待ってまで見る気はしないのですぐに立ち去りました。
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そもそもこの十日町雪まつりは地元に住んでいた時に何度も来た事がありますんでね。
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で、思い出して写真探したらコレが出てきましたが、これはもう確実に6年くらい前か…

全く降り止まない雪に凍えてしまい、暖を求めて入った店はここ"ほんやら洞"
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前回「ココ」でも少し触れたように、つげ義春先生の名作「ほんやら洞のべんさん」の舞台となったこの十日町市にある"ほんやら洞"という名の喫茶店…
それは前から気になっていたのです。

結果、かなりいい感じの空間ではあったのですが…
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スタッフは別につげ義春先生のファンでは無く、偶然この名前を使っているだけだと思います。

あと、十日町市のメインストリートには、ならず者がいっぱい立っています。
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他にもまだまだいーっぱいいました。

あとは十日町といえば当然ブックオフ。
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これが出来る前は通ってた古本屋もあったのですが…ついに閉店してしまいました。

お腹も空いた所で、十日町市の名物である"小嶋屋"のそばを食べに行きました。
まず行こうとした本町の店舗は行列になっていたため諦め、
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結局は前回十日町市に行った時にも訪れた、こちらの店舗へ。
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いや~、ここのは本当に絶品ですね。
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関係ないけど、ここは野球ファンには人気が高いと思われるラーメン屋の"ホームラン"。この日はお休みでしたが。
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『ン』の点がボールですね。昔から数えてこの店を素通りする事、数百回…未だに入店できません。


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次は小千谷市へ。
ここは日本一の大きさを誇る花火(四尺玉)を上げる片貝地区の花火大会、それにおぢや縮や牛の角突きの習俗、錦鯉で有名…とか何とか言っても結局は普通の地方都市、ど田舎です。
ここにもブックオフはありますけどね。あと、学生時代からよく行ってた"手打ちらーめん 勝龍"。ここは塩味が美味しいのですが、気分で醤油味を頼んでしまいました。
トッピングも種類が豊富で美味しいのですが、今回はノーマル醤油で。
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とにかく今回は何でわざわざ行ったかというと、一面の雪原いっぱいにカラフルな熱気球と花火が上がるイベント"おぢや風船一揆"を見たかったから。
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しかし、風が強いために気球上げるのを見合わせてるとかで…締まらないオチでした。
無料試乗会もあるとかで、人生初の熱気球に乗れるかと思ったのもダメでしたし。
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雪像を少し見て、
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あと"わたや"が出店を出してたので、食べれたから良かったかな。
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早々に立ち去って、ジャスコ内のパン屋で王様カツカレーパンと牛乳の簡単な食事。
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ところでパンといえば魚沼地方に住む人で知らない者はいないであろう、このミルクサンドパン。
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定番中の定番であるコレって、ご当地ものだったんですよね。

あとは"ちぢみの里"で恐竜を見て帰りました。
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この写真では良く分からないかな、恐竜…

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ついでにちょっと立ち寄り、北魚沼郡川口町
有名観光スポットの一つも無い、特徴に欠ける町なのですが…でもラーメンの名店"つり吉"があるわけです。
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黒いスープの醤油ラーメンがンマーイ!!
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初めて味噌ラーメンも食べてみました。
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ここは"あぐりの里"
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で、この近くにあったお化け屋敷はまだあるかと見に行ってみたら…ありました!
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雪で近づけなくなっていますが、雰囲気はいいモノを持っているのでもうちょっと大きければ、逆に雪イメージを利用して映画「シャイニング」の館として好き者を呼べたかも。
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そんなわけで天候に恵まれなかったためにイマイチだった祭り二つでしたが…食べた物はやっぱり良かった。
はいそれでは、また。おやすみなさい。


  1. 2009/03/08(日) 23:29:46|
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旅行・紀行・街(56) 新潟県魚沼市 5

新潟県魚沼市へ帰省してきました。
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高速バスの車内では漫画読みながら飲み食いして。
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着いたらまず、雪とご挨拶です。
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まぁそんな事はやりましたけどね、今年は私が生まれてから、いまだかつてないほど雪が少ない故郷でしたよ。

