大悟への道 (旧名・名作漫画ブルース)

名作漫画の紹介 ・・・個人的な旅の記録

旅行・紀行・街(188) 青森県三沢市 1 青森市 1

2014年内最後の投稿となりました。
今回は今年最後の旅行として今月行った、青森県です。まずは思い出の三沢市

けっこう根無し草でいくつかの土地で生活してきた私ですが、実は三沢市は20歳の頃からしばらく住んでいました。多感な時に暮らした事に加えて、故郷の新潟県と現在住んでる東京都に次いで3番目に長い期間住んだ土地でもあります。
いわば第三の故郷と呼んでもいいでしょうか…
それでもあれから一度も再訪する事が無かったので、今回は16年ぶりくらいの三沢。
misawa1.jpg

三沢空港は航空自衛隊とアメリカ空軍も使用している飛行場なので、戦闘機もビュンビュン飛んでいます。
misawa2.jpg
misawa3.jpg
misawa4.jpg

はい、三沢市に上陸。
misawa6.jpg
misawa5.jpg

懐かしい…と言いたい所ですが、全然覚えてる光景が出てこないな~。
misawa7.jpg
misawa8.jpg
misawa11.jpg

ところで前述のように第三の故郷、かつて住んでいた三沢市ですがここが好きかと聞かれると本当の故郷と同じくアンビバレントな感情が巻き起こって一概には言えません。
そう、私はこの地に配属されたのが嫌で、年に3回のボーナスを含む給料はまぁまぁ良い上に寮生活だから食費や光熱費などの生活費までタダ、仕事は楽な上に安定していたのを辞めて去ったのだから…
そもそもですよ、田舎が嫌で故郷を出たのに、もっと田舎に強制的に住まわされるって!当時から古本とかレコードやあるグッズなどの蒐集家であり、インターネットも普及していない時代には絶対に必要だった大都市(もしくはその近郊)から遠く離れ、怒りや絶望感にさいなまれて胃を壊したものでした。当時は私も繊細すぎる神経を持っていたものです。
『人間到る処青山あり』、そんな風には思えなかった若き日。この地に来るきっかけとなった仕事は、航空自衛隊。航空自衛官として三沢基地に配属されたのですね。先輩のオジサン達を見て全く憧れを持てず、もちろん自分が将来なりたい姿とかけ離れていたのも良くなかった。

特別職国家公務員として国の庇護の下にあったまま、田舎暮らしに我慢していれば後の色々な苦労や今後の将来への不安もほとんど無かったかとは思いますが、やっぱり自衛隊にずっと所属していた自分ってのは想像つかないです。
三沢じゃなくて希望していた関東の基地に配属されていたら、けっこう怠け者気質の私はきっとまだ自衛官であり、楽で給料良くて辞められない感じになっていたのかもしれません。(あ、よく自衛官はいつも訓練していて死ぬほど大変だと誤解している人がいるけどね)
休日は古本屋とレコ屋と映画館などを回って夜は酒呑んでる惰性だけの生活をしていたのだろうな。それは幸せな事だったかもしれませんが…今は辞めるきっかけをくれた三沢基地への配属に感謝しています。辞めた後は稼いだ金を持ってフランスに渡り1年間生活したり、東京などで色々な事を経験を出来たのだから。
他の仕事ならまず訪れる事すらなかったであろう三沢市での生活体験も、あのくらいの期間ならば良かった。
misawa12.jpg

さてまずは、空港内の三沢市観光PRコーナーで冊子を貰って最近の三沢情報を仕入れます。
misawa148.jpg

ほっき貝は三沢の代表的な冬の味覚みたいで、ほっき丼をかなり推してましたがかつて住んでいた時にも食べた覚えが無い。この冊子には30店舗以上のお店で載ってましたが、結果は…行くの忘れてました。
misawa149.jpg

そして、かつて三沢に住んだ偉人・寺山修司のパネルがありました。
misawa9.jpgmisawa10.jpg

三沢市に住んでた当時の私は、寺山修司を崇拝していましたからね…
彼の詩、エッセイや小説、作詞した歌謡曲に映画、その他全ての寺山修司を追い求めてました。その寺山修司記念館も、後ほど再訪するとします。
misawa151.jpg

そして私が歌手で崇拝していたのは三上寛さま。この方もやはり青森県出身で、偉大すぎる二人が育った土地で住めたのは貴重な体験でしたが、この二人は共に『東京へ出よ』と訴えている方でもあるのです。
寺山修司が「家出のすすめ」その他で訴えていた事は超ロングセラー本なので皆さんもご存じでしょうが、私が地方でくすぶっている若者達にお薦めするなら三上寛さまの「上京入門 東京で図太く生きる法」(KKロングセラーズ刊)ですね。ちょっとタイトルは恥ずかしいですが…泉晴紀先生の挿画もグッドな名著です。
MIKAMI-how-to-book-on-jokyo.jpg

三沢市のマンホールは、マツ(市の木)の周囲にサツキ(市の花)。
misawa13.jpg
misawa14.jpg

では懐かしい三沢の街を歩いてみましょう。それにしても雪なんか降っているし、さ…寒い…そしてどんより暗い、当地の空気を思い出してきました!
misawa15.jpg
misawa16.jpg

ようやく市街にたどり着き、まずはシンガーソングライター・ももさんが若女将を務める"ふく田"へ。
misawa17.jpg

目当ては現在三沢市で推し進めている『寺山食堂』という企画。昨年の寺山修司没後30年の節目にスタートしたそうで、ふく田もそれに参加しているのですね。
misawa18.jpg
misawa19.jpg

寺山仮面の下に、認定店の証明書。
misawa20.jpg

寺山食堂というネーミングは、寺山修司の伯父(寺山義人)が経営していた食堂の屋号をそのまま使用しています。三沢特産の農産物を使い、寺山修司が好んだ食べ物を逸話と共に紹介する…
misawa150.jpg

協賛している市内5店舗で六種類のメニューを作ったようですが、この店で出しているのは『寺山定食』『寺山セット』『天井桟敷ラーメン』の三種類。
misawa21.jpg

私がいただいたのはまず寺山定食で、
misawa22.jpg

寺山修司が最めて上京した時に上野駅の食堂で食べて以来大好物になり、家でも大量に作って食べていた…という、餃子。
misawa24.jpg

汁物は私が苦手な長芋を使っているというので、内容を郷土料理のせんべい汁に変えてくれました。
misawa23.jpg

それに、天井桟敷ラーメン。麺がパスタのラーメンです。
misawa25.jpg
演劇実験室 天井桟敷のヨーロッパ遠征時にラーメンを食べたくなり、しかし中華麺が手に入らなかったので代わりにパスタで作って食べたのだそうで。

あとは、三沢名物のパイカ料理で…パイカトマト煮。
misawa26.jpg

パイカとは豚バラ肉の周辺の肉付き軟骨の事で、体重100kg以上ある豚1頭からたったの500gしか取れない貴重なお肉。無類のコラーゲン好きである私にはたまらないトロトロ!
misawa27.jpg
misawa28.jpg

青森県南部地方のご当地グルメで有名なバラ焼きは三沢市が発祥ですが、目の前にあった"赤のれん"が元祖らしいです。せっかくなので行こうかと思いましたが、定休日じゃないのに何故か昼も夜も開かず、食べられませんでした。
misawa29.jpg

続いてはタクシーに乗り…ああ、3,090円もかかりましたが!
misawa122.jpg

"三沢市寺山修司記念館"へ。ついに戻ってきましたよ!
misawa30.jpg
misawa31.jpg

全然変わってないなぁ。平成9年7月に開館したのですが、私はちょうどオープンして一年未満の年からここに居ました。この30cmの長い冊子も見覚えあるので、当時から同じの置いてたと思います。
misawa152.jpg

入場料は現在、530円(常設展入館料+企画展入館料)。
misawa153.jpg
現在の企画展は、
追悼!九條今日子展「きみが歌うクロッカスの歌」 ~寺山修司と九條映子のラブレター~
でした。

20歳くらいの時に私は、ここへ何度も来ていた…
misawa32.jpg
misawa33.jpg
misawa34.jpg

中も常設展示は相変わらず素晴らしいの一言でしたが、この撮影コーナーは当時あったかなぁ。一人で行ってたから写真撮ってないのもあって覚えてませんが、寺山修司顔ハメですよ!
この写真はおなじみ、寺山修司の長編小説「あゝ、荒野」の表紙になった森山大道撮影の物ですね。
misawa35.jpg
misawa36.jpg

寺山修司の胸にポッカリ空いた穴を、貴方の顔で埋めましょう。
misawa37.jpg

外に立つ寺山修司。
misawa38.jpg
misawa39.jpgmisawa40.jpg

建物の側面、
misawa41.jpg

このステージでもう一人の青森県を象徴する偉人、三上寛さまのライヴを初めて観たものでした。うーん…自身が詩人でもある三上寛さまですが、「冬の螢」という寺山修司が作詞した曲も歌っているので、今日はそれをリピートして聴こう。
寺山修司記念館1周年のイベントでは他に福島泰樹氏による短歌絶叫コンサートもあり、筋肉少女帯の名曲「スラッシュ禅問答」で聴いたあの声を生で味わう体験も出来ました。
misawa42.jpg
その三上寛&福島泰樹の両氏に加えて、これまた大好きだった音楽家のJ・A・シーザーさまや、天井桟敷の制作担当にしてかつて寺山修司夫人でもあった九條今日子(九條映子)さまなどが集まってトークイベントもありました。
イベントの最後は天井桟敷の演劇終演後みたいに、観客も含めてこのステージ上で記念撮影したのを覚えています。どこかの新聞の記者が撮っていたと思いますが、その写真がどこかに現存するのなら20歳くらいの私が写っているはずですが、はたして!?
寺山修司記念館1周年に絡めたイベントは別日に別の会場でも行っていて、山崎ハコが来て歌ったり…色々と思い出してきました。

そして記念館の裏口を出て森の中、
misawa43.jpgmisawa44.jpg

寺山修司の歌碑兼案内看板の通りに進むと、
misawa45.jpgmisawa46.jpg

丘の上から小川原湖を見下ろす位置、
misawa47.jpg

ここに寺山修司文学碑があるのです。短歌3首が書かれています。
misawa48.jpg
misawa49.jpg

寺山修司のお気に入りだった、ビクター犬のニッパーがいます。
misawa50.jpg

本の形した文学碑の上には、繰り返し作品のモチーフに使って強いこだわりを見せた人力飛行機。
misawa51.jpg

本の背表紙には、『田園に死す』の文字。
misawa52.jpg
もちろん寺山修司監督のATG映画タイトルですが、ジャケ画を花輪和一先生が描いているのもあってビデオを大事に持っていた好きな作品。しかし自衛隊時代の先輩にお薦め映画として貸したら、『退屈ですぐ止めた』とか言われて返されたのを思い出します。やはりザ・体育会系の職場…うちの隊には活字の本を読む人がほとんどいなくて、寺山修司を知らない人までいましたからね。

しかし夜の三沢で呑んでいたら、そこで知り合った兄ちゃんが何と寺山修司記念館で働いていて、私が熱狂的な寺山修司ファンであるのをえらく喜んでくれて、記念館で流しているJ・A・シーザー作曲のBGMをテープに録音してくれたんですよね。これは飛び上がるほど嬉しかった。
misawa155.jpg
こんな素敵な施設・三沢市寺山修司記念館がある街に送り込んでくれた航空自衛隊に、改めて感謝します。

さぁまた長い帰路ですがタクシーはあの値段だし、受付で聞いたら平日には何とバスは通ってないと言う!
でもそういえば昔は、かなりの距離を歩いて往復した事がありました。そんなのを懐かしみながら、のんびり自然を味わいながら徒歩で帰るか…と、進んだらすぐに受付の兄ちゃんがマイカーで追ってきて、市街まで送ってくれました!バスが無くて落胆したのを気にかけてくれたのですね。
ちなみに私がいる間ずっと寺山修司記念館は他の集客ゼロでしたし、ちょうど休み時間だとは言っていましたが、あまりにも嬉しい人の情け。
また別の時には、街で地図を広げて調べていたら自転車に乗ったおじさんがわざわざ止まり、道を教えようとしてくる場面もありましたし、三沢の人々は素晴らしい!!ありがとうございました。

こちらは、夜の商店街を歩いた時に見つけた寺山シャッター。
misawa116.jpg
misawa117.jpg
ところで懐かしいはずの三沢市街…たしかよく使う基地のゲートを出た所に一方通行の商店街があったんですよね。そこにショボいながらも古本屋とか行ってた店がいくつかあったので再訪したかったのですが、その道自体が分からなかった!これは残念でしたが、一体何故?

