大悟への道 (旧名・名作漫画ブルース)

名作漫画の紹介 ・・・個人的な旅の記録

旅行・紀行・街(115) 新潟県魚沼市 7

久々の新潟県魚沼市帰省ネタです。
今回は高速バスで帰省しましたが、群馬県と新潟県の県境にある長い関越トンネルを抜けると、車窓から見る景色が一変して田園風景に…そして雪になります。
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実家の最寄バス停である『小出』に到着しましたが、今年は降雪量が多い方ですね!
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あっ、待合小屋が新しくなっている。
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氷柱。
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駐車場も広くなっています。
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ちょうど去年の冬、同じく高速バスで帰った時にも雪の具合を撮っていました。
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前の待合小屋はこんなでしたが、新しく建てた物は屋根にヒーター入れて雪を溶かしていると思います。
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うんうん、このように冬は常に空が雲でどんよりと覆われていて、街ゆく人々の顔も暗い…この土地が持つ雰囲気、思い出しました。
おっ、頭の中で「津軽海峡・冬景色」が鳴り出しましたよ。東京を去り北へ帰郷する女の心情を描いたあの名曲…歌詞を自分の故郷になぞらえて聴く私。『北へ帰る人の群れは誰も無口で』とありますが、本当にその通り。皆が、そしてそれより私が無口でしたが、その反動もあってか東京在住の今はおしゃべりなキャラになりました。ちょうど「21エモン」で、人語を週に一言しか話せなかったモンガーがシッポにある脳に衝撃を受けておしゃべりになったような感じでしょうか。
歌詞で実際の舞台になった津軽海峡のある青森県に住んでみたら、これが新潟県に輪をかけて街も人も暗い事を理解しましたけどね、でも自分が暗黒時代を過ごした記憶も相成り私にとって世界で一番暗い土地なのが…魚沼市。
私の中で地獄漫画の決定版扱いしているのが山上たつひこ先生の「鬼面帝国」(秋田書店刊)なのですが、
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そこの『空は年がら年じゅう どんよりくもったうすぐらい色をしている』という描写(セリフ)を、やはり故郷を思い出しながら読んだものです。
もちろん魚沼市には地獄と違って春が来れば日も射すし、私もここでの辛い体験があるから今の幸せがあるのがと思っていますけどね。ちょうど苦あれば楽ある、というように…ずっと楽園しか知らない人にはその有難味も分からないわけですから。

あたかも「アシュラ」のように、生まれてこないほうが良かったのに…そうつぶやきながら、自分が生まれた小出病院の前で逆恨みしつつ雪遊び。
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除雪車も走りまくってます。
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こちらは、昨年秋に新幹線で帰省した時。
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到着した浦佐駅には、越後のミケランジェロ・石川雲蝶の天井大彫刻『道元禅師猛虎調伏の図』のレプリカがあります。
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(本物は前に「ココ」で紹介もしました、西福寺・開山堂にあります)

そして東口駅前広場には、あの方の像が。
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実家に到着すると、初対面の姪っ子が迎えてくれました。
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まだ、あばば あばば あばば…しか言えませんが、ヨチヨチ歩きしてます。(これは秋なので降雪前)
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INUくん発見。
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隣のお父さん、今日は取ってきたクルミを仕分けてますね。
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嗚呼、ドラゴンと呼ばれる私も姪の可愛さにメロメロ。
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また先日の冬季帰省時に戻りまして、雪道を走って実家を目指すと…
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あ、国道沿いに"すき家"が出来ています。この田舎町にも、ついに牛丼チェーン店が進出してきたのですね。
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到着した実家前。
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実家は、きちゅー。
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着くなり、まず婆ちゃんの死を悲しみリスカです。
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四十九日のお経をあげ終わると婆ちゃんは仏様になりました。それから追悼の飲み会ですが、仕出しは"銀山茶屋"でお願いしました。
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そして家の中は、親戚達で賑やかですね。
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実家に仏壇を入れるので大掃除などしたらしく、中一くらいの時に取得したものの、そのうち仕舞われてずっとどこかで埋もれていた将棋のアマ初段認定書が再び飾られていました!
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当時の大スターだった将棋連盟の棋士達の名も、今や…現役棋士は谷川浩司さまだけですか。

あと子供時代の写真をどっさり渡されて、いらないなーと思いながら眺めてたら…この写真。
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妹とお揃いで着ている服は、黄色地に横は黒ラインのトラックスーツ。つまりブルース・リーが「死亡遊戯」(Game of Death)で着用していたモノ(実はそのデザインしたのもブルース・リー本人!)に影響されており、我々は当時から既にドラゴン魂を持っていた事を再認識出来ました。

兄弟三人全員トラックスーツ着てるのも出てきた!(もう一人は隣人)
家の前で揃って撮った写真ですが、道路がまだ舗装すらされてない砂利道。
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こちらの写真を見ると、舗装はされましたがまだ消雪パイプが完備されていないようで、ホースを這わせていますね。
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…え!?何だこれ!
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数年前にNHK大河ドラマ「天地人」が放送された時は、主人公が越後の直江兼続であり、彼は近所の生まれだというので、地元ではブームに便乗していろんな商品を出しまくってましたが、こんな枕まで!しかもそれを買う者がこの家に!

あと、たまたま帰ったこのタイミングで地方紙である新潟日報を読んだら、大好きな漫画家である古泉智浩先生の記事がでかく載っていて、嬉しい。
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新潟県出身漫画家である古泉先生の「ライフ・イズ・デッド」が実写映画化された事で、インタビューを受けてますよ!つい先日はその記念で新装版も出ています。
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おっと、この子は携帯電話とか財布とか色々と届けてくれます。
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絵本が好き。
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お姉ちゃんになった、この娘も登場。仲良し姉妹です。
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お姉ちゃん、お絵かきが上手。
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後で私にも一枚描いてもらいました。

吹くとボールが浮くヤツ。
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恐る恐る、生まれて始めて食べてみるカップラーメン。
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美味しい!
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孤島で自然生活を営む母親の意向で、そんな『体に悪い』モノは食べさせていないようなのですが、そんな輩には板垣恵介先生の「範馬刃牙」(←「バキ」「グラップラー刃牙」)を読んでもらいたい。そこでは地上最強の生物・範馬勇次郎が
『防腐剤…着色料…保存料…様々な化学物質 身体によかろうハズもない しかしだからとて健康にいいものだけを採る これも健全とは言い難い 毒も喰らう 栄養も喰らう 両方を共に美味いと感じ 血肉に変える度量こそが食には肝要だ』
と教えてくれます。
食料危機に陥った時に真っ先にくたばるのは、何でも食べる事をしない自然食がどうのとか言ってる人達になると思うので(毒物に対する免疫も弱そう)、今後はどんどん不自然食にも慣れていってもらいたい。