実家には…姪が来てた!
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かあいい~。カシャッ カシャッ。
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『笑ってみて』と言ったら、何かひきつってこんな顔に。
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さらに撮る。
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前にここで会った時はこんな大きさだったのですけどね…
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毎日成長しているんだな~。
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さて旧・小出町で唯一の温泉である"見晴らしの湯 こまみ"でリラックスしました。
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ここは小出公園や小出スキー場に隣接していて、
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なかなか眺望がいい位置にあるのもいいですね。
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また、近くには"青島教育神社"もあります。
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女の子のイラスト、服装が可愛いかった…
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ここ、近くに行くとお経を唱えてくれる菩薩にも挨拶に行ったのですが…雪で近寄れませんでした。
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あとは魚沼市といえば、食の楽しみが大きいですね。

とにかく"ブルシエル"に行けるのが嬉しいですよ。
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どれも美味くて量が多い…大好きです。
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懐かしい。当地での超人気店"味平"
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普通のラーメンがとにかく美味い!
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こちらはドンカララーメン。その中でもさらに最強の辛さを持つ大カラです。
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昔は食べるのが精一杯だった覚えがありますが、辛さに鍛えられた今の私にはさほど辛くなかった…


今回の喫茶店は"てくたく"にしてゆっくりした時を過ごし、
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ここは7時くらいになるとすっかり人通りが無くなる、魚沼市のメインストリート。
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夜の時間に突入です。

まずは定番中の定番、"そば処富永"では私の帰省に合わせて友人達が集まってくれていました。
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さわやかに笑って。
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美味い酒を飲みながら、好きな食べ物を頼みまくり…幸せ。
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最後にもう一枚!
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次は"菊水"。ここも何年ぶりだろう…
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焼き鳥焼いてる店主。
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実はこの男、私とは小中学校時代の同級生でして、この写真は三人の同級生が並びました。
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地元で同級生が集まる機会といえば、今までに成人式や同級会…そんなので誘いの葉書が来ていた事はありましたが、私はそういう場にノコノコ顔を出すような人間ではないので、他の同級生の間で中学卒業以来姿を見てない謎の存在になっているはず。
いや、そもそも誰にも思い出されもしてないかもしれませんが…
右の男だけは同級生としては唯一帰省した時に一緒に飲む奴ですが、この写真は貴重かな、と。

しかし同級生があとを継いで経営している店に訪れたというのに、腹いっぱいでつまみをほとんど喰えなかったのが申し訳なかった。
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その近くにあり、私にとっては大事すぎるお店"須藤魚屋"は今回満席で入れなかったり、次の行ける日が休みだったりして入店できなかったのは残念でした…
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↑これば須藤魚屋の前で見つけた知り合い含む一行だったので、せめてこれを載せておきましょう。


"つるや"も大好き。
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KENZO(けんちん雑炊)から、
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そしてラーメンという〆が一番美しい。
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これは昼間にたまたま通りかかって驚いたのですが、"さくらや"
ここも昔は何度か来てた店で、わりと安くてつまみも美味しかった記憶がありますが…
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上の看板に三色マーク、そして入口に三色旗を掲げてる…ダメ押しに公明党のポスター!
そう、あの学会の熱心な信者さんが経営しているお店だったのですね。
昔は三色の意味を知らなかったからね…ここは東京にあったら大変なのではないでしょうか。

いえ、私はあの学会にそこまでアンチ精神を持っているわけではないですし、いい店だったのは覚えているので、今度はこんな感じで三色モノを身に付けて入店してみようと思います。
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あともう一軒…"寿し竹"です!
ここは実家近所の寿司屋であり、父親が毎週のように通っていたので私も幼少の頃から良く来ていた店なのです。
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10数年ぶりに訪れましたが、経営者夫妻も私の事は良く覚えてくれていて、いろんな話をしました。

しかもこの寿し竹…あの、魚沼市出身で「ラストサムライ」の出演以来一躍世界的に有名になった俳優・渡辺謙がバイトしていた店でもあるんですよ!!
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次は定番の撮影スポット、"しげのや"のサザエさん達と。
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ちなみにここ、昼間はこんな店なのです。
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魚沼地方が舞台となっている「天下人」の影響で流行しているらしく、どこへ行っても直江兼続の名前や土産物を目にしました。
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ここも懐かしいな~、"肉の袖八"。幼少時代からここのコロッケ類を食べるのが大好きでした。
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あとは、外に出ずに実家でゆっくりした夜もありました。

水炊き。
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加計呂麻島から送られてきたイカの甲羅と、身の刺身。
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次々出てくるつまみを…
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熱燗にした越乃寒梅でカジカ酒にしていただきました。
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それに今年は早くもふきのとうが出たとの事で、天プラにしてもらいました。
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ここは残されている私の部屋。
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ここで過去の恥ずかしい写真を発掘したりしたので、今回特別に少し公開しておきましょう。
そう、今や『正に龍(ドラゴン)』『男の中の男』『悟りを開いた漢』『瀬戸内さんより素晴らしい人格者』…
そんな形容詞を付けられてしまう、聖人君子としても名高い私にも、恥ずかしい過去があったのです。
それを封印するのは簡単だが、あえてそれをさらす事によって恥ずかしい過去や呪いを笑い飛ばそうという企画を考えたのです、今!