そして元職場、寺山修司の母親も勤めていた…"航空自衛隊 三沢基地"の正面ゲート!
misawa66.jpg
misawa67.jpg
今や三沢基地内に一人も連絡先を知っている人が居ないので、中には入れず。

同じく、夜の正面ゲート。
misawa68.jpg

ここが様変わりしていたのに驚きました!
misawa69.jpg
ええー!?よく行ってたアメリカン・バーとか、建物ごとごっそり無くなっていますよ!
"SkyPlazaMISAWA"(スカイプラザミサワ)なんていう明らかに巨大資本が作ったチェーン店だらけの施設も出来ていて、
misawa70.jpg

夜はライトアップされてました。
misawa71.jpg

真樹日佐夫原作、荘司としお漫画による青森県を舞台とした1970年のバイオレンス・サッカー作品「雲をけとばせ!」で出る三沢の街は、靴磨きがズラッと並んでいてゴーゴークラブがあって外人の愚連隊が幅をきかせていていました。
私が知っている時代の三沢でもそんなの見る影も無かったし、これが時代の流れってやつですね。
有名な「三沢の犬」などの写真を撮った森山大道は、最近の三沢を見てつまらなくなったとガッカリしていたと聞きましたが、それも仕方ないでしょう。

おっと、こちらが前述の森山大道写真が表紙で1966年刊行の本、寺山修司「あゝ、荒野」(現代評論社刊)。
TERAYAMA-kouya1.jpg

PARCO出版より2005年に出たのは、森山大道の写真作品を加えた新編集の版。
TERAYAMA-kouya5.jpg

2011年の「戯曲 あゝ、荒野」
TERAYAMA-kouya2.jpg

ついでに紹介しておくと、こちらは1993年の河出文庫版。
TERAYAMA-kouya3.jpg

2009年の角川文庫版。
TERAYAMA-kouya4.jpg

おお、三沢飛行場に隣接して"青森県立三沢航空科学館"なんてのがオープンしてました。
misawa54.jpg

人類初の太平洋無着陸横断飛行で有名なミス・ビードル号とそのパイロット像がありました。
misawa53.jpg

あと三沢市大空ひろばを、車窓からチラッと見た程度ですが…
misawa154.jpg
misawa55.jpg
misawa56.jpg
misawa57.jpg

ところで青森県は大別すると西側の津軽地方と東側の南部地方に分けられますが、これが正に犬猿の仲なんですよね。隣接した都市同士で対抗意識を持っているのはどこもあるかもしれませんが、青森のこれはガチで憎しみ合いレベル。
歴史的にも対立してきた地方同士が廃藩置県で一緒になっても争いを続けているようで、片方の地方の方と話すと必ずもう片方を悪く言っていたのに驚いた覚えがあります。どうやらそれは現在も変わってないようですが…
そんな中、三沢市だけは広大な米軍基地の敷地があるからか、三沢だけ津軽と南部とか関係ない独自の地方という考えで、青森県という意識すら低い印象です。

そんな三沢の飲屋街を、思い出に浸りながら散歩すると…
misawa72.jpg

やっぱり、異常にスナックが多い。ほとんど自衛官が金を落としていくのかな。私も当時はこういう店をハシゴしてたわけだし。
misawa73.jpg
misawa74.jpg
misawa75.jpg

よく覚えてるスナックで現存していたのは、"銭泥棒"くらいかな…
misawa100.jpg

あったあった、狸小路。
misawa76.jpg
misawa77.jpg
misawa101.jpg
misawa102.jpg

あとはユタカ街に、
misawa78.jpg
misawa79.jpg

こちら、ニューユタカ街。
misawa80.jpg
misawa81.jpg

そこに"居酒屋 北条"があって、ここもよく来てました。
misawa82.jpg

うん、全然変わってない!
misawa83.jpg
misawa84.jpg

目の前のアナゴを見ながら、
misawa85.jpg

呑んだ酒。
misawa86.jpgmisawa87.jpg
misawa88.jpgmisawa89.jpg

青森県はニンニクの生産でも有名なので揚げてもらい、
misawa90.jpg
misawa91.jpg

刺身、串カツ、天プラなど戴きましたが、相変わらず美味い。
misawa92.jpg
misawa93.jpg
misawa94.jpg
misawa95.jpg

そして大好物の…ナマコ!
misawa96.jpg
misawa97.jpg
misawa98.jpg
misawa99.jpg

あと三沢に行ったら、アメリカンバーに行かなくては話になりません。かつてわりと通ってた店は無くなってましたが、この"Carbs"(キャブス)、
misawa103.jpg

そして隣の"MY PLACE"(マイプレイス)も、あの時からあったような気がします。入ってみると…
misawa104.jpg
misawa105.jpg
misawa106.jpg

まずアメリカ人の店主が凄いフレンドリー!
misawa107.jpgmisawa108.jpg

飲んだビールはイギリス産ですが、ニューキャッスル・ブラウンエール(NEWCASTLE BROWN ALE)、
misawa110.jpg

世界一売れているサイダー(シードル)、ストロングボウも頂きました。
misawa112.jpg
misawa111.jpg

シェーキも、でかい。
misawa109.jpg

フードは、チキンケサディア。美味いな~。
misawa113.jpg
misawa115.jpg
misawa114.jpg
そしてアメリカンバーはチャージ無しで、支払い方法がキャッシュオンなのも良い。日本の居酒屋は強制『お通し』と、レシート無くて金額の計算は不明なのが暗黙の了解になってますからね…

もうちょっと夜の三沢を散歩してみると、中央町ポケットパークがライトアップされていました。
misawa121.jpg
misawa118.jpg
misawa119.jpg
misawa120.jpg

宿泊は、"三沢プリンセスホテル"
misawa58.jpgmisawa59.jpg
misawa62.jpg

安いビジネスホテルなので、窓からの景色もどうでもいい感じですが…
misawa60.jpg

明け方の雪が積もった様子は、雪国育ちの私には懐かしい光景で郷愁を誘います。
misawa61.jpg

朝食バイキング。
misawa63.jpg
misawa64.jpg
misawa65.jpg

朝に散歩すると、薄く積もった雪が綺麗です。
misawa123.jpg
misawa126.jpg
misawa128.jpg

三沢市役所。
misawa124.jpg

この"大三沢教会"は、昔に来た事あるのを思い出しました。若い時は本当に何にでも興味があって宗教についても考えていたし、日曜の説教を聞いてみたり洗礼の儀式見たりとかしたのです。
misawa125.jpg

あそこに見えるのは、"三沢教会"。
misawa130.jpg

木々に雪が降りかかり、正に冬の花だ。
misawa127.jpg

おお!あそこは"古間木保育園"。古間木小学校の方は寺山修司が転校していった学校であり、後に校歌の作詞もしているはずです。
misawa129.jpg

え?これは…
misawa131.jpg

少しでもロック好きなら絶っっっっ対に通っている、セックス・ピストルズ(Sex Pistols)の偉大なアルバム「勝手にしやがれ!!」(Never Mind the Bollocks)のデザインを流用していますね。
Sex-Pistols-never-mind-the-bollocks.jpg
そりゃ日本共産党もパンク好きくらいいるだろうけど、今回のデザインはピストルズ風で!いやー、やっぱ俺は反キリスト(日本人だから反神道、天皇か)でアナーキスト!シド・ヴィシャスの生き様に憧れるよね!とか何とか言ってるんですかね…怖い。
とにかく全国のロック好きがこの色合いを見て『あっ』と思っているのでしょう。党がどうでも、このため投票しちゃう人もいるかも…で、実際に先日の選挙では、このポスターを使って議席を大幅に増やしました!共産党の躍進かぁ、日本の左傾化が深刻です。

三沢駅。
misawa133.jpg
misawa132.jpg
misawa134.jpg
misawa135.jpg

三沢市はアメリカをだ~いすき!沖縄の米軍基地反対運動とか見ると別世界のように感じますが(もっともあれは現地人じゃなくて本土の極左活動家が行ってやってるみたいですが)、当地では米軍が住人に愛されているようだし、日米交流も盛んです。
misawa136.jpg

最後にここは外せません。横溝正史モノの映画に出てきそうなレトロすぎる旧駅舎で営業しているのが、"三沢駅食堂"
misawa137.jpg
misawa138.jpg
misawa139.jpg

入店し、
misawa140.jpg
misawa141.jpg

かけそば、
misawa142.jpg

天ぷらそば。
misawa143.jpg

温泉も行ってないし、食堂も観光スポットや寺山修司スポットもまだまだありますが…
今回はこれにて、思い出の三沢市を出ました。
misawa144.jpg
misawa145.jpg
misawa147.jpg
misawa146.jpg

乗っているこの列車は青い森鉄道線、下りの青森方面です。
aomori1.jpg
aomori2.jpg

よくできた安ビールのホワイトベルグを飲みながら雪景色を見て…
aomori3.jpg
aomori4.jpg

清水川駅、西平内駅などを通り過ぎ、一面真っ白な風景をドンドン進みます。
aomori5.jpg
aomori6.jpg
aomori7.jpg

そのうち青森市に入りました。青森の奥座敷こと浅虫温泉、そして浅虫水族館が見えます。
aomori8.jpg

ここも懐かしい、青森駅に到着です。三沢から片道で1,800円もしたけど、こんなに高かったかな~。一人でよく来ていたものですが、当時はもうちょっと安かったにしても往復でけっこう電車賃かけてたんですね。
aomori9.jpg

ありがとう、モーリー。
aomori10.jpg

東北新幹線なら東京でもカッコいいE5系はやぶさをよく見かけてましたが、今回は利用せず。
aomori61.jpg
aomori62.jpg

青森は、やはりねぶたの街。
aomori11.jpg
aomori12.jpgaomori13.jpg

東陽片岡先生の単行本「ほどよい男たちのバラード」(秋田書店刊)収録の『たそがれ北海未練酒』では東京の新橋サラリーマンが東北新幹線でフラっと青森の海を見に行く話がありますが、正に日本の場末というかそんな感じがあります。
私にとってはここも16年ぶり…町並みを思い出しながら歩いてみましょう。
aomori14.jpg
aomori15.jpg

あれ、全然覚えてる所がなくて、懐かしさすら湧いてこない!
こちら、"Festival City AUGA"(アウガ)前に立つ銀の彫刻。「ダイの大冒険」でオリハルコン製のチェスより生まれた親衛騎団みたいでカッコいいですね。
aomori19.jpg

そのアウガ、
aomori18.jpg
aomori20.jpg

地階には新鮮市場がありました。
aomori21.jpg

こんな所があっていいなと思いますが、食べる所はほとんどなくて魚介類の販売ばかり。つまり地元の人用ですね。旅行者が魚買ってもしょうがないですから!
aomori22.jpg
aomori23.jpg

"焼き立てパン レコルト"(recolte)は、あまりにもいい匂いを放っていたので、
aomori24.jpg

せんとくんみたいでカッコいい角を付けた店員さんから、
aomori25.jpg
aomori26.jpg

青森のリンゴを使ったパンを中心に購入。
aomori27.jpg
aomori28.jpg

アウガに隣接する"ミッドライフタワー青森駅前"には、可愛い子供のナース壁画が描かれています。
aomori16.jpg
aomori17.jpg

街を歩いていたら"ろばた鎌蔵のらくろ"という、看板にのらくろを使った店を発見。
aomori29.jpg
aomori30.jpg

何だあれは!見事な三角形の建物がありますが、フリーメイソンの施設!?
きっとどこかにプロビデンスの目も隠されて…いや、"青森県観光物産館アスパム"という観光施設で青森の頭文字『A』をかたどったのだそうです。
aomori31.jpg

ポストの上には、ねぶた。
aomori32.jpg

入ってみると、
aomori33.jpg
aomori34.jpg

2階にねぶたの実物が展示してありますが、凄い迫力。本物の青森ねぶた祭も、いつか見てみたいです。
aomori36.jpg

窓の外にはルーヴル・ピラミッドみたいなのが見えます。
aomori35.jpg

1階の"センチュリー"で軽く食事しましたが、
aomori37.jpg
aomori38.jpg

三代目 庄いラーメン。これが焼干し・煮干しスープにちぢれ麺をからめた醤油ラーメンで、
aomori39.jpg

またも三角形の、パムパムちまき。
aomori40.jpg
aomori41.jpg

おみやげコーナーで豚汁(何と100円)も頂きました。
aomori42.jpg
aomori43.jpg

お店で売ってる、長イモがたっぷり入ってましたよ。私はとろろが苦手なので長芋も山芋も避けているのですが、生食じゃなくよく煮込んであったので、多分20年ぶりくらいに挑戦し、結果美味しく頂けました。
aomori44.jpg

その隣の店ではそばもやしを購入し、
aomori60.jpg

津軽三味線の生演奏もタダで聴けました。激テク!演奏の見せ場は、ハードロックのギター早弾きと通じるものがありますね。
aomori45.jpg
aomori46.jpg
この奏者は『竹山会』の方で、目はつむっていますが見えている方です。瞽女(ごぜ)の話やATG映画の名作「津軽じょんがら節」の影響で盲目の方が弾く楽器という印象がありますが、そのイメージはもう古い。
曲の合間にステージから話しかけてくるのですが、川崎市在住なのだとか。ものすごい津軽訛りで話す方でしたが、きっと関東ではいわゆる標準語に直すのでしょう。私もそうですが、地方出身者はバイリンガルですから。

それから次の目的地へ進むべく、青森県と北海道を結ぶ特急列車の白鳥へ。
aomori47.jpg

青森駅で、ちゃんと『イギリストースト』も入手しました。青森県民は工藤パン製のこれを愛しており、東京で会う青森出身者は必ずこれが無い事を嘆いています。
aomori49.jpgaomori49-5.jpg

他にもいくつかお菓子などや、
aomori59.jpg

リンゴジュースと、六花酒造による青森の地酒・じょっぱり。津軽人の気質そのままに凄い辛口の酒です。
aomori50.jpg
aomori51.jpg

駅弁は十和田バラ焼きゼミナール監修のご当地グルメ弁当で、十和田バラ焼き重。
aomori52.jpg
aomori53.jpg

そうだ青森の駅弁といえば、八戸市の会社ですが"吉田屋"のが私の大好物。実は東京駅や上野駅でも買えるし!これは『とろサーモン炙り寿司』です。
aomori54.jpg
aomori55.jpg

さらに青森で買った物に、マルちゃんの『青森津軽煮干しラーメン 激にぼ』があります。
aomori56.jpg
aomori57.jpg
aomori58.jpg

もちろん、リンゴも。青森県に住んでた当時、ここの名物であるリンゴの美味さに衝撃を受けた事もあります。
aomori63.jpg

こちらは「水曜どうでしょう」の『対決列島』で青森対決に使用された、ラグノオささきの…気になるリンゴ!
aomori67.jpg
aomori68.jpg
aomori66.jpg

嗚呼、青森県を故郷に持つリンゴガール…そうだミドリカワ書房の歌う「リンゴガール」は良かった。ジャケットを本秀康先生が描いていて、しかも歌詞カードまで本先生の漫画という凄い仕様なんですよね。しかも歌がまた良くて。未聴の方は、是非とも聴いてください。
MIDORIKAWA-ringo-girl.jpg

