今回の旅は
杉並区阿佐ヶ谷。
ここは現在私が住んでいる土地ですが、それでも旅。
日本で生まれ育った私も、在日観光外国人のような目で街を観て行きたいと心がけておりますので。
私が好きな作家の一人であり、日本を愛した外国人の
ラフカディオ・ハーン(
小泉八雲)のように。
まずこの街を愛した偉人としては、
ガロ好きの私には外せない初代編集長の
長井勝一氏、
永島慎二先生、
安部慎一先生。
長井氏が亡くなられた直後に追悼特集をした雑誌がありまして、それに載ってた
長井氏ゆかりの店なんかを私も訪ねたものでした。もちろん永島慎二先生ゆかりの店も同様。
さらに古くは、
井伏鱒二や
三好達治などの文豪による
"阿佐ヶ谷会"というのも存在しておりました。
そのせいか、今でも文化的な香りがするような気がしたり、そこらへんが逆に気取ってると感じたりもする街・阿佐ヶ谷。
私の歌手におけるビッグ1である
友川かずき氏のデビュー曲
「上京の状況」は
♪ひとまず阿佐ヶ谷へ♪
♪ひとまず阿佐ヶ谷へ♪と、上京してまず阿佐ヶ谷を目指す歌でした。
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そんな阿佐ヶ谷の紹介に行きましょう。
いや紹介の意識はほとんど無く、個人的な記録というか、日記みたいな感じで残しておきたくてアップします。
阿佐ヶ谷自体面白い所はたくさんありますが、加えて東京内で私が好きな所に行くにもちょうどいい位置、そしてちょうどいい人口密度。
以前住んでた、すぐ隣の高円寺よりも気に入ってます。
まず 阿佐ヶ谷の中心を通るのは、ケヤキ並木が美しい
中杉通り。私はここを歩いてるとパリを思い出すのです。
どこを歩いてもすぐに商店街に入る街ではありますが、
パール商店街、
ダイヤ街、
ゴールド街…豪華な名前を冠した商店街が多いですね。
しかし私が駅に向かう時に通るのは
SHIN SHIN KAIと、よく分からない名前の商店街です。


この道を駅方面から歩くと、
爆笑問題等の多くのタレントが在籍する有名な芸能プロダクション
"タイタン"があって、

その先のPUNKな千円カット屋さん
"ジプシーウェイ"(Gypsy Way)にはたまにお世話になってます。あの
ラフィン・ノーズのメンバーもお客ですよ。

有名な和菓子の
"うさぎや"がありますが、漢(おとこ)である私に甘味など必要無いので、この店とは一生縁が無いでしょう。

さらに進むと、名前がエッチな
"マンチ"(Kitchen Cafe MUNCH)というレストランだとか、

他にも着物屋さんだとか、もっと行くと山岳書の品揃えでは日本有数な
"穂高書房"という古本屋もあります。
その斜め前にあり、うちから一番近い居酒屋でもあるのが
"だいこん屋"。

このSHIN SHIN KAIと平行してある砂利道からは、凄い土地と林を持つケヤキ屋敷が見えます。航空写真で見ると物凄く嫌味な(笑)、とにかく大富豪の邸宅のようです。

あの
寺山修司が亡くなった病院である
"河北総合病院"もこの近く。
ちょっと歩くと東京だからこそやっていける個性的な映画館
"ラピュタ阿佐ヶ谷"。


私のような過去の名作好きにはたまらないラインナップで上映してます。
阿佐ヶ谷でも一番にぎやかな商店街は駅の南口を出てすぐの、アーケードがあるパール商店街。

(この画像はハロウィン時の入口デコレーション)
商店街入口すぐの店は、さすがに家賃が高いのか入れ替わりが激しいのですが、現在はラーメン屋の
"味丸"になっています。

昔何度か行った北海道を思い出す、黄色い麺の美味いラーメンでして、味噌味と醤油味を食べました。


さらにすぐ出てくるのが500円ラーメンの
"せい家"で、確実に東京で一番多くの回数、足を運んでます。週三回のペースでずっと通い続けた時期もありました。

(おっ、映画
「フリークス」のTシャツを着てますね)
チェ−ン店ですが、もちろん私が行くのは近所の阿佐ヶ谷店が多くて、パール商店街へ入ってすぐだから、疲れた仕事帰りにも癒してもらえるのです。
生ビールと餃子は各280円なので、それを先に頼んでからラーメンにするのが平日の贅沢。 実際500円のラーメンでこれは、東京レベルじゃないぞ!グーよグー!!
この太麺に醤油豚骨スープ、柔らかいチャーシュー、海苔もほうれん草も合いますね〜。
さらにテーブルに載せてあって自由に入れられる、生姜・おろしニンニク・豆板醤の三点セットが嬉しい。
味を変えながら食べるのです。麺の固さ、油の多さ、味の濃さまで選択できるしね。
いつも店にいるお兄さんだと私が毎回頼む選択も覚えてくれてて、『いつものでいいですか』と言ってくれますよ。
お好みでトッピングの追加注文もどうぞ。