まずは醜いフリークスと蔑まれた幼年期。
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何と言ってもさぶいのは人生で一番ダサい季節、中学生日記…
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この髪型、服装、ポージング…全てがヤバすぎる!

他にもストーンウォッシュ(ケミカルウォッシュ)のゴム入りウエストなジーパンの中に英字新聞柄のシャツをインしたファッションでダサポーズを取ってる的な、とてつもなくヤバい写真をアップして自虐出来れば良かったのですが…しかし、意外と無い!
恐らくダサさ最強だったはずの中学1年、2年の写真は自分では一枚も持って無いようです。
いつか見た覚えがあるからこの世に存在はするのでしょうが…例えば私が大事件とか起こしちゃって、ニュースに流れた自分の過去写真がそれだったらと思うと腹かっさばきたくなるので、どこかに眠っているだろう写真を早く回収しなくては。

お次は高校一年生です。
柔道に打ち込んでいた時代の憧れの金メダリスト・吉田秀彦選手と撮ってもらった写真だから貴重なのですけど、私があまりにも駄目な奴的表情。
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これも珍しい。数少ない学ラン写真…
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さらにコレ!
何と私は恥ずかしながら、高校時代にMEN'S NON-NO(メンノン)に載った!1995年9月号(通巻NO.112)です。
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どれでしょうか?
ちなみに学校でバレないように偽名使ったのですが。
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もう分かりましたね。コレでした。
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当時好きだった相撲の行司から名前を頂いて作った偽名でした。
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未だ自分こそがBRUCE LEE本人だとは気付いていない時代でしたが、それでも当時から一貫しているのが、カンフー服にBRUCE LEEのTシャツ、そして手にはヌンチャクとアピールしてます…しかし、メンノンからのコメントではこのセットについて一言も無し!

はい、百姓時代です。
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最後に、私の愛車だったスクーター"SUZUKI GEMMA 50"(スズキ ジェンマ 50)を紹介しておきましょう。
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実は高校に入って、バイトしたお金で初めて買った125ccのバイクがあったのですが…これは訳あってあっさり廃車になってしまいました。
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しかし田舎生活の事、バイク失くしては生活できず、自動車は18歳にならないと免許とれない。
そこで目に付けたのはオヤジさまのスクーター、SUZUKI GEMMA 50でした。これがとっくに絶版になってるレアなバイクで、カッコ良かったのです。
しかも当時好きだったマカロニ・ウエスタン(イタリア製の西部劇)のスター俳優ジュリアーノ・ジェンマと同じ名前が付いてる上に、彼がかつてCMしていたのだという逸品。

坂とかになると止まりそうになるし、とにかく10数年乗ってた古いスクーターなので馬力が無かったけど、そこがまた愛着になっていました…。
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↑これは兄と。

しかし、私が家を出てからいつの間にか廃車にされていました。 とても自動車は持てない東京生活をしながら、今もスクーターには乗っているのですが、GEMMA 50が手に入るならまた乗りたいな~。

過去シリーズはここまでにして、はい、これは新潟HARDCOREシーンの重鎮バンドにして世界的にも有名な"BLOW BACK"のTシャツで。
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それにしても田舎は時間の流れが遅くて、ブラブラできる時間が増えますね。
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例によってブックオフ巡りはしましたが、ここはお隣の南魚沼市。
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多少の掘り出し物もありましたが、明らかにパチンコしなそうな私が手にしているのはパチンコ雑誌。

ブルース・リーがパチンコ化されてから、これらも買わなくてはならなくなりました…
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ちょうど隣町では雪まつりなどもやってたので覗いてきました。
その模様はまた次回やりますので、今回はこれでサヨウナラ、また帰る日まで。
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  1. 2009/03/07(土) 23:59:56|
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ホラー漫画(44) 鬼城寺健 3 「悪魔の赤ちゃん デビルズベビー」