今回の青森県は祭りなども無いし寒い冬、つまりシーズン外れで観光客がまるで居ない時期に行きましたが、冬こそが東北や北海道のイメージ通りであり、土地の本当の姿です。
特急列車・白鳥は津軽海峡を目指し、そのまま世界最長の海底トンネル…つまり青函トンネルを抜け、北海道入りする事となります。
aomori48.jpg

それでは皆様、良いお年をお迎えください。


スポンサーサイト
  1. 2014/12/31(水) 12:31:00|
  2. 旅行・紀行・街
  3. | トラックバック:1
  4. | コメント:0

藤子不二雄(62) 「藤子不二雄ホラー・ファンタジー劇場 ヒゲ男」

藤子不二雄作品、「藤子不二雄ホラー・ファンタジー劇場 ヒゲ男」(奇想天外社刊)を紹介しましょう。
FUZIKO-hige-otoko.jpg

二人の藤子不二雄先生のうち藤子不二雄A先生の手による、お得意の『ブラックユーモア短編』を集めた作品集。1978年の発行です。
これは凄いですよ…ええ、これを読んでなくては藤子A先生の半面・ブラックな部分を理解できません。

表題作が「ヒゲ男」で、1971年のビッグコミック(小学館刊)が初出。
売れないイラストレーターが町で辻占のおじさんにアドバイスされてヒゲを生やしたら自信が付き、作品が売れるようにもなったのですが、辻占はヒゲを異常なほど愛好し、ヒゲに関するありとあらゆる物を収集していた…その彼がイラストレーターに目を付けた目的は!?
同じ『奇妙な味』系を得意とする小説家で、私が少年時代にかなり読んでた作家に阿刀田高がいますが、彼の代表作の一つで直木賞も受賞した短編「ナポレオン狂」に、相当な影響を与えていると思います。

続きも順に見ていくと、「暗闇から石」(原題は「不意打ち」)は1973年のヤングコミック(少年画報社刊)が初出。
映画館でスティーブン・スピルバーグ監督の「激突!」を観賞中に隣の席の揉め事を注意した男が、その注意された人間と思われる奴から執拗に付けねらわれるゆになる話。「激突!」と同様にまるで正体の分からない者に狙われる恐怖を描いた短編で、藤子A先生自身が前に描いている「赤紙きたる」と同列の作品です。

そしていよいよ、「禁じられた遊び」です。
つい最近アップした「黒ベエ」で巻末に入っていると紹介した『ぶきみな5週間』シリーズ、その1話目がヤバいからこの「禁じられた遊び」に差し替えられていると書きましたが、では「禁じられた遊び」はヤバくないのかと言えばそんなわけはなく…むしろこちらの方がオリジナルの姿では再発出来ないと思われます。
本作はCOM(虫プロ商事刊)で1971年に『白い童話シリーズ』の一話として描かれたのが初出であり、前述の「黒ベエ」やその他の再発本の全てで収録されているのはオリジナルの内容を大幅に改変しページ数も半分以下にした短縮版なんですね。

まだ幼い少女は可愛がっていた金魚が死んだ時、死んだ生き物はお墓を作って葬る事を教わると墓作りに熱中する。
そこに少女を王女さまのように崇める知的障害の大男が登場し、少女のために望む死体を集めてくるようになるのですが、最後は人間が…という話。
少女は純粋無垢なだけかといえばそうでもなく、殺した動物の飼い主が慌てている様を大男と一緒に笑っているので、無邪気さを演じているだけなのかもしれません。
強烈でダークな内容をさすがに上手く描いていますが、要はこの知的障害の大男の存在自体が表現としてヤバくて、彼の登場シーンが丸々カットされているのですね。そんなに都合よくその部分だけカット出来ないので、他で多く見られるようにセリフだけとかじゃなくページ編成やコマ時代も編集しまくって、ついに彼は居なかった事にされてしまいました。
これで実行犯役が消えてしまって少女が何故あれを出来たのか分からなくなったし、横浜の外人墓地に行って綺麗だと感じ、自分ちの庭もこういう風にしたいと思うシーンなんかもカットされたので、編集された短縮版は不自然になってもう本質が失われていますよね。
残念ながら現在に至るも本作のオリジナル版が読める単行本は、この「藤子不二雄ホラー・ファンタジー劇場 ヒゲ男」だけ。
それにしても…タイトルと内容で分かる通り同名のルネ・クレマン監督によるフランス映画をモチーフにした作品ですが、あの感動ドラマがよくぞこんな怖い話に!

それから1972年のヤングコミックで発表されたブラックユーモア短編が4編、「不器用な理髪師」「内気な色事師」「無邪気な賭博師」「ダル男の物憂い日々」と続きます。
どれもレベルが高いのですが、特筆すべきは「内気な色事師」でしょうか。この時代にしてすでに今で言うストーカー問題を題材にしているのですが、勝手に思い込んでのめりこんで行く愛の行く末を描いていて、それも加害者となる男側から…いいとか悪いではなく、ニンゲンと言う生物が持つ精神の闇や陰の部分について触れています。
チャラそうな同僚の言う
『どんなイイ女でも オシッコもするしウンチもするってことを忘れない方がいいぜ』
のアドバイスが正論すぎました。
早くからストーカーを扱っていますが、よく似た物語でもある江戸川乱歩の小説「蟲」などを読むと、戦前からそういう人や行為があったのは確かです。

「明日は日曜日そしてまた明後日も……」は前述の「禁じられた遊び」と同様に、COMの『白い童話シリーズ』で描かれた作品。
両親の期待を一身に背負い大学を卒業し、ついに社会人として就職した気弱な男が、あるきっかけで会社に入れず逃げ出してしまい、公園で泣きながら母の手作り弁当を食べる。このシーンに2ページかけるのですが、悲しく情けない心情をセリフ無しで表現した胸を打つシーンです。
男は両親に言えないまま当初こそ会社に行くふりだけしていたのですが、そのまま永遠にどこにも出社する事はなかった…勤めにでることができない病気、これは今でいう引きこもり問題を描いてますね。
現代の引きこもり、ニートなどを書いた元祖も、やはり乱歩だと思いますけどね。しかしこの手のブラックな話を描くとなると、どうしても乱歩の影がチラつく結果になるのは致し方ないでしょうか。乱歩こそが『奇妙な味』の名付け親でもあるし。

「盲滅法の男」は1973年の作品で、初出誌はヤングコミック。後に「一本道の男」と改題されたのは、単純に『盲(めくら)』の語が自主規制されたのでしょう。
内容は麻雀を題材にして『地雷のいっぱい埋まったとこを盲滅法に突っ走っても地雷を踏まないような人』を描いた物で、この単行本の中ではまぁ、一番どうでもいい作品かな。

最後に「万年青」、これもCOMの『白い童話シリーズ』で描かれた作品で、盆栽にかけるどもりの少年の話。
この単行本には1971年の同シリーズが3作収録されていますが、全部で6作存在し、内容は
「ひっとらぁ伯父サンの情熱的な日々」「わが分裂の花咲ける時」「万年青」「明日は日曜日そしてまた明後日も……」「ポルノを買いに」「禁じられた遊び」
となっています。
このうち5作までは改変されながらも単行本化されていますが、「わが分裂の花咲ける時」だけは未だにどの本にも未収録のままですね。

さらに本作「藤子不二雄ホラー・ファンタジー劇場 ヒゲ男」では、それぞれの短編の扉ページ1話ごとに藤子A先生の一言が付いていて、これも復刻時には削除されたのは残念。巻末には小説家の生島治郎による解説文も収録しています。


そう!だまされたと思って、ヒゲをのばしてみたまえ!
ヒゲは、きみに権威と神秘性をあたえるだろう!



  1. 2014/12/29(月) 23:00:47|
  2. 藤子不二雄
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:1

藤子不二雄(61) 「エスパー魔美」

藤子不二雄作品、「エスパー魔美」(小学館刊)を紹介しましょう。
FUZIKO-esper-mami1-2.jpg
本作は二人の藤子不二雄先生のうち藤子・F・不二雄先生の方。

遅ればせながらの魔美ですが、これは個人的に藤子F作品の中でもトップクラスに好きな作品。
初出は小学館の漫画雑誌マンガくんで、この掲載誌自体が少年ビッグコミックに変わってからも掲載されました。ヤングサンデーの前身だった雑誌ですね。
最終回までの連載期間で見ると1977年から1983年までと長期に渡りますが、少年ビッグコミックになってからは不定期連載になっているので単行本は全9巻の分量しかありません。それも『マンガくんコミックス』から刊行されたものの、雑誌の改変に伴って単行本のレーベルも改名されたので途中から『少年ビッグコミックス』になっています。
今回の画像に使っているアニメ版が表紙の『てんとう虫コミックス』は1987年のTVアニメに合わせて刊行された、つまり私の少年期に出ていた物なので個人的に思い入れ深い本になります。アニメは私が10歳くらいの時に放送スタートしているし、それに合わせて愛読していた月刊コロコロコミックでも再掲載されていたので、子供の時は「エスパー魔美」はリアルタイムで連載している作品なのかと思っていました。
それからさらに20数年経った現在でも印象は変わらず、子供に新作だと言って読ませれば信じるでしょう。多くの藤子F作品に言える事ですが、全く時代で風化しないのは本当に驚くべき事。

主人公が中学2年生(14歳)で藤子F作品にしては高年齢向け作品なので内容もレベルが高い話が多く、一話完結の話が連作で続きます。
女子が活躍し、ちょっとエッチなのも嬉しい「エスパー魔美」…その主人公の少女は佐倉魔美。可愛い赤毛の女子中学生ですが、その髪の色はパパの曽祖母がフランス人だったので隔世遺伝を意受けたからで、祖先はヨーロッパの魔女狩りで殺されたそうです。その魔美が今、超能力に目覚めてエスパーとしての生活を送る!
主人公あ女子だからかファッションにも気を使っていて、「ドラえもん」みたいにいつも同じ服装ではなく、毎回可愛く変えています。

FUZIKO-esper-mami3-4.jpg

自分がエスパーである事を自覚した魔美は、超能力を使ったきっかけでもあり同じ"明月中学"に通う同級生の高畑和夫を良き理解者として超能力を訓練し、行動を共にします。
この『高畑さん』が魔美の相手役の異性だから一応本作のヒーローですが、魔美より身長は低いし話が進むにつれ小太りにもなっていく…もちろん運動オンチ。しかし天才的な頭脳を持っていて教科書や本なんか一度読んだら暗記しちゃうから、ちゃんと努力している人に申し訳なくてわざとテストでは間違えているほどで(カゼひいいて頭がホンヤリしてたため、うっかり全問正解しちゃった事がありましたが)、とにかく人の気持ちを分かるタイプ。
もちろん恋愛絡みだと弱くて魔美ともなかなか恋愛には発展しませんが、ちょっと可愛いレベルにはエッチな場面もあるかな。
昨今ではイケメンだのオシャレだの金持ちだの、お笑い芸が得意でオモシロイ人、なんてのが人気者なんですかね。そういった男は藤子F作品ではまず主役級になりません。子供達もテレビを見ていると間違った認識をするのかもしれませんが、男の魅力とは何なのかを藤子F先生から学んで欲しいものです。

この「エスパー魔美」を象徴するようなエピソードですが、魔美はおこずかい稼ぎのために画家であるパパ(十朗)のヌードモデルをしているので、作中で頻繁に全裸になります。それも慣れたもので、全く恥ずかし気も無く脱ぐしパパは(同時に藤子F先生は)胸がふくらみ始めたその女体を乳首までしっかり描いている!
でもまだブラジャーはほぼ装着してないみたいだし…いやちゃんと着けててそれを取るシーンもあるにはあったのですが、着替えの中にブラは無い描写もあったし、つまりギリギリの年齢か。でもだからこそ、近年の現実社会で騒いでる児童ポルノ禁止法がどうとかってのが心配ですね。女子中学生の全裸を描いている、この作品は大丈夫なのでしょうか。劣情を催すような内容ではないのですが、これもマークされて絶版だとか修正入るなんて事にならなければいいですね。
とにかく魔美は自分の裸の価値に無頓着であり、モデル代はパパと交渉して上げようとするも2,000円に値切られたりしてます。
そのパパは画家としてはあまり売れてないものの区立高校の美術の先生もしているみたいだし、魔美はその絵が好きで才能を信じています。ママは、"朝売新聞"の外信部に務めていて仕事出来る人っぽいですが普通に美人。
大嵐の晩に迷い込んできたという飼い犬のコンポコは重要なパートナーで、タヌキとかキツネに間違えられると怒るし、笑い上戸。間抜けな所もありますが、魔美がしばられて溺れ死にそうだった所を縄噛み切って助けたりと名犬ぶりも見せてくれます。

魔美の超能力は種類も強さも徐々に増えていきますが、テレポーテーション出来る距離は当初1回に約600メートルのみだったのと、自分何かが衝突しそうになると発現するために高畑さんが仁丹が飛び出るテレポーテーション・ガンを製作します。これが魔美のイニシャルMがハート形になっているブローチで、トレードマークにもなっていますね。裏のボタンを押すと飛び出す仁丹を自分に発射して600メートルずつパッピッパッピッと瞬間移動していく姿はおなじみではないでしょうか。
他にテレキネシス、テレパシー、念写…高畑さんと実験したりしながらコントロールする能力を身に付け、成長していきますが、魔美は自分がエスパーである事は誰にも悟らせずに生活する道を選びました。一度はマスコミで引っ張りだこになった後に、きっとその反動で超能力を不気味に思い、恐れ妬まれ敬遠されて憎まれもする、ましてフランスのご先祖は火あぶりになっているしというのが理由です。
テレビカメラに撮られて『空飛ぶ少女』としてニュースになってしまったり、隣家に済む陰木さんや、明月中学の先輩で映研のカメラマン・黒沢に知られて写真部の篠山が雇われて探られたりもしますが、一応…超能力の事が世間にバレるのは回避されています。

