大悟への道 (旧名・名作漫画ブルース)

名作漫画の紹介 ・・・個人的な旅の記録

藤子不二雄(52) 「UTOPIA 最後の世界大戦」

先日「ココ」でお伝えした通り"川崎市 藤子・F・不二雄ミュージアム"に行ったばかりで…
その興奮さめやらぬ私ですので、藤子不二雄作品紹介をしましょう。

基本に立ち戻り、二人の藤子不二雄先生の原点といえるこの作品!
「UTOPIA 最後の世界大戦」(中央公論社刊)です。
FUZIKO-utopia-ffland.jpg
この藤子不二雄ランド(FFランド)版はこの作品2回目の復刻にあたり、7年間に渡って出版されたFFランドの最終巻を飾るNo.301として、1991年に出版されました。この版だと初期作品「ユリシーズ」「おやゆびひめ」も同時収録されています!
FFランドの特徴とも言える巻頭付録のカラーセル画はレアな鶴書房版の表紙絵で、巻末の新作漫画として連載していた「タカモリが走る」「チンプイ」もシリーズ終了に伴い最終回が載っています(「チンプイ」の方は単行本の最終巻に描き下ろし最終話を加える予定でしたが)。これで『第一期』が終了したにすぎないはずのFFランドですが、『第二期』が出る事は今後もないのでしょう。

元々「UTOPIA 最後の世界大戦」は、藤子不二雄…つまりは藤本弘と安孫子素雄という偉大な漫画家の初単行本で、全1巻の描き下ろしという形で1953年に上梓されました。二人が漫画家デビューした新聞投稿の4コマ漫画「天使の玉ちゃん」から約2年後の事ですね。
藤子不二雄の名はまだ生まれておらず、この時に使ったペンネームは足塚不二雄。その前に手塚不二雄という名義を使っていたものの、『手塚先生の足にも及ばない』事でこの名義が生まれたのでした。

もはや貴重な文化遺産である、鶴書房刊行の初出単行本はこちらで、
FUZIKO-utopia-tsuru.jpg
藤子タッチでないこの表紙絵は、戦前から活躍していた大先輩の大城のぼる先生の手による物だし、著者不明の「覆面団」なる作品も併録されています。さらにタイトルに『最後の世界大戦』を追加されたのはともかく、何と最終コマを別の人の手で差し替えられており、いくら新人とはいえ酷い扱いですね…
これを出すまでのいきさつや当時の状況などは「まんが道」などでも知る事が出来ますが、とにかく手塚治虫先生の紹介で単行本化されました。

それから時が経ち、幻の作品と化していた「UTOPIA 最後の世界大戦」が初めて復刻されたのは、1981年に名著刊行会より。
FUZIKO-utopia-meityo.jpg
今度は表紙絵も藤子・F・不二雄先生が描き下ろしています。

毎度復刻されてもすぐに絶版になるので、時が経つにつれて復刻本もレア化していた状態ですが…
今現在は、今年(2011年)になって小学館クリエイティブより3回目となるの復刻が成されたので、容易に入手出来ますよ。価格が3990円はちと高いですが。
FUZIKO-utopia-syogakkan.jpg
こちらは最初の鶴書房版を完全復刻しているとの事で「覆面団」や最後のコマなども忠実に再現されており、2色刷りまで忠実に再現しています。さらに別冊の『UTOPIA読本』で藤子不二雄A先生のコメントや、この復刻の原本となった鶴書房版のを所持していた松本零士先生のインタビューなども収録されていますね。
ちなみに4回目の復刻として、現在刊行中の『藤子・F・不二雄大全集』で来年(2012年)に出る予定だとか。


それでは足塚不二雄著、「UTOPIA 最後の世界大戦」の内容を見てみましょう。
後に藤子不二雄となる、藤子・F・不二雄先生と藤子不二雄A先生の合作作品ですが、当時新聞社に務めていたA先生は合間に手伝う形だったため、F先生が主力。ペンネームだけでなくまだ画風も手塚治虫先生の影響が強いのですが…もちろん藤子色も随所で見る事が出来て嬉しくなります。
そもそもこのさらに前、学生時代に描いて宝塚の手塚治虫邸を訪れて見せたという未だに未発表(藤子・F・不二雄ミュージアムで原稿の実物を見れます)の「ベン・ハー」で、手塚先生をして『これは敵わない』と恐怖心すら抱いたという逸話があるくらいですから…画力や構成力などの実力については既に天才の物ですね。

最初の舞台は20XX年の第三次世界大戦末期。
文明が発展し尽くした未来に、最終兵器である氷爆こと氷素爆弾が投下されて凍結=生物は死滅した街で、氷爆シェルターの実験台にされた死刑囚(戦争反対罪)の息子が生き残り、百年間の眠りから覚めて地球国首都"ユートピア"を目の当たりにします。

この生き残った息子が主人公です。ユートピアは科学がさらに進歩して人間の寿命は200歳まで延びている世界なのに、主人公に父親を忘れさせるため頭を叩いてショックを与え、ノウミソの一部をしびれさせて忘れさせるという原始的な手段が微笑ましい。
人口も激増していて…能力の劣った人間などは"零の空間"(これは何と後の「21エモン」にも登場しますね!)へ送られて存在を消されます!他にもここでの未来描写は面白い所が多い。
それから独裁政府と反体制の人類連盟との攻防から、自分の意思を持てるようになってたロボット軍の反乱により人類は滅亡へと追い詰められる…

こんな初期から現代にも通じる戦争批判・科学至上主義批判など思想を込めているし、最後のどんでん返しまで構成が見事な終末SFに仕上がっています。
さらにこの手のSF大作は後年に国民的漫画家になってからは「大長編ドラえもん」などの一部でしか描かなったので、研究…というほど大げさなものじゃなくても藤子ファンには貴重な資料としての価値が高い。
後に藤子・F・不二雄先生が「エスパー魔美」で、藤子不二雄A先生が「笑ゥせぇるすまん」で同作品を貴重な古書として登場させるセルフパロディのようなシーンを描いています。


フッフッフッフッフ おもしろいことに気がついたよ
人間は何千年もかかって世の中を進歩させた…………ところがね
ところが人間自身は ほとんど進歩しなかったんだ!



スポンサーサイト
  1. 2011/11/29(火) 00:08:02|
  2. 藤子不二雄
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

旅行・紀行・街(110) 神奈川県川崎市 2 藤子・F・不二雄ミュージアム

旅の回で続けて…今回は神奈川県川崎市へ!
前に「ココ」で藤子・F・不二雄先生のお墓参りや、F&Aの両藤子先生の御自宅前まで行った模様を紹介してますが、今回の目的もやはり藤子先生絡み。
今年(2011年)の9月に開館した、川崎市 藤子・F・不二雄ミュージアムへようやく行けたのです。
kawasaki-fujiko-museum118.jpg

入場チケットの購入方法が"三鷹の森ジブリ美術館"と同じくローソンでの事前予約制、かつ入場者制限があるのでなかなか行けなかったのですが、秘密結社員ルートで取れましたので…
はい、来ましたよ!藤子・F・不二雄ミュージアムのある街・川崎市。
kawasaki-street1.jpg

まずは、地面の案内図。
kawasaki-street2.jpgkawasaki-street3.jpgkawasaki-street7.jpg
kawasaki-street6.jpgkawasaki-street4.jpgkawasaki-street5.jpg

案内看板にもFキャラが使われていて、「ドラえもん」よりジャイアン、
kawasaki-street28.jpg
kawasaki-street29.jpg

反対側から。
kawasaki-street30.jpg
kawasaki-street31.jpg

しずかちゃん、
kawasaki-street44.jpg

スネ夫、
kawasaki-street45.jpg
kawasaki-street46.jpg

「ウメ星デンカ」よりデンカ、
kawasaki-street32.jpg
kawasaki-street33.jpg

「キテレツ大百科」よりキテレツ、
kawasaki-street34.jpg
kawasaki-street34-5.jpg

「オバケのQ太郎」よりU子、
kawasaki-street40.jpg
kawasaki-street41.jpg

「パーマン」よりパーマン4号、
kawasaki-street42.jpg
どれも、写真は上手く撮れませんでした。

街の地図に付いてるパターンでは、「エスパー魔美」より佐倉魔美、
kawasaki-street35.jpgkawasaki-street36.jpg

「チンプイ」よりチンプイと春日エリさま。
kawasaki-street43.jpg

…ともう、こんな感じなので興奮しまくりな街なのですが、さらに続いては街に建つオブジェの数々。
kawasaki-street8.jpgkawasaki-street9.jpg