もう一冊だけ鬼城寺健作品紹介を続けさせてもらって…
今回は「悪魔の赤ちゃん デビルズベビー」(立風書房刊)です。
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これがまたどうしたらこんなトンデモナイ事を思い付き、描こうと思うのか不思議でしょうがない、変な作品なのです。
もちろんラリー・コーエン監督の同名B級ホラー映画とは関係ありません。

主人公はまた少女で、名はかすみ。恐怖コミックと人形が好きで幻想の世界に浸っています。
このかすみが牧師のパパ、そしてママと姉の洋子と共に、それまではクリスチャンが一人もいなかった小磯島へ引越し、新しく建てられた教会に住んでいます。

ある時からパパの体内に発育不全の一卵性双生児がいた事を発見され、医者はそれを手術で取り除いてホルマリン漬けにするのですが…この胎児のバケモノみたいなのが動き出すのです。

それからパパは頭がおかしくなり、お祈りの時に
『心の貧しい人は幸いである……悲しんでいる人たちは幸いである………
チッ!キリストが言っていることは間違いだらけだッ!
もう、こんなキリストの教えなど信じるには値しない!
キリストは偽善者だッ!こ、こんな嘘八百の聖書なんかッ!』

などと叫んで聖書と十字架を踏みつけにしました!
しかも後で体を見ると、あの胎児のバケモノみたいなのが体中に寄生していて罵りまくってきます。

こいつらこそがタイトルになっている悪魔の赤ちゃん(デビルズベビー)で、チャリティパーティーのハンバーグ調理中に自らミキサーに入って客達に食わせ、皆にも取り憑いて残酷に殺していくのですが…
首がねじれて吹っ飛んで、残った体からニュウーッっとバケモノが出てきてしゃべる所など、かなりの名シーン!
この教会内での殺戮シーンがあるだけで、この一冊を買って損しないと断言できるのですが、顔の下からズキューンと変なのがいっぱい出てきたり、上半身丸々破裂して内臓ぶちまけたり。

無残に殺された両親を見たかすみでしたが、謎の笛を吹いたら魔方陣(ペンタクルス)から女が飛び出し、その女は前に見た黒ミサの夢で出ていた女でデビルズベビーの母なのですが、デビルズベビー達を退治しちゃいました。
『一度は悪魔の仲間入りした私でも ひとかけらの良心が残っていたの……』
という事で、唐突に。
しかもそれにとどまらず、グチャグチャに溶けて白骨になってる死体達を皆生き返らして、また無理にハッピーエンドでまとめてしまうのですよ。
もう…凄すぎ!こんな漫画が大好きです。


アダル、バタル、ノーテ、ヨラム、アセイ、クレコン、ジト、セメネイ、オーツ、ポン、タテオン
おー汝……ポンタテオンよ
われは、これら見えざる者の主たちに宇宙をふるい動かす者にかけて……
シクト、スシティス、エウト、ネメ、メロ、ビテア、ト、アーメン



  1. 2009/03/06(金) 23:40:54|
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ホラー漫画(43) 鬼城寺健 2 「私の赤ちゃんを食べないで」

今回も鬼城寺健作品で続けて、「私の赤ちゃんを食べないで」(立風書房刊)です。
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最高傑作の呼び声も高いこの作品は、発表された当時流行ったハレー彗星ネタに映画「ローズマリーの赤ちゃん」H・P・ラヴクラフトの小説、そして怪獣モノの要素までが詰まった素晴らしい作品。

主人公は矢田部マリという少女。
ママが妊娠したのを機に、両親と共に沼沢市広いマンションへ引っ越してきました。
ここの住人はカエルみたいというか歪んだ顔した奴ばかりですが、テルエという友達も出来て無邪気に暮らしていたら…
マンションには地下道があり、そこで住人達が集まって赤ちゃんを食べているのを目撃し、その中にマリのパパもいるのでした!

そしてここの住人達は全員魔族であり、1986年のハレー彗星が地球に接近する日に生まれる赤ちゃん、つまり生まれてくるマリの妹が狙われている事を知り、そのためマリも命を狙われるのです。
こんな事はママも誰も信じてくれないし、パパは『いつものおいしいタバコ』ですっかり魔族に操られてしまっているし、さあどうするマリ!

