大悟への道 (旧名・名作漫画ブルース)

名作漫画の紹介 ・・・個人的な旅の記録

ETSUSHI ROCK JAM vol.3、最後のウェンディーズ

12月21日…あの有名なエツシホシノ氏のイベント、
ETSUSHI ROCK JAM 2009
に、再び私がDJ大悟への道として出演してまいりました。

会場はおなじみ、中野区東中野の東中野プリズントーキョー
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しかし…このライブハウス&ダイニングバーは、何と年内をもって閉店するという残念な事になりました。
私にとってはここで最後のイベントですので、自分自身も楽しませてもらいましょう。

ETSUSHI ROCK JAM♪ 2009といえば、そのvol.1にてオーケン特集でDJをやった様子は「ココ」にアップされていますが、今回はそのvol.3でした。
ちなみにvol.2は仕事のため参加出来ず、今回もギリギリまで行けるかどうか確定出来なかったため宣伝も出来なかったのです。
それでも友人は何人か来てくれました!
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会場にはエツシホシノのCDと、何とカレンダーもありました!
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DJ大悟への道が今回持って行ったのは、戸川純関連のCD。
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仕事終わってすぐに駆けつけた所、ギリギリ最初の出演者が登場する前に到着しました。オープニング用の曲はかけられませんでしたが…
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DJブースでビールを飲み、
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鶏皮煮込みなんかも喰いながら、
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私自身も観客として楽しませてもらったETSUSHI ROCK JAM vol.3。
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今回も、DJブースから観た全出演者。
それと私がかけた曲を、曲名(アーティスト名義「アルバム名」)という風に書いて残しておきましょう。



岩崎充孝
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ラジャ・マハラジャー(戸川純「TOGAWA LEGEND SELF SELECT BEST & RARE 1979-2008」)
ロリータ108号(ヤプーズ「ヤプーズ計画」)
夢遥かエスパニア(coba「太陽のポスティーノ」)



THE KEATS
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怒濤の恋愛(戸川純「決定版 戸川純ベスト・セレクション」)
バージン・ブルース(戸川純 シングル)
テクノキャバレーのテーマ
復興の唄(ゲルニカ「改造への躍動」)



村上眞奈美
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マスタード(ハルメンズ「ハルメンズの20世紀」)
私は孤高で豪華(ヤプーズ「大天使のように」)
月世界旅行(アポジー&ペリジー「超時空コロダスタン旅行記」)
夢見る約束(戸川純ユニット「極東慰安唱歌」)



SAYA
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Teinen Pushiganga(Otomo Yoshihide's New Jazz Ensemble「Dreams」)
終曲(戸川純「20th Jun Togawa」)
降誕節(V.A.「WE WISH YOU A MERRY CHIRISTMAS」)
吹けば飛ぶよな男だが(戸川純「Twin Very Best Collection」)
NOT DEAD LUNA(ヤプーズ「ダダダイズム」)



落合謙二バンド
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涙のメカニズム(戸川純とヤプーズ「裏玉姫」)
蛹化の女(戸川純「THE VERY BEST OF JUN TOGAWA 」)
赤い戦車(ヤプーズ「ダイヤルYを廻せ!」)
また恋しちゃったのよ(オリジナルサウンドトラック「すべての犬は天国へ行く」)



KatsuJi
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夜が明けて(戸川純「昭和享年」)
Yesterday,yes a day(戸川京子「O'can」)
恋のコリーダ(戸川純「好き好き大好き」)
母子受精(戸川純「東京の野蛮」)
Men's JUNAN(ヤプーズ「ヤプーズの不審な行動」)
赤い花の満開の下(ヤプーズ「HYS」)



そして…入場時にかけてと頼まれていた締念プシガンガ(戸川純「玉姫様」)に乗って、当日の大トリにして主催者・エツシホシノ氏の登場!
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今回もナース軍団を引き連れてきて、盛り上げてくれました。
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本当にどこまでも盛り上がり、ステージから降りられない状態になったエツシホシノ氏でした。
そのため時間が無くなって、私がエンディング用に用意してた曲はかけられなかったのですが…東中野プリズントーキョーでの最後の夜、いい思い出になりました。
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今回はphewの戸川純カバーと自殺した妹・京子の以外は全て戸川純ボーカルの音源。頂いたリクエストにも応えながらやり、しかも同じアルバムからは一曲のみしかかけてません。
他にまだかける予定だった曲はあり、アナログのみでCD化されてない曲はかけられなかった等の悔しさもありますが、まぁ限られた条件でやるだけやった満足感も少しはあり、まぁこんなもんでしょう。

燃え尽きて帰る友人。
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さて、今夜は2009年最後のブログになるのでもう一つ。
今年の最後の最後になって驚かされたのが、ハンバーガーのチェーン店ウェンディーズ(Wendy's)が年内で国内の全店を閉鎖するというニュースでしょう。
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上記のライブハウスに続き、また悲しい閉店の話です…

私はこのブログでそのニュースが流れる少し前に「ココ」で、ウェンディーズから挨拶したものでしたが…
オーストラリア産の牛肉をオーダーメイド(作り置きしない)システムで、しかも早く出すこの店は好きでたまに行ってたのです。

新宿3丁目の店舗はディスクユニオン(disk union)が何店舗もある通りにある事もあり、中古レコード・CD選びで何時間も格闘した後に疲れた頭と体を休ませて頂いたものでした。
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↑これが先日のその店の様子です。いきなりの閉店情報に焦った人々が押し寄せてはいましたが、店の看板は節電のためか付いてなく、そんなにお金無いのかと悲しくなってしまいます…

私は最後のウェンディーズバーガーを、新宿御苑前店で頂きました。
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やはり、看板の電気は消えています。

こちらはウェンディーズのマスコットの女の子・ウェンディちゃん。
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親馬鹿な会社創業者の娘がモデルで、ウェンディという名はその娘のニックネーム。

再びウェンディーズTシャツで訪れた私でしたが、ウェンディちゃんがプリントされたTシャツが欲しかったなぁ…
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ポテトの太さがちょうどよく、
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プラス30円で付けられるオプションのチーズも良く付けたものでした。

チリチーズフライ、ンマーイ!!
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コレが私のウェンディーズで食べる生涯最後のバーガーになるかもしれないのか…
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店内ですので涙をこらえなくてはならず、大変でした。
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トレイの紙を見ると、まだクルーの募集をしている!!最後まで諦めない、その姿勢を私も見習う事にして、2009年の〆にしようと思います。
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よいお年を!

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  1. 2009/12/30(水) 23:24:12|
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旅行・紀行・街(76) 宮城県仙台市 1 ジョジョの聖地巡礼、ほそやのサンド…等

私の宮城県旅行の4回目にしてトリとなるのは、県庁所在地であり東北地方の最大都市でもある仙台市です。
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ここも前回の塩竈市と同じく10数年前に一度来て以来の懐かしい土地。

さて…まずは仙台、寒い!寒すぎる!この日がたまたまかもしれませんが、とにかく"アエル(AER)"なる東北地方で最高層というビルに走り、ユニクロでヒートテックの下着を上下購入して落ち着いた次第です。
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さて、仙台市は今までの街と違って大都会であり、商店街なんかも巨大で地方色は感じませんでしたが、至る所にベガルタ仙台とかいう地元のJリーグサッカーチーム優勝祝いの垂れ幕がありましたね。
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続いて、サンタの服を着た仙台四郎が吊るされているのも発見!
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仙台四郎は江戸時代末から明治時代に実在し、水木しげる先生が「神秘家列伝」で描いた彼も、仙台を語る上で重要な人物。
知能障害者でありながら各地でもてなされ、没後は商売繁盛の福の神になった…彼もいろんな所で見つけて満足しました。

こちらは、仙台四郎グッズのコーナーですが、
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こちらはでかい人形。
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本当にちんちん丸出しです!
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さて、杜の都と呼ばれる仙台市には数多くの名所や旧跡などがありますが、漫画好きには何といっても
「ジョジョの奇妙な冒険」
のファンには特におなじみの土地でしょう。
第4部『ダイヤモンドは砕けない』の舞台はM県S市杜王町という設定で、明らかに作者である荒木飛呂彦先生の出身地である仙台市がモデルとして使われたのでした。
地形が仙台市なのはもちろん、作中に実在する地名や店や名物まで出てくるのですから、聖地として巡礼したいですよね。
やはり街の行方不明者数は、全国平均を遥かに上回っているのだろうか…

さらに杜王町が舞台となる第4部以前にも、仙台市の何かが作品に使われてたりもします。
その一つが、ハイエロファントグリーン(法皇の緑)スタンド(幽波紋)を操る花京院典明…彼の名前。花京院という名が、仙台市は現在の青葉区にある地名から取っているのです。
早速地図で地名の花京院を探し、足を踏み入れましたが…何だか興奮しました。
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もう、街で目に付く住所案内やビル名等、どこを見ても花京院、花京院、また花京院!!
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歩いてると花京院が戦った数々の死闘を思い出し、胸が熱くなります。

