大悟への道 (旧名・名作漫画ブルース)

名作漫画の紹介 ・・・個人的な旅の記録

ホラー漫画(62) 古賀新一 7 「エコエコアザラク」

今夜は古賀新一先生の「エコエコアザラク」(秋田書店刊)です。
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週刊少年チャンピオンにて1975年から1979年まで連載された、言わずと知れたロングセラーの名作で、単行本は全19巻。
古賀新一先生の代表作であるだけでなく、チャンピオンを語る上でも必ず登場し、かつての同誌黄金時代を支えた作品ですね。

1980年代に入って月刊少年チャンピオン「魔女黒井ミサ」、1990年代に入ってサスペリア「エコエコアザラク II」と続編も連載してますし、何と2000年代には…昨年(2009年)にも週刊少年チャンピオンで読切ながら新作が掲載されました。
古賀新一先生が生きている限り、主人公の黒井ミサはライフワークとして描かれ続ける事でしょう。

これを原作として映画が数本作られ、
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テレビドラマにまでなっている上に、近年"画ニメ"という静止画とアニメ映像が融合したような実験的作品では古賀新一先生自ら脚本まで担当してOVA販売もする等、漫画以外でも黒井ミサを観る機会は多くなっています。
関連作としては、こちらも異色…1992年に出たCD「sound story of エコエコアザラク」
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ブックレットにはこういう黒井ミサのイラストが、カラーでたくさん載っているのでファンにはたまりません。
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PC98のゲームソフトで使われたBGM集なのですが、桂木亜沙美が歌うテーマソングは漫画のイメージと違って変に明るいしアイドル歌謡丸出しで、かつては疑問に思っていましたが...何だかんだ、今ではこの『エコエコアザラク~愛のテーマ~』が一番頭に浮かぶエコエコな曲かも。その他、音楽とドラマが収録されています。
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そんな様々なジャンルで描かれる本作品ですが、今回は漫画、それも最初の「エコエコアザラク」だけについて書きす。
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まだ15歳の美少女・黒井ミサは、幼い頃に悪魔に魂を売った黒魔術の魔女。
(作中ずっと漢字にはふりがなが付いていますが、『黒魔術』は『こくまじゅつ』です。よって「エコエコアザラク」読者は決して『くろまじゅつ』とは読みません)
そのミサが行く所、常に心の闇の部分が爆発しそうな人々がいて、怪奇事件が起きていく…
凄い事に一話完結の読みきり短編で続く連作形式で、単行本1冊に10話が収録されています。
毎回毎回見所があるから、本当は「エコエコアザラク」専門のブログでも作って全話について語りたいくらいですよ。

毎度の話の締め括りは、ミサが転がる死体などを背に
エコエコアザラク エコエコザメラク
の描き文字と共に去るのがおきまりのパターンでした。
タイトルにもなっているくらいで毎回使われる、そのエコエコアザラク…に始まる呪文は、古賀新一先生の創作というわけではなく、『バスク語に由来する魔女宗の典礼聖歌の一つ』なんだそうです。
他にもいくつもの呪文が出てきますが、全て実在の魔術儀式で使われている物だと言われています。
あと毎回の黒魔術に関わる怪しい扉絵が、漫画というより絵画とかイラストですがとにかくカッコいい。

第1話では暗い辻に机を置く怖ろしい占い師として登場していますが、第2話ではある学校に来た転校生で、その後も学校を舞台にした話が多く、学園ホラー物の要素が色濃くなっています。
頻繁に引っ越しているようで自宅も何度も変わっているし(庭でトラを飼っていたり)、転校して来るシーンは無くとも毎度違う学校が舞台だと考えて良いでしょう。当然同じ同級生は話をまたいで登場したりしません。

ミサは占い師以外のアルバイトをしている事もありますが、代表的な物では魔法医学について研究している魔法病院の"黒井医院"でしている看護婦でしょうか。
おっと少女漫画雑誌プリンセスの漫画賞に入選して「魔女の呪い」という作品でデビューした、漫画家としての顔もありました!街で恐怖絵を売ってる回もあったので、絵の技能はそうとうな物でしょう。
ビアガーデンや劇場などでやってた魔術のショーなんかは、正に最大の特技を生かした物ですけどね。

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そんな黒井ミサの両親の存在も気になる所ですね。二人の名は臣夫奈々子
かつてアメリカで魔術師として有名で、邪悪の世の中に立ち向かうためにあらゆる国々の術を会得し、しかし最後に残った不死身術を覚えるためにエクアドルの奥地へ行ったあげく自ら犠牲になって魔法実験をし、人形のようなサイズになってしまった…
それもかなり怖い顔ですが、ずっと後にミサが強い魔力、そして深い悲しみと耐えられない気持ちを持った時に魔女の踊りで悪魔ルキフェルを呼び出して祈り、普通の人間の姿に戻しました。
他に田舎に住む祖母もいて、小太りで魔術とは無縁な普通の人だと思います。

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ところでミサは、可愛い女の子なのに何度も男から全力で殴られたりしています。時には素っ裸にひん剥かれたりも…そんな自分(または好意を持つ人など)に害をなす人間に対しては、漫画の主人公…しかも女の子としては異例なほど残忍な性格を発揮して平気で惨殺します!皆殺しにして去る魔女!
・・・・だったのですが、回を重ねるにつれ段々性格が明るくなり、可愛らしさもアピールされてきました。何しろ多数の人間を殺している魔女のくせに、今更幽霊屋敷だとかを怖がったり、学校帰りに道草して喫茶店のウインドからチョコレートパフェ見てヨダレ垂らしたりしてますから。
話自体もギャグ路線かと思える物が増えてきて、ついには『コメディー・シリーズ』なんて開き直ったのも始まったり。

一話完結のストーリーを作り続ける読み切り連載だから、それは苦労も多かったでしょう。
その分バリエーションが豊富で、ただの狂言回しの役割で物語を外から覗いていてる話もあったり、花売り姿で『夢を売る女』というのを演じていたり…

ただのイジメられっ子を助けるだけの話なんかもありましたが、「エコエコアザラク」自体が同誌で少し前に連載していた藤子不二雄先生の「魔太郎がくる!!」の影響はあると思います。連載の形式も、最後は黒魔術使ってけりを付ける所も同じだし。

