大悟への道 (旧名・名作漫画ブルース)

名作漫画の紹介 ・・・個人的な旅の記録

月刊漫画ガロ(93) 泉昌之 2 「キッチョメン! 石神井先生」

今夜は久住昌之作、泉晴紀画による「キッチョメン! 石神井先生」(小学館刊)です。
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1992年から4年間に渡ってあの小学館の学年誌…小学五年生で連載され、単行本はてんとう虫コミックスで全1巻。

この時代なので、作中出てくる流行ってるアイドルの名前がCOCOWINK西田ひかるですが…
いやそんなことより、作者はこの二人って。そう、まるっきり泉昌之コンビなのですが、ちょうどこの「キッチョメン! 石神井先生」の前後にあたる本もこのような二人別れた名義で発表しています。
そもそも二人がデビューする際に、ガロの名物編集長・長井勝一氏が合作を嫌っていたために一人の人物のようなペンネーム・泉昌之が使われたのですが、やはりちゃんと自分の本名で描きたいと思った時期だったのでしょうか…しばらくして、また泉昌之名義に戻るのですけどね。

1980年代のガロを代表する作家の一人(一組)でもある泉昌之が小学生向けに描いた「キッチョメン石神井先生」、それはその内容に誰もが興味を持つでしょう。
主人公は福井県の小学校から転任してきて五年一組の担任になった石神井実先生。でかく四角い顔が肩幅と同じくらいある彼は、人一倍キチョーメンな性格でケジメのない、だらしのないのが耐えられないと言います。
そんな彼は変人で奇抜なキャラクターながらも『キッチョメン』と呼ばれて児童達からそれなりに人気者となり…といった話。

ヘッポココーポで一人暮らしする石神井先生は四十三歳の独身です。
生まれて初めて食べた果汁グミに感動して落涙し、その性格からグミというグミを全部食べて『グミ完全攻略ブック』を作成してみたり…
つまりは日常の細事を異常にこだわって過剰に描く、いつもの泉昌之作品の作風そのままを子供向けにしただけなんですよね。
つまり他の泉昌之作品群と同じく面白いのですが、てんとう虫コミックスであるためか知名度が低かった…

しかし!これももう随分前になりますが青林堂から完全版として再発もされています!
KUSUMI-IZUMI-kicchomen2.jpg

もちろん大人が読んでもしっかり笑える部分が多々ある作品ですし、泉昌之入門としてもいいかもしれません。
私は特に原作者久住昌之先生の大ファンで、その多岐に渡る作品群を読んできました。このブログでもQ.B.B.名義の作品をいくつも紹介しましたが、まだまだ面白い他にも作品があるのです!


何事もブーム、ブームって…。けっきょく、金儲け主義だよ。
例の恐竜映画にあんなに子どもたちが並んでいる。
ブームに流されずに、タクマシク生きろよ!!
ワシって…。いい先生だなァ…。
なんちゃって。めずらしくコケてみたりして。



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  1. 2010/03/05(金) 23:44:06|
  2. 月刊漫画ガロ
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BRUCEです。あだ名は大悟(DieGo)です。
大悟…つまり悟りを開くに至る道程にある事を表し、かつ神の映画「ドラゴンへの道」から頂いてのブログタイトル。同名の秘密結社も運営しています。

名作漫画紹介の形を借りて、自分の記録用に使っています。

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