大悟への道 (旧名・名作漫画ブルース)

名作漫画の紹介 ・・・個人的な旅の記録

旅行・紀行・街(82) 東京都中野区 2 中野通り桜まつり…等

今回は、東京都中野区です。

東京の4月は、何といってもお花見の季節ですね。
今年も何ヶ所かでお花見をした私ですが、最初は愛するこの中野区からでした。
植えられている300本近くの山桜やソメイヨシノが満開の中野通りを歩いて、
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新井薬師方面へ…
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目当ては4月2日から4日まで開催されていた第24回中野通り桜まつりで、その中心会場となったのは"新井薬師公園"です。
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実は人口密度で日本一の東京都中野区は、つまり公園や緑地が少ない区なわけで、だからこそ貴重な新井薬師公園。大槻ケンヂさまが特撮の曲「流星」を作詞したと語っていた新井薬師の公園ってのは、ここの事かな?前に「ココ」で中野区を紹介した時に行った哲学堂公園もすぐ近くで、桜の名所でもあります。
1970年代のガロでの事ですが、林静一先生が東京で好きな場所を聞かれて新井薬師と答えていたのも印象深いです。

出店もあり、
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子供たちもいっぱい。
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そして、キースとクレア。
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かつて日本に住んでいた10年来の友人ですが、スコットランドに移住してしまって以来7年ぶりの来日…嬉しかった!

他にも次々と集まってきました。
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この日はお花見を切り上げて中野駅に戻る頃には、もう夜でした…。
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駅沿いの壁画と桜。
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こちらは、中野サンプラザ前をメイン会場にして毎年行なわれている、中野まつり
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足の数が足りないタコや、子供達が描いたヘタクソなヒーローのイラストが微笑ましい。

中野で遊び場といえば"丸井中野本店"のヤバイ屋上遊園地が良かったのですが…3年前にデパート自体が閉館してしまい、今や解体されて無くなってしまいました。
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ディズニーランドの人気者である、あのネズミさん似の奴が何体もいたし、他のもいい味出していたのに残念です。

さて、改めて北口の中野サンモール商店街へ。
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ここを通り抜けると、あの"中野ブロードウェイセンター"ですよ!
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おたく・サブカルチャー関係の店舗で溢れて通称おたくビルなどと呼ばれる素晴らしいこの中野ブロードウェイですが、入っているお店の紹介などはきっと他の誰かが細かくやっているでしょう。

ただ間違いなくここをおたくビルへと育てたのは、中野ブロードウェイ内で店舗を増やし続ける"まんだらけ"
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あの安部慎一先生、鈴木翁二先生と共に"ガロの一二三トリオ"と呼ばれていた漫画家・古川益三先生が社長を務めるお店で、古本漫画市場において超重要なお店。しかも扱うマニア向け商品は漫画以外のジャンルにもどんどん広がっています。

そして規模は小さいながら、サブカルチャー店としての名物タコシェ
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そんな中野ブロードウェイですが、1階と地下1階は食料品、衣類、生活雑貨等が中心に売られています。
こちらは地下のソフトクリームとうどんのお店"デイリーチコ"で買った、8種類のソフトクリームが積み重ねられた『特大8色』。
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中野ブロードウェイから中野駅に向かう帰り道、いい収穫があって気分良い時などにはビールともつ鍋を楽しむべくサンモール内の"博多もつ鍋 黒田"に寄っていたのですが、残念ながら閉店してしまいました…
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ここの鍋が大好きで、しかも絶好の場所にあった店だけに閉店は悲しいニュースでした。
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こちらは駅構内の立ちそば屋"あじさい茶屋"
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それではそろそろ、有名なラーメン激戦区の中野のラーメン屋を紹介しましょう。
まずは、しばしばラーメンランキングの類で全国一位を獲得している"青葉"
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家系ラーメン好きの私はもちろん、"武道家"
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"おーくら家"にも行きます。
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味噌ラーメン専門の"味噌一"も昔から良く行くし、
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他にも有名所では"大勝軒"もあります。
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ここの店舗はラーメンが480円と安い!
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スペシャルつけそばは、750円。
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そして先月、杉並区方南町から移転してきてオープンした有名店"我流旨味ソバ 地雷源 中野本店"
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時間帯・曜日限定で限定メニューがある…んじゃなくて、メニューを限定されてしまい、たまたま金曜に行ったら『BLACK FRIDAY』とかで真っ黒いイカスミスープのロイクーメーンしか食べられなかった。
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ラーメン店らしからぬオシャレな店舗が落ち着かず、BGMはヒップホップ!2Fには、何とDJブースもあるそうです。
流行のJ-popの有線放送垂れ流しのお店にいるのはきついと常々思っていますが、ヒップホップも私には辛く、値段も高いし肝心の味も…

こちらは、290円ラーメンで有名な"幸楽苑"
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中野駅周辺だと、最近行ったラーメン屋はこれだけしかありませんでした。
中野ブロードウェイ入口近くには、餃子屋が三軒ある通りがあります。
まず"チャオチャオ餃子"
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"餃子の王将"では…
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餃子 231円、
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焼めし 420円、
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揚そば 577円。
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そして、"餃子舗 "
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飲食店が密集している路地は、歩くだけでいろんな興味が湧いて楽しい。この日は中野区在住の映像作家・笹谷遼平(ササタニーチェ)氏に美味い和食屋さんをいくつか案内してもらいました。
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(写真は"ことぶき""のれん")

ジョーがいる"すてーき亭"
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私もよく、朝方に燃え尽きています。
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(胸の文字はASHITA NO JOE)

"佐世保バーガー"…たまに行ってたこの中野五差路店は、けっこう前に閉店してしまいました。
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夜の街を歩きましょう。
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そば・うどんの…というより居酒屋として利用している"真希"。中野の近い範囲に3軒もあるうち全てに何度か行ってます。
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この日の鍋は、
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美味すぎて光り輝いてました。
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〆の麺もンマーイ!!
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海外から来た客人も喜んでいました。
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ジンギスカンがメチャクチャ美味い、"神居古潭"(カムイコタン)。
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店名にカムイと付くだけで白土三平先生の名作「カムイ伝」を思い出して嬉しくなる我々、エプロンした劇画ファン達。

美味しい焼き魚を食べたい方には、店の雰囲気から味まで完璧な"陸蒸気"をおススメします。
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お隣の高円寺や阿佐ヶ谷でもおなじみ、名店"四文屋"
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店員ちゃんも、物凄く可愛い!!
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最近続けて80年代洋楽Barの"JUKE80's 中野店"に行きました。
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早い時間から飲み出す時に行くのが良くて、午後8時まで生ビール・カクテルが全て300円で飲めるし、空いてるから曲のリクエストもすぐに通る。

こちらは何と、"オタクバー"(OTAKU BAR)!何ともストレートすぎる名前です。
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次は中野駅の周辺からは離れて、大和町のおなじみ"鹿児島一番"
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あと南台に島忠ホームセンターの中野本店というのがオープンし、工具を買うのが便利になりました。
中野区ながら最寄は方南町駅で、その地下には何と"らーめん蔵芸"という店が入っていたので、上で買ったおニューのパイレンやモンキーなんかを抱えたまま行くと…。
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チャーシューの一本売りもやってる!
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しかしラーメンはファミリー向けというか、そんな感じ。
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もっと問題なのはこの餃子!
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口に運んでみたら冷たくて、ビックリしました…勿体無いから全部食べましたけどね。

富士見町では、"味楽"
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"一来"
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"一力"
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"東京らーめん、TURBO"
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しょうゆらーめん。
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しょうゆつけ麺。
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コク味噌らーめん。
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そして…前回のれんのボロさで最強と紹介した、"勝楽"
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ここにはすっかりハマってしまい、営業時間が11時半から14時までという昼時間限定であるにもかかわらず、行ける日は駆けつけ…足しげく通った結果、ほぼ全メニュー制覇してきたのですよ!