FUZIKO-esper-mami5-6.jpg
FUZIKO-esper-mami7-8.jpg

佐倉魔美は掃除、洗濯、裁縫などの家事全般が苦手ですが、特に料理はひどい。どれもやる気がないわけではなく、挑戦するけどとんでもない結果を巻き起こすからやっかいなのですね。最初に高畑さんが食べさせられるはめになりそうだった時は、魔美が自分の料理を味見して気絶したために助かりましたが…それほどひどいのです。
『お料理にも個性が必要というのが、あたしの持論なんです。』
という魔美の料理を知る、パパや高畑さんらの反応がいつも面白すぎる。

あとこれはマメ知識ですが、カップやきそばを食べる時は話が未確認飛行物体を主題にしていたからか、『日清焼そばU.F.O.』らしき物を食べています。別の話で誤って飲んでしまった日本酒の銘柄は、正宗冠(菊正宗っぽいロゴ)。
マンガ家になる夢を持つ話もありましたが、パパが画家だからか絵は一応上手。しかしアイデアを考える力があるかは微妙で、天から降りてきたアイデアは…マンガ家のフニャ子フニャ雄が考えた案がテレパシーで伝わっていただけでした。

ところで近年の作品で堺雅人と山田孝之が主演した映画「その夜の侍」を観た時、この「エスパー魔美」にしては最後までシリアスなエピソード『黒い手の巻』を思い出したのですが、あまりにも話がそっくり。赤堀雅秋監督は、やはりこれを原案にしているのだろうか…

『うそ×うそ=?の巻』と『ずっこけお正月の巻』では、「ドラえもん」のキャラクター達が近所の住人役でゲスト出演しています。普通の人間世界ではいないはずのドラちゃんまで、後姿だけですが描かれていますよ。
するとやはりこの2作品は同一世界にあると、まぁシャレで解釈すると魔美らが住む佐間丘陵地帯の町というのも、「ドラえもん」と同じ練馬区が舞台で良いのでしょうか。『エスパー危機一髪の巻』では家から世田谷区のある場所まで走って40分という事が判明するし、東京都内に住んでるのは確か。
余談ながら冬休みに佐倉家の三人+一匹で"青倉スキー場"へ行く『雪の中の少女の巻』という話がありまして、これは多分我が故郷・新潟県の赤倉温泉スキー場がモデルだと思うので嬉しく思ったものです。

他に別の藤子作品との関わりで言うと『ヤミに光る目の巻』で、共演ではないのですが『おのれ放火魔 このうらみはらさでおくべきか~』と、「魔太郎がくる!!」のパロディ場面がありました。
ちゃんと背景の『メラメラ』もありますが、今度は藤子不二雄A作品を元ネタにしている事に注目。

魔美のテレキネシスは一度だけ、20年前のパパの思い出の中で働いた事もあります!
といっても意味分からないでしょうから読んでもらいたいのですが、それは『雪の降る街をの巻』。タイトル通り内村直也作詞の歌謡曲「雪の降るまちを」をモチーフにした名作でした。
この曲はアキ・カウリスマキ監督の「ラヴィ・ド・ボエーム」(La Vie de bohème)…私の大好きな映画ですが、あのエンディングでも使われていますね。

FUZIKO-esper-mami9.jpg

また、本作はエスパーが魔美一人だけしか出ないのがミソでしょうか。よって強盗だの学園を支配する暴力応援団だのと戦っても敵ではない。犯罪者の不意打ち喰らって気絶したり、まぁミスや不注意からとはいえピンチは起きますが、バトル物としての見せ場は皆無。
そう、超能力バトルとか通常の少年向け作品にならないからこそ藤子Fワールドが保たれているわけですね。
スケールの大きい話として思いつくのも、ブラックキューピットという謎の殺し屋が某政府の大統領を日本で暗殺する計画を防ぐ『弾丸よりもはやくの巻』くらいでしょうか。
魔美も、
『たいぼうの大事件! エスパー魔美の腕のみせどころだわ!!』
と喜んでおります。

ライバルの居ない世界で、魔美の超能力は強さを増していき…終盤には一回のテレポートで5キロ近くジャンプ出来るようになるし、高畑さんを連れたままジェット機並みに亜成層圏航行してみたり。
この魔美がおっちょこちょいで、同じく女子が主人公の藤子F漫画「チンプイ」のエリさまそのまま。少し歳を重ねただけの子供みたいな性格だから良いのですが、妙齢の多くの女性のようにお金とか大好きな感じになっていったら恐ろしい事が起こりそうですね(笑)。
本作ではエスパーと魔女の違いを明確にしていないのですが、私にとって一番好きな黒魔女が黒井ミサなら、白魔女は佐倉魔美でしょうか。

細かく1話1話を語るのは避けましたが、基本はギャグタッチながらサスペンス的だったり泣ける話だったり、とにかくしっかりと山場があって最後はまとめる、正に上手い短編漫画の見本と言えるでしょう。そして可愛い我らのエスパー!主人公である魔美のキャラクターに惚れるわけです。
藤子・F・不二雄先生はこれ以前の1974年に「赤毛のアン子」(単行本収録の際に「アン子 大いに怒る」と改題)という、本作の原型となった読切作品も描いているので、そちらもいつか紹介するとします。


いま、かれの天才的な頭脳は、めまぐるしく回転しているのだわ。
なにかをしんけんに かんがえこんでいる時の高畑さんて すてき!!



  1. 2014/12/27(土) 23:00:58|
  2. 藤子不二雄
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

藤子不二雄(60) 「黒ベエ」

藤子不二雄作品、「黒ベエ」(小学館刊)を紹介しましょう。
FUZIKO-kurobee1-2.jpg

1969年から翌年まで週刊少年キング(少年画報社刊)にて連載された作品で、単行本は朝日ソノラマのサンコミックスで全3巻。
本作は二人の藤子不二雄先生のうち藤子不二雄A先生の方。二人の作風を区別する時によく使われる『ブラックな藤子A』を代表するような黒さを持つ作品です。

幼年向け漫画の傑作を生んできた藤子A先生が、大人向けのブラック・ユーモア漫画という新境地を精力的に描き始めたのはこの前年の「黒イせぇるすまん」から。よってまだ読者からこちらの方でも巨匠だと広く認知される前の事であり、少年誌の連載らしいギャグタッチも入れながらほぼ同時期の「怪物くん」と大きくは違わない絵柄で描いています。しかしこれがけっこうヤバい内容で、少年漫画の範疇でどこまで異色の物語を描けるか挑戦していたのではないでしょうか。
後に藤子・F・不二雄先生の方が描いた『くろべえ』「ジャングル黒べえ」としてやはり児童漫画の形で上梓されており、70年代前半の時点で二人は完全に違う方向に進んでいるんですよね…コンビを解消するのは、ずっと時を経て1987年ですが。

さて「黒ベエ」ですが、主人公がタイトル通り黒ベエという男で、スーツやマントその他も黒ずくめの服装にハゲの子男で、ロゴの目玉が付いてる『黒』の字と同じように小さな山高帽をかぶっています。やはり決して子供の間で人気が出そうな風貌ではありません。
夜道をヒタヒタ歩いてきて、『ドジャーン』と登場したこいつは影を操る魔力を持っていて、ハゲタカのハゲベエを連れて旅しつつ、気になった人物を追う見物者。時には徹底的に関わるのですが、黒ベエに目を付けられると大抵は酷い目に遭わされます。
プロローグに続く冒頭の話「ワニ料理」で、いきなりある一家がワニに喰われて終わりますからね…

続く「スズキ・ミチオの秘密復讐計画」は、おとなしそうに見える少年・スズキミチオが自分に害を成した者に黒星を付けていき、その星が10点に達した者は定めにより処刑していく話。これは中上健次の文学「十九歳の地図」に影響を与えているのではないですかね。
また、藤子A史で見ても明らかに後に描かれる名作長編「魔太郎がくる!!」の原型なので、重要な話でした。ここではより凄い特殊能力を持っているのは黒ベエの方なので、『影封じ』の術で魔太郎みたいなスズキミチオが消えてしまいましたが。

全11話の中で一番ヤバイのは、「しごく者 しごかれる者」じゃないですかね。
ある会社が新任研修として昔の兵隊の格好で旧日本軍の軍隊式に『きちがいじみた特訓』で鍛えているのに遭遇し、黒ベエは忍び込んで見物しますが…そのシゴキがすごい。
暴力や非人道的なゲームなどをやらせて会社に絶対服従するよう心に植え付けるわけですが、表向きは優しい顔している部隊長(社長)は、黒ベエがある二等兵に『あの社長はとんでもないきちがいだぜ あの社長はジキル博士とハイド氏みたいな男なんだ!』と忠告していますが、この回は会社側が悪魔すぎて黒ベエは普通にいい人役。しかし助言の甲斐無く会社を信じたあわれな二等兵は、気が狂ってしまうのでした。
これが描かれて45年…現在を代表するブラック経営をしている会社・ワタミとその社長の手口を見ると、経営者がより巧妙になっているだけで同じ事をやっていますね。スローガンの美辞麗句で若者達を洗脳して飼い犬にし、自分だけが儲ければ良いのだと。(参考 中村淳彦「ワタミ・渡邉美樹 日本を崩壊させるブラックモンスター」コアマガジン刊)

「機械マニア」は、"機械城"に住む偏執狂の城主と息子が黒ベエとハゲベエを拉致していたぶる話ですが、絵と機械じかけのアイデアだけでカラクリ装置好きにはたまらないですね。
大変な絵をやたら丁寧に描いていて、変な道具のコレクションである藤子A先生自信もかなり楽しんで描いていたのであろう事がうかがえます。

FUZIKO-kurobee3.jpg

やはり大人向けのブラック・ユーモアで恐怖と笑いを描く作風は少年キング読者に支持されなかったのか、後半は黒ベエらの設定はそのままにわりとまともなギャグ漫画になっていき、「ハゲベエと黒ベエの場合は」で鳥キチ一家の遺産騒動を描いた後は短い話を2編で、特に最終回らしい話も無いままに終了。
江戸川乱歩が海外ミステリを日本へ紹介して普及させたように、藤子不二雄A先生はブラック・ユーモアを日本の漫画読者に広めた功労者だと思いますけどね。

1980年代に中央公論社の藤子不二雄ランドでも復刻されている本作ですが、同書は1990年代には全て品切れ状態でしたし、後に少年漫画の名作が次々と文庫化して復刻されるブームがあった時にもまるで復刻される気配が無くて、長らく絶版のままだった作品。
「しごく者 しごかれる者」辺りがヤバくて再発出来ないのかと思ってましたが、2011年になってついに!ブッキング藤子不二雄Aランドで出ましたね。

ところで今回画像に使っているサンコミックス版では、まだ重要な部分があります。
実は巻末に陰の代表作が2作収録されていまして…まずは1970年の高三コース(学習研究社刊)で連載され、ずっと後でアニメ化もされた「夢魔子」が全5話。これは後に表題作となって単行本化もされているので、別の機会にちゃんと紹介するとしますか。

そして、同じ1970年の少年キング(少年画報社刊)で「ぶきみな5週間」として掲載された全5話を、「不気味コレクション」と改題して載せています。それぞれ、
第1話 毛のはえた楽器
第2話 爪のある杖
第3話 串のはいった鞭
第4話 鎖のついた武器
第5話 目のない舞姫

とタイトルが付いている独立した短編ですが、『異常な過去』を持つ道具を主題にして創作された物語である事で共通しています。

どれも面白い話ですが、ダントツでヤバいのは第1話の「毛のはえた楽器」。アフリカはウガンダのピグミー部落を取材に行った日本の極東テレビ撮影隊のカメラマンが、小人たちに対してバカにした態度を取りルールも守らなかったために密かに殺されて、その人革を使って観光客に売りつける楽器にされるという話で、これは後に『ぶきみな5週間シリーズ』が再発される時にも抹消された封印作品。
(中央公論社「愛蔵版 藤子不二雄ブラックユーモア短篇集 第2巻 ぶきみな5週間」の初版時のみ差し替えなし)

アフリカの黒人が出るだけでも出版社の自主規制で本にならなかった時代が記憶に新しいと思いますが、これなんて1ページ目で最初のセリフがガイドによる
『とにかく やつらには気をつけてください やつらは われわれとおなじ人間じゃないんだから……』
ですからね。続けて『やつらピグミーは人間とけものの あいのこのようなものです』なんて言ってるし、人権意識とか差別的な表現とか何とかってレベルではひどい作品になってしまうのでしょうね。
で、後年『ぶきみな5週間』が再発される時は第1話だけ全くの別作品である「禁じられた遊び」に差し替えられるようになるのですが、新たに持ってこられた「禁じられた遊び」自体にも問題があり、オリジナル版に比べ大きく内容を改変をされた短縮版が収録されているのでややこしくて…それについても、またの機会に書くとします。


けけけけけ
どーやらハゲベエのいうとおり すこしくるっていたらしいな……
さあ またもとの黒ベエにもどらなくっちゃ!!



