大悟への道 (旧名・名作漫画ブルース)

名作漫画の紹介 ・・・個人的な旅の記録

さよなら小学館ビル

随分前から一部で話題になっていましたが、東京都千代田区一ツ橋にある現在の小学館ビル…
藤子不二雄ファンならご存知の通り「オバケのQ太郎」の大ヒットで潤った小学館が1967年に建てた立派なビルで、そのため通称オバQビルと呼ばれていた建物ですが、耐震強度の見直しで来月の頭には取り壊されてしまいます。
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手塚治虫先生の「サンダーマスク」では、このビルの礎石に大宇宙の歴史を書いた文字盤『バイブル』がはめ込まれて手塚先生の顔が浮き出てきてました。

そこで小学館に縁のある漫画家らが集まり、取り壊しを惜しんで壁やガラスなどに落書きをしたのです。これも藤子ファンならピンとくるでしょうが…そう、トキワ荘解体の際に漫画家たちが落書きしたエピソードが基になっています。
落書き完成後は毎日午後8時までロビーの照明を点けてブラインドも開け、漫画ファン達が外から覗けるようにしてくれていました。このように、外からでもある程度は見えますが、
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さらに!8月24日と25日の2日間だけはビル内も特別公開して入れてくれるとの事!もちろん私も駆けつけましたが、当然の事とはいえまず行列になっているのを見てゲンナリします。
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しかし入場は無料、しかも整理券による完全入れ替え制との事で、ならば整理券を貰ってしまえば暑い中でボーっと待ってなくてもどこかでビール飲んでればいいわけです。まずは整理券をもらいに行きました。
うおっ、この暑いのに6階まで階段で登ってもらいに行くのか…でも、この道中にも落書きが有って楽しませてくれます。
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かつては物凄くにぎわっていたであろう、編集部へ到着!
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ここの壁にもおなじみのキャラクターが描かれてはいるものの下手クソ…編集部員が描いたのでしょうね。
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ここら辺は月刊コロコロコミックの編集部だったのか!かつて私は幼い少年ながらにコロコロ信者だったので、感激してしまいました!
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私は『コロコロコミック少年団』の一員。パスポート仕立てになっている会員証を開くと、少年団員番号126417でした。これを喜んで持ち歩いていた時から、26年の月日が流れているのだから恐ろしい。
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こちらは同じ1987年の9月号付録で、少年団員番号0911371。9~12月分の手帳としても使えるのですが、『テレビゲーム得点記録表』とか『おこずかい帳』の欄があるのが可愛い。もちろん、コロコロ連載陣のキャラクター付き。
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ハゲ丸軍団としての、スペシャル軍団証も持っていますが…
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ようやく、今回の整理券ゲット。
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それから約3時間ほどビール飲んだりして時間を潰し、舞い戻った小学館ビル…1階のロビーへ入れてもらいました。おおっ、いきなりDr.テンマ!
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他にもケンヂ、ともだち、猪熊柔、猪熊滋悟郎…やたらと浦沢直樹率が高いです!
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確かに、小学館を代表する青年向けコミック誌であるビッグコミックスピリッツビッグコミックオリジナルには、私が初めて開いた時からずっと浦沢作品が載っていたと思います。

おっと、ここにも浦沢キャラ。そしてラムちゃん!
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さすがに高橋留美子先生のファンは多いので、人だかりが出来ていましたが…
実は私、小学館のコミック誌といえば児童向けのコロコロは大好きでしたし、10代後半からずっと青年向けのビッグコミックスピリッツは読み続けていますが、実は少年向けを代表する週刊少年サンデーだけはほとんど通っていなくて(他社のジャンプ、マガジン、チャンピオンは読んでいたのに)、中高生時代が抜けているんですよね。それというのも同誌の看板漫画家である高橋留美子先生やあだち充先生の作風、つまりラブコメディが苦手だったからで。
いやいや、サンデーもリアルタイムで少しは立ち読み(すみません)しているのですが、思い出せるのは「今日から俺は!!」「うしおととら」「砂漠の野球部」…といった感じで、それらをだけを目当てに1990年代の半ばまでは読んでいたのかな。

↑の、ともだちの隣に描かれているキャラ達も凄すぎですね。藤子不二雄A先生、島本和彦先生、そして…
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続いて見て行くと、
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柱はこうで、先日ついに連載終了した「クロサギ」の黒丸先生や青木琴美先生、浅野いにお先生…
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ガラス面はまず「サイボーグ009」…って、石ノ森章太郎先生は既に鬼籍に入られていますが、これは浦沢直樹先生と島本和彦先生で描いたのかな?!
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「夜回り先生」もいるけど、土田世紀先生も昨年鬼籍に入っているので描いた方は偽者です。
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今回はそもそも落書き、という事なので著作権がどうとか関係なく色々な漫画家が色々な作品を自由に描いているのですね。
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おお、藤田和日郎先生!
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室山まゆみ先生!実は妹が集めていたので、「あさりちゃん」もずっと読んでましたよ。
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そしてのむらしんぼ先生!
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「つるぴかハゲ丸」以降ヒットが出ずに現在は『つるセコ生活』しているらしいですが、暇なだけに(笑)たくさん落書きしていました。私がサインを頂いた時の模様も「ココ」でアップしています。