今は無人の部屋を漁ってたら、大昔のフジロックで購入したパーカーが出てきました。他にも色々出てきましたが、タンスの中の衣類は懐かしいなぁ。
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ところで私の生まれ育った魚沼市ですが、自分が住んでいた頃はまだ小出町と呼ばれていました。
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その中でも自分の町内は『羽根川』という所。メインストリート(羽根川商店街)には中途半端に、小さい雪像が少しだけ作られてました。
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しかしこの通りも、かつての活気は見事に消失して店も家も減る一方ですね。昔はよく行ってた"王龍"(ワンロン)も閉めちゃったな…
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おおっ、しかし"セキノヤ"(SEKINOYA)がまだやってる!懐かしくて、いくつか買物もしました。
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他に"うえだ"でお土産のお菓子をいくつも買って、東京で配ったら喜ばれましたが、箱がとても可愛かった。
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…あとは行きたかった"立場とうふ店"が残念ながらお休みでした。

他に羽根川の店ではありませんが、魚沼市の自慢"大力納豆"でお土産(いや自分が東京で食べる分)を買ってます。
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しかしこの、ただでさえ昔からド田舎だった故郷がさらに寂れる一方なのはどうしたもんですかね。ちょっと悲しいけど、当然の成り行きなのも分かります。一度も町から出た事のない人には、決して発展しない地方に漂う腐臭というと大げさですか、でもまぁそういうのが分からないでしょうから、改善のしようもない。というか、一度も出てない人間が故郷自慢してるのって意味が分かりません。何も比べる対象を持っていないでしょ。
何故人が出て行くかを考えず、理解せず、『東京なんて人の住める所じゃない』とか言ってるような輩が多すぎて話になりませんよ。人間の親切さや暖かさなどは、実は都会で生活している人の方がはるかに強い場合が多いし…例えば人間関係において適度な距離を置く親切、他人に干渉しない親切、などを理解出来ずに都会の人間は冷たいと思っている者が圧倒的に多い気がします。
娯楽が少ない中、何も変わらぬ日常で閉鎖的に生きていける忍耐力はある意味凄いと思います。アンドレ・ジッドも『平凡なことを平凡な気持ちで毎日続けることができたら、それこそ非凡だ』と書いてましたし、それも分かるのですが、とにかく私はここに住む大部分の人達にどうしても馴染めなかった…それで十五の夜、もう学校や家には帰りたくないと盗んだバイクで走り出したのです、行き先も分からぬまま。

土田世紀先生の短編漫画「HOT MOON」で飛び出す名セリフ、
『大自然の価値を発見するのは、いつもヨソの人間だ。他者の眼だ。
 周りの奴ら見でみない、車とパチンコとラブホテルと噂話にしか興味がねえべ。
 あとは全員酒びたり!オラこんな所でじっくりとバカになっていくのはゴメンだね。』

に同感する事しきりな私ですが、本当は『田舎』が嫌いなわけではないし、こんな故郷にしても出てから見えてきた良さもいくつかあります。一つ挙げればまず水が美味い、そして水がいいから簡単な料理でも質が高くなるんですね。そもそも土田世紀先生も結局は田舎賛美に持って行きますね。

ただ田舎は、田舎の良さを生かしきれてない部分が目立ちます。何もしていないわけではないのでしょうが…町興しを考える上で貴重な試みの一つと言えるかもしれないのが、個性的なローカルイベント。
ちょうど帰省した時に、『第24回小出国際雪合戦大会』が行われていました。これは私が小学校の時に開始され、一度参加もした事がありましたが、まだ続いていたのですね。
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これらの宣伝ポスター画は魚沼出身の若手漫画家・芦谷あばよ先生です。おお、あの芦谷先生!…って、すみません、全然知りませんでした。地元では有名なんだと思いますが、新潟県出身だし野球と同じ『投げる』競技なんだから水島新司先生にでも依頼出来なかったの?なんて思いながらもいつの間にか魚沼市から漫画家が出ていた事に驚き、ホームページを見付けて「ココ」から「キングダムの開放」なる作品を読んでみました。ちょっと諸星大二郎的な内容の劇画で気に入りましたが、何より魚沼弁を使いまくっている…これは凄い!今後もその動向を注目する必要がありそうです。
で、どんなもんか見学に行こうと思ってたイベント当日ですが、二日酔いが酷すぎて動けずに見れませんでした…無念。

ただ町興しとして考えるには、こういう単発イベントではどうにもなりませんね。
ではどうするか…私が魚沼市長になったら、まず映画「燃えよドラゴン2」を完全魚沼市ロケで製作します(ブルース・リーの娘・シャノン辺りも出演させるといいでしょう)。それでブルース・リーの聖地となった魚沼市に世界一大きいブルース・リー像を作り、街中にブルース・リーの顔ハメ、ポスターなどを配布して怪鳥音を流す…既に存在するブルース・リーのパチンコやスロットはもちろん常備しますが、他に野球場や居酒屋なんかも全部ブルース・リー仕様、さらに市民全員の名前を『李小龍』に改名させるくらいしてもいいかもしれません。それでブルース・リーの一大テーマパークとなれば、それこそ世界中から観光客が押し寄せてきますよ。
ブームが下火にならないよう「燃えよドラゴン3」「燃えよドラゴン エピソード1」「燃えよドラゴン リターンズ」…等等のシリーズ化で盛り上げ、もちろん平行して「ドラゴン危機一発2」「ドラゴン怒りの鉄拳2」「ドラゴンへの道2」なども製作するでしょう。

あと田舎に住んでる人間と合わないのは今までしょうがないと思っていましたが、考えてみたらここに住んでた時はクソゴミ教師(どうせ日教組など左翼ばかり)や自分と同じようにダサい同級生としか関われなかったわけです。でも大人になった今は付き合う人間を選べるので、帰省の間だけなら会いたい人とだけ会えばいい。
とにかく自分の精神衛生上に害を成す人間には近づかない事が大事になってきます。近づいてくるなら徹底的に排除する…特に聖人君子を目指しているわけでもないので、裏で根回しする、敵は2chなどの『ネットで叩いてやる!』(大正九年特撮のコラボレーション楽曲を聴きながら)くらいの狡猾さ、陰険さも必要でしょう。

はいはい、次は車に乗ってお出かけしますか。
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まずは魚沼市役所に車を停め、すぐ近くの…
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"清花園"へ。
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ここの店主は小中学と9年間同級生だった男で、とはいえ同じクラスになった事もなく話した事なかったかもしれませんが…ブログがきっかけでコンタクトを取った事があったので、訪れてみたのです。

お花持って大喜びの姪っ子達。
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そして、お墓参り。小さい子もきちんと祖先の墓にお参りしていましたが、
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もっと小さい子には意味が分かるわけもなく、バチ当たりにも墓場を遊び場にして動き回っていました。そうですよ、葬式だの墓参りだの霊だのお経だの供養だの神様だのって、大人が自分達の都合で作り上げた風習・儀式なのです。人が死ぬと儲かる人々(つまり葬儀屋と坊主)の陰謀であるのかもしれない。
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次は美味しい物を食べに行きましょう!
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まず素晴らしすぎる洋食の、"キッチン ブルシエル"
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ビール飲みながらピッツァ、ロースカツのチーズ焼き トマトソース、アンコウのから揚げ あんかけソース、
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それから、パスタはナス入り ボロネーズソース、
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プリンちゃん。
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ラーメン店はまず、実家のすぐ近所にある"丸川屋"。昔はよく来ていたここに、最近里帰りすると行くようになりまして。
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ラーメン、
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値段が同じ550円の、ラーメン 中盛、
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みそラーメン、
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塩ラーメン。
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…と、トッピング系は他にもいくつかあるものの、基本的な味の種類は制覇。

