大悟への道 (旧名・名作漫画ブルース)

名作漫画の紹介 ・・・個人的な旅の記録

劇画(118) 谷口ジロー 4 「地球氷解事紀」

続いての谷口ジロー作品は、「地球氷解事紀」(講談社刊)。
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谷口ジロー先生が生んだ壮大なるSF(空想科学冒険活劇)物語ですね。
上下巻の全2巻完結となっていて、掲載したのは上巻収録分が1987年から1988年の月刊アフタヌーン、下巻収録分が1988年から1991年の週刊誌であるモーニングでの不定期連載分。両誌の出版元である講談社からモーニングKCDXで単行本化されていました。

そしてこちらが、英題『ICE AGE CHRONICLE OF THE EARTH』をアピールして双葉社から2002年に復刻された物になります。
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全地球規模で氷河期に突入した未来を舞台に、生き残った人類の旅路を描いた作品。
まず赤道付近の"石炭採掘基地タルパ"で作られた小さな町で話は始まり、主人公のヤマト・タケルはそこのを運営する会社・シーヴル社長の妾腹の息子ですが、ひねくれて大人になりきれず責任回避ばかりする情けない奴。
そのタケルがジャーヴィス技官に殴り飛ばされたり、任務を遂行する事で成長していき、有志を連れてタルパを出て都市へ向かうまでを前半で丹念に描いてます。

タケルはそれからある村で祈禱師の婆に"水晶の眼"を持つ少年だと言われて、その村の守護神・蒼天の巨神と出会い、コンタクトを取る事となる…
後半では氷河期が終わりを告げて、様々な進化生物が登場します。さらに生きて憎悪の感情を発し、襲い来る森!そして人間が生活する上で依存していたマザーコンピュータの大祖母様(ラ・ベル・メール)が創造主として、神として目覚めてしまい、強く優れた精巧なる新生人類(アドルフ)を創造すると、旧ヒト科である人類を消去すべく襲ってくる…

人類が生き残るために最終決戦に向かうタケルの活躍を見ると、もう物語冒頭の目覚める前のタケルとは別人ですね。
どうにか勝利したタケルは新しい力にも目覚め、物語は終わるのですが、恐らくはもっともっとスケールの大きな長編になるはずだったのでしょう。ラスト近くは早足になりすぎてて生かしきれなかった伏線や謎もあります。それを差し引いても、見所満載で感動的に凄い作品なんですけどね。
さらに谷口ジロー先生自身があとがきでその後の世界にも再度挑戦したいと書いてるので、期待していて良いのでしょうか。実際にもう随分長い年月待ってますが…先生は今作の連載当時よりはるかに売れっ子漫画家になっているし、難しいでしょうかね。
あと、今作には連載の数年前に公開された宮崎駿監督のアニメ映画「風の谷のナウシカ」の影響がいくつも見られる事を付け加えておきましょう。
近年はすっかりSFと遠ざかった谷口ジロー先生…原作者を付けて絵に専念する事も多いのですが、この時はオリジナル作品でここまでの一大傑作をモノにしているのが才能の深さを感じさせ、ファンとしても嬉しい重要作品です。


なにかが起こってる
地球は……自然のほうが……人間よりも強いってことを
もういっぺん……我々に見せつけようとしているらしい



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  1. 2011/04/29(金) 23:53:12|
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劇画(117) 谷口ジロー 3 M.A.T. 1 「ENEMIGO 最終版」

今夜は谷口ジロー作画、M.A.T.原作の「ENEMIGO」(光文社刊)です。
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1984年から翌年までのプレイコミック(秋田書店刊)にて連載された、派手なアクション物を描いてた時代の谷口ジロー作品。
原作のM.A.T.というのは、谷口ジロー先生ですら未だに正体が分かっていない(!)という謎の原作者集団だとか。シナリオは良く出来ていますが、王道的な話だし特に原作者の個性は感じられず、あくまで谷口ジローファンであるだけの私はM.A.T.をその後追ったりはしていませんが…他にも何か書いているのでしょうか。

この「ENEMIGO」(エネミーゴ)はかつて秋田書店から単行本化もされていた作品ですが、とっくに絶版でちょいレア作品となっていた所に2007年、光文社コミック叢書SIGNALから『最終版』として新装して復刻されたのです。
ただ読めればいいと安易に文庫本での復刻を選ばず、しっかりA5版の単行本にしてくれたのは有難かった。定価2000円と高価ながら、文庫で読むと絵の細かい部分が潰れている事が多々ありますからね。新書版と比べてみなければ気付かない事かもしれませんが。

主人公はニューヨークでハードボイルドの定番職業・私立探偵を営む瀬下賢一。かつてベトナム戦争で"カインの息子たち"の愛称で呼ばれ恐れられた特殊部隊に属して戦っていた経験を持つタフガイで、女にも強いクールな男…
彼は実家がセシモ・グループという大企業でありながら跡継ぎを弟の優二に任せて特殊な道に入っていたのですが、その優二が革命政府が政権を持つナセンシオという国で旧独裁政権側のゲリラ組織に誘拐された!
美人で強い優二の秘書・グロリアに呼ばれた賢一は、彼女とベトナム時代の戦友で今はジャーナリストのピーター・ジャイコブスン、そして頼もしい犬のリトルジョンを連れて優二を救出すべくナセンシオへ…という話。

連載当時はまだまだアメリカ映画で「ランボー」などのベトナム帰還兵モノが多かった時代ですが、賢一は日本人なのにベトナム帰還兵ですからね!しかも超人的な強さを持ち、危険を物ともせず暴れまくり敵を殺しまくる、その姿にしびれます。
セシモ・グループで現場責任者を務める数馬叔父の陰謀、仲間の裏切りと死…ついに武装ゲリラを相手に優二を助け出した賢一。
このミッションは終了しますが、ニューヨークに帰った賢一の前に、ナセンシオ政府軍から逃げ切ったゲリラの親玉・マルケスを見かけて、けりをつけるべく動くのです。
絶体絶命のピンチにも冷静さを失わずに、最後は目的を果たす。ハードボイルドな男を目指すなら、この主人公を見習わなくてはなりません。

この『最終版』では最後に「ENEMIGO GALLERY」としてカラーページを含むイラスト集も収録されていて、作中に引き続き谷口ジロー先生の泥臭くも美しいリアルな絵を楽しめます。
さらに同じくフランスのメビウスエンキ・ビラルらに影響を受けた絵を描く寺田克也先生が谷口ジローファンとしての思いを綴った文章も寄せてます。


ジャングルで学んだのはサバイバルゲームや殺人だけじゃない
死んでいった人間とのつきあいかたも そのひとつさ
グロリア…………



  1. 2011/04/27(水) 23:52:09|
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旅行・紀行・街(100) 愛知県名古屋市 1 名古屋城、名古屋嬢…等

ちょいちょいちょ~~い おきゃあせなも~~っ

・・・そんなわけで私、今月は連休を取れたので旅行にでもと思い立ち、愛知県名古屋市に行ってきました。
よく『東京・大阪・名古屋』と、この三つが日本国の三大都市のように言われますが、その名古屋には一度も行った事が無いというのは日本人としてマズイかと思いまして。しかも手羽先が大好物なのにですよ。

昔はどこへ行くのも一人行動が好きだった私ですが、そういうのを『粋』だと書いてる雑誌を見てから気取ってるみたいで恥ずかしくなり、また団体行動の楽しさも良く分かってきたのもあり、今回はうちの秘密結社から付き合ってくれる者を誘っての一泊旅行となりました。
目的は基本的に『名古屋めし』を喰いまくるだけ。観光計画は無しの行き当たりばったり旅です。

