大悟への道 (旧名・名作漫画ブルース)

名作漫画の紹介 ・・・個人的な旅の記録

藤子不二雄(6) 「大長編ドラえもん VOL.1 のび太の恐竜」

前回で宣言した通り、藤子不二雄先生の「大長編ドラえもん」(小学館刊)シリーズを紹介していきます。
まずは当然、「大長編ドラえもん VOL.1 のび太の恐竜」
HUJIKO-doraemon-vol1.jpg
これが"てんとう虫コミックス"で全24巻のうち記念すべき第1巻目で…と、言えれば良かったのですが、実はこれは「大長編ドラえもん VOL.4 のび太の海底鬼岩城」次いで発売された2巻目であり、シリーズ初期は『VOL.○○』の順番通りに発売されているわけではないのです。

その単行本発売の順番に関してのおかしさは子供の頃から何となく知っていたのですが、改めて単行本の発行日を確かめてみると…
VOL.4→VOL.1→VOL.2→VOL.5→VOL.3→VOL.6となっていて、VOL.7以降は毎年順番に出ていたようです。
まぁそれは単なるオタク知識でしかなくて、これから読んでいく読者には全く関係ありませんし、映画版合わせて付けてくれた『VOL.○○』に合わせて順番に進めて行きます。

ついでに触れると、この「大長編ドラえもん VOL.1 のび太の恐竜」だけは、当初短編作品として増刊少年サンデーに掲載されたものを、1979年からコロコロコミック誌上で大幅な加筆をして掲載して長編に仕上げたという経緯を持っています。
それを1980年に映画「大長編ドラえもん」シリーズの第1作目として公開、さらに1983年に改ページを加えて単行本になったと。

藤子不二雄先生は、これを『シリーズの中で最も愛着の深い作品』と語ってもいました。

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それでは、ジョイ・アダムソンの小説「野生のエルザ」をモチーフにした事で知られるこの作品のあらすじを追ってみると…

一億年前の白亜紀に天下を取っていた、ティラノサウルスの爪の化石を自慢する骨川スネ夫に対抗して、野比のび太
『ツメだけじゃなく、恐竜のまるごとの化石を発掘してみせる!!』
なんて、できもしない宣言をしてしまう事から始まります。

その後…偶然にも本当に、しかも簡単に首長竜の卵の化石を発掘したのび太が、"タイムふろしき"を使って化石を生きた卵の状態に戻し、自分の布団で暖めて孵化させるのです。
本当に孵化したそいつは首長竜の一種でフタバスズキリュウ。

のび太を実の親のように慕ってくる可愛いこの恐竜の赤ちゃんをピー助と名づけて育て、公園の池にはなして大きく成長するのですが…
ピー助の本当の幸せを願った優しいのび太は、"タイムマシン"で白亜紀の世界へ戻してやりました。

しかしピー助を狙う黒い男(後に"恐竜ハンター"と判明)のせいでタイムマシンの空間移動機能が故障していて、送った先が棲息地である日本近海ではなく、アメリカへ送っていた事が判明。
その地でいじめられてるピー助を連れ戻しに出かけると、今度こそタイムマシンの空間移動機能は完全に壊れてしまいました!

それでも時間移動機能は正常に動くため、一億年後に日本の、それものび太の机と重なる位置にタイムマシンを置かないと元の世界へ戻れなくなってしまい…
そこへ帰るためにのび太はドラえもんジャイアン、スネ夫、しずちゃんと共に冒険をするのです。

この白亜紀を、ドラえもんの秘密道具を使いながら仲間と何日もかけて移動し、時にプテラノゴン等の恐竜に襲われたりしながら冒険するのだから、子供心に羨ましく、そして想像してワクワクしたものでした。

ブロントサウルスなんか馬鹿でかい体なのにノウミソがたったの450グラムしかなく、草食で大人しいから皆が調子に乗って飛びついたりして遊ぶのですが、マヌケののび太までが
『ノウミソがたりないの? つまりウスラボンヤリのノロマか、そんなら安心だ』
なんて言ってるのだから、笑えます。

ジャイアンが見せる友情に感動するシーンをはさんで…
ピー助をつけ狙う未来から来た恐竜ハンター達&それを雇う24世紀メガロポリスの大富豪ドルマンスタンの騙し合い、そして直接対決。

危機一髪でしたが、最後はドラえもん達の勝利でピー助も元の住処へ戻って仲間を見つけ、五人も冒険が終わってにこやかに別れ、のび太はピー助を思いながら眠りにつく…
という話でした。

それににしても、日本人にはもはや一般教養である「ドラえもん」ですので、それぞれのキャラについてどういう性格とかの説明なんかはいらないのが楽です。
何度かしずちゃんのヌードシーンがあり、しっかり乳首まで見えています。
途中にはさむ細かいギャグシーンもいいし、しっかり楽しんだ後で完結してくれる、少年漫画の手本のような名作でした。
HUJIKO-doraemon-vol1-2.jpg
↑これはこの単行本のカバー内側に載ってる藤子不二雄先生です。

それではまた少しずつ、少年達の心である「大長編ドラえもん」を紹介していきますね。


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  1. 2008/06/14(土) 23:31:01|
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BRUCEです。あだ名は大悟(DieGo)です。
大悟…つまり悟りを開くに至る道程にある事を表し、かつ神の映画「ドラゴンへの道」から頂いてのブログタイトル。同名の秘密結社も運営しています。

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