それに出前で頼んだ、ご当地・魚沼地方発祥の『へぎそば』はこちら。
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他にもそば、うどんのメニューも豊富です。

国道17号線沿いの"あずまや 本店"
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焼アゴだしの醤油ラーメンを50円増しの手打ち麺で、
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こちらは塩ラーメン、
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餃子。
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あずまやは他に魚沼市にもう1軒が昔からありましたが、長岡市と十日町市にも支店が出来ていますね。

かつて本当によく通った…"らーめんの土佐屋"
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ラーメン(大盛)、
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ミソラーメン。
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こちらは"味乃家 魚野川"
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看板メニューが『激震ラーメン』って!
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確かにこの辺りは歴史的な被害をもたらした中越地震の、特に酷かった所だとは聞いてますが、不謹慎というか…でも、あの震災さえもネタにして商売しようという、関西人も顔負けの商魂を感じました。

次は蕎麦屋さん。となると絶対にここのへぎそばも食べなくては…"道光高原そば いたや"
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毎回必ず寄る"そば処富永"。こちらはつまみが美味しく居心地も良いので、居酒屋としての利用が多いです。
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それにしても、再三書いている通りここ魚沼市は私が生まれ育った土地ではありますが…同級生で、私が帰省すると必ず喜んで迎えてくれる者は、もはやこの酔っ払い一人になりました。
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他は秘密結社の新潟支部員達ですが、
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うわっ、出た!ヘビメタさん!
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足のタトゥーを見せてくれました。
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オレが魚沼のラッパーだYo!
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臨時ママ。
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居酒屋として利用していつも長居するそば処富永ですが、もちろんそばやうどんも食べています。
ざるそば、
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玉子とじそば、
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肉南蛮そば、
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たぬきうどん、
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かき玉うどん、
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なべ焼きうどん。
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こちらは10数年ぶりに来ました、"居酒屋 渓"
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お酒、
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おつまみ。
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"須藤魚屋"
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やっぱりンマーイ!!これから魚沼市に行く方、ここには絶対行ってください!
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"菊水"
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"つるや"
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ここは赤ちゃんの時から連れてこられているお店なのですが、そういうお店が大人になってもこんなに感動出来る美味しい店で良かった。
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ここでは是非、〆のラーメンまで楽しんで下さい。
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"お座敷ケンチャン"
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ここは店主(女性)が友人ですが、行ったのは何年ぶりだっただろうか…
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若い女性スタッフで回している店なのでつまみはシャレているし、お客さんも若者が多い!
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おっ、魚沼市小出島にこんな店が出来てましたか…"山海里"(さかり)。
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行ってみましょう。
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雰囲気良いし、値段のわりに美味くて量も多い…うん、また来ます。
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"Mr.Risbon"(リスボン)。
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楽器類も完備されていてセッションも出来る、魚沼では珍しいお店。

カクテルなどの種類も異常すぎるほど豊富なので、いくつかを楽しみました。
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クレープなども販売しています。
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昔からの顔なじみでもあるお店の二人には、恥ずかしい事に私のこのブログが見つかってしまいました…はい、載せます。
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最後に、"須原スキー場"にて行われた薬師スキーカーニバルへ。
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大花火大会ですが、ゲレンデであげる花火は近い!綺麗!
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そしてまた、新幹線に乗って東京へ帰るのです…
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さようなら~
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(姪っ子は南の島に帰っても元気にやっていると、写真が届きました)
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  1. 2012/02/27(月) 19:00:01|
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週刊少年ジャンプ(59) なにわ小吉 1 「王様はロバ~はったり帝国の逆襲~」

なにわ小吉先生の「王様はロバ~はったり帝国の逆襲~」(集英社刊)。
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1994年から1996年までの週刊少年ジャンプで連載された作品で、単行本は全7巻。通常のJC(ジャンプコミックス)サイズではなく、ジャンプコミックスデラックスよりA5サイズにて刊行されました。1巻の巻末には、なにわ小吉先生のデビュー作であり1993年の少年ジャンプに掲載された「まるまった亀」も収録されていますよ!

まだ私も少年ジャンプを毎週読んでいた時代に連載していた作品であり、ほぼ毎回最後尾に7ページだけ掲載されていたのもあり(後の「ピューと吹く!ジャガー」的な扱い)、どうでもいい作品だけど『オマケ』という感覚で読んでました。当時は単行本を買っていなかったので学生時代だったリアルタイム以来に読み直したのですが、内容はけっこう覚えているものですねぇ。思い出の音楽を聴き直した時のごとく、一気に時をかけてその時の環境なども浮かんできました。
つい近年にもコンビニコミックで発売され、この作品にも根強いファンがいるのかと嬉しくなりましたよ。

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初期はほとんどが1ページ漫画で一発ギャグみたいなのが続くオムニバス形式だったのですが、段々と1回分のページを全て使って1編のショートギャグ漫画にしたり、さらに次週へまたがる続き物の話も出てくるようになりました。
テーマごとのシリーズネタが目立つようにもなってくるのですが、おとぎ話や時代劇などからある人物を集団で登場させる『集団シリーズ』や、男達がハッ!ハッ!言いながら組体操で凄い物を作る『組体操シリーズ』、ケンカが強くて逆うと怖い中井出によって冒険に連れ出される『中井出シリーズ』、他に『日本ちょっと沈没シリーズ』など…そして原始人の生活を想像して人類初の○○はこうして生まれたと予想する『はぢめてシリーズ』等等。こうして文章で書いても面白さは全く分からないでしょうが。

オチ拡大漫画やセリフの順番が一個ずつずれてる漫画などの実験的な試みをしてみたり(面白くはないのですが)、水着やセミヌードの女性も多めで(絵がアレなんでエロさはイマイチですが)。私にとってはネタも連載後半の方が好きだったし、単行本に付く『おまけのページ』もなにわ小吉先生本人ネタが良いのですが…残念ながら終わってしまうのです。

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こちら最終巻となる第7巻では「王様はロバ」は7回分で50ページ弱しか掲載されていません。単行本を発行出来るまでの分量が無いまま連載終了してしまっただけの話だと思いますが、そのページ不足分をほぼ同時期にジャンプで掲載された読切を収録しまくる事で埋められています。なので、ほとんど『なにわ小吉短編集』といった本になりました。さらに足りない分を描き下ろしの「僕たちのお見合い'97 夏」で埋めて…と、当時は最新作にしてちょっと長めのこの作品、なかなか名作といえるシュール系のギャグ漫画になっています。

「王ロバ」自体も面白くなってきてた所で連載終了していたので、当時の私はなにわ小吉先生のこの後の作品も期待して週刊少年ジャンプを読んでいたのですが、何故か再び姿を現す事もなかったため、いつの間にか忘れ去っていました。(ただジャンプには描かなくなっても、現在も現役プロ漫画家として活躍はしているそうです)
あまり爆発力は無いものの、意外と計算されたゆるい笑いを得られる…当時は貴重な作品でした。