はい東京駅から、新幹線で出発!
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ビール呑んで、ちょっと昼寝したらすぐに着いちゃいました。
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到着した名古屋駅(名駅)前で記念撮影。
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今まで愛知県は通過した事しかなく、降り立ったのは今回が初めてですよ。名古屋市…永井豪先生の傑作「魔王ダンテ」では、ダンテが破壊し尽くした街。
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名駅内では、待ち合わせスポットが西側の"銀の時計"(セイコー製)、
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東側の"金の時計"(シチズン製)があるようですね。
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とりあえず到着の一杯は、"世界の山ちゃん"へ。いきなり名古屋を代表する超有名店です。
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ここ『JR名古屋新幹線通り店』は、立呑みスタイルで昼間から飲んだくれても違和感の無い素晴らしいお店。

頂いたのが生ビールと、大名古屋ハイボールなる赤味噌を使ったサワー。
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ぞっこんキャベツの後で、
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いよいよ名古屋名物・幻の手羽先を頂きました!
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割り箸袋に、手羽先の食べ方指南あり。
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名駅を出ると、大名古屋ビルヂングとその前にある何か。
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近くを歩いて伏見や栄方面に向かいました。この建物は"モード学園スパイラルタワーズ"というのだとか。
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東京の西新宿にある"モード学園コクーンタワー"も凄いけど、モード学園は名古屋が発祥ですね。

うん、うん。ここが、私の敬愛するつボイノリオさまの本拠地・名古屋です。ベストアルバム「あっ超ー」収録の「名古屋はええよ!やっとかめ」が自然に頭を流れてきます…
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このジャケなので、うちの部屋では『ブルース・リー』コーナーに置かれているCDです。1996年の発売時にリアルタイムで聴いていたのですが、それは当時仲良かった愛知県出身の友人が『名古屋圏でつボイノリオは大スターであり、知らない奴はいない!』と豪語しつつお薦めしてくれたから。

さて、どんどん行くと…
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貼ってあって目に付いたこのポスターは、名古屋のアイドルグループで有名らしいSKE48かな?いや、けーぶるGIRLSと書いてあります。
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なるほど良く見ると全然可愛くない子も多いですが、ご当地アイドルでしょうか。
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ガッカリした我々の前に、突如美女が出現!しかも艶やかにチマチョゴリを召してますが、これは幻か!?
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初めて触れる名古屋穣(名古屋女子の事を、名古屋城にかけてこう呼びます)でした。
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もちろん在日朝鮮人ではありますが、旅行者である我々にとっては名古屋在住なら名古屋穣。美しい!

近くの下園公園には、女性の裸体像を彫り続けたマイヨールの『ヴィナスの胸像』が!
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これは名古屋のマンホール。異様な・・・虫!?
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街で見かけた"株式会社ナカシロ"の工事中シートも異様な生物。
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御園通商店街で、"伏見ミリオン座"という映画館を発見。上映作品は普通ですが、名古屋には映画館少ないもので…
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で、そのすぐ近くの伏見エリアで予約していた"ハミルトンホテル BLACK"へ行ってチェックインです。
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我々一行は「ブラック・エンジェルズ」を座右の書と挙げる男達ばかりだったため、ホテル名にブラックが付くここにしたのです。

ホテルで一杯呑んで、
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次は夜の名古屋市街へ繰り出しますか。

途中の"若宮八幡社"などでまだ残る桜を見ながら歩き、
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栄(さかえ)という名古屋市中区の中心部である繁華街に出ると、松坂屋、三越などの百貨店に高級ブランド店、パルコにLoftなどが軒を連ねていて、東京でいうと新宿みたいな所でしょうか。しかも東京ほど人の数は多くないので、いいですね。
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(写真はケイ・ウノ)

そんな中で入館したのは"LACHIC"(ラシック)
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ここの七階にはウナギの郷土料理で有名な…"ひつまぶし名古屋備長"に行こうと狙ってたのですが、行列が出来てたので諦めました。
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でも大丈夫。もう一軒行きたかった、みそかつ専門店の"矢場とん"には入れました。
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瓶ビールはアサヒ、
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どて煮、
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盛り合わせにて頼んだのが、
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みそひれ、みそロース、
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そして、エビフリャー。
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おおっ、名古屋テレビ塔が見えてきました。
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東京タワーより古い名古屋のシンボルらしいのですが、当地に縁の無かった私は松本人志監督の映画「大日本人」で見て初めて塔の存在を知ったくらいです。
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同映画には"サンシャイン栄"の観覧車も出て、
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他に"オアシス21"で大日本人が滑ったりもしてました…

その近くで、東北大震災復興支援のチャリティーライヴを開催している者達。
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次は通称『錦三』と呼ばれる名古屋一の歓楽街・錦三丁目へ。
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新宿歌舞伎町とどこが違うのかと思わされる感じで、キャバクラや風俗店などが密集してました。こちらも男ばかりのご一行なので、客引きの多さに辟易としながらも…一軒だけ入ってみましたよ。いやいや、普通に呑む店にでしたが、写真は撮りにくい店だったので無し。

入った店ではないけど、ここは"巴里"
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エッフェル塔を文字の間に挟んだ看板も秀逸な店ですが、超有名なファッションヘルスだそうで…パリ好きの私には複雑。出てくる女の子はパリジェンヌなのでしょうか。

錦三の居酒屋では、"飯場本店"
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まずは御当地ビールをと…金しゃちビール青、
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金しゃちビール赤、
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金しゃち赤味噌ラガー。
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地ビールのメニューはこれだけでしたが、カウンターにはさらに珍しいのも並んでましたよ!
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それらは高いので、最後は普通のキリン瓶ビールへ移行しましたが。
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ここでの名古屋めし記として、まずはまた手羽先、
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味噌どて煮込み、
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名古屋コーチンのもも肉串焼き、
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そして、ひつまぶし。
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ひつまぶしといえば、薬味やダシで食べ方を変えて3回楽しめる料理。
まずはご飯の上のウナギをしゃもじ混ぜ、ウナギの混ぜご飯としてそのまま食べ、
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次はそれに薬味を乗せて食べ、
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3杯目だし汁をかけてお茶漬けのようにして食べる。
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この夜の最後には、朝9時までやっているという"やぶ屋 錦三店"にて、まだ食べてない名古屋めしのをほとんど頂く計画に出ました。
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もはや専門店に行ってる時間は無いので、いろいろ食べられる居酒屋の存在が本当に有難い。

酒はプレミアムモルツから、ホッピーの黒と白、
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名物炭火炙り焼き味噌とんちゃん。
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とんちゃん鉄板焼き。
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また手羽先(手羽唐)に、
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串かつ名古屋、
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あんかけスパゲッティー
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玉子料理2種類はさほど名古屋っぽくないですが…だし巻き明太マヨ、やぶ屋の玉子焼き、
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〆に台湾ラーメンですよ。
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いや、本当の〆はお店の名古屋穣!
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オシャレなカワイ子ちゃんと!
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記念撮影!
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地下の店からエレベーターで地上に出ると、
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さらに見送りに来てくれた名古屋穣!
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もう…貴女に会えただけで、名古屋まで行って良かったです。

帰り道の長者町繊維街。そこを歩くハードボイルドな男たち…
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串カツの材料になるヤツが飛び出している。
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オートマタに洗髪してもらったりして、
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気付けばどうにか帰れたらしく、ハミルトンホテル BLACKのベットの上でした。

薄目を記憶を遡れば、夜中にコンビニで酒買って戻ってベッドでトドメ呑みした記憶が蘇ってきましたが、あれ?
それより私は何故目覚めたのかといえば、近くでガサゴソ動く音と怪鳥音のような高い声がして…音がした方を見てみると…
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その後すぐにチェックアウトしましたが、彼は何やら悟りを開いた顔になっている。
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二日目は遅いスタートになりましたが、最初は徒歩にて移動。
そうそう、オシャレな名古屋穣は帽子をななめに被っているしとが多かった。
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到着したのは"大須観音"
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たまたま、月に2回の開催だという骨董市をやってました。
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これは懐かしい、昔"宇宙百貨"で売ってたパチ物のブルース・リー人形。
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こちらのブルース・リー人形は、残念ながら片手が無いし。
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これはけっさくすぎ。思わず唸りましたが、「タイガーマスク」の福笑いを原作者の梶原一騎先生にかけて『ふくわらいっき』!
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有難い煙を浴びて、
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ちゃんと参拝もしましたよ。
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近くで見かけたお店。ここは、宮本むさし(武蔵)…かと思いきや、"宮本むなし"でした!
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仁王門通り、
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平行して観音通り。
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オモチャ屋がいくつかありましたが、古い店に看板のミッキーがいます。
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著作権にうるさいディズニーに負けずに頑張って欲しい。

こちらの店は石森プロと、藤子プロか。
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おおーっ!たまに着てる人を見かけてはどこで買うのか疑問に思っていたオシャレ服を置いてる店!
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"えび財天"では、元祖えび焼きを頂きました。
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名古屋めしの天むすは食べられなかったので、これで代用です。そして、美味い!