さらに歩を進めると、ここは…
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"花京院郵便局"です。
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地名なので公共施設や会社にも『花京院』がつくのはむしろ当たり前なのですが、この花京院郵便局には特筆すべき部分があります。

分かるでしょうか…
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何とここ、花京院のスタンド・法皇の緑が持つ緑色に合わせた建物に作っているのですよ!!
このネタは既にジョジョ好きの友人が調べていて教えられていたのですが、それでも唐突に現れる奇抜な色を目の郵便局を当たりにして、驚きましたよ。
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やはり郵便局の偉い人がジョジョファンなのでしょうか。近い将来に科学技術がさらに発達したら、建物が触手状に変化してエメラルドスプラッシュを放つように改良するのですかね。

仙台市の「ジョジョの奇妙な冒険」舞台巡りは、もうちょっとありまして、お次はこちら。
第4部のJOJOである東方仗助の家がある(定禅寺1の6)のはここでしょう、定禅寺通り(作中では後に浄禅寺通りに変更されました)。
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続いて広瀬通りは、もちろん広瀬康一の名の由来になった通りの名前。
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この通りにあるホテル、"ドーミーイン仙台"をその夜の宿に決めました。
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なかなかいい所で、ホテル内にてビールとラーメンも頂きました。
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続いて第4部のラスボス・吉良吉影、また漫画家の岸部露伴も住んでいたのは匂当台。ここは"勾当台公園"です。
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お相撲さんの像がありました。
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第3部の会話であったように空条承太郎も花京院も相撲好き。きっとこの、仙台市出身の第4代横綱谷風(江戸時代の力士)の像も愛していたのでしょう。

次はもっとヤバイですよ~。アーケードの商店街内にあるお店で…"むかでや"です。
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ジョジョの作中では『靴のムカデ屋』という表記になっていて、簡単な洋服の仕立て直しもしてる靴屋ですよ!
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承太郎と康一が吉良吉影の手がかりをつかむきっかけとなった店であり、ここを舞台にしたシアーハートアタック(キラークイーン第2の能力で左手から1発だけ放てる…)との激戦は忘れられませんね。

今後も伝説になり続けるであろうジョジョで、これほど素晴らしい扱いを勝手にされた店ですので、当然店員さんも知っているだろうと思い声をかけてみました。
そしたらやはり、我々のようなボンクラ…ジョジョファン達がたまに来るらしく、店員さんも靴のムカデ屋が出る話だけ読んでみたそうです。
ちなみに東京とかから定期的にファンが来て興奮しているけど、地元の人にはジョジョの舞台で使われた事はほとんど知られてないのだとか。

そして差し出された店の葉書。
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隅っこに写ってるのが、店員さん曰く『これが吉良に殺された店主です』
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殺された店主…"たべっ子どうぶつ"が好きで、ラクダは最後に食べる、そして吉良の漢字を読めなかったあの人。
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こんなんなっちゃうんですけどね。
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これが店内の様子ですが、履物類の他にも和雑貨などがたくさん揃っていて、借り主さえいれば画廊もやっています。
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もちろん私も記念に買物をしましたが、ジョジョファンが来て買物をしたら領収書を吉良吉影の名で書いてくれるサービスをしているのだとか!但書きも『洋服直し代』です…
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仙台滞在二日目にも通りかかったので、またも買物をしたら今度は『ボタンお直し代として』と書いてくれました。
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吉良吉影。
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店員さんは慣れたもので、彼の名前をスラスラ書いていました。

ここ"江陽グランドホテル"
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ここもジョジョで出たとは現地で気付かずに、ただゲロ吐き続けてる妖怪の石像が面白かったから写真撮っておいたら、
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どうやら承太郎が杜王町での拠点として長期滞在していたホテル・杜王グランドホテルのモデルだったらしいのです。
それならもっと、ちゃんと観て写真も撮ってくればよかったですね。

あれ?歩いてたら見つけた"CAFE&BAR HEAVEN'S DOOR"(ヘブンズ・ドアー)。
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岸辺露伴のスタンド名を冠したお店ですが、普通にボブ・ディランの名曲から取っただけの可能性もありますなぁ。

時間の関係で、単行本や「JOJO6251―荒木飛呂彦の世界」に載ってた杜王町詳細図を片手に全部歩いてみるわけにもいかず…ジョジョ観光はこれまでです。

あとは仙台市の食文化、そして夜の部では当然のお酒を楽しみましょう。荒木飛呂彦先生は、あるインタビューで宮城県で一番美味しいものは何か聞かれた時に
『あるのかな?(笑)。東京の方が美味しいですよ。』
などと答えていましたが…もうそれは読まなかった事にして、何と言っても一番有名な仙台名物、そして仙台発祥の…牛タン料理にいきましょう!
牛タン料理店はかなり数が多いのですが、無難に有名らしい"牛たん炭焼 利久"へ。
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まずは、牛たん定食。
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飲み物も仙台市発祥とされるカクテル・レゲエパンチ(Reggae Punch)なる物を試してみました。
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…が、やはり私にはこの手の女子向けな酒はダメだ。

すぐに飲んじゃって、結局は宮城県と関係ない黒糖焼酎まんこいに移行しました。
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牛たん焼き以外のサイドメニューも酒のつまみ的な物が多くて、飲み客を掴んでいるようでした。私はもつ煮と牛たん唐揚。
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牛たん炭焼 利久は、あの花京院や他にも何店舗かあるようです。
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もう一軒、牛たんを…
仙台駅の3階には専門店が並ぶ『牛たん通り』があり、ここから私が選んだのは"伊達の牛たん本舗"
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こちらはお弁当で頂きました。
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もとより牛タン好きの私ですが、本場仙台の牛タンは感動的に美味かったです。

飲み屋街で圧倒的に良さそうだったのがレトロな文化横丁と、
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壱弐参(いろは)横丁
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私が入店したのは壱弐参横丁の"仙壱屋"で、
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地酒と、
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焼き鳥におでんです。
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いたって普通の物を食べて、普通に呑みました。

次回行きたいとチェックしておいた店はいくつかありますが、次なんて何年後に行ける事やら…
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(ここは"おでん三吉")

"天下一品"の店先にある巨大な麺は、ずっと上下運動していました。
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ゲームセンターの"ボンボン会館"
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この古本屋"熊谷書店"は地下もありまして、入店して思い出したのですが10数年前にも来ています。
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そういえば仙台駅のすぐ近くにブックオフもあったし、
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前の回で紹介した街も含めて宮城県旅行中に何軒かの古本屋に寄りましたが、ついに一冊たりとも買う本がありませんでした…
特に仙台市は大都会なので、銀座、歌舞伎町、原宿…といった東京の名所それぞれの小型版みたいな一角があって賑わっていて楽しいのですが、こと古本屋に関しては全然ダメ!そう、新宿みたいな所はあっても中野みたいな所は無いんですよね。
旅先で買う本は旅の思い出にもなるし帰り道で熟読しちゃうものなのですが、今回は残念。いや、いい所を見つけられなかっただけかもしれませんが。

最後にハンバーガー店で、"ほそやのサンド"です。
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こういうチェーン店でない独立系の店はかなり美味い事があります。

しかも店の前の看板によると、1950年創業で2002年に100マン個の売り上げを達成したと書かれています。
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その数を数えていた方が凄いですね。

入店すると高齢の店主が迎えてくれて、これもお店の長い歴史を感じさせます。
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(↑これは店内に置いてあったチラシ)

カウンターの中にも
『おかげさまでほそやのハンバーガー100マンコ達成できました。』
と書いてあります。
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ん?え!?見間違いかと目をこすってもう一度確認しましたが、やはり…
『おかげさまでほそやのハンバーガー100マンコ達成できました。』です。
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何で『100万個』じゃなくて、いやせめて表の看板のように『100マン個』じゃなくて、『100マンコ』って全部カタカナなんですか!!高齢のご夫婦で経営しているお店だし、これはネタでやってるんじゃないですよね。

純情な私は気恥ずかしく、今回はテイクアウトにして、
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帰りの新幹線内で頂きました。実は帰りの時間が迫っていたのです。
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ハンバーガーとチーズバーガーです。

パンの底に『ほそや』と焼かれています。
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そのパンの味が美味くて、肉や玉ねぎ等の素材の味も良く分かる…こりゃ美味い。しかも安い!

他に帰りに急いで購入したのは、やはり仙台土産の定番・萩の月
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この商品は何といっても大好きな林静一先生がイラストを描かれているのが目を引きます。

他にふうき虎やき
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ずんだ餅
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前に紹介した石森章太郎関係の施設の充実度と街中への浸透度に驚いたばかりですが、宮城県民は本当に名作漫画に対する理解や尊敬が強いのだと感じました。
あ、こちらは仙台駅で見つけたコインロッカー。
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あの素晴らしかった石巻市石ノ森萬画館とタイアップ!