おまえが顔隠さないといけないが
私はおまえの性格に惚れてるから問題ない



  1. 2012/02/22(水) 22:22:22|
  2. 週刊少年ジャンプ
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永井豪 (39) 「大牙」

今夜の永井豪作品は、「大牙」(徳間書店刊)。
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先日は永井豪先生も丸くなった1980年代の作品から「青春一番」を紹介しましたが、今夜はさらに時が経った1990年代の作品です。
月刊マンガボーイズという、マイナー誌のまま廃刊になった徳間書店の少年漫画雑誌にて1994年の創刊号から翌年まで連載され、単行本はマンガボーイズコミックスで全2巻。

主人公の芥大牙が転校してきた"望陸学園"は、世間では暴力学園と言われている怖い学校。その中等部に在籍するなり、大牙は学園を牛耳る風紀委員のスカルヘッド団と戦う話。
このスカルヘッド団は骸骨地獄(スカルヘル)を総統とし、全員が鎧で武装して軍隊並みの統率を誇るのですが…対立する大牙は、修験者でありヒマラヤで行方不明になった父の肩身である白虎のガクラン、防弾になっていて戦闘服でもあるこれを身につけ、修験道拳法白虎爆風拳を使って立ち向かう!ケンカの道具は何でも使いこなせる大牙ですが、密教の法具である独鈷剣を持って『気』も使いこなして戦うのです。
必殺技の聖獣伝説白虎発振拳は虎の気をぶっ飛ばすのですが、これは「魁!!男塾」の主人公・剣桃太郎が使う王虎寺秘奥義暹氣虎魂のパクリでしょうか!?

風紀チェックの名の下に女生徒を裸にひんむいたり、やりたい放題のスカルヘッド団。わっ、逃げてくる裸の女子を見て『ドヒャアアーッ』と驚いた大牙の眼が乳房になっていますね。
大牙は"四聖獣"の一つである白虎の気を持つわけですが、学園内に他の聖獣…つまり朱雀・青龍・玄武もいました!彼らもそれぞれの個性や必殺技があるし人間関係も色々あるので見て欲しい所ですが、ここでは省略。とにかく四神全部が揃って最高の力を持つ事になるのです。
スカルヘッド団も何と学園内でサイボーグ手術をしてパワーアップさせるし、骸骨地獄は恐ろしい『悪魔』に取り憑かれている事も判明。そのせいで学園は悪党だらけだというのですが、確かにスカルヘッド団以外にも黒姫団なんてグループが襲ってきたし、多分「おいら女蛮」みたいにおかしな奴らがそれぞれ徒党を組んでいたのではないでしょうか。
そう、これは永井豪先生お得意の学園モノ。「ハレンチ学園」「ガクエン退屈男」「けっこう仮面」「スペオペ宙学」…まだまだ他にも傑作が多い永井学園モノの中に入るとちょっとパンチが弱いというか、あまりにもベタなバトル漫画すぎますが、低年齢向けである事を考えればなかなか良く出来ているいる方でしょう。

最後は骸骨地獄が巨大な悪魔に変身し、皆で魔界にまで飛ばされますが…神仏の守護神、四天王が大牙らに力を貸して悪魔を倒す、というスケールの大きさになりました。
取り憑いていた悪魔が去って、まともな人間に戻った骸骨地獄が、その仮面を取ると正体は!?
最後にそんなサプライズもあるし、若いママとのお風呂シーンやスカルヘッド団に脱がされる女生徒などで適度に読者サービスのヌードもある、1990年代の永井作品の中ではけっこう好きな「大牙」でした。


オレはな ケンカ目当てに学校に行くんだ!
虫松 そんな奴が一人くらいいてもいいだろ!?



  1. 2012/02/21(火) 23:11:42|
  2. 永井豪
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永井豪 (38) 高円寺博 3 「青春一番」

今夜の永井豪作品は、「青春一番」(講談社刊)。
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(↑2巻はこの通りの表紙ゆえ、帯を巻いたままだと美女のヌードを隠してしまう事になるので外してます)

初出は1980年の少年マガジンヤング別冊で読み切り作品として第1話目が載り、すぐに連載作品として創刊したばかりのヤングマガジンへ移り1981年まで掲載されました。単行本はヤンマガKCで全2巻。
タイトルは「青春一番」ですが、この『青春』の部分は『はる』と読みます。なかなか寒いタイトルですが、この時代にはこれがイケてた…のかもしれません。
今作は原作者として高円寺博先生がクレジットされていますね。前に永井泰宇名義の小説も簡単に紹介していますが、永井豪先生の実兄にしてダイナミックプロのブレーンでもある方。他に原作を担当した作品では、やはり「まぼろしパンティ」が最高です!

主人公の名は武田空太郎。"葵学園高校"に通う17歳のこいつが、サッカー部の次期キャプテンで(つまりスポーツ万能)、イケメンで女にモテて、ハーレーを乗り回してケンカもまぁ強く、そしてお金も…。こんなヤツを応援する気にはなれん!と言いたい所ですが、少年読者の憧れを体現したキャラという所でしょうか。

1話目では2年生の空太郎は、部の大熊賢三キャプテンに頼まれて樋口ひろみへ渡すラブレターを代筆と渡してくる役目を頼まれました。大熊はひろみ一発ヤリたいだけであり、部室にカメラ持った手下を二人待たせて、後で回してやるつもりです。
『青春時代の記念によ いい女(スケ)をシャブッタろう ジャンスカよう』
なんて言って、その下品な顔と共に最低な(しかし男根主義的には最高な)ヤツなので、今回の〆の台詞も大熊のを載せておきます↓
ひろみは野獣の手にかかってしまうのか…しかし彼女は空太郎の憧れの人でもありました。勇気を振り絞って先輩の命令に逆らい、ケガをするはめになるのです。

次の話では空太郎、女子学生に囲まれて思春期のSEXレポート、それも裸にむかれて男性器機能調査の実験台にされるなんて羨ましいシーンの後…もう卒業した大熊らにまだ付け狙われてます。
また裸にむかれると(今度は男に)木に縛られ、空太郎の目の前でひろみをまわすのが目的です。これは「凄ノ王」で見た、あの衝撃のレイプシーンがもう一度!?と驚きましたが、この作品では危ない所で空太郎が助けてやれました。ホッ。悪く取れば永井豪先生が丸くなったという部分もあるのでしょうが…それは内容の全てにおいてですね。

日本三大財閥の一つ、葵コンツェルン総帥の御令嬢・千鶴をめぐって起こる様々な騒動を中心に描かれるようになりますが、ある理由で学校を休学して旅に出る…
その前に、お別れする樋口ひろみとの甘美な初体験。けっこうページ数かけて、初めてだからこその失敗や驚きなども丁寧に描かれます。女性の柔らかさ優しさ温かさなどを初めて知った空太郎は、そのまま夜通し気の済むまでヤリまくり、いよいよ旅立ち。

空太郎自身の出生の秘密、葵コンツェルンとの関わりも明かされるのですが、『日本国中どの銀行にも通用し、ひきだせる金額は無限』という素晴らしすぎるキャッシュカードを渡されています。
ある目的あっての旅なのですが、その道中では若くて可愛いスチュワーデス達とお風呂に入るはめになって、浴槽内で全員とヤリまくったり…チクショー!!