ママがかかっている医者も魔族、味方かと思われたテルエもマリを吸血蝙蝠がウジャウジャいる洞窟に閉じ込めて殺そうとして…これは逆に自分が喰われる結果になるのですが、そんなマリに唯一味方してくれたのは神父さまでした。
そして作ってくれた"悪魔退治の薬"で最終的にはマリが魔族に勝利しました。
魔族達は、半漁人というかインスマウスの姿を現して死んでいき。

…と、それはいいのですが、マリがマンション裏の沼から持ってきたカエルの卵が巨大化して怪獣映画のように街を破壊しながら襲ってくる、これは魔族の卵だったという事らしいのですがどうも余計な設定と思えるし、いやこの余計な所があるからこそこの手の作品としては名作なのでしょう。
無理がありすぎて全く怖くないし、面白すぎてもはや笑えてくるのです。
これもハレー彗星のせい、という事なのでしょう。おきまりの無理矢理なハッピーエンドでめでたしめでたし。


ここにいけにえの赤児の血を捧げ お祈りもうしあげます
ハレーの神よ!! 人類を滅ぼし ふたたびわれわれの手におもどしくだされ……
われわれはハレーの神のおいでを長い長い間 お待ちしていたのです
今度失敗するとわれわれは滅びてしまいます
幸いわれわれの子供達は眠っていた卵の中から産まれ出てこの街にあふれています
幾千幾万の…いやなん億という数になって地球をおおいつくして行くことでしょう……
この一九八六年以後 ついに人類は滅び
地球はふたたび われわれの手にもどりますように……!!



  1. 2009/03/05(木) 23:43:17|
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ホラー漫画(42) 鬼城寺健 1 「悪魔つきの少女」

今回は鬼城寺健先生。
大好きなホラー漫画家でありながら、ここ大悟への道 (旧名・名作漫画ブルース)で紹介するのは初めてでした!

まずこの鬼城寺健先生を語る上で避けられないのは、この方は他名義として月宮美兎鬼多川一平ドン男爵、というのも使って描き分けているという事。
しかも実質的な正体は不明なのですから、まるで怪人二十面相のような…でも、どれも売れてないんだから正体なんかどうでもいいという意見が出そうですね。

今回紹介するのはレモンコミックス「悪魔つきの少女」(立風書房刊)です。
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この表紙は誰が見てもヤバいでしょう。

舞台は千葉県館山市で、新築のお屋敷を建てた犬上耕三邸。
建てる時に敷地から出てきた能面を飾っていて、何故か娘の聖子がその能面のたたりに遭う話なのですが、その聖子の変貌具合は完全に映画「エクソシスト」のパクリ。

しっかり首が180度回るあのシーンもあるし、ミミズやナメクジを食べるようになったり、下品な言葉を吐いたり空に浮いたりもするようになりました!
そこで憑物落としに密教禅師・聖雲阿闍利が道士を伴って登場するのですが、ここは西洋のエクソシストと違って日本式ですね。
護摩修法の悪霊退散祈願術を勉強する事もできます。

聖子にとり憑いているのは犬上が犯した財界汚職の犠牲になって死んだ小林で、能面には五百年前の悪霊がこもっている事も分かりました。
しかし当地を治めていた里美家には代々魔族(サタン)の血が流れていた、とかまたトンデモナイ事を…

最後に密教禅師達は首斬られたり体中にガラスが刺さってたりの痛々しい有様で全滅しますが、聖子は元に戻って…無理矢理でさわやかなハッピーエンドで終わる作品でした。

鬼城寺健作品はもとより構成はおかしく、勢いと思いつきだけで描いていくタイプなので、あのシーンは何だったのか、とか気にしてもしょうがない。
簡単にこれは未熟だ、とかで避けちゃう人も多いのでしょうが、悲しい事です。この味を楽しめない人こそが未熟であり、勿体無い事だと思うのですが…


きたか!悪党!人殺し!
……貴様の最後の時がきたぞ!
フッフフ……犬上常務!おれは貴様の犠牲になって死んだ小林だ!
私欲のためには平気で人を殺す人非人!
怨みをはらしてくれる かくごしろッ!