基本的に作中唯一無二といえる魔女・黒井ミサですが、学校の理科の先生が魔術を悪用していて魔術対決のようになる話もありました。
ちょうど連載中に『悪魔の子』をモチーフにした映画「オーメン」が公開された時は、クラスメートと観に行く話もあったり…あれ、でも作中出てきたこんなシーンは実際の映画には無かったぞ。
全然勝てない力士のために降魔術で悪魔を召喚し、魔方円を土俵に見立てて相撲の稽古させたり、3歳の時にイギリスの郊外にある幽霊城で黒魔術の修練を積んでいた過去が分かったりもします。
体に犬の顔がある、年に一度悪魔に子供の魂を捧げなくてはならない、といった怖ろしい設定は一回しか出てきませんでしたね。

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黒井ミサ・・・私も含めですが、恐らく当時の読者も学校やクラスメートに疎外感を持っていたはみだし者なら憧れるに違いない、しかし現実には存在しない理想の女性ではないでしょうか。
普通の学校ではオタク女子で顔も可愛く、そういう男にも気にかけてくれる人はいないでしょうから。
いや、今だと可愛いのに目立つグループに入らないオタクとかいるらしいですけどね。
10年前にはいなかった『ゴスロリちゃん』など可愛い子もいるように思いますが、黒マントに黒ブーツで魔術まで使うミサは正にゴス。時代がミサに近づいてきた…

現実の話はともかく、漫画の中ではどうでしょう。
今までの日本漫画史において、様々な素晴らしいヒロインが生まれてきました。
しずかちゃんとか朝倉南とかの可愛い系ヒロインや、強く元気なバトルヒロイン系でも如月ハニー、峰不二子、則巻アラレ、ラムちゃん、猪熊柔…
他にもまだまだ何人も出てきそうですね。知名度は低いながら個人的な思い入れのあるマイナー作品のヒロインだってたくさんいますが、それら全てをひっくるめても私にとっての一番は黒井ミサ。

一応魔術を使う所で共通する『魔女っ子』たち…夢野サリー、鏡厚子(アッコ)、神崎メグ、佐倉魔美、誰が束になってもミサにはかなわないとまで個人的に思い入れてしまうのは、シンデレラストーリーなどとは対照的な所、使い方で活躍するダークヒロインだからでしょうね。後半はちょっと正義の味方的なスタンスが出てきてしまいますが、それでもサリー達のようにお子様がニコニコして見れる物ではありません。

黒魔術を使うときにマントの下の全裸の姿を披露したり、スケ番達を壊滅するためごときでクラスの真面目な男子達と一緒に体育館で全裸になって術を使ったり…ちょっとエッチな姿を見せてくれるのは歓迎しますが、そんな男達にも見られてると思うと嫉妬にも似た感情が湧きあがるのでした。
それほど好きだという事ですが、性格は回(時期)によってコロコロ変わるからキャラクターとして掴みにくいかな。

そんなミサが憧れる男子は気になる所。
結局は一般の女子と同じくスポーツの出来るクラスの人気者だったり、明るくてカッコいい先生だったりして悔しい思いをする事になるんですけどね…

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読み切りで続く「エコエコアザラク」のストーリーは上手い物も正直くだらない物もあります。
ホラー漫画として語られはしますが、単純に怖さだけを前面に押し出した作品ではありません。どんでん返しの妙を楽しんだり、ほのぼのしちゃったり…いろいろですが、黒井ミサちゃんを拝めるだけで嬉しい、そんな作品です。

あと「エコエコアザラク」を読むと黒魔術に関する知識も豊富になりますよ。古賀新一先生にしては珍しくいろんな魔術に関する資料を基にしてリアルに描いてますから。

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約4年間続いた連載でしたが悲しい事に19巻目で最後です。この巻だけ9話の収録で、巻末に黒井ミサとは関係ない傑作ホラー短編「人くい一族」が収録されています。

「エコエコアザラク」の方は単行本だと最終回が「雪降る夜の終電車」になっていますが、実は雑誌掲載時は「幻の客人」で終わっています。
どちらもはっきり最後だと分かるような内容でなく通常通りの読み切りですが、後者はミサがただの狂言回しの役割だった話だから入れ替えたのかな。まぁどちらでも良いと思います。
完全な最終回が描かれなかったから、後に続編をやりやすくなったのかもしれません。とにかく次のミサの活躍に期待して、終わりです。


そうよ わたしが真犯人さ
人間のクズは片っぱしから消していくのさ うふふふふ…………

エコエコアザラク エコエコザメラク



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  1. 2010/07/31(土) 23:51:13|
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旅行・紀行・街(86) 東京都府中市 1 多磨霊園

先日、愛車のロードスターで都内を風吹裕矢気分でドライブしていると、府中市でたまたま通りかかったのが…
日本一広い公園墓地として有名な多磨霊園
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いかに世間でスピリチュアル(spirituals)ブームが去り、霊をおろそかにする人間が増えたとしても・・・私は全く揺るぐ事なく霊魂の事だけを考え続けているわけで、パワースポット巡りを繰り返し、つのだじろう漫画を読み続け、一心に先祖の霊や英霊などにお祈りを捧げる毎日を送っています。
無類の墓参り好きでもある、そんな私がお盆直前のこの時期に多磨霊園を通りかかったのは、やはり神霊的なお導きでしょう。

若かりし頃から大好きだっな作家達から、ここが人気の霊園になるきっかけになった東郷平八郎、我が故郷が生んだ山本五十六等の偉大な軍人、様々な芸術家、音楽家から普通の人までたくさん眠っているこの霊園。
あの人やあの人やあの人の墓参りが出来ると、ロードスターのエンジンも普段より軽快なサウンドを出しています。
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ドリュリュリュリュー
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…だがしかし、甘かった。誰がどこにいるのか、いきなり行っても全然分からないのです。府中市から小金井市までをまたぎ、碁盤目状に128万平方メートルという広さは本当に半端ではなく、また有名人が多すぎるのもあるでしょうが、太宰治森鴎外が眠っている三鷹市の"禅林寺"のような特別な人用の案内板も皆無(「ココ」参照)。

無念を抱えて引き返した私ですが、それで諦めるだけでは悔しすぎます。後日、目当ての人の番地を調べてから改めて訪れました。
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正面入口の目の前にある花屋さんで花を買い、
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再び多磨霊園へ。
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そういえば府中市といえば、最近また何かと話題の三億円強奪事件の現場となった土地ですが、事件後に警察が多磨霊園内の墓を暴く捜索活動を行ったら、次々と別の未解決事件の証拠物件が出てきたというエピソードは有名です。現在でも、墓は危ない物(犠牲者や凶器…)を隠すのに良い場所だと思われていますからね。