(この画像は500円のノーマル。たまに海苔が5枚入ってます)
遠い離島から娘を連れて来て、東京で一泊だけした妹と姪を連れて歩いていると…

「高円寺純情商店街」で直木賞も受賞している作家の
ねじめ正一先生が営む民芸店
「ねじめ民芸店」もあります。
"吉沢商店"では
「はじめ人間ギャートルズ」の『あの肉』が売ってます。


今年出来たミートパスタ専門店の
"ミート屋"。ここも美味い!!

店内は一方通行です。

これを破ると、『死ぬまで有効』なはずの
"なめ猫"の免許証を没収されます。なめられたら無効…
最初にサラダを食べて、

次はこのパスタを混ぜて食べる。


阿佐ヶ谷でパスタと言えば、同じパール商店街に入るとすぐにあった
"鎌倉パスタ"も大事ですね。

1階が、これまた頻繁に利用している
"サンマルクカフェ"であり、ここでは何といってもクロワッサンに板チョコを包んだチョコクロが有名ですが、チョコなんか食べるわけがない漢にはこれ、フランクロールがお薦めですよ。本当に激ウマ!

鎌倉パスタとサンマルクとは同じ会社の経営のようで、パスタと一緒にサンマルクの美味い焼きたてパンが食べられると言う嬉しさ。和風パスタなのでフォークではなく、箸でいただきます。

この時は姪っ子(1歳)が来てたのですが、こんな小さい子サイズの椅子もあります。

この子は早くも
楳図かずおファンになる素質が十分で、
「おろち」ポーズが得意!



(他にはパスタだとパール商店街ではないけど
"南欧食堂Del Sol"がンマイです。高円寺にもあるし、実はパスタならそこに一番行ってるかも。)
パール商店街の中心(私の中で)は、当然
ブックオフ!
近所なので頻繁に通ってますが、ここでどれだけ絶版のレア本を掘り出した事か。
あまり古くて汚い本を出す店舗ではないのですが、それでも通う数の勝利ですね(そう、ブックオフチェーンでも店舗によって出す本に対する傾向、考えが違うんです)。

次は、またSHIN SHIN KAIとほぼ平行している小さな商店街、
一番街へ行きましょう。

ここもマニアックなバーとか飲食店が多いのですが、まだほとんど行けてません。

わりと最近、
"大勝軒"もできました。すぐ近所なので嬉しいですね。

既に10回近く行ったかな。写真は上から辛中華そば、つけめん、中華そば。



店員さんの制服であるTシャツと、置いてるティッシュボックスの色を合わせるなんて演出もいいのですが、BGMは最低なんですよね…(痛い歌詞のJ-popを聴かされます)。

近くに
"ホープ軒"もあるのでたまに行くし、

隣りの
"スナック こねこ"は看板が可愛い。けど私、スナックは入りません。

"マクドナルド"(mcdonalds)で(モデルは高円寺の"アニマル洋子"店員さん二人)。

楽しいフリーマーケット
"ゆうやけ市"が定期的に開催される
松山通り商店街に向かう途中には、チェーン店ながら好きな店"ひもの屋"があり、

有名ラーメン屋の"航海屋"もあります。

松山通り商店街で行く店には
"升要"(MASUYO)がありまして、ここはわりとレアな各国のビールが取り揃えてあるのでわくわくします。

この前いっぱい買ったので空き瓶並べたら、こんなになりました。


居酒屋では断然イイのが
"川名"。安くて美味くて気分良く酔えるため、頻繁に行ってます。

店中に張ってある駄洒落が、つまらなすぎて早く酔います。

近くの"海南記"は中華料理屋ですが、焼餃子が188円に始まるツマミ各種が安いので、飲み屋としてたまに利用してます。

思いつく順でどんどん行きましょう。
お隣の高円寺で
"アニマル洋子"を営む友人・
オコノギオック氏もかつて住んでいた、
阿佐ヶ谷住宅。

オシャレ雑誌の撮影とかでも良く使われているボロ…いや、レトロなテラスハウス群です。こんなのもマニア多いので観光客も良く来ているようですよ。
次は
スターロード。
いい飲み屋が一番充実しているイメージがあります。
二本の道に分かれてますが、奥の方に行くとすぐに
"よるのひるね"がありまして、ここはわりといい本を取り揃えてる喫茶店兼バー…かな。


