大悟への道 (旧名・名作漫画ブルース)

名作漫画の紹介 ・・・個人的な旅の記録

ホラー漫画(42) 鬼城寺健 1 「悪魔つきの少女」

今回は鬼城寺健先生。
大好きなホラー漫画家でありながら、ここ大悟への道 (旧名・名作漫画ブルース)で紹介するのは初めてでした!

まずこの鬼城寺健先生を語る上で避けられないのは、この方は他名義として月宮美兎鬼多川一平ドン男爵、というのも使って描き分けているという事。
しかも実質的な正体は不明なのですから、まるで怪人二十面相のような…でも、どれも売れてないんだから正体なんかどうでもいいという意見が出そうですね。

今回紹介するのはレモンコミックス「悪魔つきの少女」(立風書房刊)です。
ONIJOJI-akumatsuki-syojo.jpg
この表紙は誰が見てもヤバいでしょう。

舞台は千葉県館山市で、新築のお屋敷を建てた犬上耕三邸。
建てる時に敷地から出てきた能面を飾っていて、何故か娘の聖子がその能面のたたりに遭う話なのですが、その聖子の変貌具合は完全に映画「エクソシスト」のパクリ。

しっかり首が180度回るあのシーンもあるし、ミミズやナメクジを食べるようになったり、下品な言葉を吐いたり空に浮いたりもするようになりました!
そこで憑物落としに密教禅師・聖雲阿闍利が道士を伴って登場するのですが、ここは西洋のエクソシストと違って日本式ですね。
護摩修法の悪霊退散祈願術を勉強する事もできます。

聖子にとり憑いているのは犬上が犯した財界汚職の犠牲になって死んだ小林で、能面には五百年前の悪霊がこもっている事も分かりました。
しかし当地を治めていた里美家には代々魔族(サタン)の血が流れていた、とかまたトンデモナイ事を…

最後に密教禅師達は首斬られたり体中にガラスが刺さってたりの痛々しい有様で全滅しますが、聖子は元に戻って…無理矢理でさわやかなハッピーエンドで終わる作品でした。

鬼城寺健作品はもとより構成はおかしく、勢いと思いつきだけで描いていくタイプなので、あのシーンは何だったのか、とか気にしてもしょうがない。
簡単にこれは未熟だ、とかで避けちゃう人も多いのでしょうが、悲しい事です。この味を楽しめない人こそが未熟であり、勿体無い事だと思うのですが…


きたか!悪党!人殺し!
……貴様の最後の時がきたぞ!
フッフフ……犬上常務!おれは貴様の犠牲になって死んだ小林だ!
私欲のためには平気で人を殺す人非人!
怨みをはらしてくれる かくごしろッ!



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  1. 2009/03/04(水) 23:44:46|
  2. ホラー漫画
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BRUCEです。あだ名は大悟(DieGo)です。
大悟…つまり悟りを開くに至る道程にある事を表し、かつ神の映画「ドラゴンへの道」から頂いてのブログタイトル。同名の秘密結社も運営しています。

名作漫画紹介の形を借りて、自分の記録用に使っています。

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