大悟への道 (旧名・名作漫画ブルース)

名作漫画の紹介 ・・・個人的な旅の記録

追悼・水野晴郎閣下、そして韮澤靖先生と遭遇

先日、6月10日…映画評論家、そして映画監督として「シベリア超特急」(シベ超)シリーズを作り続けてきた水野晴郎(マイク水野)閣下が肝不全のため76歳で亡くなられた。

部屋でその報を聞いた私はただ、日本酒を買ってきて飲み、そして泣く事しかできなかった…
夕方になるとさすがに気を取り直し、シベ超シリーズを続けて一人部屋上映しました。あまりのツマラナさに、これらの映像ソフトを集めてしまっている私が情けなくなり、また泣いた。

思い起こせば昨年の正月に、東京九段下の科学技術館で行われた"SUPER FESTIVAL 41"(スーパーフェスティバル41)というイベントにゲストで来るというので、私とは畑違いのオタク用ビックイベントでしたが駆けつけたものでした。
(他に伊藤潤二先生のサイン会もあったからという理由はありますが)

「ココ」で報告もしていましたが、それで実際にお会いし、シベ超Tシャツにサインを貰ったわけです。
しかしあんな幼少の頃から知っていた水野晴郎閣下なのに、実際にお会いしたのはあの日が最初で最後になってしまったんだなぁ。
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確かにこの時点で、あまりに老けた印象があって…ただ『お元気で』と願うより他はなかったのですが、やっぱり病気も良くなかったのですね。お会いする前にも、倒れたとかのニュースは聞いてましたし…
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(↑これはぼんちゃんこと西田和昭氏とのトークイベント写真です)

同行した友人もやはりシベ超ファンでしたので、同じくTシャツに水野晴郎閣下のサインを頂いていました。
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そして2人で会場前で記念撮影。
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そして気になる…人が本気でいるかは分かりませんが、シベ超シリーズは次の8作目が最終作だと言われていたのに、クランクインを目前にして水野晴郎閣下は体調を崩して入退院を繰り返していたのだとか。
台本はすでに出来上がっていたというので、ぼんちゃんが閣下の遺志を継いで完成させるそうです。
それが完成した暁には、劇場へ駆けつけなきゃなりませんね。
どれだけのカルト作品が出来上がるのか…

そして、映画人生一筋だった水野晴郎閣下が最後に観た作品は「ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン!」となったそうです。
これって、あの「ショーン・オブ・ザ・デッド」のスタッフが制作したバカ映画ですよ!水野閣下らしいといえば確かにそうですが…
さらに最後まで笑わせてくれた(で、いいんですよね?)事実として、水野晴郎閣下がシベ超シリーズで演じていた山下奉文。大東亜戦争当時に陸軍大将だった実在の人物なのですが、ぼんちゃんらすらも知らないうちに本名をもいつの間にか山下奉文と一字違いの山下奉大に改名していたのだそうです!
(それ以前の本名は水野和夫)

---------------
もう涙は枯れ果てた私は、その夜は珍しく人恋しくなったのか、急遽友達にも声をかけて阿佐ヶ谷の街に繰り出し、さらに酒を飲みました。もう、朝まで。

はしご酒も数軒目になだれ込み、おなじみの"JANB JAMB"にて追悼飲みを続けていたら…
おおっ!!あの造型師、キャラクターデザイナー、イラストレーターとして高名な韮澤靖先生が来店しましたよ!!
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突如"世界のNIRASAWA"が現れた驚きもありますが、そういえばこの店では以前にも数回韮澤靖先生とお会いした事がありまして、でも思い起こしてみたらそれも随分前…
そうだ!確かに水野晴郎閣下に会いに行った上記のイベント直前であり、しかもそのイベントの宣伝チラシは韮澤靖先生が書いていた!
何かスピリチュアルな物を感じる因縁であります。

そこでたまたま持ち歩いていた…というのは嘘ですが、家が近いのですぐに取りに戻って持ってきたのが、アメリカン・コミックス風でサイバーパンク的な絵柄で描かれている漫画作品「PHANTOM CORE」(ホビージャパン刊)。
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これにサインをいただいた!
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サービス精神旺盛な韮澤靖先生は、↑のように本に二箇所…