やはりドラえもんが多いのですが、
kawasaki-street22.jpgkawasaki-street23.jpg
kawasaki-street24.jpgkawasaki-street25.jpg

他にも、「オバケのQ太郎」よりオバQとO次郎、
kawasaki-street16.jpgkawasaki-street17.jpg

「キテレツ大百科」よりコロ助、
kawasaki-street18.jpg

「パーマン」より1号と2号。
kawasaki-street19.jpgkawasaki-street20.jpg
kawasaki-street21.jpg

『五ヶ村掘緑地』という通りには、
kawasaki-street10.jpg

川沿いに立つフェンスも、ドラえもんキャラで作られていました。
kawasaki-street11.jpg
kawasaki-street12.jpg
kawasaki-street13.jpg
kawasaki-street14.jpg
kawasaki-street15.jpg

ミュージアム目の前の橋。
kawasaki-street26.jpg
kawasaki-street27.jpg

「ドラえもん」オールスター!
kawasaki-street37.jpg
kawasaki-street38.jpg
kawasaki-street39.jpg

川崎市バスも藤子・F・不二雄ミュージアムの開館に合わせて、車体をFキャラで覆ったラッピングバスを運行しています!いいですねー、街をあげて応援しています。
私が目撃した、1台目のバス。
kawasaki-street47.jpg
kawasaki-street48.jpg
kawasaki-street49.jpg
kawasaki-street50.jpg
kawasaki-street51.jpg
kawasaki-street52.jpg

あ、乗客が藤子・F・不二雄ミュージアムの袋を持っている!
kawasaki-street53.jpg

2台目のバス。
kawasaki-street54.jpg
kawasaki-street55.jpg
kawasaki-street56.jpg
kawasaki-street59.jpg
kawasaki-street57.jpg
kawasaki-street58.jpg
他にも種類はあるはずなのですが、間近で見れたのは2台だけでした…
また、小田急F-Trainといって小田急電鉄の電車にラッピングした方は、既に運行を止めてしまいました。

さて、いよいよ藤子・F・不二雄ミュージアムですよ。
kawasaki-fujiko-museum1.jpg
kawasaki-fujiko-museum2.jpg
あの偉人の業績を考えてみれば遅すぎるオープンとなったミュージアムですが、藤本正子さま(私は藤子・F・正子と呼んでいますが、つまりはF先生夫人)の希望でF先生の死後ずっと藤子プロと協議を重ねたりお金を貯めたりしていたらしく、それに川崎市も乗ってようやく今年、閉園した遊園地・向ヶ丘遊園の跡地に完成した…という事みたいです。

ミュージアムの外壁。
kawasaki-fujiko-museum3.jpg

そこにあるこの覗き窓はドラえもんの眼になっていますが、それが全部違うパターン!
kawasaki-fujiko-museum4.jpgkawasaki-fujiko-museum5.jpg
kawasaki-fujiko-museum6.jpgkawasaki-fujiko-museum7.jpgkawasaki-fujiko-museum8.jpg
kawasaki-fujiko-museum9.jpgkawasaki-fujiko-museum10.jpgkawasaki-fujiko-museum11.jpg
kawasaki-fujiko-museum12.jpgkawasaki-fujiko-museum13.jpgkawasaki-fujiko-museum14.jpg
kawasaki-fujiko-museum15.jpgkawasaki-fujiko-museum16.jpgkawasaki-fujiko-museum17.jpg
kawasaki-fujiko-museum18.jpgkawasaki-fujiko-museum19.jpgkawasaki-fujiko-museum20.jpg
kawasaki-fujiko-museum21.jpgkawasaki-fujiko-museum22.jpgkawasaki-fujiko-museum23.jpg
kawasaki-fujiko-museum24.jpgkawasaki-fujiko-museum25.jpgkawasaki-fujiko-museum26.jpg

外にある鉛筆の椅子。
kawasaki-fujiko-museum28.jpg

それではチケット(大人1000円)を出して、
kawasaki-fujiko-museum27.jpg

入館しますか。
kawasaki-fujiko-museum29.jpg

予約して買ったチケットを持っているのに、さらに行列に並びます。
kawasaki-fujiko-museum30.jpg

その間は外壁沿いに展示してあるフィギュアを見る。
kawasaki-fujiko-museum31.jpg
kawasaki-fujiko-museum32.jpg
kawasaki-fujiko-museum33.jpg

いよいよ入場して…
kawasaki-fujiko-museum34.jpgkawasaki-fujiko-museum35.jpg

こちらは、その時に頂いた冊子。同時に『おはなしデンワ』という音声ガイダンス装置も貸与されます。
kawasaki-fujiko-museum119.jpg

撮影禁止ながら『展示室』では貴重な、そして感動の生原稿鑑賞!すごい…F先生が直筆で入れてる指示書き、修正の跡なんかも単行本では見る事が出来なかったもの。カラー原稿も多々ありました。原稿は約5万点残っているとの事ですが、今見れるのはどのくらいだったのでしょう。
『先生の部屋』は仕事場を再現し、実際に愛用していた机や蔵書、コレクションなどを、何と高さ8.5メートルの書棚に展示!LDの中に「時計じかけのオレンジ」があったりして、F先生は名作ならバイオレンス映画も観てたと発見。レオナール・フジタ(藤田嗣治)の原画なんかも持っていたのか!
…と、他にも発見は多々ありましたが、撮影出来ない部分の紹介はもういいでしょう。

ちょっとトイレに行ってきます。
kawasaki-fujiko-museum36.jpg
kawasaki-fujiko-museum37.jpg
kawasaki-fujiko-museum38.jpgkawasaki-fujiko-museum39.jpg
kawasaki-fujiko-museum40.jpgkawasaki-fujiko-museum41.jpg

トイレ内のタイル。
kawasaki-fujiko-museum76.jpgkawasaki-fujiko-museum77.jpg

エレベーターへ。
kawasaki-fujiko-museum42.jpg
kawasaki-fujiko-museum43.jpg
kawasaki-fujiko-museum44.jpg
kawasaki-fujiko-museum45.jpg

自由に読書出来る、『まんがコーナー』。
kawasaki-fujiko-museum78.jpg
kawasaki-fujiko-museum79.jpg

託児コーナーも覗いたら、アフリカのピリミーからやってきたパオパオがいますよ!
kawasaki-fujiko-museum80.jpg
いや、今時のガキはまさか「ジャングル黒べえ」は知らないでしょうが、「ドラえもん のび太の宇宙開拓史」に再登場しましたから、2009年版のリメイク作「ドラえもん 新・のび太の宇宙開拓史」にも出ているのでしょう。

『みんなのひろば』に立っていた、ドラえもん型ガチャポン。
kawasaki-fujiko-museum81.jpg
kawasaki-fujiko-museum82.jpgkawasaki-fujiko-museum83.jpg

私のは、「ドラえもん のび太の恐竜」のピー助でした。
kawasaki-fujiko-museum84.jpg

この中に『Fシアター』があり、ここでしか観られないオリジナルムービー観賞。
kawasaki-fujiko-museum46.jpg
kawasaki-fujiko-museum47.jpg
kawasaki-fujiko-museum48.jpg
kawasaki-fujiko-museum51.jpg

我々は二人…チケットの絵柄が違うのですが、聞けば50種類もあるのだそうです!
kawasaki-fujiko-museum49.jpg

改札鋏で切符をパチンとしてもらうと、そこにはFの形が…
kawasaki-fujiko-museum50.jpg
kawasaki-fujiko-museum50-.jpg

Fキャラオールスターが出演する映画が終わると、スクリーンのあった所がすり抜け壁になり、そこから外へ。
kawasaki-fujiko-museum52.jpg

そこには、パーマン1号と2号が寝そべっています。
kawasaki-fujiko-museum53.jpg
kawasaki-fujiko-museum54.jpg

ミュージアムは3階建てですが、屋上部分は『はらっぱ』になっていまして、空き地にいるドラえもんと土管。
kawasaki-fujiko-museum58.jpg
kawasaki-fujiko-museum55.jpg
kawasaki-fujiko-museum56.jpg
kawasaki-fujiko-museum57.jpg

僕らも土管に入って…
kawasaki-fujiko-museum59.jpgkawasaki-fujiko-museum60.jpg

周りの茂みの中にも何かいますが、
kawasaki-fujiko-museum61.jpg
kawasaki-fujiko-museum62.jpg

おお・・・
kawasaki-fujiko-museum63.jpg

ベッカンコの神様!
kawasaki-fujiko-museum64.jpg
私のブログ内で書き込みが異様に多くてもうすぐ90に届こうとしている「ココ」「ジャングル黒べえ」の所を見て欲しいのですが、黒べえの熱狂的なファンの方がいろいろ書いてくれてまして…

