大悟への道 (旧名・名作漫画ブルース)

名作漫画の紹介 ・・・個人的な旅の記録

ホラー漫画(96) 小山田いく 1 「青色学級」

今回は小山田いく先生。

1956年生まれの長野県出身で、同じ漫画家のたがみよしひさ先生の実兄である事も有名ですが、代表作は何といってもハートウォーミングな「すくらっぷ・ブック」だし、1980年代に普通なら私が読むわけもないであろうラブコメ作品を描いていた方。
しかし1994年から突如ホラー漫画を多く描くようになって、私も遅ればせながら注目し始めたのですが…その最初のホラー漫画を集めた短編集がこちら「青色学級」(秋田書店刊)です。
OYAMADA-aoirogakkyu.jpg
初出は、出版社こそずっと描いてた週刊少年チャンピオンと同じ秋田書店ですがホラー系のサスペリア学園ミステリーで、1994年から翌年までに描いた作品。単行本もレーベルを『ホラー・コミックス』に移しています。

全6話が収録されていて、まずは表題作の「青色学級」
学校に通ってる期間に死んで供養されてなかったり、思いがまだ残ってる子達が集まる青色学級…その中では楽しく生活しているいじめられっ子の少女ミスズは、森の中の地割れに落ちて死体が発見されないまま。霊魂になって生きてるクラスメイト達を見守っているうちにある事件が起こるのですが、自分の死体が徐々に腐っていく様を眺めている姿が物悲しい。

「カロン」は猫が主人公で、人間には見えない『ゆらり』から好きな家族達を守る話。強大になったゆらりと、鎧塚に眠る強い侍の霊とで戦わせたり。
「樹木子」は少女の淡い記憶と木の精霊、「転生人魚」はこれだけ男性を主人公にして人魚伝説と蘇り、「彼の本」は人の皮で出来た本を描き、最後の「私がいた街」はドッペルゲンガー的な悪霊の怪談。
ホラー漫画の作品集は1冊目とはいえ、さすが商業誌でずっと描いてた大御所なので読みやすいです。またどれも必ずグロテスクな描写を差し込んでいますが、基本的に内容はファンタジー物語なので好きな人はハマると思います。


今日…首が落ちた
もう 人の体じゃないね 私じゃない
生命(いのち)って何だろ 体って 心って
不幸って 幸福って…………何だろ



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  1. 2015/08/05(水) 23:00:54|
  2. ホラー漫画
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BRUCEです。あだ名は大悟(DieGo)です。
大悟…つまり悟りを開くに至る道程にある事を表し、かつ神の映画「ドラゴンへの道」から頂いてのブログタイトル。同名の秘密結社も運営しています。

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