続いて"丸久本店"にて、まだ食べてなかったきしめんを頂きましょう。
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名古屋市出身の有名漫画家・江川達也先生は「まじかる☆タルるートくん」岸麺太郎(きしめんたろう!)とその一家という名古屋キャラを登場させていたので、何も知らない小学生時代から名古屋=きしめんという認識を持っていました。

瓶ビールはアサヒ。
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きしめん、
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ざるきしめん、
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あんかけきしめん、
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次に万松寺通商店街では、
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"SUGAKIYA"(スガキヤ)。
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当地の超有名チェーン店で、名古屋出身の友人に『ここには行け』と言われたのがスガキヤでした。他店舗もそこら中にありましたよ。

マスコットの女の子も可愛い。
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ラーメンは290円です!
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さらにスプーンがフォークと一体になったような、これも面白い。
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ここに来たら、ラーメンの後に(もしくは同時に)甘味を頼むのが基本だとか。で、わらびもちクリームぜんざい

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友人は名古屋を出るまでラーメン屋に甘味が置いてあるのが普通だと思っていたというから、スガキヤの影響は甚大です。
そのように名古屋を中心に多大な力を持つこのスガキヤも、かつて全国展開を目指して関東で失敗し、撤退してしまったようです…残念。

ちなみに今回頼まれたお土産は味噌煮込みうどんでしたが、
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コンビニでも普通に"寿がきや"の商品を置いてました。インスタント食品の会社もやっているのです。
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そんなわけで東京に戻ってから、寿がきやのカップラーメンもいくつか食べてみました。まずは名古屋名物だという…赤からうどん。
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『全国麺めぐり』なんてシリーズもありますが、まず名古屋ご当地モノの台湾ラーメン。
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同シリーズの東京都代表は、油そばでした。
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京都府からは、京都豚豚骨醤油ラーメン。
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埼玉県からは、さいたま豆腐ラーメン。
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女子大生のつくった完熟トマトのラーメンなんてのも出してます…
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ついでに名物カレーうどんの"若鯱家"…を、カップ麺で(こちらは日清)。
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さて、逆に名古屋発祥の飲食店で全国展開して大成功を収めているお店といえば、"カレーハウスCoCo壱番屋"
その地元では、カレーラーメン専門店の"麺屋ここいち"だとか、
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あんかけスパゲッティ専門店の"パスタ・デ・ココ"なんて店もありました。
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大須の商店街は、ブラブラしていてけっこう楽しいです。
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東京在住の私にとっては大都会だけど東京には及ばない繁華街を見てもしょうがないわけで、その点で昨日の栄などよりも見所が多い一帯でした。
おっ、オタ系ショップもちらほら見えてきましたよ。
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↑こういうアキバ系は私の苦手とする所ですが…

メイド喫茶&ネコ喫茶に、
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おおっ!これは嬉しい、"まんだらけ"様もあったので当然行って買い物しましたが、広い!
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地下鉄にも何度か乗りましたが、これは真赤な電車!
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中日新聞本社。
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そうです、名古屋といえば中日。プロ野球に興味が無さ過ぎる私ですが、名古屋市を本拠地とする中日の球団である『ドラゴンズ』だけは名前が好きでした。私もドラゴンと呼ばれる男ゆえ…

名古屋市の旅も終わりに近づいてきました。
まだ時間もあったので、最後にベタですが普通の名古屋観光コースならメインになるはずの金鯱城こと、日本三名城に数えられる"名古屋城"へ行く事にしました。
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織田信長が生まれたといわれるこの城は、長い歴史で紆余曲折あったわけですが…結局の所、大東亜戦争の空襲でアメ公に焼き尽くされており、焼失した跡地に戦後長らく時が経ってから再建された城なんですよ。つまり武将が住んでたモノではないんですよね…
アメリカ様が日本人の一般市民を大量虐殺したのはよく知られる事でもありますが、その時を限りに永久に失われた日本の文化財なども数えたら天文学的な数値にのぼりますね。

さて、私は東門から入城。
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こちらがチケット、
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こちらがパンフレット。
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(↑右のは英語版)

マンホールも名古屋城です。
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風が強く、桜吹雪が美しかった。
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名古屋弁を話してくれる自動販売機で飲み物を買いましたよ。
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ここで話が一つ。方言を愛する私としては旅行先で聞ける方言も楽しみの一つなのですが、この旅ではいくら地元の人々と話そうとも、ただの一度も聞けませんでした。
名古屋のど真ん中にて宿泊旅行で現地の人ともある程度接してもダメで、この自販機でかろうじて聞けただけとは…となると私が幼少の頃から、名古屋が生んだ偉大なる鳥山明先生の「Dr.スランプ」で学んだアラレちゃんのめっちゃんこ言葉とか、作中に出てきたニコチャン大王などが使う名古屋弁も、全ては幻だったのでしょうか。それともせっかく面白い言葉だったのに、もう失われてしまったのでしょうか。

今回の冒頭で使った言葉も、車田正美先生の名作「リングにかけろ」にて、チャンピオンカーニバル編で出てきた愛知県代表の織田選手が叫ぶセリフでした。
『ちょいちょいちょ~~い おきゃあせなも~~っ
 尾張名古屋は城でもつ!!チャンピオンカーニバルはこのワイでもつんだぎゃあ~~~~~~っ
 まったくとろくせえ相手だぎゃ~~~っ』

という、彼の言葉もインパクト強かった…
それが自販機の言葉だけでしか聞けないとはどういう事か!ちなみに『おきゃあせなも~』の意味も未だに分からず、小学生時代からの謎です。

ちなみに鳥山明先生といえば、「Dr.スランプ」に続く「ドラゴンボール」では世界中で知らない者の方が少ないというレベルまで売れて漫画・アニメ界で頂点を極めましたが、上京せずに名古屋に残ったそうです。
それでも一時期は便利な東京に出る事を考えたらしく、そこで慌てたのが名古屋のお偉いサン達。一人で年間何億円も税金を納める鳥山先生に逃げられては大変だと、先生の豪邸から凄く便利な道を作ってそれが鳥山ロードと呼ばれているとか…名古屋出身の人から昔に聞いた事がありますが、真偽の程は確かではありません。

とにかく、名古屋弁を喋る自販機の隣の藤下庵で休憩。
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隣りには戦国武将の顔ハメがありました!旅先で顔ハメ、これは常識でしょう。
徳川家康、
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豊臣秀吉、
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織田信長。
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歴女(れきじょ)…つまり近年急増している戦国武将萌えの女性達も集まってきます。
地元民みたいな顔して歴史案内してあげる大卒の彼ですが、武将の歴史についてはきっと歴女の方がはるかに詳しいのでは?
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閑散とした城内でしたが、この顔ハメだけは歴女が次々と現れて写真撮る様は印象的でした。
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こちらは本丸御殿についての冊子。
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本丸御殿は復元工事をしていて、工事中の様子を見学する事も出来ました。
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本丸御殿復元応援イベントとして『花鳥風月展』なるステンド硝子の展示などもやっていて、綺麗でした。
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本丸搦手馬出の周辺では石垣の修復工事もしていますが、2000㎡を越える石垣を解体して再び積み直すという、時間と手間のかかる大規模工事なんだとか…
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石棺式石室。
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清正の石曳き。
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豊臣秀吉の家臣でもあった築城の名手にして熊本藩初代藩主の加藤清正が、家康に願い出て天守閣の石垣工事を施工したそうです。