ラーメン。
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味噌ラーメン。
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半熟味付玉子ラーメン。
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揚げねぎラーメン。
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メンマラーメン。
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のりラーメン。
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チャーシューメン。
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チンゲン菜ラーメン。
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野菜ラーメン。
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きざみ玉ねぎラーメン。
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ワンタンラーメン。
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坦々麺。
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つけめん。
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冷やしざる中華。
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そして、セットでしか食べられない丼モノ各種、しかもこれも美味いのですが…
まずは半チャーハン。
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半チャーシュー丼。
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半マーボ丼。
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あとは、つけめんにしか無い『納豆』のトッピングもあるのですが、これはまだ食べないでおきます。
これを食べるとこの"勝楽"のメニュー完全制覇となってしまい、自分の中で慢心が生まれてしまいそうだから…と、国民栄誉賞を断り続けるイチローのような気持ちで思うわけです。それにしてはスケールが小さすぎますが。
私は好みの問題でいつも太麺を頼んでますけど、細麺にする事もできるのでそのバージョンでも全品制覇する必要があるかもしれません。

あとあと、前回に写真を載せたこれ。
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特製ラーメンといって極太麺のモノだったのですが、これは残念ながら販売中止となってしまいました…
聞けばあまり注文が無かった上に麺が日持ちしない物だったのだとか。

最後に、こののれんにこもった店主の先代への想いを、他人の私が想う…
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さすがです。本当、今一番の店かもしれません。

続いては大槻ケンヂさまが生まれた、野方です。
ここは野方駅周辺にも環七周辺にはラーメン店がたくさんありますが、私が行くのは大抵"味噌麺処 花道"
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辛味噌ラーメン、サイコー!!

ブックオフで立ち読みして小腹がちょっと空いた、そんな時は"じゃんぼ總本店"のたこ焼きです。
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さてさて、今回の中野区紹介最後は鷺ノ宮。"金次郎"が目印の鷺ノ宮です。
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さあ、この地ではまず…
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駅前のそば屋が安くて美味しい。
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友人は恐ろしい、山芋のトッピングをしてましたが…
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"らーめん 秋龍"も良い。
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ビールと餃子、
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〆にしなそばか、とんこつ醤油ラーメンのパターン。(写真の見た目は同じでした)
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お洒落な、"お忍びラーメン処 麺々"
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"ラーメン つぶらや"はロックのポスターにレコード等がびっしり飾られています。
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やっぱりキング・クリムゾンの1stがあると嬉しくなりますね。
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そして鷺ノ宮といえば!
「ココ」で外観だけ紹介した、藤子不二雄先生の「笑ゥせぇるすまん」に出る"魔の巣"のモデルとなったお店でもある"居酒屋 ペルル"があるのですが…
その、あったはずの土地に建物が無い!
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古くて味のある建物だったのに取り壊しになったようです。

すぐ近くに移転していたので入店しましたが、前の店舗に行ってた友人によれば薄暗くて良かった雰囲気も無くなってしまったそうです。うーん、私は前の店にはついに行けず仕舞いになった事が悔やまれます。
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あのモデルになった高齢の髭モジャマスターは入院中で、店内には藤子不二雄のフの字も無し!

あとは楽しい屋外呑み。
油揚げとかつまみに買って、
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春が来る前には梅を見ながら呑み、
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桜が咲けば、
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夜桜のお花見もやりました。
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朝になればお地蔵さん、
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そして"白鷺山 福蔵院"と、御参りしました。
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修行大師像と記念撮影。
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はい、さようなら。また会いましょう。


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  1. 2010/04/30(金) 23:40:18|
  2. 旅行・紀行・街
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藤子不二雄(42) 「大長編ドラえもん Vol.19 のび太の宇宙漂流記」

藤子・F・不二雄先生の『大長編ドラえもん』シリーズの続きは、「大長編ドラえもん Vol.19 のび太の宇宙漂流記」(小学館刊)です。
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1998年から翌年までの月刊コロコロコミックで掲載され、藤子・F・不二雄先生亡き後の藤子・F・不二雄プロによって漫画化された作品。漫画版より1作多い映画版では『20周年記念』として大々的に宣伝されました。

今回はのび太ジャイアンスネ夫しずかに宇宙旅行に行かせてと頼まれたドラえもんが、かわりに『スタークラッシュゲーム』『おざしき宇宙船』で遊ばせるのですが…
トラブルからジャイアンとスネ夫がゲームの中に入り込んだまま置き去りになり、ゲーム機ごと宇宙人が乗るUFOに持って行かれて本物の宇宙へ行ってしまったため、それを追ってドラえもん達も宇宙空間へ!といった感じで冒険が始まります。
宇宙船内で再会したドラえもん達が出会ったのは、宇宙少年騎士団のリアンという人間にしか見えない少年に、 フレイヤというティンカー・ベルみたいな小さな空飛ぶ女の子ら。彼らは地球から20光年以上離れた所で宇宙を何百年も漂い、住めなくなった星を捨てた人々が集まって一つの国を形成している超巨大な宇宙船"銀河漂流船団"より、生物の住める星を探して派遣されてついに地球を見つけた帰りだったのです。

遠すぎて『どこでもドア』が使えない距離(10光年を超える)まで来てしまいましたが、リアン達は紳士で、それだけの長い年月の漂流の果てに見つけた地球…つまり生物の住める星だというのに、侵略するわけにはいかないし、ドラえもん達も地球へ送り帰してくれると言います。
しかしそれでは物語が盛り上がらない…リアンが留守にしている間に銀河漂流船団は独立軍を結成していて、父のリーベルト司令官がそれを率いている上に、共に旅していたフレイヤはそのスパイでした。
地球より進んだ文明、技術力を持つ銀河漂流船団の宇宙艦隊は地球を武力で征服して移住すると宣言しますが、そのリーベルトや他の皆を操る黒幕がいました。その名はアンゴル・モア。ノストラダムスの予言に出てくる、世紀末に地球を滅ぼす大王の名前です!
この連載時はちょうど1999年が迫っていて、ノストラダムスの予言は読者皆の恐怖でしたからね。布で全身を覆って正体を隠して不気味さを増す、そいつは一体何者なのか!?

地球征服計画を阻止しなければならないドラえもん達は、リアン達や独立軍には賛同しなかった母船の人々と共に戦い、ひみつ道具も駆使してアンゴル・モアとの決戦!
アンゴル・モアは決まった形を持たない生命体であり不死身だと分かったのですが、『カチンカチンライト』で固めた上で『空とぶにふだ』にてブラックホールへ追放し、勝利しました。
しかし今回はラスボスであるアンゴル・モアの正体が最後まで不明で終わる、珍しい事になりました。ドラえもんの推測では
『みんなの心のすき間にもぐりこむ "悪意"の固まりのような生命体だったのかもね……。』
というのですが、これには読者の子供達が納得出来たのでしょうか。しかも倒せない相手だから追放するという手段も高度すぎますね。

壮大な何かを感じさせるオープニングで伏線を張り、メカニックデザインを宮武一貴氏に依頼する等、気合の入り方が伺える作品でした。そのためメカは全然藤子F先生のタッチではないのですが、内容は定番のSFアドベンチャーだし過去作品で見たような設定、キャラクターを使った焼き直し部分も多いのが事実。まぁ19作も作っているのだから、そこらへんは大目に見なくてはなりませんかね。
途中で寄った"眩惑の星"では、星に来た者の願いを感じ取って幻を見せるエイリアンがいて、この星のシーンはかなり秀逸だと思います。「モジャ公」のシャングリラでの話に似ているのですが、これはホラーですよ!

そして一番肝心な、いつでもどこでもお風呂に入りたがるしずちゃんの入浴シーンは今回もありました。
ここでまた全裸描写を見る事が出来るのですが、おっと何だかいつもより大人の女っぽい体に成長しているように見えます。液体の中なのに呼吸もできる不思議な球体の中での入浴になるのですが、わざわざスケスケの浴槽(?)なのがナイスです。これは金魚蜂のように外からいろんな角度から見て楽しめるわけで、読者に想像させて楽しませる工夫なのでしょうか…ありがとうございます。


  1. 2010/04/27(火) 23:33:23|
  2. 藤子不二雄
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藤子不二雄(41) 「大長編ドラえもん Vol.18 のび太の南海大冒険」

『大長編ドラえもん』シリーズは藤子・F・不二雄先生の没後も刊行され続けたわけですが、今回はいよいよ没後第一作目…
「大長編ドラえもん Vol.18 のび太の南海大冒険」(小学館刊)です。
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今回からは、当たり前ですがいよいよ藤子・F・不二雄先生自身は全く関わっていない「ドラえもん」作品となり、ではどうしたかといえば今まで藤子F先生と共に仕事してきた藤子・F・不二雄プロダクションが漫画化したのです。
雑誌連載も今まで通り月刊コロコロコミックで、今作は1997年から翌年まで掲載されました。
今までの単行本の続きとなる通し番号で『VOL.○○』が付いてますが、このVol.18からはそれと別の通し番号で『まんが版▽映画シリーズ○』と入るようになりました。
もっともそれはVol.20の発売時から付けられる事となり、後から遡って「のび太の南海大冒険」にも付いたので、初版本である↑の画像にはまだ後者の通し番号はまだ入ってません。

