大悟への道 (旧名・名作漫画ブルース)

名作漫画の紹介 ・・・個人的な旅の記録

旅行・紀行・街(162) 中華民国(台湾)新北市 1 九份

中華民国(台湾)旅行の続きで、今回は新北市です。

先日「ココ」で台北市の模様を長々と紹介したばかりでしたが、新北市はその台北を囲んでいる形の都市で、実は人口が台湾で一番多い。李登輝元総統を輩出した土地でもあります。
私はそのうち台北市街からバスで1時間半程度で行ける人気観光地、九份を訪れました。かなり高い所まで上っているので、眺めが良いですね。
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現在ビッグコミックスピリッツで大人気連載中の花沢健吾「アイアムアヒーロー」の台湾編でも出てきた所です!
とにかく、露店が立ち並んで凄い人だかりになっている商店街に入っていきましょう。
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入口の所には日本語標記で『九份古い街』とありますね。他にも日本語は氾濫していました。
もう一つの、『黄金山城』というのはここがかつて金の採掘で栄えた土地だからでしょう。
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現在は革製品の店が多く、
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動物も多い!
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ここで台湾の銘菓・鳳梨酥(パイナップルケーキ)を土産に購入していきましたが、
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店内の椅子にニャンたんが鎮座しています。
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普通に道を歩いているお犬様たち…
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そういえば前回までの台湾旅行では台北でも野良犬がかなり多くいましたが、今回は全然見かけなかった。九份のこれらの犬も、飼い犬なのかな!?近年になって台湾でも『犬取り』みたいな動きがあったのでしょうか。
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そういえば、同じく障害者が街で物乞いしている姿も前回まではよく見かけましたが、今回はゼロだったかも。

眺めの良い高台のレストラン。
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『火爆雞排 VS 憤怒魷魚』って凄いネーミングですが、どんなのが出てくるのだろう…
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景色を楽しみながら、路地をブラブラ歩いてみました。
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鉱山労働者のブロンズ像、
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同じく鉱山労働者の壁画、
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かつて金山だった九份ですが、台湾の他の多くの土地と同じく、やはり日本統治時代に行ったインフラで最盛期を迎えたそうです。九份の街並みも、建物を良く見ると未だに日本の面影を残してる所が多く見られました。
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この子は手塚治虫先生が生んだ鉄腕アトムのTシャツを着ています。
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土地の神様かな、金山岩廟。
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うおおーっ!この悪臭は!って、台湾ではすぐに原因が分かりますが、ここでも凄い臭気を漂わせながら臭豆腐(チョウドウフ)を売っていました。
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逆に良い果実の香りを放っているのが、生ジュース店の数々。
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来ました、ここが"悲情城市"
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そう、台湾ニューシネマの代表格である侯孝賢(ホウ・シャオシェン)監督が生んだ台湾映画の名作「悲情城市」の撮影で使われた店!
そもそも金が出なくなってさびれた街だったこの九份自体が、ここをロケ地とした同作品の成功と高い評価によって再び脚光を浴びるようになったのだそうで。現在のように路地に喫茶店や茶藝館等が建ち並ぶ様も、それ以降にて観光化した結果なのだそうです。
1989年の映画なので国内で九份ブームが起こったのも1990年代初頭の事でありますが、特に近代化している様子は無かったので、ノスタルジックな風景は映画撮影時からさほど変わっていないのではないでしょうか。

