大悟への道 (旧名・名作漫画ブルース)

名作漫画の紹介 ・・・個人的な旅の記録

ホラー漫画(47) やすだたく 1 「たたりの夜泣き地蔵」

今夜はやすだたく先生の「たたりの夜泣き地蔵」(立風書房刊)です。
YASUDA-jizo.jpg

ここでは初登場のやすだたく先生を簡単に紹介すると、といっても作品数少ないし私も詳しくないのですが、1947年生まれの兵庫県出身。
ホラー漫画を描く前に1970年代のヤングコミック(少年画報社刊)にて「性らあ服純愛シリーズ」を連載していました。
単行本化されているのは、この一部で有名な「性らあ服純愛」の他に立風書房はレモンコミックスのホラーが三冊…だけだと思います。

そしてこの「たたりの夜泣き地蔵」、冒頭の導入シーンがいきなり重い!!
文政5年(1822年)の京都近郊でえたいの知れぬ疫病が発生したおりの、ある一家。
一人息子の吾作が体中に気味の悪いハンテンを出して10日以上も苦しんでいるため、せめて年老いた親・甚吉の手で吾作の首を絞めて楽にしてやるのです。
その父親が魂を込めて地蔵を刻み、それと一緒に山に運びました。
その死体から目玉が落ちて風化していく様も描かれますが・・・

時は経って現代の東京。
そこらにころがってる地蔵や野仏を集めてきて骨董屋に売ってデート資金を稼ごうとした一郎が、例の吾作が死んだ時の地蔵を拾ってきてしまい、呪いを受けて体が石のようになっていくのです。
彼は一平と呼ばれてるシーンもありますが、これはやすだたく先生が登場人物の名前を忘れたのでしょうか。
それより、その巻き添えを喰らった妹の京子の方が可哀想で、女の子なのに醜い赤紫のハンテンが出来て何故か口も裂けてオバケのようになり、好きな男にも逃げられてしまうのです。
それから二人の父親が檀家をしている寺を訪ねて、そこの和尚に怨霊払いをしてもらうのですが、それから和尚と地蔵の戦いと、二人の子供の変化が見モノです。

メインとして見せようとして描く所以外の絵、特にどうでもいいキャラとかの絵が下手すぎですが…
子供なら十分に怖がるでしょう。というか、私がかつて近所の本屋で立ち読みして怖がった(気持ち悪くなった)少年時代を思い出すのです。


じゃあ…石になったり急に顔がお化けのように変化したりする…
そんな病気が現代にあって
あの地蔵についていた気味の悪いハンテンと
私の顔に現われるデキモノは同じものなのよ



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  1. 2009/04/09(木) 23:42:51|
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BRUCEです。あだ名は大悟(DieGo)です。
大悟…つまり悟りを開くに至る道程にある事を表し、かつ神の映画「ドラゴンへの道」から頂いてのブログタイトル。同名の秘密結社も運営しています。

名作漫画紹介の形を借りて、自分の記録用に使っています。

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