さて。藤子F先生の逝去後も「ドラえもん」は続くと判明して、いろんな注目を集める事となった「のび太の南海大冒険」
作画担当は藤子・F・不二雄のチーフアシスタントを務めていた、藤子プロの萩原伸一先生。実は遺作となった前作「のび太のねじ巻き都市冒険記」でも連載第3回目から、藤子F先生の遺志を継いで執筆していた方です。
現在もむぎわらしんたろうと名義を変えて、コロコロにて「ドラベース ドラえもん超野球外伝」という『ドラえもんの野球漫画』を長期連載している方なのですが、この日本人全員が知ってる大ロングセラー『大長編ドラえもん』シリーズを描く大役を受けたわりに扱いが酷くて…クレジットは表紙に無し、内部でもかなり地味に一箇所載ってるだけなんですよ。
今回のお話も藤子プロのオリジナル作品扱いながら、実は通常の短編が入ったてんとう虫コミックス「ドラえもん」で、41巻収録の「無人島の大怪物」と45巻収録の「南海の大冒険」を元ネタ(原案)として使っています。

図書館でスチーブンソンの海洋冒険小説「宝島」を読んで、海賊と戦いながら宝探しといった冒険に憧れたのび太が、ドラえもんの力を借りてジャイアンスネ夫しずかも巻き込んだ海の冒険に出かける…
海で少年達は全員素っ裸になっちゃったりして楽しくはしゃいでいたのも束の間、今作では早い段階から時空間の乱れに巻き込まれて皆で17世紀のカリブ海…おりしも本物の海賊が活躍した時代に飛ばされてしまいました。
ここでいつも頼りになる、逆にピンチを演出するためには邪魔になるのが、何でもアリと言えるドラえもんの四次元ポケット。過去のシリーズではドラえもんが故障したり、離れ離れになったり、道具が限定されたり、といった工夫をしてきましたが、今回はポケットを流されて失ってしまいます。

こんな時代の海に一人ではぐれてしまったのび太は、イルカのルフィンに助けられて無人島へ流れ着き、知り合った少年ジャックとサバイバル生活。
もう一方のドラえもん他3人は海賊のキャプテン・キッドに助けられ、共にカリブ海の宝島"トモス島"を目指す事となるのです。

そこで襲い来る異形の怪物たち…そしてトモス島を支配するMr.キャッシュ。彼は二十二世紀の未来から来た時間犯罪者でした!
となると「のび太の日本誕生」のギガゾンビを思い出すでしょうが、まぁ似たような設定です。
それにキャッシュに協力するマッドサイエンティストのDr.クロン。彼がいろんな改造生物を作っていたのですが、ここら辺はH.G.ウェルズの小説「モロー博士の島」の設定も頂いてますね。
Dr.クロンが造り出した『究極の生物兵器』ことリバイアサンなる恐るべき怪獣も相手に、ひみつ道具をほとんど失ったドラえもん軍団と仲間になった海賊達は勝つ事が出来るのか!?

そりゃ出来るに決まってるんですけどね。藤子F先生が亡くなった事で、もっと危なくトンデモナイ展開を期待しないでもなかったのですが…ドラえもん達だけじゃなく作者の側がする"冒険"など、国民的漫画になった「ドラえもん」ではもはや期待できようもなく、生前の流れとなーんにも変わらないのです。

この「のび太の南海大冒険」が発売された頃は、今よりずっと熱心に古本屋を回って藤子不二雄作品を探していた私。もちろん作者没後も藤子コレクションの一環として『大長編ドラえもん』の続きを買っていました。
しかしもう大人で、このシリーズに対する熱は冷めていたために新しい方のは読み返しても全然内容の記憶が無く…当時も、ササッと数分で読んでは自部屋の本棚の藤子コーナーに入れるだけだったと思います。
思い入れがほとんど無いのは辛いですが、改めて読むとしっかり完結させてる娯楽作として完成度も高く、絵は可愛いし、子供達に読ませるには最適、ですかね。

ところで今回の影の主役はジャイアン。この時代では一番大事な海賊としては才能があると分かったジャイアンは、のび太に対する友情も厚く、ゲストキャラクターでジャックの姉・ベティにモテたりもして、得意の(!?)歌も必殺の武器として登場!
今まで「のび太の宇宙小戦争」ではしずか、「のび太と竜の騎士」ではスネ夫といった感じで1作のみ主役扱いというのはありましたが、実はジャイアンがここまで話の中心になるのは初めて。それが藤子F先生の存命中に実現しなかった事を考えると、自分をいじめた側の人間であるジャイアンを主役にするのは避けたかったのかもしれませんね。

それと安心したのが藤子F先生亡き後も、いつの時代もお風呂好きなしずちゃんのオールヌードシーンがある事。分かってますね~、藤子プロ!
映画版の方も、蓋を開けてみると配給収入ではシリーズの歴代最高額を記録する大ヒットとなったのです。



  1. 2010/04/22(木) 23:44:45|
  2. 藤子不二雄
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藤子不二雄(40) 「大長編ドラえもん VOL.17 のび太のねじ巻き都市冒険記」

今夜はいよいよ、藤子・F・不二雄先生の遺作となった「大長編ドラえもん VOL.17 のび太のねじ巻き都市冒険記」(小学館刊)です。
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月刊コロコロコミックの1996年から翌年まで掲載された作品で、漫画で『ねじ』といえばつげ義春先生の「ねじ式」と、これ。

漫画界に偉大すぎる足跡を残した藤子・F・不二雄先生の最後の作品は、約三分の一ほど描いたあたりで絶筆となってしまいましたが、残りの部分は藤子プロできっちり完成させてくれました。
その本人が描けなかった部分も、同シリーズの他の作品と違って何故か終わりまで話の筋を教えられていて、もしかするとご自身の体調から遺作となる事を知っていたのではないか…などと囁かれています。
あとアニメ映画版の「ドラえもん」主題歌といえば武田鉄矢というイメージがありますが、今作は何故か矢沢永吉!これ以降は毎回別の歌手、それもその時売れてたアイドルとか使うようになってしまいます。
というのも武田鉄矢『藤子先生が亡くなった今、僕はドラえもんの映画の作詞を引退します』と宣言したのだそうで…

さて今回のお話は、ドラえもんのひみつ道具から『生命のねじ』…このねじを当ててまけばどんな人形も生きて動く、そんな物を使ってとある小惑星を"ねじ巻き都市(シティ)"として作り上げる事から始まります。
のび太ジャイアンスネ夫しずかの持つ人形達が生命を持ち、ファンタジックで住みやすい街が形成されていき…
そこへのび太の部屋へ忍び込んだ上に『どこでもドア』まで使ってねじ巻き都市に入り込んできた、前科百犯の凶暴な脱獄囚、熊虎鬼五郎
それに、のび太が打ち上げた人工衛星から大量に送られてくる、奥深い神秘の森の写真…おっ、これは名作「大長編 ドラえもん VOL.3 のび太の大魔境」を思い出しますが、ここでも森の中に謎の光るモノを見つけます。コレは一体何なのか。
…と、大長編ドラえもんでおなじみの、楽園作り願望や冒険願望を満たしてくれるわけです。

今までの大長編でとんでもない強敵と戦ったりしてたドラえもんとレギュラーの仲間達ですので、いくら犯罪者だし銃も持ってるとはいえただの人間である熊虎鬼五郎などさほど怖くない。意外と可愛い風貌だし。
しかし熊虎は偶然にも『タマゴコピーミラー』を使って自分のコピー(クローン)を10数人誕生させてしまい、彼らを子分にして武力でねじ巻き都市の侵略を狙う…
一方、謎の光るモノの方ですが、こちらは光り輝く巨大な怪物の姿で襲ってくるし、ドロドロに溶けては変幻自在に姿を変えてダメージを与える事も不可能という、もしや大長編ドラえもん史上最強の敵か!と思われたのも束の間、唯一コンタクトを取れたのび太が話した所、『種まく者』と名乗るそいつはいいヤツでした。
というより映画「2001年宇宙の旅」におけるモノリス。神と言える存在であり不定形の造物主。地球も火星もねじ巻き都市も彼が作り、何十億年も見守ってきたようです。
そこまでハッキリと、「ドラえもん」世界におけるのび太らを始めとした人類創造主を描いてしまったわけですね。しかも星の自然や悪人に関しても、問題は自分の力で解決するようにと試練を残して去ってしまいました。
ドラえもんが生命を与えた人形に知性を与える落雷だけ起こし、未来は託して行くその姿がそう、のび太らの創造主であり…これで本当に世を去った藤子・F・不二雄先生の姿とかぶります。