まぁ本宮ひろ志先生の「俺の空」から甚大な影響を受けています。
1980年代的なぬるさにはどっぷり浸かってますが、それでも青春どうこうよりも永井豪先生の持ち味であるセックス&バイオレンスを楽しめるエンターテイメント作品でした。


今日やれるもんと思ってよ 四日もマスかかねえでがまんしてきたんだぞ
毎晩やらねえと鼻血のでるおれがよ!今日こそやれると思ったから

女にゃー男の性欲を満足させる道具が体についてるのさ だからそう考えるんだ!
女にそれ以外のなにがあるってんだヨッ



  1. 2012/02/18(土) 23:22:12|
  2. 永井豪
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永井豪 (37) 「アイアンマッスル」

今夜は永井豪作品より、「アイアンマッスル」(講談社刊)。
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初出は1983年の週刊少年マガジンで、単行本は全5巻。

永井豪とダイナミックプロ名義にて、格闘技物とロボット物を融合させた作品です。
この世界ではグラップラー(格闘士)がグラップルマシンと呼ばれる人型の巨大ロボに乗り込み、ロボット同士で格闘する近未来格闘技・ハイパーグラップルが大流行しています。グラップルマシンは内部のグラップラーとシンクロし、その動きをトレースし動く…この設定、まんま「新世紀エヴァンゲリオン」が頂いちゃってますね。ただし、「アイアンマッスル」では性能がそのままグラップラーの戦闘能力に影響されるので、彼らは実際に肉弾戦をやるわけではないロボ操縦者でありながら、レスラーのように身体を鍛えています。エヴァのように可愛くて華奢な女の子が操縦するなんて考えられない世界ですね。
それに「アイアンマッスル」の方も週刊少年チャンピオン(秋田書店刊)の方で既に連載していて人気を博していた牛次郎原作、神矢みのる作画の「プラレス3四郎」から着想を頂いてるかもしれませんが、とにかくこの設定でいきなりワクワクものです。そりゃこんな巨大ロボ格闘があったら迫力はK-1やボクシングとかの非じゃないし、観たいにきまってますから。しかもレフェリーはおらず、相手のマシンが動かなくなるまで戦うのですが、マシンのダメージはそのままグラップラーに伝えられるのだからこれは過酷な競技です。

物語の冒頭で、主人公鋼光一の父にして全日本チャンピオンである偉大なグラップラー・勇次郎(グラップルマシンはキング・アイアン)は、世紀の世界チャンピオンであるウィルヘルム・オーディン(グラップルマシンはオーディン・ザ・グレート)に挑戦するのです。
壮絶な戦いが繰り広げられますが、オーディンの必殺技皇帝の断頭台(カイザー・シャフオット)でキング・アイアンは首をへし折られ、しかも逆転位症候群(インバージョン・シンドローム)という現象(もう面倒なので説明まで書きません)が起こって、とにかくこれで勇次郎は重傷、いや死んだのか…結果は永井豪作品らしい意外な真相がラスト近くに用意されています。

あ、ここで触れなくてはいけないのが…
板垣恵介先生の「範馬刃牙」(←「バキ」「グラップラー刃牙」)の話。グラップラーという言葉が一般的に知れ渡ったのはバキのヒットによる所が大きいと思いますが、この通り「アイアンマッスル」で多用されているし、そして偉大な父親の名前が共に勇次郎。鋼勇次郎と範馬勇次郎で名前が同じ(漢字も同じ)なんですよね。きっと板垣先生はこの作品が好きでオマージュ的に使ったんだと思っていたのですが、QuickJapanのインタビューでは全然違う、坂口松太郎(ちばてつや先生の「のたり松太郎」より)がキャラクターの原形だと語っていて、アイアンマッスルのアの字も出てきませんでした。

それから3年…父の敗北以来オーディンを倒す事を夢見て激しい訓練を続けてきた光一は、父も所属した"JLVグラップル社"で作られた新マシンでグラップラーとしてデビューする事になるのです。
ちなみにこの世界では各国の大企業が自社のイメージアップのためマシンを開発してハイパーグラップルのオーナーとなっています。となると当然、グラップラーの裏方となるスポンサー企業同士の代理戦争も凄くて、産業スパイなども暗躍しています。
そんな中でJLV社がキング・アイアンをベースに人知れぬ山中で開発したマシンは、鋼鉄の筋肉を持ち今までのバトルの歴史を塗り替えるような新型マシン。その名も…アイアンマッスル!乗り込むグラップラーは当然、鋼光一!

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鋼光一&アイアンマッスルのデビュー戦は、練習生時代に既に生身で一度戦っている因縁のあるデビッド・エルマン(グラップルマシンはザ・ルシフェル)。
アイアンマッスルは父・鋼勇次郎の必殺技ヘッドシザースバスターや、オーディンの必殺技ムーンサルトパイルドライバーまで使いこなし、ベテランであるルシフェルを圧倒します。が、ルシフェルは偽装するため覆われていた外装が剥がれると、その正体は呪われし悪魔のマシンザ・サタンでした!
姿を現してからのザ・サタンは凄まじく、翼と尻尾を出して「デビルマン」みたいになると空も飛べるし、何と超異次元空間に連れていくし、これよりプロレスと科学がドッキングした競技にオカルト要素も入ってくるのです!!デビッドは死んでも魂はザ・サタンと同調して新生命体として甦る…。

この後はハワイのオワフ島で行われる『太平洋トーナメントシップ編』に突入します。また「グラップラー刃牙」の話を出すと、『地下闘技場編』みたいなもんです。
ダイヤモンドヘッドの火口内に古代ローマの円形競技場を模して建設された競技場"ダイヤモンド・コロッサス"にて、世界中の強いヤツらとハイパー・グラップルが繰り広げられるのですが、ここで優勝した者は世界チャンピオンのオーディンとの対戦する権利が得られます!

予選からバトルロワイヤルで白熱する戦いをしてますが、ここで一気に色んなデザイン・能力のグラップルマシンを楽しめます。人型じゃないヤツも多々いるのですが、やはりアイアンマッスルは良いですね。柔軟性もある鋼の筋肉で、全身の大きさや表面も変形し成長するマシンだと判明しました。

16台のグラップルマシンで行われるトーナメントはそれぞれの戦いが面白いのですが、主な所は同じ日本人で女性グラップラーの炎桜子(グラップルマシンはファイアービューナス)、それにお笑いキャラの金村(グラップルマシンはボロボット・ボボット)…こいつは「マジンガーZ」に出るボスボロットに同じじゃないですか!嬉しいスピンオフです。
アイアンマッスルと対戦するのはまずラリアットにジェット噴射が付いてるジェットタイガーオルゴン、次がクリーチャーデザインを映画「エイリアン」(つまりH.R.ギーガー)から頂いてるエイリアン・ゾバダ、そして準決勝が4本腕のゴズマ

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続く決勝は超能力マシンのマッド・ガイアスVS怪物マシンのゴッド・ゴーレムによる闘いで勝った方と当たるはずだったのですが、アイアンマッスルをザ・サタンの仇と狙うゴーレムが暴走し、正規のトーナメント戦の前にキラウエア火山で決闘しなくてはならなくなりました…
何と軍の依頼で開発された軍事用マシンでありミサイルも搭載しているゴッド・ゴーレムを倒し、ついでにまだ現世で迷っていたザ・サタンの霊も撃退すると、さらに強敵マッド・ガイアスとの決勝戦へと向かうアイアンマッスル=鋼光一。
さらには鋼光一の、というより全グラップラーの夢である打倒オーディンは成るのか!?