名古屋城といえば金の鯱(しゃちほこ)ですが、これはメスで、天守閣の上にあるのと同じ大きさ・形だとか。
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記念撮影。
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さて、お城の方に進んでみましょう…
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凄い!
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名古屋城の石垣でロッククライミング。
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入ってみましょう。
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また鯱(しゃちほこ)がいて、
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上に昇って天守閣展望室で遠くを見渡した後、一つ降りて五階では実物大の金鯱に乗って写真を撮り、
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石垣の石曳き体験、
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四階で駕篭乗り体験、
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勉強しながら一階まで降り、本丸御殿3Dシアターでは立体映像で名古屋城の歴史を学んで、
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もう出ましょう。
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名古屋土産のういろうを持って記念撮影して、去りました。
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名古屋旅行の最後の最後に、名駅の"エスカ地下街"へ。
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何故なら我々、まだ名古屋めしの中でも王様である味噌煮込みうどんを食べてない!
これは冬の定番メニューだったらしく、冬季限定としている店が多かったからなのですが、年中やってる専門店がここにあります。
有名な"山本屋本店"ですよ!
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まずは食べ放題の漬物。
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待ってました~。到着したのは味噌煮込みうどんが1260円、
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天ぷら入りは1837円。
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蓋を取り皿にして食べます。ちょっと高いのですが、その価値は十分にありました。
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エスカでも見つけちゃったので顔ハメして、
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名古屋とはお別れの時間です。名古屋、ありがとう。
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行きの新幹線と同じビールを呑んでいるのに、帰りはこんなにもしょっぱい、涙の味…


  1. 2011/04/25(月) 22:42:12|
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劇画(116) 谷口ジロー 2 関川夏央 2 「海景酒店」

今夜は谷口ジロー作画、関川夏央原作の「海景酒店」(双葉社刊)です。
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これはまず、私にハードボイルドな男の何たるかを教えてくれた作品だと言えましょう。
1986年に上梓された本なので、発売後すぐに読んでいたら主人公達の生き様・死に様の意味が分からなかったでしょう。まぁ10歳未満で谷口ジロー作品を読む子供もいないでしょうが。
ちょうど大人になりかけの頃に読めたのが幸いで、いやその時も短編集「海景酒店」に出てくる登場人物の行動について理解出来たわけではなかったのですが、ずっと後に日本のハードボイルドと呼ばれる大藪春彦、矢作俊彦、北方謙三らの小説などを読んでから思い出し、再読して少しは理解出来た経緯がありました。

考えてみれば大抵の人は人生の選択肢において、それが正しいか正しくないか、もしくは得か損か、くらいでしか選んでないと思います。しかし私は「海景酒店」を読んだ後の人生では、その選択が『ハードボイルドであるか否か』で選ぶようになりました。
考えてみれば正しいとか正義とかは時代や国などによっても全然違うのだし、得だったかどうかは長い目で見なくては答えが出ません。でもハードボイルドはぶれませんよ。
たとえ叩かれても大損しても、また感傷などで流される事のない強固な信念を貫き、命ばかりを大事にするような軟弱な生き方を否定し、冷静で非情、精神も肉体もタフ…拳銃を突きつけられればジョークを飛ばす、そんな私の姿を見て人は『ハードボイルドな男』と呼びます。
トレンチコートにソフト帽を身に付けていなくても、タバコも吸わないのに…「カサブランカ」「三つ数えろ」などにおけるボギーを連想されているようですね。そうなったのも全ては「海景酒店」で始まり、他の谷口ジロー作品も読んだ上で受けた影響なのです。

さらにここで原作を手がけた関川夏央先生は、谷口ジロー先生とはお互いの代表作にもなった「事件屋稼業」や他にも多数の作品で組んでいますが、ハードボイルド漫画の原作者として活躍した後にかつて劇画で使った話を小説化した連作「「名探偵」に名前はいらない」がこれまた傑作!
ノンフィクション作家・評論家としての活動も評価が高い、この方の頭脳は驚くばかりですが…

さて「海景酒店」
1980年代初頭から中頃にかけて発表した作品を収録した短編集になっているので、簡単に個々の作品を見ていきましょう。

まずは「グッドラックシティ」
これがいろんな部分で若かりし私に衝撃を与えてくれたのですが、この作品だけオールカラーであり、話の説明はさておきこの実験的な手法だけ紹介しておくと、素晴らしく上手過ぎる画がほとんど縦割りコマで、ページの下にナレーションやセリフが入るスタイルで続くのです。
考えてみればセリフの吹き出しで劇画のいずれかの部分が隠れてしまうわけで、この手法なら谷口ジロー先生の絵を余す事無く堪能出来ますね。
とはいえ当時の『様々な事情』により未完成のまま連載打ち切りになったようです。圧倒的にカッコいい事は確かなので、もうちょっと続けてみれば従来の劇画には無いスタイルを確立出来たのかもと、残念に思います。

次に表題作の「海景酒店」
舞台は香港。海景酒店に泊まっては毎日娼婦を呼んで酒びたりの男の前に、ある女殺し屋が訪れて…
拳銃の弾の描き方などカッコいいのですが、話のオチも味わい深い。

「迷子通りのレストラン」は、娘を無残な殺され方したバーテンダーが、ド変態の外交官である犯人をベネズエラまで追って復讐を果たす話。単純な話の随所に痺れるポイントがあります。ラスト数ページはカラーページになり、傑作映画のよう。

「つかの間の恋」はパリが舞台で、かつて凄腕の殺し屋だった男が主人公。冒頭で、帰って来た彼を若手殺し屋が狙うもあっさり返り討ちにされる無言劇がいきなり天才的。
その男を殺す役目を引き受けたのは、昔に彼とたった一週間だけの恋した経験を持つ女殺し屋で、彼女のこだわりは…
ラスト1ページの顔アップも意味深です。

最後にアラン・ソーモンというフランス人が原作で、関川夏央先生は訳・潤色して外国人の視点から日本のヤクザ社会を見た作品「東京式殺人」を収録しています。

この本に収録された谷口作品はどれも、例えば「事件屋稼業」に見られるようなユーモアの部分を排した、シリアスで哀しい作品ばかりが収録されています。ハードボイルドである!


ガンだって このひと 痛みに負ける前に……
むかしの粋なギャングたちのように 香港のホテルバーで射たれて死にたいって
だからセリフも決めてあって……



  1. 2011/04/22(金) 23:59:12|
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ホラー漫画(77) 大石まどか 2 「亡霊!四谷怪談」

今夜は久々に大石まどか先生。
この方は貸本漫画時代から活躍していたのですが、我らがひばり書房から「めくら蛭」「妖怪の子守唄がきこえる」他の何冊か上梓していて、その後立風書房からも二作が出ました。立風の方は入手難易度が低いので簡単に読んで頂けると思いますが、そのうち一冊は「ココ」で紹介した怪作「たたりの古井戸」
もう一冊は、「亡霊!四谷怪談」。これを今回紹介しましょう。
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タイトルでそのままなので分かると思いますが、大石版「四谷怪談」です。かつて大石先生はひばり書房でも「お岩の怪談」、そして続編「怪談 お糸地獄怪」を描いてますが、それほど「四谷怪談」に思い入れのある先生が、1980年代に再挑戦したのが本作なのです。

何を隠そう私も、保育園時代に先生からお話聞かされて以来の「四谷怪談」好き。
芝居や歌舞伎や落語でも有名な怪談の定番ですが、映像作品としても人気が高く、様々な巨匠も含めて何度も実写映画化されていますね。私は中川信夫監督の「東海道四谷怪談」が好きで、数年に一回はビデオで観直してます。