  1. 2014/12/22(月) 23:59:43|
  2. 藤子不二雄
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

藤子不二雄(59) 「中年スーパーマン左江内氏」

藤子不二雄作品、「中年スーパーマン左江内氏」(双葉社刊)を紹介しましょう。
FUZIKO-saenaishi1.jpg

絵を見れば一目瞭然の事ですが、本作は二人の藤子不二雄のうち藤子・F・不二雄先生の作品。
漫画アクションにて1977年から翌年まで連載された作品で、単行本はアクションコミックスで全1巻。最初に出たこの版は巻末に小野耕世氏のエッセイ付きです。

他にも中央公論社の藤子不二雄ランド(FFランド)だとか、
FUZIKO-saenai2.jpg

最近では小学館の藤子・F・不二雄大全集にて「未来の想い出」と同時収録の形で単行本化されています。
FUZIKO-saenai3.jpg

本作の主人公は平凡な中年サラリーマン・左江内氏
名前の通りさえなくて、普通、いや人生を楽しんでいるとは思えない普通以下の係長で所帯やつれしたおじさんに焦点を当てられる、藤子Fの数少ない大人向け漫画ですね。
この左江内氏がある日、謎のサングラスの男に付きまとわれるのですが、この男は自称・スーパーマン。後任に左江内氏を任命したいと言うのですが、当然信じられない左江内氏。しかし、娘のはね子が襲われている場面に遭遇したのに暴漢に返り討ちに遭ってボロボロになり、スーパーマンの力を欲すると…サングラスの男が再び現れると『スーパー服』を譲ってくれて、無事にはね子を救出した左江内氏!
サングラスの男も後任が決まったので安心して去りました。この男が誰だったのかはこの後全く登場しないので分からないままでしたが、左江内氏と同じように平凡なサラリーマンだったのでしょう。頭頂部ハゲで不精ヒゲの風貌もうだつが上がらなそうだし、左江内氏が選ばれた三条件も、
・最大公約数的常識家
・力をもっても大それた悪事のできぬ小心さ
・ちょっと見 パッとしない目立たなさ

というものでしたから。

以降はスーパーマンとなった左江内氏の活躍を描くのが本作の内容ですが、活躍といっても同様の能力を持った悪人や組織は登場せず、戦う相手も小悪党くらいで、ほとんど日常の小競り合い程度。
サングラスの男も
『テキトーにやればいいのよ スーパーマンひとりいくらがんばっても この世の悪は根絶できっこない カバーできる範囲ってタカ知れてるのよ』
なんて言ってたし、ゆるいスーパーマンです。
なってもあまり得する事はない左江内氏自身も悩みを抱えてるし、イラついてやりすぎてしまう事もあって人間性豊かであり、決して完全無欠の超人ではありません。

洗ってなかったスーパー服は臭くもなるし…アメコミのスーパーヒーローであるスーパーマンから、カッコいい部分をとことん排除していますね。
でも着ると空は飛べるし、パンチで岩を砕き、弾丸も跳ね返すし水中でも呼吸出来るし、その他無敵の能力を得られますよ。そしてもう一つ、漫画アクション読者層の願望を形にしたのは透視能力でしょうか。どんな女性も、スーパーマンの前では裸を隠す事は出来ないのだ(笑)

スーパー服は普段、不思議な力でハンカチ大に収納されていますが、それを広げるとパッと服に早変わりするのですね。そんな所もパーマンセットそっくり。そう、本作は自身のヒット作「パーマン」をネタ元にしてまして、登場人物や設定などを大人向けにしたと思われる作品。
自分の子供の心配から、自殺願望を持つ女性や会社が倒産した社長、受験勉強地獄にいる子供や教育ママを描いたりと話も大人向けで深いながらも地味だし、バトル要素ゼロの敵無きスーパーマンでしたが…
最終話はちょっとだけ話がでかくなり、政治家の悪が描かれました。と言っても現実には正義とか悪とかキッチリ線引きされている物ではないし、必要悪もある。人間の汚さや理不尽な事に嫌気が差し、世の中は少しも変わらないしでスーパーマンを止めたくなった左江内氏ですが、彼の目の前に現れたのは、何とパーやん!つまりパーマン4号です!
そしてパーマンの力を受け入れて仕事に利用もしている彼の考えを聞き、パーやんが営む運送業の共同経営者として誘われるオチで物語を締めくくりました。

「パーマン」の大人版とは書きましたが、そうです実際にその世界同士がリンクしているのです!
よってパーマンファンも読まなくてはならないし、やっぱりこういう別作品のキャラクター同士が絡み合うのは嬉しいですね。
私が子供の頃は藤子不二雄が2人一緒で、今で言う藤子・F・不二雄作品と藤子不二雄A作品も区別もされずに一緒に戦う映画版とかあったし、有名キャラ達が行進してくるFFランドのテレビCMにはワクワクしたもんな~。

ところで「パーマン」では、パーマンセットをくれた宇宙人の名前がそのまま『スーパーマン』だったのに、アメコミのスーパーマンの著作権に触れるからと『バードマン』に改名されたじゃないですか。この中年スーパーマンはタイトルでまで使っているのに、何で大丈夫だったんですかね。


あたしゃスーパーマンです
あんたをスーパーマンにするため つけまわしておるのです



  1. 2014/12/17(水) 23:00:58|
  2. 藤子不二雄
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

旅行・紀行・街(187) 東京都大田区 1 世田谷区 2

先日に続いて東京都、23区ある『東京都区部』…ちょっと行ってみただけ程度の所もありますが、とりあえず一旦は全部訪れた記録を残しておきましょう。23区目、つまり最後の紹介となったのは最南部の区、大田区です。

うーん…大田区といえば誰もが"羽田空港"(正式名称は東京国際空港)がある区、という認識でしょう。逆に言えば、例えば滋賀県といえば琵琶湖みたいに、それ"だけ"しか出てこないかもしれません。
私もこのブログで既に、旅行に行く時に利用した空港として何度も載せてはいましたが、つい先日にも訪れています。もちろん目的地はここではなく、ここから出発して他の土地へ旅に出ているのですが。
tokyo-airport59.jpg
tokyo-airport60.jpg

埋め立て地で区域を拡大して東京23区で最も大きな区となった大田区ですが、その区全体の3分の1の面積を占める広さを持つのが羽田空港。
この空港で好きなのは、『太陽の塔』と『月の塔』です。
tokyo-airport61.jpgtokyo-airport62.jpg
天才・岡本太郎さまの代表的作品であり大阪万博の象徴と同じ名前を使っておきながら、このしょぼさなのが素晴らしい。世界でもトップクラスの利用者数を誇る羽田空港ほどの大規模空港、金が無いわけもないでしょうが他に目立ったオブジェもないし、太陽の塔と月の塔はこんなもんですからね。
近くには撤去しようとすると祟りにより事故が起こる都市伝説で有名な、呪いの鳥居がありますが…

ここに来るとけっこうな確率で行くのが、"天丼てんや"
tokyo-airport63.jpg

まずは生ビールに、天ぷらは海老・いか・れんこん・いんげん。
tokyo-airport64.jpg
tokyo-airport65.jpg

そしてこの時期なので、かき天丼。
tokyo-airport66.jpg

さて、出発ロビーへ向かいましょう。
tokyo-airport67.jpg

単純に、離着陸する飛行機を近くで見れるのが良いですよね。そして、背景は富士山。
tokyo-airport68.jpg
tokyo-airport69.jpg

空を飛べば美しい上空からの光景、そして富士山に見入ってしまいます。
tokyo-airport70.jpg
tokyo-airport71.jpg

…と、この行き先はまたの機会に紹介するとして、大田区に戻ります。
もちろん区内には、それほど有名じゃなくても羽田空港以外の見所はまだまだあるわけで。
まずは大田区の繁華街である大森へ。大森駅西口側ですが、
omori25.jpg

おお、ここら辺があの『馬込文士村』だったのですね。こんな文学好きにはたまらない文士達のレリーフがありました!
omori30.jpg

昭和初期の馬込村に集まった文士達か…川端康成、山本周五郎、
omori31.jpg

稲垣足穂。他にも北原白秋、三好達治、室生犀星、萩原朔太郎、等々、大変な顔ぶれでした。
omori32.jpg

そのまま神社の石垣に、このように続いています。
omori33.jpg

背景を切り抜いて立体的にしていますが、けっこう手の込んだレリーフですね。
omori34.jpg
omori35.jpg

この石垣の上は、天祖神社。
omori36.jpg
omori37.jpg

でもいまどきは文学より食い気、というわけで飲食店へ行きましょう。
まずは目当てのラーメン店、"一風堂 SHIROMARU-BASE"へ。
omori47.jpg
omori26.jpg
omori42.jpg

屋号の通り"一風堂"であり、それだけなら好きな店とはいえわざわざ大森まで来て行く事も無いのですが、この店は都内でここしかないという一風堂セカンドブランド『白丸ベース』の店なのですね。
む、卓上の調味料は他の一風堂より少なく、有料で頼む必要があるようです。
omori43.jpg

シロマルベース、
omori27.jpg

カラカベース(半熟煮玉子トッピング)。
omori28.jpg

ノーマルより120円増しになるカラカベースは、要するにこれ(肉辛味噌)がトッピングされるのですね。
omori29.jpg
この辛さが『普通・3辛・8辛・特辛・超特辛』と五段階あり、こういうのは基本最強の辛さで頼む激辛党の私。もちろんこの時も最初はそうしたのですが、店の人がわざわざ食べられないレベルだからお薦めしないとか言ってきたので、そうですかと遠慮して特辛に落としました…
すると全然物足りない辛さで、失敗。ブレない自分をしっかり持っていないから、他人の無責任な意見に左右されてこんな事になるのです。

やけにレトロな『山王小路飲食店街』、ここはちょっと降りる低い位置にあるからか何と『地獄谷』と呼ばれているそうですが、スナックやバーなどがひしめき合う小路。
omori38.jpg
omori39.jpg
omori40.jpg

これは東口の方だったかな?こういうスナックが密集している所もけっこう残っていました。
omori41.jpg

続いて大森駅の東口方面、"平和島競艇場"とか"しながわ水族館"などもある方です。
omori1.jpg

線路沿いに"入新井西児童交通公園"というSL公園があって、この蒸気機関車・C57 66は毎日時間が来ると大動輪が回るのだそうです。
omori44.jpg

そういえば大森は、都内のJRの駅としては珍しく踏切がありますよ。
omori45.jpg
omori46.jpg

夜の呑み時間になり、"もつ焼きとん兵衛"へ。
omori2.jpg
omori3.jpg
omori4.jpg
omori5.jpg
omori6.jpg

さらに夜の大森を、良さそうな店を探してさまよい…
omori7.jpg

む、ここの沖縄料理店"天元"は満席で入れず、
omori8.jpg

結局はレトロな居酒屋"鳥城"へ。
omori9.jpg

何か色々とチャンポンして呑んだな~
omori10.jpgomori11.jpg
omori12.jpgomori13.jpg
omori14.jpgomori15.jpg
omori16.jpgomori17.jpg

いかにも居酒屋な煮込みや鶏肉のメニューにミミガー、
omori20.jpg
omori18.jpg
omori21.jpg
omori19.jpg

焼き物は、普通にやきとんのメニューに加えて、うなぎも焼いてくれるのが特徴でしょうか。きも焼、ひれ焼、かぶと焼、一口焼…といった物が食べられます。
omori22.jpg
omori23.jpg
omori24.jpg
飲み食い終わって、さぁ会計を…え?
嘘だろ~!!3人で行って一人7,8千円くらいの金額になってしまいました!
どこの高級レストランだよ…普通の居酒屋1軒、この程度の飲み方でそんな額になった事は未だかつてないので、店の人にも本当にあっているのか確認したのですが(どこかの席の分がうちに加算されていた可能性が濃厚でしょう)、特に計算するでもなく明細見せるでもなく、あっているのだと言い張る。まぁ払えない額じゃないし面倒な事になっても嫌だから素直に払いましたけどね。今更ながら、思い出して腹立ってきました。大森の居酒屋、怖い!!

続いて、蒲田へ。
蒲田駅東口を出ると目立つオブジェは、『上昇気流』。
kamata1.jpg

お、渋谷駅南口で見るモヤイ像がこんな所にもあった!渋谷と蒲田が、モヤイでつながりました。
kamata2.jpg

反対の西口にはサンライズ蒲田という大きな商店街がありますが、
kamata3.jpg

基本的には蒲田は細く小さい路地の商店街が面白いと思います。
kamata4.jpgkamata5.jpg

何より蒲田といえば梶原一騎ファンには有名な土地。そう、梶原先生が無名時代にこの蒲田でサントリー・バー"モンテクリスト"を開店して地回りのヤクザ達とショバ代を巡って抗争に発展したのは、例えば未完の遺作にして自伝的劇画の「一騎人生劇場 男の星座」などでも描かれていますね。
しかしその、モンテクリストがあった通称『のんべえ横丁』も再開発によって姿を変えてしまった…
その時とは比べものにならないかもしれませんが、現在でも蒲田といえばヤクザが多いイメージはあり、風俗店も多いですね。
kamata6.jpg
また、かつてあった物としてもっと一般的には"松竹蒲田撮影所"が知られています。
それを基にしてつかこうへいが戯曲を書き、後に深作欣二監督が映画化もして生まれた名作「蒲田行進曲」がありますが、もちろん映画でも使われた蒲田撮影所の所歌、あれは現在の蒲田駅で発車メロディになってもいます。様々な方がカバーしてきた歌としての「蒲田行進曲」ですが、私はあがた森魚さまのヴァージョンを愛してやみません。
また、同様に松竹蒲田撮影所を描いた山田洋次監督・渥美清主演の「キネマの天地」も要チェック。

その蒲田で、飲食店も多い中からわざわざチェーン店の"日高屋"で食べた事がありましたが、これは各地のブックオフなどを回っている時に当地も訪れ、時間が無かった時のもの。野菜たっぷりタンメン、味玉トッピングですね。
kamata48.jpg
kamata49.jpg

お、ここはグッときたぞ…"鳥万 本店"なる渋い居酒屋を見つけて入店。
kamata7.jpg
kamata8.jpg
kamata9.jpg
kamata10.jpg

"餃子の王将"で軽く餃子をつまんだ上で、
kamata27.jpg
kamata28.jpg

次なる餃子を求めて、"歓迎 本店"(ホアンヨン)へ。
kamata11.jpg

ビールをどんどん呑みながら食べたつまみは…
kamata12.jpg

羽根つき焼き餃子、
kamata13.jpg

豚肉水餃子、
kamata14.jpg

シューマイ、
kamata15.jpg

私の大好物…手羽先の唐揚げ、
kamata16.jpg

あんかけ焼きそば、
kamata17.jpg

台湾ラーメン、
kamata18.jpg

杏仁豆腐。
kamata19.jpg


そして蒲田周辺は『黒湯温泉』が出る東京都では珍しい温泉地帯でもあるので、温泉に浸かってゆっくり泊まりましょう。多数ある宿泊施設の中から、"SPA&HOTEL和"(なごみ)へ。
kamata20.jpg
kamata21.jpg
kamata22.jpg