ともかく、入店。
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テラス席が素晴らしい感じでしたが、
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満席だったため…
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私は店内の窓際席へ。
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台湾ビール、
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基本的に滞在中ずっとビールばかり呑んでた私ですが、せっかくの台湾なので名物の烏龍茶も頂いてみました。
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食事は湯包、
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麻婆豆腐、
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海鮮湯麺。
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近くのこのお店は「ローマの休日」などのクラシック映画を使ってレトロな雰囲気を出しているレストランですが…屋号は"戲夢人生"
つまり「悲情城市」と同じ侯孝賢監督の映画から頂いてる屋号ですね。それも台湾が日本統治下にあった50年を描いた作品だけに、日本人なら特に「戯夢人生」も観ておくべきでしょう。
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こちらは、ショップカード。他に「好男好女」を見つけられれば、侯孝賢監督の『台湾現代史3部作』が全て揃ったのですが!
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ジャーン!綺麗な街並みです。
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どこかで観たような光景だと思った方もいるかもしれません。トンネルの向こうは、不思議の街でした…というわけで、そうです、スタジオジブリのアニメ映画「千と千尋の神隠し」の舞台モデルになった町として知られているのです。
だいたいの観光案内冊子や旅行関係の本とか、先日はテレビでもそのように紹介していたのを偶然見てしまいましたが(「アイアムアヒーロー」でも言ってたし)、実はここがモデル地である事は宮崎駿監督自身が否定しているのです。つまりデマ。
日本人の若者達がかなり多く訪れている同地ですが、九份が舞台だからって「悲情城市」は台湾料理やスイーツだの足裏マッサージを目当てに訪台している子達が見ている映画ではないでしょう。つまり、ほとんどが千と千尋の光景を求めて来ているのだと思いますが、映画の知名度を利用して宣伝したヤツらの金儲けに利用されているんですよ!千と千尋はこの日本国の映画史上全てを含めても総合興行収入で一位を誇るとんでもないヒット作なわけで、絶大な知名度を持っていますからね。
まぁ偶然の事とはいえ似ているのは確かなので、楽しめるからいいか、細かい事は。

ついでに書いておくとスイーツ女子やらその手の人達は美味しい店しか調べてこないので、台湾の歴史(せめて日本が統治していた時代についてとか)も知らないし、驚くなかれ蒋介石を知らないとかいう人も普通にいます。
そのくせ偏向教育で戦前全否定の自虐史観だけは植え込まれているから、日本はかつてアジア諸国に侵略して台湾でも自分勝手な事をやったとしか思っていない…先祖に申し訳なさ過ぎる!台湾で現地の人々と接する事で、どこかの新聞や日教組のサヨク教師が言ってた事に違うんじゃないかと疑問を持つきっかけになるといいですけどね。
あの大東亜戦争ではアジアのリーダー的な力を持っていた大日本帝国が、白人による植民地支配からアジアを解放するという大儀を掲げて動いたわけですが、それを魅力に思い多くの台湾人が志願して大活躍したんですよね。そこら辺も、学校は教えないだろうから調べてみましょう。きっと面白い話が溢れていますから!

おっとここは…"阿妹茶樓"。日本語でも『あめおちや』と記されています。
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ここが九份を象徴するような茶芸館なのですが、『千と千尋の神隠し』湯婆婆の屋敷、なんて書かれていますよ!だから!繰り返しますがこれは非公式の事であり、勝手に名乗っているだけなんですよ。
キャラクターのお守りを販売しているとか書いてたけど、それも海賊版でしょう。そもそも湯婆婆の屋敷なら、"油屋"に改称して銭湯にしたまえ!
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とはいえここ阿妹茶樓も、映画「悲情城市」の舞台になった店であり、とても綺麗ではあります。そう、だからこそ「千と千尋の神隠し」の名前を盗用するような事をしなくても、十分にやっていけると思うのですが…
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長い階段(豎崎路)を挟んで、右側が非情城市で左側が阿妹茶樓。隣り合っています。
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ここ九份だけ見て、新北市とはお別れ。実はすぐ近くにあって同じく「悲情城市」の舞台となっていた基隆市にも行きたかったのですが、今回は時間の関係でパスしてしまいました。九份から眼下に見下ろせ、遠くに見えるあそこが恐らく"基隆港"。
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基隆市もやはり日本統治時代に日本の技術で大規模工事をして近代的な港に整備しため繁栄・都市化した港街であり、台湾人に感謝されている日本の象徴とも言えますか。その行けなかった基隆では港の他に、基隆夜市(廟口小吃)へ行きたかったのです。
あと基隆市は白冰冰(パイ・ピンピン)の出身地。私が若き日々に影響を受け、このブログでもおなじみの漫画原作者デアウトロー、梶原一騎先生の元妻でアイドル、歌手、女優です。梶原先生と離婚してから台湾に帰国しますが、来日して「徹子の部屋」に出演しているのも見た事があります。
日本ではイマイチ成功しなかったものの、台湾人なら誰でも知ってるそうですよ!その娘の白暁燕は誘拐殺人事件で惨殺されたのですが、これについてはまだ知らない人は悪い事は言わないから検索しないでください。落ち込む事、間違いなしですから…

