大悟への道 (旧名・名作漫画ブルース)

名作漫画の紹介 ・・・個人的な旅の記録

ホラー漫画(93) 神田森莉 3 「少女同盟」

今夜は神田森莉作品、「少女同盟」(ぶんか社刊)です。
KANDA-girls-alliance.jpg

1996年に上梓されたこの「少女同盟」。全4編を収録したホラー漫画の短編集で、初出は1995年から翌年までのホラーM誌上です。
基本的にはスプラッター高いエログロ描写とハイテンションで突き進むいつも通りの作風ですが…うん、ここへ来てさらにストーリーをしっかり作るようになったし、ヤバさも増しましたよ。
当たり前のように今回も全作品で手足の切断が描かれますが、神田森莉先生は漫画界でも有数の四肢切り描写好きでしょうね。もちろん内臓飛び出しや血しぶきの量もアクセントとして重要。『人体』とは破壊するための物である!

表題作の「少女同盟」は、臭くて汚い男達を嫌う美しい女学生達から成る『少女同盟』の女子達が男性器を切り落としたりしてますが、本題は入会資格を突破した女性達の方がどうなるか、結局は女同士の残酷プレイ…
入会した女子はある理由から妊娠させられるのですが、これまたある理由から堕胎しなきゃならないのを拒んだ腹ボテの仲間が吊るされて足も巨乳(いや爆乳)も切り落とされた上に、腹を切り裂かれて。ええ、臨月だったのでまだ生きてる胎児→赤ちゃんとなった生物は頭をパチンと握り潰されて目玉も飛び出し、あっという間にご臨終でした。いいのかこれっていうこんな残虐な描写の連続を、しかもギャグタッチで描かれるのだから凄い。

次の「美々子神サマになります!!」は、これで単行本の半分くらいページ数を使っている中編であり、超名作。これこそ神田森莉先生でなくては描けない世界ですね。
元々カルト教団を題材に使っていた作者が、オウム真理教が多くの凶悪事件を起こしまくっていた時期に描いた作品…ほとんどパロディですが、女子中学生の美々子が先が見えるくだらない人生に嫌気が差して興味本位で悪魔の教団『UFOインター教』と教祖のSだるま師に関わった受ける受難を描いています。
奇形の我が子を抱えて脱走しようとした信者を『インコ女』にして自ら子供を食わせるとか、エグい…他にダルマ人間も複数出るし。
ついにカルト教祖になった美々子の姉は飛び降り自殺して脳や目玉は飛び出して手足は折れ、ついでに女性器から血を噴出して死ぬ。両親もテレビカメラの前で拳銃自殺して脳を飛ばし、美々子は生きたまま焼かれて体を喰われて、といった事が続いてもう読者も麻痺してくるほどのスプラッター描写。
しかも本作は特にストーリーに力を入れていて、オウム事件や関係者のパロディを入れつつも教団内部のスパイや本当の超能力、宗教と信者の問題も大胆に描かれ、左腕と両脚まで失った美々子がついに起こす『新宿ハルマゲドン』へ!
オウム関係の時事ネタつながりでオマケのように、暗殺されかけた漫画家の小林よしのり先生のパロディ、『小林御茶のり』なんてのも出てきますよ。

「うらみの双美人」は、江戸川乱歩の小説「孤島の鬼」をネタ元にしていると思われるシャム双生児モノ。
タイトルの双美人がシャム双生児姉妹なわけですが、地球全体を何個も買えるほどの金持ち。彼女らが住む孤島に招かれた家庭教師4人はその花婿候補でもあるのですが、善と悪的に性格が全然違う二人をどのように落とすのか!?
最後の極短い傑作「メリークリスマス サンタ老人」まで、メチャクチャやばくて笑えもしちゃうこの短編集、どれも一応はハッピー・エンドなのも凄いし!多くの方々に読んで欲しい一冊です。


ボクはアーシアンだ 地球の最終戦争のサイキック白戦士!!
ファーミュリュシェ!!ティアン!! この名前に心あたりがある人は連絡をください!!
ボクは前世からの転生者だ……特別な指令を帯びた選ばれた存在なんだ……



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  1. 2015/07/29(水) 23:58:00|
  2. ホラー漫画
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BRUCEです。あだ名は大悟(DieGo)です。
大悟…つまり悟りを開くに至る道程にある事を表し、かつ神の映画「ドラゴンへの道」から頂いてのブログタイトル。同名の秘密結社も運営しています。

名作漫画紹介の形を借りて、自分の記録用に使っています。

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