大石まどか先生のコミカライズ版「亡霊!四谷怪談」のお話ですが、元赤穂浪士の伊右衛門は、の父を自分で殺しておきながら仇を討つなどと言って岩と結婚して子供も作る。
御家中の因縁もからめて伊右衛門が立派な武家の娘・に惚れられる展開から、邪魔になった岩には毒薬(南蛮の稀紫騰と徴竜散を混ぜ合わせた物)を飲ませて醜くした上で離縁します。この、岩が化け物のように変貌するシーンは一見の価値あり!
騙された事を知って醜くなった岩は、それでもせめて髪などとかそうと櫛を使えば、ごそっと抜け落ちる毛髪…これは哀れすぎますね。
『たとえこの身は死のうとて このうらみはらさでおくべきや』と呪詛を残して息絶えた岩は!
この先は言うまでもないくらいですが、当然幽霊となって復讐を果たす…という話ですね。

最後に伊右衛門が死ぬまでにいくつか見所があるし、これは岩の幽霊が出てきたのじゃなくて、罪の意識に苛まれた伊右衛門が見た幻覚だったのでは!?など考え所もありますが、基本的には作者なりの解釈をはさまない良く知られる「四谷怪談」そのままの展開です。
基本的に何でも許された立風書房のレモンコミックスから出すなら、もうちょっとメチャクチャやって欲しかったと思うのですが…しかもこの作品だけ、他の大石まどか作品に見られるような、異様に頭がでかくて体のバランスが悪い妙な絵柄が抑えられ、まともになっています。

それだけにはひばり書房で上梓した作品に比べて完成度も高いし、この手の作品に興味無い子供とかの読者にも読みやすいとは思うのですが、やはりこの先生に関しては『一般受け』という色気を持って欲しくなかった。
レモンコミックスを読むような他の皆もそう思ったのでしょう。現に大石まどか先生はこの後、漫画界から忽然と姿を消してしまうのです。


あまりといえば あまりのしうち
父上まで殺していたとは……むごい!むごすぎる!
これまでどんなしうちにもじっと耐えてきたのは………
心の底から夫を…あの人を信じていればこそ
それを…それを……おのれ!伊右衛門!



  1. 2011/04/20(水) 23:18:00|
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ホラー漫画(76) 児嶋都 1 「おとめ地獄~ヴァージニア・インフェルノ~」

今夜は児嶋都先生の作品から、「おとめ地獄~ヴァージニア・インフェルノ~」(ソフトマジック刊)。
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まずは簡単に児嶋都先生自身の紹介をしますと、まず嬉しいのが東京都杉並区高円寺出身者。そして有名なカントクこと山本晋也監督の娘さん!
漫画家デビューは1990年なのですが、別のペンネームで週刊少年ジャンプ「ジャンプ放送局」で1984年から一年間マスコットを務めていたのだとか。それは私がジャンプを読み始めた時代で、相当に入れ込んでいたはずですが…まだ幼かったからか残念ながら覚えてないなぁ。

漫画家としてはなかなか幅広く活躍していて、京極夏彦や綾辻行人の小説をコミカライズしたりもしています。
作風も様々に描き分ける上手い方なのですが、今回紹介の「おとめ地獄~ヴァージニア・インフェルノ~」楳図かずお先生の絵柄を習得して勝手に受け継いでいるのです。
これが最高で、ちょうど田中圭一先生と手塚治虫先生のような関係でしょうか。似た絵柄を使いながらも、絵の引用元になった偉人は決して描かなかったであろう独自の話で作る。

さらに帯の推薦文を見てください!綾辻行人と唐沢俊一に続いて、我らがカリスマ花輪和一先生が文章を寄せているのです!
『ああ!読むと頭蓋骨が開花する。この重量感のある絵のおかげだ。』
と書かれていますが、花輪先生が他人の帯文を書いてるなんて、これで初めて見ましたよ。

独立した9話の短編で構成された「おとめ地獄~ヴァージニア・インフェルノ~」の収録作品は1996~98年までの物で、怪奇の館DXホラーM恐怖の快楽オール怪談…一時期多かった少女向けホラー漫画雑誌でブーム終了間近に掲載されました。
どの作品にもグロいホラー漫画的な見せ場は見受けられますが、全然怖くは無い、というよりギャグ効果しか狙ってませんね。
それが私にはけっこうツボで、くだらないギャグでも絵が合っててププッと吹出しながら、しかも人面疽、醜いイジメられっ子、人肉食、老人のセーラー服姿、破裂する乳房、二重人格者の殺人…といった話を読む事になるのです。

『グロポップ・ホラー』と呼ばれる児嶋都先生のこれらの作品群は、もっともっと読みたい!単行本未収録作品もまだまだあるそうなので、早く読みやすい形にまとめて欲しいですね。
可憐な少女の絵はかなり可愛いけど、必ず醜い者も出てくる。これも楳図作品のパロディだと思いますが、普通のクラスメイトにカッコいい海賊眼帯している少女がいたりするのも好きでした(この娘はスターシステムで作品を跨いで登場)。

これらの作品が載った少女向けホラー漫画誌などに、芸術性や社会批判なんか盛り込んでもムダムダ。出来事に理由もいらない。ただ単純にバカ笑いすればいい…
そんな作者の考えが見え隠れする素晴らしい児嶋都ですが、他のお薦めは、やはり代表作の「怪奇大盛!!肉子ちゃん」シリーズ。
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可愛いおデブな肉子ちゃんの話もまたいつかしたいと思いますが、私の所持する児嶋都先生のサイン・イラスト入り肉子ちゃんの画像を貼って、今夜はお別れです。
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上を向いた鼻 下品な口元 デメ金みたいな瞳……
……つまり そう……
体中にはりついた脂肪は決して美しさを隠すためのものじゃなくて 醜さを隠すためのものだった
常軌を逸したブスと 常軌を逸したデブ どっちがいい?



  1. 2011/04/18(月) 23:16:55|
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ホラー漫画(75) 御茶漬海苔 7 「恐怖テレビ TVO」

今夜は御茶漬海苔先生の「恐怖テレビ TVO」(ぶんか社刊)です。
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これの掲載誌は青年向け漫画雑誌であるヤングサンデー(小学館刊)にて、「TVO」というタイトルで1989年からの連載でした。なのでちょっとエッチな描写もあって嬉しい。
ヤンサンの小学館より全3巻の単行本も出ているのですが、今回はぶんか社のホラーM(ミステリー)で掲載した作品なども加えて再編集し、「恐怖テレビ TVO」と改題した全4巻の物なのです。  
オープニングに続いて『チャンネル36』まで、それぞれ独立した36編のホラー短編を収録してます。

下手な絵を圧倒的なオリジナリティにした御茶漬海苔先生らしい不条理な恐怖を描いた血しぶきスプラッター漫画ですが、ぐちゃぐちゃに破壊される人体などの残虐描写に心理的な恐怖も加えた傑作ばかり。

チャンネル1の「砂嵐から」でいたいけな少女が腸を引きずり出されたあげく首を斬り落とされる恐怖のパネルゲームを描き、続くチャンネル2・3の続きモノ「スクール」ではイジメっ子だった男が中学校の教師になって女生徒に激しい体罰を加え、裸にむくと最後は生きたまま腹を開いて…と、真性の変態を描いてます。
まぁこんな悪いヤツには、きっと正義の味方が来て成敗してくれる!のかと父親が娘を助けに行くと、父親の方があっさり殺されちゃう。

救いのないラストの怖くて痛く、そして狂った話が次々とたたみかけるように襲ってくるので、単行本で一気に読むと思考停止してこの世界に慣れてしまいます。そのせいか一本一本の短編を評価される事は少ないかと思いますが、最初から終わりまで物凄い名作と思わせる短編も多いですよ。
ついでに、御茶漬海苔作品はいくつか映像化もされていますが、これもその一つ。

