大悟への道 (旧名・名作漫画ブルース)

名作漫画の紹介 ・・・個人的な旅の記録

トキワ荘(3) 水野英子 1

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水野英子先生にも触れなくてはなりませんね。

少女漫画の歴史上ではかなり重要な方ですが、残念ながら私は少女漫画はあまり好きではない。
しかし、唯一女性にしてあの時代のトキワ荘に住んでいたとなると、私の中でも重要度が違ってきます。

そんな水野先生は、1939年生まれの山口県出身。
中学生の時から漫画少年に作品を投稿していて、卒業後は一応魚網工場で働きながら、手塚治虫先生に紹介された少女クラブに投稿をはじめます。
そして同誌で「赤っ毛子馬(ポニー)」を発表し、これがデビュー作になりました。
おっと、一応カットや一コマ漫画は既に前年に載せていたようですけどね。
時に1956年、まだ17歳くらいですね。
未だ現役で描き続けているわけですから、既にその漫画家キャリアは50年を超えています!

デビュー後にトキワ荘の住人となりまして、この時代は、特に赤塚不二夫先生と石森章太郎先生に常時くっついて行動してたそうですが、それは漫画のみならず人間としてもネタが増えて成長するというものですよね。
両先生は近くのコーヒー屋"エデン"のウェイトレスにモーションをかけに行こうとしても、水野先生が付いてきちゃってマズイもんだから、こっそり二階の窓から出て行き、夜遅く帰ると水野先生はオカンムリで蹴っ飛ばしてきたりした、なんて話も赤塚先生の文章で読んだ事がありますよ。

実は当時女性漫画家などほとんど存在しなかったため、少女漫画という物さえも手塚先生等の男性漫画家が描き始めたのですが、水野先生はそこに挑戦し、成功します。
「星のたてごと」で男女のラブロマンスを初めて描いたとか、「白いトロイカ」で本格的な歴史物を初めて描いたとか、とにかく少女漫画の先駆者としてよく語られるわけですが、少女の瞳に輝く星を入れたのも水野先生が最初だと言われてますよ。
一昔前までの少女漫画では、ほとんど全ての漫画で星が輝いてましたからね。
まさしく少女漫画の典型を築いたと言うにふさわしいのかもしれません。

次回詳しく紹介したい作品は、水野英子先生の代表作にして最高傑作、そしてロック漫画としても不朽の名作扱いの「ファイヤー!」です。
お楽しみに!!


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  1. 2006/09/26(火) 18:39:34|
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BRUCEです。あだ名は大悟(DieGo)です。
大悟…つまり悟りを開くに至る道程にある事を表し、かつ神の映画「ドラゴンへの道」から頂いてのブログタイトル。同名の秘密結社も運営しています。

名作漫画紹介の形を借りて、自分の記録用に使っています。

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