大悟への道 (旧名・名作漫画ブルース)

名作漫画の紹介 ・・・個人的な旅の記録

藤子不二雄(48) 「大長編ドラえもん Vol.24 のび太のワンニャン時空伝」

いよいよ来ました。藤子・F・不二雄先生の『大長編ドラえもん』シリーズで、漫画版の最後を飾るのが、「大長編ドラえもん Vol.24 のび太のワンニャン時空伝」(小学館刊)です。
FUZIKO-doraemon-vol24.jpg
藤子・F・不二雄プロによって漫画化され、2004年の月刊コロコロコミックで掲載されたこの作品こそが、大長編ドラえもんシリーズの単行本全24巻を締めくくる作品です!

コロコロでシリーズ1作目の「のび太の恐竜」が描かれ始めたのは1979年。それから映画版と共に一年に一作ペースを守って…いや1988年だけ作者の体調不良のため原作漫画が描かれませんでしたが(その年に製作されたアニメ映画のみの作品は「のび太のパラレル西遊記」)、1996年の作者急逝をも乗り越えて(遺作は「のび太のねじ巻き都市冒険記」)、長く続いた日本の漫画界における金字塔作品も、この2004年の「のび太のワンニャン時空伝」で終わってしまいます。
アニメ映画版の方は初めて1年だけブランクを空けた上で、この後も『第2期』として過去作品のリメイク等も交えながら、原作漫画無しの状態で現在も新作が作られ続けていますが。

さて、そんなわけで必然的に注目も集まった「のび太のワンニャン時空伝」ですが、今回も通常のてんとう虫コミックスで収録されていた短編「のら犬イチの国」を原案に使用し(22巻収録)し、シリーズを締めくくりを名作に仕上げてくれました。
物語の舞台は3億年前、そしてその1000年後(つまり2億9999万9千年前)の地球…そこに出来た犬人間や猫人間の国"ワンニャン国"
タイムパラドックス物なのですが、多様している伏線の張り方や物語の構成が上手く、のび太の優しさとゲストキャラクターである犬のイチとの時をかける友情にホロリとします。

今回の敵はネコジャラこと、ネコジャラ左ヱ門之丞景虎という奴で、こいつの持つ"闇の黙示録"とは…そして、ドラえもんが一目ぼれした美貌の猫人間シャミーの正体は…
いや、細かいストーリー紹介は避けておきます。最後の作品だからと、ドラえもん軍団が全滅する期待をしている方もいるでしょうし。
壮大な話ですので2回くらいは読み、冒頭に出てきた老犬の謎と熱い想い、ワンニャン国の世界観なども楽しんでみたら良いと思います。

そして恒例の話題ですが、今作ではしずかの入浴シーン、つまり全裸のあの描写があったのか…
最終作なら当然物凄いモノが見れる!?そんな期待をしている方も多いでしょう。まぁこの答えは書いちゃいますが、無い。無い…無いのですよ!
となるともう、19作目の「のび太の宇宙漂流記」以来ずっと無い。あれがしずちゃんのヌードを見れる最後の作品だったのですが、あの金魚蜂のような形をしてスケスケの浴槽。では次はどんなアイデア風呂がと期待させるだけさせておいて、ヒドイですよ藤子・F・不二雄プロ!
こんな部分にこだわると何だか私がイヤラシイ人だと誤解させるかもしれませんが、そうではない!子供の頃から慣れ親しんでいるしずちゃんの裸ですから、今更見て興奮するとかではなくてですね、どのような時代でもどんな異常な事態に遭遇していようとも、お風呂に入りたがる…あのお風呂大好きなキャラ設定で作品の雰囲気を和やかにしていた部分が無かった事になるのを危惧しているのであってですね、はい。
のび太が勉強出来ないとか、ジャイアンがケンカ強いとかも知らない世代が出来たら困るでしょう?
まさか今の小さい子供は、しずちゃんがお風呂好きなという事も知らないように隠蔽教育されているのでしょうか?

ともかく「のび太のワンニャン時空伝」を持ちまして、全24巻の『大長編ドラえもん』シリーズは終了です。
またいつか、藤子・F・不二雄プロが描くにしても別の才能ある漫画家が現れるにしても、再び始まる事を願ってます。


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  1. 2010/05/25(火) 23:15:42|
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BRUCEです。あだ名は大悟(DieGo)です。
大悟…つまり悟りを開くに至る道程にある事を表し、かつ神の映画「ドラゴンへの道」から頂いてのブログタイトル。同名の秘密結社も運営しています。

名作漫画紹介の形を借りて、自分の記録用に使っています。

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