はい、それはですね。結果的には連載打ち切りになったのか、またかの永井豪先生…中途半端な終わり方をしています(泣)
永井豪オールスターズといった感じで豪キャラが登場しまくる「バイオレンスジャック」ではこの作品、微妙な使われ方をしていましたね。
ロボットプロレスという設定は奇抜さもありますが、毎度読者の度肝を抜いていた作者にしてはストレートすぎるバトル物なのが良くなかったのでしょうか。普通にラスボスとの対決が描かれなかったのも悔しいのですが、まだまだ色々なマシンや必殺技を出して楽しませてもらえそうだったのに…


オレはアイアンだ!
オレの肉体は鋼鉄!
オレの筋肉は超金属のたば!
オレはアイアンマッスルだ!!



  1. 2012/02/15(水) 23:59:59|
  2. 永井豪
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永井豪 (36) 「凄ノ王」

今夜は永井豪作品から、「凄ノ王」(講談社刊)です。
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初出は1979年から翌年の週刊少年マガジンで、単行本はKC(講談社コミックス)版で全7巻。
永井豪とダイナミックプロ名義で掲載されたこれはもう名作の数多き永井豪作品の中でも、私の好み・世間的な評価共にベスト3には入る大傑作です!講談社漫画賞も受賞しています。

主人公の朱紗真悟は、耳宇高校に入学したばかりの一年生。女ばかりの家庭で甘やかされて育った運動音痴の少年でしたが、中学からの同級生でマドンナ・雪代小百合に誘われて超能力クラブ(ESP研究同好会)に入った所から物語が始まる…

超能力者に憧れるクラブ員達ですが、まず二年の大松しげるというデブがSFについての知識を披露します。それが小説はW・H・シラス「アトムの子ら」、J・ウインダム「再生」、ステープルドン「オッド・ジョン」、スタージョン「人間以上」、ベスター「分解された男」「虎よ虎よ」、W・タッカー「超能力エージェント」、ヴァン・ヴォクトー「スラン」、小松左京「継ぐのは誰か」「エスパイ」、平井和正「幻魔大戦」「悪霊の女王」、筒井康隆の七瀬シリーズ、豊田有恒「異次元神話」、辻真先「SF番長ゴロー」。漫画は手塚治虫「三つ目がとおる」、石森章太郎「ミュータント・サブ」、吾妻ひでお「いもむし以上」。映画はまず「キャリー」「フューリー」と、私もほとんど読み、観てきた作品ばかりなのが嬉しい。
遠い昔は、超能力小説に限らずハヤカワSF文庫を読み漁ってたりしてたんですよね。まぁ日本人SF作家のは上記の有名作すら読んでませんが。漫画はここでも紹介しているし好きな作品である事は当然ですが、映画も「キャリー」「フューリー」なんて、私の暗い青春時代に繰り返し観てきた作品でありそれを物語るかのような内容なので、この二本が好きすぎて数多いブライアン・デ・パルマ監督作品も全部観たりしたものです。他に「光る眼」「エクソシスト」「オーメン」「マニトウ」「ヘルハウス」「レガシー」「デビルズ・ゾーン」の名前も出てきます!
後で雑談シーンに実在のエスパーの名前も次々出てくるし…って、まぁここらへんの話は「凄ノ王」を語る上でもう必要ないでしょう。

テレポーテーションで登場してきたのは、超能力クラブの部長である美剣千草。いきなり本物の超能力者がでてきました!
美しい彼女に憧れ仲良くもなる朱紗でしたが、すぐにその美剣すら恐れ敵対していて『破壊王』と呼ばれる超能力者・瓜生麗とも出会います。彼は耳宇高校始まって以来の大秀才であり自分で会社やマンションなども持ち…しかもイケメン。
並外れた天才超能力者のこの二人…美剣千草と瓜生麗が、懸命に朱紗真悟を仲間にしようと動いてくるのですが、それは何故か!?

さて場面は朱紗真悟と雪代小百合の下校時に移り、山の上の人がいない所へ行って愛の告白、そして長い長いキスシーンへ。しかし、この幸せな時は一瞬にして破られました。
雪代を狙って尾行してきていたモヒカンの青沼スケコマシの安(安村)ら耳宇高校の不良グループが襲ってきて、弱い朱紗はそれでも必死に戦って雪代を逃がそうとします。自分はボロボロの状態になりながらも、何とかヒロインである雪代だけは守り抜く…それが通用するのは他の漫画家であり、この「凄ノ王」は永井豪作品。
何と…少年漫画で…しかもここまで、ちょっとコメディ色もある青春超能力漫画でしたが…雪代は獣のような色キチガイ達の手にかかり、無残にも犯され、しかも輪姦されてしまいました!ここでバージンだった雪代がボロボロになるシーンは炎に包まれながら走る馬なども挿入されて丁寧に描かれ、殺されかけてる朱紗にも全裸の雪代を見せ付ける悪党達。衝撃的な展開です。

朱紗が全身全霊込めて超能力を欲した時、瓜生のグループが空を飛んで助けに来てくれましたが、もう時は既に遅い!瓜生曰く、朱紗は彼以上の超能力を持ちながら眠らせている、『超能力の巨人』であるという。瓜生の超能力を封じたペンダントを差し出され、これを持てばその能力が使えると言われますが、朱紗はそれを持ったらやつらをひとりのこらず殺してしまうから、とその申し出を断る…

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ところで朱紗真悟らの住む東京近郊のM市は、ニューヨークに次ぐ犯罪都市に育ちつつあるそうです。物語の開始当初はそんな感じはしなかったのですが…ここからさらに「凄ノ王」は激しいバイオレンス作品へと進んでいきます。
『私をさがさないで さようなら』と置き手紙を残して去った雪代。やりきれなくて泣き叫ぶ朱紗は、それから物凄い超能力が発動するようになるのですが、その時は別の意識を持ち、顔も体も別人のようになっています。超能力の巨人となった姿で街とそこに巣食う悪を破壊し…
次の朝には体はほぼ元に戻っていましたが、性格も体も強くなっています。ちょうど「デビルマン」で悪魔の体を手に入れて以降の不動明が人間の姿をしている時のような生まれ変わり具合です。

異常に強くなり喧嘩っ早くもなっている朱紗は、各クラブ部長が集まって作られていて耳宇高校を仕切る"部団連合"と戦争になり、一方でその敵であり耳宇高校の闇の住人、悪の結社"不死団"(ノスフェラトゥ)とも対立します!
不死団は学園内で麻薬の密売その他の暴力的犯罪は何でもやる奴らであり、朱紗が初めて彼らのアジトである崩れかけた旧体育館に乗り込むと、そこは半裸(もしくは全裸)の女たちが音楽で踊り酒池肉林の世界を展開…って、これはやはり「デビルマン」で明と了が飛鳥邸の地下室の扉を開けるシーンにそっくり!嬉しい事に『麻薬いりの酒やタバコ』も出てきます。