ゆりさま、見てますかー!?ベッカンコの神様、黒べえ&赤べえと共にいましたよー!
kawasaki-fujiko-museum65.jpg

続いてどこでもドア、
kawasaki-fujiko-museum66.jpg
kawasaki-fujiko-museum67.jpg

その先に、ドラえもん&のび太を背中に乗せたピー助。
kawasaki-fujiko-museum116.jpg
kawasaki-fujiko-museum68.jpg

奥に見えるのは、「ドラえもん のび太の大魔境」の石像(頭部のみ)。
kawasaki-fujiko-museum69.jpg
kawasaki-fujiko-museum70.jpg

こちらのオバQのオブジェは、
kawasaki-fujiko-museum71.jpg

フレーム付きで撮影ポイントとなっています。
kawasaki-fujiko-museum72.jpg

しかし、実際にやってみると・・・ダメだ上手く撮れない。
kawasaki-fujiko-museum73.jpg

ピントを手前にしたらこうだし、
kawasaki-fujiko-museum74.jpg

私も撮ってもらいましたが、やはり無理!
kawasaki-fujiko-museum75.jpg

次は『きこりの泉』へ。
kawasaki-fujiko-museum93.jpg

おおーっ、あそこに見えるのは!?
kawasaki-fujiko-museum85.jpg

ジャジャジャ、ジャーン!
kawasaki-fujiko-museum87.jpg
kawasaki-fujiko-museum88.jpg
kawasaki-fujiko-museum89.jpg

このレバーを操作すると、"きれいなジャイアン"が登場するのです。
kawasaki-fujiko-museum86.jpg
kawasaki-fujiko-museum90.jpg

夜に見る、きれいなジャイアンも良かった…
kawasaki-fujiko-museum91.jpg
kawasaki-fujiko-museum92.jpg

自転車置場に、魔美の影。
kawasaki-fujiko-museum94.jpg

いよいよ次は、『ミュージアムカフェ』へ。
kawasaki-fujiko-museum95.jpg
kawasaki-fujiko-museum96.jpg

実は入るのに2時間以上かかりましたが、その間は他を回っていられたし、14時の回で入館して18時の閉館までしっかり滞在した我々なので平気でした。はい、入って注文。
kawasaki-fujiko-museum97.jpg
kawasaki-fujiko-museum98.jpg

ショーケース内に『スネ夫ヘアー チョコクレープ』と『アンキパン』が見えました。
kawasaki-fujiko-museum99.jpg

カフェラテかフレーバーミルクは、Fキャラの顔入りで…
kawasaki-fujiko-museum101.jpg
kawasaki-fujiko-museum102.jpg

飲み終った後も楽しめます。
kawasaki-fujiko-museum103.jpg
kawasaki-fujiko-museum104.jpg

さすがにビール(小瓶)は普通のアサヒでした。
kawasaki-fujiko-museum105.jpg

私の5番テーブルは「ウメ星デンカ」
kawasaki-fujiko-museum100.jpg

『四次元キッズプレート』!
kawasaki-fujiko-museum106.jpg

スプーンとフォークがこうで、
kawasaki-fujiko-museum107.jpg

ハムがどこでもドア。小さいアンキパンも付いてました。
kawasaki-fujiko-museum108.jpg

お皿。
kawasaki-fujiko-museum109.jpg

これはまた別のお皿。
kawasaki-fujiko-museum111.jpg

『ふわふわ卵のドリアもん』。
kawasaki-fujiko-museum110.jpg

オリジナルグッズいっぱいの、『ミュージアムショップ』。
kawasaki-fujiko-museum112.jpg

買物袋には、
kawasaki-fujiko-museum114.jpg
kawasaki-fujiko-museum113.jpg

ちゃんと「ジャングル黒べえ」もプリントされてました!
kawasaki-fujiko-museum115.jpg

『ま・た・き・て・ね・!』。はい、ま・た・き・ま・す・よ・!。
kawasaki-fujiko-museum117.jpg


今回街のオブジェも含めて観て回るにあたり、私が利用した駅は3駅。藤子・F・不二雄ミュージアムを中心にしたこれら3駅との間をウロウロしたのですが、まず最初に降りたのは小田急電鉄小田原線の"向ヶ丘遊園駅"でした。
kawasaki-mukogaoka-yuen1.jpg

駅内のこの案内でワクワクさせられたものです。
kawasaki-mukogaoka-yuen2.jpg

駅改札辺りにも、Fキャラいっぱいで!
kawasaki-mukogaoka-yuen3.jpg
kawasaki-mukogaoka-yuen4.jpg

小田急電鉄の他にJR南武線も乗り入れている"登戸駅"
kawasaki-noborito1.jpg
kawasaki-noborito2.jpg

駅は大きいのに、下車したら閑散とした田舎具合でした。むしろドヤ街みたいで、間違いなく最近の再開発で駅だけキレイになった土地ですね。
気になったお店は、駅から歩いてすぐの"居酒屋 源氏"。藤子・F・不二雄ミュージアムは既に観た後の帰り道だった事もあり、この怪しさにひかれて入店するか迷いましたが、女性連れだったのもあり断念しました。ちあみに、同じ建物で隣の入口にはフィリピンパブ"マカティ"…
kawasaki-noborito3.jpg

駅内にはどこでもドア、
kawasaki-noborito8.jpg

柱などもこんな感じで、
kawasaki-noborito4.jpg
kawasaki-noborito5.jpg
kawasaki-noborito6.jpgkawasaki-noborito7.jpg
kawasaki-noborito9.jpgkawasaki-noborito10.jpg

壁はこう。藤子・F・不二雄ミュージアムで町興しをしようという意志があるのは見て取れました。
kawasaki-noborito11.jpg

おおっ、エスカレーター部分の壁にも!
kawasaki-noborito12.jpg
kawasaki-noborito13.jpg

この駅の利用者はいいですねー。毎日Fキャラを見ながら昇降しているんだ。
kawasaki-noborito14.jpgkawasaki-noborito15.jpg

駅のホームにも。
kawasaki-noborito16.jpg
kawasaki-noborito17.jpg
kawasaki-noborito18.jpg
kawasaki-noborito19.jpg
kawasaki-noborito20.jpg

電車内にも。
kawasaki-noborito21.jpg
kawasaki-noborito22.jpg

最後に、JR南武線の"宿河原駅"
kawasaki-street81.jpg

ここは駅ではなく、駅前のローソンが凄かった!
藤子・F・不二雄ミュージアムとコラボレーションしている店舗"ローソン宿河原駅前店"ですよ!!
kawasaki-street60.jpg
kawasaki-street61.jpg
kawasaki-street62.jpg
kawasaki-street63.jpg
kawasaki-street64.jpg

ガラスにもFキャラが隠れてますが、
kawasaki-street65.jpg
kawasaki-street66.jpgkawasaki-street67.jpg

天井を飛ぶFキャラ!
kawasaki-street70.jpg
kawasaki-street68.jpg
kawasaki-street69.jpg
kawasaki-street71.jpg

それらの真下には影も付いている懲り様。
kawasaki-street72.jpg
kawasaki-street73.jpg

もちろん壁にも。
kawasaki-street74.jpgkawasaki-street75.jpg
kawasaki-street76.jpg
kawasaki-street77.jpg
kawasaki-street78.jpg

陳列されている商品も凄くて、日本一多く藤子・F・不二雄関連商品を扱っているローソンでしょう。
kawasaki-street79.jpg

いろんな所に貼ってあるので今回も何度か見つけた、このステッカー。
kawasaki-street80.jpg
川崎市は藤子不二雄の街だというのに、前回来た時はこんな小さなステッカーくらいしかなかったわけですが…ミュージアム効果で凄い変わり様でした。
ミュージアム周辺しか見ていないとはいえ、この盛り上がりをもっと加熱させていって欲しい。ただ何か足りないというか、一抹の淋しさを感じるのが、藤子・F・不二雄!藤子・F・不二雄!藤子・F・不二雄!ばかりで、同じ川崎市のF先生宅の隣に自宅を構えていた、藤子不二雄A先生の方やその作品が無視されているようにも感じてしまう事。この町興しに投資しているのは藤子プロ(藤子・F・不二雄プロ)だけなのでしょうが…