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御茶漬海苔先生のオリジナルクリーチャーや人面瘡が登場する化け物系からゴキブリの大群、他にも時事ネタ(もう20年以上前の時点でですが)を取り入れた作品、カルト教団からイジメの話やクレジットカード地獄のリアルな話まで適度に混ぜ合わせ、追い詰められる人間の心理や行動を描いた珠玉の恐怖短編集…

おおっ、チャンネル27「メルトダウン」では現在巷の話題を独占し続けている原子力発電所の恐怖と描いた話。原発職員が、
『ちくしょう 死んでたまるかあ このまま死んでたまるかあ…!! あれを止めるまで俺は死なんぞ…
 あれは悪魔だ 人を食い殺す悪魔だ! あんなものつくりやがって ちくしょう…
 ちくしょう!殺されてたまるか!!』

と呪詛を吐きながら死ぬ。その息子が原発ジャックして、さてどうなるか。そのニュースを見ながらずっとセックスしているカップルも何だか暗示的です。
ついこの間も関よしみ先生が原発を描いた作品を紹介しましたが、考えてみればあんなに怖いモノが身近に建っているという、この恐怖溢れる現実をホラー漫画家が題材にしないわけもないですよね。

まだまだ傑作が多くて語り足りないのですが、今夜はここまで。


なぜだ
この世は地獄か
学校は地獄か
家も地獄か
地獄だ地獄



  1. 2011/04/15(金) 23:55:44|
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ホラー漫画(74) 関よしみ 11 「鮮血の法則」

続いての関よしみ作品は、短編集「鮮血の法則」(リイド社刊)です。
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これは関よしみ先生にとって唯一のリイド社から上梓した単行本にして、今の所最新刊…になってしまうのでしょうか。これ以降は過去作品を選び直した再録の傑作集しか出てません。そこに新しい作品が少し収録されたりはしていますが…
近年もいくつか作品は描いているのに、少女ホラー漫画のブームが去ったせいか単行本が出なくなってしまいましたね。とにかく関よしみ作品で単行本未収録のは数多くあるので、どうにか読者の目に触れるようにしないとマズイのではないでしょうか。

さて単行本「鮮血の法則」です。
収録された作品は、まだ精力的に作品を描いてた1998年から2000年までの作品。表題作が一番古くて1998年、恐怖の館DXに掲載された作品。他はホラーウーピーで掲載した5編。

「鮮血の法則」 は血液型ホラーとでも言うべきでしょうか。異常に血液型を気にして人付き合いも限定している女学生の美貴は、理由無き無差別殺人をしてしまう伝染性の『B型ヒステリー菌』が発見された時、強制収容の手から逃れて…

続く「我慢のススメ」では何事もガマンして頑張れる者が偉いという思想の先生に習う生徒が、どこまでも我慢対決をする、という話。

「タイムリミット」は、今や懐かしい『2000年問題』(Y2K問題)を目前に控えていたが故に描けたパニック物ですが、やはりコンピューターの誤作動なんかより人間の誤作動が恐ろしい、という事。

対して次の「絶対安全」は、正に今現在騒がれていて全然解決されないる原子力発電所の問題が描かれてますよ!
何しろ冒頭の1ページ目が原発の核燃料再処理工場爆発!その原発がある南海町に住んでた笹浦望の父親は放射能にやられて後遺症に苦しみ、ついには死んでしまいました。
原発を運営している会社の言う『絶対安全。大丈夫』なんて言葉をどう信じられるのか、この時点で問題提起しているのです。
今(2000年)、日本の原発関連の施設には一万本以上の高レベル廃棄物のガラス固化体と百万本近くの低レベル廃棄物のドラム缶が保管されていて、どちらも放射能の毒性が半分に減るまでに千年から一万年はかかる…ホラー漫画より、現実が怖いよ!

最後の2編は続きモノで、「捨てないで!!」「捨てないで!! II」
ゴミ問題をテーマにしてますが、親戚や彼氏など普通の人間の汚さを描いてます。
女子中学生の上原紫乃が解脱して隣りのゴミ屋敷に住み始めるようになり…これ、物凄くいい話でもありますね。


ああ…そうか
この人達にとっては あたしも不用品……ゴミなんだ



  1. 2011/04/12(火) 23:59:01|
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ホラー漫画(73) 関よしみ 10 「正義の箱舟」

今夜の関よしみ作品紹介は、「正義の箱舟」(ぶんか社刊)です。
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今までは関よしみ先生のホームグラウンドともいえる講談社のサスペンス&ホラー特集号で掲載された作品ばかりを紹介してきましたが、これはぶんか社がかつて発行していたホラー漫画雑誌・ホラーM(ミステリー)かホラーM増刊号で掲載された作品を4編収録した短編集です。
(ちなみにぶんか社からはもう一冊、「ウイルスの牙」という本も上梓しています)

今回はほとんど1997年の作品で、まずは表題作の「正義の方舟」
女子中学生の中沢五月は、転校生の小西君の言う通りに急性腹膜炎になって修学旅行に行けず入院する事になるのですが、修学旅行に行ったクラスメート達は全員バス事故で死亡しました。これも、小西君の言う通りに。
小西君は地球(ガイア)の声が聞こえるとかで、同じく修学旅行に行かなかったために生き残った数人はほとんど小西君とガイアの信者のようになり、最後の審判から逃れるべく小西君の祖父が残したシェルターへ入るのでした。そこで正義好きの同級生を始めとして、人間の醜い本性が現れて来る…
ガイアがどうとかにあまり惑わされなかった主人公の五月さえも、最後は同級生の腸を割いてカギを取り出して地上へ脱出するが、そこは!?
人間不信と殺人。これは正にいつもの関よしみ作品なのですが、よくもまぁこれだけ毎回手を変え品を変えたシチュエーションを考えますよね。

次は「ミラクルカプセル」
今度は薬の副作用問題にからめて人間の心の弱さなどを描くのですが、関よしみ作品としては珍しい事に、ある寄生生命体が登場するクリーチャー物へと発展していきます!

次は「二者択一」
涼美の妹・菜々美は『もしもどっちか食べなくちゃなんないんだったら ウンチ味のカレーか?カレー味のウンチか?』なんて事を真剣に悩んでいる…という導入部に始まります。
その後、妊娠中毒症で母かお腹の子のどちらを助けるか、屋根から落ちかけている祖父と祖母のどちらを助けるか、そういった二者択一の場面に何度も出くわしてしまい、最後の自動車事故では両親のどちらをどう選んで助けるのか!?

最後の「殺意のおとし穴」だけ1998年の作品。
小学生の祐木沙耶は、生まれつき病弱な弟のばかりが両親をひとりじめしている事でついに殺意を覚えて…驚愕のラストが待っています。
1992年の「死にたいの」(「マッドハウス」収録)に似たどんでん返しモノでした。


確かにオレも地球は生きてる ひとつの生命体だと思うよ…でも
地球がマジに人類を見限ったら あんなモノなんの役にも立たないよ
そもそも「地球を救う」なんてオコガマシイぜ!
地球は人間なんかに守ってもらわなくても ちゃんと自分で浄化する方法を知ってるサ
これ以上地球が汚れたら人間が生きのびれないないから…地球の環境を守ろうとしてるだけだろ
きっと地球は…アイツらが考えてるより もっとずっと大きくてやさしくて…
怖いモノだよ



  1. 2011/04/10(日) 00:51:24|
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旅行・紀行・街(99) 静岡県熱海市 2 伊東市 3

先日はまず、静岡県熱海市に行ってきました。

かつては新婚旅行の定番だった一大保養地・熱海は、市旗も温泉マークで素晴らしいですが、
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それほど温泉に命をかけている土地であります。温泉街は斜陽化して久しいようですが…
名所・観光スポットの類はいくつかありまして、私が行きたかったのは何といっても"熱海秘宝館"
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秘宝館…知らない方はどんなお宝を展示しているのかと思う方もいるかもしれませんが、性風俗に関する物ばかりなのです。それもいわゆる『抜く』事に使うようなエロさよりも、笑って見れるバカらしいモノを展示しています。
最盛期だった昭和40年代頃には全国各地に作られていた秘宝館ですが、今やほとんどが閉館して絶滅の危機にあります。そんな中で熱海秘宝館は東京ドームの系列会社が運営している事もあり、生き残って観光客を楽しませ続けているのです。

