大悟への道 (旧名・名作漫画ブルース)

名作漫画の紹介 ・・・個人的な旅の記録

旅行・紀行・街(86) 東京都府中市 1 多磨霊園

先日、愛車のロードスターで都内を風吹裕矢気分でドライブしていると、府中市でたまたま通りかかったのが…
日本一広い公園墓地として有名な多磨霊園
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いかに世間でスピリチュアル(spirituals)ブームが去り、霊をおろそかにする人間が増えたとしても・・・私は全く揺るぐ事なく霊魂の事だけを考え続けているわけで、パワースポット巡りを繰り返し、つのだじろう漫画を読み続け、一心に先祖の霊や英霊などにお祈りを捧げる毎日を送っています。
無類の墓参り好きでもある、そんな私がお盆直前のこの時期に多磨霊園を通りかかったのは、やはり神霊的なお導きでしょう。

若かりし頃から大好きだっな作家達から、ここが人気の霊園になるきっかけになった東郷平八郎、我が故郷が生んだ山本五十六等の偉大な軍人、様々な芸術家、音楽家から普通の人までたくさん眠っているこの霊園。
あの人やあの人やあの人の墓参りが出来ると、ロードスターのエンジンも普段より軽快なサウンドを出しています。
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ドリュリュリュリュー
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…だがしかし、甘かった。誰がどこにいるのか、いきなり行っても全然分からないのです。府中市から小金井市までをまたぎ、碁盤目状に128万平方メートルという広さは本当に半端ではなく、また有名人が多すぎるのもあるでしょうが、太宰治森鴎外が眠っている三鷹市の"禅林寺"のような特別な人用の案内板も皆無(「ココ」参照)。

無念を抱えて引き返した私ですが、それで諦めるだけでは悔しすぎます。後日、目当ての人の番地を調べてから改めて訪れました。
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正面入口の目の前にある花屋さんで花を買い、
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再び多磨霊園へ。
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そういえば府中市といえば、最近また何かと話題の三億円強奪事件の現場となった土地ですが、事件後に警察が多磨霊園内の墓を暴く捜索活動を行ったら、次々と別の未解決事件の証拠物件が出てきたというエピソードは有名です。現在でも、墓は危ない物(犠牲者や凶器…)を隠すのに良い場所だと思われていますからね。

広すぎる霊園内の移動は、もちろんロードスターです。
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そして見つけました。日本SF小説の始祖でありながら、推理・探偵小説などでも怪奇モノ好きな私の心を満たしてくれた海野十三
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本名は佐野昌一ですので墓石は『佐野家之墓』ですが、墓所内にある小さな略歴碑で『海野十三』とあります。
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ジャンルや年代的にほぼ同列で語られる作家ですが、こちらのほうが一般の知名度は段違いに高い…江戸川乱歩
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こちらも本名は平井太郎ですので『平井家之墓』ですが、墓所内に『江戸川乱歩碑』もありました!
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小学生の頃から触れていて、その後の学生時代は彼を偶像視していました。全集も読んだし、私が日本の作家で一番多くの作品数を読んだ作家でしょう。
今でもたま~に読み返す事があるし、愛しすぎる…そんな江戸川乱歩だから感謝の合掌にも力が入ります。
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さらに、やはり同列の怪奇幻想小説家、大下宇陀児もここで眠っています。

次は三島由紀夫(本名・平岡公威)。
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これまた大好きな作家ですが、三島は作品のレベルだけじゃなく生き方までヤバイほど素晴らしい。
平岡家の墓石の右側に靈位標があり、『筆名 三島由紀夫』の字も確認できますが…あれほどのスターがこの極地味な扱い!
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さすがに最後が割腹自殺では、遺族もこのような対応をするしかなかったのでしょうか。

『益荒男が たばさむ太刀の 鞘鳴りに 幾とせ耐へし 今日の初霜』
『散るをいとふ 世にも人にも さきがけて 散るこそ花と ふく小夜嵐』


さて、ここまでの有名作家の墓を見てきてお分かりでしょうが、生前、また死後も知名度や人気が衰えない人物であっても、墓石という物はどこも地味。
そんな中で芸術家、岡本太郎の墓石はさすがでした。
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この一角にいる、無邪気な顔した子供が太郎ちゃん(岡本太郎作「午後の日」)。
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その視線の先に、ストーリー漫画家の先駆者とも言える父・岡本一平、小説家の母・岡本かの子が眠っているのです。
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ちなみに太郎ちゃんの隣には岡本敏子と連名の墓誌もあり、また川端康成の辞碑もありました。

どうぞ、爆発しつつも安らかにお眠り下さい…
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他にも田河水泡長谷川町子馬場のぼるといった日本漫画史の偉人達や、他にもまだまだたくさんの人がここで眠っています。
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E=mc²

この宇宙船みたいな建物は…
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納骨堂の、みたま堂。
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府中市…今まで東京競馬場(通称・府中競馬場)くらいしか行った事はありませんでした。
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しかし有名で由緒ある祭りや神社などがいくつも残っている土地ですし、日本で唯一『手塚治虫文化賞大賞』を2度受賞している偉大な漫画家の浦沢直樹先生…個人的にも小学校時代に出会った「YAWARA!」から現在の作風まで楽しませて頂いてますが、あの天才の出身地でもあります。
またいつか行き、じっくり見て歩く事もあるでしょう。


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  1. 2010/07/22(木) 23:29:03|
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BRUCEです。あだ名は大悟(DieGo)です。
大悟…つまり悟りを開くに至る道程にある事を表し、かつ神の映画「ドラゴンへの道」から頂いてのブログタイトル。同名の秘密結社も運営しています。

名作漫画紹介の形を借りて、自分の記録用に使っています。

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