さらに朱紗の変身した姿である超能力の巨人を追って来た某国の超能力者集団の登場、美剣千草は神剣「美剣」の前に座る老人・美剣家当主に会いに行き何やら密談していますが、"凄ノ王"の存在に怯えているようです…様々な謎や力が絡み、さてどうなるのか。

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5巻では、部団連合でも恐らく最強のボクシング部キャプテン・合田VS朱紗真悟の対決がリングで展開されます。この死闘は凄い…多くの読者が永井豪作品トップクラスのバトルシーンとして記憶しているのではないでしょうか。
朱紗はこのボクシング戦の会場客席にひっそりと雪代小百合が来ているのを見つけて、『雪代さんに見せるんだ!おれがきみを守れる男になったことを・・・・』と、がぜんハッスル。
この勝負中ついに自分の超能力に目覚めた朱紗が勝利しますが、その後はお互いの力を認め合った合田が部団連合を裏切り仲間になるという展開は、学園ドラマの王道であり胸がときめきますね。

自分の超能力をコントロール出来るようになった朱紗は、その『人間以上』の能力を間違って使うなと進言しに来た美剣千草をからかって超能力で服をやぶいて裸にしてしまうのですが…超能力の強さで立場が変わったからって、憧れの部長に何て事を!まぁ、読者サービスですね。
続いて朱紗は、あの時に雪代小百合を襲わせたのが不死団(ノスフェラトゥ)だったとつかんだため、単身戦いを挑んで激しい超能力合戦が繰り広げられるのですが、同時に徐々に明らかになる謎…

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朱紗の精神が生まれ変わる前に戻る事もあったし、自分の超能力がいきなり透視能力になってしまったり…朱紗の変化には謎と不安が隠されていますが、部団連合の方にも強敵が残っています。
次に襲ってくるのは剣道部主将・佐々木剣道。彼は何と、ある超能力者によって現代にやって来た本物の戦国時代の剣豪!そんなのが高校生活送ってるってのは驚きます。二人はスターウォーズのレーザー剣のようになった竹刀で死闘を演じるのですが…この結果も意外なものになるので読んでもらいたい。
でもそれより、ここで登場する剣道部の副主将・身堂竜馬!そう、あの「ガクエン退屈男」など他作品でも主役級で出てくるカッコいい彼は、ここでは朱紗のたのもしい味方になります。今まで一人で戦っていた朱紗でしたが、暴力と権力で学園を支配する部団連合のやり方に嫌気が差して仲間になる者達が出てきました。ボクシング部の合田に、各クラブの有力1、2年生達も協力して、いよいよ部団連合と最終決戦!
これは銃器や真剣、それより強い超能力とで繰り広げる殺し合いレベルの勝負になりますが、部団連合の会長・九頭木剛の正体が、また驚くべきものでした。続いて判明する、不死団を率いる王女・カーミラの正体も…。

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黒幕の陰謀は露呈しますが、またしても雪代小百合絡みで朱紗を追い込み、理性のタガを吹っ飛ばすと…
いよいよ伝説の邪神、荒ぶる神・凄ノ王の出現です!そう、もう読者は皆分かっていますが、凄ノ王は朱紗真悟が覚醒した姿。朱紗が正なる光のエネルギーを無限に取り入れられる状態になった時は魔をはらう超神・英雄神(スサノ・ウオノ・ミコト)となる可能性もあったのですが、黒幕の思うがままに負なる魔のエネルギーで変身したために恐るべき邪神となった朱紗=凄ノ王。

この巨大なモンスターが凄まじい超能力で暴れ回り、地球を破壊し、人類を滅亡に近いまで追い込み、異次元までも…と、学園ドラマだった今作はスケールがバカでかくなっていきます。学園モノの終焉をはっきり示す象徴として、超能力クラブでSFについて色々教えてくれたあの先輩・大松しげるが凄ノ王が壊した家の下敷きになって死ぬのです。彼の最後の言葉は『わ わいに超能力がありさえすりゃー にげられたのに・・・・もっとまじめに・・・・超能力クラブやっとりゃよか・・・・た・・・・』でした。

かつて超文明をほこった高天原(アト・ラン・テス)を沈めたのもこいつだったと判明した凄ノ王は、肉体の巨大化が限界に達すると朱紗の肉体を捨て、いよいよ完全なる伝説の超魔人として完成!
それを受けて高天原の善神・摩利支天(マリシテン)の生まれ変わりだと判明した美剣千草は、美剣十二神将ら美剣一族の力で凄ノ王を倒すべく動き出し…数千年の時を経て高天原最大の超戦艦・天浮舟(ラン・グーン)を始動させます。
ここで何故かザコキャラだったモヒカンの青沼が魔に取り憑かれた姿で今更出てきて、一方で凄ノ王としての魂が抜けた朱紗の肉体も立ち上がり…

凄ノ王 完

となります。
青沼と朱紗の久々の出会いが何をもたらすのか、また人類がほぼ滅んだ所で戦いに出た美剣一族や、地下のシェルターで精神バリヤーを張って生き残ったあいつは?宇宙最大の「魔」という八岐大蛇まで復活しましたが、これは何だったのか!多くの謎を残したまま、「凄ノ王」は終わってしまいました。
確かに永井豪作品で未完の物は珍しくありませんが、これは最も読者を焦燥させた作品であるかもしれません。
どれだけ続きを望む声を受けたのか想像に難くないのですが、1982年には永井先生の実兄で漫画原作者の高円寺博こと永井泰宇先生がノベライズした「凄ノ王伝説」を書きました。永井豪先生本人も角川春樹に切望されて続編として「凄ノ王伝説」を角川書店の各誌で描いてみたり…しかしそれら未完。今の所決定版とされるのは1996年に講談社から全6巻で出た「凄ノ王 超完全完結版」でしょうか。
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私もこれが出た時に飛びついた一人ですが、少年マガジン版に大幅な追加ページを加えてこのタイトルで刊行されたのに…何とこれも未完!だまされた…しかも追加されている部分は興味深い物ではあるのですが、少年マガジン版と矛盾する部分もあります。
まぁ「凄ノ王」は作者自身最が初から盛り上げた所で未完のまま終わらせたいと考えていて編集部も了承済みの作品だったそうなので、ここでもやはり、という事ですか。日本神話をモチーフとしたこの作品ですが、『人間がコントロールできないスケールになってこそ、「神話」は成り立つ』のだそうです。

少なくともガッカリするようなオチは付けられずに済んだわけだし、投げっ放しである事で想像させる面白さもあり、今では私もそれに納得しています。
何より部分部分での面白さ、インパクトが群を抜いているので、何度も読み直しているとそんな細かい事はどうでも良くなってきて、ただ永井豪先生のパワーにひれ伏したくなるのです。


悪しき魔神 凄ノ王の狂気の超能力は全世界を破壊しつくすまで とどまることを知らない!
凄ノ王の怒りの咆哮は暴風雨となり 地上を吹きあれる!
悲しみの悲鳴は雷電となり 地上をたたく!
人々は真の恐怖のなかで死んでいく!