そしてさらに、たまたま持ってた私のノートにも描いてくれました!!
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(本当は色紙を買いに走りたかったのですが、夜中では手に入らず残念…)

ノートの上の方の絵は、オタクとしても大先輩である私の友人がリクエストした「Aランクサンダー」の主人公。
私は知らなかったのですが、相当古いセガの「仮面ライダー」オマージュのゲームなんだそうです。昔のマイナーな仕事なのに記憶を頼りに描かれているその姿に感動した友人は…
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このように親愛の情を表現しておりました。

ぼちも韮澤先生と撮って~と頼んでみたら…
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先生もお店のお姉さんに!!
ところで私、"韮澤靖Tシャツ"も持ってたのに…この日は「タイガーマスク」「うる星やつら」のコラボレーションTシャツなど着てて、失敗!

しかし同じ新潟県出身であり、私も昨年末に韮澤靖先生の故郷である旧・栃尾市を訪れたとかって話をしてたら、急に新潟弁で話してくれましたよ。
ロバート・ロドリゲス監督だとか、マリリン・マンソンすらも韮沢先生の仕事に対する多大な尊敬を表明する(実際に来日した時は阿佐ヶ谷まで会いに来たりしたらしい)ほどの凄い方が、新潟弁を使うとは!
韮沢靖デザインによるフィギュアは私も多々持っていますが、基本は永井豪原作の「デビルマン」関連ですよね。あのAMONのクリーチャーデザインが多方面に衝撃を与えてブームになったものですが、ここではデビルマンをOVA化した作品を紹介しておきましょう。DVDには韮沢先生のインタビューやデザイン集なども収録されています。
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デビルマンは数が多すぎるので、ここで紹介するのはマリリン・マンソンのアクションフイギュアにしましょう。
フューチャーモデルズから販売されたこれらはデザイン・韮沢靖、原型・斎藤義浩の傑作。これは「メカニカル・アニマルズ」(Mechanical Animals)期、
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「ホーリー・ウッド」(Holy Wood)期、
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「ディスポーザブル・ティーンズ」(Disposable Teens)期。
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さらに驚きは続き、店内に偶然にも平成の漫画版「ルパン三世」の先駆け的な作品、「ルパン三世(Shusay版)」(高口里純脚本、モンキー・パンチ監修)で作画を勤めたShusay先生がいたとかで、同じノートにルパンを描いてくれました!
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何でこうなってるのかよく覚えてませんが、最後は店の外で記念撮影みたいになっていたようで…
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こういう写真が私のカメラの中に残されていました。

---------------
今夜は水野晴郎閣下…いや、山下奉大様のご冥福を祈って眠りにつきます。

そして皆様、ありがとうございました!!
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  1. 2008/06/12(木) 23:19:36|
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コメント

水野晴郎閣下と韮澤靖先生・・・およそ接点ないだろうと思いながら読ませていただきましたが、なるほど。
ワタシも閣下の訃報には胸を痛めましたが、これからも彼の功績を忘れる事無く称えてゆきましょう。
  1. 2008/06/24(火) 17:26:52 |
  2. URL |
  3. まりん #-
  4. [ 編集]

>まりん様

嗚呼・・・
何と二ヶ月近くも前にコメント頂いていたのに、すっかり返事を忘れて放置していました!
本当にごめんなさい。
他に全然コメント付かないから…
もちろん、これからも水野閣下や「シベ超」は心の中に!
  1. 2008/08/13(水) 01:13:39 |
  2. URL |
  3. BRUCE #-
  4. [ 編集]

韮澤を大好き
  1. 2008/12/07(日) 14:17:17 |
  2. URL |
  3. shaomai #-
  4. [ 編集]

同感です。

>shaomai様

ええ。私も、韮澤先生が大好きで~す!!
  1. 2008/12/12(金) 01:01:22 |
  2. URL |
  3. BRUCE #-
  4. [ 編集]

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BRUCEです。あだ名は大悟(DieGo)です。
大悟…つまり悟りを開くに至る道程にある事を表し、かつ神の映画「ドラゴンへの道」から頂いてのブログタイトル。同名の秘密結社も運営しています。

名作漫画紹介の形を借りて、自分の記録用に使っています。

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