広すぎる霊園内の移動は、もちろんロードスターです。
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そして見つけました。日本SF小説の始祖でありながら、推理・探偵小説などでも怪奇モノ好きな私の心を満たしてくれた海野十三
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本名は佐野昌一ですので墓石は『佐野家之墓』ですが、墓所内にある小さな略歴碑で『海野十三』とあります。
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ジャンルや年代的にほぼ同列で語られる作家ですが、こちらのほうが一般の知名度は段違いに高い…江戸川乱歩
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こちらも本名は平井太郎ですので『平井家之墓』ですが、墓所内に『江戸川乱歩碑』もありました!
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小学生の頃から触れていて、その後の学生時代は彼を偶像視していました。全集も読んだし、私が日本の作家で一番多くの作品数を読んだ作家でしょう。
今でもたま~に読み返す事があるし、愛しすぎる…そんな江戸川乱歩だから感謝の合掌にも力が入ります。
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さらに、やはり同列の怪奇幻想小説家、大下宇陀児もここで眠っています。

次は三島由紀夫(本名・平岡公威)。
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これまた大好きな作家ですが、三島は作品のレベルだけじゃなく生き方までヤバイほど素晴らしい。
平岡家の墓石の右側に靈位標があり、『筆名 三島由紀夫』の字も確認できますが…あれほどのスターがこの極地味な扱い!
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さすがに最後が割腹自殺では、遺族もこのような対応をするしかなかったのでしょうか。

『益荒男が たばさむ太刀の 鞘鳴りに 幾とせ耐へし 今日の初霜』
『散るをいとふ 世にも人にも さきがけて 散るこそ花と ふく小夜嵐』


さて、ここまでの有名作家の墓を見てきてお分かりでしょうが、生前、また死後も知名度や人気が衰えない人物であっても、墓石という物はどこも地味。
そんな中で芸術家、岡本太郎の墓石はさすがでした。
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この一角にいる、無邪気な顔した子供が太郎ちゃん(岡本太郎作「午後の日」)。
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その視線の先に、ストーリー漫画家の先駆者とも言える父・岡本一平、小説家の母・岡本かの子が眠っているのです。
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ちなみに太郎ちゃんの隣には岡本敏子と連名の墓誌もあり、また川端康成の辞碑もありました。

どうぞ、爆発しつつも安らかにお眠り下さい…
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他にも田河水泡長谷川町子馬場のぼるといった日本漫画史の偉人達や、他にもまだまだたくさんの人がここで眠っています。
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E=mc²

この宇宙船みたいな建物は…
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納骨堂の、みたま堂。
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府中市…今まで東京競馬場(通称・府中競馬場)くらいしか行った事はありませんでした。
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しかし有名で由緒ある祭りや神社などがいくつも残っている土地ですし、日本で唯一『手塚治虫文化賞大賞』を2度受賞している偉大な漫画家の浦沢直樹先生…個人的にも小学校時代に出会った「YAWARA!」から現在の作風まで楽しませて頂いてますが、あの天才の出身地でもあります。
またいつか行き、じっくり見て歩く事もあるでしょう。


  1. 2010/07/22(木) 23:29:03|
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手塚治虫(24) 「手塚治虫 THE BEST 15 光線銃ジャック」

ようやく15巻目まで来ました…JC(ジャンプ・コミックス)の『手塚治虫 THE BEST』シリーズ、続いては「光線銃ジャック」(集英社刊)です。
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今回は全部で9編も収録した短編集で、1950年代後半から1960年年代前半までのSF作品ばかりを集めたラインナップ。
つまり手塚治虫先生の20代後半から30代前半に当たるわけで、この時期はまだまだ「鉄腕アトム」が代表作であり、SFマンガの仕事が圧倒的に多かったのですよね。

順に、見てみましょう。
「光線銃ジャック」(週刊少年サンデー、1963年)はロボットの優しい心に打たれてロボットを助けるために死んだ、人間界ではおたずね者のジャックの話。手塚先生は、繰り返しロボットより人間が愚かな存在だという思想の物語を描いてますよね。それで警笛を鳴らして人類に良くなって欲しいという事でしょうが。
「人間牧場」(別冊少年サンデー、1961年)は毎日同じ繰り返しの生活をしている人間が、実はそこは地球ではなく異星人に誘拐されて地球を模した地で飼われているのだと知る…ラストのオチまでアイデアが秀逸な傑作。
「未来をのぞく3人」(冒険王、1958年)は同じ事故で同じように予知能力を得てしまった3人の不幸を描く。短いページ数で一つの物語を完結させる、この上手さ。
「だれかが狂ってる!」(別冊少年サンデー、1960年)はタイトルからして良いですが、宇宙船の密閉された空間で、ある理由から相手を疑い攻撃まで始める隊員達のサスペンス劇。ラストは『人間なんてみんな狂ってるんだ!!』と叫ぶ事になります。
「宇宙からのSOS」(少年ブック、1962年)は、未来の宇宙時代になると起こるはずの不思議な出来事を描いていて…光子ロケットで光よりも速く飛んだために起きる、ある怖ろしい話。
「2から2を消せば2」(別冊少年サンデー、1962年)はマフィアの争いに巻き込まれるロボット博士の話で、これはラストの1コマが素晴らしすぎます。
「バックネットの青い影」(別冊冒険王、1962年)は二人の野球選手と不思議な幻覚が見える薬をめぐる、ホラー要素もある奇想譚。好きな作品です。
「バチス号浮上せず」(週刊少年サンデー、1963年)は海が舞台で、沈んでいた原子力潜水艦が原因で生まれたある化け物と、人間の男気みたいなものも描いた作品。
「偉大なるゼオ」(週刊少年サンデー、1964年)はこの短編集では異色な巨大ロボット物です。「マグマ大使」「ビッグX」「魔神ガロン」等、このジャンルでも傑作を生んでいる手塚先生ですが、ゼオもデザインや能力も悪くなくて短編なのが勿体無いのですが、汚い人間の大人の手で壊されてしまいました。

今回のは初期短編なので語られる事の少ない作品群だと思いますが、どれも時間で簡単に色あせたりしない魅力を持っています。
描かれた時代も考え、ますます手塚治虫先生の天才を知るのにもってこいの1冊ではないでしょうか。


ながいあいだ放射能をはかってくれていたこの一家を
用がなくなったからといって こわすとはなんだ
おまえたちこそ血も涙もねえ機械以下の人間だ



  1. 2010/07/20(火) 23:50:52|
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手塚治虫(23) 「手塚治虫 THE BEST 14 グランドール」

JC(ジャンプ・コミックス)の『手塚治虫 THE BEST』シリーズ、14巻目は「グランドール」(集英社刊)です。
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こちらは少年ブックで1968年に連載された作品で、という事は同じ『手塚治虫 THE BEST』シリーズにも登場して、少し前に紹介した「フライング・ベン」の後に続く形で発表されました。
全1巻の作品で、個人的には手塚治虫作品を読み始めた最初期に出会った物語でもあり、思い出深いものがあります。

