大悟への道 (旧名・名作漫画ブルース)

名作漫画の紹介 ・・・個人的な旅の記録

劇画(103) 本宮ひろ志 6 「ドラゴン危機一発 ドラゴン怒りの鉄拳」「燃えよドラゴン」

あけましておめでとうございます。
いよいよゼロ年代が終わって2010年代のスタートですが…この大悟への道では、私の半生…いや恐らくは生涯で一番の存在であり続け、今年で生誕70周年を迎えるブルース・リー(BRUCE LEE)様の関連作品で行きましょうか。


サンコミックス(朝日ソノラマ刊)から全2巻で上梓されていた、『劇画ブルース・リー』というシリーズの「ドラゴン危機一発 ドラゴン怒りの鉄拳」「燃えよドラゴン」です。
MOTOMIYA-GEKIGA-BRUCE-LEE.jpg

画を担当したのが何と、あの本宮ひろ志先生の本宮プロ
本宮プロという名義で描いているのはジャンプとの専属契約の問題なのか…
真相は分かりませんが、いずれにしても絵に関するこだわりは低くて登場人物の顔以外はアシスタントに全て任せているとまで言われる本宮先生の事ですので、その辺りもどうでも良かったと考えるのが妥当でしょうか。

ストーリーは、もう映画そのまま…といえばそれ以上の説明はいらないでしょう。
ブルース・リー主演でアクション映画の古典にして最高傑作である「ドラゴン危機一発」「ドラゴン怒りの鉄拳」「燃えよドラゴン」といった作品を一度も観てないような愚かな人を探す方が難しいですからね。

正直あまり似てないブルース・リーが活躍し、ページ数の関係でダイジェスト的になっちゃってもいますが、私も含めた彼を愛する者に嬉しいのが漫画の中にリー本人の写真も挿入されている所。
2冊共、本当に惜しみなく映画から流用した写真がバンバン使われていて、その度にオオッと喜ぶ私…
それなら全部映画の写真を使ってコマ割りして本にしちゃえばいいと思われたのか、ずっと後に秋田書店からMOVIEコミックスなんかも出てますが、
movie-comic-BRUCE-LEE.jpg
これはこれで違うんですよね…。リーを静止画で観れる、等の利点は若干ありますが。

どちらも動くブルース・リーを観れる映画に100歩以上及ばないのですが、当時はビデオやDVDでいつでも観れる時代ではなかったのですから、これで『代用』して手元に置いていたリーファンの気持ちを微笑ましく思います。
本宮プロの漫画版の方は、漫画に写真を入れまくるといった前衛的な手法を使っているのがとにかく面白いのですが、あくまでこれはリー人気に当て込んだ本であるからであって、その後も漫画シーンにいてこの手法が一般化する事はありませんでした。

どうしても比べてしまうのがオリジナルであるブルース・リー映画との違い。
「ドラゴン怒りの鉄拳」において腹巻きしている事で日本人だとばれ、チェン(ブルース・リー)に殺されて吊るされる奴が二人だったりといった細かい所がいくつかあります。
「燃えよドラゴン」ではハンがウィリアムスに対して『黒め!』などと発していたりで人種差別意識を本編以上に増やしていました。
リーVSオハラの映画史上に残る対決の所だけで写真で1ページ丸々使って、作者も感極まったか解説文を入れちゃってます。
『そのしゅんかんリーは人間ではなくなっていた……まさしく一匹の竜(ドラゴン)と化し……妹の復しゅうを果たすため烈ぱくの気合とともに怒りの鉄拳がうなりとんだ!』と。

そういえば数年前に「ココ」でエコーコミックの「劇画ブルース・リー」(ケイブンシャ刊)を紹介していましたが、このオムニバス企画の時と同じく本宮プロの「劇画ブルース・リー」でも何故か「ドラゴンへの道」が入ってません。
自分のブログに『大悟への道』などと名付けるほどの『ドラゴンへの道』好きである私にはそれは悲しく、外した意味も全然分からないのですが…。
唯一ブルース・リー自身が監督した作品であり、内容も漫画化するにふさわしいように思えるのに、これはどういう事でしょう。

ブルース・リーは小説版や実録・ドキュメンタリー本もあるし、また写真集的な本や雑誌なら星の数ほどあるわけですが、漫画化はそれに比べると少ないですね。それだけにコレクターズ・アイテムとして貴重!
いやそれでも漫画版は他にもいくつかあるし、私は海外版(アメコミ)のなんかも持ってますので、それらもいつか紹介できればと思います。

今夜の最後として、弟子に稽古つけて講釈する所の『Don't think, Feel!』で始まる、あの有名なセリフ部分の本宮プロ・約をここに転記して終わりにしましょう。


それだ老(ラオ)!
いいか……道を求める心だ
月への道を示す矢のようにそれがなくては感じられないのだ
大いなる栄光も………




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  1. 2010/01/03(日) 23:43:27|
  2. 劇画
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2
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コメント

以前、いばら美善先生のことで質問させて頂いたことのある者です。


あれからずっと(ここを)楽しみに訪問させて頂いてます☆

改めまして、
あけましておめでとうございます(*^_^*)

今年も宜しくお願いいたします。


ウェンディーズの一件も、遅ればせながらこちらで知りました…。

東京にいた頃、地味にウェンディーズ大好きだったので本当に涙が出そう…とか。

  1. 2010/01/11(月) 01:26:40 |
  2. URL |
  3. まい #-
  4. [ 編集]

コメントありがとうございます。

>マイさま

あけましておめでとうございます!
若いいばら美喜ファンのマイさま、もちろん覚えてますよ。
しかしまだこんなブログを読んでくれていたのですね!何だか恥ずかしく、申し訳ないような気持ちです…
ウェンディーズの全店閉鎖は残念ですが、アメリカ合衆国の本社が潰れたわけではないので、また日本で展開したいという会社が現れるまで待ちましょう。どうしても我慢できなくなったら、ブルース・リーの墓参りでアメリカに行ったついでに食べてくるとか。
あまり人様に読んでもらえるようなブログでもないのですが、今年もよろしくお願いします。
  1. 2010/01/12(火) 20:45:17 |
  2. URL |
  3. BRUCE #-
  4. [ 編集]

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Author:BRUCE
BRUCEです。あだ名は大悟(DieGo)です。
大悟…つまり悟りを開くに至る道程にある事を表し、かつ神の映画「ドラゴンへの道」から頂いてのブログタイトル。同名の秘密結社も運営しています。

名作漫画紹介の形を借りて、自分の記録用に使っています。

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