寂しいのでAキャラも少しだけ、載せておきましょう。別の土地ですが、サントリーが黒烏龍茶のCMで使っている「笑ゥせぇるすまん」より喪黒福造の看板と記念撮影。
warau-suntory.jpg

こちらはちょっと前の物ですが、「怪物くん」をモチーフにしたタワレコのタワレカード。
tower-recards.jpg
まぁこんなのも載せていったら、キリがないですね。

あと、川崎市といえばもちろん今年が生誕100年の岡本太郎の出身地で美術館などもあります。
kawasaki-street82.jpg

そちらもまたいつか回るとしますが、今夜は太陽の塔ケーキとの記念写真だけ載せましょう。
kawasaki-street83.jpg

今夜の最後は、以前友人から頂いた図書カードで。
fujiko-card.jpg
主要な藤子・F・不二雄キャラが勢ぞろいしている様にワクワクして、寝るとします。


  1. 2011/11/26(土) 23:00:00|
  2. 旅行・紀行・街
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

旅行・紀行・街(109) 東京都台東区 4 浅草、上野、秋葉原、鶯谷

今回は東京都台東区。数多くの観光名所がある当地を、また訪れました。私は東京都在住といっても23区西部なので、東側のこちらはあまり来ないし、だからこそ純粋に観光客の目線で楽しめます。

まずは浅草からで…やはり定番、"浅草寺"の雷門(正式名・風雷神門)。
asakusa111.jpg
asakusa112.jpg
asakusa113.jpg

雷門提灯の下にいる龍(ドラゴン)を拝み。
asakusa118.jpg

ずいずいと進んで、
asakusa114.jpg
asakusa115.jpg
asakusa116.jpgasakusa117.jpg

映画弁士塚です。映画におけるトーキー出現により、失われた文化の一つが弁士ですね。
asakusa132.jpg
そしてこれを建立したのは大蔵貢!彼の志したエロ・グロ路線には学ぶべき所が多くあります。

続いては、酉の市に行った時。
asakusa119.jpg
asakusa126.jpg

こんな日は参拝者が長蛇の列!
asakusa124.jpg
asakusa125.jpg

ここにある草鞋の大きさは圧巻です。
asakusa122.jpg
asakusa123.jpg

奥の提灯の下にも、ドラゴンがいます。
asakusa120.jpg
asakusa121.jpg

浅草寺でなく"浅草神社"の方でやってる例大祭、三社祭もいつか見てみたいものです。
小林紀晴の小説「写真学生」…を長浜敏海先生が漫画化した作品で知った祭りだったかな。ヤクザが多く参加しているので、刺青をした男達が神輿を担いでいるのだとか。
KOBAYASHI-NAGAHAMA-photo-student.jpg

商店街もブラブラ歩いていると、まだ建設中だった東京スカイツリーが見えました。
asakusa129.jpg

日本最古の遊園地とされる"浅草花やしき"は、大好きな東京ロードムービー「転々」のラスト近くを飾る大事なシーンでロケ地になっていたし気になっているのですが、未だ足を踏み入れた事がなく…
asakusa128.jpg

いつもいつも、外からBeeタワーを見るばかり。
asakusa130.jpgasakusa127.jpg

日本一古いバー…電気ブランと、あがた森魚さまがそれを歌った事で有名な"神谷バー"。いつも激混みなので最近行ってませんが。
asakusa131.jpg

近くの吾妻橋の向こうに見える、ウンコビル。
asakusa140.jpg

"すしざんまい"
asakusa-sushizanmai1.jpg
asakusa-sushizanmai2.jpg
asakusa-sushizanmai3.jpg
asakusa-sushizanmai4.jpg

"ホッピー通り"も浅草名物ですね。
昼間から営業している店が多くて嬉しいわけですが、中でも有名な"正ちゃん"
asakusa-syochan1.jpg

とんねるずの番組ですか?そういうのは見たこと無い私ですが、『きたなシュラン』なるモノで星三つ獲得したとかで騒がれてました。
asakusa-syochan2.jpg

牛煮込み、手場先煮。
asakusa-syochan3.jpg
asakusa-syochan4.jpg
asakusa-syochan5.jpg

夜になり、続いては…
asakusa139.jpg

"居酒屋 どん"
asakusa-don1.jpg

ここでも電気ブランがありまして、それとビール。
asakusa-don2.jpgasakusa-don3.jpg

もちろん煮込みなど。
asakusa-don6.jpgasakusa-don4.jpg

なかなか美味いゾ!
asakusa-don5.jpg

浅草のラーメン屋は全然知りませんが、〆の店を探して…"ら麺亭"へ。
asakusa-ramentei1.jpg

マーボーめん、
asakusa-ramentei3.jpg

わんたんめん。
asakusa-ramentei2.jpg

かっぱ橋道具街へ。
asakusa133.jpg
asakusa135.jpg
asakusa134.jpg
ここでも、隅田川の向こうに建つ東京スカイツリーが望めます。

ここのシンボル、かっぱ河太郎の像。
asakusa137.jpgasakusa138.jpg
↑左写真の足元、タイルにも注目です。

近くの台東区生涯学習センター内にある"池波正太郎記念文庫"にも寄りましたが、写真撮影禁止だったので紹介はしません。
asakusa141.jpg

おおっ、あんな所に巨大カブトムシが!
asakusa136.jpg

しかしこの手のカブトムシでは、こないだ新潟県三条市で見つけたヤツの方が『うりゃ』の文字と共にインパクト強かった。
sanjo1.jpg
sanjo2.jpg
sanjo4.jpgsanjo3.jpg
巨大カブトムシといえば、まず江戸川乱歩のお馬鹿小説「鉄塔の怪人」を思い出すわけですけどね。

次は浅草橋まで移動。この駅はここのためにしか下車しません…おなじみの"西口やきとん"
asakusabashi35.jpg
asakusabashi36.jpgasakusabashi37.jpg
asakusabashi40.jpgasakusabashi38.jpgasakusabashi39.jpg
asakusabashi41.jpgasakusabashi42.jpgasakusabashi43.jpg

もう一杯だけ!とちょっと寄ってみた"みかみ"
asakusabashi45.jpgasakusabashi44.jpg
asakusabashi46.jpgasakusabashi47.jpgasakusabashi48.jpg

続いては、北関東や東北地方からの玄関口・上野駅へ。
ueno49.jpg
ueno50.jpg

駅構内の"らーめん 粋家"。SUICAに合わせてか、これで『すいか』と読みます。
ueno81.jpg
ueno82.jpg

同じく駅構内で、"喜多そば"
ueno83.jpg
ueno84.jpg

上野駅を降りてみると…上野恩賜公園方面にあったはずの建物が取り壊されていて、西郷隆盛像がいきなり見える!
ueno51.jpg
ueno52.jpg

はい定番、その西郷どんと記念撮影です。梶原一騎原作、辻なおき作画による名作漫画「タイガーマスク」でも、主人公である男の中の男…伊達直人は苦悩しながらこの西郷どんに会いに来た。
ueno53.jpg
ueno54.jpg
ueno56.jpgueno55.jpg

他にも上野恩賜公園内の見所は多数ありますが、まず上野大仏と仏塔(パゴダ)、
ueno57.jpg
ueno58.jpg

小松宮親王像、
ueno78.jpg

国立西洋美術館、
ueno77.jpg

五重の搭、
ueno-zoo155.jpg

そして何といっても"恩賜上野動物園"
ueno-zoo73.jpg

今回は南国より来たる、この娘の到着を待って…
ueno80.jpg

入園。
ueno-zoo71.jpgueno-zoo72.jpg
今更アップしてますが、チケットを見ると訪れたのは昨年の3月。

この時は本物のパンダがいない時期でした。パンダには興味無い私としては、その方が空いてて良いのです。
ueno-zoo74.jpg

2010年は寅年でした!
ueno-zoo78.jpg

さて、どいつから見ようか…
ueno-zoo107.jpg
ueno-zoo108.jpg
ueno-zoo109.jpg

強い獣に憧れる私としてはまずライオン、
ueno-zoo79.jpg
ueno-zoo80.jpg
ueno-zoo81.jpg

虎、
ueno-zoo83.jpg
ueno-zoo82.jpg

ゴリラ、
ueno-zoo84.jpg
ueno-zoo85.jpg
ueno-zoo86.jpg

ゴリラの顔ハメ。
ueno-zoo87.jpg
ueno-zoo88.jpg
ueno-zoo89.jpg

オオカミ、
ueno-zoo91.jpg

シロクマ、
ueno-zoo96.jpg

ニホンツキノワグマ、
ueno-zoo97.jpg
ueno-zoo98.jpg

ゾウ、
ueno-zoo99.jpg
ueno-zoo100.jpg
ueno-zoo101.jpg
ueno-zoo102.jpg

サル、
ueno-zoo103.jpg
ueno-zoo104.jpg

カバも、愚鈍そうに見えて実は獰猛で力も強いという、その生き方が素晴らしいと思う。アフリカで人間を最も多く殺す野生動物は、カバなんです!
ueno-zoo145.jpg
ueno-zoo146.jpg
ueno-zoo147.jpg

