春です。東京の4月です。すると今年も、『大悟の花見』の時期が来たわけですね!
そんなわけで向かった
東京都目黒区…目黒駅です。ここから行く都内有数のお花見スポット・目黒川の桜は先週末が見所でした。

雪が解けて暖かくなり、地面からは様々な新芽が出始める緑色の『春』、植物はさらに繁茂して動物も最も活発に動く『夏』、ようやく涼しくなってくると山は紅葉で赤く燃える『秋』、雪で真っ白に閉ざされる『冬』…
そんな分かりやすい四季のサイクルで育ってきた私は、東京に住んでいると季節が無い事に違和感を覚えます。いやそりゃ気温でだいたい分かりますが、どの季節も街や景色の見た目がほとんど同じだから。そんなコンクリートジャングル(笑)の東京でも、桜が開花する春の一時期だけは感動しますね。
桜に関しては質も量も東京の方が私が知ってる田舎よりもはるかに勝っていると思います。日本の桜のほとんどを占める代表種・ソメイヨシノは品種改良で人工的に作られたらしいし、このように他の自然が少ない都市の街中にピッタリはまっています。東京の先人は、上手く植えたものですよね。
そもそも花が満開の時間なんてわずか一週間ほどしかないのに、これだけ桜の木が多い街を作るのだから日本人の桜信仰は凄い。
そんなわけで、私は東京で住むようになってますます『花見』イベントを重視するようになりました。それも、若い時はとにかくお酒が目当て、昼間から秘密結社員で集まって呑む酒が美味しくて楽しんでいたわけですが、現在では純粋に桜の美しさに見惚れるようになりました。この私が、お酒もそこそこに桜を近くで観たり遠くから観たりして長時間鑑賞しているのだから…うん、今が人生で一番桜の美しさを感じているんじゃないかと思います。
で、今回は有名なお花見スポットへ行ったものの、地元民がいたので素晴らしい場所を教えてもらって拠点にしました。目黒川といえばまともに歩けないほど人ごみになるイメージでしたが、少し小路を入るだけで穴場になっていて、普通の観光客はまず来ない公園。もちろん場所取りは必要ないし、それどころかここで花見をしてたのはこの時期というのに一日中我々のグループのみでした。


でも今回は上記のようなわけで桜を見すぎ、記録魔の私が目黒の成城石井で買ってった珍しいベルギービールの数々やつまみ、そしてメンバー達も珍しい面々だったのに一枚も写真撮ってない!
桜の魔力にやられたな…花を見る以外ではしゃべりすぎて、写真とかブログの事なんか何も考えてなかった。あとはすぐ近くの目黒川も、数人でお散歩にでかけてみました。


ビールを呑みながら花見散歩。


通路は桜のアーチで美しいです。

目黒川にせり出す桜、桜!






目黒川沿いといえばカッコいい"ホテル 目黒エンペラー"があり、来日していたフランス人(ニュージーランド在住ですが)を案内していたのであそこに日本のお城もあるよー、なんてふざけて言いましたが、このラブホテルは明らかにヨーロピアンスタイルのお城でしたね。


桜祭りで盛り上がる広場では、


焼酎の桜花お湯割りとか、


ギネスビールなどを呑んで…


つまみにたこ焼き。同じく目黒川花見の模様もアップしている前回の目黒区紹介、つまり
『ココ』で食べてもいる
"頑固蛸"の出店だからけっこう美味い。



会場で演ってた民謡などトラディショナルな踊りを楽しみながら、

呑んで食べて、桜と会話を楽しんでました。

ついでに今年の花見ネタ。杉並区ですが、先日は高井戸に行きましてね…いや、特に桜を意識せず仕事で日中に向かったら電車内で窓から飛び込んできた桜の光景が壮絶すぎて!高架を走る車窓からだから高さがちょうどよかったのですね。
駅に着くとホームからも桜が少し見えますが、

これが高井戸、神田川の桜。




目黒川より川幅が狭いだけに桜を見るには良くて、しかも人が圧倒的に少ない!
感動したので仕事終わって帰宅後、また出かけて夜桜まで観に行ってしまいました。高井戸駅周辺は美味いラーメン屋とか無いので好きじゃなかったのですが、凄い土地だったと見直しました。まぁここに関しては杉並区紹介の時に改めるとして…


話はまた目黒川に戻しましょう。11月末からクリスマスくらいまでかな?イタリアのカプリ島から頂いたパクリ企画ですが
『Nakameguro 青の洞窟』ってイルミネーションで盛り上がっているじゃないですか。

昨年ついに私も、行けましたよ。


青色LED40万個で装飾したという川沿い!



う…うおー、人が多すぎてきつい!いや本当、東京は平日でもこのくらいいますからね。考えてみたら朝の電車のラッシュとか東京以外の土地ではどこの地方の祭りですら見れない人口密度、混雑ぶりでしょう。
それでも私は平日の夜に行ったから良かったのです。この後、『混み過ぎて安全確保が出来ない』とかで休日は点灯を中止する事態になったのだから!



先週末に満開を迎えていた東京の桜も、数日経った現在ではほとんど葉桜。この儚さ、移り変わりの早さも色んな意味で日本人が最も愛する理由となったのかもしれません。
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- 2015/04/09(木) 23:59:46|
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