  1. 2009/03/04(水) 23:44:46|
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藤子不二雄(17) 「海の王子」

今夜の藤子不二雄作品は、「海の王子」(中央公論社刊)。
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おなじみの"藤子不二雄ランド"版で全5巻ですが、この「海の王子」第1巻こそが、全301巻(プラス別冊が全30巻)に渡って出版されたFFランドの記念すべき1冊目となりました。
ちなみにFFランドは巻末に新連載漫画が毎回1話載っていたのですが、まずはここで「ウルトラB」の1話目が登場しています。

「海の王子」週刊少年サンデー(小学館刊)にて1959年から掲載された作品で、約2年の連載が終わった後も別冊少年サンデーや学年誌等で描き継がれた人気漫画でした。
藤子不二雄先生にとって初の週刊誌連載漫画でもありますね。
スタート当初は海を舞台にした作品を得意とする小説家の高垣葵を原案者として使っているため、藤子作品としては珍しい科学海洋冒険物語に仕上がっています。ちなみに中盤以降は高垣葵は関わっていないようです。

何度か装丁を変えて単行本化されてきた「海の王子」ですが、現在は残念ながら全てが絶版。
その理由としては、やはり分かれてしまった二人の藤子不二雄の権利関係の問題でしょう。
何故ならこの作品、正義(海の王子側)を藤本弘=藤子・F・不二雄先生が描き、悪側のキャラクターを安孫子素雄=藤子不二雄A先生が描いた、完全なる共作なだからなのです。
だから単行本の表紙だけ見るとF先生の単独作品かと思われそうですが、ページをめくればA先生の描く魅力的な悪者達であふれていますよ!
ギリギリこの時までは、名義だけの関係ではなく本当に一つの作品を二人で共作していたんですよねぇ…

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さて、そんな「海の王子」はどんな話なのか。
主人公は深海にある"カイン王国"の王子である…その名も海の王子。そう、海の王子ってのが名前なんだからしょうがない。
その海の王子が妹のチマとで世界一ハイテクな愛機"はやぶさ号"に乗って、世界征服を企む様々な悪者達と戦うもの。
またこの妹のチマが『おにいさま』と呼んでくるし、従順で可愛いのですね。

昔の少年漫画らしく単純ではありますが、世界各地で起きる事件の内容や敵の組織の能力なんかは、本当にバラエティに富んでいます!
黒いおおかみ、海へび大帝、鉄の獅子、恐龍王、ピラニア総統、砂漠の鷹、プロトン皇帝、デビル、アーメス大佐…
海底のアトランチス帝国の海神ポセイドンや、さらには宇宙人の赤いサソリや、はやぶさ号を改良したロケットを作って月世界旅行までして昆虫の化物みたいな奴らとも戦いました。
もっと凄いのは、何と四次元の世界からの侵略者・カメレオン4Dでしょうか。

どいつもがハイテクな武器やロボットと野望を持って襲ってくるのを、海の王子とチマがはやぶさ号で撃退して世界を守るのですが、時には負けた後で雪辱を果たす事もありました。
こんな奴らと対面し、戦っていながら海の王子は『お化けなんかいるはずないよ』とか言ってるのですが…
超電圧を使って攻撃してくるナマズ首領と戦う時は、海の王子が自分の体に電圧を流して体を電気に慣らしていたりと、カワイ目の絵柄ながら意外にもスポ根漫画のような努力をしていました。

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ところで海の王子とチマのヒーロー衣装、表紙を見て分かる通りカッコいいですね。手袋と長靴にピッタリしたユニフォームですが、
『それだけだと軽くなりすぎるので、主人公にはロングのコートを着せたんだネ。このコートのデザインを盗用したのが、その後流行したマキシ・コートだド!というのはホントのウソデース。』
というのは、「藤子不二雄まんがスクール」より作者の言葉です。

海の王子とチマの他で重要な登場人物としては、まずチエノ博士がいます。
チエノ科学研究所を主宰する彼は、日本が世界に誇る科学者にして海の王子達への一番の協力者。

他に毎回のように出るのは毎朝新聞の事件記者であるハナさん、こと獅子花夫
彼はとにかく食べるのが好きで、『ぼくはおなかがすくと 腹がへるんでねえ』とか言ってるユニークなキャラで、その好奇心のせいで事件に巻き込まれてばかりいました。

「砂漠の戦艦シーラカンス」の回だけしか出てきませんが、ギャング姿の二人組の名前はハムサラダンでした。
するとファンなら当然吉田忠先生の「藤子不二雄物語 ハムサラダくん」を思い出すわけですが…二人の藤子不二雄ハムとサラダというあだ名にした同作品に、なにか関係があるのでしょうか。