物語のオープニングが1966年の北京。文化大革命の真っ只中に、ある日本人特派員が暴動後の町中で謎の人形を拾って帰国するのですが、彼は主人公のテッチンこと宇津木哲男の父親。
テッチンというのは普通の少年で…いやむしろ主体性がなく気弱でダメな学生。彼の方も日本で同じような人形を発見しているのですが、人形の壊れた部分をセメダインで修理すると…それが大きくなって可愛い女の子になるのです!
これがラブコメやエロ漫画だったら別の展開もあるのでしょうが、彼女は『グランドール』という宇宙からの侵略者(インベーダー)に使われている生き人形でした。さらに哲男も、忘れてるだけで実は同じグランドールなのだと言われます。
これによりただの宇宙人侵略モノでなく、自分(主人公)も人間ではないかもしれないと疑問を持たせている所が上手い。

グランドールによる地球侵攻の脅威と同時に、クラス委員だったり空手部の主将・猿丸との争いなどもあって、学園モノでもあります。そしてテッチンが自分の意志を強く持って行動できる人間になる成長物語。

またグランドール達の侵略方法が怖くて、いつの間にか良く知っている人物…それは母親とかの肉親までもが外見はそっくり同じに成り代わり、一緒に生活しながら自分を狙っているのです。つまり自分以外の誰が信用出来るのか、全く分からない。
その数、数千万体のグランドールが社会のあらゆる所に潜伏して侵略者からの命令を待っている。
と、まぁこれはアメリカのSF作家ジャック・フィニイ(Jack Finney)の代表作「盗まれた街」が元ネタでしょうけどね。フィニイの同作品は映画化もしたドン・シーゲル監督の「ボディ・スナッチャー/恐怖の街」(その後何度もリメイクもされてます)の原作であり、SF小説マニアでもある石森章太郎先生がコミカライズもしています。

さて、テッチンが拾った女の子のグランドールは、柏葉子と名乗る転校生として再び現れます。最初は侵略者の手先だった彼女ですが、テッチンが2度も命を助けた事により侵略者を裏切り、協力して闘う事となるのです。
葉子は、それぞれ特殊な能力を持つ味方のグランドール三体をくれて、テッチン自身も空手部に入部して肉体を鍛え、それ以上に意志の力を強く持つ事となります。

一ヶ月後に東京にいる五千人のグランドールを使って人間を煽り、人間同士を憎み合わせる殺人デモを行う計画を知ったテッチンは、それを阻止する為に母親も教師も警官もグランドールだった中、心強い人間の仲間として猿丸と父親を仲間にして決戦を決意するのです!
グランドールは首に傷が付くと…針を刺すだけでも人形に戻る。その弱点を利用して家が養蜂をしている猿丸の協力を得て、暴動を起こした群衆目掛けてヘリで頭上からハチの大群を落として見事に侵略者の作戦を阻止しました。

そして姿を現した、侵略者の黒幕が乗る円盤の中に入れられたテッチンと葉子。
ついに明かされる真の黒幕の正体は…
また、テッチンは人間なのかグランドールなのか…
驚きのどんでん返しで物語の幕を閉じます。

面白い話をもったいぶらずにあっさり終わらせてしまいましたが、その中に集団となった群集の恐怖や、目的も持たないヤジウマに対する憎しみ等、少年漫画にしては濃いメッセージも込められていて、やはり「グランドール」も大好きな手塚治虫作品の一つとして殿堂入りです。


いいえ!! あなたは人形なのよ
自分ではぜんぜん気がつかないでしょうけど…ほんとうは人形なんだわ!!



  1. 2010/07/17(土) 21:41:39|
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手塚治虫(22) 「手塚治虫 THE BEST 13 低俗天使」

JC(ジャンプ・コミックス)の『手塚治虫 THE BEST』シリーズ、13巻目は「低俗天使」(集英社刊)です。
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13巻は4編を収録した短編集で、掲載誌と発表年は
「低俗天使」・・・・週刊少年ジャンプ、1975年。
「ブタのヘソのセレナーデ」・・・・週刊少年ジャンプ、1971年。
「月と狼たち」・・・・週刊少年ジャンプ、1972年。
「奇動館」・・・・週刊少年ジャンプ、1973年。
と、全部1970年代初頭のジャンプで掲載された作品でした。

今回は舞台の時代設定が現代でない…もしくは登場人物で別の時代から来た者が出る作品で選択されています。そして、戦争だったり人間の愚かな争いを反対するメッセージも込められています。
表題作以外は全て、読み切り短編の連作「ライオンブックス」シリーズとして発表された作品。


まず「低俗天使」はベトナム戦争終結の年に発表された作品で、ベトナム帰りのカメラマン・四谷仁吉と幼い少女ジュジュとの物語。
仁吉が出会ったジュジュという少女は日本に流れついたベトナム難民かと思わせて進むのですが、ネタをばらせば彼女は3212年生まれの未来から来たのでした。その時代には日本が北と南に分かれて百年も戦争していて、ジュジュは南日本共和国出身だというのです。
そこで南側が負けそうだったために、しばらく批難しようとする5000年前行きの船に両親が必死で乗せてくれますが、ジュジュだけ1975年なんかでこぼれ落ちてしまったと。
最後は悲劇で終わるのですが、全裸に長靴だけの姿で泣き、走り回るジュジュが愛らしいだけに一層悲しい…
現在(2010年)は発表当時に比べて児童ポルノに対する規制がはるかに厳しくなっているので、いつこの「低俗天使」が非常識な条例によってポルノ指定で回収され、読めなくなるか分かりません。未読の方は本屋に走りましょう!