はい、仙台市とはこれでお別れです。
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帰りは新幹線なので早かった…
東京駅に着いても、現在宮城県が観光キャンペーンとして協力に推進している『仙台・宮城 伊達な旅』のポスターがいっぱいでした。
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そういえば、どこの観光情報でも仙台市といえば伊達政宗に関する場所を案内していて、最近は武将ブームだしそれだけ人気もあるのでしょうが、私は一切そちらは目にもしなかったなぁ…
今回行けた所は宮城県のほんの一部でしょうし、今度は長く滞在してみたりもしたいですが、009イヤーに間に合ってどうしても行きたかった所だけは行けたと思うし、満足して終わります。


  1. 2009/12/27(日) 23:27:42|
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旅行・紀行・街(75) 宮城県松島町 1 塩竈市 1 長井勝一漫画美術館…等

私の宮城県旅行はまだ続き、今回はまず宮城郡の松島町

漫画好きの聖地巡礼ついでではありますが、日本三景の一つ松島…この有名な観光地にも来てみたかったのです。
前回まで石森章太郎(石ノ森章太郎)先生関連の物を目指して石巻市登米市を観て来た様子は既に紹介しましたが、その間に一泊する地として選んだのも松島町でした。

JR松島海岸駅。
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着いたらいきなり日が暮れてきて、
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あっという間に真っ暗になってしまいました。なので観光は翌朝にして、夜に欲するのは夕食と酒…です。
今回の宮城県旅行の目当ては漫画関連だけじゃない、御当地グルメも重要な部分を占めてましたが、その中で松島といえば、そしてこの季節ならもちろん、松島牡蠣に決まってます!

駅前の広場で見つけた"御食事処 小舟"で頂きました。
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地元のオヤジ達にまぎれて、地酒を何杯か頂きながら…
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牡蠣刺身、
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焼き牡蠣、
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牡蠣フライ(こちらは定食で)、
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そして牡蠣鍋。
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お腹もふくれてほろ酔いの中、真っ暗な坂道を登って行き着いたのが"プチホテル びすとろアバロン"
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アバロンとカタカナで書かれたらブライアン・フェリーが率いた(初期はブライアン・イーノもいた!)バンド、ロキシー・ミュージック(ROXY MUSIC)が生んだ傑作…というよりロック史に残る名盤「AVALON」を思い出す方が多いでしょう。あとは押井守監督の実写映画とか。
しかし実はここ、AVALONではなくABALONなのです。
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つまりアワビですね。今回は食べられなかったけど、松島はアワビも美味しいようなのです。

選ぶポイントとして、値段の次に洋館のような外観も良かったのですが…実は風呂が檜の浴室で、五右衛門風呂もあるというので決めました。五右衛門風呂って入ってみたかったのですよー。
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ププーッ!(笑)

翌朝には3階の展望部屋で景色を眺めて、
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朝食。
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プチホテル びすとろアバロンとお別れです。
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それから当地のカミにも挨拶というか、参拝すべく近くの日吉山王神社へ。
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宮城県指定重要文化財ながら、他に誰一人いないのも良かったです。
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それから超有名な、伊達政宗が再興した国宝・瑞巌寺の方へ。
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ここ"伊達なおみやげ堂"で試食させてもらった牛タンが美味かった!!
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買わなかったけど…

瑞巌寺の回り、瑞巌寺洞窟を散歩。
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『松島は古来「奥州の高野」と呼ばれ、浄土往生を祈念する神聖な霊場であった。』と、書いてありました。

延命地蔵
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芭蕉碑
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松島は「おくの細道」の目的の一つだったのに、ついには句を詠まなかった松尾芭蕉ですが…いや、正確には
『島々や千々に砕きて夏の海』
と詠んでいながら推敲の段階で削除したのですが、とにかく曾良を連れて訪れ、滞在しているのは確かなので、芭蕉関連の碑とかはいろいろあります。
よく勘違いされているので一応書いておくと、『松島やああ松島や松島や』は芭蕉の句ではないぞ、と。芭蕉は天才ですからね…

これは『松島や』で始まる俳句二つですが…
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何と、あの李登輝の手による『松島や光と影の眩しかり』、そして妻・曾文恵『松島やロマン囁く夏の海』です。

伊達政宗の嫡孫・光宗の霊廟として建立された、圓通院山門の入口。
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おっと、まだ紅葉も残ってましたよ。
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お次は五大堂へ。
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小さな島の上にかかってる、すかし橋を渡って行くのです。
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またこちらの福浦橋は、松島海岸と福浦島を結ぶ全長252mの長い橋。
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もう時間無くなっちゃって、渡りませんでした。

あとは駅への帰路途中で牛たん饅頭を見つけたのでビールも買い、
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続いて牡蠣入りカレーパン
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"赤ピーマン"ラスポテトと、軽食を楽しみました。
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松島海岸駅へ到着し、残念ながら松島とはお別れですが…駅から見えた"マリンピア松島水族館"。本当はここも行きたかった。
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さて、次の目的地へ向けて仙石線で移動した先は…
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塩竈市です。
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あ、ここは土地の表記が場所によって鹽竈、塩竈、塩釜と複数ある変わった所なのですが、全て『しおがま』と読みます。
実は私、10数年前に一度友人を訪ねて宮城県に寄った事があるのですが、その時に寄らせてもらった家が塩竈市でした。

現在はその友人とは連絡を取れなくなってしまったのですが、再びここに来た目的はガロの初代編集長だった長井勝一漫画美術館
1998年のオープン情報を聞いた時から行きたかったのですが、ついに行けました。

ふれあいエスプ塩竈なる公共施設内に、それはあります。
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入場は無料!入って受付の人に何点か問い合わせでお話したら東京から来た事に喜んでくれ、美術館のパンフレットも頂きました。
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さあ、行きましょう。
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永島慎二先生の手による壁画。
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奥にはガロ壁!
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私もほとんど持っててるので見覚えのありますが、素晴らしいジャケが並んでます。

戸棚の引出しの中には水木しげる先生、上村一夫先生、花輪和一先生、丸尾末広先生…他、好きすぎる漫画家達の原画が入っていたりの貴重な展示品に興奮。
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再現された長井さんの仕事場。
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これらは実際に青林堂から持ってきた品々だとか!

この長井さんパネルは南伸坊先生の手による物でしょう。
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しかしイチ編集長の美術館があるってのも凄いですよね。
しかも素敵な漫画家達が長井さんに送った年賀状など、どれもここでしか観れないであろう、ガロ好きにはたまらない宝の山でありました。
これはうちの近所で…もちろん私もたまに訪れる阿佐ヶ谷の居酒屋"木菟"の、かつての主人でジェリーさんこと故藤村茂男氏による寄せ書き。
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ガロ出身漫画家達の漫画も置いてあり、読み放題でした。
私が行った日は他に入場者はいませんでしたが、入場無料という事は近所のガキとか漫画読みに来るわけですよね。
子供の時からガロ系作品に出会えるのだから、かなり恵まれた環境だと言えますが、トラウマになる者も出そうです…

長井勝一氏の編集者としての功績を知らしめる素晴らしい美術館でしたが、自身の著作でも筑摩書房から上梓された「『ガロ』編集長/私の戦後マンガ出版史」というのがあり、こちらも名作ですので是非読んでみてくださいね!
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↑これより、再発のちくま文庫版の方が入手は容易だと思います。

満足して長井勝一漫画美術館を後にした私ですが、塩竈市でしなくてはならない事がもう一つありました。
それは、マグロを中心とした寿司を喰う事。港町・塩竈はマグロ水揚げ高が全国一位な事でも知られる地であり、人口あたりの寿司屋店舗数も日本一多いのです。

ふれあいエスプ塩竈で頂いた『塩竈寿司めぐり』なる寿司マップを参考に、
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行ったお店は"すし徳"
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上にぎりと、カニ丼。
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そして…まぐろづくし!
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正に感動のお味でした~。

…宮城県旅行も次回・仙台市で最後です。


  1. 2009/12/24(木) 23:07:24|
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旅行・紀行・街(74) 宮城県登米市 1 石ノ森章太郎ふるさと記念館、石ノ森章太郎生家…等

引き続き宮城県旅行の続きですが、今回は登米市

前回の石巻市は石ノ森萬画館や、他の石森章太郎(石ノ森章太郎)先生に関連する物がたくさんある事は「ココ」で紹介した通りですが、実は石森先生が生まれ育った出身地は登米市。
同市内にある佐沼高等学校の同窓生として、大友克洋先生と佐藤史生先生という共に偉大な漫画家も存在する事は有名ですね。
別に漫画学校でもないのに…このクラスの漫画家を三人も卒業させた高校は日本中探しても他に無いでしょう。しかも、実際に行ってみて実感したのですが…登米市はとんでもなく田舎なのに!

