大悟への道 (旧名・名作漫画ブルース)

名作漫画の紹介 ・・・個人的な旅の記録

月刊漫画ガロ(122) 古屋兎丸 7 「自殺サークル」

続いての古屋兎丸作品は、2002年の「自殺サークル」(ワンツーマガジン社太田出版刊)。
FURUYA-suicide-circle1.jpg

今回は描き下ろしのストーリー物で、単行本は全1巻。画像の右側は2008年に加筆修正・あとがきを加えて太田出版から出た新装版になります。
私は旧装丁の方に、宛名入りでサインも頂いていますよ。
FURUYA-suicide-circle2.jpg

「自殺サークル」といえば園子温監督の映画ですが、あの漫画化という事で受けた仕事ながら園監督に『映画とはまったく違う内容でかまわない。古屋さんの「自殺サークル」を描いてほしい』と言われたとかで、実際に全然違うオリジナル作品に仕上がっています。一応オープニング部分はかぶるし、メディアミックス手法とは言えるのでしょうが。
で、その帯文書いてる園子温監督のサイン本も入手しました。古屋兎丸作品に園子温監督がサインしているのだから、珍しいのでは。しかも鉛筆書きって…
FURUYA-suicide-circle5.jpg

冒頭は映画と同様に、2001年5月31日の新宿駅、プラットホームから手を繋いだ女子高生が集団で『いっせーの せっ』と飛び込む集団自殺で始まります。
その中でただ一人奇跡的にほぼ無傷で助かった生存者、甲田小夜。彼女と幼なじみの親友で同じ"星華女子付属高校"に通う京子、この二人が物語の主人公。

京子は小夜が信仰する『自殺サークル』、そして光子さんという存在を知り、どうにか活動を止めようとするのですが、生き残った小夜は自分が光子さんとなり、カリスマ化していく…
小夜は可愛いのに14歳から援助交際を繰り返して変態親父の相手をして、リストカットを繰り返す悩めるメンヘラ女子だったのですが、集団に属する事で安心感を得て幸せにもあるのですが、その集団はあまりにも危険でした。
それに巻き込まれて行く京子、そして次なる集団自殺!

連鎖する光子さん現象を扱い、グロさとサイコと両方描いた都市伝説系のホラー漫画で、よく出来ているのですが古屋兎丸作品としては…平均点くらいでしょうか。
古屋先生お得意の可愛い女子高生、そのエッチな姿も見れるし、個人的に好きな作品であり、思春期に読んでいたらもっと感じる所が多い名作だったのだと思います。

ワンツーマガジン社版にはポストカードが封入されていたのですが、今の所2種類見つけているので、他にもあるのかもしれません。
FURUYA-suicide-circle3.jpgFURUYA-suicide-circle4.jpg

ちなみに古屋兎丸先生はこの時に初めてアシスタントを本格的に雇い(後のコザキユースケ先生、えりちん先生等!)、自身も専業漫画家としてやっていく決心の付いた記念碑的な作品でもあったようです。


大丈夫よ 私なんにも感じないから
痛みも嬉びもなにもないから
光子さんはもういないから
私は私と関係するの もうやめたの



スポンサーサイト
  1. 2013/10/10(木) 23:00:55|
  2. 月刊漫画ガロ
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
<<月刊漫画ガロ(123) 古屋兎丸 8 「π パイ」 | ホーム | 月刊漫画ガロ(121) 古屋兎丸 6 「Marieの奏でる音楽」>>

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://mangabruce.blog107.fc2.com/tb.php/1254-59698e13
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

BRUCE

Author:BRUCE
BRUCEです。あだ名は大悟(DieGo)です。
大悟…つまり悟りを開くに至る道程にある事を表し、かつ神の映画「ドラゴンへの道」から頂いてのブログタイトル。同名の秘密結社も運営しています。

名作漫画紹介の形を借りて、自分の記録用に使っています。

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

カテゴリー

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する