大悟への道 (旧名・名作漫画ブルース)

名作漫画の紹介 ・・・個人的な旅の記録

藤子不二雄(29) 「大長編ドラえもん VOL.7 のび太と鉄人兵団」

今夜の藤子不二雄作品は、「大長編ドラえもん VOL.7 のび太と鉄人兵団」(小学館刊)です。
FUZIKO-doraemon-vol7.jpg

月刊コロコロコミックにて1985年から連載された大長編ドラえもんシリーズの第7作で、もちろんこれもリアルタイムのコロコロで読んでいた作品。
当時の子供同士の会話で、今まではタイトルが「のび太の○○」だったのに、"の"じゃなくて"と"、つまり「のび太と○○」になったぞ、とか話してたのは覚えています。

今回の物語導入部は、空き地の土管の上にいるのび太しずかの元へ、スネ夫がラジコンロボット・ミクロスを操縦しての登場。
それを羨ましがるのび太は自宅の部屋に帰ると、いつものようにドラえもんに『ビルみたいにでっかいロボットだして』とねだるわけですが、ドラえもんは怒ってどこでもドアで北極へ行き、後を追いかけたのび太はそこで巨大なロボットの足と謎のボールを拾うのです。

謎のボールがどこかへ信号を送っているらしく、家に次々とロボットの部品が降ってくるのですが、ドラえもんはこれの存在を知らなかった。
ともかく組み立てるべく、秘密道具の入りこみ鏡おざしきつり堀を使って出現させた、無人で現実世界と左右逆になっている鏡面世界で作業するのです。
そして完成した巨大ロボットをサイコントローラーで制御して思う通りに動かせるようにし、北極で発見したためサンタクロースをもじったザンダクロスと名付けました。

こんな最高のオモチャを手に入れたのび太は、当然しずちゃんも呼んで遊びまくるのですが…たまたま押したボタンがレーザ-砲を発射してビルを一つ破壊してしまいました!
たまたま拾って遊び感覚で作ったロボットが強力な兵器だったと気付き、ドラえもん達はロボットを封印する事にしますが、ロボットの持ち主と名乗る謎の美少女リルルが登場してのび太に接触してきます…
実はこのリルルはロボット惑星メカトピアのスパイ・アンドロイドでした。彼女は今作ではかなり重要な役割を果たす、ヒロインでもありました。

それから偶然にもメカトピアの目的は地球侵略だと知ったドラえもん達は、地球人を総奴隷化するため次々と送られてくるメカトピアの鉄人兵団から地球を救うべく、防衛戦を挑む!!…という話。

今回の鉄人兵団は圧倒的な軍事力を誇り、敵の強さとしては全24作ある大長編ドラえもんシリーズの中でも1,2を争うレベルであり、スケールもでかいし戦いが熾烈でハラハラします。
あの「ドラえもん」が巨大ロボット漫画(アニメ)と融合して成功した例とも言える作品に仕上がって、発表時小学生だった私の周りでは大人気でしたが、個人的には当時から巨大ロボット物は少し苦手だったため、これ以前の大長編ドラえもんと比べて特に好きでなかった覚えがあるのですが…

でも大人になってからも読み直せば巨大ロボットがどうとかは些細な問題でしかないし、いかに優れた作品かも分かります。
ロボット版「アダムとイヴ」をモチーフにしているし、いくつか映画の影響が見られる場面もある。
子供向け作品なのに人間の歴史への批判も込められているし、そうだのび太としずちゃんが抱き合う貴重なラブシーンもあります。

リルルの最後のセリフ、
『今度生まれかわったら……、天使のようなロボットに……、お友だちになってね』
それから単行本化の際に描き直された後日談のエピローグまで、ほとんど完璧に作られた、やっぱり忘れられない名作です。

FUZIKO-doraemon-vol7-2.jpg
↑今回の藤子不二雄先生。


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  1. 2009/11/27(金) 23:34:06|
  2. 藤子不二雄
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BRUCEです。あだ名は大悟(DieGo)です。
大悟…つまり悟りを開くに至る道程にある事を表し、かつ神の映画「ドラゴンへの道」から頂いてのブログタイトル。同名の秘密結社も運営しています。

名作漫画紹介の形を借りて、自分の記録用に使っています。

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