この落書き企画で目玉と言えるのが、この壁でしょうか。
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松本しげのぶ先生が水木しげる先生風に「ドラえもん」を描くといった2重にニセモノな絵とか、その他の方々が描いたドラちゃん…
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というか、この中心に居るドラちゃんとQちゃんを描いたのは誰!?普通に上手すぎて分からないのですが…
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星里もちる先生、河合克敏先生、芳崎せいむ先生…
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1階ロビーはここまで。時間制限ある中、皆が落書きに夢中で…ロビー中央にいたドラちゃんは哀しいくらい無視されていましたが。
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続いて、地下の通路に案内して頂きました。
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ここでは、以前は経営していた店舗の壁や扉まで描かれています。
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L盤の所にもサイボーグ戦士達、
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うおー、先日連載終了してしまいましたが、「このSを、見よ! クピドの悪戯」の北崎拓先生も描いてる!
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また漫画が売れなくて暇な、のむらしんぼ先生がたくさん描いてますが…僕らの世代だけは尊敬していますからね!
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室山まゆみ先生も再登場して、
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これは料理漫画だけは買う父親が集めている影響で子供の頃から読んでいる「味いちもんめ」の倉田よしみ先生、
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「鈴木先生」の武富健治先生、
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「THE3名様」の石原まこちん先生、
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とがしやすたか先生だけは、やっぱり下ネタを扱った4コマ漫画だ!
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他にも素晴らしい絵が色々続き、
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↑最後の絵で、来ましたよ池上遼一先生!

そして、最後に地下通路の目玉はこれだったでしょうか。
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またL盤の所ですが、上に松本しげのぶ先生が描いた水木しげるキャラ、
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そしてL盤左の扉には池上遼一先生が水木キャラを描いているという!!水木先生本人は来れなかったようなので、元アシスタントとして池上先生が代筆した、という所でしょうか。
しかもL盤右の扉は高橋留美子先生ですからね。
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そんな感じで興奮しつつ楽しませて頂きましたが、これはあくまで壊されるビルの壁に描かれた物。この後はすぐに消えてしまう運命だと思うと勿体無いですが、とにかく行けて良かったと思います。
無料で見させて頂いて文句は言いたくなかったのですが、内心楽しみにしていた私の神様、楳図かずお先生が参加していないのはどうかと思います。小学館が呼ぶの忘れていたのか楳図先生が断ったのか分かりませんが…小学館といえば楳図かずお、というくらい密接な関係があったわけじゃないですか。一時決裂して、それが楳図先生がペンを置くきっかけにもなりましたが、和解したから近年は小学館から過去作品刊行も続けているし…
「まことちゃん」のビチグソ姿一つでも描いてくれていたらと思いますが、まぁそれを言うとあの方はあの方は、と次々出てくるわけだし、今回のタイミングにちょうど乗れた人だけが描いた、という事で良いのだと思いますが。

とにかくありがとうございました!新社屋が完成した際にも、このような漫画ファン招待イベントを催してくれたら嬉しいと思います。それまで、ちゃんと小学館発行の本を買いますから…


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  1. 2013/08/26(月) 23:59:59|
  2. 古本 番外編
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2
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コメント

はじめまして

関よしみさんの漫画を検索したところ2007年にかかれたそちらのブログ記事がでてきました!
文章のまとめ方がとてもお上手で、物事を説明する時言わなくてもいいようなことを付け足してしまう私にとってすごく勉強になりました\(^o^)/

これからもブログ楽しみにしてます!

  1. 2013/08/30(金) 12:44:30 |
  2. URL |
  3. ま #-
  4. [ 編集]

コメントありがとうございます。

>まさま

おほめに預かりまして光栄です…恥ずかしい内容で、照れくさいですが。
数えてみたらこのブログ、もう7年半も続けていたみたいなので、文章は全然上手くないですがそれなりに慣れたのかもしれません。
どうも、ありがとうございました!
  1. 2013/09/01(日) 02:03:21 |
  2. URL |
  3. BRUCE #-
  4. [ 編集]

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BRUCEです。あだ名は大悟(DieGo)です。
大悟…つまり悟りを開くに至る道程にある事を表し、かつ神の映画「ドラゴンへの道」から頂いてのブログタイトル。同名の秘密結社も運営しています。

名作漫画紹介の形を借りて、自分の記録用に使っています。

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