のび太がしずかを助けようとして地割れに落ちて他のメンバーは熊虎一家に捕まったり、ドラえもんがほんの一時的に故障したりとピンチもありますが、あとは前作「のび太と銀河超特急」にてドリーマーズランドの"西部の星"で登場した銃…ここで『フワフワ銃』という名前が判明しましたが、この道具が再登場して生きていたのび太が使い、またもガンマンとしては本当に超一流の腕を使って活躍します。
追い詰められた熊虎一家によって森に放火された時も、生命を得て『ビッグライト』で巨大化した小便小僧の放尿にてピンチを脱出!その時の一言は『みごとチン火したね!!』でした…

今回のゲストキャラクターは人形達だから可愛らしいのは当然なのですが、特にブタのぬいぐるみであるプピーは愛らしすぎ!
神の落雷の影響で知能高く生まれた牛のぬいぐるみのアイン・モタイン、馬のぬいぐるみのレオナルド・ダ・ヒンチは名前が良いですね。
盛りだくさんに娯楽を詰め込み、辛気臭い所は全く見せずに藤子・F・不二雄先生最後のメッセージを伝えてくれるこの「のび太のねじ巻き都市冒険記」。読むべきでしょう。

最後に、単行本カバーに載っている藤子・F・不二雄先生。
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Vol.11からVol.16までは同じ写真が使われていましたが、遺作となった今作にようやく変わりました。
これを最後に逝ってしまった藤子・F・不二雄先生ですが、創造したキャラクターは世界中で愛されています。当然今後も「ドラえもん」の新作は未来永劫制作されるでしょうし、とりあえずこのてんとう虫コミックスにおける『大長編ドラえもん』も、全24巻まで続きます。


  1. 2010/04/20(火) 23:43:13|
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旅行・紀行・街(81) 東京都港区 4 奇蹟のブルース・リー展

物理的であれ、なんであれ、いつも自分のやることに制限をしてしまうと、それはあなたの仕事や人生にも広がってしまう。
限界などない。停滞期があるだけだ。そこに留まってはいけない。それを超えて行くのだ。

ブルース・リー




今回は東京都港区への旅。
というより、港区の六本木にて行われていた
『奇蹟のブルース・リー展』
へ行ってきたのです。
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↑このチラシでは開催期間は2010年4月1日~4月10日までとなっていますが、延長して11日までやっていたこの展示会…それも終わってしまいました。皆様は何回行かれましたか?

会場は、あの六本木ヒルズ
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ヒルズといえば、このオブジェけっこう好きなんですよね~。早く動くようにしてくれないかな。
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ヒルズにある映画館"TOHOシネマズ"では、まだ「アバター」(AVATAR)が観られます!
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私は『アバターの青い人に似てる』と言われていますし、ジェームズ・キャメロン監督作品は「殺人魚フライングキラー」からずっと、「タイタニック」以外は全部観ているのですが…今回も時間無くて断念。
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イベント会場の六本木ヒルズumu(ウム)へ行く前に、気持ちを落ち着けるべく花見して歩いて。
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このオモチャの塔はいい感じです。
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さて、いよいよ『奇蹟のブルース・リー展』へ。
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そもそもこの展示会は、今年2010年に生誕70周年を迎えるブルース・リー(BRUCE LEE)を記念したイベントでして、あの"ブルース・リー財団日本支部"の最高顧問を勤める中村頼永さまが監修しています!

興奮が止まらない、会場です。
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これが"通常の"チケット3種類。
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3種類あるという事は全部揃える為に3回行かなくてはなりませんが、これは毎日でも行く価値のあるイベントだから全然苦になりませんよ。
さらにリピーター・キャンペーンとして、3回来場した人には記念特典のオリジナル缶バッチがプレゼントされました!

こちらは、『プレミアム・イベント』のチケット。
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プレミアム・イベントに関しては、後で説明します。

入口に近づいてみましょう。
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すると左側には永井豪先生からの花束が!
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ブルース・リーと永井豪先生…どちらも私が心から好きすぎる人物ですので、この組み合わせは喜ぶばかりですが、しかし二人に関わりとかありましたっけ。
ライフワークでもある「バイオレンスジャック」のセリフで登場したのはすぐに思い浮かびますが…特別リスペクトしてたとかも聞いた事は無いし…
そうだ、アシスタント出身でダイナミック・プロ風忍先生が生んだ名作「地上最強の男 竜」においてイエス・キリスト(悪役)が主人公の雷音竜を倒すために『世界でいちばん強い男』を二人(!?)蘇らせるのですが、その二人とは宮本武蔵とブルース・リーだった、伝説のエピソードがありました。でもそれはあくまで風忍作品。
きっと、宛名になっている中村頼永さまと永井豪先生に交流があるのでしょうね。

次は入口の右側。こちらはさらに目立つ中川翔子さんと、その母らしい桂子さんからの花束。
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他にも、何とも嬉しいホイ兄弟からのもありました!
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入場料は1.000円と安く、ブルース・リーの直筆イラストやメモ、実際に愛用したヌンチャクに私服、トレーニング器具にライフマスク…といったすぐさま世界遺産に認定すべき貴重な物から、各国の雑誌、フィギュア等の展示やオリジナルグッズの販売もありました。
さらに、まだあったのか!と驚く世界初公開の超秘蔵プライベート写真も多数ありまして、感動しまくり!!
(会場内は撮影禁止のため写真は無し)

さてプレミアム・イベントですが、実はこの度の展示会のためにブルース・リーの妻リンダ、娘シャノン、孫レンがアメリカから来日し、4月6日(火)限定で我々ファンと会ってくださるというのです!
それも3回に分けて各回25名限定でやるというので、それはもう予約開始の時間になると同時に申込んで、ドキドキしながら返事を待ち、取れたと分かるとすぐさま代金を振り込みましたよ。
ちなみに、プレミアム・イベントの参加費は1万5千円!安い…ですよね、うん、そう思い込みましょう。
この『李さん一家』は日本に住んでいるわけじゃないから、もう今後会える機会があるかどうか分からないし…

私もリンダの本で日本語に翻訳されている作品は全部読んでるし、シャノンの映画は全部観てる(数は少ないですが)ので普通に好きな映画女優とも言えます。そこらの有名作家や有名女優の作品でもまず全作制覇なんてしないじゃないですか。
しかも、そこはブルース・リーが絡んでるから…彼のグッズの一環としてではありますが、ビデオが出ればジャケ違いも揃え、そのDVDが出ればそれも買い直し、として出されたソフトのコンプリートもしています。

そんな、あの方と実際に触れ合っていた家族に会えるだけでウルトラ興奮モノですが、他にプレミアム・イベントの特典内容としては、
・ブルース・リーの展示遺品にまつわるエピソードを語りながら、来場者とともに展示コーナーをウォークスルー
・ブルース・リーの想い出を語るトークショー
・写真撮影
・サイン/握手会
・参加者全員にシャノンからプレゼント

というものでした!

少ない限定数での入場であり一番に並んでいた私ですので、最初の展示場を一緒に観て歩いてた時点ですぐ隣り(その距離20㎝!)にリンダやシャノンが立つ場面もありました。
その後のトークショーでは、参加者からの質問コーナーがあり…実は私の元にもイベントの企画制作をした株式会社シエロ プロデュースの方から『質問事項を記載して返信ください』といったメールが届いていたのですが、何とその返信猶予は約1日間だけ!ちょうど忙しくてメールを開いてなかった私は気付きませんでした(泣)

それからサイン/握手会では、既に『ココ』でも公開したように色紙にサインを頂きました!
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お二人は漢字はダメなので、アルファベットでDaigoと書いてもらいましたが…そう、ここでBRUCEとは書いてもらえないですよ!

