大悟への道 (旧名・名作漫画ブルース)

名作漫画の紹介 ・・・個人的な旅の記録

楳図かずお(16) 「まだらの恐怖」

楳図かずお作品より、「まだらの恐怖」(秋田書店刊)。
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楳図かずお先生の手で繰り返し描かれてきた、『へび女モノ』の代表格と言える作品がこれ。
1965年の少女フレンド(講談社刊)にて掲載された「ママがこわい!」と、続き物である「まだらの少女」を合わせて「まだらの恐怖」として単行本化したものです。

単行本開くと一番最初に出てくるイラストが怖すぎるのですが!
主人公は可愛い可愛い女の子・弓子。ママが入院している病院には、北の病棟(精神科病棟)にヘビ女がいると聞いた弓子は、よせばいいのに探検してその女を刺激してしまったばかりに、恐ろしい体験をする事となるのです。
ヘビ女はたまたまよく似ていて顔に包帯している弓子のママと、記憶喪失したふりをして入れ替わり、弓子を狙います。ママがヘビだと見抜いた弓子でしたが、家族や周囲の人々からは逆に自分がキチガイ扱いされる…
この、従来は優しさの象徴であり、実際に良い母ばかりだった当事の少女漫画の世界に登場した『怖い母』は読者に多大な恐怖を与えたとして、伝説的なエピソードになっています。

危ない所を助かり、本当のママとも再会出来た弓子でしたが、次はそれから数ヵ月後。
山梨県の精神病院で憎しみと怒りの毎日を過ごす事によってますます恐ろしいものになったヘビ女が脱走して弓子を執念深く追い、夏休みに親戚達を訪ねて行った奈良県吉野郡野迫川(実在する僻地!)の奥にある"美土路村"で襲い掛かるのです。
そこでヘビ女の出生の秘密も明らかになりますが、まずいとこの京子ら身近な者達がヘビ女にされていき、弓子は追いつめられる…

こちらは貴重な「まだらの少女」COMPACT COMICS(集英社刊)版です。
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スピード感たっぷりにしつこく襲い掛かってくるヘビ女の怖さ、もちろん絵のレベルも凄いためファンに愛され続けているこの作品は、2005年に公開されたオムニバス映画「楳図かずお恐怖劇場」の中の1エピソードとして、井口昇監督が実写映画化もしています!
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おまえはここで だれにも知られず永遠にねむるのさ 永遠に……
ひっひっひ………それっ それっ
ああ血がさわぐ……からだ中の血が
ふくしゅうの喜びにふるえている



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  1. 2012/05/22(火) 23:59:59|
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BRUCEです。あだ名は大悟(DieGo)です。
大悟…つまり悟りを開くに至る道程にある事を表し、かつ神の映画「ドラゴンへの道」から頂いてのブログタイトル。同名の秘密結社も運営しています。

名作漫画紹介の形を借りて、自分の記録用に使っています。

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