まず石巻市から東北本線の電車に乗って北上して、岩手県との県境にある登米市を目指す…はずが、逆方向に行くのに乗ってしまって一駅で降りた、そこは陸前稲井駅
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また戻る電車が来るまで一時間近く待たなくてはならずに無人駅のここで時間を過ごしたのですが、なら近くで時間潰そうにも何もない…
いや、ガソリンスタンドの先にコンビニが見えました!
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ピンク色の下地にCoco!と記されたココストアは関東では全然見かけませんが、宮城県にはけっこうありました。

その日はあれが発売だと立ち読みしている週刊誌をチェックしたら無く、そうだ地方では1日遅い到着だと気付いて、もう酒でも飲んでるしかないとワンカップ買って…ようやく来た電車に乗って。
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早く登米市に行きたくて福島泰樹さまのように
『二日酔いの無念極まるぼくのため もつと電車よ まじめに走れ』
と叫んでみても、遅い遅いこの電車…
しかも小牛田駅で停車してまた一時間待ち、といった田舎の鉄道特有のキツイ状態。
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暇だからビールばかり進みます。
こういうのも時間がたっぷりある若者の田舎旅なら味もあっていいのでしょうが、今回の旅の目的はあくまで石森章太郎聖地巡礼であり、昼間の移動時間は短いに越した事はない。

ちなみに帰路も小牛田駅では一時間半待ち!バスは無いから待つしかないし、何かの理由でさらに電車遅れたりで前回の石巻市観光は思うように出来ず、2日かける事になったわけです。
もちろん小牛田駅の周辺に面白い所は無いかと探しもしたのですが、せいぜいファッションセンターしまむらなるオシャレな所があるくらいでした…

ようやく到着した登米市の石越駅
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おおっ、この駅構えを見て嬉しくなりましたが、確かに石森先生の少年時代を描いた自伝作品で見る景色そのまま!

ここから最大の目的地である石ノ森章太郎ふるさと記念館を目指すのです。
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そう、石森先生は何とも凄い事に個人として2つの公共施設を持っている!
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しかしまぁ、聖地への道は甘くない…石越駅までで何時間かかったか分かりませんが、ここからさらに遠い遠い。
バスがあるはずだったのでバス停に行って調べてみたら1日に2本しか出てなくて、仕方なくタクシー使って片道2630円かかりました!
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↑走るタクシーの車中から撮った石ノ森章太郎ふるさと記念館の看板と、ロボコンのオブジェ。
せっかくタクシーなんだから停まってもらえば良かったかもしれませんが…そんなお願いしにくいドライバーでしたので。

そして、いよいよ到着!
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入り口で出迎えてくれる島村ジョー(サイボーグ009)は、コスチュームが初期劇場版の白い服と赤いマフラー!
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とにかく入りましょう。
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ここの一周年記念で複数の漫画家の手によって描かれて贈られた一枚の絵。
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矢吹丈の帽子の上に、日野日出志先生!
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ロビーに並んでるフィギュアとかは撮影しても大丈夫ですが、
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肝心のイベント展示、常設展示はまたも撮影禁止。うーん、残念。
石森章太郎先生存命の時で記念館も出来る前…萬画宣言をして10年、画業45周年の時に石ノ森萬画館の名でイベントとして地方を回っていたのですが、その時に見たいろんな漫画家からのお祝い扇子とか、生家ジオラマやらトキワ荘の部屋を忠実に再現したのやら使用していた道具・宝物、伝説の同人誌「墨汁一滴」…等々ありました。

そしてここのメインとも言えるのが、ふるさと記念館オリジナルアニメーション「小川のメダカ」上映。
監督が何と、村野守美先生なんですよ。
しかし膨大な数を誇る石森作品…それは1人の著者が描いたコミック出版作品数の世界最多記録としてギネス・ワールド・レコーズにも認定されているわけですが、その中から何故「小川のメダカ」が!?
それは作品を観て分かりました。萬画にかなりの編集と改良を加えて、確かに御当地で上映するには良い出来に仕上がってます。

時期によって変わるイベント展示にコーナーでは、工藤稜の世界展を開催してました。
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中庭もありましたよ。
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ジュンが石森先生を描いていて…。
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こちらはトイレの案内板。
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女子トイレが猿飛エツ子なのは萬画館の方と共通してますね。
中に入ると石森先生がシュガー佐藤先生とコミカライズした「家畜人ヤプー」を模した肉便器(ヤプーが大小便を口で受けるよう改造されてる)を楽しめます。
…いや、それはさすがに嘘。

石ノ森章太郎ふるさと記念館の庭には、まず石碑。
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見る角度によって絵の変わる壁画が並んでまして、まずさるとびエッちゃん
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サイボーグ009
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佐武と市捕物控…真ん中から見ると、こんなんなっちゃいます。
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スカルマンの裏に仮面ライダーとは、さすがですね。
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人造人間キカイダーと、石森キャラいろいろ。
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自動販売機。
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記念館の隣りにあるのが、"ミュージアムショップめだか"
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グッズ販売もありますが、とにかく腹ペコな私は軽食に飛びつきました。
ざるそばと、
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登米地方に古くから伝わる食材・油麩入りのそば。
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この店に飾ってあった絵馬。
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おおっー!日野日出志先生のもありました!!
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仮面ライダーがプリントされた味噌や醤油も売ってるし、
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レジにはジョーがいます。
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続いて…そう、石森先生の生家へ行きましょう。
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ふるさと記念館からたったの4軒先にあるので、すぐに到着。
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こちらは無料で見学でき、2階の石森先生が少年時代に使用していた部屋や物がそのまま残っていて…ちょっと涙が出てきました。

あえて私は写真を撮りませんでしたが、石森先生の子供時代の直筆の絵や昔の写真、藤子不二雄先生の「まんが道」でおなじみの、あの3歳上の美人で病弱な姉の写真もありました。
石森先生は彼女のために絵に描いて見せていたのが漫画の原点になったんですよね。

生家への案内看板です。
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登米市にも、いくつか石森キャラのオブジェがありました。
石森郵便局の前にはエッちゃんとプク。
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この石森という名称は別に章太郎先生から取ったわけではなく、地名です。というより章太郎先生がその生まれ育った地名から自らを石森と名乗ったわけです。ほとんどの方は知ってるでしょうが…一応注意しておきます。

さらに私は愛しいフランソワーズ・アルヌール(サイボーグ003)に想いをはせ、仮面ライダーにすがる。
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このフランソワーズがいるのは生家の隣りにある電気屋さんなのですが、そこの屋号も石森先生の本名と同じ小野寺(ONODERA)さん!
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思うに、あくまで不便な奥地であるここに記念館をオープンしたのは、石森先生がこんな土地で育った事を知らしめるため、またファンに対する試練の意味もあるのでしょう。
便利さばかり求める現代人に、この土地で生まれ育ったからこそあれらの作品群が生まれたのだと気付かせる目的もあるのだ、と。
現在ですら驚くような田舎ですが、数十年前のここがどんなだったか…まして雪深くて冬は身動きするのも大変な苦労を伴うわけですからね。
記念館の内容以上に、石森先生を育てた土地を歩けた事に喜びを感じる私でした。

石森章太郎先生に関してはここまでの石巻市と登米市で終わりですが、まだ宮城県の旅行は続きます。


  1. 2009/12/21(月) 23:28:18|
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旅行・紀行・街(73) 宮城県石巻市 1 マンガッタンライナー、マンガロード、石ノ森萬画館…等

2009年最後の月を迎えて…ついに!宿泊を伴う旅行に行けました!
目的地は、何年も前から行かなくてはならない使命を感じていた宮城県
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宮城県に観光名所はいろいろありますが、それなら他にもどこの県でも、いや世界遺産とかある所の方がよほど見ごたえあるかもしれません。
だがしかし!漫画好きにとっては、47都道府県の中でも宮城県はちょっと別格。
何故なら…石森章太郎(石ノ森章太郎)先生、大友克洋先生、荒木飛呂彦先生を生んだ県ですからね。

有名漫画家を多く生んでいる県も他にもあるでしょうが、しかしどうです、この三人って。
どの方も革新的な手法を持って漫画界に影響を与えまくり、確実に漫画を進化させた人で…
というと荒木先生は前二者に比べると功績は少ないかもしれませんが、「ジョジョの奇妙な冒険」という一大傑作を生んでマニアックなファン層の心をつかんじゃって、というより私自身が週刊少年ジャンプでの連載開始第1回目から熱心に、ワクワクしながら最後まで読み続けた思い入れ深い作品・作者であります。

いや、他にも勝又進先生、佐藤史生先生、いがらしみきお先生、石井隆先生、たなか亜希夫先生…等、そこらにいる普通の漫画家以上に好きな人々も出身県として名を連ねるのが宮城県!!