熱海に限らず詳しい秘宝館についてや、秘宝館シーンの現状などは笹谷遼平(ササタニーチェ)監督の名作DVD「昭和聖地巡礼 ~秘宝館の胎内~」で学ぶのが良いと思います。
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下界から、錦ヶ浦山頂にある秘宝館が見えます(右手には熱海城)。
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ちなみに錦ヶ浦は断崖絶壁がある景勝地なので崖っぷちマニア、また自殺の名所でもあるので心霊スポットマニアにはなお楽しめる場所でしょう。

車で頂上まで飛ばして…到着!
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さぁ、入ってみましょう。ドキドキ…
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割引券を使って入場です。
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チケット売り場のすぐ先には、素敵な形状の亀さん。下げてる札には『やさしく、ぶってね』と書いてあり、叩くとある声が出てきます。
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そしてエントランス正面。岩場に鎮座するマーメイドです。聞けばかつては歌を歌っていたそうなのですが、現在は修理出来る技術者がいないために停止したままなのだとか…
実は秘宝館は、ロボットなどの最新技術を駆使した場所でもあったのです。
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それでは入口をくぐって内部をご案内しましょう…って、ダメです!紹介出来るのはわずかにここまでで、内部は写真撮影禁止でしたよ!!
最初はつまらないと思いましたが、実際に現地に行かなければ楽しめないのが良いのかもしれませんね。

もう一つの注目は、入口近くにたくさん飾ってあるサイン色紙。
ダウンタウンの人、
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みうらじゅん先生なども来てましたが…
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一番高い位置にあるのが赤塚不二夫先生!分かってますねぇ、熱海秘宝館。
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私の愛する大槻ケンヂ様も「オーケンのめくるめく脱力旅の世界」(新潮社刊)でここを訪れた模様を書いてるので来ているはずなのですが、サインは見当たりませんでした。

車で来れない方は、日本一短いロープウェイでここまで来ます。
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ここの案内看板には、中国語と韓国語も併記されています。外人観光客にこんなの見せちゃいますか…
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ロープウェイを降りた位置に展望台があって、そこから一望する熱海の景色も良い。
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内部で熱中していたため、出たらもうすっかり夜でした。
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熱海秘宝館のすぐ近くにあるのは、"熱海城"「武闘拳!猛虎激殺」のロケ地だ…つまり、倉田保昭さまが虎と戦った場所!
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戦国時代、ここにはどんな城主がいたのだろうか…って、いやここは昭和34年に建てられた観光用の城です。
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夜景。
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一般的には、熱海といえば何度も何度も映画・ドラマ化していた尾崎紅葉「金色夜叉」…つまり間寛一とお宮。熱海海岸が寛一お宮による、有名な蹴り飛ばす別れの場面の舞台になったといわれているのです。
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お宮の松もありますよ。

こちらは、安政の頃に熱海で起こった漁民一揆で先頭に立った釜鳴屋平七の像。
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海岸の親水公園にある、"ムーンテラス"という広場。
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この奥にあるオブジェは桂由美作の『恋人の聖地』だそうです。
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ハマタイ!

熱海銀座商店街へ。
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『銀座』を名乗る熱海の中心…のはずですが、いつ来ても人通りは少ないです。映画館の"ロマンス座"や、温泉街には付き物のストリップ劇場"銀座劇場"なども有り、正に東陽片岡先生の単行本「ステテコ行進曲」(青林工藝舎刊)収録の『花火とストリップは、熱海の夜だった。のまき』の舞台だな。それによれ熱海の夜の街はいかがわしくて楽しそうですが、私はラーメン店を物色。

入店する事にしたのは"石川屋"です。
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とろけるチャーシューメンが1100円、
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特上ラーメンが1000円と、とにかく高い!
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そして熱海市は、マス大山こと大山倍達総裁が妻・智弥子さんと駆け落ちのようにして向かった新婚旅行で訪れた地でもあり、その写真を見た事があるので撮影ポイントを探したかったのですが、そこまでの時間は無し。
楳図かずお先生の名作「まことちゃん」でも「ここは熱海よの巻」という回があり、沢田一家が暴れ回ってました。


続いて、おなじみの伊東市へ。
何度か紹介しているここには我が秘密結社の宿泊施設があるので、ただのリゾートではなく訓練の場としても利用しています。
今回は打撃系を中心に訓練したので、ムエタイTシャツも3種類用意しました。
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伊東市といえば、「ココ」で紹介した"怪しい少年少女博物館"があり、
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他にも藤田和日郎先生の「からくりサーカス」ファンにとっても嬉しい"野坂オートマタ美術館"
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"創作人形館ミワドール"
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"伊豆高原ステンドグラス美術館"
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他にも"蝋人形美術館"やら、私設の小さい観光施設が多いのです。ゴスロリ少女が好きそうな所が多いのも特徴ですね。

ラーメンは『究極のラーメン』を自称する、"吉田家"へ。
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店主は六角家出身だそうで、もちろん横浜家系の味。こんな伊豆の最南端でも家系を味わえる!

定番、豚骨醤油味のラーメンに、
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みそラーメン。
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伊東港で水揚げされた魚介類を直送で運ぶ回転寿司の、"伊豆太郎"
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伊東駅前の商店街に移動しましょう。湯の花通りを抜けて、
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こちらはキネマ通り。
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もうお酒の時間なのでちょっと一杯と…
目に止まった"ひさご"へ。
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炭火焼鳥を塩、そして秘伝のタレで。そしてモツ煮込み…お美味かった~。こういう店は大好きです。

店を選ぶにあたり、雰囲気はもちろんあるけど、ここは屋号が良かった。というのも、私には『ひさご』といえば大昔に買ったガロビデオ…愛読していたガロ(青林堂刊)が一時期ビデオリリースをしていたのですが、その第3弾「ひさご 根本敬プレゼンツ・ガロ脱特殊歌謡祭92」が思い出されて甘酸っぱいのです。
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根本敬先生の他に湯浅学、船橋英雄で名乗るユニット・幻の名盤解放同盟が監修し、ガロ系漫画家を中心にして行なわれた同名のライブを一挙収録したビデオ。
漫画家以外にも暴力温泉芸者、JOJO広重、川西杏、佐野史郎…といった凄いメンバーが出ていたのですが、特に注目すべきは杉作J太郎先生と蛭子能収先生がデュエットで歌うレアテイク「海千山千」(作詞:杉作J太郎 作曲:マディ上原)!
ただのキワモノではなく、普通に名曲でもあるため大槻ケンヂさまがソロアルバム「わたくしだから」でカヴァーしていますが、これのオリジナルを知ってるオーケンファンはどれだけいただろうか…

おっと、思い出にひたって伊東市と関係ない話になってきました。
話を戻して、次は美味しい地魚を楽しめる居酒屋…"楽味家まるげん"です。
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地魚四種フライ定食、
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ちんちん揚、
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とろ塩さば干もの。
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地魚も食べようと思って入店したのですが、全体的にここのつまみは好みじゃなく、残念。

伊東市の観光名所の一つに、一碧湖があります。
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厠の男女表記は『おしべ』と『めしべ』。
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その近くには一碧湖沼地『里山を体感する道』があり、ここは早朝トレーニングも兼ねて散歩するのです。
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あと伊東市には、豊富な温泉資源を利用した無料で入れる足湯が各所にあり、嬉しいですね。この時は、"よねわかの足湯"を利用しました。
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この場所の名称元は、新潟生まれで伊東市のこの地に和風旅館"よねわか荘"を創業した浪曲家・寿々木米若にちなんでの物。これは彼が詠んだ句碑。
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巡業の 山寺泊まり ホトトギス

