大悟への道 (旧名・名作漫画ブルース)

名作漫画の紹介 ・・・個人的な旅の記録

月刊漫画ガロ(110) 丸尾末広 15 「ギチギチくん」

丸尾末広作品紹介、続いては「ギチギチくん」(秋田書店刊)。
MARUO-gichigichikun.jpg

掲載誌は「犬神博士」と同じ青年向け漫画雑誌のヤングチャンピオン(秋田書店刊)ですが、内容は「風の魔転郎」並みの低年齢向け漫画。1996年に連載された連作で、単行本は全1巻です。
丸尾末広先生…この時は私、本気でどうしちゃったのかと心配してました。一般の少年・児童向け漫画を描いて鳥山明先生みたいな人気者になろうと考えていたのか、それともふざけているだけだったのでしょうか。
小説家の高橋克彦先生との対談で、いちばん気に入っている作品を今作を挙げていましたが、それも本気なのかどうか…

主人公はチャイナ服とチャイナ帽でランドセル背負って"白秋小学校"に通う、4年生のギチギチくん
彼が『ギチギチ秘法』という不思議な力を使って同級生などのいじめっ子らをこらしめる話で、明るい「魔太郎がくる!!」、といった感じでしょうか。
家は"中華料理 長崎軒"というお店をやってて、家族構成はお父さんお母さんにギチギチくん、そして弟のカチカチくん。ヒロインは同級生のカワイコちゃんで浅丘ルミ。女性器のシンボルを落書きされてる横に『ボボ』とも書かれていたので、舞台は九州地方である事が推測されます。お店の名前から考えても、丸尾先生の出身地である長崎県でしょうか。

「ギチギチくん登校」「0点地獄」「紅白雪合戦」「恐怖のサンタクロース?」「学校の魔女」「坊やの用心棒」「ムウムウ教の呪い」「楽しい運動会」「君の誕生日」「蜘蛛男」と全10話が収録されていて、邪教に捕まって殺されかけたり悪い呪術師と対決したりはあるのですが、決して従来の丸尾末広作品のような展開にはならず、可愛い絵の可愛い話で終わっています。

最後に1992年のヤングチャンピオン増刊 熱血王で掲載された「パイロット版 ギチギチくん」が収録されていて、本連載の3年以上も前に描かれていたこの時はギチギチくんが釣り目であからさまな中華系の顔、言葉使いもステレオタイプな中国人風でした。
しかも悪質ないたずらをしたクラスメイトの首を秘法「ギロチンレコード」で切り落とし、『オマエハ人間ノクズヨ 天のムクイヨ』なんて言っちゃって、痛快な内容でした。


これはうちの庭で育てた毛虫よ
ホーラかわいいでしょう オホホホホ!
ホラ わきの下にも スカートの中にも!
そしてギューッと……
すると中で毛虫がつぶれて………
このブチュッという音が たまらなくよいわ



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  1. 2013/03/11(月) 23:19:27|
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BRUCEです。あだ名は大悟(DieGo)です。
大悟…つまり悟りを開くに至る道程にある事を表し、かつ神の映画「ドラゴンへの道」から頂いてのブログタイトル。同名の秘密結社も運営しています。

名作漫画紹介の形を借りて、自分の記録用に使っています。

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