大悟への道 (旧名・名作漫画ブルース)

名作漫画の紹介 ・・・個人的な旅の記録

ゆでたまご先生との邂逅

前回「ココ」で紹介した早見純個展「少女忌」
あの日は衝撃的な続きがありました。

馴染みのない板橋から、杉並区高円寺に戻ってようやく緊張も解けたので反省会として"魚の四文屋"で呑んでたのです。
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この店は店内にたくさんの有名人サイン色紙が飾ってあるのですが、私にとって特に一際輝いて見えたのは子供時代の大スター・ゆでたまご先生の「キン肉マン」色紙ですよ!
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世代的にど真ん中の「キン肉マン」育ちなので、大流行していて田舎の小学生男子は全員が好きだったのはモチロンですが、私は特に同級生の誰よりも好きだったと思います。
単行本は何百回も読んでいたので超人達の出身国やパワーなどのデータは全て把握し、扉ページの紹介のみで本編には登場しない超人も全部覚えてたし、キン消し集めやボードゲームなどにも熱中していました。
今でもキン肉マンを見るとあの頃に戻ってワクワクします。作者直筆のキン肉スグルを見ながら呑む酒の何と美味い事か、などとつぶやいたりしていたら・・・

えーーーーっ!?
・・・あ・・・あの方は・・・・!!!

お店の奥の席に、何とゆでたまご先生ご本人がいらしたわけですよ!
おっとゆでたまご先生といえば嶋田隆司原作&中井義則作画という二人が合わさってのペンネームですので、二人いなくてはならないのか。お店にいたのは、メディアなどへの露出も多い嶋田隆司先生の方でした。それに気づいてからは連れとの会話も上の空となり、ドキドキしながら確か1時間以上…
ついに意を決して、声をかけました。いや、お店の人にお願いしちゃいましたけどね。

知らない奴(しかも男)が声をかけてきて気持ち悪いゾ、なんて反応をされたら、それは悲しいけどかつてのアイドルに振られたらそれはそれでネタになるかな…ゆでたまご先生は正義超人ではなく残虐超人、いや悪魔超人であった!とか語れるわけだし…とかまぁそんな事をウジウジ考えながらも、清水の舞台から飛び降りるつもりで声をかけた(店員さんが)結果、あっさりと普通にお話してくれました。
歳を聞かれたので答えたら『ドンピシャでキン肉マン世代ですね』と喜んでくれましたよ。そう、「キン肉マン」は子供向け漫画なので、出会うタイミングによっては全然好きになれなかった可能性もあります。人気に火がついてTVアニメ化された1983年辺りに小学生…それも低学年でなかったなら、あそこまで熱中出来なかったでしょう。あの時は本当にいつもいつも「キン肉マン」の事ばかり考えていました。『キン肉星王位争奪編』の時に作者が急病とかで長期休載した事があって、その時は子供ながらにゆでたまご先生の事が心配で心配でしょうがなく、回復を祈ったものです。まぁ続きが早く読みたかったからですが。

「キン肉マン」目当てで小学1年生からずっと週刊少年ジャンプ読者だった私は、当然次の「ゆうれい小僧がやってきた!」「SCRAP三太夫」「蹴撃手マモル」というジャンプ掲載の3作品もリアルタイムで読んでいて、やはり大好きでもありました。一応これらのタイトルも口に出してみたのですが、アレ?無反応だったような…お互い酔ってたからかな。かつての少年読者も、今や酔っ払いオヤジの歳ですから。でもでも、ゆでたまご先生の前に立った時だけでも、私は小学生の目に戻っていたはず。

あとですね、サインを頂いちゃいました!
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これも…凄い事です。だってほら、いくらなんだって普段は色紙なんて持ち歩いてないじゃないですか。それが前述した通り、ここで呑んでるのは早見純先生の個展帰りだったためにもう一枚色紙が残っていたという、驚くべき神(紙)のタイミング!
しかし一日で早見純先生とゆでたまご先生とは…どちらも人生の一時期に熱狂した漫画家ですが、面白いくらい対極と言える作風ですね。

ちなみに二人で一つのゆでたまご先生は、藤子不二雄的な共作ではなくて、完全に原作と作画で分離して作業しているはずじゃないですか。嶋田隆司先生はその原作側なので、サインといっても文字で書くのかと思いきや…キン肉マンをスラスラと慣れた手つきで描いてくれましたよ。確かにこのキン肉マンというキャラは、嶋田先生が中井義則先生と出会う前から描いていた創作キャラだと言われているのだから、全く不思議は無いか。
それでも作画を本業としているわけではないので、残念な打ち切りに終わった「蹴撃手マモル」より、本編で描かれる事のなかったレアショット(蹴田マモルが"ニシキ蛇会"のキング・パイソン総帥にチャランボを決めてる絵、とか)をお願いしよう…とかは考えてませんよ。嗚呼!そういえば私のブログで同作品を紹介した時もコメントもらって話題になった『チャランボ』という言葉(技の名前)がどこから出たのか聞けば良かった!!作者本人に聞くチャンスなんて残りの人生でまたあるかどうか分かりませんが、まぁあると信じて生きるとします。

最後は、記念撮影までしてもらいました。早見純個展帰りだったので、エロシャツ着ててすみません。
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プライベートで呑んで楽しんでいる所だったのに、親切に対応してくださったゆでたまご先生…ありがとうございました。

昔と変わらぬ若々しい姿だったので、帰宅して「キン肉マン」のJC(ジャンプ・コミックス)版の最終巻である36巻を取り出し、
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(昨年になって突如37巻というものが22年ぶりに出ましたが!)

著者近影の写真はコチラ。
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…これは今回撮った写真の20年以上前の物ですが、やはりほとんど変わっていない事が確認できますよ!
ゆでたまご先生、今後も応援していきます!



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  1. 2011/08/20(土) 23:37:00|
  2. 古本 番外編
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BRUCEです。あだ名は大悟(DieGo)です。
大悟…つまり悟りを開くに至る道程にある事を表し、かつ神の映画「ドラゴンへの道」から頂いてのブログタイトル。同名の秘密結社も運営しています。

名作漫画紹介の形を借りて、自分の記録用に使っています。

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