大悟への道 (旧名・名作漫画ブルース)

名作漫画の紹介 ・・・個人的な旅の記録

永井豪 (19) 「どろろん艶靡ちゃん」

先日は永井豪先生の「ドロロンえん魔くん」を紹介したばかりですが、ついでに自らそのパロディ作品として描いた「どろろん艶靡ちゃん」(三和出版刊)を紹介しましょう。
NAGAI-dororon-enbi-chan.jpg
月刊ヤングマンなるマイナー誌で2000年から連載した作品なのですが、雑誌の廃刊に伴いたったの7話で連載終了しちゃいました。単行本は全1巻です。

「どろろんえん魔くん」にはモデルが存在した、しかもそれは女だった!という設定で、えん魔くんのモデルになった淫靡いや…艶靡ちゃんが活躍するのです。
実在する艶靡ちゃんは、閻魔大王の姪(えん魔くんは甥でしたからね)。
読者サービスで、そして同じく永井豪先生の代表作でもある「けっこう仮面」と張り合って、顔を隠す帽子をかぶっていながら体はいつも裸です!!

重要な、ヒロイン雪子姫の役に当たるモデルが…雪子ヒゲというヒゲのおっさん!
さらにカパエルのモデルはカパコなる河童で…これはそんなに変わりませんね。
主な登場人物はこれだけですが、毎回ダイナミックプロの関係者が出てきては内部事情を含めた内輪の愚痴を言うのが、永井豪ファンには嬉しい。

この三人が、どろろん艶靡隊として妖怪を退治したりしなかったりする話なのですが、主人公達と同じく出てくる敵も全てパロディ。それも、有名映画のパロディキャラとなっています。

サブタイトルを書けば一目瞭然なので、書いておきましょう。
第1話 快楽妖怪「13日の金太郎」
第2話 透明妖怪「淫靡痔ブル(インビジブル)」
第3話 人喰い妖怪「影裏闇(エイリアン)」
第4話 お色気妖怪「絵馬濡流(エマヌレル)夫人」
第5話 ミイラ妖怪「半生腐虎(ハンナマプトラ)」
第6話 復讐妖怪「路傍骨腐(ロボウコツプ)」
第7話 魂喰い妖怪「般若張霊喰多(ハンニャバルレイクッタ)」
といった感じなのです。

出てくる敵はもちろん随所に映画ネタが出てくるので、映画好きにも嬉しい一作!
そんな事よりもさらにイイのが、艶靡ちゃんのエロさとバカさなんですけどね。常に全裸に近いのでは逆にエロさは弱いかと思いきや、近くに妖怪ふがいると乳首アンテナ(妖怪探乳首)がうずき、手に持つチン形のステッキを性器に差し込むと妖怪目掛けて走り出す…が、ステッキが抜けなくなる。
他の機能は作品を読んでのお楽しみにしたいと思いますが、当然雪子ヒゲは艶靡ちゃんにセクハラの限りを尽くす。

現世と霊界の狭間にある"どろろん艶靡邸"もオカシイし、とにかくバカすぎて笑えて、個人的に2000年代に入ってからの永井豪作品としては好きな方です。
巻末には1999年のモーニング新マグナム増刊(講談社刊)に掲載した短編「幽体くん危機一髪」(オリジナルタイトル「幽体探偵YOU&YOU」)も収録していて、貴重な一冊になっていますよ!


ガンジョウそうな鉄の扉ね!でも艶靡ちゃんには意味ないもんね!
艶靡ちゃんカベ抜けの術!どこでも通り抜けられるもんね
それはね 妖怪も私たちも四次元生物だからなの オホホホ



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  1. 2009/08/30(日) 23:56:23|
  2. 永井豪
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BRUCEです。あだ名は大悟(DieGo)です。
大悟…つまり悟りを開くに至る道程にある事を表し、かつ神の映画「ドラゴンへの道」から頂いてのブログタイトル。同名の秘密結社も運営しています。

名作漫画紹介の形を借りて、自分の記録用に使っています。

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