大悟への道 (旧名・名作漫画ブルース)

名作漫画の紹介 ・・・個人的な旅の記録

旅行・紀行・街(74) 宮城県登米市 1 石ノ森章太郎ふるさと記念館、石ノ森章太郎生家…等

引き続き宮城県旅行の続きですが、今回は登米市

前回の石巻市は石ノ森萬画館や、他の石森章太郎(石ノ森章太郎)先生に関連する物がたくさんある事は「ココ」で紹介した通りですが、実は石森先生が生まれ育った出身地は登米市。
同市内にある佐沼高等学校の同窓生として、大友克洋先生と佐藤史生先生という共に偉大な漫画家も存在する事は有名ですね。
別に漫画学校でもないのに…このクラスの漫画家を三人も卒業させた高校は日本中探しても他に無いでしょう。しかも、実際に行ってみて実感したのですが…登米市はとんでもなく田舎なのに!

まず石巻市から東北本線の電車に乗って北上して、岩手県との県境にある登米市を目指す…はずが、逆方向に行くのに乗ってしまって一駅で降りた、そこは陸前稲井駅
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また戻る電車が来るまで一時間近く待たなくてはならずに無人駅のここで時間を過ごしたのですが、なら近くで時間潰そうにも何もない…
いや、ガソリンスタンドの先にコンビニが見えました!
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ピンク色の下地にCoco!と記されたココストアは関東では全然見かけませんが、宮城県にはけっこうありました。

その日はあれが発売だと立ち読みしている週刊誌をチェックしたら無く、そうだ地方では1日遅い到着だと気付いて、もう酒でも飲んでるしかないとワンカップ買って…ようやく来た電車に乗って。
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早く登米市に行きたくて福島泰樹さまのように
『二日酔いの無念極まるぼくのため もつと電車よ まじめに走れ』
と叫んでみても、遅い遅いこの電車…
しかも小牛田駅で停車してまた一時間待ち、といった田舎の鉄道特有のキツイ状態。
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暇だからビールばかり進みます。
こういうのも時間がたっぷりある若者の田舎旅なら味もあっていいのでしょうが、今回の旅の目的はあくまで石森章太郎聖地巡礼であり、昼間の移動時間は短いに越した事はない。

ちなみに帰路も小牛田駅では一時間半待ち!バスは無いから待つしかないし、何かの理由でさらに電車遅れたりで前回の石巻市観光は思うように出来ず、2日かける事になったわけです。
もちろん小牛田駅の周辺に面白い所は無いかと探しもしたのですが、せいぜいファッションセンターしまむらなるオシャレな所があるくらいでした…

ようやく到着した登米市の石越駅
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おおっ、この駅構えを見て嬉しくなりましたが、確かに石森先生の少年時代を描いた自伝作品で見る景色そのまま!

ここから最大の目的地である石ノ森章太郎ふるさと記念館を目指すのです。
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そう、石森先生は何とも凄い事に個人として2つの公共施設を持っている!
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しかしまぁ、聖地への道は甘くない…石越駅までで何時間かかったか分かりませんが、ここからさらに遠い遠い。
バスがあるはずだったのでバス停に行って調べてみたら1日に2本しか出てなくて、仕方なくタクシー使って片道2630円かかりました!
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↑走るタクシーの車中から撮った石ノ森章太郎ふるさと記念館の看板と、ロボコンのオブジェ。
せっかくタクシーなんだから停まってもらえば良かったかもしれませんが…そんなお願いしにくいドライバーでしたので。

そして、いよいよ到着!
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入り口で出迎えてくれる島村ジョー(サイボーグ009)は、コスチュームが初期劇場版の白い服と赤いマフラー!
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とにかく入りましょう。
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ここの一周年記念で複数の漫画家の手によって描かれて贈られた一枚の絵。
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矢吹丈の帽子の上に、日野日出志先生!
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ロビーに並んでるフィギュアとかは撮影しても大丈夫ですが、
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肝心のイベント展示、常設展示はまたも撮影禁止。うーん、残念。
石森章太郎先生存命の時で記念館も出来る前…萬画宣言をして10年、画業45周年の時に石ノ森萬画館の名でイベントとして地方を回っていたのですが、その時に見たいろんな漫画家からのお祝い扇子とか、生家ジオラマやらトキワ荘の部屋を忠実に再現したのやら使用していた道具・宝物、伝説の同人誌「墨汁一滴」…等々ありました。