しかしここ近年、世間的にはDaigoと書くと『ウィッシュ』とか言ってる政治家の孫タレントが思い出されるようなので、肩身が狭いですね。
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よりによって何でこんなキャラの人間がその名前で有名になっちゃうのか。

かつてダイゴマン温泉sなる集団がいて、その顔を隠したリーダーが『男』とか『憂国』とか語ってるしで、その正体が私なのではと噂されたくらいの時が懐かしい…
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そんなわけで次からアルファベットで書く時はDIE GOを名乗る事に決めました。

おっと話を『奇蹟のブルース・リー展』に戻しまして、会場で買ったTシャツ。
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これにもお二人のサインを頂きましたよ!
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それから写真撮影。
これは正に緊張の一瞬で…順番で、一枚だけの写真撮影を許されているのですが、極度の緊張で顔がこわばってしまいました…が、リンダとシャノンの間に挟まれて撮った写真を公開しちゃいましょう!
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あれ、さっきから二人の名前しか出てこないけど、シャノンの娘(つまりブルース・リーの孫)であるレンちゃんはどうなったのか、ですって?
それが…まだ7歳の身は、どうやら疲れたようで不参加、という悲しい事になりました。
このイベントは
1回目 18:00~19:00 
2回目 19:30~20:30 
3回目 21:00~22:00
と3回に分けていて、私は1回目にも十分行けそうな時間に仕事が終わる日だったのですが、一応電車遅れ等のトラブルの可能性も考慮し、大事を取って2回目にしたのです。
それが裏目に出た…レンちゃん、1回目と3回目には出たようなのですよ!実はレンちゃんと会うのも、かなり楽しみにしていた重要な部分だったのになぁ。
ただマスコミ関係者にも真ん中の回は軽視され、1回目終了後にゾロゾロ帰って行ったのは助かりました。

そして帰り際にシャノンから直にプレゼントを手渡されたので、後で見てみると…
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これ!貴重な生写真に直筆サインが入ってました!!
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終了後は地元に凱旋し、行きつけのバーにて友達に自慢話している中で質問されたのはですね、シャノンやリンダはどんな人だったか、とかではなく…しょこたん(中川翔子)がいたか、ですよ!全くもう…
ところでご存知の方も多いでしょうが、そのしょこたんという方はブルース・リー好きをアピールしている、偉いアイドル!こういう人気者がその名を出す事によって、日本におけるリーの好感度がかなり上がっていると思います。
本当、10年前くらいに女子にブルース・リーが好きとか言っても、汗臭いくらいのイメージでしか思われなかったですからね。
会場にしょこたんがいたかどうかの答えは『いなかった』なのですが、でもそこがさらに偉いわけで、自分は騒がれる存在なのだから、李さん一家より目立ってはまずいとわきまえての欠席だったのであろう、なんてその場では話していたのです…
だがしかし!後日、実は3回目に出席していたとブルース・リーファンの間でニュースが流れていました。ズコッ!
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この写真で左に写る方はしょこたんのママで、彼女はずっと会場の外にいて友達らと談話してましたよ。しかし母子で中村頼永さまと写真撮ってなんて、羨ましいな~。

しょこたん本人も、あそこで次の回にいたならその気になれば会えたのか。
思い起こせば数年前…ブルース・リー好きのアイドル歌手・タレントがいる、という話をTVのバラエティ番組とか見る友人が教えてくれて、しょこたんという存在を知ったのです。
ではその歌はブルース・リー映画で使われた、あれらの歌のカバー!?はたまた代表曲かつキャッチフレーズは『ブルース・リーみたいな女の子』とか!?と、飛びついたら全然違ったのでもちろんコンサート等は行ってないし、私が見れるようなTV番組には出てないでしょうから、ほとんど動くしょこたんを見た事はないのです。購読している映画雑誌「映画秘宝」(洋泉社刊)で何度も表紙に登場しているので顔は覚えてたし、そのうち連載ページも始まったので少しはイラスト見たり文章も読んでるくらいで…惜しい事をしました。

そもそも私、仕事帰りの上に六本木などというアウェー(スポーツ用語!)な土地へ行っている疲れもあったからか、一人で行って誰とも話さずに帰ってきてしまった…
でもこれ、顔ハメです。
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あの気取った街の代表的な六本木ヒルズ前にこれがあり、当然ながら誰一人としてハメてる人間はいなかったのですが、『顔ハメは見つけたら必ずはめる。』と言われる私…ハメましたよ。
しかも一人で行ってるので、そこらのオシャレな人に頼んでシャッター切ってもらったのです。

しかし何故、このような素敵なイベントを六本木でやったのか。
この地はアーティストとかクリエイターとか名乗っちゃったり、クラブやらに行ったりして自分が流行の最先端気取りといった人間から、地方で浜崎あゆみとか聞いてるような人々までも上京して来ていると思うのですが、どの人も自分の人生と何の接点無さそうで…むしろここにいないのはブルース・リーファン層だけなのでは…と思います。
が、あえてそんな立地条件を選んだ意味を考えるに、知らない人達や世代へのアピール効果を願っての事だったのではないでしょうか。元々のファンなら、場所がどこでも来るわけですしね。

この日の『奇蹟のブルース・リー展』プレミアム・イベントから立ち去り、こちらは翌日の新聞記事。
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あと会場で頂いたチラシに『Bruce Leeゆかりの地を巡うメモリアル香港ツアー』というのがありました!
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何て凄い企画をやるのだJTB様!
ちょうど私もブルース・リーの生誕70周年記念のこの年秋には香港に渡るべく、お金を貯めようと頑張っている所なのです。それもいわゆる普通の観光などせず、ひたすらLeeゆかりの地だけを訪ねる予定でした。
それが、このようなプロに案内してもらえる夢の企画を見てしまうと、行くっきゃないと思いますね。やはり楽だし、ゆかりの場所はともかくゆかりの人物と対面するといった私個人の力ではまず不可能な企画もあり、しかも他の同行メンバーも全員ブルース・リーファンという素晴らしいツアーになるわけで。

プログラム予定を見るとあきらかにお金かかりそうですが、まぁ金に関しては部屋にあるCDかDVDでも1000枚くらい売っちゃうか、借金してでも何とかなるでしょう。
ただ休みの少ない現在の会社で、ピッタリその企画決まった時に休みを取るなど可能だろうか…それが問題です。
とにかく現在、JTBに資料請求中です。

こちらは六本木ヒルズから見える、"東京タワー"
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ここは「ココ」でも書きましたが、一応ブルース・リー映画である「死亡の塔」(THE TOWER OF DEATH)にも映るし、ふもとの港区芝公園にはロケ地ともなっている"増上寺"があります。
あ、何故この映画には『一応』が付くのか知らない方もいますかね。それは作品を観て頂ければすぐに分かります。
本人の全く知らぬ所で使われた舞台であるため"聖地度"も少し低いですが…それでも、日本では貴重なブルース・リー関連の場所ですからね、行くとやはりドキドキしちゃいます。
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「死亡の塔」は↑のようなジャケでブルース・リーの新作映画に見せかけておいて、ブルース・リーの死後7年ほど経ってから公開されたハッタリ映画なのです。
それでも「燃えよドラゴン」(ENTER THE DRAGON)の撮影で撮られていたフィルムの未公開部分を使用しているので、嬉しいですよ!その部分は約3分ほどですが、ここを観るだけでもファンなら十分喜べるはず。
他にも「死亡遊戯」(GAME OF DEATH)と同じように過去の公開映画からシーンをパクって編集して、さもブルース・リーが出ているように努力しています。しかしそれも前半のうちに死んだ設定にして、弟が仇討ちする設定へと進むのですが…
地下組織の奴らの服装やら突っ込み所が満載で、カルト作として扱えば良い地位にいけるのではないでしょうか。

そうだ東京タワーといえば先月、墨田区で建設中の"東京スカイツリー"に高さで抜かれてしまいました。
これにより東京スカイツリーが国内で最も高い建築物となりましたが、大好きな東京タワーも無くなるわけじゃなく今後も東京のシンボルとしての活躍はしていくのでしょう。
あとは東京スカイツリーが、蝋人形館を始め内部の店や催しも充実している東京タワーにどこまで追いつくか…まさか東京タワーにある、あのジャーマン・ロック&プログレ専門のCD店のようなマニアックな店は出来ないでしょう。出来たら嬉しいですが。

