大悟への道 (旧名・名作漫画ブルース)

名作漫画の紹介 ・・・個人的な旅の記録

藤子不二雄(76) 「魔太郎がくる!!」 4

藤子不二雄作品から、今夜は「魔太郎がくる!!」です。
かつて...ああ、日付を見ると驚くべき事に11年も前ですが「ココ」「ココ」「ココ」で、既に紹介していますね。でもこれは私のバイブルみたいな作品なので、設定や絵の良さはもちろんの事、大好き過ぎてどこもかしこも語りたい、1話ずつ解説していくかとも思う所ではあります。
こんなに好きになると、この回は手を抜いているとか話のオチがイマイチだとか、そういう事は関係無しに魔太郎が出て動くだけでもうOK。思い入れがあればキャラと雰囲気だけで漫画はこんなに楽しいんだと分からせてくれる作品でもあるのです。
描き直されている箇所も目立つ作品なので初出時と改編時の比較とかもしてデータベースなんか作りたい気持ちもありますが、でもやっぱりまだ、そこまで細かい事はしません。ただ、前の紹介時には小さくちょっと載せるだけだった単行本の画像をちゃんと載せておこう、というだけです。

まず背表紙で見せると、重要な所でこの4種類だけアップしましょう。
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最初はこれですね…1973年から刊行された秋田書店のチャンピオンコミックス、全13巻。
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これがほぼ初出時のままのオリジナル版なので、最重要の最強コミックス。少年向けのマンガとしては殺害の手口や凄惨さがヤバかったのでしょう、これ以降の再発版では描き直されたり欠番となったりしている話があまりにも多いですからね。
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次に1987年から出た、おなじみ中央公論社の藤子不二雄ランド(FFランド)版。
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ここから『新編集 魔太郎がくる!!』として、そうです新編集で内容を改変しまくっちゃったんですね…比べると修正や、丸々削除されたエピソードもあまりにも多い。
でもFFランドなので巻末の新作連載漫画などがあるし、同時収録の作品も入れて全14巻と増えています。基本的に改悪といえる新編集ですが、わずかながらチャンピオンコミックスに入らずこちらに入っているエピソードもあるのが憎い所。完全版等が出ていない現在、少なくともこの2種類は持っておく必要があるでしょう。
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その次が1997年に中央公論社より出た中公文庫コミック版で、全8巻。
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ついに出ちゃいましたよ文庫で…という以上に、ここからは私も刊行時にリアルタイムで買っていたのでよく覚えているのですが、上記の2種類はとっくの昔に絶版になっていて、この時代には「魔太郎がくる!!」自体が激レア作品だったのですね。
古本屋巡りが趣味の私はそれなりに金かけて入手していたものの、普通は私の世代以降だと読めなかった作品が名作マンガの文庫ブームがあったおかげで普通の人にも読めるようになったのです。
小さい版型になった不満はともかく、内容はFFランド版に準じていて、しかも数々のエピソードが削られたFFランド版よりもさらにちょっと削られての全8巻でしたけどね...私はこれも毎度新刊で買いましたよ。
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それから4度目の単行本化が、1999年。オリジナルの秋田書店・チャンピオンコミックスからなのに、『新装版 魔太郎がくる!!』として改悪されて出た全12巻。
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FFランド版だけで読めたエピソードすらも削除されていて、オリジナルのチャンピオンコミックス版を持っている人には特に価値がないといえばないのですが、一応はチャンピオンコミックス版をいじったデザインの表紙になっていて、コレクター気質がある方ならば買う気になるでしょうね。
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で、その後…5度目の単行本化は2002年に嶋中書店のアイランドコミックスPRIMOで全12巻。これが廉価版で、いわゆるコンビニコミックになっちゃったんですね。
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それほど魔太郎が身近になったというわけで嬉しい事ですが、すぐに痛む読み捨て本のイメージが強いペーパーバック本なので、悲しさもあります。しかも私みたいなファンは当然それも買い直すわけですが、メジャーなタイトルじゃないのでそのうち近所のコンビニにも入らなかったりで入手出来なかった巻もあります。まぁ、内容は全部知っているので焦ってもいなかったのですが、こうしてブログでまとめるとなると今さらながら欲しくなってきました。

次の2004年にブッキングから出た藤子不二雄Ⓐランドの全14巻なんて、FFランドと表紙デザインも同じだしいわば改悪のみの本で買う気がしなかった...
それからも秋田書店の秋田トップコミックスW、小学館のMy First Big SPECIALと、コンビニコミックの形で何度も再発されて、ますます容易に入手出来るようになりました。
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でもまだ、上記のどれにも収録されていない『魔太郎の生い立ち』という番外編エピソードが存在していて、読むには今の所初出誌である少年チャンピオン1975年46号を手に入れるしかありません。なのでそれを含めて全作品を収録し、改変された箇所も両バージョン共に入れた完全版の出版を、私はず~っと待ってますよ!
あと1981年になって何とヤングマガジン(講談社刊)で描かれたのに、たった2回での打ち切られた続編「魔太郎が翔ぶ」。これは1990年に「愛蔵版 藤子不二雄ブラックユーモア短編集 第2巻 ぶきみな5週間」(中央公論社刊)に収録されていますが、これもまとめて欲しいですね。
そして「魔太郎がくる!!」の登場人物である切人を主人公にした1994年のスピンオフ作品「切人がきた!!」ですが、これは単独で単行本化もしているので、次回にでも紹介しましょう。


メラメラメラ
こ・の・う・ら・み・は・ら・さ・で・ お・く・べ・き・か……



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  1. 2017/06/10(土) 23:00:25|
  2. 藤子不二雄
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BRUCEです。あだ名は大悟(DieGo)です。
大悟…つまり悟りを開くに至る道程にある事を表し、かつ神の映画「ドラゴンへの道」から頂いてのブログタイトル。同名の秘密結社も運営しています。

名作漫画紹介の形を借りて、自分の記録用に使っています。

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