「ブタのヘソのセレナーデ」は、日本でも核兵器が作られるようになった時代の物語。
有名になりたい平田吾助(ゴスケ)が間違って首吊りして死にそうになった所を、助けたのがグラマーな女医の巴博士。彼女がゴスケの腹に小型の原爆を埋め込んだと言うと、その時から彼は日本中の有名人かつ政府の要人ともなり、世界中まで巻き込んで大騒動!
ゴスケがいつも連れている飼い豚のノンコが可愛いのですが、実はこの豚の方に起爆装置が埋め込まれてあり、その結果…。
コメディタッチで描かれているギャグ漫画ながらラストは悲劇、そして人間の愚かな部分がふんだんに描写されています。

「月と狼たち」は、アメコミ風な扉絵にまず驚かされます。
未来のニューヨークのルンペンであるスズキ・カツドンダスティン・ホフマンがロケットを盗んで宇宙に出る話で、それから離れ離れになった二人がそれぞれ別の宇宙人(トカゲ型)によって宇宙戦士に鍛え上げられ、決闘する運命に…
これもギャグ漫画でオチもどうでもよい作品なのですが、他惑星の怪物とかはカッコいいし、喜劇王チャールズ・チャップリンの監督・主演映画「黄金狂時代」のパロディもあります。

「奇動館」は江戸時代の奇妙な…進歩的すぎる自由な学校の話なのですが、教師になるために来たのに試験を受けて及第点を取れなかったために生徒として勉強する事になった主人公の中浜好太郎が、実は幕府の隠密だったという意外な展開、それから人間の心と未来への希望を考えさせられるラストへとつながります。
これも凄いインパクトがあるわけではなく、名作の数が多すぎる手塚治虫作品の中ではマイナー扱いですが、ほのかに感動できる作品ではないでしょうか。


神ちゃま どうぞジュジュの国が平和になりますように……
どうぞ… どうぞ…



  1. 2010/07/15(木) 23:47:26|
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手塚治虫(21) 「手塚治虫 THE BEST 12 二人のショーグン」

JC(ジャンプ・コミックス)の『手塚治虫 THE BEST』シリーズ、12巻目は「二人のショーグン」(集英社刊)です。
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12巻は3編を収録した短編集で、掲載誌と発表年は
「二人のショーグン」・・・・デラックス少年サンデー、1979年。
「赤の他人」・・・・週刊少年ジャンプ、1970年。
「あかずの教室」・・・・週刊少年ジャンプ、1971年。

今回選択された作品を見ると、テーマは手塚治虫先生のお得意ネタの一つでもある『メタモルフォーゼ』…つまり変身を扱った作品、でしょうか。いや、すると「あかずの教室」はちょっと違って超能力モノか。大きく分けて、どれもSF作品。


まず表題作の「二人のショーグン」。4回に渡って連載された中篇です。
中学3年生のショーグンこと有馬将軍(ありままさゆき)は、勝手な夢ばかり押し付ける県会議員の父の元でやる気を無くして落ちこぼれていますが…捨て猫を拾っては川で魚を取って育ててやり、その数40匹も飼っている優しい少年。
そのうちの1匹でピンクレディーと名付けられたメスのネコがある日、精霊と出会って人間の言葉と不思議な力を得たのです!
それからピンクレディーは、ショーグンに恩返しすべく彼に変身して学校に行き、苦しい受験勉強も代わりにやって親の望む東大法学部へ入ってあげると言うのです。

『私はあなたの身代わりです あなたのいやなことはみんな引き受けますから』

などと言う素晴らしいネコなのですが、ショーグンはヒロインのユリーと仲良くしているピンクレディーに嫉妬したり、クラス委員長の横槍仁から卑劣な攻撃を受けたり…
そういった展開で進むファンタジー学園ドラマは、今度は自分がネコになってその生活まで体験しますが、嫌いな親の失脚により急展開。
どこまでもショーグンに尽くすピンクレディーの姿に、猫好きならずとも微笑ましく思える事でしょう。

この「二人のショーグン」は『THE BEST』を名乗りながらマイナー中心の、このシリーズの中では有名な方だと思いますが、必ず"手塚版「綿の国星」"とか呼ばれますよね。「綿の国星」とは大島弓子先生の代表作でもある少女漫画で、やはり擬人化された猫の物語。
ただし連載開始は「綿の国星」の方が先ですが、手塚治虫先生は当時大島弓子作品を一つも読んだ事が無かったというし、まぁ内容も似ているわけではありません。
そもそも生々しく擬人化した動物キャラが出る漫画は、手塚先生が開拓して広めたものですしね。
猫が人間になるといえば可愛い『猫耳』が気になる方も多いと思いますが、「二人のショーグン」ではネコのように頭のてっぺんではなく人間の耳の位置に大きな猫耳が付いています!これは『エルフ耳』と言うべきでしょうか(ジャケ写真参照)。しかし、最後に出てくる女の子に注目!!

ただ、正直言って私はこの作品を大して好きではないのです。多少苦手意識のあるサンデーで掲載された作品だからか…化け猫の怪談話なら好きなのですが、これは確かに化け猫ながらほとんどラブコメですからね。
ちゃんとネコの姿したお仲間も出てくるので、『猫漫画』好きにはお薦めします。

次の「赤の他人」「あかずの教室」は奇想を生かした怪奇短編でこちらの方が私の好み。
後者は例の、読み切り短編の連作「ライオンブックス」シリーズとして発表された作品です。


あすこのセガレはネコをダメにしとる!! 扱いを知らねえ
三度三度くいものはあてがいだ 楽をさせすぎとる
だからよワレもさかなの骨がかみくだけねえだろ!
連中ヒヨワになって失業したとき どうしてええかわからねえ
メシもさがせねえ トドのつまりノタレ死にだ
きな 修羅場を見せてやる あれだ あの中にとびこめるかよ?



  1. 2010/07/13(火) 23:46:11|
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手塚治虫(20) 「手塚治虫 THE BEST 11 白縫」

乗りかかった船で…『手塚治虫 THE BEST』シリーズの全20巻は紹介しなくてはなりません。続きの11巻目は、「白縫」(集英社刊)です。
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このシリーズの刊行が始まった1998年から注目していて、それはもう子供の頃から一番なじみのあるJC(ジャンプ・コミックス)で1960~70'sのを中心とした手塚治虫作品が読めるのは大変喜ばしい事でしたが、THE BESTを名乗りながら出てくるタイトルがマニアックすぎてだんだん複雑な心境になったものでした。
マーケティングにとらわれないラインナップは良いのですが…これは知られざる傑作を世に広めたいというのなら大賛成も出来ますが、何しろTHE BEST!どんな読者がターゲットなのか不明ですが、さすがは天下の集英社。

今回の11巻は4編を収録した短編集で、掲載誌と発表年は
「白縫」・・・・週刊少年ジャンプ、1971年。
「7日の恐怖」・・・・デラックス少年サンデー、1969年。
「コラープス」・・・・週刊少年ジャンプ、1971年。
「はるかなる星」・・・・週刊少年ジャンプ、1973年。
以上です。
わわっ、またも「7日の恐怖」以外の3作を読み切り短編の連作「ライオンブックス」シリーズで攻めてきましたね。
内容は、環境破壊・戦争・未来のロボット社会…なるほど今回選択されたテーマは、『人間の愚かさ』といった所でしょうか。


