大悟への道 (旧名・名作漫画ブルース)

名作漫画の紹介 ・・・個人的な旅の記録

劇画(179) 上村一夫 27 岡崎英生 3 「エロトピア1974」

いやー、今日も仕事終わって帰宅したらですね、届いてました…届きましたよ!
何がって、上村一夫先生の新刊「エロトピア1974」(まんだらけ刊)です。
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いや新刊といっても今回はかなり特殊な本で、2年前くらいからあの古書店・まんだらけにおける出版部の仕事で『上村一夫 ビブリオテーク』シリーズを開始したじゃないですか。
「悪の華」「離婚倶楽部」を上・下巻で全3巻として上梓する素晴らしい仕事をしてくれましたが、その全巻購入者特典…いや、続刊の発売が大幅に遅れたからという理由で何故か全3冊のうち2冊の購入で良いという事になりましたが、買って応募した人全員に短編集をプレゼントするという企画があって、そのプレゼント本が前述の「エロトピア1974」
確か今年の正月くらいに「離婚倶楽部」の下巻が出たのでようやく応募して、春に特典が届く予定がこれもここまで遅れた、という事です。私はその間ずーっと待っていたと言いたい所ですが、ここまで待たされると正直、もう応募している事すら忘れてましたよ!いや、だからこそ何だろうって郵便物を開けてみると上村一夫表紙の本が出てきた時の喜びも一入。

裏表紙もこのように素晴らしく、何故かフランス語。後ろから開くとフランス語版が読めるのかと一瞬頭をよぎりましたが、そんな事はありませんでした。
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ここで改めて件の『上村一夫 ビブリオテーク』シリーズを振り返ってみましょう。この全3巻…
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背表紙。
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A5判の分厚いビロード装ソフトカバー装幀、この豪華でどっしりした感じが本棚の中で存在感を出す事間違い無し!
だがしかし!私の所持する本は「離婚倶楽部」がまんだらけ店頭のみで販売していた『まんだらけ限定特装版』の赤色ビロード地版ながら、「悪の華」だけ一般書店販売の通常版になってしまい色が揃っていない…
これはですね、『ココ』で紹介した上村一夫イベントの先行販売で購入したので、そのようなまんだらけ限定版が出るとは知らずに入手してしまったのです。税込3千円超えの本を買い直すのも悔しいというわけで我慢していますが!

それはともかく、今回の特典をゲットするためにはこれ、裏のフィルム帯シールに付いてる応募券。
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これで遅ればせながら届いた短編集が、この上村一夫 ビブリオテーク 別冊として刊行された「エロトピア1974」であり、その内容は表題の通り1974年の漫画エロトピア誌で発表された3編。これが全て単行本未収録作品であり、つまり40年ぶりに日の目を見たわけですよ。
タイトルは 「淫婦変幻」 「煉獄の少女」 「陰獣の湖」で、最初の2作は他作品でも上村一夫先生と素晴らしい仕事をしている岡崎英生原作。
どれも殺人、近親相姦、同性愛などで泥沼の人間模様が描かれる…この禁忌世界もまぁ上村一夫作品では珍しくありませんが、それだけに完成度の高い作者独自の世界が描かれています。

これが何で今まで単行本に収録されなかったのかは分かりませんが、とにかく読めて良かった…そうですよ、死んでいたら読めなかったわけですからね。太宰の「葉」みたいな事も言ってしまうと、まだまだ読んでいない上村一夫作品があるうちは生きなくてはとも思うのです。
そういえば漫画エロトピアって、上村一夫先生が活躍していた時代から創刊されていて、まぁずっとマイナー誌だとは思うのですが私の世代でも書店でよく見た覚えがあります。一応調べてみたら、2000年まで発行していたんですね…
巻末にはその漫画エロトピアで担当編集者だった尾原和久氏と原作者の岡崎英生先生との対談も収録しており、必読です!


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  1. 2014/11/12(水) 23:59:03|
  2. 劇画
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BRUCEです。あだ名は大悟(DieGo)です。
大悟…つまり悟りを開くに至る道程にある事を表し、かつ神の映画「ドラゴンへの道」から頂いてのブログタイトル。同名の秘密結社も運営しています。

名作漫画紹介の形を借りて、自分の記録用に使っています。

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