部屋に付いてる浴槽に、温泉をためてみますか。
kamata23.jpg

本当にお湯が黒い!!いい湯だな~ハァ~ビバノンノ♪
kamata24.jpg
kamata25.jpg
kamata26.jpg

蒲田は焼肉店も多いのですが、入ったのは…"味楽苑"
kamata29.jpg
kamata30.jpg

焼き物の前にまずはキムチ三種盛合わせ、チョレギサラダ、
kamata34.jpg
kamata35.jpg

そして焼肉は、必然的に酒が進みますよね。生ビールを数杯飲んだ後、チューハイへ。
kamata31.jpg
kamata32.jpgkamata33.jpg

レバ焼、
kamata37.jpg

焼肉の王様、カルビとハラミ。
kamata36.jpg

そしてこれ、カブリ焼!
kamata38.jpg

カルビの硬い部位で、弾力も噛み締める味もいい感じです。私は多くの高級肉のように柔らかくトロトロな肉より、歯ごたえある肉の方が好みですからね。
kamata39.jpg
kamata40.jpg
kamata41.jpg
kamata42.jpg
kamata43.jpg

やっぱり、たまには焼肉もいいもんですね~。
kamata44.jpg

現在はクリスマス用のデコレーションがされている蒲田駅の、
kamata45.jpg
kamata46.jpg

再び『上昇気流』でさようなら。
kamata47.jpg

あと、よしりん「おぼっちゃまくん」の影響で田舎者の私ですら子供の頃から知っていた高級住宅街・田園調布があるのも大田区。
den-en-choufu1.jpg
den-en-choufu2.jpg

このイチョウ並木を下ると、田園調布駅があるのです。観光に行くような所ではないと思いますが、セレブのオーラを吸収出来る街かもしれません。
den-en-choufu3.jpg
den-en-choufu4.jpg
den-en-choufu5.jpg
そういえば薬師丸ひろ子主演の映画版「探偵物語」で直美お嬢様の邸宅があるのも田園調布だったなぁ…と、観直してみたら中盤の坂を駆け上がるシーン、あそこで『大田区田園調布5丁目4』の住所標識がハッキリ映っていました。このロケ地は簡単に探せそうですね。


うーん…やはり大田区だけではネタが弱いので、ついでに隣の世田谷区も行きましょう。

先日は「夕やけ番長」の舞台がこの東京都世田谷区である事を書きましたし、当然番長達が戦っていた多摩川もあるわけですが、現在では番長も絶滅して最も治安が良い街になっていますね。
上祖師谷で起きた、あの『世田谷一家殺害事件』のような恐ろしすぎる未解決事件もあるので油断は出来ませんが!そのような例外はともかくとして、世田谷区のイメージは『芸能人で溢れているセレブな街』ですよね。住んでる所を聞かれて世田谷と答えればモテる、モテ地でもあると思います。

世田谷区の夕やけ。これを見て、赤城忠治はさびしくなっていたのかな。または、原作者の梶原一騎先生はここで夕やけを見て名作「夕やけ番長」の構想が浮かんだのか。
setagaya2.jpg
setagaya3.jpg

うちからも新代田あたりなら近いので、たまに自転車や原チャリで走っています。先日は"麺通"で、
setagaya-mentsuu1.jpg

らーめん(背油醤油)を頂きました。
setagaya-mentsuu2.jpg

上馬の"まるきんラーメン"では、
kamiuma-maru-kin2.jpg
kamiuma-maru-kin1.jpgkamiuma-maru-kin3.jpg

上馬店限定の黒まる。これは中太麺で…
kamiuma-maru-kin5.jpg
kamiuma-maru-kin6.jpg

豪華ないっさいがっさい、これは細麺。
kamiuma-maru-kin7.jpg
kamiuma-maru-kin8.jpg

完食!
kamiuma-maru-kin4.jpg

経堂は、あまり大手資本が入ってないいくつかの商店街が活気あって好きな街ですが、
kyodo15.jpgkyodo16.jpg

とにかく近所の店舗で特にお世話になっている家系らーめんの"せい家"、その本店はここにあります。
kyodo17.jpg
kyodo18.jpg

調味料は他とほぼ同じですが、S&B七味唐からしの瓶は、うちの近所では置いてません。
kyodo19.jpg

味付け玉子らーめん、
kyodo20.jpg

そして本店では何と家系を象徴する豚骨醤油味だけでなく、『せい家の味噌らーめん』も置いています!
kyodo21.jpg

用賀のいらか道には、かっこいい鬼瓦が設置されています。
youga10.jpg
youga11.jpg

上野毛では、その地名をちょっと変えて"上野手"という焼肉店があります。つまり神の手、GOD HAND(ゴッドハンド)とも明記されていますが、その単語を巡り梶原一騎&つのだじろう間で起きたトラブルは知っているのでしょうか…
kaminoge2.jpg
上野毛といえば上野毛古墳とも言われる、祟りで有名な"野毛大塚古墳"もあります。

その近くは等々力。若き日にはこれで『とどろき』と読む事に驚いたものですが、23区内では唯一の渓谷、その名も『等々力渓谷』があります!
todoroki1.jpg

ここはもう、東京の高千穂。素晴らしい。
todoroki2.jpgtodoroki3.jpg

ゴルゴ13のように鋭い目付きをした猫が、通行人を睨んでいます。
todoroki4.jpg

尾山台の商店街・ハッピーロード尾山台は石畳がおしゃれな感じです。
oyamadai1.jpg
oyamadai2.jpg

三軒茶屋は、最近ではゴシック・メタルのDJイベント・GOTHIC METAL GATHERINGがある時に行く街になっていましたが…
GOTHIC-METAL-GATHERING17.jpg

その会場だった"三軒茶屋Chrome"が昨年のVol.28を最後に閉店してしまい、現在は別の場所で行っています。
GOTHIC-METAL-GATHERING19.jpg
GOTHIC-METAL-GATHERING18.jpgGOTHIC-METAL-GATHERING20.jpg

三茶で閉店といえば、かつてかなり通っていた中古CD店の"フラップノーツ"(flapnotes)が、先日通ったら建物ごと無くなっていました!!
それと話はずれますが、音楽つながりで…先日12月8日は悲しい命日でした。ああ、ジョン・レノンじゃないですよ。彼も偉大でしょうが、メタラーにとってはジョンと同じくこの日に、しかも同様に射殺された元パンテラやダメージプランのギタリストだったダイムバッグ・ダレル。彼があの最後を迎えてちょうど10年が経ったのですね。

ところで三茶はオシャレなイメージが先行していますが、実は古い路地が多い。マニアックな飲食店などもひしめいていますが、
sangen-jaya-street22.jpg

初心者向けにはここ、
sangen-jaya-street19.jpgsangen-jaya-street20.jpg

すずらん通り商店会でしょう。看板が何故か『喰うてかへんか?』と関西弁です。
sangen-jaya-street21.jpg

当地に"四文屋"を好きな友人がいるので、私は近所にもある店なのにまた入店…
sangen-jaya-shimonya10.jpg

うむ、美味い!
sangen-jaya-shimonya11.jpgsangen-jaya-shimonya12.jpg
sangen-jaya-shimonya14.jpgsangen-jaya-shimonya15.jpg
sangen-jaya-shimonya16.jpgsangen-jaya-shimonya17.jpg
sangen-jaya-shimonya18.jpgsangen-jaya-shimonya19.jpg
sangen-jaya-shimonya20.jpgsangen-jaya-shimonya21.jpg
sangen-jaya-shimonya13.jpg

目の前の"餃子の王将"で、
sangen-jaya-ohsho4.jpg

〆の王将らーめんです。
sangen-jaya-ohsho5.jpg
sangen-jaya-ohsho6.jpg

栄通り商店街の"節骨麺 たいぞう"では、
sangen-jaya-bushikotsu1.jpg

節骨らーめん。
sangen-jaya-bushikotsu2.jpg

別の細い路地の方ですが、老舗で早くから開いている"居酒屋浦沢"へ。
sangen-jaya-urasawa9.jpg
sangen-jaya-urasawa10.jpg

前回も紹介しましたが、なかなか居心地の店。
sangen-jaya-urasawa11.jpg
sangen-jaya-urasawa12.jpgsangen-jaya-urasawa13.jpg
sangen-jaya-urasawa14.jpgsangen-jaya-urasawa15.jpg
sangen-jaya-urasawa16.jpgsangen-jaya-urasawa17.jpg
sangen-jaya-urasawa19.jpgsangen-jaya-urasawa20.jpg
sangen-jaya-urasawa18.jpg

店のイヌちゃん。
sangen-jaya-urasawa21.jpg
sangen-jaya-urasawa22.jpg

次もオシャレ系で有名な街、下北沢へ移動。
shimokitazawa-street20.jpg

我々世代の元少年達には、あのような列車の頭を見ると…
shimokitazawa-street17.jpg

テリーマンのように、ガシィと正面から受け止めてしまいたい願望があります。そのためにはまず、子犬に線路へ迷い込んでもらわなくてはなりませんが。
shimokitazawa-street18.jpg

下北沢は、街中が毎度お邪魔している『シモキタ将棋名人戦』の会場でもあります。
今年で三回目になったイベントの様子は「ココ」ですが、イベント時にいつも行って将棋を指すのが、"カフェ カナン"(cafe Canaan)。
shimokitazawa-canaan9-.jpg

シモキタ将棋名人戦を企画しているのはここ、"ネヴァーネヴァーランド"(NEVER NEVER LAND)の方なので、何度か行こうとしているのですが閉まってたり店内でライヴやってたりして、未だ入れていません。
shimokitazawa-neverneverland1.jpg

ちょっと高級な珈琲店の"ヴォルール・ドゥ・フルール"(Voleur de Fleur)、つまり花泥棒。
shimokitazawa-voleur-de-fleur1.jpg
shimokitazawa-voleur-de-fleur2.jpg
shimokitazawa-voleur-de-fleur3.jpg

美味しいカレー屋、"茄子おやじ"
shimokitazawa-nasuoyaji1.jpg
shimokitazawa-nasuoyaji2.jpg
shimokitazawa-nasuoyaji3.jpg

喫茶店も兼ねているのかな、そんな内装の店で食べるカレーがグッド!
shimokitazawa-nasuoyaji4.jpg
shimokitazawa-nasuoyaji5.jpg

肉巻きおにぎりの"ニックンロール"(R29 Nick'n Roll)は店の前を通るといつも食べたくなるのですが、お腹のタイミング悪かったりでまだ食べてません。
shimokitazawa-nick-and-roll1.jpg

"せい家"で、
shimokitazawa-seiya1.jpg

薬味ネギらーめん。
shimokitazawa-seiya2.jpg
shimokitazawa-seiya3.jpg

ここでも、"餃子の王将"へ。ビールと餃子その他のつまみに、
shimokitazawa-ohsho5.jpg
shimokitazawa-ohsho6.jpgshimokitazawa-ohsho7.jpg
shimokitazawa-ohsho8.jpgshimokitazawa-ohsho9.jpg
shimokitazawa-ohsho10.jpg

〆は辛玉ラーメン。
shimokitazawa-ohsho11.jpg
shimokitazawa-ohsho12.jpg

下北・夜の部、
shimokitazawa-street21.jpg
shimokitazawa-street19.jpg

まずはクスクス好きの友人に連れられて行った、小さなビストロがこの道を入り…
shimokitazawa-couscous-rougir1.jpg

"クスクス ルージール"(couscous Rougir)です。
shimokitazawa-couscous-rougir13.jpg
shimokitazawa-couscous-rougir2.jpg
shimokitazawa-couscous-rougir3.jpg

ワインを頂ながら…
shimokitazawa-couscous-rougir4.jpg
shimokitazawa-couscous-rougir5.jpg
shimokitazawa-couscous-rougir6.jpg

美味い!
shimokitazawa-couscous-rougir7.jpg
shimokitazawa-couscous-rougir8.jpg
shimokitazawa-couscous-rougir9.jpg

とても美味い!
shimokitazawa-couscous-rougir10.jpg
shimokitazawa-couscous-rougir11.jpg
shimokitazawa-couscous-rougir12.jpg

"ワインカフェ下北沢"でちょっと呑み、
shimokitazawa-wine-cafe1.jpg
shimokitazawa-wine-cafe2.jpg
shimokitazawa-wine-cafe3.jpg
shimokitazawa-wine-cafe4.jpg

"甲州×イタリアンバル Kado(カド)"
shimokitazawa-kado17.jpg
shimokitazawa-kado12.jpgshimokitazawa-kado13.jpg

バジルシーフードのピザ、
shimokitazawa-kado14.jpg

サーモンとほうれん草のトマトクリームパスタ、
shimokitazawa-kado15.jpg

広島産牡蠣とブロッコリーのアヒージョ。
shimokitazawa-kado16.jpg
…ここは何度か行ってたのですが、閉店しちゃいましたね。

居酒屋は、まず"宿場"
shimokitazawa-shukuba1.jpg

安くて美味い大衆酒場で、今回久しぶりでしたが初めて行ったのは10数年前になるかな。
shimokitazawa-shukuba2.jpgshimokitazawa-shukuba3.jpg
shimokitazawa-shukuba4.jpgshimokitazawa-shukuba5.jpg
shimokitazawa-shukuba6.jpgshimokitazawa-shukuba7.jpg

ホヤ酢、生しらす刺など、私の好物をいくつか出して頂きました。
shimokitazawa-shukuba8.jpg
shimokitazawa-shukuba9.jpg

