大悟への道 (旧名・名作漫画ブルース)

名作漫画の紹介 ・・・個人的な旅の記録

月刊漫画ガロ(82) 永島慎二 18 「ね太郎の大冒険」

今夜の永島慎二作品は、絵本から…「ね太郎の大冒険」(大都社刊)です。
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永島慎二先生で絵本といえば、他には「イソップものがたり」(雄鶏社刊)が有名ですが、挿画だけ描いた作品も含めるとまだまだいくつもあります。

今回の「ね太郎の大冒険」は、永島慎二先生が子供の頃に母から何度も聞かせてもらった話を読み切り漫画にして少年サンデー(小学館刊)にて掲載し、その後で絵本に描き直した作品になります。
という事はストーリーはオリジナルではなく、民話が基になっています。

二年ぶりに起こされたね太郎がフクロウのだんなとアルトコロ山に登るとオニババに狙われ、絶体絶命のピンチの時に便所で神様に祈るとべんじょの神様が現れて『ハリとクシ』をくれて、そのおかげで追っていたオニババから逃げ切る…という話。
すると基になった民話は「三枚のお礼」でしょうか。
民話には地方によって様々なパターンがあるものですが、あれは三枚のお札の代わりにクシやハリを投げる例もあるのです。
ハリを天に投げると針の山になり、クシを投げると川になる…あれです。

聞いた事のある、またありがちな話ではあるのですが、やはり大好きな永島慎二先生が絵を描いていると思い入れが違いますね。カラーで綺麗だし。
オニババは最初、美しい娘に化けているのですが…この娘の顔が正に永島漫画に出る美人の絵で、しかも姫カット!
さらに最後に現した正体は大蛇ですが。

ね太郎も最初はすっかり娘姿のオニババの美しさにやられて感動し、『胸のあたりがキラキラ』しています…
人は見かけで判断すると大変な事になるという教訓も含んだこの絵本を、日本中の子供達に読んで欲しい。そして、大人になったら永島慎二先生の漫画を読んで欲しい…


うまそうなガキが一匹、ふくろうが一羽、なんて楽しい夜なんだ。
ヒッヒッヒッ、生き血をすえばすうほど、人をくらえばくらうほど、
わたしゃ美しくなれるのさ。



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  1. 2009/07/07(火) 19:07:07|
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BRUCEです。あだ名は大悟(DieGo)です。
大悟…つまり悟りを開くに至る道程にある事を表し、かつ神の映画「ドラゴンへの道」から頂いてのブログタイトル。同名の秘密結社も運営しています。

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