ブルース・リーの話題はまともにやってたらこんな文章では尽きる事がないのですが、とにかく『奇蹟のブルース・リー展』には感動しました。次はいつやってくれるだろうか。
仮に私がお金持ちだったとしたら、これをいつでも観れる常設の博物館を作りますね。
あと、ブルース・リー映画に少しでも出た人々を探し出してその後を追ってみたい。
例えば「燃えよドラゴン」でも共演した中で『Don't think.FEEL!』と諭された少年・菫偉(トン・ウェイ)はその後、「男たちの挽歌」でアクション指導したり「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ 天地撃攘」で悪役を演じたりしているし、
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首を折られたジャッキー・チェンの活躍を知らない人もいないでしょう。
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もちろんサモ・ハン・キンポー、ジョン・サクソン、ジム・ケリー、ヤン・スエ、アンジェラ・マオイン等もその後の活躍をいくらでも見る事ができます。
でも地下でブルース・リーにヌンチャクを取られた奴なんかは、あんな有名なシーンの間でアップも何度か出ているというのにどこの誰だったのか分からないし、他にもいろいろ…

あと、私も藤子不二雄先生の「魔太郎がくる!!」の魔太郎のように、ブルース・リーに憧れながらも何も出来ない奴で…いや魔太郎には出来る『うらみ念法』すらもやれませんが、ブルース・リーのおかげで『魂の武器』は手に入れたと思います。
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ブルース・リーに出会えて良かった!もちろん生きている生身の彼とは出会えてませんが、その遺伝子を引き継ぐ人と会うのには間に合った。今回はそれを伝えたかったのです。

ブルース・リーネタの最後に江頭2:50
彼の衣装はブルース・リーをリスペクトするが故の素晴らしいセレクトである事を、どれだけの人が知っているであろうか!
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ついでなので、港区で最近食べた物とかも載せておきます。

西麻布にある、山田まりやが通いつめていた"純こくラーメン ずんどう屋 西麻布店"では、辛味噌ラーメンに味付け玉子入り。
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次は新橋。
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SL公園が目印のこの地には数多くの飲食店があり、かつて何度か呑みに来ていたのですが、最近は帰りが面倒になって家の近くでしか呑まなくなりました。しかし立ち飲み屋も居酒屋も名店がいくつかありますね。

広場には『盲目の少女と盲導犬の像』が立っていますが、
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そのバックに見える"ニュー新橋ビル"。このビルは良い!

突っ込み所満載のビルなのですが、今回はこのニュー新橋ビルから"丹波屋"だけ載せましょう。
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かけそば240円。
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春菊天そば360円。
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美味いです!

ついでにこの辺りは東陽片岡先生の単行本「ステテコ行進曲」「レッツゴー!! おスナック」(共に青林工藝舎刊)で表紙裏その他の撮影に使われている地でもあり、前者ではニュー新橋ビルもしっかり写っています。
また前者では『雨のサラリーマンごっこは、しゃにむに侘しかった。のまき』『秋のニセ者サラリーマンは、しんみりとラーメン屋ナイトだった。のまき』あたり、後者では『新橋の一人酒ナイトは、しばし打ち止めだった。のまき』なんかで新橋の様子も描かれているし!

新橋ではあまり呑まない私ですが、近くを通るとラーメン食べるために下車したりはしてます。
こちらは"尾道ラーメン 尾道十八番"
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大林宣彦映画を観続けた若かりし頃から、ずっと憧れの土地・尾道のラーメンだ…

続いて"つけ麺さとう 新橋店"
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そして…"ラーメン 新橋店"
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新橋店は店舗名であって、店の屋号が『ラーメン』って事ですよね…しかし、美味い!
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ちなみに旧店名は"ラーメン二郎"。そう、そのまま二郎系のお店です。

他にも地元の店舗で頻繁に行く"揚州商人"がここにもあるし、
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かなり前に行った"九州大牟田ラーメン きらら"
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まだ行ってない店としては、「あしたのジョー」ファンである私にはいつか行かなければならないのが"泪橋"
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こんな所で、今夜はお別れです。




虚無はあそことここの間に存在する。
虚無はあらゆるものを包み込み、あらゆるものを受け入れる。
虚無は生きている。万物はそこから産まれ出て、虚無を理解する者は皆、命と力、そして愛に満たされるであろう。

ブルース・リー



  1. 2010/04/17(土) 23:32:35|
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藤子不二雄(39) 「大長編ドラえもん VOL.16 のび太と銀河超特急」

今夜も藤子・F・不二雄先生続きで、「大長編ドラえもん VOL.16 のび太と銀河超特急」(小学館刊)です。
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『超特急』は『エクスプレス』と読みます。

月刊コロコロコミックで1995年から翌年まで掲載された作品であり、藤子・F・不二雄先生はこの次の「のび太のねじ巻き都市冒険記」執筆中に逝去さたわけで、つまり存命中最後に完成させた『大長編ドラえもん』にあたります…
有名な古典作品を元ネタに使う事が多いこのシリーズですが、今回は宮沢賢治の童話「銀河鉄道の夜」ですね。松本零士先生のSF漫画「銀河鉄道999」と同じく。
宇宙空間を走る見かけはSL(蒸気機関車)の宇宙船という設定だけで夢いっぱいなわけですが、他にも1作の中に娯楽要素を盛り込んだ上でロマンチックな名作に仕上げています。

ドラえもんが用事で二十二世紀へ出かけた時に、三日間も行列へ並んで買った二十二世紀のミステリー列車(トレイン)のキップ。
銀河超特急に乗って何日かかるのかも、終着駅に何が待っているのかもわからないこの旅にのび太ジャイアンスネ夫しずかも連れてってもらうと…わりと広い個室完備で退屈しないための立体ゲーム等もあり、景色も楽めむために壁を透明にできる宇宙の旅だけでも素晴らしいのに、用意されてるアトラクションも各種あってどれも面白そう。
また乗客全員に配られる『宇宙カプセル』は、真空や低温・高温等のどんな環境でも快適に過ごせるようになる上に、一分間につき一時間寝た事になるという…これは時間の無い生活している都会の現代人には特に羨ましいグッズじゃないでしょうか。

今回は便利な『どこでもドア』で家に帰ろうとしたら、ドアの中の調空間にバリアーを張られて使用不能になる珍しい場面もあり、ピンチを呼びます。
そこで不安がって泣く者もいるメンバーの中で誰あろう、のび太が
『アッハッハッハ……。やっとおもしろくなってきたじゃない。
ぼくらはいつも、こんな冒険をもとめてきたんじゃなかった?
これまでもハラハラワクワクドキドキするような大冒険を!
何度も何度も戦い、そのたびにのりこえてきた。
今度もにげないでぶつかっていこうよ!!』

と、カッコいい事を言うのですが、すかさずスネ夫に『のび太……、大長編になると、かっこいいことをいう。』と突っ込まれてます。

でも実際、今作ではのび太の数少ない特技である射撃の腕を生かす場面が多く、仲間を助ける側の立場になりますよ!
のび太の射撃が披露される話といえば、超名作「のび太の宇宙開拓史」が思い出されますが、他に短編も含めて何度も彼の天才的な腕の良さは描かれています。

辿り着いたミステリートレインの最終的な行き先は、銀河の果ての"ハテノハテ星群" 。当地のドリーマーズランドというどでかい遊園地を舞台に移し、ここでそれぞれが西部の星、忍者の星、恐竜の星、メルヘンの星、怪奇と伝説の星、等で楽しいアトラクションの冒険を楽しみます。この、キャラ達を好きな事で自由に遊ばせる描写もいいですよね。
そこへ自称『宇宙最高の存在』だという、自分の体を持たずに他の生物に取り付いて生きるヤドリという寄生生物の大群に襲われます。約800万体も存在するという彼らは宇宙征服を企て、ドリーマーズランドのコントロールセンターを制圧。
スネ夫やのび太も取り付かれて敵味方の判断がつかなくなって混乱するし、頼りのドラえもんの四次元ポケットまで封じてしまう強敵!

しかし、前にしずちゃんが入浴している時に入ってきた小型のUFOが出ていて(それがヤドリの宿り主を見つけるまでの仮の姿)、それをしずちゃんが『真空ソープ』という未来の石鹸で打ち落としていた事から弱点だと判明し、戦いの突破口を開きました。
おっとその通り。今回はちゃんと、しずちゃんの入浴シーンがあるのですが、下も見えてかなりヤバイですよ~。

最後はヤドリのボス・ヤドリ天帝が乗り移ったヴァイキングの巨大ロボVSのび太の一騎打ち…これが『のび太のくせに生意気』な、頭脳作戦と落ち着いた態度、そして射撃の腕前で見事に勝利するのです!