「白縫」は、都会へ出て勉強している学生の稲垣伸二が、郷土研究の提出の課題ために久しぶりに沖中の海へ帰省する所から始まります。
その沖中には、熊本の不知火ほど有名ではないけど同じように、海辺で蜃気楼現象で見える謎の火があって、その名も白縫(読みは同じ『しらぬい』)。しかし故郷は『開発』によって海は埋め立てられ、当然環境は破壊されて海岸も浜も竹やぶもそっくり無くなり、同級生はいなくなっていた…
どこにでもある空港や高級住宅地や歓楽街なんかを作るために白縫の火も見えなくなっていましたが、何とその開発を進めているのが実の兄でした。
伸二は兄の計画に反対して立ち向かい、出会った不思議な女の子と交流する。あ、海の形見とも言える残った入江で彼女と遊ぶシーンがあるのですが、その少女(幼女)は全裸になっていますヨ、旦那!またこの少女が可愛いのです。
ラストには少女の正体の謎が分かり、無理な開発をする人間達には自然界からの復讐によるカタルシスが待っています。

「7日の恐怖」は、大林三郎という少年がいつも通り目覚めたら自分の部屋以外が『無』になっていた…奇想モノのSF短編。
7日間で部屋の周りの世界が創られていく、その様は「創世記」と同じ。そして造物主と出会って問答し、消される事となって逃げる三郎の運命はいかに!?
人間は愚かな戦争は止めて、他人を殺したり嘘をついたり欲深く生きたりしてはいけませんよ、うん。

「コラープス」は古代の戦記物。
ニキアス将軍と女奴隷の最後に生まれたロマンスと、家族愛のような物も描いているのですが、女奴隷にされたヘラの弟・サランが、先祖の神でる"オーディン"に祈り家を焼かれて父を殺された復讐を誓うと、与えられたネズミを使って全てを喰い尽くすのです。それは敵味方の区別もなく、実の姉も無残にも骨だけの姿になるまで。

最後の「はるかなる星」は、打って変わって未来が舞台。
厳しい環境のため脳髄をロボット体に移植(肉体は電子頭脳をはめこんで保存)している火星開拓士・大和路明は、自分の本当の肉体が電子頭脳に乗っ取られた上に地球へ逃げたと知らされ、見かけはロボットの姿のままで追うのですが…
人間より強い『愛』の感情を持った電子頭脳の、ちょっと悲しい話になるのでした。


え 神様 ひどいじゃないか……
人間はひとり残らず消えちまうほど………
どうしようもなくなっていたとは思えないよっ
もう一度だけ……
もう一度だけ時間を もとの世界へもどしてみてくれよ
人間には…希望があるよ
それでもしどうかなっちまったら
今度こそ思いきって世界をつくりかえていいから…



  1. 2010/07/10(土) 23:35:33|
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旅行・紀行・街(85) 東京都武蔵野市 2 楳図かずお邸、井の頭自然文化園、ハモニカ横丁…等

今回の旅は東京都武蔵野市です。
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このブログでは武蔵野市紹介となるといきなり困るのですが、何度も紹介している三鷹市の所で出てきた場所や店も、実は武蔵野市である場合が多いのです。面倒な事に三鷹駅は北口を出ると住所では武蔵野市なのですが、便宜上三鷹市と一緒にしちゃってましたから…
なので、今回は広い武蔵野市の中から中心地帯である吉祥寺駅周辺だけに絞ります。
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この駅のホームはスタジオジブリ作品「海がきこえる」の舞台…しかも拓が里伽子と再会する重要な場所として使われているので、ちょっと嬉しい。

ちょうど先日紹介した、手塚治虫先生の「マンションOBA」で舞台となった"ムサシ野"というのも、この武蔵野市の事でしょうか。
マンションと漫画つながりでここですが、
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何とあの「賭博黙示録カイジ」「アカギ 闇に降り立った天才」「銀と金」「無頼伝 涯」「最強伝説 黒沢」…等の福本伸行先生が住んでいると噂されているので、ここで夜な夜な『限定ジャンケン』『電流鉄骨渡り』『Eカード』『地雷ゲーム』『17歩』等々、いろんなギャンブルが繰り広げられているのだと思います。

他にも吉祥寺地域は漫画家が多い事でも知られるわけですが、住んでる家そのものが観光名所ともなっているのが、このブログでも完成前から何度も紹介している楳図かずお邸
↓この写真のように、赤白のボーダーTシャツを着て行くファンが後を絶ちません。
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おっ、玄関先に愛用していると思われる赤白の傘が見えます。
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真夜中の楳図かずお邸…
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そして、この赤い傘を持った方は街中で見かけた楳図かずお先生。赤白の服を着てませんが…すれ違った後で、慌てて後姿を撮らせて頂いたモノです。
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ついでに書くと現在の我が日本国内閣総理大臣菅直人氏が住んでいるのも、ここ。私も何度も彼の演説風景を見た事があります。
実際の政治にはほとんど興味ない私でも、彼は本宮ひろ志先生のリアルタイムな実録政治漫画「やぶれかぶれ」で本宮先生の指南役として登場しましたので、昔から知っています。

さて、吉祥寺を代表する観光地として楳図かずお邸の次くらいに有名なのが、元は皇室の御料地だったという通称・井の頭公園こと、"井の頭恩賜公園"
私は毎年お花見も開催していますが、今年は時間が無くて少人数で短時間の夜桜しか見れませんでした。
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公園に行くまでの道に、いろいろ売ってるのが良いんですよね。
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"マリオンクレープ 吉祥寺丸井店"なんてのもあります。
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甘い物が苦手な私にとってはクレープ自体、今後の人生で食べる事があるかどうか分からないくらいですが…何と並んでまで食べちゃう友人達もいます。
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見せてもらうと、小栗左多里先生の「ダーリンは外国人」とのコラボ!
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同作品が映画化した実現した企画でしょうが、ミーハーにも私、この漫画エッセイはわりと好きで単行本も全巻持ってるのです。

井の頭公園は別に花見の時期じゃなくても、年中散歩などして楽しめます。
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紙芝居のおじさんが「黄金バット」をやってくれましたが、水飴は売ってませんでした…
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次は井の頭公園内の有料(大人400円)部分、"東京都井の頭自然文化園"へ…
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さあ、行ってみましょう!
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いきなり悪魔の化身、ヤギを観る事ができました!
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他の種類もいましたが、ヤギはいつかペットにしたい動物でもあります。もっと角の大きいヤツ!