さらにですよ、日本一有名な編集長…あの月刊漫画ガロの創始者にして初代編集長・長井勝一氏もここの出身で、考えてみたら白土三平先生、水木しげる先生、つげ義春先生らも彼がいなきゃ漫画家やってられなかったのだから、↑の人々より漫画界に残した功績は大きいのかもしれません。
ずっと時代が新しくなって、ガロがなかったらという意味では花輪和一先生、丸尾末広先生、蛭子能収先生、内田春菊先生、根本敬先生、みうらじゅん先生といった有名人だって無名なままだったでしょう。

まぁそんな漫画を愛する者には避けて通れない宮城県に、その秘密を探るべく行ってきたのです。
そうだ、私の一番好きな将棋棋士でサインを貰った事もある中原誠十六世名人も宮城県出身。

しかも!2009年となれば「サイボーグ009」ファンにとっては作品発表以来ついに迎えた、千年に一度の
『009イヤー』
となるわけですからね。
次の『009イヤー』は3009年まで待たなくてはなりません!そんなわけで焦っていたのですが、旅の道連れも見付かり仕事も休みが取れ、どうにか2009年に間に合ったのです。


前置きが長くなりましたが、とにかく漫画家王国・宮城県を目指しました。
行きは深夜の高速バスを利用しましたが、途中で休憩したのが安達太良サービスエリア(福島県本宮市)。あの「智恵子抄」に出てくる安達太良へ思いがけず来れたのは嬉しい。
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安達太良といえばもう一つ、手塚治虫先生の傑作「百物語」に出てくる、みちのくの地の底の主たるどでかい地ムカデと同じ名前ですね。

ここでは"あだたら亭"にて、ラーメンをポテトを食べました。
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長時間のバス旅でようやく到着した最初の目的地は、石森章太郎先生とその作品に近づくためには避けられないのが石巻市
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これが石巻駅ですが…
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おおっ、ジェット・リンク(サイボーグ002)が駅入口の上で飛び上がってます!
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凄い!石巻市は石森先生と萬画を街おこしに使いまくってる素晴らしい土地で、いや本当に市政を動かすお偉いさんがここの方々のような考えを持っていると、世の中も旅も楽しくなりますよね。

もちろん一緒にも撮りました。
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出入口の上にはサイボーグ戦士たちを中心とした構成のステンドグラス!
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コインロッカーはこう!
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ああーっ!!
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今回の旅で観れるかどうかが一番危ぶまれたのはマンガッタンライナーという、派手に石森キャラのラッピングが施されているJR仙石線(仙台と石巻を結ぶ)の萬画電車でした。
毎週土日のみの運行、しかも日に2回しかないという遠くから訪れて時間も無い観光客には厳しすぎる条件の物だったのですが、いきなり停まってましたよ!!

すぐに走って入場券を買って入った、石巻駅。
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興奮し、マンガッタンライナーを端から撮影しまくりです。
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・・・・やっと片面を全部撮り終えて安心して、私も記念撮影。
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持参した「仮面ライダー」を読みながら。
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まだ石巻市で見る物があり、マンガッタンライナーに乗車するわけにはいかず…そうこうするうちに出発してしまいました。
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後から知った事によると、マンガッタンライナーは車内も天井やトイレ等を石森キャラのシルエットで飾っているらしく、車内放送はロボコンの声だと聞きました。うーん…旅程を変更してでも乗れば良かった。
ちなみに『マンガッタン』というのは、石巻市の石ノ森萬画館が建っている中瀬がニューヨークのマンハッタンに似ているとして、石森先生自ら名付けたものだそうです。

おおっ、これは乗車口の足元も重要!

サイボーグ009号、
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仮面ライダー号、
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(あれ、一つ撮り忘れてる!?)

ゴレンジャー号、
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ロボコン号、です。
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初代のマンガッタンライナーは、この4種の車両しかなかったようですね。
地元の人は毎日、それぞれのお気に入りキャラの位置から乗るのでしょう。

それから落ち着いて、ホーム内にいる仮面ライダー、そして島村ジョー(サイボーグ009)、フランソワーズ・アルヌール(サイボーグ003)、イワン・ウイスキー(サイボーグ001)らと記念撮影。
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かなり大きいけど、これが設定上の等身大なんでしょうね。
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さらに石巻駅には至る所に石森キャラがラッピングされているので、見ていきましょう。
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これは駅の敷地にあるコンビニ、NEWDAYSですが…
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何と店員さんのエプロンがサイボーグ戦士の衣装を模した物でしたよ!!

同じく駅とくっついてる喫茶店で、"マンガッタンカフェ えき"
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レアな仮面ライダーフィギュアも多数飾られていました。

駅のすぐ近くにあり、石巻市観光物産情報センターである"ロマン海遊21"
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ここにも大きなサイボーグ戦士達がいますが…
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その出来が、酷い!!誰だこれ、って言いたくなりますよね。

こちらも、顔が違う(泣)
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気を取り直して一旦石巻駅入口のジェットとフランスワーズに別れを告げ、
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市街地へ出ました。
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いきなり駅の近くで…何と、交番の看板としてロボット刑事が使われてます!
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いくら刑事のキャラだとはいえ、交番でまで石森キャラを使えるとは…

税務署の案内にまでサイボーグ009!
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まぁこれはジョーと税金との関連が分かりませんが…
こういったお堅い施設にも、愛すべきこれらのキャラが使われている。何という素晴らしい街なのでしょうか。

汚水マンホールにもロボコン。
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次は街中のいたる所に設置されている、石森モニュメントを見ていきます。
おっとその前に、"石巻駅前にぎわい交流広場"にて朝市やってたので覗きました。
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牡蠣汁とうどんで温まりました。200円と100円でしたよ。
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見つけた石森キャラのモニュメントを撮影していきますが、まずは郵便ポストの上にいる奴シリーズ。

いきなり駅前広場にいるのがボンボンなんですよ!
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こういう一般的には知名度の薄いキャラまで愛されている姿を見て、ファンとしては嬉しさがこぼれます。

愛するスカルマンも、普通にいます。これは興奮しました!
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仮面ライダーも、やはりカッコいいのです。
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時計台は幻のヒーロー、シージェッター海斗
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続いてでかい奴らが…まず島村ジョー、
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仮面ライダー、
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さるとびエッちゃん(プクも)、
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がんばれロボコン
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次は…
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ベンチに彫られている奴シリーズです。

まずは星の子チョビン
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身近にこんなベンチが普通にあって普通に使っている、地元の人はチョビンまで知っているのだろうか…住人の石森レベルが知りたいものです。

がんばれロボコン、
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秘密戦隊ゴレンジャー
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石ノ森章太郎先生自身も!
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地図を見たら、どうも佐武と市捕物控のベンチもあったようなのですが…残念ながら見逃してしまいました。いや、どこかで一つ二つ『見逃し箇所』を作っておくのも、また次に来るための旅のテクニック。

これら石森キャラでいっぱいな、JR石巻駅から石ノ森萬画館までの約1Kmの道程を結ぶ道をマンガロードというようです。
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マンガロードの案内板。
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このお店"萬楽堂"はパンと和菓子の店なのですが、
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上にサイボーグ戦士、
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下にはロボコンがいました。
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店名に萬画の『萬』の字が入っているし、おそらくは熱狂的な石森章太郎ファンが店主であると思われます。

ここなんて、スナックで店名が"009"ですよ!
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読み方は『オーオク』というのだそうですが、ここも店主が石森ファンなのは間違いないでしょう。

通りの壁ペイントでも、石森キャラが見受けられました。
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さて。旅に出たら現地の名物・美味い物を食すのは鉄則ですが、私が目を付けていたのは近年のB級グルメブームで人気出ている石巻焼きそば
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あの可愛い石巻焼きそばの伝道師、ちゃちゃ丸がマスコットキャラクターになっているのでも有名です。
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私が選んだ店はここ、"くるるん"でした。
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焼きそばといえば普通はソースであの茶色い麺になるのですが、石巻焼きそばは最初からこの色。
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この麺はもちろん、焼き上げにも秘密があって絶品なのです!


そしていよいよです!
宮城県の石ノ森章太郎(石森章太郎)関連では大トリというべきでしょう。
石巻市の北上川河口に浮かぶ中瀬にある、石ノ森萬画館へ向かいます。
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おおっ、見えてきました!
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なるほど宇宙船をイメージさせる建物ですね。  

到着し、
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記念撮影。
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そしてまずは入館前に、周りから確認したら…ありました、顔ハメ。
今や私は『顔ハメは見つけたら必ずはめる男』と呼ばれるまでに成長してます。もう、仮面ライダーになりきってますね。
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コインロッカー!
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私の荷物はもちろん、フランソワーズの所に預けました。
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正面玄関のスロープには漫画家仲間達の記念手形がたくさんあったのですが、いかにもな石森先生の大親友とかばかりでないのも面白いラインナップでした。私が敬愛するホラー漫画界の大御所もいて…
日野日出志先生、
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楳図かずお先生。
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そして石森章太郎先生の手は立体で、原寸大です!
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ついにお会いする夢は叶わなかった先生と、ついに握手を!!