この娘は上京する前に謎の暗号絵を描いた葉書を送ってくれましたが、そこにいるアカショウビン…
ueno-zoo75.jpg
ueno-zoo76.jpgueno-zoo77.jpg

そう、君の故郷に多くいる鳥、『火の鳥』の異名を持つアカショウビンだよ。
ueno-zoo90.jpg

ペンギン、
ueno-zoo92.jpgueno-zoo93.jpg
ueno-zoo94.jpgueno-zoo95.jpg

その他、
ueno-zoo105.jpg
ueno-zoo106.jpg

この日は動物より、人間の女の子を見るのに夢中になっていた私。
ueno-zoo110.jpg
ueno-zoo111.jpg
ueno-zoo112.jpgueno-zoo113.jpg
ueno-zoo114.jpgueno-zoo151.jpg

次はモノレールで動物園内を移動。
ueno-zoo115.jpg
ueno-zoo116.jpg
ueno-zoo117.jpg
ueno-zoo119.jpg
ueno-zoo118.jpg
ueno-zoo120.jpg
ueno-zoo121.jpg

不忍池辺りでは動物園内においても自由な鳥・カラス。ブランドン・リー主演映画の「ザ・クロウ 飛翔伝説」を愛する者として、この鳥と友達になり。
ueno-zoo122.jpg
ueno-zoo123.jpg
ueno-zoo124.jpg

猛獣好きには退屈なコーナーでもありますが、こども動物園へ。
ueno-zoo125.jpg

マス大山が叩き折った、牛の角。
ueno-zoo126.jpg
ueno-zoo127.jpg

山羊さん、羊さん、
ueno-zoo128.jpg
ueno-zoo129.jpgueno-zoo130.jpg
ueno-zoo131.jpg
ueno-zoo132.jpg

ハリネズミは好き。
ueno-zoo133.jpg
ueno-zoo134.jpgueno-zoo135.jpg
ueno-zoo136.jpgueno-zoo137.jpg

ハシビロコウだ!!
ueno-zoo142.jpg
ueno-zoo143.jpg

ピンク・フラミンゴ、その他…
ueno-zoo141.jpg
ueno-zoo140.jpg
ueno-zoo138.jpg
ueno-zoo139.jpg
ueno-zoo144.jpg

最後に問題ですが、コレは何という生物だか分かりますか!?
ueno-zoo150.jpg
ueno-zoo148.jpg
ueno-zoo149.jpg

カワイ子ちゃんが寝ちゃったので、動物園は出ますか。
ueno-zoo152.jpg
ueno-zoo153.jpg
ueno-zoo154.jpg

上野動物園に行くとついでに必ず食べているのが"桜木亭"の…
ueno61.jpg

ラスポテト!
ueno62.jpg
ueno63.jpg

今回はパンダ焼きも。
ueno64.jpg

次に、アメ横へも行きましょう。
ueno65.jpg

おっ、パンダの自販機…いや、台東くんです。
ueno76.jpg

パンダの旗。
ueno85.jpg

まだあったゾ、『くつ¥40から』の店。
ueno66.jpg
ueno67.jpg

アメ横入口にある"つるや"は昔から気になっているのに、まだ未入店。
ueno87.jpg

"亜麺坊"へ入店し、
ueno-amenbo1.jpg

生ビールと餃子、
ueno-amenbo2.jpgueno-amenbo3.jpg

豚骨ラーメン、
ueno-amenbo4.jpg

激辛の、マーラーホーゴー麺。
ueno-amenbo5.jpg

アメ横には美味い海鮮丼屋さんがたくさんあり何度も行っているのですが、今回は"みなとや"へ。
ueno86.jpg
そして一番豪華なのを食べたものの、その写真が見つからない!間違えて消しちゃったかな…

"お好み焼き ちさと"
ueno-chisato1.jpgueno-chisato6.jpg
ueno-chisato4.jpgueno-chisato5.jpgueno-chisato7.jpg

彼はここ、アメ横で購入したBRUCE LEEのTシャツを着ています。
ueno-chisato2.jpgueno-chisato3.jpg

小腹が空いたら、"南ちゃん"でたこせんを。
ueno59.jpg
ueno60.jpg

老舗もつ焼き店の、"大統領"
ueno-president1.jpg

昼間から呑んだくれてる酔っ払いに優しい、良い店です。
ueno-president2.jpg
ueno-president3.jpgueno-president4.jpgueno-president5.jpg
ueno-president6.jpgueno-president7.jpgueno-president8.jpg
ueno-president9.jpgueno-president10.jpgueno-president11.jpg

"韓国居酒屋 宝ばこ"
ueno68.jpg

この日は昼から飲むビールが美味かった。
ueno69.jpg
ueno70.jpg

定番の韓国料理を次々と頼みましたが、
ueno71.jpg
ueno72.jpg
ueno74.jpg
ueno75.jpg

特にお薦めはサムゲタン(蔘鷄湯)…の、鶏を半分にしたパンゲタン(半鶏湯)かな。
ueno73.jpg

ちなみに上野には"東上野コリアンタウン"と呼ばれる一帯もありますが、まだここら辺の店には入った事がありません。
ueno79.jpg

アメ横を歩いてると到着する御徒町では、ディスカウントショップの老舗"多慶屋"が乱立していますね。
ueno.jpg

何をやってんだか、御徒町まで来て"日高屋"へ入った私…
okachimachi-hidakaya1.jpg
okachimachi-hidakaya2.jpg

"万豚記"は店の雰囲気が良く、
ueno-wanzhuzi1.jpg
ueno-wanzhuzi2.jpg
ueno-wanzhuzi3.jpg
ueno-wanzhuzi4.jpgueno-wanzhuzi5.jpg

レーベンブロイ(Löwenbräu)呑んで、
ueno-wanzhuzi6.jpg

円盤餃子、
ueno-wanzhuzi7.jpg

手羽先揚げ、
ueno-wanzhuzi8.jpg
 
…と楽しめる好きな店だったのですが、今は"ちょもらんま"になっています!
ueno-chomolungma1.jpg
他の土地でも万豚記→ちょもらんまのパターンが多いようなので、同じ会社が経営しているんですかね。ただ、ちょもらんまだと今やうちの近所(杉並区高円寺)にもありますよ。

それはそれで、ここでも食べましたが…黒ごま担々麺を。
ueno-chomolungma2.jpg
ueno-chomolungma3.jpg

そのまま進んで、御徒町~秋葉原間のJR高架下にオープンした"2k540 AKI-OKA ARTISAN"。前は焼肉バイキングのあった場所ですが、ここが若いクリエイター達によるお店を密集させたオシャレ空間に生まれ変わりました。
akihabara18.jpg
akihabara19.jpg

飲食店は少ないのですが、ここは"やなか珈琲"
akihabara20.jpg
akihabara21.jpg

"Cafe ASAN"
akihabara-cafe-asan1.jpg
akihabara-cafe-asan2.jpg

テイクアウトコーナーもありますが、
akihabara-cafe-asan3.jpg

店内はこんな感じで、ハンモックとiPad使い放題!
akihabara-cafe-asan4.jpg
akihabara-cafe-asan5.jpg
akihabara-cafe-asan6.jpgakihabara-cafe-asan7.jpg
akihabara-cafe-asan9.jpgakihabara-cafe-asan8.jpg
岡山の地ビール・独歩を置いていたのもポイント高い。独歩ビール、そして愚地独歩は私の好きなモノの一つと言えるでしょう。

イベントなどもやっているようだし、スペースを広げる予定もあるようで、今後も要注意かもしれません。
akihabara22.jpg

秋葉原は今まで千代田区の時にも紹介してたのですが、台東区とまたがっているために私にはどの辺りがどっちなのか分かりません。まぁどっちでもいいでしょう。
アキバ(AKIBA)でラーメンはあまり食べませんが、この前行ったのは"だるまのめ"
akihabara-darumanome1.jpg
akihabara-darumanome2.jpg

