大悟への道 (旧名・名作漫画ブルース)

名作漫画の紹介 ・・・個人的な旅の記録

月刊漫画ガロ(127) 古屋兎丸 12 乙一 1 「少年少女漂流記」

古屋兎丸先生が小説家の乙一と合作して、古屋×乙一×兎丸名義で発表した「少年少女漂流記」(集英社刊)。
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古屋兎丸作品初の箱入り本で、サイズはA5判。箱から出すと本の表紙・裏表紙はこうなっていて、作品世界のキャラ達が浮かんでいます。
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初出は2006年から翌年までの小説すばるで、まずは高校生の少年少女を主人公とした物語が独立した短編で8話続き、それらの話が総て最終話で融合する連作。

乙一といえばかなり売れっ子作家だし、先日紹介した「彼女を守る51の方法」で、ヒロインの岡野なな子が乙一好きで、「GOTH」の文庫本を持っていました。
二人は既に乙一原作の映画「ZOO」、あれで古屋兎丸先生がキャラクターデザインと絵コンテを担当したので間接的に共演していて、試写会で会って以来の付き合いなんだそうです。
「少年少女漂流記」はファミレスで雑談しながら作られていった作品であり、共通点が伊集院のラジオと『中二病』という二人が、10代の不安定で空想がちな心理をファンタジーと絡めて描いているのです。

水没した街、アリの世界、魔法少女、ネジ人間、お菓子帝国、怪獣バイク(モンスターエンジン)…等々、妄想妄想また妄想!
竜巻を飼育する話は、「ドラえもん」「台風のフーコ」(後に「大長編ドラえもん Vol.23 のび太とふしぎ風使い」へと発展)が元ネタか!?いや、巻末の対談を見ると乙一が思いついたネタと言っているから、ドラ話は知らないのか。もちろん全然違うアプローチで使い、全体を締めるネタにつながります。

私は古屋×乙一×兎丸のサイン本も入手しています。
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それからこれ、2010年に集英社文庫化までしました。
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古屋兎丸作品も文庫化される時代が来ましたか…やはり売れてる小説家と合作しているからではあるのでしょうし、絵がずっと小さくなる文庫版はお薦めしませんけどね。
表紙は新たに描き下ろしていまして、帯を外すと雲の下に著者二人のイラストも描かれています。
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女王蜂は女王として生き
兵隊蟻は兵隊として生き
働き蟻は死ぬまで働き続け
彼等は決して 不満を漏らす事はない
そうか……僕たちは蟻だったんだ



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  1. 2013/10/24(木) 23:00:45|
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BRUCEです。あだ名は大悟(DieGo)です。
大悟…つまり悟りを開くに至る道程にある事を表し、かつ神の映画「ドラゴンへの道」から頂いてのブログタイトル。同名の秘密結社も運営しています。

名作漫画紹介の形を借りて、自分の記録用に使っています。

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