  1. 2012/02/06(月) 23:58:50|
  2. 永井豪
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旅行・紀行・街(114) 茨城県牛久市 1 龍ケ崎市 1 ひたちなか市 1

私は関東地方の1都6県の中でこの歳まで行った事のない県が一つだけありまして・・・それは、茨城県でした。
地味な県とはいえ無類の納豆好きである私としては、決しておろそかにしてはいけない事は承知していたのです。でも位置的にどこかへ行くついでに通る事もないし、連休を取れたらもっと遠くの県に行きたくなるので、いつでも行ける距離なのが災いして今まで行ってなかったのですが、今回は思う所あり茨城県を目的地として訪れてみましたよ。

まずは茨城県南部の牛久市へ。
漫画だと本田真吾先生の「卓球Dash!!(ピンポンダッシュ)」の舞台であり、古屋兎丸先生の名作短編「サチといった海」でも少しだけ舞台になるこの市の滞在時間はわずか1時間程度でしたが、一つだけ見たいものがありまして…それは牛久大仏
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車窓に見えてきただけで、『おおーっ』と声を上げました。
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嶽本野ばら原作の映画「下妻物語」で抗争シーンの舞台に使われていましたね。
あと、町田康原作の映画「けものがれ、俺らの猿と」(鳥肌実出演!)でも登場したと聞いていたのですが、実物見たら全然違いました。あの大仏じゃない…
とにかく気になっていた牛久大仏(正式名称は牛久阿弥陀大佛)は、ブロンズ立像としては世界最大を誇るらしいです。
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うーん、写真では伝わらないかもしれませんが、ど迫力です。
『でかけりゃいいってもんじゃない』とか何とか地元でも批判意見が多いらしいのですが、いえいえ、やはりでかい物って人が畏怖し、崇めたがるものです。それもここまで超でかくなると…ね。
鈴木いづみは著作「ハートに火をつけて」の中で、
『消え去った幻想を、わたしは追い求めている。美しかったり、ハデだったり、カッコよかったり、おもしろかったり、気持ちよかったりしたら、とにかくなんでもいい。マガイモノだろうが、なんだろうが。』
と書いています。
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全高120m(像高100m、台座20m)との事で、これが暴れだしたら夢の怪獣映画が現実の物となりますね。ジャイアント馬場も、奥浩哉先生の「GANTZ」に出てきた大仏星人も目じゃないですよ!

この牛久大仏は、浄土真宗東本願寺派本山東本願寺によって造られました。
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夜は近くの龍ケ崎市、地名に『龍』を含むカッコいい街の佐貫駅周辺で呑む事にして…
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"ホルモンダイニング大黒 佐貫店"へ。
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ホッピーの白と黒で乾杯、
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大黒特製牛もつ鍋、
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炭を出してきてもらい…
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ホルモンMIX。
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ここだと茨城県まで来た意味はよく分かりませんが、店が少なく選ぶ余地もなかったし、ホルモンは好物だし…それに店員さんに地元のカワイ子ちゃん達が多いというのもポイント高いお店でした。

続いては渋い居酒屋で…"大鵬"
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次の日に重要な予定があったので、ここでもホッピーで抑えておきましたが、
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店名を冠した日本酒に進みました。
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(それに、結局後で泊まる事になる友人宅に帰って呑み直して潰れるまで呑む事となる…)

つまみはアンキモ、
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茶碗蒸し、アジ叩き、金目鯛煮つけ…
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地元の食材を使った美味しい物を頂き、最後は可愛い爪楊枝を頂きました。
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ちなみに東京から茨城県に来て、最初に降り立ったのは龍ケ崎市の隣にある取手市の取手駅でしたが、
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取手市の印象は車窓から見えた日清の工場だけ。でも、煙突がカップヌードルだったんですよ!
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友人宅に帰って「カレーライス」を弾き語りしてもらったり…したんだと思いますが、酔っ払っててほとんど記憶ありません。潰れました。
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翌日は、茨城県をずーっと北上し、高速道路も使って走ること2時間…ひたちなか市へ。

今回の茨城県旅行に理由を付けるとしたら、この街にある喫茶店へ行く事。そこにはかつて同じ釜の飯を食った(臭い飯じゃないよ)朋友が住んでいるはずなのです。
もう15年も会ってなかったのですが、聞いていた店名だけを頼りに調べたらすぐに分かりまして、ついに到着したのが"キャロット"(CARROT)。
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当時は喫茶店だけだったはずですが、ヘナサロンも始めていますね。

もちろん我々は喫茶の方へ入りました。綺麗で可愛いお店です。
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美味しい珈琲を頂きながら待ち…
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15年ぶりの涙の再会………は叶わず、お母様から悲しい衝撃の事実を伝えられました。

さようなら、さようなら・・・・
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キャロットで長居してしまいましたが、ひたちなか市は港町。海を見て物思いに耽りたい気分。
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そして、ひたちなか市はあんこう鍋が名物。
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"那珂湊おさかな市場"へ行くと、
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上の方に、あんこうも見えます。
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中へ進み…
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二日酔いの具合も回復してきた所で、"魚一"であんこう鍋を頂く事にしました!
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店内の色紙を見るとキャイーンや、
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ギター侍・波田陽区…といったお笑い界の重鎮も来店しているようでした。
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来ました、あんこう鍋。
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ジャ、ジャーン!
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さらに生牡蠣、
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焼きウニと、海産物を頂きました。
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ひたちなか市の名産をもっと探すと、干しいも。こちらは"ほしいも専門店 大丸屋"
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こちらは後日、キャロットのママがご親切に送ってくれた紅はるか。
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この日この後すぐ、ひたちなか市出身の遠藤賢司(エンケン)さまの誕生日ライヴに駆けつけたのでした。
あと、ひたちなか市はモーニング娘。主演の「ピンチランナー」という映画のロケ地であり、それでメインに使われた『少女駅伝』という素敵なイベントが開催されている街…だと思っていたのですが、あれは映画撮影のために開催した単発イベントだったそうです。そして「ピンチランナー」、DVDを100円だかで見つけたので購入して観た覚えがあるのですが、とんでもないクソ映画だった事だけが印象に残っています。アイドル映画なので、モーニング娘。のメンバーを一人も知らない私が観てもしょうがなく、ファンだけが観れば良い映画でした。

では最後に、以前茨城県土産で頂いた物で今回は自分用に購入しただるま食品『水戸納豆カレー』の写真を貼ってお別れにしましょう。
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(イラストは漫画家の介錯先生。この萌えキャラクターは、なとかちゃんというそうです)


  1. 2012/02/01(水) 23:00:00|
  2. 旅行・紀行・街
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BRUCEです。あだ名は大悟(DieGo)です。
大悟…つまり悟りを開くに至る道程にある事を表し、かつ神の映画「ドラゴンへの道」から頂いてのブログタイトル。同名の秘密結社も運営しています。

名作漫画紹介の形を借りて、自分の記録用に使っています。

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