今作品のゲストキャラクターは、手塚治虫キャラのような顔立ちの社会部記者ボーム、のび太達を昔者とからかう22世紀の3人組、丸いボールに目と鼻の落書きしたような簡素な顔立ちの銀河超特急車掌
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(↑最初の画像では帯で見えなかったので、改めて)

そして…友情出演でしょうか、銀河超特急の乗客に「21エモン」の登場人物達が乗っている姿が見られるのは嬉しかった。
『大長編ドラえもん』においては珍しいくらいテーマやメッセージとかを抑え、難しいことを考えずに読めるエンターテイメントに徹し、楽しさを追求した作品になりました。


  1. 2010/04/13(火) 23:59:15|
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藤子不二雄(38) 「大長編ドラえもん VOL.15 のび太の創世日記」

今夜も藤子・F・不二雄先生の『大長編ドラえもん』シリーズを続けて・・・・「大長編ドラえもん VOL.15 のび太の創世日記」(小学館刊)です。
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月刊コロコロコミックにて1994年から翌年まで掲載された作品で、世界創世ネタは通常の「ドラえもん」や、また過去に描いた「ドラえもん」とは無関係の名作SF短編「創世日記」等でも見られますが、これはそれらの集大成にすべく練り上げた作品に仕上がってます!

まずはいつも通りドラえもんと、のび太たち4人の日常描写から始まります。
夏休みは半分過ぎたというのに宿題の自由研究を何にするかさえ思いつかず泣きついたのび太に、優しいドラえもんは未来デパートから『創世セット』を買ってくれるのです。
つまりこれは通常の"ひみつ道具"ではないのですが、今作ではこれが話の元となる重要なモノ。セット内容は、コントロールステッキ、フワフワリング、神さま雲、ベースマット、宇宙の素。これを使って太陽系から地球も人間も丸ごと…つまりは自らが神さまとなって新しい世界を創るのです。
神さま願望のある私にとってワクワクしてしまう話ですが、その壮大なスケールな行動をやりながら、それを観察日記つけて学校の宿題にするというのは小さい!

当然ながらジャイアンスネ夫しずかも途中からこの話に一枚かむ事となって共同研究し、別の新しい…しかし本物そっくりな宇宙で人類の歴史を追う大冒険へと発展していくのです。
当初、ようやく出来た新地球に誕生した生物は陸上では昆虫類だけだったのですが、ここで『進化退化放射線源』を使って魚が上陸していけるように無理矢理進化させ、これによって新地球の歴史は静かに大きく変わっていく…
本当の地球でジャイアンが見つけた火の玉と、その正体だったカマキリの化け物は一体何なのか!?
今作では少し複雑な設定の物語な上に、伏線などが他の大長編作品以上に考えられていて、最後に色々な謎や驚きの事実が判明する仕組みになっています。

自分たちが神さまなので強敵も出ませんが、新地球の歴史を原始時代から追っていくのは普通に楽しい。
何しろどの時代にも、のび太たちによく似た人間がいるのです。まぎらわしいけど、舞台は創世セットで創り出したもうひとつの地球ですし、別に先祖とかじゃないんですよね…。
原始時代にはノンビ、3世紀(邪馬台国らしきものが舞台なので)にはノビ彦、平安時代には野比奈と、いつの時代にもダメ男ながら優しいのび太似の者がいます。
次は明治時代くらいの機械文明の時代になり、そこでは野比奈が最後にチュン子という不思議な生き物に関わったおかげで貰えた財宝を元に、ついに大成功している野美のび秀という大金持ちが登場!
そして巨大飛行船で南極に見つかった大穴を調査に行くと地球の中は空洞であり、そこは蜂に似た昆虫人類(ホモ・ハチビリス)による人類を上回る文明が築かれていた…
この昆虫人の大学生でも、ビタノというのび太似の者が出てきますが、彼は大統領の息子だし地球誕生の経緯を研究していて頭もいい。
しかし『地底空洞説』って本当の所どうなんですかね。昔の本を読むとUFOの基地がある、とかありがちでしたが…もう成り立たない事が証明されたのでしょうか。まだ地底探検した科学者の話は聞きませんが。

ともあれ地上の人類が石炭や石油を求めて地下を掘りまくり、南極の大穴まで見つけてしまった事を受けて、地下の昆虫人たちはついに地上進出を決意する。
科学兵器も地上より優れている地底軍を相手に、勝てる方法はあるのか…と、やっと「のび太の創世日記」でもピンチとバトル物の要素が出てきましたが、何と戦わずにすむ素晴らしい思いつきが出てしまうのですね。
つまり最後までドラえもんたちは新世界を観察して多少手を加えるのみで、戦い無く終わってしまいました。ジャイアンとスネ夫などはさぼってこの自由研究に参加しない場面もあるし、何者かにさらわれてしまって何も活躍しない!
新地球の歴史の中で、のび太だけでなく他の皆のそっくりさんも出るのですが、ジャイアン女にせまられるのび太のそっくりさん、なんて場面も…

ほぼピンチ無しで終わるため、他のどの『大長編ドラえもん』よりも緊張感は無いかもしれません。しずちゃんのヌードもありません。
が、最後まで引き込まれるように展開していきますので、まぁ読んでみてください。


  1. 2010/04/10(土) 23:59:23|
  2. 藤子不二雄
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奇蹟のブルース・リー展

今年2010年は、ご存知ブルース・リー(BRUCE LEE)様の生誕70周年記念の年。

皆様それぞれでお祝いの方法を考えておられるでしょうが、そんな一つとしてあの六本木ヒルズのテレビ朝日本社一階にあるイベント会場「umu」にて、4月1日(木)~4月11日(日)まで
『生誕70周年記念 奇蹟のブルース・リー展』
が開催されてますね。
roppongi-brucelee-70th1.jpg

中でも昨日6日だけは、3回に分けてプレミアム・イベントが行われまして、当然ながら私も行ってきました。

で、このサインを見てください!
roppongi-brucelee-70th2.jpg
ちょっと時間が無いので詳細は今度また書きますが、とにかく来日したブルース・リーの妻リンダ、娘シャノンとお話して、私宛で『Walk On!』の言葉と共にサイン頂いて握手と写真撮影して…生きていれば、こんな日も来るのですね。
20センチくらいの距離から見た初対面のシャノンは目がリー様に似てて、こっそり泣いてしまいました。彼の遺伝子はまだ残っているのだ…

ええ、また今度、一緒に撮った写真なども公開します。
  1. 2010/04/07(水) 23:03:20|
  2. 映画、音楽、将棋、等
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藤子不二雄(37) 「大長編ドラえもん VOL.14 のび太と夢幻三剣士」

今夜は藤子・F・不二雄先生の「大長編ドラえもん VOL.14 のび太と夢幻三剣士」(小学館刊)です。
FUZIKO-doraemon-vol14.jpg
月刊コロコロコミックにて1993年から翌年まで掲載された作品で、ドラえもん映画化15周年記念作品でもあります。原作漫画版は映画より一作少なくて、今回で14作目ですけどね。

タイトルから分かる通り、今回はアレクサンドル・デュマ・ペールの小説「三銃士」が元ネタで、のび太ドラえもんのひみつ道具『気ままに夢見る機』(アクセサリー・キット付き)によって、夢の中でいろんな冒険をしています。
これは"夢カセット"を替える事で様々なジャンルの中から好きな夢を見る事ができ、寝ている間だけの事とはいえ楽しそうですね。
「のび太のドラビアンナイト」における『絵本入りこみぐつ』とかぶるのですが…

もちろん夢の中におけるキャストは自分で選ぶ事が出来るので、いつも自分を主人公にしてヒロインをしずか、脇役をジャイアンスネ夫にするのでした。
しかし夢は自分だけの世界…一夜明ければ誰も昨夜の自分の活躍を知らない。というわけで、ついには他の3人にもこっそりアンテナを付けて夢電波を無理やり受信させ、夢を共有します。

そしていつものメンバーで冒険する夢カセットは、謎の老人に教えられドラえもんに買ってもらった「夢幻三剣士」なるもの。
夢カセットを入れて行く"ユミルメ国"が今作の主な舞台となりますが、この「夢幻三剣士」では今までの夢カセットと違い、現実感を高めるために主人公の性格や能力はそのままで夢世界に入ります。
そのため最初はいつも通りジャイアンやスネ夫にやられ、ドラえもんも
『夢だからといって、なにもかもつごうよくはすすまない、そこんとこが実にリアルだ!!教育的な、ためになるゲームだ!!』
と、感心しているのですが、これが現実世界にも影響を及ぼす危険なゲーム(夢)なのでした…

今作で特筆すべきは、大長編ドラえもんに絶対の付き物だった味方のゲストキャラクターが出てこない事。これはシリーズ唯一といえる異常な事態です!
いつものメインキャラだけで話は進みますが、それでも趣を変えてドラえもんが魔法使いドラモン、そしてのび太が白銀の剣士・ノビタニヤン、ジャイアンがジャイトス、スネ夫がスネミスとして『夢幻三剣士』を名乗ってユミルメ国を妖霊大帝オドロームの魔の手から救うため冒険します。
ユミルメ国の王女がしずか扮するシズカリア王女。しずかは城を抜け出して男装の剣士シズカールにもなるし、「夢幻三剣士」の世界を案内する妖精のシルクもしずかの姿です。
おっと、ご安心ください。男装して女の子だとばれずにいたシズカールが、ドラモンとノビタニヤンの目を盗んで"竜の温泉"に入るオールヌード入浴シーンはちゃんとありますので!