ユニークなロボットや武器なんかがひっきりなしに出てくる作品でもありますので、メカ好きにはたまらない作品でもあるでしょう「海の王子」ですが…
その最強の敵を迎えた最終話は『不死身のハイドラ』。
ここで人類を救うために海の王子は、地殻に穴を開けて火山を造るためにはやぶさ号で地球の中心へ突っ込んでいくのです。
そんな事をすれば当然死ぬわけですが、そうと分かっていながら行動を共にするチマ!
結果それで世界は救われるのですが、海の王子の命は人類にとってあまりにも大きな損失でした…


人間どもはたがいに争いあって 今に地球を破滅させてしまうだろう
そうならぬ先に わしがおろかな人間どもを消して 新しいロボットの世界を建設するぞ!
昔 神が人間の世界を創りたもうたように 今度はわしが神の代わりとなって
地球の支配を人間からロボットに交代させるのじゃ!!

わしはくるってなんかおらんぞ
くるってないわしを くるってるという
おまえたちこそくるってるのじゃ



  1. 2009/03/03(火) 23:25:43|
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旅行・紀行・街(55) 静岡県賀茂郡河津町 1 東伊豆町 1

先日は日帰りで静岡県賀茂郡へ行ってきました。まずは河津町

初めて足を踏み入れた河津町は伊豆半島東岸の町で、川端康成「伊豆の踊り子」井伏鱒二「河津川筋」で舞台になっている地ですので、期待しちゃいますね。
そしてこの時期は"河津桜"…毎年2月には満開になる関東一の早咲き桜も見れる、というわけで河津桜まつりというのも開催されています。
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雨が降ってきちゃいましたが…

行ったのは2月下旬でしたが今年の桜は早かったらしく、花期が1ヶ月と長い河津桜も終わりかけでした。
代わりに菜の花が満開。
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まだ桜が残ってる所を探して…
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こういう鳥が群がって突っついてました。
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あっ、外道坊だ!
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猿まわし。
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ここより少し開花が遅いという"七滝観光センター"の方はまだ桜が十分残っているとの事で、そちらへも行ってきました。
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現地名産のニューサマーオレンジドリンクを飲み、立ち去りましたが…時間あれば夜にされるライトアップも見てきたかった。

これは、頂いた河津桜原木のポストカード。
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この場所も見ましたが、残念ながらもう葉桜になっていました。

移動中に弁当を食って…
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そしてもう一箇所、同じ賀茂郡である東伊豆町にも行きましたよ!
ここは"稲取温泉"で有名な地ですが、それよりこの中にその稲取という地名があり(かつては稲取村→稲取町も存在した)、それって…伊豆の稲取って…楳図かずお先生の超傑作「おろち」で、サンデー・コミックス版3巻を丸々使った『骨』というエピソードで舞台になった土地ではないですか!
そう思うと有り難味も増しますが、さてさて今は、これまた有名な"雛のつるし飾り"の時期なのです。
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ここが会場。
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風見鶏がカッコいいです。
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しかし、私が女の子みたいに雛人形や吊るし飾りのを見てどうするんだ、と突っ込まれそうですね。
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さようなら~。
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会場の外にはウサギさんと戯れるオヤジ達。
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足湯もありました。
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あとは市街地となっている温泉街ですが、これが昼間ですらひなびたいい雰囲気しているのです。

懐かしいスマートボールの店が同じ通りに二軒。
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ストリップ、スナック、お土産物屋…
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この"田村丸"では何と、食事すると温泉に入れるサービスがあるそうです!
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"ピープル"はニンジン君がいい。
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さすがサッカー王国、静岡…警官の顔がサッカーボールとは驚きました。
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おおっ、"どんつく通り"
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ここでは6月にどんつく祭という、御神体の男根形神輿が練り歩く奇祭があるのでした。それも見たいな~。

あとは海辺を散歩してから帰りましたが、
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あんな所に大仏を発見!
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平田弘史先生、牛次郎先生、辻真先監督…凄い大物の方々が好んで住んでるこの伊豆の地についてもっと知りたいと思いますが、今回はここまでです。


  1. 2009/03/01(日) 23:40:54|
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Author:BRUCE
BRUCEです。あだ名は大悟(DieGo)です。
大悟…つまり悟りを開くに至る道程にある事を表し、かつ神の映画「ドラゴンへの道」から頂いてのブログタイトル。同名の秘密結社も運営しています。

名作漫画紹介の形を借りて、自分の記録用に使っています。

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