入場券を買い、中へ。
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このスカルマンは外へはみ出してます。ガラスをすり抜ける様を表しているのでしょうね。
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自動販売機が素敵!
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トイレはこう。
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石ノ森萬画館館長室。
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石森キャラに手紙を出したい方のためにポストがあるのですが、何故かハカイダーポストなんですよ。
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ハカイダーを経由してなんて…出したくない!

『龍神沼の世界』という展示コーナーをじっくり楽しんだ後で、その「龍神沼」をアニメーションで観れました。
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アニメーションは続いて「消えた赤ずきんちゃん」という、いろんな石森キャラが出てくるギャグ作品も観た後、他の展示室へ。
途中には佐武と市のいる壁、
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こちらの窓には様々なキャラクターが。
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黒い風(この顔は「新・黒い風」の方のですね)
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イナズマン
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ジュン
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変身忍者嵐
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その他…大好きだけど、さほど有名ではない作品が多くて嬉しくなります。

しかしながら一番面白い、二階の展示は写真撮影禁止のため紹介できません。
それは残念な事ではありますが、実際に行ってみてください。本当になかり面白く遊べます。
石森キャラを使った物の他にもトキワ荘関連のやらを観て楽しみ、ゲーセン感覚で体験する場所もあり…
かなり広く種類も多いので、本当に全部観る(やる)つもりになったら1日終わってしまいます。

現在開催中の企画展示は『サイボーグ009 THE CONTRAST展』
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009イヤーを記念した、この特別企画展に間に合って良かった。

三階へ進むと撮影して良いそうです。
石ノ森萬画館オープン記念に描かれたという親交のあった漫画家の色紙が約60枚あり、
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やはり日野日出志先生、
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畑中純先生、
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御茶漬海苔先生、
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谷口ジロー先生、
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これは珍しい!井上雄彦先生も・・・・
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他にもいっぱいありましたが、こんな凄い漫画家達が石森キャラを描いているのだから、たまりません。

そして展望喫茶店・レストランの"BLUE ZONE(ブルーゾーン)"
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石ノ森萬画館が宇宙船なら、この店はそのコックピット。石巻市の街並みを一望出来るし、メニューは石巻市名物のクジラ料理や、『サイボーグ009ゼリー』『002ジェットのホットドック』『黄レンジャーのカレー』等、キャラの名前を使った物もありました。
もちろん店名はあのSF作品「BLUE ZONE」から取っているのでしょうが、そのセレクトは渋いですね。

エレベーター扉。
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(一階を撮り忘れました)

そしてそして!!
すでに憧れの9人の戦鬼達を一年分くらい観て身近に感じられている所へ、私の理想の女性…003ことフランソワーズ・アルヌールに声をかけて一緒に写真に収まって頂きました!
ついに出会えた、生身のフランソワーズ…
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宮城県の和製フランソワーズはウルトラカワイ子ちゃんで、嬉しくて顔がニヤケっぱなしです。

最後にお宝いっぱいのグッズショップ"墨汁一滴"にて、
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いくつかお土産を購入。
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甘いもの嫌いな私が、プチチョコクランチクッキーとやらでちょっと足を止めてしまいました。
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何で9人のサイボーグの中で1,2を争う地味なピュンマが…一瞬考えたけど、もちろん貴方も分かりましたね。
そう、彼の皮膚の色がチョコレートと同じように真っ黒いからです!ひっどいなー。でも個人的にはそういうの好きです。

頂いた小分け袋はこれで、
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全部を入れてもらった紙袋はこれ!
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数ヶ月前から携帯の待ち受け画面を009にして気分を盛り上げていましたが、本当に来て良かった。
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名残惜しいけど、サヨウナラ…石ノ森萬画館。
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そうそう、私の写っている写真で二種類の服が確認出来るので気付いた方もいると思いますが、この石巻市には二日に渡って訪れました。
一日で終わらすはずが予定が狂ってそうなったのですが、その辺りの話は次回、ローカル線で登米市へ移動した時の話と合わせてしましょう。
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その登米市は、石森章太郎聖地巡礼において最も重要な土地…。

それでは今夜は、夜の石巻駅からサヨウナラ。
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  1. 2009/12/18(金) 23:54:39|
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月刊漫画ガロ(87) Q.B.B. 3 「中学生日記」

もう一回Q.B.B.作品で続けて、いよいよ文藝春秋漫画賞を受賞した代表作「中学生日記」(青林工藝舎刊)です。
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月刊漫画ガロにて1994年から1997年まで連載し、あのガロの劇的な休刊とかで中断してからもマンガの鬼マンガの鬼AXにて少しだけ掲載して…1年C組の一年間を描ききって完結させ、単行本にまとめています。

ガロでの連載中はそりゃ誰もガロ読者という極一部の人以外は誰も知らない存在だったこの作品が、単行本化されるや評判を呼び、あの文藝春秋漫画賞をして後に実写化するまでに至るのですが…これは嬉しくて飛び上がったものでした。
文藝春秋漫画賞ってのは、1955年亜から続いた歴史を持つものの意義も審査員の意図も不明な賞として有名であり、Q.B.B.のちょっと前に受賞した西原理恵子先生に批判されたりして、数年前に無くなってしまった賞ですけどね。
まぁ単純な一般人というのは、その賞がどうとかより『漫画賞受賞』という事実だけでありがたがるものです。

「中学生日記」…もちろんあの、NHKが製作している中学生を描いたドラマからタイトルを頂いていますが、あのダサい部分をさらに天才・久住昌之先生の驚くべき記憶力と表現力でふくらませて、実弟の久住卓也先生がもはや下手なまま安定したこの絵柄で名作に仕上げた作品なのです。

先日の「とうとうロボが来た!!」では小学生を描き、次は中学生を描いたわけですが、普通にイタさやダサさでは本当に子供の小学生より大人の気になって中途半端かつセンスもまるで磨かれていない中学生の方が上。
しかも登場人物を増やしてそれぞれの個性や日常を描いた(ちゃんとクラスメート全員に名前もある)、ダサ中学生のリアリズム漫画としてこれはもう凄すぎる。
連載当時はサブカルチャー情報の発信源みたいになっていて活字や写真ページが増えていましたが、漫画では同時期に古屋兎丸先生があの「Palepoli」を毎回少しずつ描いていたし、ベテランでは相変わらず丸尾末広先生や根本敬先生らが相変わらずヤバい作品を発表していたというのに、実は一番楽しみにしていたのは「中学生日記」だった私。

かつてダサい中学生男子だった全てのヤツらに冷や汗にじませる、この恥ずかしい部分でリアルな笑わせる作品が、日本文学を語る上でも外せない由緒正しき新潮文庫から再発された時も感慨深いものがありました。
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ちゃんと作中に新潮文庫の星新一とか筒井康隆を読み始めの中学生描写があったりして、これが新潮文庫版の出版のきっかけになったのかもしれません。

やはり4コマ漫画の連作でストーリーを進めながら作者自身が突っ込むパターンはもはや確立されて完成度を増している上、表紙絵の1枚に1ページ使う部分でも蛍光灯に付いてる"電気のヒモ"にパンチしたりと『中学生よくあり行動』を載せてたりしてですね。
クラスメートも本当、絵の上手い奴からプロレス好きやウザい出しゃばり屋まで細かく登場し、女子への淡い恋心も少々…もう最高です。

人生で一番ダサイ季節
という副題も付いた「中学生日記」は開くページ全てが面白いので、もう読んでもらわなきゃダメ。下手な文章でもここがこう面白いとかも話したいけど、それやるとキリが無いので今夜はこのくらいにしておきますか。

最後になりますが、山下敦弘監督の手で実写化された作品はDVD化もしており、
QBB-junior-high-school-student-diary3.jpg

封入されているリーフレットは50ページ以上もあって、
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ここでしか読めない漫画「中学生日記」のスペシャルキャスト編だとか、辛酸なめ子先生の中学生時代の作文が載ってたりして貴重すぎる内容でした。


『カネヤンこの世で一番キライな番組なに?』
『え、別にオレそんなのねーよ』
『オレある』
『何?国会中継とか?』
『おしい!NHKまではあってる』
『なんだろう大河ドラマ?』
『ブ~~それはむしろ好きとても好き ヒントそれは昼間やってます 昔からやってます』
『え~~わかんないよ ナニナニ』
『「中学生日記」!!』
『おえ~~~っ あれはヤダ!おれもあれだけははげしくヤダ!!』



  1. 2009/12/15(火) 23:03:21|
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月刊漫画ガロ(86) Q.B.B. 2 「とうとうロボが来た!!」

前回に続いてQ.B.B.作品で、「とうとうロボが来た!!」(青林堂刊)です。
QBB-finalment-robot-est-arrive.jpg
月刊漫画ガロにて1991年から1993年まで連載された作品で、表紙には『finalment robot est arrive』などと、オシャレにもタイトルのフランス語約まで付いてますが、オシャレさとは全く無縁な男子小学生の日常を描いた傑作。