カセットを入れ替えるといろんな冒険を出来る、という所からも分かるようにファミコンのロールプレイングゲーム(RPG)を意識した作りになっていて、オドロームの前にスパイドル将軍ジャンボス将軍といった中ボスのモンスターとその軍勢を倒さなくてはならないし、のび太を「夢幻三剣士」に誘った謎の老人もトリホーというオドロームの側近でした。
さらにRPGであるので、竜の流した汗(だし汁)入り温泉に入ったために一度だけですが生き返る事も出来ます。しかし生き返るとはいえ、のび太としずかが実際に死ぬシーンがあるのは衝撃的ですよ!

ラストの妖霊軍団の首領・オドロームとの最終決戦。敵の杖から出る強大な魔力に苦戦しながらも、のび太としずかの連係プレーで勝利しました!
あれ、ジャイアンとスネ夫は戦いの舞台となった幽冥宮に来てさえいませんが…

それにしても全員がオドロームに捕まって、あわや処刑されるというピンチの場面で現実世界の野比のび助(のび太パパ)が『気ままに夢見る機』をいじったために窮地を脱する、そして続きはまた都合のいい所からって…これは無しでしょう。
加えて『主人公の性格や能力はそのままで夢世界に入る』という設定は全然生かされず、結局は白金の騎士の剣が勝手に戦ってくれてノビタニヤンは努力せずとも強いという。

まぁ今回は大長編にありがちなメッセージ色も抑えてあり、かなり単純な勧善懲悪物語に仕上げた子供向け作品だと思うので、細かい事は気にしなくていいか。子供向けを意識したからこそ敵を異形の怪物でカッコ良くしてくれたと、プラスの面を楽しみましょう。
オドロームの顔は本当に、藤子・F・不二雄作品らしからぬ怖さですからね。


  1. 2010/04/06(火) 23:48:45|
  2. 藤子不二雄
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藤子不二雄(36) 「大長編ドラえもん VOL.13 のび太とブリキの迷宮」

今夜は藤子・F・不二雄先生の「大長編ドラえもん VOL.13 のび太とブリキの迷宮」(小学館刊)です。
FUZIKO-doraemon-vol13.jpg
掲載誌はもちろん月刊コロコロコミックで、1992年から翌年まで連載されました。タイトルの『迷宮』は、『ラビリンス』と読みます。

春休みというのにどこにも旅行に連れてってもらえないのび太は、ジャイアンスネ夫しずかに笑われて野比家に生まれた事を不幸がりますが、のび助パパが夢の中で予約した"ブリキンホテル"に行ける事になります。
そしてドラえもんとのび太で、パパに届けられた不思議なトランクから出てきた『どこでもドア』みたいな門を抜けると、そこは綺麗な海とブリキのおもちゃだらけのブリキン島。そこに建つブリキンホテルは従業員も全部ブリキも人形で、しゃべるし、もちろん自分の意思を持っています。
他の人は誰もいない中で綺麗な景色を独占できる素敵な体験をし、しかも開業記念で無料サービス!ただし、地下室だけは絶対に覗いてはいけないと言われるのです。

二人は勝手に遊んでいるうちに、ドラえもんがブリキ製の飛行船から攻撃を受けて二人は離れ離れになってしまいました。
未来に帰ってしまったのかと悲しむのび太でしすが、再びジャイアン達も連れてブリキン島へ訪ねた時にブリキンホテルの主で"チャモチャ星"人のサピオ・ブリーキンに出会い、彼の星を救うよう頼まれて"四人の戦士"として独裁者ナポギストラーに挑むのです。
サピオの故郷であるチャモチャ星は、かつて美しい惑星でした。星人は争いごとを好まず無邪気な明るい性格で…遊んで暮らすのが夢であり、高い文明からあらゆる仕事をロボットまかせにするようになると、便利なロボットを発明するのすら面倒になって発明家ロボット・ナポギストラー博士を開発。イメコン(イメージ・コントロール)の発明によって心に思った事をロボットに伝えれば何でもしてくれるので、人間は指一本動かさずに暮らせるようにまでなると、ついには自身の足での歩行すら出来ないほど貧弱な体になった。そしてナポギストラーは弱めた人間に対し反乱を起こして独裁者に。

ドラえもんはそのナポギストラーのロボット軍隊にさらわれた事も分かって助ける決意をするのですが、そこで拷問されたドラえもんは壊れてしまいました…
前作「のび太と雲の王国」でもドラえもんの故障はありましたが、今回は中盤の部分長々と壊れっぱなしで出番が少ないのです。ドラえもん無しで、どう戦うのか四人の戦士!

だからこそ珍しくのび太がドラえもんを助けるために勇ましくなり、サスペンスも生まれるし、二人の友情に感動させられます。
それから二手に別れる作戦を立てて、ジャイアンとスネ夫がチャモチャ星への潜入、のび太としずちゃんはブリキン島の地下室にある大迷宮(ラビリンス)に挑戦と…頑張る四人でしたが、結局は失敗。のび太組はその身を案じたサピオによって地球に送り返されてしまいます。
そこでドラえもんの寝床である押入れに入ると枕の下からドラえもんの四次元ポケットのスペアを発見!そのスペアポケットを『なんだと思う?』としずちゃんに聞けば『パンツ?』と答えられますが…
とにかく、ポケットに入ってドラえもんに辿り着くと『ミニドラ』を使ってドラえもんの故障を直す事に成功し、再びブリキン島の大迷宮へ挑戦です。

今度はドラえもんの『迷路探査ボール』の力であっさりサピオに追いついた上、中央ホールまで辿り着きました。
そこはサピオの父でロボットまかせの生活を続ける事の危険性に早く気付いてた科学者、ガリオン・ブリーキン侯爵の研究室になっていて、現在はロボット軍に捕らえられている彼の開発したロボットへのコンピュータ・ウイルス入りの円盤をゲット。
それを元に最終決戦を戦い、見事に勝利する…そんな話で、今回は便利な機械・道具だらけの文明に頼りきって楽をする事に対し警笛を鳴らす、分かりやすいメッセージがあります。チャモチャ星人が地球人そっくりなのもその意味でしょう。
正にこの「ドラえもん」で便利な未来道具を描き続けてきた藤子・F・不二雄先生自らが、どこまでも発達する技術文明を否定するとも受け取れる回答を出した事が感慨深い。
読者の子供達には少しシビアな教訓のような気もしますが、オモチャの島が舞台で可愛いオモチャ達がたくさん登場するのを、そして痛快な冒険を楽しめばいいと思います。

今回は残念ながらしずちゃんのヌードシーンはありませんが、海を見つけるとすぐに裸になって泳ぐジャイアンとスネ夫を羨ましがり、のび太に『女だってまけずにおよげばいいんだ!ぼくにえんりょしないで。』とセクハラされる場面がありました。
そんなのび太は最終ページで、ドラえもんの道具に頼るのを止めようと決心しながらもそれを貫くために『道具に頼らずにすむ道具を出してくれ』と迫って反省しない、ズッコケな感じで物語は終わります。ダメだこりゃ…と。


  1. 2010/04/03(土) 23:45:28|
  2. 藤子不二雄
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Author:BRUCE
BRUCEです。あだ名は大悟(DieGo)です。
大悟…つまり悟りを開くに至る道程にある事を表し、かつ神の映画「ドラゴンへの道」から頂いてのブログタイトル。同名の秘密結社も運営しています。

名作漫画紹介の形を借りて、自分の記録用に使っています。

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