大悟への道 (旧名・名作漫画ブルース)

名作漫画の紹介 ・・・個人的な旅の記録

手塚治虫(11) 「手塚治虫 THE BEST 3 ロロの旅路」

続いて手塚治虫先生のTHE BESTシリーズですが、3巻目は「ロロの旅路」(集英社刊)です。
TEZUKA-the-best3.jpg

今回の帯文を書いている週刊少年ジャンプ作家は、「ろくでなしBLUES」「ROOKIES」等の代表作を持つ森田まさのり先生!
『動物達は愛くるしく無邪気。憎むべきなのは常に人間。このM(メッセージ)に我々はまたしても魂を揺さぶられ涙をしぼりとられる。』
だそうです。

まさにその通りなのは、収録作品を読めばすぐに分かります。
そして帯文からも分かる通り、"手塚治虫 THE BEST"シリーズの3巻は、何かしらの動物を重要キャラに置いた動物漫画集。

今回はほとんどが1970年代に描かれた作品で、
「ロロの旅路」「モモンガのムサ」「ヤジとボク」「山太郎かえる」「ころすけの橋」
の5編が収録されています。

表題作の「ロロの旅路」は、日本で最後に生き残ったエゾオオカミのロロを主人公にした作品なのですが、剥製にされた母親の後を追って日本中を旅し、母に続いて三兄弟もリリルルと次々死んでいき…
最後はロロまで人間の巻き添えで死んでしまう、やりきれない話なのでした。

他の4作中3作までがそれぞれ主人公のモモンガ、ネズミ、カモシカの主役が死んでしまうラストで、「山太郎かえる」のクマだけは生き残りますが、命がけで助けてくれた友達の"国鉄C62形蒸気機関車"は解体になるでしょう。
手塚治虫作品に悲しい話が多いのも、短編は登場キャラの死によって幕を閉じるのはやりやすいのもあるでしょうが、このBESTシリーズ収録作品の選考者はどうもこの手の作品を選ぶ傾向が強い気がします・・・
はっきり駄作無しと言える選考をしているので、ありがたいのですけどね。


ルル…目あけて…
おたべよ………ルルんだよ……
かあちゃん…ルルもリリも死んじゃった…
でも たとえぼくひとりでも…
かあちゃんをみすてないぞ!



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  1. 2009/04/14(火) 23:44:01|
  2. 手塚治虫
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BRUCEです。あだ名は大悟(DieGo)です。
大悟…つまり悟りを開くに至る道程にある事を表し、かつ神の映画「ドラゴンへの道」から頂いてのブログタイトル。同名の秘密結社も運営しています。

名作漫画紹介の形を借りて、自分の記録用に使っています。

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