大悟への道 (旧名・名作漫画ブルース)

名作漫画の紹介 ・・・個人的な旅の記録

ホラー漫画(31) 古賀新一 4 「恐怖のオオカミ少女」

もうちょっとだけ、古賀新一先生の比較的入手が容易な作品紹介を簡単に続けていこうと思いますが…
今夜は「恐怖のオオカミ少女」(立風書房刊)です。
KOGA-wolf-syojo.jpg
これはレモンコミックスとしてはかなり多く版を重ねているロングセラーですね。
舞台が貧しい北欧の町で、クリスティリーナという外人の娘が主人公の作品。

いつも何でもよくできる姉のクリスティに比べられて叱られる、ドジな妹のリーナ。
彼女はソリ犬にさえ馬鹿にされているのか、ごはんを食べてもらえません。
『わたしがつくったものは まずくて食べられないんだわ』
と泣く、リーナ。

ある時、姉妹は野生のオオカミの群れに襲われて、リーナだけが両足を噛まれて二度と歩けない体になってしまいました。
それから7年…

ますます美しくなって人気者のクリスティと、芋虫のように這い回り意地悪になったリーナ。
だんだんリーナを恐ろしく感じ出したクリスティは、パパの書斎から「狼の伝説」という本を読んだり、ペットの猫ミーコを食い殺したリーナを見たりして、リーナは人狼なのではないかと疑いを持つのです。

それから家の火事で焼け死んだと思われたリーナが魔性の白オオカミとなって甦り、パパとママも順に殺して、さらにその死体を喰う…
怖い展開になるのですが、狐に包まれたようなラストで終わります。

この「恐怖のオオカミ少女」で特筆すべきは、古賀新一先生がかなり"絵"そのものの怖さや気持ち悪さに重点を置いて描いている事でしょうか。
クリスティが驚くシーンなんかも、被害者なのにそこらのオオカミよりよっぽど怖く描いているのです。

土地の習慣で、働かない者や老人や手足の不自由な者を閉じ込める、そこで苦しんで餓死させるための"死人塔"があるという設定が全く生かされなかったのが残念ですが、伏線なんてブッ飛ばす、その場の勢いで乗り切る作家が古賀新一先生だったと再び納得して、終わります。


リーナは自分の思いどおりにならないと
気ちがいのようになって あばれまわるのです
まるでいもむしのように のたうつのです
その哀れな姿が なぜかわたしにはみにくく
寒気をおぼえたのです



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  1. 2008/11/22(土) 23:16:10|
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BRUCEです。あだ名は大悟(DieGo)です。
大悟…つまり悟りを開くに至る道程にある事を表し、かつ神の映画「ドラゴンへの道」から頂いてのブログタイトル。同名の秘密結社も運営しています。

名作漫画紹介の形を借りて、自分の記録用に使っています。

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