大悟への道 (旧名・名作漫画ブルース)

名作漫画の紹介 ・・・個人的な旅の記録

ホラー漫画(95) 谷間夢路 2 「絶叫劇場」

谷間夢路先生の「絶叫劇場」(秋田書店刊)です。
TANIMA-screamy-theater.jpg

随分前に紹介していた谷間夢路先生、こんなに可愛い谷間夢路先生ですが、2012年に鬼籍に入られてしまいました。
TANIMA-YUMEJI2.jpg
これほどのベテランの死が、まるでニュースになる事もなくひっそりと過ぎ去っていった事にホラー漫画家の寂しさを感じたものでした…合掌。
あ、本気にしちゃう人がいるからまた一応書いておかなくてはなりません。本作でも単行本カバーの、通常だと作者の写真か自画像が入る場所に↑の可愛い女子の絵が使われていますが、谷間夢路先生は男性、それどころか戦中生まれのお爺ちゃんで御座いました。

さて数多い谷間夢路作品の中から今回紹介の「絶叫劇場」ですが、自身で「夢路の絶叫劇場」としてアニメ化…いやムービングマンガ化もしているし、代表作の一つに数えて良いでしょうか。
全11話を収録した短編集で、通常はメルヘンチックな絵ですがキメ所、つまり怖がらせる所になるといきなりリアルで劇画的な絵になって蛆虫やこぼれる眼球やらをグロテスクに、ドロドログチャグチャと描く作風はいつも通り。
廊下で男子と女子が出会い頭にドシンとぶつかってキャーとか、ベタすぎる展開など随所にお爺ちゃんセンスが感じられるのですが、驚いた時や怖い時、いやそれ以外でも…やたらと顎の下辺りで両拳を揃えるポーズが多用されているのですが、これは『ぶりっ子ポーズ』ってやつじゃないですかね。

第1話「初恋のゾンビ」、第2話「私は誰でしょうね」…その他、タイトルのセンスも良い。
そして私がいつも楽しみにしているのは、ほとんどモンスターな霊魂達や怪奇現象が起こった少女の造形。目玉の周囲から化石魚がボロボロと飛び出してきたり、美しい女性の顔に体は内臓のみの霊、その他シュルレアリスム絵画でも鑑賞するように楽しむのが正しいのですかね。
霊界や異次元も見れるし、でも道徳的で有り難い話が多いのです。


そのお方は人類 万物 自然をお創りになったお方じゃ
地球という舞台で創ったものが 楽しく調和を保って生存していくのを願ったのに
そのお方の心を無視して 調和を壊し 自分達だけが生き楽しみ したい放題にしておる
つまり人間じゃ そこでそのお方は悪い人間はどんどん間引くことになさった
わしは悪い子やヤル気のない子をお迎えするように そのお方に頼まれたんじゃ



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  1. 2015/07/31(金) 23:59:59|
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BRUCEです。あだ名は大悟(DieGo)です。
大悟…つまり悟りを開くに至る道程にある事を表し、かつ神の映画「ドラゴンへの道」から頂いてのブログタイトル。同名の秘密結社も運営しています。

名作漫画紹介の形を借りて、自分の記録用に使っています。

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