『史上最辛!!』を名乗る、激辛スタミナ麺、
akihabara-darumanome3.jpg
akihabara-darumanome4.jpg

特注極太麺使用の、魚介つけ麺。
akihabara-darumanome5.jpg

店内には森下悠里のサイン色紙。彼女もここに来たのか…
akihabara-darumanome6.jpg

たまに寄る"元祖寿司"
akihabara-ganso1.jpg
akihabara-ganso2.jpgakihabara-ganso3.jpg
akihabara-ganso4.jpgakihabara-ganso5.jpgakihabara-ganso6.jpg

世界でもてはやされるアキバ系というか萌え系というか、それらには全然興味を持てない私は秋葉原に来ても大抵はブックオフとまんだらけ(ヴィンテージ本コーナーのみ)だけを覗いて立ち去るのですが、ライヴハウスも何件かありますね。

この時に行ったのは"秋葉原CLUB GOODMAN"で、
akihabara-club-goodman1.jpg
akihabara-club-goodman2.jpgakihabara-club-goodman6.jpg

ビールを呑みながら聴いたのは…
akihabara-club-goodman3.jpg
akihabara-club-goodman4.jpg
akihabara-club-goodman5.jpg

病んシャキッ!
akihabara-club-goodman7.jpg
akihabara-club-goodman8.jpg
akihabara-club-goodman9.jpg

エツシホシノ
akihabara-club-goodman10.jpg
akihabara-club-goodman11.jpg

照井創。
akihabara-club-goodman12.jpg
(浅川マキのカバーで「少年」も歌ってくれました!)

続いて、初めての鶯谷です。この駅が山手線の中で、1日平均乗車人員が最も少いのだとか。
uguisudani1.jpg
uguisudani2.jpg
uguisudani3.jpg

駅近くの"ささのや"で昼間から軽く呑んで、
uguisudani4.jpg
uguisudani5.jpguguisudani6.jpguguisudani7.jpg

そもそも鶯谷に行く目的だったうどん屋、"天下一"へ…しかし、休み!(休憩中か)
uguisudani8.jpg

失意の私でしたが、せっかくなので鶯谷を散歩してみますか。
uguisudani9.jpg
uguisudani10.jpg

怪しい小さな路地が多いのは良いのですが、私の好きな古本屋などは見当たらず…というか風俗店と、
uguisudani11.jpg

おびただしい数のラブホテルばかりじゃないですか!そういえば東陽片岡先生が単行本「ほどよい男たちのバラード」(秋田書店刊)収録の『夜のうぐいす谷』でここを舞台にした作品を描いていますが、ホテトルおばさんの話でした。
uguisudani12.jpg

ラブホテル街の真ん中に神社を見つけ、ちゃんと信心深い者達もいるのだとホッとしたわけですが…
uguisudani13.jpg
後で聞いたら、これから行為を致す男女の待ち合わせ場所としてこの神社が機能しているのだとか!もはやこの日本には、私のように禁欲を貫きながら悟りを目指す人間は絶滅したのでしょうか!?

"信濃路"でそばとラーメンを喰って、泣きながら帰りました。
uguisudani14.jpg
uguisudani15.jpguguisudani16.jpg

今夜の最後に、久々に有名な東京の下町・谷根千(谷中・根津・千駄木の総称)辺りを訪れてみましょう。
・・・・・・・・で、いろいろ行ったんですよ。あそこら辺へ行くと寄る谷中の喫茶店"乱歩"で写真も何枚も撮ったし、古本屋を回り、"谷中霊園"で色川武大や高橋お伝らの墓碑を探し、川端康成や夏目漱石に縁のある地を探索し…もちろんラーメン食べたり、いつも通り観光していたのですが、何と半日分の写真データが消えてしまいました!!カメラの故障、というより私の操作ミスか!?とにかく消えていたのです(泣)
つのだじろう先生の「真夜中のラヴ・レター」ではここら辺が墓の多い所だとしてある心霊現象も紹介されていましたが、これもまさか霊障じゃないでしょうね!?
何だかもう大きな虚脱感で苦しくなりましたが、考えてみればブログに記録を残す前に、私の体が楽しむ事が重要なはず。自分だけの記憶に残ればそれでいいと、無理にでも納得する事にしましょう。

残る写真は、その消去事故後に改めて撮った数枚だけなので、夜近くなってますが…
谷中銀座商店街辺りをぶらつきまして、
yanesen5.jpg
yanesen4.jpg
yanesen6.jpg
yanesen12.jpg

"肉のサトー"で谷中メンチや、
yanesen7.jpg
yanesen8.jpg
yanesen9.jpg

"いちふじ"の揚げ物を食べました。
yanesen10.jpg
yanesen11.jpg
谷中は小杉健治の短編ミステリー「骨董屋の女」の舞台だったりしますが、あとは水木しげる先生の「ゲゲゲの鬼太郎」!それもあの傑作長編『鬼太郎夜話』で鬼太郎たちの住居として谷中初音町が登場しましたね。階下に住む"ねこや"の寝子さん可愛かったな~。
(同作中なのに、後半手紙が届くシーンでは調布市富士見町と住所標記されちゃっていましたが)

谷中の三崎坂を下ると、ここは文京区ですが江戸川乱歩の「D坂の殺人事件」、明智小五郎探偵が初登場したあのD坂のモデルになった団子坂の交差点ですよ!一つの坂の途中で文京区に入り、名称も団子坂に変わるのです。
yanesen1.jpg
yanesen2.jpg
yanesen3.jpg

こちらの写真のすぐそば、『夕やけだんだん』あたりは今度は荒川区に入るみたいですね。
ああ、それより正直まだ写真が消去されたショックから立ち直れていませんが、消えた所にもまた改めて行こうと思います。
yanesen13.jpg


  1. 2011/11/18(金) 23:36:23|
  2. 旅行・紀行・街
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2

劇画(137) 上村一夫 19 「街の灯」

今夜は上村一夫先生の「街の灯」(リイド社刊)です。
KAMIMURA-city-lights-sp.jpg
上村一夫先生がリイド社のSPコミックスから出した唯一の単行本で、1979年の発行。
初出はコミック野郎で、1977年の創刊号から翌年まで…って、そんな雑誌はすぐに廃刊となったのでしょうが、古本屋などでも一度も見かけた事がありません。雑誌掲載時の姿や、どんな漫画家が同時に描いていたのかも気になる所ですが。とにかくそのコミック野郎で発表された『街の灯シリーズ』5編と、リイドコミックなどで発表の3編を合わせた単行本になっています。

上村一夫先生といえば同性愛や近親相姦に強姦などアブノーマルな愛の形、それに殺人や狂人…など、スキャンダラスな内容を描く劇画家!というようにを認識している方も多いかもしれませんが、タブー描写は控え目にした自然主義の私漫画・心境漫画といった作品でも傑作を描いてまして、これもそちらの部類。
「街の灯」といってもチャールズ・チャップリンの超名作映画とは関係なく、酒場の女などを主人公にして独立した物語を集めた短編集です。

共通点は、やはり酒場が舞台とか夜の女とかになるのでしょうが、何故か1話目の「たまご舟」で昭和23年の福井地震を、3話目の「夏忌」で大正12年の関東大震災をと、何故か日本災害史上最大級の被害を出した震災が扱われています。今年(平成23年)の東日本大震災も、今後様々な人に描かれていくのでしょうね。
一つだけ男が主人公の「消し壷」は雪国の石川県が故郷の予備校生が、また一日誰とも話さずに終わる生活と、過去のある体験が描かれる異色作ですが、これはかなり好き。
派手さは少ないながら…やっぱり男女の情念が渦巻き、しみじみと詩情の余韻を楽しめるこの単行本は、年に一回くらいは開いてしまいます。

2003年になって、ワイズ出版から突如復刻された事がありました。
KAMIMURA-city-lights-ys.jpg
A5版と大きくなったのでこの凄まじく上手い絵がより楽しめて、また表紙が3話目で登場する好きな絵だったのもあり即買ったのを覚えています。


愛することに肉体なんて必要じゃないわ……
あたしが欲しいのはあなたの精神(こころ)………
あなたのこころだけが 今のあたしのすべてなの……



  1. 2011/11/16(水) 23:24:57|
  2. 劇画
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

劇画(136) さそうあきら 1 花村萬月 1 「犬・犬・犬(ドッグ・ドッグ・ドッグ)」

今回紹介するさそうあきら先生は、1961年生まれで手塚治虫先生と同じ兵庫県宝塚市出身。しかも漫画との出会いはインドで生活していた小学校時代の「巨人の星」及び「タイガーマスク」だというから、梶原一騎漫画の子孫でもあります。作風には、手塚先生や梶原先生の直接的な影響は全く見られませんが。

