大悟への道 (旧名・名作漫画ブルース)

名作漫画の紹介 ・・・個人的な旅の記録

劇画(68) 池上遼一 7 狩撫麻礼 2 「BOX 暗い箱」

今夜は池上遼一作画、狩撫麻礼原作の「BOX 暗い箱」(小学館刊)です。
IKEGAMI-KARIBU-box.jpg
ビッグコミックにて1991年に連載された作品で、単行本は全1巻。

現在の劇画第一人者である池上遼一先生が、あの狩撫麻礼先生(「ココ」ダークマスター名義の作品だけ紹介しています)と組んだ珍しい作品なのですが、2人ともハードボイルドを得意とする作風ながら変な違和感があって味になっています。

しかし、最後まで全然意味が分からいのです。
狩撫麻礼作品において意味が分からないのは珍しくありませんが、これは凄い。
いや登場人物も少ないし複雑な話ではないのですが、言わんとするメッセージ的な所が私には理解出来ず、置いていかれるのです。
もう、この煙にまかれたような茫然とする感覚をせっかくだから楽しんでくださいね。あまり怒らないで…

日本の恐らく昭和30年代~40年代を舞台として、話は2人のボクサーを巡り…吉岡猛という将来有望な男と、同門ジムで同じライト級の首藤サトルという8回戦止まりでチンタラやってる男の宿命を描いています。

実は吉岡より強い首藤が、何故弱い相手に負けて戦績を落としているのか…
少年時代に、空襲から逃げ惑う人々のどさくさに紛れて犯されて感じていた母親を刺した経験ゆえなのか。
ヤクザの親分の女に手を出した上に、その親分に気に入られて世話焼かれても、それすら裏切る"暴れ馬"首藤…
ナイトクラブの余興の仮面ボクシングで吉岡と戦うという夜、これにも従わずにベアナックルで勝手に吉岡を倒し、その夜を境に首藤の消息は絶えた。


俺もおまえもマトモじゃねえ。
本当は、誰からも愛されたことがねえんだ……
おい、相棒………これは、賭けだ。
おたがいの"馬"を、いつか………



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  1. 2009/01/15(木) 23:35:57|
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BRUCEです。あだ名は大悟(DieGo)です。
大悟…つまり悟りを開くに至る道程にある事を表し、かつ神の映画「ドラゴンへの道」から頂いてのブログタイトル。同名の秘密結社も運営しています。

名作漫画紹介の形を借りて、自分の記録用に使っています。

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