キジ科のチャーン。少年時代ずっと飼ってて友達でもあったチャボに似ている。
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こいつは…何ていうんだっけか。
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全員が同じ方向を向き、個人の全ては全体に従属すべきとする全体主義の動物。
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京都市では、『言うこと聞かんとサル山入れるで』と脅しながら子供を叱ります。
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幼女とキノコ。
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そしてここのメインは、日本一の年寄りゾウ・はな子でしたね。可愛らしい動物しか飼育されていない平和な動物園の中にいる、唯一の大型動物なのです。
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そして、erosvatiさん。

こちらはニューヨークのブロンクス動物園にあるという物のマネでしょうか…鏡。
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もちろん覗くのは人間なのですが、あちらの方では『もっとも おそるべき猛獣』という説明文が付いているそうです。石森章太郎先生の名作「大侵略」で読みました。

ここは『熱帯鳥温室』。
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その名の通りで熱帯に住む鳥類を飼育している温室です。

魚類でもそうですが、何で熱帯に住んでるとカラフルな色になるのか知ってますか~。
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『野鳥の森』。
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・・・鳥の中では、フクロウ(梟)が好き。
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広場で休憩。
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ここでは、各々が好きな動物に乗るのです。
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『リスの小径』。
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そして井の頭自然文化園は、実は彫刻が楽しい場所でもあります。
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園内一番奥には、『彫刻園』と『彫刻館』がありまして、北村西望作品が大量に展示してあります。
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くわっ!
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ごっ…ごめんなさい!!

『彫刻館』の方では代表作である、長崎平和祈念像のどでかい原型やらもあって凄いのですが、そちらは撮影禁止。
また、ここまで全てが井の頭自然文化園の"本園"でしたが、"分園"には魚類や両生類を飼育している『水生物館』があって…そちらは今回は時間がなくて行けませんでした。


武蔵野市の中から吉祥寺のお店紹介ですが、吉祥寺といえば若者たちからJR中央線沿線一の人気スポットと目されており、それは沿線で唯一パルコ(PARCO)があったり、他にも東急百貨店と丸井があり…伊勢丹は今年ついに閉館したけど跡地にはH&Mとか入るらしいし、京王井の頭線で渋谷と結ばれてるしでオシャレなお店がいっぱい!雑貨屋も喫茶店も相当な数がありますが、しかしそれらの店には私はほとんど行かないため紹介できません。

行くのはまず、"ディスクユニオン"(DISK UNION)吉祥寺店。この吉祥寺店はオープン当初から行ってます。
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外に飾っているアルバムジャケットの看板…
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ザ・クラッシュ(The Clash)
ファンカデリック(Funkadelic)
ヴェルヴェット・アンダーグラウンド(The Velvet Underground)
キング・クリムゾン(King Crimson)
と、それぞれのジャンルを代表する歴史的な名盤ばかり。
それなりにマニアックな音楽ファンも多く訪れるユニオンですが、奇をてらわずに名盤を選んだ事に好感が持てます。

あとはすうさい堂
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バサラブックス(BASARA BOOKS)
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"よみた屋"
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他にも数件の古本屋(ブックオフ含む)や中古レコード屋などに顔を出してますが、ここ10年くらいでかなり潰れてしまいました…
ギャラリー&カメラ販売の"プリズム"も、今や伝説のお店となってしまいました。
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あ、老舗手芸デパートのユザワヤは吉祥寺の名物でもあったように思いますが、
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専門デパートとしてのここが閉店し、マルイ吉祥寺店の7,8階に移動して事業縮小しちゃったのは驚きました。
吉祥寺にやたらと手作りアクセサリーとか何とかって店が多いのもユザワヤの影響はあったでしょうから、今後どうなるか。いや、どうなっても興味ありませんが。


ここも吉祥寺の名物。駅北口を出てすぐのハモニカ横丁(ハーモニカ横丁)は、そのルーツが戦後の闇市とされる歴史ある商店街…というか路地。
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ノスタルジックな面影を残す迷路のような横丁でして、かなり好き(ブックオフの次くらい)な空間です。
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再開発されずに残っているのが嬉しい通りですが、それでも私が東京に遊びに来るようになってからだけ見てもどんどん古い店が潰れていってるのです。
例えばこの、ハモニカ横丁でも一際古かった居酒屋"峠"
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装は民芸調で囲炉裏端で飲めるいい店で…熱燗とくさやとか頼んだりしたものですが、繁盛してたのに、あの古い建物では消防法の問題とかあったのでしょう。何年か前に閉店してしまいました。

こちらもボロい、レバ刺しが名物の"大衆"です。店名もいいな~。
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もちろんこの時代ですから、ハモニカ横丁の中にも洒落たバーやポップな内装のお店だって何軒かありますが、特に有名なのは"ハモニカキッチン"でしょうか。
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他にもカフェやお菓子屋まで進出してきてます。

こちらの三上寛似の男、
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そのバックに見えるのは、恐らくは日本一狭いカレー屋の"ガネーシャ"です。
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ここらしき店が久住昌之原作、谷口ジロー作画の名作漫画「散歩もの」で出てました!

さらに店員のお姉さんは、何と水晶の舟のVo,G・紅ぴらこさんであります。
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ラーメン屋もいくつかあります。
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そして近くには常に長い行列が出来てるのでおなじみな歩道があって、そこはもう行列も風景の一つとして定着しているのですが、その先にあるのが"特選牛サトウ肉店"
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行列を作る人々の目当ては、ここの松阪牛のミンチで作るメンチカツなのです!
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2階は、"ステーキハウス サトウ"という松阪牛ステーキを安く食べられる店。

吉祥寺名物、次々といきましょう。
"いせや総本店"。木造のボロい店で昼間から立ち飲みしている人々が素敵でしたが、一昨年に新装して魅力が薄れたような…
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私はこちら"いせや総本店 公園店"の方がよく行きますが、どちらも混み過ぎですよね。あのフォーク歌手、高田渡さまが通っていた事でも知られています。近年では三木聡監督・オダギリジョー、三浦友和主演の東京ロードムービー「転々」でスタート地点としてロケ地になってましたし!
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泉昌之先生の名著「新さん」でも登場して、新さんがマキちゃんと呑んでました。
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(左は新書版、右は文庫版)

昨年出たばかりの「天食」(晋遊舎刊)に収録の「食い改め候」でも、このあたりが舞台モデルの話で『つたや』としてチラッと出てくるし。
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お次は三鷹店の方でおなじみですが、"海鮮酒場 凧凧(はたはた)"
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"一軒め酒場 吉祥寺南口店"
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1本104円の串カツ、美味い!
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他も値段のわりに侮れない物ばかり。チェーン居酒屋はほとんど行かない私ですが、ここはお気に入りになりました。
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ここで大阪からはるばる遊びに来た友人と、数年ぶりの再会。
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"バル・デ・カンテ(Bar de Cante) 吉祥寺店"
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高架下のここ、前は古い居酒屋があってよく行ってたのですが、イメージがかけはなれたオシャレ店になって驚きです。

先日はワイン飲みながら、アヒージョとオムレツ。
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わりと安く…まぁ量は少ないわけですが、それがいろいろ食べるのには良いですよ。

"泡盛と沖縄料理 ニライカナイ本家"
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ここは『本家』と付きますが、吉祥寺で他に2店舗あるわけです。

何故か一番遠い北海道のサッポロビールを置いてましたが…
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アーサそばとか、沖縄料理の定食。
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"葡萄屋"…もう、吉祥寺でステーキが食べたかったらココでしょう。
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渡り蟹のスープ。
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ローストビーフ。
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そして、和牛サーロインステーキ…
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ゴルゴ13のマネして、この手のステーキ屋では必ず焼き方はレアで食べるようにしています。
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バゲットも美味い。
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前菜とデザート類、食後のコーシーまで。
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けっこう高いお店ですが、会計にはさらに『奉仕料』で10%が加算されます!