そしてここのメインとも言えるのが、ふるさと記念館オリジナルアニメーション「小川のメダカ」上映。
監督が何と、村野守美先生なんですよ。
しかし膨大な数を誇る石森作品…それは1人の著者が描いたコミック出版作品数の世界最多記録としてギネス・ワールド・レコーズにも認定されているわけですが、その中から何故「小川のメダカ」が!?
それは作品を観て分かりました。萬画にかなりの編集と改良を加えて、確かに御当地で上映するには良い出来に仕上がってます。

時期によって変わるイベント展示にコーナーでは、工藤稜の世界展を開催してました。
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中庭もありましたよ。
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ジュンが石森先生を描いていて…。
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こちらはトイレの案内板。
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女子トイレが猿飛エツ子なのは萬画館の方と共通してますね。
中に入ると石森先生がシュガー佐藤先生とコミカライズした「家畜人ヤプー」を模した肉便器(ヤプーが大小便を口で受けるよう改造されてる)を楽しめます。
…いや、それはさすがに嘘。

石ノ森章太郎ふるさと記念館の庭には、まず石碑。
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見る角度によって絵の変わる壁画が並んでまして、まずさるとびエッちゃん
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サイボーグ009
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佐武と市捕物控…真ん中から見ると、こんなんなっちゃいます。
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スカルマンの裏に仮面ライダーとは、さすがですね。
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人造人間キカイダーと、石森キャラいろいろ。
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自動販売機。
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記念館の隣りにあるのが、"ミュージアムショップめだか"
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グッズ販売もありますが、とにかく腹ペコな私は軽食に飛びつきました。
ざるそばと、
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登米地方に古くから伝わる食材・油麩入りのそば。
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この店に飾ってあった絵馬。
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おおっー!日野日出志先生のもありました!!
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仮面ライダーがプリントされた味噌や醤油も売ってるし、
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レジにはジョーがいます。
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続いて…そう、石森先生の生家へ行きましょう。
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ふるさと記念館からたったの4軒先にあるので、すぐに到着。
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こちらは無料で見学でき、2階の石森先生が少年時代に使用していた部屋や物がそのまま残っていて…ちょっと涙が出てきました。

あえて私は写真を撮りませんでしたが、石森先生の子供時代の直筆の絵や昔の写真、藤子不二雄先生の「まんが道」でおなじみの、あの3歳上の美人で病弱な姉の写真もありました。
石森先生は彼女のために絵に描いて見せていたのが漫画の原点になったんですよね。

生家への案内看板です。
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登米市にも、いくつか石森キャラのオブジェがありました。
石森郵便局の前にはエッちゃんとプク。
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この石森という名称は別に章太郎先生から取ったわけではなく、地名です。というより章太郎先生がその生まれ育った地名から自らを石森と名乗ったわけです。ほとんどの方は知ってるでしょうが…一応注意しておきます。

さらに私は愛しいフランソワーズ・アルヌール(サイボーグ003)に想いをはせ、仮面ライダーにすがる。
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このフランソワーズがいるのは生家の隣りにある電気屋さんなのですが、そこの屋号も石森先生の本名と同じ小野寺(ONODERA)さん!
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思うに、あくまで不便な奥地であるここに記念館をオープンしたのは、石森先生がこんな土地で育った事を知らしめるため、またファンに対する試練の意味もあるのでしょう。
便利さばかり求める現代人に、この土地で生まれ育ったからこそあれらの作品群が生まれたのだと気付かせる目的もあるのだ、と。
現在ですら驚くような田舎ですが、数十年前のここがどんなだったか…まして雪深くて冬は身動きするのも大変な苦労を伴うわけですからね。
記念館の内容以上に、石森先生を育てた土地を歩けた事に喜びを感じる私でした。

石森章太郎先生に関してはここまでの石巻市と登米市で終わりですが、まだ宮城県の旅行は続きます。


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  1. 2009/12/21(月) 23:28:18|
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BRUCEです。あだ名は大悟(DieGo)です。
大悟…つまり悟りを開くに至る道程にある事を表し、かつ神の映画「ドラゴンへの道」から頂いてのブログタイトル。同名の秘密結社も運営しています。

名作漫画紹介の形を借りて、自分の記録用に使っています。

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