"135酒場"
shimokitazawa-135sakaba1.jpg

激安系の中華料理居酒屋ですがつまみは悪くないし、何と24時間営業。
shimokitazawa-135sakaba2.jpgshimokitazawa-135sakaba3.jpg
shimokitazawa-135sakaba4.jpgshimokitazawa-135sakaba5.jpg
shimokitazawa-135sakaba6.jpgshimokitazawa-135sakaba7.jpg
shimokitazawa-135sakaba8.jpgshimokitazawa-135sakaba9.jpg
shimokitazawa-135sakaba10.jpgshimokitazawa-135sakaba11.jpg
shimokitazawa-135sakaba12.jpg

"串だおれ"
shimokitazawa-kushidaore1.jpg
shimokitazawa-kushidaore2.jpgshimokitazawa-kushidaore3.jpg
shimokitazawa-kushidaore4.jpgshimokitazawa-kushidaore5.jpg
shimokitazawa-kushidaore6.jpg
shimokitazawa-kushidaore7.jpg

"日本橋 紅とん"
shimokitazawa-beniton1.jpgshimokitazawa-beniton14.jpg
shimokitazawa-beniton15.jpg

備長炭で焼くやきとんが売りの店ですが、この日は串焼きを誰も頼まなかった…
shimokitazawa-beniton2.jpgshimokitazawa-beniton3.jpg
shimokitazawa-beniton4.jpgshimokitazawa-beniton5.jpg
shimokitazawa-beniton6.jpgshimokitazawa-beniton7.jpg
shimokitazawa-beniton8.jpgshimokitazawa-beniton9.jpg
shimokitazawa-beniton10.jpgshimokitazawa-beniton11.jpg
shimokitazawa-beniton12.jpg
shimokitazawa-beniton13.jpg

店の前で、涙のお別れを。
shimokitazawa-beniton16.jpg
shimokitazawa-beniton17.jpg

けっこう行く"赤から"も、
shimokitazawa-akakara1.jpg

下北の店舗は初めて。さぁ、入店してみましょう。
shimokitazawa-akakara2.jpg
shimokitazawa-akakara3.jpg
shimokitazawa-akakara4.jpg

生ビール、チューハイ、ハイボール…
shimokitazawa-akakara5.jpgshimokitazawa-akakara6.jpg
shimokitazawa-akakara7.jpgshimokitazawa-akakara8.jpg

つまみは鶏せせり、チーズ玉子焼き、手羽先唐揚…
shimokitazawa-akakara10.jpgshimokitazawa-akakara11.jpg
shimokitazawa-akakara9.jpg

そして、名物の赤から鍋。今回は激辛党を連れてったので、これの辛さ最強『赤10番』を食べる目的がありました。
shimokitazawa-akakara12.jpg
shimokitazawa-akakara13.jpg
shimokitazawa-akakara14.jpg

追加のリゾットも、再び赤10番で注文。確かにけっこうな辛さですが、そんなに無茶な辛さじゃないですね。
shimokitazawa-akakara15.jpg
shimokitazawa-akakara16.jpg

何か今回、行ってるのがほとんど安い店ばかりですが…"今成"
shimokitazawa-imanari1.jpg
shimokitazawa-imanari14.jpg

何杯呑んでも生ビールと角ハイが180円、
shimokitazawa-imanari4.jpgshimokitazawa-imanari5.jpg
shimokitazawa-imanari6.jpgshimokitazawa-imanari7.jpg
shimokitazawa-imanari8.jpgshimokitazawa-imanari9.jpg
shimokitazawa-imanari10.jpgshimokitazawa-imanari11.jpg
shimokitazawa-imanari3.jpg
shimokitazawa-imanari12.jpg
shimokitazawa-imanari13.jpg

む?一番街を歩いていたら、
shimokitazawa-street23.jpg

スタジオジブリのアニメーション映画「魔女の宅急便」の主人公で魔女のキキが磔(はりつけ)にされている絵が!
時代や場所がマズかったら魔女裁判にかけられて、こうなっていたかもしれない事を表現したのでしょうか。ましてキキは冤罪でなく本物の魔女ですからね。せめて相棒の黒猫・ジジは助けてあげて欲しかった。
shimokitazawa-street22.jpg

そしてその一番街にはここ、昨年オープンした"新潟魚沼酒蔵かざまん家"
shimokitazawa-kazamanchi1.jpg

もちろん屋号の通り魚沼料理の店で、魚沼というのは私の故郷。『新潟』を冠する店は東京に数あれど、『魚沼』となるとここ一軒でしょう。
shimokitazawa-kazamanchi2.jpgshimokitazawa-kazamanchi3.jpg
shimokitazawa-kazamanchi4.jpgshimokitazawa-kazamanchi5.jpg
shimokitazawa-kazamanchi6.jpg

随分前に「ココ」で魚沼の玉川酒造がやってる"越後ゆきくら館"へ行った模様を書きましたが、店主はそこの息子さん。
shimokitazawa-kazamanchi8.jpg

奥さんは広島出身との事ですが、実際に魚沼に数年間住んだ経験もあるそうです。
shimokitazawa-kazamanchi9.jpg

酒蔵の育ちなので当然日本酒にこだわりがあるし、良い物を揃えています。
shimokitazawa-kazamanchi10.jpg
shimokitazawa-kazamanchi21.jpg

これで好きな温度に調節。
shimokitazawa-kazamanchi11.jpg

魚沼料理を名乗っておきながら、おでんに『ちくわぶ』を入れるという東京人への配慮も忘れていません。
shimokitazawa-kazamanchi12.jpg

魚沼赤大根のサラダ、ナメコ、
shimokitazawa-kazamanchi13.jpgshimokitazawa-kazamanchi20.jpg

おぼろ豆腐、
shimokitazawa-kazamanchi22.jpg

津南舞茸と八色椎茸のホイル焼、
shimokitazawa-kazamanchi14.jpg

魚沼深雪豚ゆでおろしポン酢、
shimokitazawa-kazamanchi15.jpg

そして、鮎の塩焼き。
shimokitazawa-kazamanchi7.jpg

こちらは子持ちですね。私は鮎が大好物ながら東京ではなかなか食べられないので、重宝します。
shimokitazawa-kazamanchi17.jpg
shimokitazawa-kazamanchi16.jpg
shimokitazawa-kazamanchi18.jpg

日本酒とは合わないけど、もちろん白米・魚沼コシヒカリは美味しいですよ!
shimokitazawa-kazamanchi19.jpgshimokitazawa-kazamanchi23.jpg

デザートにも、もちろん魚沼の笹団子とちまき。
shimokitazawa-kazamanchi24.jpgshimokitazawa-kazamanchi25.jpg

ライブハウスの"モザイク"(MOSAiC)
shimokitazawa-mosaic1.jpg

ここへはエツシホシノ率いるピエロビデオの撮影スタッフとして、2回ほどお邪魔しています。
shimokitazawa-mosaic3.jpgshimokitazawa-mosaic4.jpg
shimokitazawa-mosaic2.jpg

ピエロビデオの物販、
shimokitazawa-mosaic5.jpg

ピエロビデオのステージ。
shimokitazawa-mosaic6.jpg

最後にブルーハーツの甲本ヒロトがバイトしていた事であまりにも有名な、"珉亭"へ。
shimokitazawa-mintei6.jpg

古いラーメン屋ですが、2階席で宴会も出来るのです。
shimokitazawa-mintei7.jpgshimokitazawa-mintei8.jpg
shimokitazawa-mintei9.jpgshimokitazawa-mintei11.jpg
shimokitazawa-mintei12.jpgshimokitazawa-mintei13.jpg
shimokitazawa-mintei10.jpg

壁にはサインがズラッと貼られていて、
shimokitazawa-mintei14.jpg

甲本ヒロト、
shimokitazawa-mintei15.jpg

忌野清志郎といったミュージシャンに、
shimokitazawa-mintei16.jpg

アクション俳優にしてブルース・リーの友人でもあった倉田保昭さま、
shimokitazawa-mintei17.jpg

そして…漫画家の楳図かずお先生ですよ!
shimokitazawa-mintei18.jpg
楳図先生もここに来たんだと感激してこの色紙を撮影し、帰りに乗換駅の吉祥寺駅で下車して歩いていたら…何と楳図先生ご本人とすれ違った思い出があります。その時は緊張して声をかけられなかったけれど。

はい今夜は大田区→世田谷区でしたが、これでこのブログも東京都区部は制覇。とはいえこれで終わりなわけもなく、今後もまた継続して東京都を見ていきたいと思います。


  1. 2014/12/11(木) 23:00:19|
  2. 旅行・紀行・街
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

旅行・紀行・街(186) 東京都立川市 1 福生市 1

今回は東京都郊外、多摩地域の市を二箇所…まずは立川市です。
tachikawa-street5.jpg

立川は、私のような地方出身者からしたらけっこう謎めいている郊外の街です。
松本清張原作・野村芳太郎監督の映画「ゼロの焦点」では『立川でパンパンをしていた』過去が鍵になるので戦後の事情が想像出来るし、それに比べたらグッと新しいですがゲッツ板谷の自伝的小説で漫画化や映画化もされた「ワルボロ」で描かれたような、不良同士が朝鮮学校も含めて抗争を繰り広げているデンジャラスな戦闘地帯…というあれは1980年代の立川が舞台。
現在はもう街は再開発されているし、普通に健全な印象。夜の立川駅も、今は治安良いので安心して遊びに行きましょう。
tachikawa-street12.jpg

立川駅はJR中央線特別快速電車に乗れば新宿駅からは25分で着く事もあり、駅の周辺はかなり栄えています。
立川駅構内をゆるキャラが闊歩している事もありますが、
tachikawa-street2.jpg

地元の女子高生達がキャーキャー行って寄っていく。中身はおっさんなのに…イイね!
tachikawa-street3.jpg
tachikawa-street4.jpg

立川市のマンホールは『市の花』、コブシ。これは私の故郷、新潟県魚沼市の『市の木』もコブシです。それは私の幼少期から旧・北魚沼郡小出町でも『町の木』でしたが、同じコブシを立川は『花』として、魚沼は『木』として認定しています。
tachikawa-street6.jpg
tachikawa-street7.jpg

あと、立川駅周辺には芸術作品がやたらと多いですよね。
tachikawa-street8.jpg
tachikawa-street9.jpg

歩き疲れたら、芸術的な椅子で休みましょう。
tachikawa-street10.jpg
tachikawa-street11.jpg

おお、中村光先生のヒット作「聖☆おにいさん」の旗。あれはブッダとイエスが何故かこの立川の風呂なしアパートで住む話でしたからね。
tachikawa-street1.jpg

それから立川には多摩都市モノレールの本社が有り、もちろん街中を走ってもいます。
tama-monorail11.jpg
tama-monorail1.jpg
tama-monorail2.jpg
tama-monorail3.jpg
tama-monorail4.jpg
tama-monorail5.jpg
tama-monorail6.jpg

歩いていても、頭上にモノレール!
tama-monorail7.jpg
tama-monorail8.jpg
tama-monorail9.jpg
tama-monorail10.jpg

立川からすぐ隣へ、
tachikawa-ikea6.jpg

高松駅に行くと最近ではスウェーデン発祥の家具店・"イケア"(IKEA)が今年オープンしており、かなり集客しているようでした。
tachikawa-ikea1.jpg
tachikawa-ikea2.jpg

家具の購入必要がない私も寄ってみましたが、目当てはフードコーナーです。
tachikawa-ikea3.jpg
tachikawa-ikea4.jpg

ここでフランクフルトを食べました。
tachikawa-ikea5.jpg

立川市役所。
tachikawa-street13.jpg
tachikawa-street14.jpg

敷地内に巨大な本のオブジェがありましたが、これは金属造形作家・小沢敦志氏による『一冊の街』という作品なのだとか。
tachikawa-street15.jpg

わ、東京地方裁判所もありますよ。千代田区にある、あのでかい裁判所の支部みたいです。
tachikawa-street16.jpg

そして"立川防災館"。防災意識を持つ事って重要ですよね。
tachikawa-street18-.jpg
tachikawa-street17.jpg

防火ゲームや地震時行動シミュレーション、その他で楽しみながら学べる施設でした。
tachikawa-street20.jpg

内閣府の桜を見て、
tachikawa-street21.jpg
tachikawa-street19-.jpg

立川市子ども未来センター内にある"立川まんがぱーく" へ。入館料大人400円で、一日中漫画を読み放題です!
tachikawa-street23.jpg
tachikawa-street24.jpg
tachikawa-street25.jpg
tachikawa-street26.jpg

ある時は巨大フードフェス・まんパクこと満腹博覧会を目指して進みましたが、今年は行けなかったので去年の物。
tachikawa-manpaku1.jpg
tachikawa-manpaku2.jpg

会場の国営昭和記念公園へ行くと、
tachikawa-manpaku3.jpg

あの豚キャラが目印。
tachikawa-manpaku4.jpg

こいつ、公式キャラクターで『豚のぽぅ』というのだとか。
tachikawa-manpaku5.jpg
tachikawa-manpaku6.jpg
入場料が500円かかるので、代々木公園で頻繁に行われているフードフェスは無料なのに…と思わないでもないですが、その分空いててのんびり過ごせますね。ペットの入場禁止なので、苦手な人もOK!
そうそう、犬猫大好きな私も人間が食べる所で一緒に居て欲しいとは思わないですからね。屋外イベントならまだいいですが、ペット連れOKとか謳ってる飲食店は非常識すぎると思うし。

さて昼のビールは当然美味いわけですが、この世界のビールブースで、
tachikawa-manpaku7.jpg
tachikawa-manpaku8.jpg

選んだ海外ビールは…メキシコのドスエキス・アンバー(DOS_EQUIS_Amber)、イタリアのメナブレア・ストロング(MENABREA STRONG)のダブルモルト、スペインのアルハンブラ・エスペシャル(Alhambra Especial)、。
tachikawa-manpaku9.jpgtachikawa-manpaku10.jpgtachikawa-manpaku11.jpg