隣りは
"ヴィレッジヴァンガード ダイナー"(VILLAGE VANGUARD DINER)。
もちろんあの"遊べる本屋"を提唱し、けっこうマニアックな品揃えで本や雑貨を置くヴィレッジヴァンガードの兄弟店。
私はここで昼間にコーヒーを飲みながら読書などしていたのですが、 外国のビールをけっこう取り揃えているので一度だけ夜にBarとして使うべく妹と姪を連れて行ってみました。

そしたらここで頼んだギネスが味スカスカの糞ビール!
さすがに店員に言ったら、『ガス圧は合ってますし、これがうちで出してるギネスです』なんてぬかす始末。
ギネスは注ぎ方があるし、古くなるとすぐに悪くなるデリケートなビールだというのに、何も分かっていないようです。
若いお洒落店員みたいなのがいる店では絶対ギネスは飲まないぞ!
それならばとギネスを残して、チェコ産の瓶ビールとか飲みましたが…すぐ帰れば良かったな。
いや、値段もけっこうするけど食べ物は美味しいし、Barとしてじゃなくて喫茶店とか食事の店として昼間に使うならいい店です。



その目の前にある居酒屋"ラジオ屋"。

ここは漫画家達に愛される店のようで、店中が漫画家のサインだらけ。
水木しげる先生、
永島慎二先生、
東陽片岡先生といった、私のようなガロファンが大喜びする人達からエロ漫画家までたくさん。


のれんの色が、最近変わりました。

そして"JAMB JAMB"は、貧乏漫画
「どくだみ荘」で知られる漫画家、
福谷たかし先生の未亡人・マリちゃんが経営しているお店。



定期的にライヴもやっていて、この小さい空間で
あがた森魚氏を観れた時は嬉しかったです。その後は
あがた森魚氏と一緒に鍋を囲んで酒呑んだりもして!!
普通に呑みに行っても、クリーチャーデザインで有名な
韮澤靖先生が常連でして、その韮澤先生の友達である…何と
マリリン・マンソン(MARILYN MANSON)を日本のオフ日にこのJumb Jumbに連れてきて、しかしたまたまその日は休みだったとかの勿体無いと同時に驚愕な話を聞いたわけです。
しかしこの阿佐ヶ谷スターロードを、
マリリン・マンソンが歩いたなんて…凄い。

他にも漫画家で
宮西計三先生(ザ・スターリンの「TRASH」や「スターリニズム」のジャケ画を描いた事の方が知られてますか)だとか、「ウイングマン」の
桂正和先生なんかも見かけた事があります。
桂正和先生のような
ジャンプのイメージが強い漫画家さんが阿佐ヶ谷にいるのは少し不思議です。
"少年漫画のエッチ描写限界点"の基準になったとも言われる
「電影少女」にはそうとう興奮させられたもんですよ。まだ小学生でしたからね…
次も良く行くお店で、
"木菟"(みみずく)。


ここも
長井勝一氏、、
永島慎二先生、
松田優作氏等が生前よく呑みに来ていたお店でして、ママの人柄も店の雰囲気も大好きなのです。
"暖流"も朝8時まで経営してて便利な上にいい店だし、


スターロードだけで
"大八"、
"あるぽらん"、

モツ焼き、レバ刺、煮込み等では安さ、味の共にトップの
"四文屋"もあるし・・・





他にもまだまだいい店があるのだから大変です。
ちょっと先に行くと、高円寺から移転してきた居酒屋
"最後の2$"もあり、

(ここは高円寺時代に良く行きましたが、当時はお好み焼屋でした)
"名曲喫茶ヴィオロン"と同じ建物内(隣りと二階)にあるのが、タイ料理屋の"ピッキーヌ"。ここは超有名にしてメチャ美味い名店ですね。


駅南口正面の、
"CAFE アコヒーダー"とか
"さくら水産"とかある通りは何て言うんでしたっけね。
あそこもやはり飲み屋が多いですよね。ここらは私がお薦め店を教えてもらいたい。
さらに
"いちょう小路"に入っても有名焼肉屋
"友ちゃん"とかあるのでした。

そうだ、その先の安い焼肉や牛スジが美味い
"寄り本舗"は好きです。

たまに近所の公園で遊戯してます。

もちろん…死亡遊戯。


・・・・阿佐ヶ谷あたりのいろいろ集まった素敵すぎる街で全体を紹介するのは、一人では不可能。
全然足りませんが、とりあえず私個人が最近行ってる店と定番の店をアップしただけなのでこんなもんにしておきます。
また行く場所が増えたら記録用に随時アップしていきます。
最後に、昨夜撮った現在の阿佐ヶ谷南口ロータリー。クリスマス用のイルミネーションです。

おやすみなさい。
- 2007/12/27(木) 02:44:30|
- 旅行・紀行・街
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