大悟への道 (旧名・名作漫画ブルース)

名作漫画の紹介 ・・・個人的な旅の記録

永井豪 (18) 「ドロロンえん魔くん」

続いての永井豪作品は、アニメ化もされた代表作の一つである「ドロロンえん魔くん」(若木書房刊)です。
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週刊少年サンデー(小学館刊)にて、1973年から連載された作品で、単行本は全3巻。今回は永井豪とダイナミック・プロ名義の作品ですね。

地獄界の閻魔大王の甥で、"火炎のえん魔"ことえん魔くんが人間界に行き、妖相ただよう日本を妖怪の手から守る…という話です。
えん魔くんは閻魔大王から無限の火炎エネルギーをふうじこめた"超妖力ステッキ"を武器に貰い、また仲間の妖怪パトロール隊員として幼馴染の河童でカパエル、えん魔くんのガールフレンドで地獄界の名門雪女家の姫君でもある雪子姫、そしてお目付け役的にしゃべる帽子といった姿のシャッポじいを連れて日本へ!

そして人間を地獄の妖怪達から守るために大活躍…なんて、一筋縄にいく永井豪作品ではありません。
確かに1話ごとに妖怪が登場してだいたいはやっつけもするのですが、えん魔くんの頭の中ではヒロインの雪子姫のヌードを見たり触ったりする事の方がずっと大事で、カパエルも一緒になってハレンチ合戦を繰り広げるのです!!

それもただ裸を見れるだけのハレンチじゃなくて、もっとこう…変態っぽく、その時の状況を利用してセクハラばかりしてるというか、とにかくこれはけっこう興奮します。
小学生でもお母さんに買ってもらえるサンデー誌上でコレは、当時の読者だった子供たちには嬉しすぎる作品だった事でしょう。

また敵が都合よく雪子姫の着物を脱がせてくれるのです。着物の下はいつもノーパンだし!
最初の敵である妖怪ヘビ壷は、無数のヘビがムチのようになって雪子姫を叩き、着物を脱がせるとオールヌードのその体に巻きつき…
次はイカの化け物みたいなワルターゲソーに、またオールヌードの体に触手が巻きつき…
その後も、いろんな妖怪があの手この手で雪子姫を使った読者サービスしてくれます。

後半は洋海小学校のツトムくんの身近で起きる妖怪出没事件を解決していくのが毎度のパターンになってきます。
妖怪漫画と言えるこの「ドロロンえん魔くん」ですが、いつも妖怪に襲われるトバッチリ先生や妖怪自体もふざけたキャラが多くて、あくまで全編ギャグのハレンチギャグ漫画なのです。
創作妖怪の中には、あの「デビルマン」を思い出させる嬉しいヤツがいたり、いくらなんでもひどすぎるデザインのヤツ…能力も強いのも弱いのもいろいろですが、どいつも愛らしい。

全編通して圧倒的に長いページ数を使われたのは大妖怪怒黒の回でしたが、これは…
地獄界で無冠の帝王と呼ばれていた怒黒の出番がほとんどなく、では何でそんなにページ数が必要だったかといえば大柄グラマーなちィ子先生、そして雪子姫へのハレンチ行為なわけですね。
風呂場でのえん魔くんVSちィ子先生の名勝負は…ちィ子先生の『おっぴろげキック』が凄すぎでした。
で、世紀の大妖怪である怒黒は、ラストの1ページであっさりえん魔くんにやられる。

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最終巻であるこの3巻には、番外編として小学館の学習雑誌で連載されたダイナミック・プロの小山田つとむ先生、そして石川賢先生の手による「ドロロンえん魔くん」も数話収録されています。
そして、おそらくは正式な最終話は描かれていない永井豪版に変わって石川賢先生が妖怪サイシュウ怪を使って単行本を締めくくってくれるのです。

『まゆ毛が妖気を感じだしたぜ!近くにいるぜ、妖怪変化!!』
と、妖怪を探るアンテナになっている長い眉毛が動き出したら飛んで行くえん魔くん…必殺技の"えん魔妖力火炎車"や"えん魔妖術焦熱地獄"等も強力です!

一応1978年に「炎魔地獄」と題した「ドロロンえん魔くん」の続編にあたる読みきり作品が発表されたし、他にも「バイオレンスジャック」で大人になって再登場したり、いくつかの関連作品が存在します。
それらもいつか、時間があれば紹介しましょう・・・・


発狂っていうんじゃないんだよなー、
狂ったかんじじゃなくて、ノウタリンになったかんじだなー!!

ノウタリンか~~!!つまり、脳みそをハチに吸われたかんじか!!

そうそう、それで うすらバカになったみたい……

ふ~む、こいつは妖怪っぽい話だな………脳みそを吸うハチか……



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  1. 2009/08/27(木) 23:09:03|
  2. 永井豪
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BRUCEです。あだ名は大悟(DieGo)です。
大悟…つまり悟りを開くに至る道程にある事を表し、かつ神の映画「ドラゴンへの道」から頂いてのブログタイトル。同名の秘密結社も運営しています。

名作漫画紹介の形を借りて、自分の記録用に使っています。

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