治安が良さそうに感じる台湾ですが、誘拐殺人事件は多いらしいんですよね。よしりん「新・ゴーマニズム宣言SPECIAL 台湾論」(小学館刊)で欄外に書いてありました。
あの女神的な美しさのビビアン・スーを始め、街を歩いていても美しい女性が多いのですが、そんな美しい台湾女性達を狙い非力な女子供を脅かす誘拐は許せない!
台湾は烏龍茶文化の影響か太った人が少ないですね。あと、女性の美しさに比べて何か男達はさえない印象ですが。

さてついでに、台湾で買って食べたカップ麺も紹介しておきましょう。
まずはどこに行っても目にする"統一麺"の商品で、肉骨茶風味。
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続いて"味味A"の乾麺王から、麻婆肉醤風味。
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この二人は、現地では有名な人達なのかな。
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何とカップの中にもう一つカップが入っていて、どうやら麺を戻したお湯を捨てずにカップカップスープを作れ(スープの素も付いている)、という事みたいですね。
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次は「モンスターズ・インク」のパクリみたいなキャラクターが使われている"味丹"の双響泡から、牛肉湯麺。
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こちらは2塊麺、という事で乾麺が二つ入ってました。
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現地で3種のメーカーの物を食べてみた結果どれも外れなしで、台湾のインスタントラーメンはレベルが高い事を実感!
味丹の袋ラーメンから牛肉湯麺も買って、日本にも持ち帰りました。
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ちなみに愛知県名古屋市名物として知られる台湾ラーメンってあるじゃないですか。
トウガラシと挽き肉、ニラが入って辛いスープのあれは私も大好物ですが、その名称ながられっきとした名古屋めし。名古屋市在住だった台湾人店主が考案したからそのネーミングらしいのですが、あくまで日本人(名古屋人)の好みに合わせて作られたものなので、台湾では食べられません。
今回は名古屋市といえばこれ、"寿がきや食品"のカップ塩台湾ラーメンを食べておきましょうか。
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はい、あっという間に台湾を去る日がやってきて、再び台北市の"台湾桃園国際空港"へ。
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行く時はワクワクしますが、逆に帰りのフライトを確認するのは寂しいものです。
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ちょっと沈みがちな表情を、
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無理矢理笑ってピースして、テンション落とさないように頑張りました。
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吊るされているオブジェがカッコいいですね。
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もう最後の最後、ちょっと待ち時間があったので空港内4階の『好食城』というフードコートへ。
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香港で行った超有名店の"糖朝"などもありましたが、せっかくの台湾なので私は"五花馬水餃館"にて、
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功夫定食から、
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小籠湯包定食を頂きました。
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それにしても『功夫定食』っていい名前ですね。連れの秘密結社員は『功夫』の字を見て『イサオって何だろうね』とか言ってましたが…そんな白痴的な質問にもちゃんとそれは『クンフー』と読んで云々と教え、帰りの飛行機の中で2時間かけて延々と中国武術と功夫やその映画についての説明を加えました。きっと喜んでくれたでしょう。
功夫といえば私はちょうど今回の訪台前に出版されたムック本、「現代思想 2013年10月臨時増刊号 総特集=ブルース・リー 没後40年、蘇るドラゴン」(青土社刊)を旅の友として携帯していました。
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付け合せの枝豆が、何故か牛肉麺みたいな味付けされていてビックリ。
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そしてメインの小籠湯包…美味い!
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また次の訪台の日まで、この味を覚えておこうと思います。


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  1. 2013/12/22(日) 23:00:08|
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BRUCEです。あだ名は大悟(DieGo)です。
大悟…つまり悟りを開くに至る道程にある事を表し、かつ神の映画「ドラゴンへの道」から頂いてのブログタイトル。同名の秘密結社も運営しています。

名作漫画紹介の形を借りて、自分の記録用に使っています。

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