その他、お酒を売っている店がいくつもあって良いですね。
tachikawa-manpaku19.jpg
tachikawa-manpaku12.jpg
tachikawa-manpaku14.jpgtachikawa-manpaku15.jpg

売ってくれたカワイ子ちゃん達は、こちら。
tachikawa-manpaku13.jpg

早くもほろ酔いです。
tachikawa-manpaku34.jpg

しかし国営昭和記念公園って隣の昭島市までかけて凄い広大な土地を使っているのですね。まんパクはその一部、『みどりの文化ゾーン』で行われているのですが、次は"昭和天皇記念館"に行ってみたいと思います。
まんパクだけでもけっこう広々と土地を使っていて、7つのエリア(ご当地、ワールド、カレー、ラーメン、餃子、から揚げ、スイーツ)がありました。

私が購入したつまみは"札幌コロッケ倶楽部"、
tachikawa-manpaku16.jpg
tachikawa-manpaku17.jpg
tachikawa-manpaku18.jpg

近所にある店ですが高円寺のメキシコ料理店、"テキーラハウス"が出店していたので…
tachikawa-manpaku20.jpg

アボカドのナチョスを頂きました。
tachikawa-manpaku21.jpg

肉汁スプラッシュ!の"包王"で、
tachikawa-manpaku22.jpg

焼き餃子と、福包み焼き餃子。
tachikawa-manpaku23.jpg
tachikawa-manpaku24.jpg

カレーはどこのを選ぶかが、一番迷いましたね。
元メジャーリーガーの松井秀喜氏の母が作っていたカレーのレシピを忠実に再現したという『松井家秘伝のカレー』もちょっとだけ気になりましたが、まぁ私はプロ野球に興味ない人間なので松井に憧れとか無いし…
tachikawa-manpaku25.jpg

無難に"カンティプール"のネパールカレーにしました。
tachikawa-manpaku26.jpg
tachikawa-manpaku27.jpg

ラーメンは"四代目 亀之助~家業百年 山亀本店"が凄い人気です。
tachikawa-manpaku29.jpg

"いか焼き みなせん 323号室"の、いか焼き。
tachikawa-manpaku30.jpg
tachikawa-manpaku31.jpg

デザートはスノーアイスで如何でしょうか。
tachikawa-manpaku28.jpg

トイレはカッパドキア風?喫煙所も、ここになります。
tachikawa-manpaku32.jpg
tachikawa-manpaku33.jpg

このまんパクは、大阪でも行われています。
tachikawa-manpaku35.jpg
tachikawa-manpaku36.jpg

立川にはラーメンの名店も多いのですが、JR立川駅南口の近くだし行きやすい複合商業施設の"アレアレア"(AREAREA)、
arearea-ramensquare1.jpgarearea-ramensquare2.jpg

この中に立川ラーメンの殿堂、しかし何故かニューヨークをイメージした空間だという『ラーメンスクエア』があります。
arearea-ramensquare3.jpg
arearea-ramensquare4.jpg
arearea-ramensquare6.jpg
arearea-ramensquare5.jpg

店舗はたまに入れ替わりますが、常時7店を集結させたこのラーメンスクエアから、
arearea-ramensquare28.jpg
arearea-ramensquare29.jpg

まずは"恵比寿 supported by 蔦亭"(旧名・北海道 恵比寿)の…
arearea-ramensquare7-hokkaido-yebisu.jpg

北海道味噌玉子。
arearea-ramensquare8-hokkaido-yebisu.jpg
arearea-ramensquare9-hokkaido-yebisu.jpg

"らーめん専門店 いちや"で、
arearea-ramensquare10-ichiya.jpg

中華そばは『コッテリ・まんなか・あっさり』と種類があり、中から選んだのは…あっさり 熟味タマゴ入り、
arearea-ramensquare11-ichiya.jpg

まんなか 熟味タマゴ入り。
arearea-ramensquare12-ichiya.jpg

"らーめん 絆 ~Kizuna~"では、
arearea-ramensquare13-kizuna.jpg

味玉しょうゆ、
arearea-ramensquare14-kizuna.jpg

しお(ネギトッピング)。
arearea-ramensquare15-kizuna.jpg

"麺屋 侍"
arearea-ramensquare16-samurai.jpg
arearea-ramensquare17-samurai.jpg

こちらは九州豚骨ラーメンの店で、私が大好きな大分からあげを名物として置いてる所がポイント高い。
arearea-ramensquare18-samurai.jpg

九州焦がし味(海苔5枚トッピング)、
arearea-ramensquare19-samurai.jpg

濃厚とん塩タンメン(とろーり味玉トッピング)。
arearea-ramensquare20-samurai.jpg
arearea-ramensquare21-samurai.jpg
…しかし、この店は長く入っていたラーメンスクエアから既に撤退しています。

"麺志朗"で、
arearea-ramensquare22-menshiro.jpg

醤油ラーメン あっさり。
arearea-ramensquare23-menshiro.jpg
arearea-ramensquare24-menshiro.jpg

この"大阪 塩元帥"だとか、
arearea-ramensquare26-shiogensui.jpg

"立川中華そば魚魚"、
arearea-ramensquare30-toto.jpg

そしてデビット伊東経営店の"でびっと"など、失敗してあっという間に閉店しちゃった印象です。
arearea-ramensquare27-devid.jpg

未入店の店が"東京とんこつ 萬燈行"…
arearea-ramensquare25-mantoucyo.jpg
その他、まだあるので次回入ろうかな、なんて思って数ヵ月後に行くとまたどこか店舗が入れ替わっているんですよね。

さらに立川にはもう一つ、"立川らーめんたま館"というラーメンの複合施設があるのが凄い。私は数年前に訪れたきりで、最近は食べてませんが…
tachikawa-street27.jpg
tachikawa-street28.jpg

現在は"井の庄"、"南木商店"、"立川マシマシ"、"横浜家系とんこつ いとし家"の4店舗が入っていました。
tachikawa-street22.jpg

個人店では"麺屋 俺の虎"へ。
tachikawa-my-tiger1.jpg

トッピングのコーナー、
tachikawa-my-tiger2.jpg

ら~麺。
tachikawa-my-tiger3.jpg

私が初めて立川に来た時も、この"大勝軒なべ丸"で食べたんじゃなかったかな…ここも閉店しちゃいました。
tachikawa-TAISYOKEN1.jpg
tachikawa-TAISYOKEN2.jpg


続いてお隣の、福生市
fussa2.jpg

まずはJR東日本の拝島駅から、
fussa1.jpg

20分くらい歩いて…在日アメリカ空軍の巨大な基地(それにちょこっと航空自衛隊)、"横田基地"へ。出ましたよ日本国内の治外法権。福生といえば、誰もが横田基地の街だと認識しているでしょう。
fussa3.jpg
fussa5.jpg

武器や危険物は当然の事、反米運動等も禁止だとハッキリ明記されていました。
fussa4.jpg

今回はとにかく、『横田基地日米友好祭 2014』に行ってきたのです。
fussa62.jpg

鬼頭莫宏先生の「ぼくらの」、上條淳士先生の「SEX」といった漫画や、私の友人が製作に関わっていたアニメ映画「BLOOD THE LAST VAMPIRE」、そして片岡義男原作の映画「スローなブギにしてくれ」の舞台としても記憶にある福生、そして横田基地…初めて入りましたが、悪天候なのににぎわっています。
fussa6.jpg
fussa9.jpg

とにかく、まずはビールです。
fussa7.jpg
fussa8.jpg

けっこう店が多いのですが、つまみはどれにしようか…
fussa10.jpg
fussa11.jpg

黒豚厚切りベーコンステーキ。
fussa12.jpg
fussa13.jpg

お腹が落ち着いたら、日米両国の戦闘機、輸送機の数々を見学です。
fussa14.jpg
fussa15.jpg
fussa16.jpg
fussa17.jpg
fussa18.jpg
fussa19.jpg
fussa24.jpg
fussa20.jpg
fussa25.jpg

お、国産中型ジェット輸送機のC-1だ!
fussa21.jpg
fussa22.jpg
fussa23.jpg

実物に乗れる機には、長蛇の列が出来ていました。
fussa26.jpg
fussa27.jpg

中でも注目はやはり新型輸送機、オスプレイことV-22。
fussa28.jpg

かっこいー!「新世紀エヴァンゲリオン」でもNERVが使用していたこの機体が、ようやく関東地方の航空イベントにも飛来してくれましたよ。
fussa29.jpg
fussa30.jpg
fussa31.jpg

尾翼には漢字で『竜』のの文字が!
fussa32.jpg

実際に触れ、乗る事もできました。後部ランプから入って、前に出てきます。
fussa33.jpg
fussa34.jpg

主翼を折りたたんだ姿。
fussa35.jpg
fussa36.jpg

兵隊さんを撮影。
fussa37.jpg
fussa38.jpg

滑走路で昼寝していたら夕方になり、
fussa39.jpg

暗くなってきたので急いで、まだ見てない機体を見回りました。
fussa40.jpg
fussa41.jpg

ニンジャこと、偵察機のOH-1だ!!
fussa42.jpg
fussa43.jpg

大型輸送用ヘリコプター、CH-47J。私も何度か乗った事がありますが、緊急援助シーンの超定番ゆえに「崖の上のポニョ」その他、数え切れないほど多くのフィクション作品にも登場しています。
fussa45.jpg
fussa44.jpg

ヘルメットも試してみました。でもどうせなら、ダフト・パンクみたいなフルフェイスマスクがよかったな。
fussa46.jpg

飛行機はこんなもんで…
fussa47.jpg

次の楽しみはライヴです。
fussa48.jpg
fussa49.jpg

ビールを呑み、
fussa50.jpg

BBQリブプラッターだとか、
fussa51.jpg
fussa52.jpg

かなり辛いフランクフルトサンドを食べながら、あるバンドの登場を待ちました。
fussa53.jpg
fussa54.jpg

おお、ここでは『日米友好踊り』と称して盆踊りみたいなのをやってる。
fussa55.jpg

格納庫ステージもバンド演奏などをしていましたが、
fussa56.jpg

目当ては屋外ステージにトリで登場した…アースシェイカー(Earthshaker)
fussa57.jpg
fussa58.jpg

うおおー、MARCY(西田昌史)!
fussa59.jpg
アメリカ人に、日本にもこんなに凄いハードロックバンドが存在する事を知ってもらいたい!アメリカの凄いバンドと並べても十分に通用すると思われる演奏力、そして日本語詞が中心のバンドである事も誇らしい気持ちにさせてくれます。
いきなり代表曲の「MORE]で始まったものの悪天候の中で屋外ライヴ、いやどれだけ濡れようとも私はアースシェイカーを観る!そう思っていましたけどね、何と落雷も始まったため4曲目が終わった所でライヴは中止。15分程度だったかな(泣)
雷がもうちょっと早かったら観れなかったかと思うと、少しでも観れてラッキーだったと言うべきでしょうか。

そして、撤退。
fussa60.jpg

また来てみましょうね。
fussa61.jpg


  1. 2014/12/06(土) 23:00:16|
  2. 旅行・紀行・街
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

日野日出志(55) 「牡丹燈記」

ここ数回はホラー漫画を紹介してきたので、となればこの方、ホラー漫画界の重鎮である日野日出志作品も久々にいきましょう…「牡丹燈記」(主婦の友社刊)です。
HINO-botandouki.jpg

日野日出志先生には珍しく、あからさまに雇われ仕事。古典を原作にコミカライズに徹した1978年の作品で、TOMOコミックスで全1巻。1360年の中国を舞台にして、最初の8ページはオールカラー、その後もしばらくパートカラーで続きます。

その内容を見ると、主人公の喬生という男が亡くした妻を想って燈籠祭へ出かけた時に出会った符淑芳という美しい娘(それと侍女の金蓮)と仲良くなり、家に招いて毎夜至福の時を過ごすようになりますが、隣人によって符淑芳がこの世の者ではなく、恐ろしい髑髏の姿をしている事がわかるのです。
自分が化け物に魅入られたのだと気付いた喬生は、取り殺される前に"玄妙館"の法師さまから魔除けの護符を貼って符淑芳らが家に入れないようにしましたが、これで恨みを買って結局は殺される…という話。

何だか知っている話ですね。そう、このタイトルでもお分かりの通り日本三大怪談の一つでもある「牡丹灯籠」の元ネタでした。
中国の怪異小説集「剪灯新話」に所収されていた、この「牡丹燈記」を日本では落語の三遊亭圓朝が「牡丹灯籠」として複雑な演目に仕立てて広めたため、度重なる映像化で引き継がれて現在我々が観ているおなじみの姿になっているのですね。
この本には「首のすげかえ」「鬼石」という2編も併録していますが、こちらも同様に中国の古典怪談を原作にしています。

やはり髑髏の幽霊を描く所などは力が入っていて日野日出志先生を起用した効果があったとは思いますが、そんなシーンはほんの少ししかないし、特にグロテスクな方向に行く事なく、時にロマンチックだったりもするお話をしっかりと描いていました。
作者の一言として、日野作品も日本の民話や「今昔物語」が出発点になっているから、その元になった話も多い中国の怪談などは自身のルーツと言えるかも、と語っています。
巻末の解説は日本推理作家協会理事で自身も小説家の加納一朗氏。


考えてみれば人間の間柄というものは ふしぎなものじゃ……
あの世の者も この世の者も
人をおもう心に かわりはないというものじゃ



  1. 2014/12/04(木) 23:00:52|
  2. 日野日出志
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

プロフィール

BRUCE

Author:BRUCE
BRUCEです。あだ名は大悟(DieGo)です。
大悟…つまり悟りを開くに至る道程にある事を表し、かつ神の映画「ドラゴンへの道」から頂いてのブログタイトル。同名の秘密結社も運営しています。

名作漫画紹介の形を借りて、自分の記録用に使っています。

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

カテゴリー

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する