次に描かれて大ヒットした「中学生日記」が男子中学生の生活をリアルに表現した物でしたが、この「とうとうロボが来た!!」はその低年齢版とも言えるので、再発する時に「小学生日記」というタイトルにして全身作品であるとアピールすればかなり売れていたのではないでしょうか。
QBB-finalment-robot-est-arrive-2.jpg
幻冬舎文庫版。

4コマの連作でストーリーが進むのですが、このスタイルだと4コマ一つ一つに毎回サブタイトルを付けられますので、漫画に合わせて作者の言いたいポイントが分かったりする利点もあります。
主人公の新吉は小学3年生のどこにでもいるヤンチャなガキなのですが、彼の行動や周りの反応が可笑しくて、もう何度吹き出した事か。
また、この新吉のキャラなら多分誰でも懐かしさを感じつつ感情移入できていいのですね。

「まんこのなぞ」・・・・
そんなタイトルが付き、一ヶ月分丸々その謎を考えて悩む回もありましたが、もちろん小学生が考える事を描いているので全然いやらしくはなく、そして男子なら誰でも想像したはずのアソコの話。

単行本の後半三分の二ほどは、新吉が友達の犬を一緒に散歩したらすっかり犬に取り付かれて、新吉も犬を飼う事が出来るのか!?という展開になる表題作「とうとうロボが来た!!」になります。
犬を飼う事に憧れた新吉が親に訪ねると、両親ともがかつて犬を飼っていた事があり、しかも新潟と山梨で育った二人が共にジョンという名の犬を飼っていたのだとか。
この話を聞くときの新吉の反応など、こんな単純な子供っぽい絵でこういうリアル表現ができるのかと感動した覚えがあります。

そしてまだ飼えるかも分からないのに夜の布団で犬の名前を考える新吉。
『なんていう名前がいいかな ジョンじゃまたおんなじだし
メガチンちはサミーで シュンちゃんちはラッキー
かわいいのもいいけど おりこうそうのもいいな
サスケとか ビリーとか
強そうなのもいいな 父ちゃんちのジョンみたく
ロボとか…
あ、いいなロボ ロボにしよう!!』

というわけです。

タイトルの意味が分かりましたね~。
すると最後はロボと名付けられる犬が来るんだな、と思われそうですがそれがそう単純でもなくてですね。
父の転勤のため東京の小学校から福島県の郡山という田舎に転校する事になった新吉は泣きまくり、しかし犬を飼ってもいいという条件で転校を認めるのですが、引越し先の会社の社宅がマンションのために犬は飼えないと判明してと、二転三転するのです。
仲良しだった東京のクラスメートからは『ぞうふみくんホーン』なるユニークなオモチャを貰ってお別れし、また郡山での出会い…そう、ここで偶然出会った夫婦の子犬の名付け親を頼まれた新吉は、自分の犬ではないもののついにその名前を口にする!

ギャグ漫画としても面白いのですが、心が温まる作品としてガロの良心部分代表、さらに90年代のガロが生んだ名作の一つに数えられるべき作品でしょう。


アレ?…あ、そうか
……フトンが母ちゃんのニオイだ
そういえば 昨日の夢にロボが出てきたな
あとでじっくり思い出そう!



  1. 2009/12/12(土) 23:39:21|
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月刊漫画ガロ(85) Q.B.B. 1 「幼稚大先生タケマン」

今夜はQ.B.B.「幼稚大先生タケマン」(河出書房新社刊)です。
QBB-takeman.jpg

Q.B.B.…この変なペンネームも、今では知っている方が多いのではないでしょうか。
ガロでの連載が終了してずっと経った1999年に突如「中学生日記」(青林工藝舎刊)が第45回文藝春秋漫画賞を受賞して映画化もされたし、後に描かれた「新・中学生日記」が8巻まで出ていますからね。
もちろん他の作品もかなり面白いのですが、まずは簡単に作者のQ.B.B.を紹介します。

ある二人のコンビ名義になっていて、原作担当はあの泉昌之でも知られる久住昌之先生。
自身の面白エッセイの他も多数ありますが、前にも書いた通り漫画原作者としては"誰とでもやる男"などと呼ばれていろんな漫画家と組んでいますね。

絵の担当は実弟の久住卓也先生で、この二人が組んだ時にQ.B.B.の名が使われます。
「幼稚大先生タケマン」では表紙にQusumi Bros. Brandと書いてますが、他にもいろんな所でクスミ・ブタブタ・ブブー隊とか久住・べっぴん・べんぴ振興会とか…他にもいろんな所でいろんな略し方で書かれてますので、あまり気にしないほうがいいかと思います。
普通の人は六甲バター株式会社の乳製品ブランド名を思い出すのでしょうね。

わざと下手にしたような絵柄で、少年時代の心象や行動をリアルに描くのが得意でして、このジャンルでは敵無しでしょう。
コドモが主人公の作品でもコドモ向けでは無く、あくまで大人が読んで懐かしさと可笑しさで笑う、そんな感じ。

今回は「幼稚大先生タケマン」ですが、これは1991年に上梓されたQ.B.B.名義では2冊目の単行本になります。
1作目は「英三=金星人説」(青林堂刊)なのですが、前者の方がずっと好きなので…

短編集として構成されていて、掲載誌も月刊漫画ガロ週刊漫画アクション他いくつかに渡りますが表題のタケマン(本名は多分タケマ)が登場する作品が中心です。
この見た目は全然可愛くないガキんちょが、落ち着き無く下品に遊んでいる様を描いた日常生活の描写ばかりなのですが、このエピソードの選び方とリアルさはもう久住昌之先生の天才を感じざるを得ない。
単行本の後半には、タケマン物とは絵柄も作風も変えた短編がいくつか収録されていまして、それも説明しにくい魅力があるので、是非読んでみてもらいたい。

次回はこの次に上梓される事になる名作、「とうとうロボが来た!!」を紹介しましょう。


オエーッ お父っちゃんオナラしたー!!
したもん お父っちゃんのオナラの匂いだもん
くせーッ まだくせーッ



  1. 2009/12/09(水) 23:21:44|
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藤子不二雄(31) 「大長編ドラえもん VOL.9 のび太の日本誕生」

今夜の藤子不二雄作品は、「大長編ドラえもん VOL.9 のび太の日本誕生」(小学館刊)です。
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おおっ!今回からいよいよ単行本の初版でも藤子・F・不二雄名義という、今度こそ亡くなるまで使ったこのペンネームの時代に突入します。

私が所持する単行本は、画像のように初版時に付いてた帯が巻かれています。そこにあるように、今作は大長編映画原作10周年記念作品。
あれ、1年に1作発表しててVOL.9なのに10周年記念なのは何故?そう思われるでしょう。
…その答えは、この前年に公開された映画の時だけ藤子・F・不二雄先生が体調を壊して、原作漫画を描けなかったから。
藤子先生はモチーフとなるアイデアだけ出したのですが、他人の手で話が作られた(もとひら了脚本)映画版の弟9作目は「ドラえもん のび太のパラレル西遊記」でした。
そんなわけで今回紹介する「のび太の日本誕生」以降は、原作漫画版の方が映画版より作品数が1つ少なく、番号も1つずれていくのです。

さて「大長編ドラえもん VOL.9 のび太の日本誕生」ですが、連載はいつも通り月刊コロコロコミックにて、1988年から翌年までの連載となっています。
そしてこの作品こそが、現在まで続いている映画版・大長編ドラえもんシリーズの中でも史上最大の観客動員数を記録しているのです。その記録が表す通り、シリーズ一番の人気作でしょうね。

オープニングが原始時代で、ここである少年が異空間に飲み込まれる所から始まるのも壮大な感じがします。
そして現代日本…いつも通りダメな少年・のび太が『学校でも家でもしかられてばっかり』という理由で家出を決意しますが、それもドラえもんの秘密道具を頼っているのだからのび太らしい。
近所だと空き地も裏山も持ち主がいて泊まれず、どこも空いてる土地が無いと分かると高井山の山奥村という所に行くのですが、ここは大長編でない通常の「ドラえもん」で登場した事がある廃村。世界遺産である白川郷・五箇山の合掌造り集落を思い出させる、合掌造りの家が並ぶ村なのですが…ダムが完成して水の底へ沈んでしまいました。
そんなわけで日本のどこも私有地で、勝手に住める場所などないと気付いたのび太ですが…

それからジャイアン
『じょーだんじゃないっつーの!! 店番やら配達やら草むしりやら。
 子供にだって人権があるっつーの!! おれはかーちゃんのどれいじゃないっつーの!!』

と母親に反抗して叩かれて、
『そんなせりふは どれいみたいにはたらいてから いうことよ。』
と返される有名なシーンで家出を決意し、続いてスネ夫しずか、ドラえもんまでがそれぞれの理由から家出する事になりました。

現代では持ち主のいない土地など無い事が分かったわけですが、それならば誰も来ない大昔へ家出しようと思い付き、タイムマシンに乗りこむと自由を求めて7万年前の日本(それに中国大陸)へ旅立ちました!
…誰もいない楽園を満喫するとたった一日で現代へ一時帰宅すると、何と本物の原始人の少年・ククルに出会うのです。
彼こそはオープニングで登場して異空間(時空乱流でした)に飲み込まれた少年で、彼のヒカリ族はクラヤミ族に襲われてどこかへ連れて行かれたらしいのですが、クラヤミ族には精霊王ギガゾンビなる嵐や雷を操る不死身の呪い師が付いてるとか。

ギガゾンビなんてカッコいい名前のヤツ、その正体は23世紀の人間でした。7万年前の世界を根城に地球を支配する永久王朝を作ろうと企む時間犯罪者なのです。
つちだまという超能力土偶を操る強敵で、このつちだま自体も強い。再生能力を持っていて、粉砕された折には
『オノレ タヌキノ化ケモノ。コノウラミ ハラサデオクベキカ』
などとかつてのコンビ・藤子不二雄A先生の「魔太郎がくる!!」の主人公と同じセリフを吐いて復讐を誓ってます!

