大悟への道 (旧名・名作漫画ブルース)

名作漫画の紹介 ・・・個人的な旅の記録

ホラー漫画(92) 神田森莉 2 「37564学園」

前回に続いて神田森莉作品ですが、ホラーMコミックスでは2冊目となるのがこれ、「37564学園」(ぶんか社刊)です。
KANDA-37564-campus.jpg

1995年に上梓されたこの「37564学園」。全6編を収録したホラー漫画の短編集で、初出は1994年から翌年までのホラーM誌上です。37564の読み方は…『みなごろし』。

表題作の「37564学園」は、まず女生徒たちが十字架に磔、首吊り、生首になってもだえたり死んだりしている扉絵が良い。
全寮制の名門校・フラワー女子学園は別名37564学園と呼ばれていて、講堂にキリスト像があるからミッションスクールか。そのキリスト像が夜中に涙を流すとかのありがち怪談を利用した猟奇的な連続殺人が起こるサスペンス・ホラー。
本作くでは四肢バラバラや内臓飛び出しなんか当たり前で、工夫をこらした殺し方や死体の晒し方に注目です。それにカニバリズムを加えて神田森莉先生のグロテスク描写も頂点まで達した感じですね。

「37564ハイスクール」は、『足のないサッカー選手』という副題も付いてます。
女子ながらサッカーの天才である巨乳少女の小田倉リマが名門・グレイス学園の男子サッカー部に入り、妬んで嫌がらせをしてきた男達をサッカーボール仮面になって殺していくのが冒頭の展開。
男性器を切り取ってオカマにされたくらいで済んだ奴はラッキーで、もっと憎い奴は何と生きたまま皮を剥いで内臓を引っ張り出した状態でゴールに縛り付けられシュートでとどめを刺される!
さらに実はリマにサッカーを仕込んだのは「ガラスの仮面」の月影千草パロディな風貌をしたママで、このママが暴走して物語は凄い事に…全員が両脚を切断されたグレイス学園サッカー部は、何と這って移動しヘディングシュートで戦うのです。

「君が腐っている」は、霊能者でオカルト研究家で眼が三つある宇蘭という女と取材にやってきた高校生カップルの話。
死後の世界を見てくる実験が波乱を呼ぶのですが、今作は神田作品では意外と珍しい超常現象が描かれて(大抵は恐ろしい人間が犯人だから)、グロすぎる腐乱死体がヤバいですね。

「恐怖ウジ虫少女」は、人体改造実験をしている病院が舞台の話。
女患者が内臓を出している姿に興奮する変態医師・鬼来は、生きたまま腹を裂いた不良少女の腸を吸ったりした上に改造しまいます。その造詣が、切り取った乳房を頬に移植して女性器のあるべき部分から手を生やして…等のメチャクチャな物!
鬼来が連れてる老人の顔した赤ん坊がタイトルのウジ虫少女ですが、その他にも多くの改造人間が登場する、まぁフリークス好きにはたまらない作品でしょうね。

「まま母ビン詰め地獄」は、財産目当ての悪女でサディストの女が継母になってしまった少女が調教されかかるも心を強く持ち、日本でただ一人のSM中学生として目覚めるまでを描いた…何のこっちゃな作品。
巨乳美女が二人も股裂きで殺されますが、女性器の所から頭部まで裂いていく描写って初めて見ましたよ!エログロ度の高すぎる傑作。

「ドクロ蝶666の恐怖」は、666という香水を巡って巻き起こる殺戮を描き、モンスター物の要素を含んだ作品。
『一番憎いところにつき刺してやる』とか言って女性器を(また!)日本刀で刺す描写がありますが、その刀が口から飛び出すまで刺し込む…

物語はワンパターンにならないよう設定を工夫していますが、単行本収録の全作品で手足のどちらか、または両方の切断が描かれるのですが、これがこの作者のこだわりだから無くてはいけません。もちろんさらにエスカレートしていくのですが、こんな内容を明るく描いているからこそ強い狂気を感じるのが神田森莉作品。凄いです…この迫力を、皆さんも確かめて欲しい。


他の子ならモモ肉とかァ
おいしい所しか食べないけどォ
真白は全部食べてあげるゥ
だってあたしたち 親友だもん ウフフフフフッ☆



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  1. 2015/07/12(日) 23:59:06|
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BRUCEです。あだ名は大悟(DieGo)です。
大悟…つまり悟りを開くに至る道程にある事を表し、かつ神の映画「ドラゴンへの道」から頂いてのブログタイトル。同名の秘密結社も運営しています。

名作漫画紹介の形を借りて、自分の記録用に使っています。

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