米若は俳人・小説家で有名な高浜虚子の孫弟子らしく、虚子もよねわか荘の開業祝いに招かました。その時に詠んだ句の碑がこちら。
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ほととぎす 伊豆の伊東の いでゆこれ

最後に帰り道で車を降りて海辺をブラブラしつつ名残を惜しみ、東京に帰りました。また辛い仕事の日常へ…
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  1. 2011/04/07(木) 23:26:25|
  2. 旅行・紀行・街
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ホラー漫画(72) 関よしみ 9 「強欲な女神」

関よしみ作品紹介は続き、今回は「強欲な女神」(講談社刊)です。
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講談社のサスペンス&ホラー特集号で掲載された作品ばかり、3作品が収録された短編集です。

まずは表題作で1998年の「強欲な女神」
ダサくてちょいブスでメガネの保田美晴…今作も他の多くの作品と同じように中学生女子が主人公ですが、珍しいのは彼女が『美しさ』に翻弄される周りの女達を見守るだけの狂言回し的な役割のキャラクターにすぎない事でしょうか。
むしろ主人公は、転校してきた比留間朝華とその母・魅夜の母子なのかもしれません。美容と健康のための総合クリニック会社を経営して大成功している魅夜は異常なほど美と若さに対する執着を持ち、パトロンの有名脳神経外科医の能海英明医師の手で娘と自身の脳を移植する計画を企てている。
そんな恐ろしい話で、あれ、でもこれって…楳図かずお先生の「洗礼」そっくり。影響受けている事は間違いないですね。美しさに固執する女性心理の怖さを巧みに描いているのも同じですが、「強欲な女神」では狙われた娘が主人公ではないので、母の企てに気付いた朝華が自分の美貌を利用して母を殺してくれる人を探していたりするし、他にも関よしみ先生風味の味付けを見せてくれています。
オチも「洗礼」と違ってアレを実現させていて…この短編の制約の中で見事にまとめています。

次は1997年の「処刑都市」で、ゴミ問題をテーマにした恐怖譚。
松葉怜奈が両親と共に汚い団地から抜け出して都心の一戸建てに引っ越した土地は、ゴミの分別にとんでもなく厳しい地域でした。決められた通りに出来ない者に課せられる罰則とは!?
ゴミ問題ホラーなんて、ともすればギャグになってしまいまそうですが…これは怖い。ちょっと変な土地に迷い込んでしまった家族のシュールな物語、として楽しむ方がいいのかな。

最後に1998年の「凍った涙」ですが、今回は主人公の女子がちょっと若くて小学6年生の美純
199X年のクリスマス・イブからスタートし、ホワイトクリスマスを喜ぶ子供達。しかし、それが恐怖の始まりでした。その年は異常寒波で雪が降りやまず、全てのライフラインが止まると食料が無くなり、いい人だったあの人も…そして起こる暴動、人肉喰い。
これは日野日出志先生の名作「百貫目」を思い出しました。または、しりあがり寿先生の「方舟」で降り続いた『雨』を『雪』に置き換えたような作品という見方も出来るかもしれません。
人間不信の目で本性を暴くような体裁を持ちながら実は希望を見せ、人間とは何か、大事にすべき価値観とは、そんな事を考えさせる優れた短編でした。


これ…ほかの部屋の人たちにも分けてあげようよ
だってパパ いつもいってたもん
うばいあうから足りなくなる 分けあえばあまるんだ……って



  1. 2011/04/05(火) 23:39:01|
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ホラー漫画(71) 関よしみ 8 「オーロラが殺す」

まだまだ関よしみ作品で続けますよ~。次は「オーロラが殺す」(講談社刊)です。
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今回は3作品が収録された短編集で、またも講談社のサスペンス&ホラー特集号で掲載された作品ばかり。

まずは表題作「オーロラが殺す」で、こちらは1997年の作品。
都会で快適な暮しをおくる舞子は、父親が会社をクビになったため家族を連れて田舎暮しをしたいと望んでいると知り、脅しの意味で家出すると書置きして友達と合流し遊びに出かけます。そしたら唐突に、東京のドまん中で上空にオーロラが出現するのです!
このキレイなオーロラが恐怖の始まりでした。オーロラが現れる時は必ず磁気嵐が起こり、ICやLSIが全て狂うのです。そのため電気製品が一斉に暴走を始め、運の悪い人が次々と死んでいきます。
エレベーターの暴走は壮絶で、扉が無理に閉まって身体を真っ二つにされた者、そして内部に乗っていた者は…これまた酷い事になりました。
さらには一般市民が暴徒と化したこの都会で、舞子達は生き残る事が出来るのか…
これは答えちゃうと、舞子の家族は生き残り、田舎で楽しく暮らすハッピーエンドなのです!関よしみ作品でここまでストレートなハッピーエンドは珍しすぎですよ。
何故これはそうしたのかと考えるに、この「オーロラが殺す」は読者を怖がらせるより天変地異などの有事の際に人としてどうあるべきか教えたかった、そして今日…2011年3月11日から起こっている東北地方太平洋沖地震(東日本大地震)での騒動を予見した預言書でもあったのです!大地震が起きて津波が来ると逃げ惑う人々、原子力発電所の爆発、そして多数のデマとそれに踊らされる人々…正にそのまま、今の状況ですね。
舞子の父親は冷静に『オーロラは人を殺したりしない いちばんこわいのは情報と理性を失った人間だ』と皆を安心させ、最後はカッコよくなりました。

他の2作品は、出ました両方とも『マッド』シリーズです。

次なるマッド・サーガは、まず1996年の「マッド・ストーカー」
タイトルそのままのストーカー物。特にストーカーを名乗らなくても、元より関よしみ先生の過去作品にはそんな変質者ばかり出ていたわけですが、今回はあえて分かりやすい作品に挑戦しています。
被害者は女子高生の大梛花蓮。かなり前から大梛家のゴミは漁られてたと分かるのですが、花蓮が出した物だけキレイに無くなっています。定番の生理のゴミはもちろん盗られてますが、『ママの使ってるタンポンはそのままなのに!?』という所がストーカーの凄さを感じさせます。何で分かるんだ…
恋愛中だった人気者でイケメンの橋本大輝先輩は、無残にも醜く焼き殺されました。
ママとは大昔に離婚しているパパを騙って電話して会話もしていた、その犯人(ストーカー)の正体は誰か!
『アイツの愛はにせものだッ アイツはキミの汚物は愛せない! ほんとうに愛してるなら…すべてを キミの体細胞の中のミトコンドリアまでも愛せるハズだッ!!』
と言って汚れナプキンにキスする、ストーカーさんの一方的な純愛具合が最高です。

そして、1997年の「マッド・クラス」
五年前に生徒がイジメを苦に焼身自殺した事件のあった中学校へ赴任してきた片桐詩織という先生。彼女は霊感があって霊能者並に除霊したり出来る…らしい。
彼女が持っている、海外の教会から取り寄せてる高価なモノだという『聖水』を使ってクラスの皆を手なずけていくのですが、片桐先生に従わずイジメのターゲットにもなってしまったは、偶然にも先生が『聖水』を作っているシーンを目撃してしまうのでした。
…それが鍋に放尿して危ない『白い粉』を混ぜて調合していたのですね。片桐先生自身もシャブ中だし、最後は生徒達の顔に直接オシッコしちゃってます!薫がイジメられるシーンでは、机にかなり大量のウンコ(とハエ)が投入されているし、スカトロ漫画としても楽しめる傑作でした。


できれば「本当のこと」を教えてくれる人を待つだけじゃなくて
自分でそれがウソか本当か わかるようになりたいと思うきょうこのごろ……



  1. 2011/04/02(土) 23:47:06|
  2. ホラー漫画
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Author:BRUCE
BRUCEです。あだ名は大悟(DieGo)です。
大悟…つまり悟りを開くに至る道程にある事を表し、かつ神の映画「ドラゴンへの道」から頂いてのブログタイトル。同名の秘密結社も運営しています。

名作漫画紹介の形を借りて、自分の記録用に使っています。

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