代表作の「神童」「トトの世界」「コドモのコドモ」「マエストロ」など、どれも好きで読んできた作品ですが…
今夜は花村萬月原作による「犬・犬・犬(ドッグ・ドッグ・ドッグ)」(小学館刊)です。
SASO-HANAMURA-dog-dog-dog1-2.jpg
初出はビックコミックスペリオールにて2000年から翌年まで連載されたもので、単行本は全5巻。

原作者の花村萬月先生についても簡単に触れておくと、「ブルース」「ジャンゴ」「皆月」「ゲルマニウムの夜」などを書いた小説家で、映画化作品も多くあるので本人の風貌(スキンヘッド)と共に有名です。
そんな売れっ子作家が漫画の原作だけのために書き下ろしたのが「犬・犬・犬(ドッグ・ドッグ・ドッグ)」なので、普段は漫画を読まない花村ファンも必読でしょう。
特に私の好きな作品でもある「笑う山崎」。セックス、ドラッグ、バイオレンス溢れるあのハードボイルド小説の世界と通じるものがあり、同じような事を言う人や似た場面も出てきます。

舞台となるのは京都。その古い街並みを流れる川に、グロテスクな犬の死体が流れていて、それを追って石を投げつける子供がいて…このゆっくりとしたオープニングで既に名作の匂いがしますね。
主人公は伊達賢。"九条金属"という町工場に勤める美少年プロレタリアなのですが、彼は感情が麻痺してる賢ちゃんだからマヒケンと呼ばれていて、何か可愛いそのネーミングとはうらはらにヤクザにも恐れられ・毛嫌いされているアウトローでした。
物置に閉じ込められて育った彼は小学生時代に両親を殺したその家(現在はゴミ屋敷)に心が囚われている事など、過去の因縁が段々と分かってきますが、まずは眉ひとつ動かさず、証拠を残さずに人を殺すマヒケンの姿を見る事になります。ヤバい殺人や拷問なんかの描写が多々ありますので、それらが好きな人にはたまらないでしょう。
バイクで転んで擦りむけた自分の腕の皮(肉もか?)を通りがかりの野犬に喰わせてやる、といったストーリーと直接関係ない部分でも印象深いシーンが多いですね。ヤクザの指詰め場面とか、単純に勉強になる雑学も多い。

そのマヒケンが、工場に入ってきた画家崩れのオジサン・宮下道男と関わり、絵を習い始める事で変わり始める…が!
他にマヒケンの愛人みたいなのが、過去に故郷の貧しい漁村で弟の正治と近親相姦を繰り返していた高級ソープ"エヴァ"のNo.1・佐和子。殺人を犯しての刑務所帰りでチビの鳥井、それに綾佑会天羽組のヤクザ連中が関わりながら物語は進みます。

SASO-HANAMURA-dog-dog-dog3-4.jpg

マヒケンと鳥井。親友のようになった二人ですが、平然と犯した女を殺して野犬に食わせるマヒケンの姿を見て、自分が地球の中心だと思っていた鳥井は自らの身の丈を知り、綾佑会天羽組でお世話になる事になりました。
ここの暴力団組長はいろいろ教訓めいた事を言うのですが、鳥井に対しては背が低い事で天下を取る才能があると言います。背丈が高ければ開けていたのは、ごくつまらない人生だとも。

『太閤秀吉、ナポレオン、ヒトラー。背の低い奴ばかりやで。
 鳥井君は、ほな、何が欲しいねん。金か土地か。そんなもんクズの財産やで。
 金は稼げばええ。土地は稼いだ金で買えばええ。
 そやけどな、鳥井君に足りない背丈だけは 誰も買われへん。
 人の財産の中でいちばんの財産は、劣等感や!』


というこのセリフは同感だし、胸に響きます。
この部分で鳥井の背丈ではマズイ事になったのか、当初の鳥井はかなりチビではあったものの普通にいるレベルでした。それが後半、もうフリークスというレベルの小人になっています。
これは「あしたのジョー」における力石徹の大きさのように、原作者と作画者の間で意志の疎通不足だった故の失敗でしょうか。しかも力石の場合はそのためにあの減量エピソードが生まれましたが、鳥井は唐突に背が縮みましたよ!

SASO-HANAMURA-dog-dog-dog5.jpg

マヒケンと道男、佐和子の三角関係に、鳥井に下されたある殺しの命令。行き着く所はどこか。
暴行、レイプ、リンチ、殺人などの暴力描写に溢れる中に思想を絡ませている、これは正に花村萬月の世界でしょうが、さそうあきら先生の下手な絵が時にアートのような表現もするし、独特のけだるさを持って進みます。

善とは?悪とは?マヒケンの持つ圧倒的な虚無の前にそれらは意味があるのか!?
この物語が、誰もが喜ぶハッピーエンドになどなるわけもなく…これを面白いと言っていいのかも分からないのですが、初めて読んだ時から心に強いインパクトを残している、私の殿堂入り作品ではあります。


あいつは麻痺しとる賢ちゃんという生き物で、人やない。絶対関わるな。
マヒケンは気に食わんかったら何でもする。ホンマもんのゴンタロウや。



  1. 2011/11/13(日) 23:23:43|
  2. 劇画
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2

劇画(135) 井上三太 1 「トーキョー・トライブ」(TOKYO TRIBE)

先日の松本大洋先生に続き、今夜はその従兄弟である井上三太先生です。
1968年生まれで、子供時代をフランスのパリで過ごした方。とはいえあちらのBD(バンド・デシネ)ではなく、日本の漫画の影響を受けているのですが、外国人のように日本漫画に憧れる視線を持てていたのかもしれません。松本大洋先生とは似ても似つかない作風ですが、やはりこちらもオリジナリティの強い天才漫画家。
画力よりも圧倒的なセンスを押し出し、スクリーントーンを多用した効果など独特の物がありまして、漫画読者の中からオシャレ層を開拓して服や玩具の販売で自身のブランドまで持っていますね。

いくつもの名作の中から今回紹介するのは「トーキョー・トライブ(TOKYO TRIBE)」(JICC出版局刊)。
INOUE-tokyo-tribe.jpg
全編描き下ろしにて1993年に上梓された全1巻の単行本です。

まだ10代半ばを過ぎた頃だった私は、帯文にある90年代トーキョー版「時計じかけのオレンジ」の文字を見つけて買った覚えがあります。
「時計じかけのオレンジ」に関しては当時こんなに凄い映画があったのかと驚いて(もちろんブルース・リー映画以外での話)、何度も観直したり他のスタンリー・キューブリック(Stanley Kubrick)監督作品を片っ端から探して観たりしていた思い出も甦ってきました。
読んですぐにお気に入りにもなりましたが、とはいえ…「トーキョー・トライブ」自体は同映画とは何の関係もなく似てもなく、ただ退廃した若者達と暴力を描いている辺りで共通点があったから書かれただけの宣伝文だったのだと思います。
でも、おかげで井上三太先生と早くから出会えた事は感謝したいですね。何故ならこの当時はまだマイナーな存在で電気グルーヴ「俺のカラダの筋肉はどれをとっても機械だぜ」(宝島社刊)に寄稿していたバカな短編くらいしか知らなかったし、この「トーキョー・トライブ」『TTシリーズ』と呼ばれてライフワークになり、大ヒット作「TOKYO TRIBE2」や現在も連載中の「TOKYO TRIBE3」を始め、数々のアザーストーリーまで描かれる事になるほどの重要シリーズの幕開けであったなどと想像出来るわけもなかったのですから!

