大悟への道 (旧名・名作漫画ブルース)

名作漫画の紹介 ・・・個人的な旅の記録

永井豪 (22) 安田達矢(安田タツ夫) 3 「鋼鉄ジーグ」

無数の生命が いきづく母なる惑星 地球
そこには人類にとって まったく未知の存在が・・・・
限りない謎につつまれた 生命がいきづいている
ここ日本の海の底にも・・・未知の世界があった!



今夜の永井豪作品は、「鋼鉄ジーグ」(講談社刊)です。
NAGAI-koutetu-jeeg.jpg

この作品に関しては漫画よりTVアニメの方で知られていると思いますが、1972年にダイナミックプロに入社して早くからその才能を永井豪先生に認められていて…1975年には、この「鋼鉄ジーグ」で漫画家デビューした安田達矢先生の手による作品になりまして、永井豪先生は原作としてクレジットされているだけ。
作者名は安田達矢とダイナミックプロですね。

安田達矢先生に関しては安田タツ夫名義によるレモンコミックスの作品を2作、既に紹介していますね。
この「鋼鉄ジーグ」テレビマガジンにて1975年から1年間連載されたもので、すぐにテレビアニメも放映されました。
NAGAI-koutetu-jeeg2.jpg
(水木一郎の歌も良い!)

同じくダイナミックプロとの関係が深い桜多吾作先生、おのまこと先生(本名の小野誠名義時代!)、そしてあの尾瀬あきら先生も松本めぐむ名義で「鋼鉄ジーグ」をコミカライズしており、それがまた傑作ではあるのですが…今回は安田達矢版です。


オープニングでいきなり海の底にある"邪魔大王国"(じゃまたいおうこく)より、数千年の眠りから覚めた独裁者の女王ヒミカが復活します。
この邪魔大王国はかつて古代の日本を支配していたそうで、再び日本を征服すべく動き出したのですが、その存在を知っているために命を狙われた考古学者が二人いました。
まず小野田一郎が殺され、続いて…司馬遷次郎が王国の兵士であるハニワ幻人達によってその息子でレーサーの司馬宙と共に襲撃されました!

これで物語の主人公である宙はいきなり殺され、しかし瀕死の重体を負った遷次郎は宙を不死身の鋼鉄サイボーグとして甦らせるのです。
その後は基本的に日本征服を狙う女王ヒミカの魔の手から、人類を守るために宙が立ち向かう…という話。
本作のヒロインは遷次郎の助手である卯月美和で、彼女が操縦する"ビッグシューター"が宙と合体すると、巨大ロボットの鋼鉄ジーグとして無敵の力を発揮するのです!!

女王ヒミカの邪魔大王国は、あの手この手で日本を攻めてきて、鋼鉄ジーグも能力を高めながらそれに対抗する…
巨大ロボ漫画なので基本的に子供向けの作りになっていますが、中には人間の精神を操って子供たちがキャッキャ言いながら他の子の死体に何か指してるとかのヤバイ描写とかあります。
後半はさらに残虐性を増してきてヒミカが部下であるハニワ幻人の首を切りまくったりもしていますね。

ヒミカの忠臣にはイキマミマシアマソといった変わった名前でデザインも面白いキャラ達がいまして、さらにそいつらの手下であるハニワ幻人の中にも名前の付いた強敵が毎度のように出てきて、鋼鉄ジーグを倒すべく襲って来ます。
敵である忠臣同士の権力争いも描かれて面白くなってきますが…

次に第三の勢力が宇宙からやって来て、日本侵略を狙ってきます。
そいつらは大昔にヒミカを長い眠りに追いやって地球を支配していた者…何と!創造主たる神の使い達ですよ!

こうなるとどんどんスケールが大きくなって、当初は最強の敵だったヒミカごときはザコみたいな展開で、かつて人類が神と崇めた存在、リュウマ帝王の登場!
こんなヤツをジーグが倒すなんて不可能では!?しかしジーグは人類の愛と平和を守るために戦う事になるのです!!

…で、この漫画版はここで終了します。
が、ご安心ください。続きは昔のでは無く、2007年にWOWOWで「鋼鉄神ジーグ」
として新たに製作、放送されたアニメーションで観る事が出来るのですから!!
しかし何とも驚くべき事で、どうしてもきちんと完結させたかったマニアックな安田達矢版漫画「鋼鉄ジーグ」ファンがスタッフにいたのでしょうね。

時代設定は50年後になっていてキャラクター設定等も少し異なっているのですが、「バイオレンスジャック」のようにスターシステムを使っていて、いろんな永井豪キャラを見れるのも嬉しい作品になっているのです。

あとは鋼鉄ジーグや基地(ビルド・ベース)のメカニックや、スピンストーム、ナックルボンバー、アトミック=ドリル…そんな必殺技の数々も楽しみましょう。


まぐれさ 運がよかっただけだよ……
やつは確実におれより強かったんだ そしてつぎにくるやつはもっと強いはずだ
そのとき……そのときまた運がいいとはかぎらん……
いこうミッチ つかれたよ



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  1. 2009/09/12(土) 23:13:52|
  2. 永井豪
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BRUCEです。あだ名は大悟(DieGo)です。
大悟…つまり悟りを開くに至る道程にある事を表し、かつ神の映画「ドラゴンへの道」から頂いてのブログタイトル。同名の秘密結社も運営しています。

名作漫画紹介の形を借りて、自分の記録用に使っています。

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