大悟への道 (旧名・名作漫画ブルース)

名作漫画の紹介 ・・・個人的な旅の記録

ホラー漫画(28) 杉戸光史 2 「死少女のたより」

昨夜に引き続き、今回も杉戸光史先生の作品で続けて、「死少女のたより」(ひばり書房刊)です。
SUGITO-dead-girl-letter.jpg
これは心霊現象に主題を置かれた作品で、私としては興味深いジャンルであります。

ボーイフレンドの佐々木努くんと、近くの天神さまへ写真撮影に出かけたのは主人公の友栄
しかし友栄が便利なポラロイドカメラで写真撮ってもらったら…そこに写ったのは気味の悪い幽霊女の顔でした。

これは実は近くにいた少女・早乙女百恵が"念写"して写りこませたモノだったのですが、この少女を気違いだと思って努は再び撮影を続けると、今度は橋の上にベンツが写ります!
何とも意味のないシュールな展開ですが…
半月後、偶然にも近所の大邸宅で出会ったのが百恵とは一卵性双生児で姉の美代子
百恵と美代子は"念力通信"と呼んでる力で、相手が何をしているか手に取るように分かるのだというから、超能力姉妹ですね。

ちなみに百恵の方が強力な念写能力の持ち主で、左目の下に小さなホクロがあるのが目印と教えられますが…
友栄と努は最初の一度しか会う事は出来ませんでした。
何と百恵は、雪山でスキー中に雪崩に巻き込まれて死んでしまったのです。

それから美代子は、寂しさのあまり百恵が生きてた時と同じように念力通信を試みて、実際に死んで真っ暗で冷たい闇の中にいる百恵との通信に成功しました!
そして周りの恐ろしい悪霊達に狙われているからと、供養も頼んできます。

何故か悪霊に襲われ続ける友栄と努は、心霊についての説明的なセリフや現象で読者を勉強させつつ、古典的すぎて笑っちゃう方法で脅され…
ラストは何と、これまで全く出ていなかった通りすがりの霊能力者(!)によって悪霊は退散するハッピーエンドで無理矢理〆るのです。

その通りがかりのおじさんが、
『わしもいささか霊能には自信をもつものじゃが…
よかったら話してごらん』

とか言って、しかも指先からオーラ(霊光)を発して助けてくれるなんていう都合よすぎな展開、この怖さのかけらもない杉戸光史先生の作風を許せる自分、暖かい眼で見守る自分を、また一つ人間が大きくなったと納得できる…そんな意味でも役に立つ作品でした。


まだまだ霊については わからぬことが多すぎます
今後もいろいろなことがあるでしょうが
ひとつひとつ解決する以外にないのですよ
それがどんなに危険で苦しい斗いであってもね



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  1. 2008/11/07(金) 23:07:12|
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BRUCEです。あだ名は大悟(DieGo)です。
大悟…つまり悟りを開くに至る道程にある事を表し、かつ神の映画「ドラゴンへの道」から頂いてのブログタイトル。同名の秘密結社も運営しています。

名作漫画紹介の形を借りて、自分の記録用に使っています。

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