この建物は違う入口から入ると、また階によっても違う店になっています。
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オープンして30年以上経つ"カレー屋 まめ蔵"。2008年にリニューアルしてからはまだ行ってないので、また近々。吉祥寺はカレー屋の名店も多い…
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まだ入店してませんが、先日通りかかって気になった"ご飯屋 町蔵"
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町蔵…もちろん熱狂的な町田町蔵(現・町田康)ファンが経営する店だと思われますが、かつてINUのボーカリストとして『メシ喰うな!』と歌って脚光を浴びた町蔵氏に対する回答がメシ屋というのは、シャレが効いてるというか…アンチテーゼでしょうか。

おおっ、ここには我が故郷を店名にした店が…"新潟カツ丼 タレカツ"
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新潟市風に、トンカツを卵でとじずに甘辛醤油ダレにくぐらせてご飯にのせた物を出してくれます。

"寿栄広"。この日は看板を下げた後でしたが入れてもらいました。
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ちょっとマニアックなこの店ですが、こんな刺身定食が700円!

こちらは何度も行ってる人気店の"天下寿司"
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明らかにここである店が久住昌之原作、谷口ジロー作画の名作漫画「孤独のグルメ」で出てました!
井之頭五郎が第2話で行った回転寿司店で、『天國寿司』と少し名を変えてましたが。

しかしそれ以上に行ってるのは、"元祖寿司"の方。
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そして讃岐うどんを愛してやまない私が東京で出会い、いろんな店舗で通い続けているのは"はなまるうどん"
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いや、武蔵野市を紹介するなら『武蔵野うどん』の店を紹介するべきでしょうが、実は吉祥寺で武蔵野うどんの店はあまり見かけないのです。あれは埼玉県(南部は武蔵野台地)で特に流行っているのではないでしょうか。
とにかくはなまるうどんのため、駅の反対側へ移動して…
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こちらの店舗も、簡単にハシゴできる距離にあります。
(同テナントには、"月島もんじゃムーの子孫"という伝説の大陸好きなSFファンが飛びつく…かもしれない変な名前のお店が!)
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トッピングもいろんな物を楽しめます。
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続いてラーメン店ですが、吉祥寺も間違いなくラーメン激戦区。
まずは"ラーメン郎"(LAMEN LOU)です。
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オシャレなお店で、まずはビールがプレミアム・モルツの生!
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黄金の塩らぁ麺と、
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琥珀醤油らぁ麺。
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どちらかというと苦手な細麺ですが、ここのスープには良く合って、気に入りました。
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吉祥寺の数多きラーメン店の中でも、こと坦々麺では"蒼龍唐玉堂"でしょうか。
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いつも入口の階段には並んでる人が目に付く、"一風堂"
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テーブルの上には無料のトッピングが並んでます。
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ラーメンはまず、赤丸かさね味。
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からか麺を、最強の超特辛で。
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チャーシューまぶしごはん。
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餃子。
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ここも行列の店で、"ぶぶか"
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らーめん、
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油そば。
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最近のお気に入りで頻繁に行くのは"洞くつ家"
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まずはすぐ出てくる、100円(ランチタイムは無料!)のキャベチャーがお薦め。
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そしてラーメン・・・・ンマーイ!!
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横浜六角家直系の…つまり私の大好きな家系ラーメン店なのです。

"味噌イズム吉祥寺店"(misoism)
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"一圓 本店"
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ラーメンよりも餃子が人気で、ここも三鷹の店舗でおなじみの名前ですが…実はあちらとは経営者が違います。

他にもいろいろ美味い店がひしめく吉祥寺ですが、何故か"日高屋"にも何度も行っちゃってます。
軽く呑んで、
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〆にラーメンやチャーハン。
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距離は吉祥寺駅からけっこう離れますが、成蹊学園近くの"ラーメン生郎"
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ボロボロの看板を見れば一目瞭然なのですが、あの"ラーメン二郎"の支店だったのに落書きされて『二』→『生』となり…直すのが面倒でそのまま『ラーメン生郎』を名乗っている、トンでもない店。
ここも「新さん」でも登場してて…『第一話 マシマシ』の元ネタですね。あれをCOMICアレ!(マガジンハウス刊)で読んだ時は、まさか実在する店だとは思わなかった!

中央線で吉祥寺駅より西に2駅…つまり三鷹駅を通り過ぎた武蔵境駅も、実は武蔵野市。この駅周辺にもいくつか注目のラーメン屋があるのですが、今回はつい先日行った"九州GTラーメン"のみ載せておきましょう。
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浜塩ラーメンでした。


さて今夜の最後は、"吉祥寺Planet K"
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この時は双子のドラム&ベースによる最小∞最大バンド族音二重奏を観に行きました。

メンバーの双子は林兄弟といいまして、Drが兄の林久悦氏、Bass&manipulateが弟の林由恭氏。
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この二人とDo As Infinity大渡亮氏とで組んでいるポップバンド・ミサイルイノベーションも、ここに観に来た事があります。
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ライヴを重ねている族音二重奏ですが、3/18にはライブハウス会場限定で初の音源が発売されたので、喜んで買わせて頂きました。
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友人共々サインを頂き…
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ありがとうございました!
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今回はわりとメジャーな所が多かったと思います。武蔵野市(吉祥寺)にはまだまだ見るべき所が多くありますので、またいつか紹介する事になるでしょう。おわり。


  1. 2010/07/07(水) 23:14:11|
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BRUCEです。あだ名は大悟(DieGo)です。
大悟…つまり悟りを開くに至る道程にある事を表し、かつ神の映画「ドラゴンへの道」から頂いてのブログタイトル。同名の秘密結社も運営しています。

名作漫画紹介の形を借りて、自分の記録用に使っています。

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