大悟への道 (旧名・名作漫画ブルース)

名作漫画の紹介 ・・・個人的な旅の記録

月刊漫画ガロ(85) Q.B.B. 1 「幼稚大先生タケマン」

今夜はQ.B.B.「幼稚大先生タケマン」(河出書房新社刊)です。
QBB-takeman.jpg

Q.B.B.…この変なペンネームも、今では知っている方が多いのではないでしょうか。
ガロでの連載が終了してずっと経った1999年に突如「中学生日記」(青林工藝舎刊)が第45回文藝春秋漫画賞を受賞して映画化もされたし、後に描かれた「新・中学生日記」が8巻まで出ていますからね。
もちろん他の作品もかなり面白いのですが、まずは簡単に作者のQ.B.B.を紹介します。

ある二人のコンビ名義になっていて、原作担当はあの泉昌之でも知られる久住昌之先生。
自身の面白エッセイの他も多数ありますが、前にも書いた通り漫画原作者としては"誰とでもやる男"などと呼ばれていろんな漫画家と組んでいますね。

絵の担当は実弟の久住卓也先生で、この二人が組んだ時にQ.B.B.の名が使われます。
「幼稚大先生タケマン」では表紙にQusumi Bros. Brandと書いてますが、他にもいろんな所でクスミ・ブタブタ・ブブー隊とか久住・べっぴん・べんぴ振興会とか…他にもいろんな所でいろんな略し方で書かれてますので、あまり気にしないほうがいいかと思います。
普通の人は六甲バター株式会社の乳製品ブランド名を思い出すのでしょうね。

わざと下手にしたような絵柄で、少年時代の心象や行動をリアルに描くのが得意でして、このジャンルでは敵無しでしょう。
コドモが主人公の作品でもコドモ向けでは無く、あくまで大人が読んで懐かしさと可笑しさで笑う、そんな感じ。

今回は「幼稚大先生タケマン」ですが、これは1991年に上梓されたQ.B.B.名義では2冊目の単行本になります。
1作目は「英三=金星人説」(青林堂刊)なのですが、前者の方がずっと好きなので…

短編集として構成されていて、掲載誌も月刊漫画ガロ週刊漫画アクション他いくつかに渡りますが表題のタケマン(本名は多分タケマ)が登場する作品が中心です。
この見た目は全然可愛くないガキんちょが、落ち着き無く下品に遊んでいる様を描いた日常生活の描写ばかりなのですが、このエピソードの選び方とリアルさはもう久住昌之先生の天才を感じざるを得ない。
単行本の後半には、タケマン物とは絵柄も作風も変えた短編がいくつか収録されていまして、それも説明しにくい魅力があるので、是非読んでみてもらいたい。

次回はこの次に上梓される事になる名作、「とうとうロボが来た!!」を紹介しましょう。


オエーッ お父っちゃんオナラしたー!!
したもん お父っちゃんのオナラの匂いだもん
くせーッ まだくせーッ



スポンサーサイト
  1. 2009/12/09(水) 23:21:44|
  2. 月刊漫画ガロ
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
<<月刊漫画ガロ(86) Q.B.B. 2 「とうとうロボが来た!!」 | ホーム | 藤子不二雄(31) 「大長編ドラえもん VOL.9 のび太の日本誕生」>>

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://mangabruce.blog107.fc2.com/tb.php/861-4af8c5bd
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

BRUCE

Author:BRUCE
BRUCEです。あだ名は大悟(DieGo)です。
大悟…つまり悟りを開くに至る道程にある事を表し、かつ神の映画「ドラゴンへの道」から頂いてのブログタイトル。同名の秘密結社も運営しています。

名作漫画紹介の形を借りて、自分の記録用に使っています。

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

カテゴリー

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する