こんな「大長編ドラえもん」有数の強敵に対抗するべく、ドラえもんはメイクして精霊大王ドラゾンビと名乗り、ヒカリ族を率いてクラヤミ族に立ち向かうのです。
この安易なネーミングが表す通りの光と闇の闘いは、あわやドラえもん達の負けと思われましたが、タイムパトロール隊が助けに来てくれて助かりました。
ギガゾンビを倒すのもドラえもん達じゃなく、ただのタイムパトロール隊員なんですよね…
ギガゾンビは仮面をかぶって見た目も良かったのですが、仮面が外れると意外と冴えない素顔でした。

ちなみにクルルは後にたくましく成長するとウンバホ(日の国の勇者)と呼ばれてヒカリ族の族長となるのですが、藤子・F・不二雄先生の別作品「チンプイ」を読めば分かるように春日エリは、彼の子孫です。こんなスピンオフの設定、ファンには嬉しいものですよね。
このヒカリ族が日本列島に住み着いた時こそ、"日本誕生"の瞬間であり我々日本人の祖先のようです!

今回のゲストキャラクターには、のび太が秘密道具で作ったペガグリドラコという三匹の架空動物がいます。
種類の違う動物のアンプルを同時に使って誕生した化物なのですが、けっこう可愛く、強い。
帯を外して改めてジャケを見ると全員出ているのですが、
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のび太としずちゃんが同乗しているのが馬と白鳥のかけ合せ・ペガ、ククルが乗ってるのはワシとライオンのかけ合せ・グリ、ジャイアンとスネ夫が乗るのはワニとシカとトカゲのかけ合せ・ドラコ。
子供の頃、彼らの背に乗って空を飛ぶ様を見た時は、タケコプターとか未来の空飛ぶ道具以上にワクワクしたものでした…

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↑今回の藤子・F・不二雄先生です。


  1. 2009/12/06(日) 23:39:00|
  2. 藤子不二雄
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藤子不二雄(30) 「大長編ドラえもん VOL.8 のび太と竜の騎士」

今夜の藤子不二雄作品は、「大長編ドラえもん VOL.8 のび太と竜の騎士」(小学館刊)です。
FUZIKO-doraemon-vol8.jpg

おっ、↑の画像を見て気付く事がありますね?
そう作者名がこれまでの藤子不二雄ではなく、藤子不二雄Fとなっているのです。

この「のび太と竜の騎士」もいつも通り月刊コロコロコミックにて1986年から翌年まで連載された作品。
現・藤子不二雄A先生とコンビを解消したのは1987年ですから、連載当時は藤子不二雄名義だったのですが、単行本の初版発行は1988年だったためこの名義になっています。
藤子不二雄Fになって1年後には石ノ森章太郎(石森章太郎)先生薦めによって藤子・F・不二雄へともう一度の改名をするわけですから、大長編ドラえもんシリーズの中でも唯一VOL.8だけがこの名義ですよ!


今回は『恐竜』をモチーフにしているのですが、最初は恐竜の生存を信じるのび太ジャイアンスネ夫から笑い者にされ、しかし多奈川で恐竜らしき生物を目撃してしまったスネ夫。その後も何度か自分だけが目撃して動転し、ついにはノイローゼになって…
のび太が0点取ったテストを隠すためにどこでもホールで行って発見し、それから秘密基地的な遊び場になった大空洞で迷子になってしまいます。

そしてスネ夫だけが地底に取り残されたまま、どこでもホールが神成さんに壊されてしまうのですが、多奈川の底に地底への入口がある事を発見したドラえもんとのび太、ジャイアン、しずかの一行はスネ夫を救出すべく再び地底へ行くと、そこではさらに驚きの大冒険が待ち受けている!

そんな感じのお話ですが、スネ夫が話の中心になるというのは珍しい。
このようにいつものメンバーのうち誰かが行方不明になり、他のみんなが助けに行くという展開は受けたのか、後のシリーズでも何度もあり使われますけどね。

確実に親の支配下に置かれているはずの小学生読者には、冒頭で描写してた感じの自分だけの自由な空間を作れる地底世界というのは、夢いっぱいでかなり羨ましい部分ではないでしょうか。
もちろんそれだけでは盛り上がりにかけるので、後から危険な冒険に行く事に、しかも恐竜や河童似のナンジャ族に捕まって殺されそうになったりするわけですが。

危ない所を助けてくれたのは竜の騎士バンホー
彼に大してスネ夫もこの世界に来てないか聞くのですが、その際にドラえもんがスネ夫の顔マネするシーンは必見ですよ!
そしてバンホー達がスネ夫を保護している事も分かり、一向は首都エンリルという所まで連れて行かれるとスネ夫とも再会し、ゲストとして歓迎されて観光させてもらいます。
地底だから排気ガスを出すようなエンジンはまずいとかしっかり設定されてまいすが、地底のイヌみたいなもんとしてワンワン鳴く『ちっちゃなゴジラ』がいます。

それからこの世界の説明を受けると、地上で滅亡した恐竜は地底で生き残って進化し、恐竜人として高度な文明を築いていたのです。
とても紳士な恐竜人達でしたが、1つだけ近寄るなと言われた建物がありました。そこに乗竜(乗馬ではない)の下手なのび太が竜の暴走によって足を踏み入れてしまうと、実は恐竜人達は地上世界を再び恐竜人の手に取り戻す計画を立てていて、そのための大きな軍船が完成した事実を聞いてしまうのでした。

その軍船は実はタイムマシンで白亜紀まで連れて行かれ、恐竜人による哺乳類の先祖を絶滅させるという怖ろしい計画も分かり、その時代で親切だったバンホーらと対立し、地底人全体を敵に回して"風雲ドラえもん城"に立てこもっての最終決戦が開始されるのです…

この戦いは巨大隕石の落下により中断してバンホー軍は退却するのですが、ドラえもん達は一度降伏して地上の恐竜が絶滅した原因はあの隕石だったと説明。
やはり恐竜は滅びるのが神の定めた宿命なのかと諦める恐竜人に対して、優しいドラえもんは救えるだけでも救おうと恐竜人の先祖である恐竜達をポップ地下室で作った特設シェルターに案内するのです。

このシェルターこそ後に恐竜人達が『聖域』と呼ぶ空間だったのですが、それは神のお使いと言われたドラえもんが作っていた!
これで恐竜達は地下で安全に暮らし、将来恐竜人に進化して地上を征服しようと企むのですね…って、これはタイムマシンによるパラドックスになるのですが、まぁ子供目線では一応ハッピーエンドです。

私は子供時代に読んだこの作品で藤子F先生が科学的な根拠と共に展開した恐竜絶滅の原因、つまり隕石衝突説を信じ込んでいますが、結局の所真相は現代でも藪の中なんですよね。そりゃ証明のしようもないし。

もちろん毎回面白い大長編ドラえもんですが、この「のび太と竜の騎士」で一抹の物足りなさを覚えるのは、敵であるバンホーら恐竜人(地底人)軍が紳士でラストも話し合いで和解するし、魅力的な悪役がいないためにワクワクはあってもハラハラがない、そしてしずちゃんのヌードシーンが無い事でしょうか…

FUZIKO-doraemon-vol8-2.jpg
↑今回の藤子不二雄先生…いや、藤子不二雄F先生です。


  1. 2009/12/03(木) 23:01:37|
  2. 藤子不二雄
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プロフィール

BRUCE

Author:BRUCE
BRUCEです。あだ名は大悟(DieGo)です。
大悟…つまり悟りを開くに至る道程にある事を表し、かつ神の映画「ドラゴンへの道」から頂いてのブログタイトル。同名の秘密結社も運営しています。

名作漫画紹介の形を借りて、自分の記録用に使っています。

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