大悟への道 (旧名・名作漫画ブルース)

名作漫画の紹介 ・・・個人的な旅の記録

ホラー漫画(90) 三智伸太郎 1 「恐怖!!人形に殺される」

今夜は三智伸太郎先生の「恐怖!!人形に殺される」(ひばり書房刊)。
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まず三智伸太郎先生については、作品こそ昔から読んでいたものの作者のプロフィールはよく知りません。
1950年代には当時栄えていた貸本漫画業界で描いていたようで、貸本の終焉を迎えてからひばり書房の描き下ろし漫画へと流れてきたのかな。ここで何冊も出しているので、ひばり書房好き限定でそれなりに有名な漫画家だと思います。
ちょっとSF入ったホラー漫画を得意としていて、「恐怖!あした死ぬ私」が代表作…なのかな!?
この「恐怖!!人形に殺される」は、アメリカ映画「チャイルド・プレイ」以前に描かれた人形殺人鬼の作品としても注目したい所。

夜の神社、人形を穴の中に埋めた少女が不思議な力で目玉や内臓を飛び出して死に、人形は土の中から出てくる…というオープニング。
もちろん次にこの人形を手に入れた者達に恐怖が降りかかるのですが、舞台はとある小学校。主人公の女子小学生・志垣由希はイジメられっ子でした。イジメ…といっても男子が女子である由希を拳でガチ殴りして壁にぶつけ、額が割れた由希は出血とか小学生レベルを超えたひどさ!拉致して死体置場に閉じこめたりもしてました。
両親も自分で解決しないとその場しのぎにしかならないし、今度ケガして帰ってきたら家に入れないなんて逆に由希を怒る。

そんな由希が神社で人形を拾って友達にするのですが、それから夢の中で彼らをイジメ返すと、それが現実になる事が分かりました。
正男、和子をひどい目に遭わせてやった後は最後に山田次郎。彼は由希が入り込んでいる人形にバットで抵抗してきたため、首を切断までしてぶっ殺すのです。
これで復讐は成ったと言えますが、因果応報は復讐した者にも返ってくる…由希の母が人形を恐れて川の激流の中に捨ててしまうと、由希もオープニングの少女と同様に無残な最期を迎えるのでした。
人形はまた次の持ち主が見つかり、人形の怖い笑いで次の不幸が生まれる兆しを見せて終わるラストはまぁ、恐怖モノの定番か。
本来は無表情であるはずだけに人形が見せる表情は怖いものであり、「チャイルド・プレイ」におけるチャッキーの見せ場でもありましたが、それは本作でもありますよ。
あと由希と人形が超常現象を起こす前ぶれにヤモリやカラスがとんでもない大群になって集まってくるのですが、そこで生まれた『カラスのUFO』は良かった。これらは物語と直接関係が無い、ただの前兆扱いで抑えておいた所もマル。


由希ちゃんは私がどんなにみにくく変形しようと
私をはなそうとしなかっただけに……残念だわ
でも また新しい女の子を見つけるわ



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  1. 2015/06/30(火) 23:52:36|
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BRUCEです。あだ名は大悟(DieGo)です。
大悟…つまり悟りを開くに至る道程にある事を表し、かつ神の映画「ドラゴンへの道」から頂いてのブログタイトル。同名の秘密結社も運営しています。

名作漫画紹介の形を借りて、自分の記録用に使っています。

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