物語はトーキョーを舞台に、シヴヤの"SARU"対シンヂュクの"HANDS"というチーマー(ギャング?)同士の抗争や生活を中心として描かれています。
主人公はSARUの保手浜渚で、出会ったフジヲという女とのラブシーン…鎌倉大仏の前で見開きページのキスシーンなんかもありますが、仲間がエスカレートして殺人をしてしまった時から運命が変わる。
敵対するHANDSのリーダー・は家出少女を無理矢理犯したあげくに髪を刈り、さらに乳首を切って笑い飛ばす、といった極悪非道の変態男。
『オレはだれだ? オマエはだれだ?』の言葉を多用しながら進む48時間の構成が素晴らしく、彼らの狂気に満ちた過激な生き様は最終的にシヴヤ全体を巻き込んだ暴動にまで発展します。

単行本の巻末に活字で長々と載っている『TOKYO TRIBE/製作ノート』によれば、登場人物が絡む殺人事件などは実在した陰惨な事件…女子高生監禁殺人事件などから強く触発されて描かれたそうですが、特に私が好きなのは明らかに当時話題になっていた統一教会がモデルだと思われる新興宗教団体"大日本手淫党"
彼らが冒頭にシブヤの街中で演説して言う事は、

『国民の皆様、我々は 大日本手淫党であります
 手淫こそ 神があたえたユートピアです! セックスはエイズという悪魔に犯されました!
 手淫 自慰 自涜 マスターベーション センズリ オナニー
 なぜひとつの行為にこれだけの言葉があるのでしょう?
 それは神があたえた行為だからです。さあ迷える子羊よ ときはなたれるがよい!』


という物で、街宣車の上には全裸の女が!というシチュエーションです。物語の後半には『合同手淫式』なるものをやろうとしているし…
チーマー同士の抗争などを見るならはるかに深くエキサイティングに発展している「TOKYO TRIBE2」を読んでもらえば良いし圧倒的に面白いのですが、この大日本手淫党が素晴らしすぎるために人に薦めたくなる「トーキョー・トライブ」第一作目なのでした。


オレがだれだか知ってるのかッ!!
オレがだれだか知ってるのかッ おいっコラッ
いってみろ



  1. 2011/11/08(火) 23:45:05|
  2. 劇画
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

劇画(134) 松本大洋 1 「ピンポン」

今回は松本大洋先生。1967年生まれの東京都出身で、20歳で漫画家デビュー。
代表作に「ZERO」「花男」「鉄コン筋クリート」「ナンバーファイブ 吾」「竹光侍」などで、同業の井上三太先生が従兄弟で冬野さほ先生はアシスタントかつ嫁さんで…まぁここまで革命的な天才漫画家を、今まで全く触れてこなかった私が今更、という感じなのでサッと紹介しますが、今回紹介するのは特に好きな作品で卓球漫画の金字塔…
「ピンポン」(小学館刊)です。
MATSUMOTO-pingpong1-2.jpg
初出は1996年から翌年までのビッグコミックスピリッツで、単行本は全5巻。実写映画化もしたので、松本大洋作品の中でも特に有名ですね。

フリーハンドで描かれる絵柄は作品ごとで大きく変わっていますが、どれも個性が強くてコマ割りや背景の細かい部分まで神経が行き届いてて、芸術的。いや芸術なんて言葉を使うととたんに難しそうとかつまらなそうとか思われそうですが、あくまで松本大洋先生はエンターテイナー…もっと言えばこの「ピンポン」はバトル漫画のような要素も強く、圧倒的に楽しいのです。

神奈川県藤沢市(江の島など出てきます)の高校を舞台に、様々なスタンスで卓球をやる奴らを描いてます。
主人公は"片瀬高校"の卓球部員であり幼馴染の二人。ペコ(星野裕)はラケットがペンホルダーの速攻型で、スマイル(月本誠)はシェークハンドのカットマン。性格も正反対です。
当初一年生の二人は卓球の才能に恵まれているものの名門校ではない片瀬高校で適当にプレイしていて、少年時代から町の卓球場"タムラ"に出入りして素人と賭け卓球しているペコと、凄い才能を持っているのにペコの背中に隠れているのがスマイル。

二人で中国から雇われたチャイナこと孔文革(コン・ウエンガ)選手のいる"辻堂学院高校"へ遊び半分の偵察に出かけ、明るく自信家のペコが対戦しちゃいますが、スコンクで敗北して泣かされます!
この前から作者は少しずつスマイルの方が才能は桁違いに高いと知らしめる演出をしており、やがてかつては"バタフライジョー"と呼ばれた卓球部顧問の小泉先生が、やる気の無いスマイル(『卓球は暇つぶし』と豪語する)を卓球に打ち込ませる…
あ、物語とは関係無いけど後でチャイナの練習を見ていたギャラリーが、『だってお前ブルース・リー好きじゃん』というセリフがあって個人的に嬉しいですね。
それから部員はスキンヘッド集団で全国屈指の名門高校"海王学園高校"…特に強すぎるドラゴンこと風間竜一らも登場して、インターハイ県予選が開幕。

この時一年生のペコとスマイルは共に順当な所で強敵に負けてしまいましたが、ここでふてくされて落ちていくペコはラケットを捨て、一方でついに目覚めて圧倒的な力を身につけていくスマイルと…差が付いていきます。
落ちていくのはもう一人、サブキャラながらこの二人とは幼なじみの卓球仲間で海王学園高校のレギュラーにまでなったアクマこと佐久間学。努力の虫ながら主人公らのように『才能』がなかった人間として対照的に描かれていきます。
あ、物語とは関係無いけどヤケになって佐久間がケンカする相手が直前に『ほいでさァ、ブルースリーの死因には多説あってね……』と話していて、これまた個人的に嬉しいですね。

MATSUMOTO-pingpong3-4.jpg

さて物語はこれからです。
かいつまんで書けば、負けて落ちて逃げていたペコが佐久間に説得されて再び発起し、タムラのオババやその息子・道夫から特訓を受けて"ヒーロー"として立ち上がる…

それから始まる、ペコとスマイルが二年生の年のインターハイ県予選こそがこの作品「ピンポン」のメイン!
ペコは一回戦でチャイナと当たりましたが、かつてスコンクで負けた時とのペコとはもはや別人であり、見事に勝利。中国で落ちこぼれて日本での再起を狙ったチャイナは悲しい結果に終わりました…他にアクマやさらなる脇役も含め、悲しい敗者の心情や人生をも大事に描くのは松本大洋節と言えるし、彼らも非常に重要なキャラではありました。
スマイルの方も海王学園高校の副将・真田を2回戦で破り、そのままサイボーグのような強さで決勝進出。

ちなみに小学生時代は卓球部に所属していた私、当時は卓球といえばオタクでもやれるスポーツで…暗くてダサいイメージでしたが、何事もとらえる側の感性次第だったんですよね。単行本の帯にある
『274cmをとびかう140km/h 地上最速の球技、卓球!!』
のコピーを見て、「ピンポン」以後は卓球に憧れる少年少女が増えたかもしれません。いや、子供が読む漫画ではないからダメか。

MATSUMOTO-pingpong5.jpg
最終巻でようやくペコが表紙に来ました。

スマイルと決勝で対戦する者を決める準決勝は、『ペコVSドラゴン』の黄金カード。
ド迫力で迫り、躍動する高速球の表現…何というコマ割り!初めて読んだ時は漫画の進化を感じて感動し、松本大洋先生の才能に感謝したものでした。
試合展開の方でも、どうすれば盛り上るが計算し尽くされていますね。

この試合の勝者はスマイルとの決勝戦を迎えて、激戦はクライマックスへ。
…で、これは書いちゃうと十数話に渡って描いてきたインターハイ県予選は、最後から2話目の時点でもまだ途中でしたが、最終話はそれから5年後に飛びます!
そこであの決勝、そしてあれからどうなったのかが一気に判明する展開。何だか勿体無いような気もしますが、これがクールなのです。人気があるからとダラダラ長く続ける作品とは種類が違う名作なのだと分からせてくれます。物語の幕引きまで、完璧か。
常に描かれてきたペコとスマイルの関係について…これはいかにも頭の良い人たちが人間の精神、気質、魂などを絡めてもっともな事を語っていそうですが、私には似合わないのでやめておきましょう。


全身の細胞が狂喜している。加速せよ、と命じている。加速せよっ…加速せよっ…!!
目には映らない物、耳では聞こえない音、集中力が外界を遮断する。
膨張する速度は静止に近い。奴は当然のように急速な成長を遂げる。反射する頭脳、瞬発する肉体…
しだいに引き離されてゆく…徐々に置いてゆかれる感覚。優劣は明確。しかし、焦りはない。
全力で打球している。全力で反応している。怯える暇などない。
怯える必要など……



  1. 2011/11/03(木) 23:14:54|
  2. 劇画
  3. | トラックバック:1
  4. | コメント:0

プロフィール

BRUCE

Author:BRUCE
BRUCEです。あだ名は大悟(DieGo)です。
大悟…つまり悟りを開くに至る道程にある事を表し、かつ神の映画「ドラゴンへの道」から頂いてのブログタイトル。同名の秘密結社も運営しています。

名作漫画紹介の形を借りて、自分の記録用に使っています。

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

カテゴリー

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する